愛の時代あなたは あこがれの空と海 SIDI BOU SAID 愛の夜明け 出会ったその時 ふるえた心 SIDI BOU SAID 不思議な人 地上に舞い下りたひとつの愛に お互いが引き寄せられてめぐり会うの 知っていたの あなたは この手の中の哀しみも その瞳でいやしてほしい ドアの外はいつでも疲れ果てた都会だけど 想いだけは時を越えて行くの あなたは 果てしない未来なの SIDI BOU SAID 永遠に息づいて あなたは あこがれの空と海 SIDI BOU SAID 愛の夜明け ふれ合う指と指 波立つ鼓動 SIDI BOU SAID 愛しい人 目覚めた朝には生まれ変わるわ ふりそそぐ日差しをあびて泳ぐふたり 深い吐息うもれて ぬくもりはひとつにとける 人という名まえ脱ぎ捨て 今はただの生命にすぎないわ あなたは 果てしない未来なの SIDI BOU SAID 永遠に息づいて あなたは あこがれの空と海 SIDI BOU SAID 愛の夜明け | 久保田早紀 | 川田多摩喜・久保田早紀 | 久保田早紀 | | あなたは あこがれの空と海 SIDI BOU SAID 愛の夜明け 出会ったその時 ふるえた心 SIDI BOU SAID 不思議な人 地上に舞い下りたひとつの愛に お互いが引き寄せられてめぐり会うの 知っていたの あなたは この手の中の哀しみも その瞳でいやしてほしい ドアの外はいつでも疲れ果てた都会だけど 想いだけは時を越えて行くの あなたは 果てしない未来なの SIDI BOU SAID 永遠に息づいて あなたは あこがれの空と海 SIDI BOU SAID 愛の夜明け ふれ合う指と指 波立つ鼓動 SIDI BOU SAID 愛しい人 目覚めた朝には生まれ変わるわ ふりそそぐ日差しをあびて泳ぐふたり 深い吐息うもれて ぬくもりはひとつにとける 人という名まえ脱ぎ捨て 今はただの生命にすぎないわ あなたは 果てしない未来なの SIDI BOU SAID 永遠に息づいて あなたは あこがれの空と海 SIDI BOU SAID 愛の夜明け |
アルファマの娘七つの海から 帰る男たちで にぎわう港に また来ていた 今日もあの人の 噂ひとつも 耳にすることもない 船乗りには 恋するなと 昔パパが 私に言ったわ “アルファマでは よくある話さ 忘れなよ”と 海鳥(うみどり)が笑う だけどあの人は 初めての男(ひと)よ 思い出には まだできない あの白い船に きざまれた文字は 私の知らない国の言葉 最後の手紙は 一年も前 今頃どこの港 石だたみを かけおりても 抱きとめる 腕が違う “愛してる”と おんなじ言葉を 言ってくれる その声が違う 波頭を越えてくる 風のつぶやきは 呼びなれた あなたの名前 | 久保田早紀 | 久保田早紀 | 久保田早紀 | | 七つの海から 帰る男たちで にぎわう港に また来ていた 今日もあの人の 噂ひとつも 耳にすることもない 船乗りには 恋するなと 昔パパが 私に言ったわ “アルファマでは よくある話さ 忘れなよ”と 海鳥(うみどり)が笑う だけどあの人は 初めての男(ひと)よ 思い出には まだできない あの白い船に きざまれた文字は 私の知らない国の言葉 最後の手紙は 一年も前 今頃どこの港 石だたみを かけおりても 抱きとめる 腕が違う “愛してる”と おんなじ言葉を 言ってくれる その声が違う 波頭を越えてくる 風のつぶやきは 呼びなれた あなたの名前 |
異邦人子供たちが空に向かい 両手をひろげ 鳥や雲や夢までも つかもうとしている その姿はきのうまでの 何も知らない私 あなたにこの指が 届くと信じていた 空と大地が ふれ合う彼方 過去からの旅人を呼んでる道 あなたにとって私 ただの通りすがり ちょっとふり向いてみただけの 異邦人 市場へ行く人の波に 身体(からだ)を預け 石だたみの街角を ゆらゆらとさまよう 祈りの声 ひずめの音 歌うようなざわめき 私を置きざりに 過ぎてゆく白い朝 時間旅行が 心の傷を なぜかしら埋めてゆく不思議な道 サヨナラだけの手紙 迷い続けて書き あとは哀しみをもて余す異邦人 あとは哀しみをもて余す異邦人 | 久保田早紀 | 久保田早紀 | 久保田早紀 | | 子供たちが空に向かい 両手をひろげ 鳥や雲や夢までも つかもうとしている その姿はきのうまでの 何も知らない私 あなたにこの指が 届くと信じていた 空と大地が ふれ合う彼方 過去からの旅人を呼んでる道 あなたにとって私 ただの通りすがり ちょっとふり向いてみただけの 異邦人 市場へ行く人の波に 身体(からだ)を預け 石だたみの街角を ゆらゆらとさまよう 祈りの声 ひずめの音 歌うようなざわめき 私を置きざりに 過ぎてゆく白い朝 時間旅行が 心の傷を なぜかしら埋めてゆく不思議な道 サヨナラだけの手紙 迷い続けて書き あとは哀しみをもて余す異邦人 あとは哀しみをもて余す異邦人 |
エルドラドやさしいトーンで おやすみと言って あの頃は眠りについた あなたの右腕 イメージの狩人 旅してた ゴールドの夢 あなたを一人にさせてしまったくせに 静かな夜がこわい エルドラド それは今 失くした時の中 あなたの声 甘いぬくもり 二度ともどらぬ幻 砂の城 エルドラド 愛の夢 アマゾンのような 迷路に誘われ あなたのダイヤルを廻す 留守番電話は 寂しいメカニック 私とは知らず 話す 涙がこぼれる答知ってるくせに 言葉にするの こわい エルドラド それは今 失くした風の中 愛する人 生きるときめき 二度ともどらぬ幻 砂の城 エルドラド 愛の夢 エルドラド それは今 失くした時の中 あなたの声 甘いぬくもり 二度ともどらぬ幻 砂の城 エルドラド 愛の夢 | 久保田早紀 | 三浦徳子 | 久保田早紀 | | やさしいトーンで おやすみと言って あの頃は眠りについた あなたの右腕 イメージの狩人 旅してた ゴールドの夢 あなたを一人にさせてしまったくせに 静かな夜がこわい エルドラド それは今 失くした時の中 あなたの声 甘いぬくもり 二度ともどらぬ幻 砂の城 エルドラド 愛の夢 アマゾンのような 迷路に誘われ あなたのダイヤルを廻す 留守番電話は 寂しいメカニック 私とは知らず 話す 涙がこぼれる答知ってるくせに 言葉にするの こわい エルドラド それは今 失くした風の中 愛する人 生きるときめき 二度ともどらぬ幻 砂の城 エルドラド 愛の夢 エルドラド それは今 失くした時の中 あなたの声 甘いぬくもり 二度ともどらぬ幻 砂の城 エルドラド 愛の夢 |
お友達男と女と女 三人寄れば また 誰かが泣くことになると わかりきってた So 気にしないで あの娘(こ)と 踊ってきて 私も覚悟を キメルワ あなた 最後のDANCEの後(あと) 呼び止めた 私の名を Oh, Never fall in love あの日は もう来ないの Oh, Never fall in love 想い出の中にだけ お・と・も・だ・ちでいましょ その方が いい 好きだから 嘘をついた ギリシャと名付けた丘で 夕陽を見つめるわ あの娘(こ)が 私のライバルになるなんて So ひとりごとをつぶやけば二人が 腕を組んで歩いてくる 花の香りするこの街で 振り向けば二人きりね Oh, Never fall in love 愛しすぎたみたい Oh, Never fall in love そうよ あなたのことを お・と・も・だ・ちでいましょ その方が いい 好きだから 嘘をついた 花の香りするこの街で 憎み合うことは イヤよ Oh, Never fall in love あの日は もう来ないの Oh, Never fall in love 想い出の中にだけ お・と・も・だ・ちでいましょ その方が いい 好きだから 嘘をついた | 久保田早紀 | 三浦徳子 | 久保田早紀 | | 男と女と女 三人寄れば また 誰かが泣くことになると わかりきってた So 気にしないで あの娘(こ)と 踊ってきて 私も覚悟を キメルワ あなた 最後のDANCEの後(あと) 呼び止めた 私の名を Oh, Never fall in love あの日は もう来ないの Oh, Never fall in love 想い出の中にだけ お・と・も・だ・ちでいましょ その方が いい 好きだから 嘘をついた ギリシャと名付けた丘で 夕陽を見つめるわ あの娘(こ)が 私のライバルになるなんて So ひとりごとをつぶやけば二人が 腕を組んで歩いてくる 花の香りするこの街で 振り向けば二人きりね Oh, Never fall in love 愛しすぎたみたい Oh, Never fall in love そうよ あなたのことを お・と・も・だ・ちでいましょ その方が いい 好きだから 嘘をついた 花の香りするこの街で 憎み合うことは イヤよ Oh, Never fall in love あの日は もう来ないの Oh, Never fall in love 想い出の中にだけ お・と・も・だ・ちでいましょ その方が いい 好きだから 嘘をついた |
オレンジ・エアメール・スペシャルよく熟れたオレンジの冷たい重さは 大人びたあなたの優しさみたい さっくりとかじって 街角曲がれば 酸っぱい恋しさが 心にひろがる 憂鬱が かわいい女だなんて そうなの あなたの買いかぶり 光降る国へ 舞い降りた日から 私のハートは Full of Sunshine L.O.V.E. 光降る国へ 飛んでおいでよ 素顔のまぶしさに 愛が変わるよ 空なんて見上げない せわしいあなたに 気の早い真夏を 抱いて帰るわ “お帰り”とほほえむ 無口な両手に 私の輝きを 投げ出してあげる 気まぐれを 何でも許してくれる そんなの ほんとの愛じゃない 光降る国の 陽炎(かげろう)に抱かれ 私のハートは Full of Vitamin L.O.V.E. まぶたを閉じれば バラ色のめまい 1000マイルも遠くの 胸が恋しい 光降る国へ 舞い降りた日から 私のハートは Full of Sunshine L.O.V.E. 光降る国へ 飛んでおいでよ 素顔のまぶしさに 愛が変わるよ | 久保田早紀 | 山川啓介 | 久保田早紀 | | よく熟れたオレンジの冷たい重さは 大人びたあなたの優しさみたい さっくりとかじって 街角曲がれば 酸っぱい恋しさが 心にひろがる 憂鬱が かわいい女だなんて そうなの あなたの買いかぶり 光降る国へ 舞い降りた日から 私のハートは Full of Sunshine L.O.V.E. 光降る国へ 飛んでおいでよ 素顔のまぶしさに 愛が変わるよ 空なんて見上げない せわしいあなたに 気の早い真夏を 抱いて帰るわ “お帰り”とほほえむ 無口な両手に 私の輝きを 投げ出してあげる 気まぐれを 何でも許してくれる そんなの ほんとの愛じゃない 光降る国の 陽炎(かげろう)に抱かれ 私のハートは Full of Vitamin L.O.V.E. まぶたを閉じれば バラ色のめまい 1000マイルも遠くの 胸が恋しい 光降る国へ 舞い降りた日から 私のハートは Full of Sunshine L.O.V.E. 光降る国へ 飛んでおいでよ 素顔のまぶしさに 愛が変わるよ |
帰郷この坂を登りつめると ふるさとの街が見える 幼ない日の 壊れやすい記憶を 指先で たどってみる 灯りの花が咲き 夜のとばりに 浮かぶ窓 食器のふれる音 夕餉(ゆうげ)の祈り そこには悲しみさえ わかち合える人がいる……愛の器に この坂を登りつめると ふるさとの街が見える 色あせた時計台の針は 遠い日を回りつづける 年老いた鐘の音は 静かに うなづき 語りかけるよ “あれから どこへ行き どんな世界を見て来たの 大人の目をして 帰って来たね” 私は何も言えず コートに顔を埋(う)めるだけ……にじむ星空 この坂を登りつめると ふるさとの街が見える | 久保田早紀 | 久保田早紀・山川啓介 | 久保田早紀 | | この坂を登りつめると ふるさとの街が見える 幼ない日の 壊れやすい記憶を 指先で たどってみる 灯りの花が咲き 夜のとばりに 浮かぶ窓 食器のふれる音 夕餉(ゆうげ)の祈り そこには悲しみさえ わかち合える人がいる……愛の器に この坂を登りつめると ふるさとの街が見える 色あせた時計台の針は 遠い日を回りつづける 年老いた鐘の音は 静かに うなづき 語りかけるよ “あれから どこへ行き どんな世界を見て来たの 大人の目をして 帰って来たね” 私は何も言えず コートに顔を埋(う)めるだけ……にじむ星空 この坂を登りつめると ふるさとの街が見える |
木々が大きかった頃にHello マリアンヌ Hello ジュリア 遠すぎる都会から 車を飛ばして来たの 舗道に置かれた テーブルが見える 口々に語る夢 金色 巻き毛を揺らし ため息をついた 角の店 ドアを押した 教会のそばの もみの木も あの頃 もっと大きく見えた 雨上がり 黒い犬ゆっくり通りを横切る 口笛を吹けば 尾をふるよ 小さな胸のメモリー 湯気の出た カフェオレに ひとつの願いを かけた それぞれの 夢を叶えてと 十字 切る 焦げ茶色をした テーブルも あの頃 もっとあざやかな色 流れゆく白い雲 みんなの顔に変わって 潮騒の音が 聞こえ出す 小さな 胸のメモリー Hello マリアンヌ Hello ジュリア | 久保田早紀 | 三浦徳子 | 久保田早紀 | | Hello マリアンヌ Hello ジュリア 遠すぎる都会から 車を飛ばして来たの 舗道に置かれた テーブルが見える 口々に語る夢 金色 巻き毛を揺らし ため息をついた 角の店 ドアを押した 教会のそばの もみの木も あの頃 もっと大きく見えた 雨上がり 黒い犬ゆっくり通りを横切る 口笛を吹けば 尾をふるよ 小さな胸のメモリー 湯気の出た カフェオレに ひとつの願いを かけた それぞれの 夢を叶えてと 十字 切る 焦げ茶色をした テーブルも あの頃 もっとあざやかな色 流れゆく白い雲 みんなの顔に変わって 潮騒の音が 聞こえ出す 小さな 胸のメモリー Hello マリアンヌ Hello ジュリア |
九月の色雨の歌は 恋の歌 恋の歌は 別れの歌 口ずさめば おさえた涙が 待ちきれずに リズムをとりだした ガラスのドア 開けたとたん 呼び出したわけが わかったわ サヨナラを言うには お似合いね 街は小雨模様の午後 あやまることなんか ないわ どうしたの? あなたらしくない 季節が変われば 人も変わる お願いよ 黙って行って 雨の歌は 恋の歌 恋の歌は 別れの歌 無駄になった あなたの大好きな イアリングに 九月色のしずく 一度も見せたことのない その背中 とても広かった ばかね 追いかければもしかして 引きとめられた愛なのに 水彩画のように 淡く 美しい日々が くずれてく あなたの香りが 流れるまで 髪を濡らして歩くだけ 雨の歌は 恋の歌 恋の歌は 別れの歌 口ずさめば おさえた涙が 待ちきれずに リズムをとりだした 雨の歌は 恋の歌 恋の歌は 別れの歌 口ずさめば おさえた涙が 待ちきれずに リズムをとりだした | 久保田早紀 | 久保田早紀 | 久保田早紀 | | 雨の歌は 恋の歌 恋の歌は 別れの歌 口ずさめば おさえた涙が 待ちきれずに リズムをとりだした ガラスのドア 開けたとたん 呼び出したわけが わかったわ サヨナラを言うには お似合いね 街は小雨模様の午後 あやまることなんか ないわ どうしたの? あなたらしくない 季節が変われば 人も変わる お願いよ 黙って行って 雨の歌は 恋の歌 恋の歌は 別れの歌 無駄になった あなたの大好きな イアリングに 九月色のしずく 一度も見せたことのない その背中 とても広かった ばかね 追いかければもしかして 引きとめられた愛なのに 水彩画のように 淡く 美しい日々が くずれてく あなたの香りが 流れるまで 髪を濡らして歩くだけ 雨の歌は 恋の歌 恋の歌は 別れの歌 口ずさめば おさえた涙が 待ちきれずに リズムをとりだした 雨の歌は 恋の歌 恋の歌は 別れの歌 口ずさめば おさえた涙が 待ちきれずに リズムをとりだした |
幻想旅行過ぎた日を売っている バザールはどこですか 思い出のつづれ織り 糸がとぎれたまま 涼しげな ほほえみの 若者を見ませんか 西へ行くキャラバンに まぎれて消えた人を 光と影を縫って きのうへの旅はつづく 幸せの 砂時計 ひび割れ 壊れたまま もしかして何もかも コバルトの蜃気楼 したたかな空と大地の 魔術でしょうか かわく胸 うるおせる オアシスはどこですか 枯れ果てた唇を よみがえらせたいの めくるめく あの愛は ほんとうに あったこと? 朽(く)ちかけた 道しるべ 黙って傾くだけ 見えない馬車にゆられ きのうへの旅はつづく 青銅(ブロンズ)の 手鏡は 悲しく くもったまま もしかして何もかも コバルトの蜃気楼 したたかな 空と大地の 魔術でしょうか | 久保田早紀 | 山川啓介 | 久保田早紀 | | 過ぎた日を売っている バザールはどこですか 思い出のつづれ織り 糸がとぎれたまま 涼しげな ほほえみの 若者を見ませんか 西へ行くキャラバンに まぎれて消えた人を 光と影を縫って きのうへの旅はつづく 幸せの 砂時計 ひび割れ 壊れたまま もしかして何もかも コバルトの蜃気楼 したたかな空と大地の 魔術でしょうか かわく胸 うるおせる オアシスはどこですか 枯れ果てた唇を よみがえらせたいの めくるめく あの愛は ほんとうに あったこと? 朽(く)ちかけた 道しるべ 黙って傾くだけ 見えない馬車にゆられ きのうへの旅はつづく 青銅(ブロンズ)の 手鏡は 悲しく くもったまま もしかして何もかも コバルトの蜃気楼 したたかな 空と大地の 魔術でしょうか |
最終便空港のロビーから 長い電話をする事もない こうして独りの今は サテライトに降る星くずに誘われ 北の空へ向かう 戸惑いも空しさも荷造りをして トランクにつめ込んだ思い出数える 男でも女でも旅立つ朝は きっとこんな気持ちにふるえるはず 空港のロビーでは 花をかかえて見送る人が 私の背中を追い越す 凍えた夜の灯も一粒の真珠に やがて変わるわ 最終便で 少しだけ優しさが違ってた事 悲しい程わかっていた愛なのに 出来るならわがままに私を抱いて 引き止めてほしかった うなずく前に 空港のロビーから 長い電話をする事もない こうして独りの今は あなたより早く夜明けを迎えるわ 闇を脱け出す 最終便で | 久保田早紀 | 久保田早紀 | 久保田早紀 | | 空港のロビーから 長い電話をする事もない こうして独りの今は サテライトに降る星くずに誘われ 北の空へ向かう 戸惑いも空しさも荷造りをして トランクにつめ込んだ思い出数える 男でも女でも旅立つ朝は きっとこんな気持ちにふるえるはず 空港のロビーでは 花をかかえて見送る人が 私の背中を追い越す 凍えた夜の灯も一粒の真珠に やがて変わるわ 最終便で 少しだけ優しさが違ってた事 悲しい程わかっていた愛なのに 出来るならわがままに私を抱いて 引き止めてほしかった うなずく前に 空港のロビーから 長い電話をする事もない こうして独りの今は あなたより早く夜明けを迎えるわ 闇を脱け出す 最終便で |
4月25日橋それはあまりにも 突然の仕打ち 悪い夢に起こされた暗示のとうりよ うまくできた喜劇 私はピエロね 三人芝居の わき役だなんて すこしも気がつかなかったの 橋のたもとで 待ち合せした あの夕暮れのときめき 肩を並べて歩く二人が ゆれる水鏡は 幸せしか映してくれなかったのに ほんとの相手役は 美しいあの娘 あなたとの恋を打ち明けた 友達 今日も教会で 噂を聞いたわ 結婚式は オレンジが花咲く頃だと 水も時も流れ 私だけ一人 死ぬことさえ思って何度も こうして 手すりにもたれたわ 古びた橋は 不思議な名前 “4月25日橋” 去年の4月25日は この場所で寄り添う 誰が見ても 仲の良い恋人だった 過去へ渡る橋が どこかにあるなら めぐり逢うその前の 春へ行きたい | 久保田早紀 | 久保田早紀・山川啓介 | 久保田早紀 | | それはあまりにも 突然の仕打ち 悪い夢に起こされた暗示のとうりよ うまくできた喜劇 私はピエロね 三人芝居の わき役だなんて すこしも気がつかなかったの 橋のたもとで 待ち合せした あの夕暮れのときめき 肩を並べて歩く二人が ゆれる水鏡は 幸せしか映してくれなかったのに ほんとの相手役は 美しいあの娘 あなたとの恋を打ち明けた 友達 今日も教会で 噂を聞いたわ 結婚式は オレンジが花咲く頃だと 水も時も流れ 私だけ一人 死ぬことさえ思って何度も こうして 手すりにもたれたわ 古びた橋は 不思議な名前 “4月25日橋” 去年の4月25日は この場所で寄り添う 誰が見ても 仲の良い恋人だった 過去へ渡る橋が どこかにあるなら めぐり逢うその前の 春へ行きたい |
シャングリラシャングリラ……ああ それは シャングリラ……どこに インダスの水に浮かぶ 黄金の月を縫って あの人に よく似た影を 乗せた小舟が来る この夜に出会うために 私は生まれ さすらい いくつもの めぐり逢いと 別れを越えて来た 運命(さだめ)の河…誰も一度は この岸に立つ 夢の流れ…惑いという名の サリーを脱ぎ捨て シャングリラ この地上の さがしつづけた 楽園 シャングリラ それはきっと あなたの胸の中 ひんやりと 花のしとね 火照った背中の大地 目を閉じているのにアア 一面の 星の海 “死ぬことのない愛など 求めるのはおよし”と 哀しみをたたえた目で クリシュナが見守る 運命(さだめ)の河…渡り終えたら もう戻れない 夢の流れ…いつしか あなたは 消えさり 私だけ シャングリラ めざめれば 寂しく乾いた荒野 シャングリラ また私は 歩きだす旅人 | 久保田早紀 | 山川啓介 | 久保田早紀 | | シャングリラ……ああ それは シャングリラ……どこに インダスの水に浮かぶ 黄金の月を縫って あの人に よく似た影を 乗せた小舟が来る この夜に出会うために 私は生まれ さすらい いくつもの めぐり逢いと 別れを越えて来た 運命(さだめ)の河…誰も一度は この岸に立つ 夢の流れ…惑いという名の サリーを脱ぎ捨て シャングリラ この地上の さがしつづけた 楽園 シャングリラ それはきっと あなたの胸の中 ひんやりと 花のしとね 火照った背中の大地 目を閉じているのにアア 一面の 星の海 “死ぬことのない愛など 求めるのはおよし”と 哀しみをたたえた目で クリシュナが見守る 運命(さだめ)の河…渡り終えたら もう戻れない 夢の流れ…いつしか あなたは 消えさり 私だけ シャングリラ めざめれば 寂しく乾いた荒野 シャングリラ また私は 歩きだす旅人 |
上海ノスタルジー小雨をさけて 泊まる 場末の安ホテル きしむBedのそばで ゆれるランプの炎 疲れた身体横たえて 静かに 目をとじれば 雨の音に 呼び戻された 遠い昔が浮かんで消える 今夜は想い出たずねて眠る 夢で会えるわ あなたと 上海ノスタルジー tonight 窓を少し開いて 夜風に身をまかす 遠くのほのかにかすむ 港の町あかりに かさなる記憶薄らいで はかなく 来ないあなた 待ち続けて 夢みた日々も 霧笛とともに何処かに消えた 今夜は想い出たずねて眠る 夢で会えるわ あなたと 上海ノスタルジー tonight 遠い昔が浮かんで消える 今夜は想い出たずねて眠る 夢で会えるわ あなたと 上海ノスタルジー tonight | 久保田早紀 | 川田多摩喜 | 久保田早紀 | | 小雨をさけて 泊まる 場末の安ホテル きしむBedのそばで ゆれるランプの炎 疲れた身体横たえて 静かに 目をとじれば 雨の音に 呼び戻された 遠い昔が浮かんで消える 今夜は想い出たずねて眠る 夢で会えるわ あなたと 上海ノスタルジー tonight 窓を少し開いて 夜風に身をまかす 遠くのほのかにかすむ 港の町あかりに かさなる記憶薄らいで はかなく 来ないあなた 待ち続けて 夢みた日々も 霧笛とともに何処かに消えた 今夜は想い出たずねて眠る 夢で会えるわ あなたと 上海ノスタルジー tonight 遠い昔が浮かんで消える 今夜は想い出たずねて眠る 夢で会えるわ あなたと 上海ノスタルジー tonight |
ソフィア発季節風を追いかけてみたい トランクひとつ持たずに西へ行く 月夜を滑るように 走り続けて 旅人の哀しみを 乗せたバルカン 窓に息を吹きかけて 行き過ぎた男(ひと)の名前書けば 愛の次はウソと言う名の駅で 降ろされてばかり だから 飛び乗ったの 女がたまには一人で 旅に出てもいいじゃない 国境線にけむる霧が流れ出して 想い出を くもらせた 安いワインで夢を 飲みほした晩は 冷たいシートも羽の ソファに変わる 忘れてしまいたいのに ひとりで居る理由(わけ) 探している 男達はサヨナラを使い捨て 次の恋を待つ だから飛び乗ったの 女がたまには一人で 旅に出てもいいじゃない ソフィアからリヨンまで 三日目の朝には ほほえみを取りもどす | 久保田早紀 | 久保田早紀 | 久保田早紀 | | 季節風を追いかけてみたい トランクひとつ持たずに西へ行く 月夜を滑るように 走り続けて 旅人の哀しみを 乗せたバルカン 窓に息を吹きかけて 行き過ぎた男(ひと)の名前書けば 愛の次はウソと言う名の駅で 降ろされてばかり だから 飛び乗ったの 女がたまには一人で 旅に出てもいいじゃない 国境線にけむる霧が流れ出して 想い出を くもらせた 安いワインで夢を 飲みほした晩は 冷たいシートも羽の ソファに変わる 忘れてしまいたいのに ひとりで居る理由(わけ) 探している 男達はサヨナラを使い捨て 次の恋を待つ だから飛び乗ったの 女がたまには一人で 旅に出てもいいじゃない ソフィアからリヨンまで 三日目の朝には ほほえみを取りもどす |
天界この世の全てのものは ひとつの周期を持ち 宇宙のおきてに従い 月も星もまわる 生まれた時からすでに 今日の日は定められ あなたに出逢うために 私の道が敷かれていたの 運命とは星のめぐり 名も知らぬ同志が 引き合い引き寄せられてゆく エムルーズ ファルダー エムルーズ ファルダー 火を吹いて墜(お)ちてゆく 隕石のような恋は 悲しい性(さが)に縛られて 人を変えてしまう 男と女を越えて 愛せる人はひとり あなたはひとりしかいないのよ 広い世界の中で 運命とは星のめぐり 名も知らぬ同志が 引き合い引き寄せられてゆく エムルーズ ファルダー エムルーズ ファルダー | 久保田早紀 | 久保田早紀 | 久保田早紀 | | この世の全てのものは ひとつの周期を持ち 宇宙のおきてに従い 月も星もまわる 生まれた時からすでに 今日の日は定められ あなたに出逢うために 私の道が敷かれていたの 運命とは星のめぐり 名も知らぬ同志が 引き合い引き寄せられてゆく エムルーズ ファルダー エムルーズ ファルダー 火を吹いて墜(お)ちてゆく 隕石のような恋は 悲しい性(さが)に縛られて 人を変えてしまう 男と女を越えて 愛せる人はひとり あなたはひとりしかいないのよ 広い世界の中で 運命とは星のめぐり 名も知らぬ同志が 引き合い引き寄せられてゆく エムルーズ ファルダー エムルーズ ファルダー |
1999空を一枚めくると何が見える 街を飛び越えてここまでおいでよ 僕は明日のトンネルをくぐって もうひとつの地球にたどりついたよ 新しい太陽に輝く人達 時はすでに動き出したよ1999 Well come to the new star Well come to the new star 愛をたしかめに行こう 風にさわればはじける愛のリズム 君をひきつける七色のメロディー 希望を手づかみでポケットにつめ込み もうひとつの地球に君をさそうよ 新しい生命の音が聞こえる 時はすでに動き出したよ1999 Well come to the new star Well come to the new star 愛をたしかめに行こう | 久保田早紀 | 久保田早紀 | 久保田早紀 | | 空を一枚めくると何が見える 街を飛び越えてここまでおいでよ 僕は明日のトンネルをくぐって もうひとつの地球にたどりついたよ 新しい太陽に輝く人達 時はすでに動き出したよ1999 Well come to the new star Well come to the new star 愛をたしかめに行こう 風にさわればはじける愛のリズム 君をひきつける七色のメロディー 希望を手づかみでポケットにつめ込み もうひとつの地球に君をさそうよ 新しい生命の音が聞こえる 時はすでに動き出したよ1999 Well come to the new star Well come to the new star 愛をたしかめに行こう |
長い夜鏡の中の星に 口づけをして 眠りさそう じゅもんを唱えてみるの フランスドールのためいき 聞こえるほど 静かな夜 Long alone the night こんな時間 うめるため 出す宛ない 手紙を書く 青いインク にじむたび 淋しさつのるだけ “空をわたる 星たちよ 願いごと かなえてよ” つぶやく夢 宙を舞い はかなく 消えてゆく 白いレースがゆれる パーティードレス さそいにくる人など 誰もいないの 今夜は風を相手に 夜明けまで 踊るのよ Long alone the night 色あせてみえる 壁に ひとり映る シルエット 黒い闇にふるえても 飛び込む 腕はない 昨日 買ったピローケース 白さが 目にしみる 長い夜に つかれはて 涙で ぬらすだけ | 久保田早紀 | 川田多摩喜 | 久保田早紀 | | 鏡の中の星に 口づけをして 眠りさそう じゅもんを唱えてみるの フランスドールのためいき 聞こえるほど 静かな夜 Long alone the night こんな時間 うめるため 出す宛ない 手紙を書く 青いインク にじむたび 淋しさつのるだけ “空をわたる 星たちよ 願いごと かなえてよ” つぶやく夢 宙を舞い はかなく 消えてゆく 白いレースがゆれる パーティードレス さそいにくる人など 誰もいないの 今夜は風を相手に 夜明けまで 踊るのよ Long alone the night 色あせてみえる 壁に ひとり映る シルエット 黒い闇にふるえても 飛び込む 腕はない 昨日 買ったピローケース 白さが 目にしみる 長い夜に つかれはて 涙で ぬらすだけ |
25時大陸の果ての空に 銀河の光 薄れて ゆらゆらと 麝香色の 夜明けが訪れる 突然のつむじ風が 記憶の波をかすめて 遠い日も そして今日も 忘れてしまえたら ああ 愛の沈黙(しじま) 時を失くした 世界にひとり ああ まだ私は 幻 さまよう あなたの巡礼 Mm モザイクの壁画の中 このまま埋(うず)もれたなら いつの日かまたあなたが 通り過ぎるかしら 紫の地平線に 神々の声がひびく ”倖せを粗末にした 報いが来たのだ”と 過ぎた日に 帰れる馬車 さがしつづける哀しみ 不思議だわ 泣いてるのよ 少女の日々のように ああ 愛の沈黙(しじま) 時を失くした 世界にひとり ああ まだ私は 幻 さまよう あなたの巡礼 Mm 朝焼けの廃墟に立ち やせた影 歩ませれば さらさらと この身体が くずれてしまいそう | 久保田早紀 | 久保田早紀・山川啓介 | 久保田早紀 | | 大陸の果ての空に 銀河の光 薄れて ゆらゆらと 麝香色の 夜明けが訪れる 突然のつむじ風が 記憶の波をかすめて 遠い日も そして今日も 忘れてしまえたら ああ 愛の沈黙(しじま) 時を失くした 世界にひとり ああ まだ私は 幻 さまよう あなたの巡礼 Mm モザイクの壁画の中 このまま埋(うず)もれたなら いつの日かまたあなたが 通り過ぎるかしら 紫の地平線に 神々の声がひびく ”倖せを粗末にした 報いが来たのだ”と 過ぎた日に 帰れる馬車 さがしつづける哀しみ 不思議だわ 泣いてるのよ 少女の日々のように ああ 愛の沈黙(しじま) 時を失くした 世界にひとり ああ まだ私は 幻 さまよう あなたの巡礼 Mm 朝焼けの廃墟に立ち やせた影 歩ませれば さらさらと この身体が くずれてしまいそう |
ねがい生まれ変われるなら 一羽の鳥になり あなたの空を ひそやかに舞うの 旅に疲れた朝 孤独に悩む夜 気づいて見上げて くれるように 摩天楼の 森の陰に 忘れられた 私ひとり あなたの目には 見えませんか ガラス越しの この涙 人に生まれ 人を愛し 知ってしまった 生きる痛み 何も恐れず あるがままに 息づく いのちがほしい 少女の頃の目は いつも空を映し 季節の花を 待ちかねていたわ 少年のあなたと もっと前に出会い 風吹く草原 かけたかった 人の河の その岸辺に 忘れられた 私ひとり 回転ドアが まわるたびに 失くした日々が きらめく あすを願い 信じるから 鳥は飛びたち 愛し合える ただのびやかに 生きて死んで 悔いない いのちがほしい | 久保田早紀 | 山川啓介 | 久保田早紀 | | 生まれ変われるなら 一羽の鳥になり あなたの空を ひそやかに舞うの 旅に疲れた朝 孤独に悩む夜 気づいて見上げて くれるように 摩天楼の 森の陰に 忘れられた 私ひとり あなたの目には 見えませんか ガラス越しの この涙 人に生まれ 人を愛し 知ってしまった 生きる痛み 何も恐れず あるがままに 息づく いのちがほしい 少女の頃の目は いつも空を映し 季節の花を 待ちかねていたわ 少年のあなたと もっと前に出会い 風吹く草原 かけたかった 人の河の その岸辺に 忘れられた 私ひとり 回転ドアが まわるたびに 失くした日々が きらめく あすを願い 信じるから 鳥は飛びたち 愛し合える ただのびやかに 生きて死んで 悔いない いのちがほしい |
ネフェルティティ夢がはがれて空に昇った夜は きっと新月に照らされる 眠るあなたとわたし 見下ろしている energy ふたつめの魂 明日も暦に無い遠い未来も この恋のすじ書きはもうすでに書かれている はるかな ネフェルティティ 輝く ネフェルティティ 時のピラミッドからのぞいた過去の 町も今日と変わりはしない 恋に破れた者と微笑む者が 移り変わってきただけ あなたが 初めて愛した誰かと 同じ道 私も通るようになっている はるかな ネフェルティティ 輝く ネフェルティティ | 久保田早紀 | 久保田早紀 | 久保田早紀 | | 夢がはがれて空に昇った夜は きっと新月に照らされる 眠るあなたとわたし 見下ろしている energy ふたつめの魂 明日も暦に無い遠い未来も この恋のすじ書きはもうすでに書かれている はるかな ネフェルティティ 輝く ネフェルティティ 時のピラミッドからのぞいた過去の 町も今日と変わりはしない 恋に破れた者と微笑む者が 移り変わってきただけ あなたが 初めて愛した誰かと 同じ道 私も通るようになっている はるかな ネフェルティティ 輝く ネフェルティティ |
ピアニッシモで…秋の稲妻はふいに 寒い日を連れて来るから 遠い国から来た私のことを そんなにやさしく抱きしめないで 窓には潮風 波が高くなる 孤独な時を 今だけ暖めて 束の間ゆらめく炎になるのは まだ早すぎるわ 白い部屋で ピアニッシモ ピアニッシモ 何もかも知りすぎなくて いいのに 秋の夕暮れはふいに 哀しみを連れてくるから 今は遠い日の想い出あなたに 話せはしないわ 傷つかないで 壁にはセザンヌ 枯葉色の森 あなたのひざに 頬杖ついてみる 束の間 男と女になるのは 明日にしましょう 白い部屋で ピアニッシモ ピアニッシモ 何もかも知りすぎなくて いいのに 窓には潮風 波が高くなる 孤独な時を 今だけ暖めて 束の間ゆらめく炎になるのは まだ早すぎるわ 白い部屋で | 久保田早紀 | 三浦徳子 | 久保田早紀 | | 秋の稲妻はふいに 寒い日を連れて来るから 遠い国から来た私のことを そんなにやさしく抱きしめないで 窓には潮風 波が高くなる 孤独な時を 今だけ暖めて 束の間ゆらめく炎になるのは まだ早すぎるわ 白い部屋で ピアニッシモ ピアニッシモ 何もかも知りすぎなくて いいのに 秋の夕暮れはふいに 哀しみを連れてくるから 今は遠い日の想い出あなたに 話せはしないわ 傷つかないで 壁にはセザンヌ 枯葉色の森 あなたのひざに 頬杖ついてみる 束の間 男と女になるのは 明日にしましょう 白い部屋で ピアニッシモ ピアニッシモ 何もかも知りすぎなくて いいのに 窓には潮風 波が高くなる 孤独な時を 今だけ暖めて 束の間ゆらめく炎になるのは まだ早すぎるわ 白い部屋で |
葡萄樹の娘あどけない眼差(まなざし)には 気をつけなさいね 恋など知らぬそぶりで 近づいてくる あの娘(こ)は少女の顔 心は魔女なの 男と女で笑顔を 使い分けるわ 葡萄樹の葉陰に立ち 誰かを待ってる また一人若者が 魂(たましい)を失くす ブロンドの髪を ときながら つぎの獲物を 待ってる あの人はもて遊ばれ 村を出て行った 私を愛した日々の 夢も失くして 葡萄が実る頃は 今でもつらいわ 秋には花嫁衣装を 着るはずだったから 葡萄樹の葉に隠れた 昼下がりの恋 また一人若者が 魂を失くす あの娘の 浮気な笑い声 風の間(ま)に間に 聞こえる | 久保田早紀 | 久保田早紀 | 久保田早紀 | | あどけない眼差(まなざし)には 気をつけなさいね 恋など知らぬそぶりで 近づいてくる あの娘(こ)は少女の顔 心は魔女なの 男と女で笑顔を 使い分けるわ 葡萄樹の葉陰に立ち 誰かを待ってる また一人若者が 魂(たましい)を失くす ブロンドの髪を ときながら つぎの獲物を 待ってる あの人はもて遊ばれ 村を出て行った 私を愛した日々の 夢も失くして 葡萄が実る頃は 今でもつらいわ 秋には花嫁衣装を 着るはずだったから 葡萄樹の葉に隠れた 昼下がりの恋 また一人若者が 魂を失くす あの娘の 浮気な笑い声 風の間(ま)に間に 聞こえる |
星空の少年ああ めずらしく都会が 星空に抱かれた 少年は うつむいた顔を 銀河に向けていた ぼくが生まれる ずっと前に そこに住んでた気がする 寂しいこの都会を 離れて 空へ帰っていいかい? オリオンが手をひろげ 少年は星空へ からだを投げ出した 誰ひとり気づかない 夜の出来事 踊りつかれた人の群れが 家路たどる 夜明け前 つめたい舗道に 落ちていた 眠るみたいな なきがら 降るような星空に 新しい星ひとつ 生まれて燃えている 誰ひとり気づかない 夜の出来事 | 久保田早紀 | 山川啓介 | 久保田早紀 | | ああ めずらしく都会が 星空に抱かれた 少年は うつむいた顔を 銀河に向けていた ぼくが生まれる ずっと前に そこに住んでた気がする 寂しいこの都会を 離れて 空へ帰っていいかい? オリオンが手をひろげ 少年は星空へ からだを投げ出した 誰ひとり気づかない 夜の出来事 踊りつかれた人の群れが 家路たどる 夜明け前 つめたい舗道に 落ちていた 眠るみたいな なきがら 降るような星空に 新しい星ひとつ 生まれて燃えている 誰ひとり気づかない 夜の出来事 |
真夜中の散歩紫の霧の中 けだるげに街は眠る しめった髪の毛の 重さが哀しい あてもなく どこかへ行きたいの ヒール鳴らして ひとはみな 気ままな女とうらやむけれど 帰り道をなくした 子猫とおなじよ あの人の部屋には もう見知らぬ 誰かがいる どうぞ私に かまわないで ただ真夜中の散歩と しゃれてるだけ 泣きながらこの道を 裸足で駆けた日もある 背中に追いついた やさしい足音 抱きとめた両手のぬくもりも 思い出せる 歩いても歩いても あの頃には出会えない ただ私ひとりが 大人になるだけ 立ちどまり後をふり向いても にじんだ闇 そうよ 自由をもて余し ただ真夜中の散歩と しゃれてるだけ 紫の霧の中 けだるげに街は眠る しめった髪の毛の 重さが哀しい あてもなく どこかへ行きたいの ヒール鳴らして | 久保田早紀 | 山川啓介 | 久保田早紀 | | 紫の霧の中 けだるげに街は眠る しめった髪の毛の 重さが哀しい あてもなく どこかへ行きたいの ヒール鳴らして ひとはみな 気ままな女とうらやむけれど 帰り道をなくした 子猫とおなじよ あの人の部屋には もう見知らぬ 誰かがいる どうぞ私に かまわないで ただ真夜中の散歩と しゃれてるだけ 泣きながらこの道を 裸足で駆けた日もある 背中に追いついた やさしい足音 抱きとめた両手のぬくもりも 思い出せる 歩いても歩いても あの頃には出会えない ただ私ひとりが 大人になるだけ 立ちどまり後をふり向いても にじんだ闇 そうよ 自由をもて余し ただ真夜中の散歩と しゃれてるだけ 紫の霧の中 けだるげに街は眠る しめった髪の毛の 重さが哀しい あてもなく どこかへ行きたいの ヒール鳴らして |
みせかけだけの優しさ飾られた言葉の 罠に嘘が香る 間違い 届けられた花束の香りよ かけ出した私を 都会(まち)は指さして笑い 空は黙って 涙をこぼした からみつく髪が ほどけるように 少しずつ あやまちが見えて来たの みせかけは もうたくさんよ 今度こそ だまされないわ みせかけは もうたくさんよ 呼びとめた声さえ つくりもの 私が愛したのは 鏡の中のあなた どんなに追いかけても 触れなかったはずね 硝子(がらす)のむこうで ほんとうは別な女(ひと)抱いて つめたい瞳で 私を見てたの 着飾った服が 雨に打たれて たちまちに 青ざめ色あせてゆく みせかけは もうたくさんよ 今度こそ だまされないわ みせかけは もうたくさんよ 心のある人に 出会いたい みせかけは もうたくさんよ 今度こそ だまされないわ みせかけは もうたくさんよ 心のある人に 出会いたい | 久保田早紀 | 久保田早紀・山川啓介 | 久保田早紀 | | 飾られた言葉の 罠に嘘が香る 間違い 届けられた花束の香りよ かけ出した私を 都会(まち)は指さして笑い 空は黙って 涙をこぼした からみつく髪が ほどけるように 少しずつ あやまちが見えて来たの みせかけは もうたくさんよ 今度こそ だまされないわ みせかけは もうたくさんよ 呼びとめた声さえ つくりもの 私が愛したのは 鏡の中のあなた どんなに追いかけても 触れなかったはずね 硝子(がらす)のむこうで ほんとうは別な女(ひと)抱いて つめたい瞳で 私を見てたの 着飾った服が 雨に打たれて たちまちに 青ざめ色あせてゆく みせかけは もうたくさんよ 今度こそ だまされないわ みせかけは もうたくさんよ 心のある人に 出会いたい みせかけは もうたくさんよ 今度こそ だまされないわ みせかけは もうたくさんよ 心のある人に 出会いたい |
夢飛行化石の都会(まち)を あの人をさがして 裸足でさまよう そんな夢がとぎれて 目覚めた朝 くちびるに涙 逃げ出したいのよ 想い出の腕を このままだと恋の痛み 胸にとじこめるだけ どこでもいいから 私を飛ばして 西でも東でも 風の向きに 名前も姿も 顔も過去さえも 変われる国まで 飛ばして ジプシーたちの群れに まぎれ込んで 歌うのもいい 港町の酒場で 夜明けまでの 恋も売れるわ 逃げ出したいのよ 虚ろな日々から このままだと二度と人を 愛せなくなる 私 どこでもいいから 私を飛ばして 西でも東でも 風の向きに あの人ともしも すれ違ったって 気づかない国まで 飛ばして どこでもいいから 私を飛ばして 西でも東でも 風の向きに 名前も姿も 顔も過去さえも 変われる国まで 飛ばして | 久保田早紀 | 久保田早紀・山川啓介 | 久保田早紀 | | 化石の都会(まち)を あの人をさがして 裸足でさまよう そんな夢がとぎれて 目覚めた朝 くちびるに涙 逃げ出したいのよ 想い出の腕を このままだと恋の痛み 胸にとじこめるだけ どこでもいいから 私を飛ばして 西でも東でも 風の向きに 名前も姿も 顔も過去さえも 変われる国まで 飛ばして ジプシーたちの群れに まぎれ込んで 歌うのもいい 港町の酒場で 夜明けまでの 恋も売れるわ 逃げ出したいのよ 虚ろな日々から このままだと二度と人を 愛せなくなる 私 どこでもいいから 私を飛ばして 西でも東でも 風の向きに あの人ともしも すれ違ったって 気づかない国まで 飛ばして どこでもいいから 私を飛ばして 西でも東でも 風の向きに 名前も姿も 顔も過去さえも 変われる国まで 飛ばして |
らせん階段ただそれは この街にも ありふれた 愛の軌跡 名前すら 知らない 男と女が “二人”と呼ばれただけのこと ただ それは 白昼夢に まどろんだ おとぎ 噺 夜が明けて 気づいてみたら 白い空と いつもの朝だけが 待っていたわ 猫のような 目をしている 寂しさを吸って 輝く瞳には 想い出が 渦を巻いて描く らせん階段 ひとときの 哀しみから 甦える 私だもの いくつもの 出逢いを めぐりめぐっては また違う恋に 生きるでしょう こんな事なら 前にもあった 同じ事の 繰り返しよ この胸を思い出が かけ上ってゆくわ らせん階段 暮れなずむ 裏町から 懐しい歌が響く あの人の愛した この裏通りに さりげない さよならの ドラマだわ | 久保田早紀 | 久保田早紀 | 久保田早紀 | | ただそれは この街にも ありふれた 愛の軌跡 名前すら 知らない 男と女が “二人”と呼ばれただけのこと ただ それは 白昼夢に まどろんだ おとぎ 噺 夜が明けて 気づいてみたら 白い空と いつもの朝だけが 待っていたわ 猫のような 目をしている 寂しさを吸って 輝く瞳には 想い出が 渦を巻いて描く らせん階段 ひとときの 哀しみから 甦える 私だもの いくつもの 出逢いを めぐりめぐっては また違う恋に 生きるでしょう こんな事なら 前にもあった 同じ事の 繰り返しよ この胸を思い出が かけ上ってゆくわ らせん階段 暮れなずむ 裏町から 懐しい歌が響く あの人の愛した この裏通りに さりげない さよならの ドラマだわ |
ルシアンYOU 24時間 朝も夜も溶かして YOU それはあなたの恋を操る手品 ああ 夢から覚めた 私は魂を抜かれた人形 ああ 闇をさまよう 愛のぬけがらはあなたを探す もう誰にも止められない ねじのこわれかけた ルシアン YOU 枯れた黒バラ 胸にさして微笑(ほほえ)む YOU 遊び上手はお別れ上手なのね ああ あなたの糸で 踊らされた私 一夜(ひとよ)の人形 ああ 忘れられない 殺し文句だと気付いた今も すれ違う心と身体 ねじのこわれかけた ルシアン ああ 夢から覚めた 私は魂を抜かれた人形 ああ 闇をさまよう 愛のぬけがらはあなたを探す もう誰にも止められない ねじのこわれかけた ルシアン | 久保田早紀 | 久保田早紀 | 久保田早紀 | | YOU 24時間 朝も夜も溶かして YOU それはあなたの恋を操る手品 ああ 夢から覚めた 私は魂を抜かれた人形 ああ 闇をさまよう 愛のぬけがらはあなたを探す もう誰にも止められない ねじのこわれかけた ルシアン YOU 枯れた黒バラ 胸にさして微笑(ほほえ)む YOU 遊び上手はお別れ上手なのね ああ あなたの糸で 踊らされた私 一夜(ひとよ)の人形 ああ 忘れられない 殺し文句だと気付いた今も すれ違う心と身体 ねじのこわれかけた ルシアン ああ 夢から覚めた 私は魂を抜かれた人形 ああ 闇をさまよう 愛のぬけがらはあなたを探す もう誰にも止められない ねじのこわれかけた ルシアン |
レンズ・アイガラス張りの ビルの街 渦巻く人は 誰も彼もが 時計じかけのロボット だけど君は生きてるね 失くした愛を ふり向く顔が 哀しく美しい アスファルトの迷路に 見つけたぬくもり 息をとめて心のシャッター押す瞬間 世界が止まる Lens Eye ぼくの目には 真実が映る ぼくの目には 優しさが見える プラスチックの地下室は 浮気なパーティー 行き場所のない 都会の孤独が踊る 使い捨てのラブ・ソング 君の耳を 右から左 通りぬけて行ったね モノクロの悲しみが セピアに変われば 君の胸のファインダー 新しく愛が映る 信じてごらん Lens Eye ぼくの目には 明日の君がいる ぼくの目には 優しさが映る ぼくの目には くるいはないのさ | 久保田早紀 | 久保田早紀・山川啓介 | 久保田早紀 | | ガラス張りの ビルの街 渦巻く人は 誰も彼もが 時計じかけのロボット だけど君は生きてるね 失くした愛を ふり向く顔が 哀しく美しい アスファルトの迷路に 見つけたぬくもり 息をとめて心のシャッター押す瞬間 世界が止まる Lens Eye ぼくの目には 真実が映る ぼくの目には 優しさが見える プラスチックの地下室は 浮気なパーティー 行き場所のない 都会の孤独が踊る 使い捨てのラブ・ソング 君の耳を 右から左 通りぬけて行ったね モノクロの悲しみが セピアに変われば 君の胸のファインダー 新しく愛が映る 信じてごらん Lens Eye ぼくの目には 明日の君がいる ぼくの目には 優しさが映る ぼくの目には くるいはないのさ |