憧れ真面目に生きたいけど 不真面目に憧れる 人には好かれたいけど 非常識に憧れる 長生きはしたいけど タバコに憧れる 浮気はしないけど 遊び人に憧れる 俺には無理さ 俺には無理だろう 愛想よくしたいけど 無愛想に憧れる 無愛想にしたいけど 底抜けに明るくなりたい 俺には無理さ 俺には無理だろう | 高木大丈夫 | 高木大丈夫 | 高木大丈夫 | | 真面目に生きたいけど 不真面目に憧れる 人には好かれたいけど 非常識に憧れる 長生きはしたいけど タバコに憧れる 浮気はしないけど 遊び人に憧れる 俺には無理さ 俺には無理だろう 愛想よくしたいけど 無愛想に憧れる 無愛想にしたいけど 底抜けに明るくなりたい 俺には無理さ 俺には無理だろう |
いのちの糸洗濯物をほすとき 私は私の いのちの音を聞く 今日までなんとか 生きてきたと 洗濯物をながめて 私は私の いのちを振り返り また明日から 生きてみようと 思うのです 洗濯物にからんだ 私のほつれた いのちの糸は 切り取っても 引っこ抜いても また広がるだけ 洗濯物をほすとき 私は私の いのちの音を聞く 今は何より今日を 生きてみようと 思うのです | 高木大丈夫 | 高木大丈夫 | 高木大丈夫 | | 洗濯物をほすとき 私は私の いのちの音を聞く 今日までなんとか 生きてきたと 洗濯物をながめて 私は私の いのちを振り返り また明日から 生きてみようと 思うのです 洗濯物にからんだ 私のほつれた いのちの糸は 切り取っても 引っこ抜いても また広がるだけ 洗濯物をほすとき 私は私の いのちの音を聞く 今は何より今日を 生きてみようと 思うのです |
5月の雨滲んだ月の下 5月の雨音が 名前も知らない いつか聞いた 詩のように 滲んだ街の色 けだるい人の波 消えゆく心に 君の声も 通り過ぎて 空(くう)を見つめた 何処へ行こう ボヤけた はなうたが 月に消える 5月の雨の夜に | 高木大丈夫 | 高木大丈夫 | 高木大丈夫 | | 滲んだ月の下 5月の雨音が 名前も知らない いつか聞いた 詩のように 滲んだ街の色 けだるい人の波 消えゆく心に 君の声も 通り過ぎて 空(くう)を見つめた 何処へ行こう ボヤけた はなうたが 月に消える 5月の雨の夜に |
寂しさに理由はない眠りこけた部屋の窓 指先は痺れたまま 朝靄に溶けて消えた ため息と珈琲の香り 風雲が空隠して 土の匂いを連れてくる カップ握る手のひらは 春が来るのを待っている 生ぬるい憂鬱は いついつまでも記憶の奥の方 まどろみの中でぽつり 寂しさに理由はない 夕焼けのオレンジが 都会の色を消していく 黄昏の中でぽつり 寂しさに理由はない 寂しさに理由はない | 高木大丈夫 | 高木大丈夫 | 高木大丈夫 | | 眠りこけた部屋の窓 指先は痺れたまま 朝靄に溶けて消えた ため息と珈琲の香り 風雲が空隠して 土の匂いを連れてくる カップ握る手のひらは 春が来るのを待っている 生ぬるい憂鬱は いついつまでも記憶の奥の方 まどろみの中でぽつり 寂しさに理由はない 夕焼けのオレンジが 都会の色を消していく 黄昏の中でぽつり 寂しさに理由はない 寂しさに理由はない |
自戒忘れるくらいなら 眺めるだけがいい 霞んだ夢ばかり 見てるだけ 見てるだけ 呆れるような声で 並んだ言の葉が 戯けた夢ばかり 話すだけ 話すだけ 長い欠伸を 頬にあつめて 吐き出す前に 歯を磨こう だるい額が 瞼に刺さり 溶け出す前に 髪を切ろう 忘れるくらいなら 眺めるだけがいい 霞んだ夢ばかり 見てるだけ 見てるだけ 呆れるような声で 並んだ言の葉が 戯けた夢ばかり 話すだけ 話すだけ | 高木大丈夫 | 高木大丈夫 | 高木大丈夫 | | 忘れるくらいなら 眺めるだけがいい 霞んだ夢ばかり 見てるだけ 見てるだけ 呆れるような声で 並んだ言の葉が 戯けた夢ばかり 話すだけ 話すだけ 長い欠伸を 頬にあつめて 吐き出す前に 歯を磨こう だるい額が 瞼に刺さり 溶け出す前に 髪を切ろう 忘れるくらいなら 眺めるだけがいい 霞んだ夢ばかり 見てるだけ 見てるだけ 呆れるような声で 並んだ言の葉が 戯けた夢ばかり 話すだけ 話すだけ |