藤田まことの歌詞一覧リスト  33曲中 1-33曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
生まれ変わっても女房だよ泣くも笑うも 一緒だと 結んだ縁(えにし) 銀の色 あの時は 俺と子供に食べさせて わたし いいのと 笑ってた 泣けてたまらなかった 四畳半 おまえに感謝の 指輪をあげる  越えた苦労の 証しだよ 白髪(しらが)も花さ 人生の 若かった 俺の浮気を知りながら 陰で 涙を ふいていた つらかったんだろう いま詫びる この幸せは おまえのおかげ  長い歳月 ふたりして 手をとり越えた 夫婦坂 春が来りゃ 上の娘も嫁にゆき すこし 淋しく なるけれど 生まれ変わっても 女房だよ あしたはおまえと 旅でもしよう藤田まこと遠藤実遠藤実泣くも笑うも 一緒だと 結んだ縁(えにし) 銀の色 あの時は 俺と子供に食べさせて わたし いいのと 笑ってた 泣けてたまらなかった 四畳半 おまえに感謝の 指輪をあげる  越えた苦労の 証しだよ 白髪(しらが)も花さ 人生の 若かった 俺の浮気を知りながら 陰で 涙を ふいていた つらかったんだろう いま詫びる この幸せは おまえのおかげ  長い歳月 ふたりして 手をとり越えた 夫婦坂 春が来りゃ 上の娘も嫁にゆき すこし 淋しく なるけれど 生まれ変わっても 女房だよ あしたはおまえと 旅でもしよう
大阪だより一緒に死のうか これっきり 逢わずに別れて 暮そうか 迷ったあの夜 想い出し 昨夜(ゆうべ)もひと晩 泣きました あなた 私の育った大阪で 夢を懸けましょ もう一度  苦労も 宿命(さだめ)も 悲しさも これから二人で 分けたいと やさしい言葉を かけながら 自分がくじけちゃ いけないわ あなた 私の育った大阪で 運をためして みませんか  一から出直す つもりなら 十三 京橋 新世界 きがねのいらない 下町で とっても人情 あるところ あなた 私の育った大阪は 浪花節です 昔から藤田まこともず唱平弦哲也一緒に死のうか これっきり 逢わずに別れて 暮そうか 迷ったあの夜 想い出し 昨夜(ゆうべ)もひと晩 泣きました あなた 私の育った大阪で 夢を懸けましょ もう一度  苦労も 宿命(さだめ)も 悲しさも これから二人で 分けたいと やさしい言葉を かけながら 自分がくじけちゃ いけないわ あなた 私の育った大阪で 運をためして みませんか  一から出直す つもりなら 十三 京橋 新世界 きがねのいらない 下町で とっても人情 あるところ あなた 私の育った大阪は 浪花節です 昔から
女の爪あとおれのこの手の 小さな傷は おまえがつけた 爪のあと 夜風がしみる いたみより 別れないでと 泣く声が おれの背中に おれの背中に つきささる  すがるおまえを 抱きしめながら 涙が胸に ふきあげる おまえがほしい 幸福(しあわせ)の かけらも一つ 残せない おれは死ぬほど おれは死ぬほど つらかった  ひとり爪あと 唇あてゝ 男がいまは むせび泣く おまえの細い 指さきに こめた女の 悲しみが おれの心に おれの心に 痛むから藤田まこと西沢爽猪俣公章おれのこの手の 小さな傷は おまえがつけた 爪のあと 夜風がしみる いたみより 別れないでと 泣く声が おれの背中に おれの背中に つきささる  すがるおまえを 抱きしめながら 涙が胸に ふきあげる おまえがほしい 幸福(しあわせ)の かけらも一つ 残せない おれは死ぬほど おれは死ぬほど つらかった  ひとり爪あと 唇あてゝ 男がいまは むせび泣く おまえの細い 指さきに こめた女の 悲しみが おれの心に おれの心に 痛むから
釜ヶ崎人情立ちん坊人生 味なもの 通天閣さえ 立ちん坊さ だれに遠慮が いるじゃなし じんわり待って 出直そう ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎  身の上話に オチがつき ここまで落ちたと いうけれど 根性まる出し まる裸 義理も人情も ドヤもある ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎  命があったら 死にはせぬ あくせくせんでも のんびりと 七分五厘で 生きられる 人はスラムと いうけれど ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎藤田まこともず唱平三山敏立ちん坊人生 味なもの 通天閣さえ 立ちん坊さ だれに遠慮が いるじゃなし じんわり待って 出直そう ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎  身の上話に オチがつき ここまで落ちたと いうけれど 根性まる出し まる裸 義理も人情も ドヤもある ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎  命があったら 死にはせぬ あくせくせんでも のんびりと 七分五厘で 生きられる 人はスラムと いうけれど ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎
木津の流れ橋葭切(よしきり)さわぐ朝まだき 生まれ在所を振りかえり なんで今更あの娘(こ)を想う 赦しておくれと男が泣いた こゝは涙の捨てどころ 京まで三里 たった三里の 木津の流れ橋  十方暮れの秋の宵 祭囃子をきゝながら 明日嫁ぐという日になって 五年も待ったと女が泣いた こゝは涙の捨てどころ 京まで三里 たった三里の 木津の流れ橋  団平船(だんぺいぶね)に乗せられて 昨夜(ゆうべ) 帰って来た仏 花を手向(たむ)ける後家さえ持てず 不憫じゃないかとすゝきが泣いた こゝは涙の捨てどころ 京まで三里 たった三里の 木津の流れ橋藤田まこともず唱平浜圭介葭切(よしきり)さわぐ朝まだき 生まれ在所を振りかえり なんで今更あの娘(こ)を想う 赦しておくれと男が泣いた こゝは涙の捨てどころ 京まで三里 たった三里の 木津の流れ橋  十方暮れの秋の宵 祭囃子をきゝながら 明日嫁ぐという日になって 五年も待ったと女が泣いた こゝは涙の捨てどころ 京まで三里 たった三里の 木津の流れ橋  団平船(だんぺいぶね)に乗せられて 昨夜(ゆうべ) 帰って来た仏 花を手向(たむ)ける後家さえ持てず 不憫じゃないかとすゝきが泣いた こゝは涙の捨てどころ 京まで三里 たった三里の 木津の流れ橋
君こそわが命あなたをほんとは さがしてた 汚れ汚れて 傷ついて 死ぬまで逢えぬと 思っていたが けれどもようやく 虹を見た あなたのひとみに 虹を見た 君こそ命 君こそ命 わが命  あなたをほんとは さがしてた この世にいないと 思ってた 信じるこころを なくしていたが けれどもあなたに 愛を見て 生まれてはじめて 気がついた 君こそ命 君こそ命 わが命  あなたをほんとは さがしてた その時すでに おそかった どんなにどんなに 愛していても あなたをきっと 傷つける だからはなれて 行くけれど 君こそ命 君こそ命 わが命藤田まこと川内康範猪俣公章あなたをほんとは さがしてた 汚れ汚れて 傷ついて 死ぬまで逢えぬと 思っていたが けれどもようやく 虹を見た あなたのひとみに 虹を見た 君こそ命 君こそ命 わが命  あなたをほんとは さがしてた この世にいないと 思ってた 信じるこころを なくしていたが けれどもあなたに 愛を見て 生まれてはじめて 気がついた 君こそ命 君こそ命 わが命  あなたをほんとは さがしてた その時すでに おそかった どんなにどんなに 愛していても あなたをきっと 傷つける だからはなれて 行くけれど 君こそ命 君こそ命 わが命
九段の母母さん元気で さよならと 笑って行った 愛し子は 雲の墓標と 散ったけど されど泣くまい 靖国の 母と呼ばれる 身じゃものを  上野駅から 九段まで 勝手知らない じれったさ 杖を頼りに 一日がかり 伜来たぞや 逢いに来た  空をつくよな 大鳥居 こんな立派な 御社(おやしろ)に 神と祀られ 勿体なさに 母は泣けます 嬉しさに  両手掌(あ)わせて ひざまづき 拝むはずみの お念仏 ハッと気付いて うろたえました 伜許せよ 田舎者  鳶が鷹の子 うんだよで いまじゃ果報が 身にあまる 金鵄勲章(きんしくんしょう)が みせたいばかり 逢いに来たぞや 九段坂藤田まこと石松秋二能代八郎母さん元気で さよならと 笑って行った 愛し子は 雲の墓標と 散ったけど されど泣くまい 靖国の 母と呼ばれる 身じゃものを  上野駅から 九段まで 勝手知らない じれったさ 杖を頼りに 一日がかり 伜来たぞや 逢いに来た  空をつくよな 大鳥居 こんな立派な 御社(おやしろ)に 神と祀られ 勿体なさに 母は泣けます 嬉しさに  両手掌(あ)わせて ひざまづき 拝むはずみの お念仏 ハッと気付いて うろたえました 伜許せよ 田舎者  鳶が鷹の子 うんだよで いまじゃ果報が 身にあまる 金鵄勲章(きんしくんしょう)が みせたいばかり 逢いに来たぞや 九段坂
競馬音頭緑の芝生が 心にしみる 高鳴るラッパに 血潮がうづく ひき馬場廻って 狙いを定め 頼むぞ馬面 俺がいる  やる奴ァ偉いやっちゃ やらんやっちゃ損損 だから競馬は競馬は花盛り  夜も寝ないで コレダと決めて 馬券売場で 決意がにぶる 隣のオヤジに ついついつられ 無念残念 ハナ毛の差 やる奴ァ偉いやっちゃ やらんやっちゃ損損 だから競馬は競馬は花盛り  いくらすっても ぐちることないさ ここが勝負だ 最終レース 直線コースで ひとむちあてりゃ 出たぞ大穴 大当り やる奴ァ偉いやっちゃ やらんやっちゃ損損 だから競馬は競馬は花盛り  払い戻しに 並んだ列は 赤の他人も 兄弟同志 めったやったらの 大ボラ吹いて 明日のレースも 俺のもの やる奴ァ偉いやっちゃ やらんやっちゃ損損 だから競馬は競馬は花盛り藤田まこと大橋巨泉萩原哲晶緑の芝生が 心にしみる 高鳴るラッパに 血潮がうづく ひき馬場廻って 狙いを定め 頼むぞ馬面 俺がいる  やる奴ァ偉いやっちゃ やらんやっちゃ損損 だから競馬は競馬は花盛り  夜も寝ないで コレダと決めて 馬券売場で 決意がにぶる 隣のオヤジに ついついつられ 無念残念 ハナ毛の差 やる奴ァ偉いやっちゃ やらんやっちゃ損損 だから競馬は競馬は花盛り  いくらすっても ぐちることないさ ここが勝負だ 最終レース 直線コースで ひとむちあてりゃ 出たぞ大穴 大当り やる奴ァ偉いやっちゃ やらんやっちゃ損損 だから競馬は競馬は花盛り  払い戻しに 並んだ列は 赤の他人も 兄弟同志 めったやったらの 大ボラ吹いて 明日のレースも 俺のもの やる奴ァ偉いやっちゃ やらんやっちゃ損損 だから競馬は競馬は花盛り
心ぐらしいろはにほへとの 人の世は いろはにほへとの 顔をして いろはにほへとの 生きかたで 生きかたで すずめ すずめ もう わしゃいやじゃ こんな人の世 もういやじゃ  春かと思えば 夏が来て 夏かと思えば 秋が来て 秋かと思えば 冬が来て 冬が来て うさぎ うさぎ 何見て跳ねる 跳ねる気持ちに わしゃなれぬ  前向きゃ この頃 夢がない あの日に帰れる 道がない 気がつきゃいつでも 独りぼち 独りぼち かごめ かごめ かごの鳥ゃ誰じゃ かごを抜け出せ 明日には  一年 365日 あれこればやしに はやされて 人間稼業(にんげんかぎょう)の 忙しさ 忙しさ ちょうちょ ちょうちょ 浮かれて飛ぶな 心ぐらしが わしゃしたい 藤田まこと石坂まさを石坂まさをいろはにほへとの 人の世は いろはにほへとの 顔をして いろはにほへとの 生きかたで 生きかたで すずめ すずめ もう わしゃいやじゃ こんな人の世 もういやじゃ  春かと思えば 夏が来て 夏かと思えば 秋が来て 秋かと思えば 冬が来て 冬が来て うさぎ うさぎ 何見て跳ねる 跳ねる気持ちに わしゃなれぬ  前向きゃ この頃 夢がない あの日に帰れる 道がない 気がつきゃいつでも 独りぼち 独りぼち かごめ かごめ かごの鳥ゃ誰じゃ かごを抜け出せ 明日には  一年 365日 あれこればやしに はやされて 人間稼業(にんげんかぎょう)の 忙しさ 忙しさ ちょうちょ ちょうちょ 浮かれて飛ぶな 心ぐらしが わしゃしたい 
細雪(ささめゆき)泣いてあなたの 背中に投げた 憎みきれない 雪の玉 いまもこの手が やつれた胸が おとこの嘘を 恋しがる 抱いて下さい もう一度 あゝ 外は細雪(ささめゆき)……  不幸つづきの おんなに似合う 掴むそばから 消える雪 背中合わせの ぬくもりだって あなたがいれば 生きられる 夢のかけらが 散るような あゝ 外は細雪……  酔ってあなたが わたしにくれた 紅がかなしい 水中花 春になったら 出直したいと 心にきめて みれん酒 お酒下さい もう少し あゝ 外は細雪……藤田まこと吉岡治市川昭介泣いてあなたの 背中に投げた 憎みきれない 雪の玉 いまもこの手が やつれた胸が おとこの嘘を 恋しがる 抱いて下さい もう一度 あゝ 外は細雪(ささめゆき)……  不幸つづきの おんなに似合う 掴むそばから 消える雪 背中合わせの ぬくもりだって あなたがいれば 生きられる 夢のかけらが 散るような あゝ 外は細雪……  酔ってあなたが わたしにくれた 紅がかなしい 水中花 春になったら 出直したいと 心にきめて みれん酒 お酒下さい もう少し あゝ 外は細雪……
さざんかの宿くもりガラスを 手で拭いて あなた明日(あした)が 見えますか 愛しても 愛しても あゝ他人(ひと)の妻 赤く咲いても 冬の花 咲いてさびしい さざんかの宿  ぬいた指輪の 罪のあと かんでください 思いきり 燃えたって 燃えたって あゝ他人の妻 運命(さだめ)かなしい 冬の花 明日(あす)はいらない さざんかの宿  せめて朝まで 腕の中 夢を見させて くれますか つくしてもつくしても あゝ他人の妻 ふたり咲いても 冬の花 春はいつくる さざんかの宿藤田まこと吉田治市川昭介くもりガラスを 手で拭いて あなた明日(あした)が 見えますか 愛しても 愛しても あゝ他人(ひと)の妻 赤く咲いても 冬の花 咲いてさびしい さざんかの宿  ぬいた指輪の 罪のあと かんでください 思いきり 燃えたって 燃えたって あゝ他人の妻 運命(さだめ)かなしい 冬の花 明日(あす)はいらない さざんかの宿  せめて朝まで 腕の中 夢を見させて くれますか つくしてもつくしても あゝ他人の妻 ふたり咲いても 冬の花 春はいつくる さざんかの宿
上海の街角でリラの花散るキャバレーで逢うて 今宵別れる街の角 紅の月さえ瞼ににじむ 夢の四馬路(スマロ)が懐しや  おい、もう泣くなよ。あれをごらん、ほんのりと 紅の月が出ているじゃないか。何もかもあの 晩の通りだ。去年初めて君に逢ったの も、ちょうどリラの花咲くころ、今年別れるの も、またリラの花散る晩だ。そして場所は やっぱりこの四馬路だったなア。あれから 一年、激しい戦火をあびたが、今は日本 軍の手で愉しい平和がやって来た。ホ ラ、お聞き、昔ながらの支那音楽も聞える じゃないか。  泣いて歩いちゃ人眼について 男、船乗りゃ気がひける せめて昨日の純情のままで 涙かくして別れよか  君は故郷(くに)へ帰ってたった一人のお母 さんと大事に暮らしまえ。ぼくも明日から やくざな上海往来をやめて、新しい北 支の天地へ行く。そこには僕の仕事 が待っていてくれるんだ。ねエ、それが お互いの幸福(しあわせ)だ。さア少しばかりだがこ れを船賃のたしにして、日本へ帰ってく れ、やがて十時だ。汽船(ふね)も出るから、 せめて埠頭(バンド)まで送って行こう。  君を愛していりゃこそ僕は 出世しなけりゃ恥しい 棄てる気じゃない別れてしばし 故郷で待てよと云うことさ藤田まこと佐藤惣之助山田栄一リラの花散るキャバレーで逢うて 今宵別れる街の角 紅の月さえ瞼ににじむ 夢の四馬路(スマロ)が懐しや  おい、もう泣くなよ。あれをごらん、ほんのりと 紅の月が出ているじゃないか。何もかもあの 晩の通りだ。去年初めて君に逢ったの も、ちょうどリラの花咲くころ、今年別れるの も、またリラの花散る晩だ。そして場所は やっぱりこの四馬路だったなア。あれから 一年、激しい戦火をあびたが、今は日本 軍の手で愉しい平和がやって来た。ホ ラ、お聞き、昔ながらの支那音楽も聞える じゃないか。  泣いて歩いちゃ人眼について 男、船乗りゃ気がひける せめて昨日の純情のままで 涙かくして別れよか  君は故郷(くに)へ帰ってたった一人のお母 さんと大事に暮らしまえ。ぼくも明日から やくざな上海往来をやめて、新しい北 支の天地へ行く。そこには僕の仕事 が待っていてくれるんだ。ねエ、それが お互いの幸福(しあわせ)だ。さア少しばかりだがこ れを船賃のたしにして、日本へ帰ってく れ、やがて十時だ。汽船(ふね)も出るから、 せめて埠頭(バンド)まで送って行こう。  君を愛していりゃこそ僕は 出世しなけりゃ恥しい 棄てる気じゃない別れてしばし 故郷で待てよと云うことさ
新地ワルツ夜の大阪 通り雨 粋な女が かけて行く 逢えば未練が つのるのに ひとり来ました ネオン街 あの娘が欲しい 愛して欲しい バカな男の来た新地 花のワルツ  酒場の隅に 身を沈め 女心の 移り気に たえて飲む酒 つらい酒 よせばいいのに 呼びとめて お前が欲しい 一人がつらい バカな男の来た新地 花のワルツ  夜の大阪 灯も消えて 恋のねぐらに いそぐ蝶 街の流しの ギター弾き 濡れたセリフが 胸にしむ 逃げた幸福(しあわせ) さがして泣いた バカな男の来た新地 花のワルツ藤田まこと橋本淳吉田正夜の大阪 通り雨 粋な女が かけて行く 逢えば未練が つのるのに ひとり来ました ネオン街 あの娘が欲しい 愛して欲しい バカな男の来た新地 花のワルツ  酒場の隅に 身を沈め 女心の 移り気に たえて飲む酒 つらい酒 よせばいいのに 呼びとめて お前が欲しい 一人がつらい バカな男の来た新地 花のワルツ  夜の大阪 灯も消えて 恋のねぐらに いそぐ蝶 街の流しの ギター弾き 濡れたセリフが 胸にしむ 逃げた幸福(しあわせ) さがして泣いた バカな男の来た新地 花のワルツ
十三の夜GOLD LYLIC梅田離れて なかつを過ぎりゃ 想い出捨てた 十三よ 女一人で 生きて行く 娘ちゃん 娘ちゃん 十三の娘ちゃん 涙をお拭きよ 化粧くずれが 気にかかる  庄内離れて みくにを過ぎりゃ ネオンうずまく 十三よ やけに淋しい夜もある 娘ちゃん 娘ちゃん 十三の娘ちゃん くじけちゃいけない 星に願いを かけるのさ  そのだ離れて かんざき過ぎりゃ 恋の花咲く 十三よ やがていつかは結ばれる 娘ちゃん 娘ちゃん 十三の娘ちゃん もすりん橋を 今日は二人で 渡ろうよGOLD LYLIC藤田まこと藤田まこと藤田まこと斉藤恒夫梅田離れて なかつを過ぎりゃ 想い出捨てた 十三よ 女一人で 生きて行く 娘ちゃん 娘ちゃん 十三の娘ちゃん 涙をお拭きよ 化粧くずれが 気にかかる  庄内離れて みくにを過ぎりゃ ネオンうずまく 十三よ やけに淋しい夜もある 娘ちゃん 娘ちゃん 十三の娘ちゃん くじけちゃいけない 星に願いを かけるのさ  そのだ離れて かんざき過ぎりゃ 恋の花咲く 十三よ やがていつかは結ばれる 娘ちゃん 娘ちゃん 十三の娘ちゃん もすりん橋を 今日は二人で 渡ろうよ
人生風ぐるまいいじゃないかよ 馬鹿なら馬鹿で それも男の 生きざまさ 腹のたつ時ァ にっこり笑い 拭く手みせずに 人を斬る どうせ人生 風ぐるま 風に吹かれて カラカラと  物も云えない この世のしくみ 影であやつる 奴もいる みんな黙って みているけれど 俺の心が 許さない どうせ人生 風ぐるま 風に吹かれて カラカラと  人の心と 顔だけ借りて 生きて行く身の 哀しさよ 夢にはぐれて 泣きたい時は 露地の灯りに すがりつく どうせ人生 風ぐるま 風に吹かれて カラカラと藤田まこと石坂まさを市川昭介いいじゃないかよ 馬鹿なら馬鹿で それも男の 生きざまさ 腹のたつ時ァ にっこり笑い 拭く手みせずに 人を斬る どうせ人生 風ぐるま 風に吹かれて カラカラと  物も云えない この世のしくみ 影であやつる 奴もいる みんな黙って みているけれど 俺の心が 許さない どうせ人生 風ぐるま 風に吹かれて カラカラと  人の心と 顔だけ借りて 生きて行く身の 哀しさよ 夢にはぐれて 泣きたい時は 露地の灯りに すがりつく どうせ人生 風ぐるま 風に吹かれて カラカラと
戦友ここは御国(おくに)を何百里 離れて遠き満州の 赤い夕日に照らされて 友は野末の石の下  思えば悲し昨日まで 真先駆けて突進し 敵を散々こらしたる 勇士はここに眠れるか  ああ戦の最中に 隣に居りしこの友の にわかにはたと倒れしを 我は思わず駆け寄りて  軍律厳しき中なれど これを見捨てて置かりょうか 確(しっか)りせよと抱き起し 仮繃帯も弾丸(たま)の中  折から起る突貫に 友は漸々(ようよう)顔あげて 御国(みくに)のためだかまわずに 遅れてくれなと目に涙  後に心は残れども 残しちゃならぬこの身体 それじゃ行くよと別れたが 永の別れとなったのか  永の別れとなったのか藤田まこと真下飛泉三善和気ここは御国(おくに)を何百里 離れて遠き満州の 赤い夕日に照らされて 友は野末の石の下  思えば悲し昨日まで 真先駆けて突進し 敵を散々こらしたる 勇士はここに眠れるか  ああ戦の最中に 隣に居りしこの友の にわかにはたと倒れしを 我は思わず駆け寄りて  軍律厳しき中なれど これを見捨てて置かりょうか 確(しっか)りせよと抱き起し 仮繃帯も弾丸(たま)の中  折から起る突貫に 友は漸々(ようよう)顔あげて 御国(みくに)のためだかまわずに 遅れてくれなと目に涙  後に心は残れども 残しちゃならぬこの身体 それじゃ行くよと別れたが 永の別れとなったのか  永の別れとなったのか
宗右衛門町ブルースきっと来てねと 泣いていた かわいあの娘は うぶなのか なぜに泣かすか 宗右衛門町よ さよなら さよなら 又来る日まで 涙をふいて さようなら  街のネオンも 消えてゆく うぶなあの娘も 消えてゆく なぜかさびしい 宗右衛門町よ さよなら さよなら うしろ姿も 夜霧にぬれて さみしそう  いちょう並木に 春が来る 君にも来るよ 幸せが なぜかかなしい 宗右衛門町よ さよなら さよなら もう一度だけ 明るい笑顔を みせとくれ藤田まこと平和勝次山路進一きっと来てねと 泣いていた かわいあの娘は うぶなのか なぜに泣かすか 宗右衛門町よ さよなら さよなら 又来る日まで 涙をふいて さようなら  街のネオンも 消えてゆく うぶなあの娘も 消えてゆく なぜかさびしい 宗右衛門町よ さよなら さよなら うしろ姿も 夜霧にぬれて さみしそう  いちょう並木に 春が来る 君にも来るよ 幸せが なぜかかなしい 宗右衛門町よ さよなら さよなら もう一度だけ 明るい笑顔を みせとくれ
旅笠道中夜が冷たい 心が寒い 渡り鳥かよ 俺等の旅は 風のまにまに 吹きさらし  風が変われば 俺等も変る 仁義双六 丁半かけて 渡るやくざの たよりなさ  亭主もつなら 堅気をおもち とかくやくざは 苦労の種よ 恋も人情も 旅の空  情ないぞえ 道中時雨(しぐれ) どうせ降るなら あの娘の宿で 降っておくれよ しんみりと藤田まこと藤田まさと大村能章夜が冷たい 心が寒い 渡り鳥かよ 俺等の旅は 風のまにまに 吹きさらし  風が変われば 俺等も変る 仁義双六 丁半かけて 渡るやくざの たよりなさ  亭主もつなら 堅気をおもち とかくやくざは 苦労の種よ 恋も人情も 旅の空  情ないぞえ 道中時雨(しぐれ) どうせ降るなら あの娘の宿で 降っておくれよ しんみりと
旅姿三人男清水港の 名物は お茶の香りと 男伊達 見たか聞いたか あの啖呵 粋な小政の 粋な小政の 旅姿  富士の高嶺の 白雪が 解けて流れる 真清水で 男磨いた 勇み肌 なんで大政 なんで大政 故郷を売る  腕と度胸じゃ 負けないが 人情からめば ついほろり 見えぬ片眼に 出る涙 森の石松 森の石松 よい男藤田まこと宮本旅人鈴木哲夫清水港の 名物は お茶の香りと 男伊達 見たか聞いたか あの啖呵 粋な小政の 粋な小政の 旅姿  富士の高嶺の 白雪が 解けて流れる 真清水で 男磨いた 勇み肌 なんで大政 なんで大政 故郷を売る  腕と度胸じゃ 負けないが 人情からめば ついほろり 見えぬ片眼に 出る涙 森の石松 森の石松 よい男
月が笑ってらぁ夢の中の恋螢 女の胸へ飛んでゆけ 淋しさばかりが 枕に止まりゃ 添い寝をしようか 眠ろうか  男ごころの純情を 窓の月が笑ってらぁ ああ恋なんて ああ恋なんて そんながらじゃないけれど ああ恋なんて ああ恋なんて 人肌恋しいときもある  酒に酔えば恋螢 身体の芯が熱くなる 冷やしておくれよ ひと雨しぐれ 寝がえり打とうか 眠ろうか 男ごころの純情を 白い月が笑ってらぁ ああ恋なんて ああ恋なんて 忘れかけていたけれど ああ恋なんて ああ恋なんて 涙が恋しいときもある  男ごころの純情を 窓の月が笑ってらぁ ああ恋なんて ああ恋なんて そんながらじゃないけれど ああ恋なんて ああ恋なんて 人肌恋しいときもある  ときもある藤田まこと荒木とよひさ堀内孝雄夢の中の恋螢 女の胸へ飛んでゆけ 淋しさばかりが 枕に止まりゃ 添い寝をしようか 眠ろうか  男ごころの純情を 窓の月が笑ってらぁ ああ恋なんて ああ恋なんて そんながらじゃないけれど ああ恋なんて ああ恋なんて 人肌恋しいときもある  酒に酔えば恋螢 身体の芯が熱くなる 冷やしておくれよ ひと雨しぐれ 寝がえり打とうか 眠ろうか 男ごころの純情を 白い月が笑ってらぁ ああ恋なんて ああ恋なんて 忘れかけていたけれど ああ恋なんて ああ恋なんて 涙が恋しいときもある  男ごころの純情を 窓の月が笑ってらぁ ああ恋なんて ああ恋なんて そんながらじゃないけれど ああ恋なんて ああ恋なんて 人肌恋しいときもある  ときもある
てなもんや三度笠雲と一緒に あの山越えて 行けば街道は 日本晴れ おいら旅人 一本刀 「お控えなさんせ」「お控えなすって」 腕と度胸じゃ 負けないけれど なぜか女にゃ チョイと弱い  南風吹きゃ 花さえ咲くに 可愛いあの娘は 薄なさけ おいら旅人 一本刀 「お控えなさんせ」「お控えなすって」 口惜しまぎれに 言うのじゃないが あんな女は ザラにある  捨てた故郷に 未練はないが 忘れられよか 母の顔 おいら旅人 一本刀 「お控えなさんせ」「お控えなすって」 祭り囃子を しみじみ聞いて 男泣きする こともある藤田まこと香川登志緒林伊佐緒雲と一緒に あの山越えて 行けば街道は 日本晴れ おいら旅人 一本刀 「お控えなさんせ」「お控えなすって」 腕と度胸じゃ 負けないけれど なぜか女にゃ チョイと弱い  南風吹きゃ 花さえ咲くに 可愛いあの娘は 薄なさけ おいら旅人 一本刀 「お控えなさんせ」「お控えなすって」 口惜しまぎれに 言うのじゃないが あんな女は ザラにある  捨てた故郷に 未練はないが 忘れられよか 母の顔 おいら旅人 一本刀 「お控えなさんせ」「お控えなすって」 祭り囃子を しみじみ聞いて 男泣きする こともある
友…そして人生ふりかえれば 遠くて長い 道だったと思うけど 束の間なのさ 人生なんて だいぶ白髪も増えた。 頑固(かたく)なまでに 心のままに 生きてきて 現在、想う いまさら 悔いなど ひとつも ありはしないと。 子供(がき)の頃から、汗にまみれて 働いたことも 夢のよう だけど いつでも 忘れはしない 青春のときめきを。 つまずきながら 力の限り 生きてきて 現在、想う 優しい人に かこまれ 倖せだった。 よき友のあたたかな ぬくもりが 心にいつも 溢れてる  義理人情 なんていうのは 今の時代にゃ 合わないが 少しは いるのさ 熱いおもいの ふるい仲間達が 気がつけば 六十余年 生きてきて 現在、想う 自分の歩いた道は 間違ってなかったと。 明日から もう一度 歩いてみよう、愛する人達と 共に。藤田まこと上山登上山登橋川純巳ふりかえれば 遠くて長い 道だったと思うけど 束の間なのさ 人生なんて だいぶ白髪も増えた。 頑固(かたく)なまでに 心のままに 生きてきて 現在、想う いまさら 悔いなど ひとつも ありはしないと。 子供(がき)の頃から、汗にまみれて 働いたことも 夢のよう だけど いつでも 忘れはしない 青春のときめきを。 つまずきながら 力の限り 生きてきて 現在、想う 優しい人に かこまれ 倖せだった。 よき友のあたたかな ぬくもりが 心にいつも 溢れてる  義理人情 なんていうのは 今の時代にゃ 合わないが 少しは いるのさ 熱いおもいの ふるい仲間達が 気がつけば 六十余年 生きてきて 現在、想う 自分の歩いた道は 間違ってなかったと。 明日から もう一度 歩いてみよう、愛する人達と 共に。
どえらい奴負けるもんかと 唇 かんで わたる浮世の 八百八橋 商人やもん 負けもしよう 涙を笑顔で つくろうて 大阪育ちは 負けるが勝ちや  「負けへんで 負けてたまるかい 土根性が違うんじゃ」  紅い灯 青い灯 わきめもふらず 死んだつもりの この戻り船 わてが出世を せなんだら 笑うておくれや 人中で 大阪育ちは 根性が違うで  「起きんかい 起きんかい ふんでもけられてもな 前へすすむんじゃい」  雨にふられて かりたひさしを ふと見上げれば 風鈴一つ そうや家紋は きめました 動けばなるなる 金がなる 大阪育ちは すじがねいりや藤田まこと邱永漢萩原哲晶負けるもんかと 唇 かんで わたる浮世の 八百八橋 商人やもん 負けもしよう 涙を笑顔で つくろうて 大阪育ちは 負けるが勝ちや  「負けへんで 負けてたまるかい 土根性が違うんじゃ」  紅い灯 青い灯 わきめもふらず 死んだつもりの この戻り船 わてが出世を せなんだら 笑うておくれや 人中で 大阪育ちは 根性が違うで  「起きんかい 起きんかい ふんでもけられてもな 前へすすむんじゃい」  雨にふられて かりたひさしを ふと見上げれば 風鈴一つ そうや家紋は きめました 動けばなるなる 金がなる 大阪育ちは すじがねいりや
浪花しぐれ「桂春団治」酒も呑めなきゃ 女も抱けぬ そんなど阿呆は 死になされ この世は呑ン兵衛が 引き受けた あの世はあんたに まかせたぜ 男浮名の エー 春団治  「わいは女が好きゃ、ほんまに好きゃー、 世間の奴らはわいのことを女たらしとか 後家殺しとか云うけど アホぬかせ 女もこしらえんと金ばっかりためる奴は 一人前の芸人とは云わんわい うまいもん喰うて飲みたいもん飲んで 女が惚れて 来たらこっちも惚れたる これがほんまの芸人や…… 何やて税金払わんよって差押えに来たてか ああ何ぼでも押えてや けど云うとくで そこらの品物にぎょうさん紙はっても 無駄なこっちゃ はるんやったらな わいの口に一枚はった方がねうち有るで わいはなァこの春団治はなァ 口が身上や」  人情小咄(こばなし) お色気ばなし 口も八丁 手も八丁 女房は捨てても 捨て切れぬ 八方破れの 寄席太鼓 いのち捨身の エー 春団治  「どいつもこいつも わいの心のわかる奴は一人も居らへん 女房まであいそつかして出て行きくさった えーわい 春団治のねうちの わからん様な女房なんかいらんわい わいは高座に命を賭けてるんや 女房が何じゃい子供がどないしたちゅんじゃい わいの女房は落語じゃい」  拗ねてせばめた 浪花の空に 何んで丸ァるい 月が出る ほろ酔い気嫌の 屋台酒 よろけてひと足 また三足 ホロリ涙の エー 春団治藤田まこと渋谷郁男村沢良介酒も呑めなきゃ 女も抱けぬ そんなど阿呆は 死になされ この世は呑ン兵衛が 引き受けた あの世はあんたに まかせたぜ 男浮名の エー 春団治  「わいは女が好きゃ、ほんまに好きゃー、 世間の奴らはわいのことを女たらしとか 後家殺しとか云うけど アホぬかせ 女もこしらえんと金ばっかりためる奴は 一人前の芸人とは云わんわい うまいもん喰うて飲みたいもん飲んで 女が惚れて 来たらこっちも惚れたる これがほんまの芸人や…… 何やて税金払わんよって差押えに来たてか ああ何ぼでも押えてや けど云うとくで そこらの品物にぎょうさん紙はっても 無駄なこっちゃ はるんやったらな わいの口に一枚はった方がねうち有るで わいはなァこの春団治はなァ 口が身上や」  人情小咄(こばなし) お色気ばなし 口も八丁 手も八丁 女房は捨てても 捨て切れぬ 八方破れの 寄席太鼓 いのち捨身の エー 春団治  「どいつもこいつも わいの心のわかる奴は一人も居らへん 女房まであいそつかして出て行きくさった えーわい 春団治のねうちの わからん様な女房なんかいらんわい わいは高座に命を賭けてるんや 女房が何じゃい子供がどないしたちゅんじゃい わいの女房は落語じゃい」  拗ねてせばめた 浪花の空に 何んで丸ァるい 月が出る ほろ酔い気嫌の 屋台酒 よろけてひと足 また三足 ホロリ涙の エー 春団治
浪花人情 -ラムネの玉やんの唄-紋日に声を張り上げて 露店商売二十年 きっとそのうち ひと旗挙げて いい目みせると 二人連れ 浪花人情 夢がある  「ラムネの心はどこにある ラムネの心は玉にある …生まれはミナミの玉屋町 嫁の親元玉造。 生魂さんで祝言挙げて 玉の輿とは いえんけどタマに嫁はん喜ばす 浪花で一番エエ男。 本命 玉阪 玉五郎。人呼んでラムネの玉やんや!! 冷ゃこいで 冷ゃこいで。」  苦労をかけて すまないが 待っておくれよ もう少し 櫛の一本 買ってもやれず 世間にゃ肩身が狭いけど 浪花人情 浪花人情 明日がある  「ラムネが時代遅れやて!? 阿呆なこと言うたらあかんで…。カンカン照りの 焼け跡でポンと玉落として飲んだラムネの味 あの清々しい喉越し、どれほど救われたか わからんがなァ… 人間はなァ 原点忘れたらあかん。 この頃は世間、何かと熱うなってんのとちゃうか。 ここらで冷やさんと、日本の将来はないで。 冷やこいで 冷やこいで。」  お前はオレの恋女房 口にゃ出さぬが 惚れている 破れ長屋に チャブ台一つ ないない尽しの 暮らしでも 浪花人情 浪花人情 花が咲く藤田まこともず唱平三山敏紋日に声を張り上げて 露店商売二十年 きっとそのうち ひと旗挙げて いい目みせると 二人連れ 浪花人情 夢がある  「ラムネの心はどこにある ラムネの心は玉にある …生まれはミナミの玉屋町 嫁の親元玉造。 生魂さんで祝言挙げて 玉の輿とは いえんけどタマに嫁はん喜ばす 浪花で一番エエ男。 本命 玉阪 玉五郎。人呼んでラムネの玉やんや!! 冷ゃこいで 冷ゃこいで。」  苦労をかけて すまないが 待っておくれよ もう少し 櫛の一本 買ってもやれず 世間にゃ肩身が狭いけど 浪花人情 浪花人情 明日がある  「ラムネが時代遅れやて!? 阿呆なこと言うたらあかんで…。カンカン照りの 焼け跡でポンと玉落として飲んだラムネの味 あの清々しい喉越し、どれほど救われたか わからんがなァ… 人間はなァ 原点忘れたらあかん。 この頃は世間、何かと熱うなってんのとちゃうか。 ここらで冷やさんと、日本の将来はないで。 冷やこいで 冷やこいで。」  お前はオレの恋女房 口にゃ出さぬが 惚れている 破れ長屋に チャブ台一つ ないない尽しの 暮らしでも 浪花人情 浪花人情 花が咲く
釜山港へ帰れ椿咲く春なのに あなたは帰らない たたずむ釜山港(プサンハン)に 涙の雨が降る あつい その胸に 顔うずめて もう一度 幸せ 噛みしめたいのよ トラワヨ プサンハンへ 逢いたい あなた  行きたくてたまらない あなたのいる町へ さまよう釜山港は 霧笛が胸を刺す きっと 伝えてよ カモメさん 今も 信じて 耐えてる私を トラワヨ プサンハンへ 逢いたい あなた  あつい その胸に 顔うずめて もう一度 幸せ 噛みしめたいのよ トラワヨ プサンハンへ 逢いたい あなた藤田まこと黄善友・日本語詞:三佳令二黄善友椿咲く春なのに あなたは帰らない たたずむ釜山港(プサンハン)に 涙の雨が降る あつい その胸に 顔うずめて もう一度 幸せ 噛みしめたいのよ トラワヨ プサンハンへ 逢いたい あなた  行きたくてたまらない あなたのいる町へ さまよう釜山港は 霧笛が胸を刺す きっと 伝えてよ カモメさん 今も 信じて 耐えてる私を トラワヨ プサンハンへ 逢いたい あなた  あつい その胸に 顔うずめて もう一度 幸せ 噛みしめたいのよ トラワヨ プサンハンへ 逢いたい あなた
古い歌などやめてくれなんでこんなに むかしの歌が おれの心に しみるんだろ 強くなければ この世は負けと 鬼になる気で 生きてきた そんな男を 泣かせるような 古い歌など 古い歌などやめてくれ  なんでこんなに センチな歌を 若いあの子が 好きなんだろ 染めた髪さえ 幸せうすい 遠い町から 来たという そんな女を 泣かせるような 古い歌など 古い歌などやめてくれ  なんでこんなに さびしい歌を 人はしみじみ 歌うんだろ 明日を信じて 今日まできたが 夢を見るには おそすぎる そんなやつらを 泣かせるような 古い歌など 古い歌などやめてくれ  古い歌など 古い歌などやめてくれ藤田まこと立原岬立原岬・補作曲:弦哲也なんでこんなに むかしの歌が おれの心に しみるんだろ 強くなければ この世は負けと 鬼になる気で 生きてきた そんな男を 泣かせるような 古い歌など 古い歌などやめてくれ  なんでこんなに センチな歌を 若いあの子が 好きなんだろ 染めた髪さえ 幸せうすい 遠い町から 来たという そんな女を 泣かせるような 古い歌など 古い歌などやめてくれ  なんでこんなに さびしい歌を 人はしみじみ 歌うんだろ 明日を信じて 今日まできたが 夢を見るには おそすぎる そんなやつらを 泣かせるような 古い歌など 古い歌などやめてくれ  古い歌など 古い歌などやめてくれ
麦と兵隊徐州徐州と 人馬は進む 徐州居よいか 住みよいか 酒落た文句に 振り返りゃ お国訛りの おけさ節 髭(ひげ)がほゝえむ 麦畠  友を背にして 道なき道を 行けば戦野は 夜の雨 すまぬすまぬを 背中に聞けば 馬鹿を云うなと また進む 兵の歩みの 頼もしさ  腕をたたいて 遥かな空を 仰ぐ眸に 雲が飛ぶ 遠く祖国を はなれ来て しみじみ知った 祖国愛 友よ来て見よ あの雲を  行けど進めど 麦また麦の 波の深さよ 夜の寒さ 声を殺して 黙々と 影を落して 粛々と 兵は徐州へ 前線へ藤田まこと藤田まさと大村能章徐州徐州と 人馬は進む 徐州居よいか 住みよいか 酒落た文句に 振り返りゃ お国訛りの おけさ節 髭(ひげ)がほゝえむ 麦畠  友を背にして 道なき道を 行けば戦野は 夜の雨 すまぬすまぬを 背中に聞けば 馬鹿を云うなと また進む 兵の歩みの 頼もしさ  腕をたたいて 遥かな空を 仰ぐ眸に 雲が飛ぶ 遠く祖国を はなれ来て しみじみ知った 祖国愛 友よ来て見よ あの雲を  行けど進めど 麦また麦の 波の深さよ 夜の寒さ 声を殺して 黙々と 影を落して 粛々と 兵は徐州へ 前線へ
婿殿四角四面の 世の中を 人にあちこち ぶつからず 母と妻とに 尽くすため 長生きしようと おもうのに 婿殿 しっかりなさい ハイ  所詮 人生こんなもん  何かやったら おこられる 口に出したら 風邪をひく とかく男と 云うものは 仕事も遊びも てきとうに 婿殿 しっかりなさい ハイ  所詮 人生こんなもの  一ン日二十と 四時間を そんなに急いで 何処へゆく たまにゃ日本の 隅っこで 心をやすめる 時もある 婿殿 しっかりなさい ハイ  所詮 人生こんなもの藤田まこと石坂まさを市川昭介四角四面の 世の中を 人にあちこち ぶつからず 母と妻とに 尽くすため 長生きしようと おもうのに 婿殿 しっかりなさい ハイ  所詮 人生こんなもん  何かやったら おこられる 口に出したら 風邪をひく とかく男と 云うものは 仕事も遊びも てきとうに 婿殿 しっかりなさい ハイ  所詮 人生こんなもの  一ン日二十と 四時間を そんなに急いで 何処へゆく たまにゃ日本の 隅っこで 心をやすめる 時もある 婿殿 しっかりなさい ハイ  所詮 人生こんなもの
名月赤城山男ごころに 男がほれて 意気がとけ合う 赤城山 澄んだ夜空の まんまる月に 浮世横笛 誰が吹く  意地のすじ金 度胸の良さも いつか落目の 三度笠 云われまいぞえ やくざの果てと さとるわらじに 散る落葉  渡る雁がね 乱れて啼(な)いて 明日はいずこの 塒(ねぐら)やら 心しみじみ 吹く横笛に またもさわぐか 夜半の風藤田まこと矢島寵児菊池博男ごころに 男がほれて 意気がとけ合う 赤城山 澄んだ夜空の まんまる月に 浮世横笛 誰が吹く  意地のすじ金 度胸の良さも いつか落目の 三度笠 云われまいぞえ やくざの果てと さとるわらじに 散る落葉  渡る雁がね 乱れて啼(な)いて 明日はいずこの 塒(ねぐら)やら 心しみじみ 吹く横笛に またもさわぐか 夜半の風
矢切の渡し「つれて逃げてよ……」 「ついておいでよ……」 夕ぐれの雨が降る 矢切の渡し 親のこころに そむいてまでも 恋に生きたい 二人です  「見すてないでね……」 「捨てはしないよ……」 北風が泣いて吹く 矢切の渡し 噂かなしい 柴又すてて 舟にまかせる さだめです  「どこへ行くのよ……」 「知らぬ土地だよ……」 揺れながら艪(ろ)が咽(むせ)ぶ 矢切りの渡し 息を殺して 身を寄せながら 明日(あす)へ漕(こ)ぎだす 別れです藤田まこと石本美由起船村徹「つれて逃げてよ……」 「ついておいでよ……」 夕ぐれの雨が降る 矢切の渡し 親のこころに そむいてまでも 恋に生きたい 二人です  「見すてないでね……」 「捨てはしないよ……」 北風が泣いて吹く 矢切の渡し 噂かなしい 柴又すてて 舟にまかせる さだめです  「どこへ行くのよ……」 「知らぬ土地だよ……」 揺れながら艪(ろ)が咽(むせ)ぶ 矢切りの渡し 息を殺して 身を寄せながら 明日(あす)へ漕(こ)ぎだす 別れです
夜のララバイ優しいと いう字を 人を憂(うれ)うと読んでみる いつも そのこと 思うたび つらい気持ちに なってくる 優しいだけでは 生きられず つよくなるだけ こころがさむい だから せめて こんな夜は あかりを消して ひとりで うたう 子守歌  偲(しの)ぶと いう字を 人を思うと 書いてみる だけど 昔の思い出に すがる気持ちは ないんだよ この世に生きると いうことは 胸をはるだけ 背中がさむい だから せめて こんな夜は 自分のために ひとりで うたう 子守歌  だから せめて こんな夜は 自分のために ひとりで うたう 子守歌  ララバイ ララバイ ラララーラバイ ララバイ ララバイ ララララララバイ hum.…(ハミング) ラララ ララーラ バイ藤田まこと五木寛之弦哲也伊藤弘一・前田俊明優しいと いう字を 人を憂(うれ)うと読んでみる いつも そのこと 思うたび つらい気持ちに なってくる 優しいだけでは 生きられず つよくなるだけ こころがさむい だから せめて こんな夜は あかりを消して ひとりで うたう 子守歌  偲(しの)ぶと いう字を 人を思うと 書いてみる だけど 昔の思い出に すがる気持ちは ないんだよ この世に生きると いうことは 胸をはるだけ 背中がさむい だから せめて こんな夜は 自分のために ひとりで うたう 子守歌  だから せめて こんな夜は 自分のために ひとりで うたう 子守歌  ララバイ ララバイ ラララーラバイ ララバイ ララバイ ララララララバイ hum.…(ハミング) ラララ ララーラ バイ
流転男命を みすじの糸に かけて三七(さんしち) 二十一目(さいのめ)くずれ 浮世かるたの 浮世かるたの 浮沈み  どうせ一度は あの世とやらへ 落ちて流れて 行く身じゃないか 鳴くな夜明けの 鳴くな夜明けの 渡り鳥  意地は男よ 情は女子 ままになるなら 男を捨てて 俺も生きたや 俺も生きたや 恋のため藤田まこと藤田まさと阿部武雄男命を みすじの糸に かけて三七(さんしち) 二十一目(さいのめ)くずれ 浮世かるたの 浮世かるたの 浮沈み  どうせ一度は あの世とやらへ 落ちて流れて 行く身じゃないか 鳴くな夜明けの 鳴くな夜明けの 渡り鳥  意地は男よ 情は女子 ままになるなら 男を捨てて 俺も生きたや 俺も生きたや 恋のため
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