短篇小説ささやかな嘘があなたから滲む 季節の替り目にふとこぼれたのですね 思い出の中はあたたかいですか 私はその人によく似ているのですか 短篇小説の始まりの様に ガラス細工の言葉で 明日(あした)という文字をあなたの背中に いつもつづっていたのに 積木細工(モザイク)みたいにつぎだらけの愛 思いあがりですか 幸福(しあわせ)と名づけるには 閉じて下さいできることなら 心の古地図と思い出の中の人 短篇小説のおしまいの様に ふいにつき落とさないで お願いあなたを思い出の人に どうぞしないで下さい どうぞしないで下さい | 桂木文 | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | ささやかな嘘があなたから滲む 季節の替り目にふとこぼれたのですね 思い出の中はあたたかいですか 私はその人によく似ているのですか 短篇小説の始まりの様に ガラス細工の言葉で 明日(あした)という文字をあなたの背中に いつもつづっていたのに 積木細工(モザイク)みたいにつぎだらけの愛 思いあがりですか 幸福(しあわせ)と名づけるには 閉じて下さいできることなら 心の古地図と思い出の中の人 短篇小説のおしまいの様に ふいにつき落とさないで お願いあなたを思い出の人に どうぞしないで下さい どうぞしないで下さい |
冬物語街に粉雪ふれふれ 屋根に窓辺にふれふれ 過ぎた恋 思い出を消すまでふれふれ さびしい私を訪ね 扉を叩いた人を ひと目で愛した私 楽しく暮した春の日 馬車は毎日行くけど なぜかあなたは来ないの わけもないさよならが私を泣かせる 顔に粉雪ふれふれ 胸の奥までふれふれ 哀しみや傷あとを埋ずめてふれふれ 毛皮にくるまりながら すごしたあのクリスマス 何度も迎えることを ひそかに祈っていたのに 冬を待たずに終った 白いやさしいあの恋 降りつもる粉雪を見つめてる私 | 桂木文 | 有馬三恵子 | 筒美京平 | 大村雅朗 | 街に粉雪ふれふれ 屋根に窓辺にふれふれ 過ぎた恋 思い出を消すまでふれふれ さびしい私を訪ね 扉を叩いた人を ひと目で愛した私 楽しく暮した春の日 馬車は毎日行くけど なぜかあなたは来ないの わけもないさよならが私を泣かせる 顔に粉雪ふれふれ 胸の奥までふれふれ 哀しみや傷あとを埋ずめてふれふれ 毛皮にくるまりながら すごしたあのクリスマス 何度も迎えることを ひそかに祈っていたのに 冬を待たずに終った 白いやさしいあの恋 降りつもる粉雪を見つめてる私 |
目覚めの午後愛をこめて貴方に作った 薔薇の花の香りがする ピンクのテーブルクロス 明日の朝 小包にしましょう 貴方の手に届いた頃 電話をかけてみます 夏の陽ざし強い午後に 話しかけられました 可愛い目と言ってくれた 日焼けした男の子 緑の風 貴方のお部屋に 迷いこんで 来ているでしょう 私の想いと一緒に 目覚めた朝 突然貴方に 逗子の海へ 車とばし 出かけないかと誘われ 待ち合せの公園通りに 日曜日のミサも忘れ 飛び出して来た私 たった一度 会っただけで 夢中にさせるなんて 貴方はもう気づいてるの 恋する この気持 愛をこめた 私の願いは 他のひとに よそ見しないで 私だけ見てて下さい | 桂木文 | 諸星団 | 諸星団 | 小谷充 | 愛をこめて貴方に作った 薔薇の花の香りがする ピンクのテーブルクロス 明日の朝 小包にしましょう 貴方の手に届いた頃 電話をかけてみます 夏の陽ざし強い午後に 話しかけられました 可愛い目と言ってくれた 日焼けした男の子 緑の風 貴方のお部屋に 迷いこんで 来ているでしょう 私の想いと一緒に 目覚めた朝 突然貴方に 逗子の海へ 車とばし 出かけないかと誘われ 待ち合せの公園通りに 日曜日のミサも忘れ 飛び出して来た私 たった一度 会っただけで 夢中にさせるなんて 貴方はもう気づいてるの 恋する この気持 愛をこめた 私の願いは 他のひとに よそ見しないで 私だけ見てて下さい |