ストロベリーパイをお食べ真っ赤な Strawberry pie おもてなししましょ とろける Honey Love いくら食べても 飽きることはない love me 銀のナイフを 握りしめる瞬間から 胸は躍る おなかすかせた獣みたいに 恋をした アノ子が欲しいの アノ子じゃ わからない コノ子がいいかな いいえドノ子も 中味は変わらないね 真っ赤な Strawberry pie おもてなししましょ とろける Honey Heart いくら食べても 飽きることはない 素敵な Strawberry pie 甘くて切ない あふれる Honey Love いくらあげても まだまだ足りないの love me 食べ散らかした お菓子のように あちこち 恋のシガイ 部屋から部屋へ コマドリたちは 放し飼い おしゃべりはずんで いっしょに寝ました 三日もたったら 愛は壜詰め 綺麗なカビが生えた 真っ赤な Strawberry pie おもてなししてね とろける Honey Heart いくら飲んでも すぐにノドは乾く 素敵な Strawberry pie 甘くて切ない あふれる Honey Love いくらあげても まだまだ足りないの love you 真っ赤な Strawberry pie おもてなししましょ とろける Honey Heart いくら食べても 飽きることはない 素敵な Strawberry pie 甘くて切ない あふれる Honey Love いくらあげても まだまだ足りないの love me | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 真っ赤な Strawberry pie おもてなししましょ とろける Honey Love いくら食べても 飽きることはない love me 銀のナイフを 握りしめる瞬間から 胸は躍る おなかすかせた獣みたいに 恋をした アノ子が欲しいの アノ子じゃ わからない コノ子がいいかな いいえドノ子も 中味は変わらないね 真っ赤な Strawberry pie おもてなししましょ とろける Honey Heart いくら食べても 飽きることはない 素敵な Strawberry pie 甘くて切ない あふれる Honey Love いくらあげても まだまだ足りないの love me 食べ散らかした お菓子のように あちこち 恋のシガイ 部屋から部屋へ コマドリたちは 放し飼い おしゃべりはずんで いっしょに寝ました 三日もたったら 愛は壜詰め 綺麗なカビが生えた 真っ赤な Strawberry pie おもてなししてね とろける Honey Heart いくら飲んでも すぐにノドは乾く 素敵な Strawberry pie 甘くて切ない あふれる Honey Love いくらあげても まだまだ足りないの love you 真っ赤な Strawberry pie おもてなししましょ とろける Honey Heart いくら食べても 飽きることはない 素敵な Strawberry pie 甘くて切ない あふれる Honey Love いくらあげても まだまだ足りないの love me |
すみれの花咲くころすみれの花咲くころ はじめて君を知りぬ 君を想い日ごと夜ごと 悩みしあの日のころ すみれの花咲くころ 今も心ふるう 忘れな君 われらの恋 すみれの花咲くころ 春すみれ咲き 春を告げる 春何ゆえ 人は汝を待つ 楽しく悩ましき春の夢 甘き恋 人の心酔わす そは汝 すみれ咲く春 すみれの花咲くころ はじめて君を知りぬ 君を想い日ごと夜ごと 悩みしあの日のころ すみれの花咲くころ 今も心ふるう 忘れな君 われらの恋 すみれの花咲くころ | ALI PROJECT | Fritz Rotter・白井鐵 | Franz Doelle | Yoshihisa Hirano | すみれの花咲くころ はじめて君を知りぬ 君を想い日ごと夜ごと 悩みしあの日のころ すみれの花咲くころ 今も心ふるう 忘れな君 われらの恋 すみれの花咲くころ 春すみれ咲き 春を告げる 春何ゆえ 人は汝を待つ 楽しく悩ましき春の夢 甘き恋 人の心酔わす そは汝 すみれ咲く春 すみれの花咲くころ はじめて君を知りぬ 君を想い日ごと夜ごと 悩みしあの日のころ すみれの花咲くころ 今も心ふるう 忘れな君 われらの恋 すみれの花咲くころ |
青蛾月憂いの三日月に 恋したウサギは 光の雫で からだを染めるよ 手を伸ばせば何でも 届くと信じられる 胸刺す月の針 光を紡いで あなたを迎え飛ぶ 絨毯をつくる 唇を濡らしても 触れるのは風ばかり 独りきりの 蒼いこの世界で 天鵞絨の闇の中で 泣きながら眠る 悲しみよ夢の中で 立ち止まるがいい 感じる指先の鮮やかな記憶 あなたに逢うための 祈りを続ける 瞬きをする間 塗りかえられる景色 一人では何処へも 飛ぶことができない 遠い国へ 誘うことまでも 幾千の年月が過ぎても あなたから届く月の便りを ただ 待つばかり わたしは月姫 哀しい運命の 金の文字が 瞳に沁みる 涙が零れて 止まらない 抱きしめられるたび 帰ってゆく想い それは昔聞いた おとぎ話の中 息を潜め 美しき夜に 苦しみは森に潜む 青蛾の翅 銀粉にまかれながら 消え失せてしまえ 花に埋もれ オフィーリア わたしはここに 狂気に埋もれた夢を 取り戻すために 光に包まれて 抱かれて眠れ 悲しみよ夢の中で 凍りつくがいい | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 憂いの三日月に 恋したウサギは 光の雫で からだを染めるよ 手を伸ばせば何でも 届くと信じられる 胸刺す月の針 光を紡いで あなたを迎え飛ぶ 絨毯をつくる 唇を濡らしても 触れるのは風ばかり 独りきりの 蒼いこの世界で 天鵞絨の闇の中で 泣きながら眠る 悲しみよ夢の中で 立ち止まるがいい 感じる指先の鮮やかな記憶 あなたに逢うための 祈りを続ける 瞬きをする間 塗りかえられる景色 一人では何処へも 飛ぶことができない 遠い国へ 誘うことまでも 幾千の年月が過ぎても あなたから届く月の便りを ただ 待つばかり わたしは月姫 哀しい運命の 金の文字が 瞳に沁みる 涙が零れて 止まらない 抱きしめられるたび 帰ってゆく想い それは昔聞いた おとぎ話の中 息を潜め 美しき夜に 苦しみは森に潜む 青蛾の翅 銀粉にまかれながら 消え失せてしまえ 花に埋もれ オフィーリア わたしはここに 狂気に埋もれた夢を 取り戻すために 光に包まれて 抱かれて眠れ 悲しみよ夢の中で 凍りつくがいい |
世紀末ゲネシス怒りよ 遙か天を裂き走る稲妻の切尖 哀しみ 幾万年前絶えた星の灯の下で この世界が 生まれたとき 包んだのは 闇と光 どちらだったろう 人はひとり 産まれてくる 暗がりだけ 見つめながら 生きる事が 死に向かうのだとしても 希望よ 白む空にまた昇る黄金の太陽 愛しさ 澄んだ水面へと映る偽りのない姿 喜び 伸ばす手に触れて咲いた葩弁のぬくもり 淋しさ 蒼い夜に浮き墜ちる月の雫の中に 闇へと舞い散れ 光に埋もれよ この世界が 終わる瞬間(とき)を 抱きとるのは 光か闇 どちらだろうか どこに消え 逝くとしても 戦い 立ち向かう盾と響く鋼の剣の音 絶望 風が凍りつく荒野跡形もない息吹 怒りよ 遙か天を裂き走る稲妻の切尖 哀しみ 幾万年前絶えた星の灯の下で 闇から舞うのは輝く翼で 光が生むのは美しい無数の影 われわれが 歩む地を 彩るもの | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 怒りよ 遙か天を裂き走る稲妻の切尖 哀しみ 幾万年前絶えた星の灯の下で この世界が 生まれたとき 包んだのは 闇と光 どちらだったろう 人はひとり 産まれてくる 暗がりだけ 見つめながら 生きる事が 死に向かうのだとしても 希望よ 白む空にまた昇る黄金の太陽 愛しさ 澄んだ水面へと映る偽りのない姿 喜び 伸ばす手に触れて咲いた葩弁のぬくもり 淋しさ 蒼い夜に浮き墜ちる月の雫の中に 闇へと舞い散れ 光に埋もれよ この世界が 終わる瞬間(とき)を 抱きとるのは 光か闇 どちらだろうか どこに消え 逝くとしても 戦い 立ち向かう盾と響く鋼の剣の音 絶望 風が凍りつく荒野跡形もない息吹 怒りよ 遙か天を裂き走る稲妻の切尖 哀しみ 幾万年前絶えた星の灯の下で 闇から舞うのは輝く翼で 光が生むのは美しい無数の影 われわれが 歩む地を 彩るもの |
星月夜どんなにあなたを 抱きしめても いつかはふたりが 離れる時がくる 迷子のように それがこわい 星が音を たてて墜ちる 秘やかな こんな夜は 誰も天使に なれないけど 心は空より 息づいているわ ただひとつの 翳りもなく あなたが目を 閉じたあとも そばにいるわ いつまでも もうわたしが 帰る場所は あなたしか ないのだから いつしか涙は 悲しみよりも 愛するために あふれてゆくでしょう あなたを知る それまでより わたしが目を 閉じるときは ただこの手を 握ってて もうわたしが 帰る場所は あなたしか ないのだから 木々のみどり 風のかおり わたしたちが 流れてく 時をこえて 夢をこえて そばにいるわ いつまでも | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 平野義久 | どんなにあなたを 抱きしめても いつかはふたりが 離れる時がくる 迷子のように それがこわい 星が音を たてて墜ちる 秘やかな こんな夜は 誰も天使に なれないけど 心は空より 息づいているわ ただひとつの 翳りもなく あなたが目を 閉じたあとも そばにいるわ いつまでも もうわたしが 帰る場所は あなたしか ないのだから いつしか涙は 悲しみよりも 愛するために あふれてゆくでしょう あなたを知る それまでより わたしが目を 閉じるときは ただこの手を 握ってて もうわたしが 帰る場所は あなたしか ないのだから 木々のみどり 風のかおり わたしたちが 流れてく 時をこえて 夢をこえて そばにいるわ いつまでも |
聖少女領域まだ云わないで 呪文めいたその言葉 “愛”なんて羽のように軽い 囁いて パパより優しいテノールで 奪う覚悟があるのならば 百万の薔薇の寝台(ベッド)に 埋もれ見る夢よりも 馨しく私は生きてるの どうすれば醜いものが 蔓延(はびこ)ったこの世界 汚れずに羽搏いて行けるのか ひとり繭の中 学びつづけても 水晶の星空は 遠すぎるの まだ触れないで その慄える指先は 花盗人の甘い躊躇い 触れてもいい この深い胸の奥にまで 届く自信があるのならば 白馬の王子様なんて 信じてるわけじゃない 罅割れた硝子厘(ケエス)に 飾られた純潔は 滅びゆく天使たちの心臓 また明日も目覚めるたびに 百年の刻を知る 眠れない魂の荊姫 くい込む冠 一雫の血に ああ現実(いま)が真実と 思い知るの まだ行かないで 月光の結界で 過ちに気づいてしまいそう 安らかなぬくもりに抱かれ 壊れたい私は 罪の子なのでしょうか そっと零れてくる 涙の意味さえわからない もう云わないで 呪文めいたその言葉 “愛”なんて鎖のように重い 囁いて パパより優しいテノールで どんな覚悟もできるならば さあ誓ってよその震える唇で 蜜を摘む狩人のときめき 攫っていい この深い胸の奥底を 射抜く勇気があるのならば 貴方、捕まえたらけして 逃がさないようにして | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | まだ云わないで 呪文めいたその言葉 “愛”なんて羽のように軽い 囁いて パパより優しいテノールで 奪う覚悟があるのならば 百万の薔薇の寝台(ベッド)に 埋もれ見る夢よりも 馨しく私は生きてるの どうすれば醜いものが 蔓延(はびこ)ったこの世界 汚れずに羽搏いて行けるのか ひとり繭の中 学びつづけても 水晶の星空は 遠すぎるの まだ触れないで その慄える指先は 花盗人の甘い躊躇い 触れてもいい この深い胸の奥にまで 届く自信があるのならば 白馬の王子様なんて 信じてるわけじゃない 罅割れた硝子厘(ケエス)に 飾られた純潔は 滅びゆく天使たちの心臓 また明日も目覚めるたびに 百年の刻を知る 眠れない魂の荊姫 くい込む冠 一雫の血に ああ現実(いま)が真実と 思い知るの まだ行かないで 月光の結界で 過ちに気づいてしまいそう 安らかなぬくもりに抱かれ 壊れたい私は 罪の子なのでしょうか そっと零れてくる 涙の意味さえわからない もう云わないで 呪文めいたその言葉 “愛”なんて鎖のように重い 囁いて パパより優しいテノールで どんな覚悟もできるならば さあ誓ってよその震える唇で 蜜を摘む狩人のときめき 攫っていい この深い胸の奥底を 射抜く勇気があるのならば 貴方、捕まえたらけして 逃がさないようにして |
聖少年遊戯狂おしく 頽れて 留まって 永遠になれ 傷を重ね 十字架の誓い 瞳 赤く 闇に目覚めて 君にだけ 見せようか 夢の写し絵 欲しいものは 此処にあるだろう? 僕だけが 描くのさ 君の続きを 蜜の血 交わし 番う自動人形(オートマタ) 絡みつく 纏いつく 舞うように 腕は 蔦となり 棘となり 安らぎと 苦しみを 無垢の 胸に 分け与えたもう 黒い 爪が 撫でる青薔薇 ひとつずつ花びらを もぎ取るように 僕らが生きる 季節 慈しむ 息をして 喰む恋よ 抱きしめる 瞬間よ 狂おしく 頽れて 留まって 永遠になれ 傷を重ね 十字架の誓い 君の名前は 繰り返す旋律(メロディ) 真実の 想いはもう 言葉には できず 細い喉 縫い閉じる 絹糸の 声になる 絡み合う 纏い合う 舞いながら 躰 蔦となり 棘となり 歓びに 哀しみに 満ちた 胸を 刺違え 果てん | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 狂おしく 頽れて 留まって 永遠になれ 傷を重ね 十字架の誓い 瞳 赤く 闇に目覚めて 君にだけ 見せようか 夢の写し絵 欲しいものは 此処にあるだろう? 僕だけが 描くのさ 君の続きを 蜜の血 交わし 番う自動人形(オートマタ) 絡みつく 纏いつく 舞うように 腕は 蔦となり 棘となり 安らぎと 苦しみを 無垢の 胸に 分け与えたもう 黒い 爪が 撫でる青薔薇 ひとつずつ花びらを もぎ取るように 僕らが生きる 季節 慈しむ 息をして 喰む恋よ 抱きしめる 瞬間よ 狂おしく 頽れて 留まって 永遠になれ 傷を重ね 十字架の誓い 君の名前は 繰り返す旋律(メロディ) 真実の 想いはもう 言葉には できず 細い喉 縫い閉じる 絹糸の 声になる 絡み合う 纏い合う 舞いながら 躰 蔦となり 棘となり 歓びに 哀しみに 満ちた 胸を 刺違え 果てん |
静謐なる私小説恋に堕ちる唄なら 詩人たちが星の数書く 金糸雀の声持つ歌姫たちが 月昇るたび さえずる だけどわたしのこころにあるのは ただひとつの恋だけ かつて愛された 想い それがあるから 夢も明日もいらない 小さな籠のなか暮らすの ……… 愛に裂けた傷なら 時の針が痕なく縫おう 青褪めた裸の踊り子たちは 情熱を舞いつづける だけどわたしのこころに 咲くのは散ることない黒薔薇 誰かを愛した 記憶 それがあるから 恐れも寂しさもなく 穏やかな微笑でいるの ……… いつもわたしのこころにあるのは ただ一度の恋だけ 褪せる事のない 秘密を抱いたままで 一生 誰にも語らず 静かなる微笑で生きる やがて老いていくほど少女のように | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | Yoshihisa Hirano | 恋に堕ちる唄なら 詩人たちが星の数書く 金糸雀の声持つ歌姫たちが 月昇るたび さえずる だけどわたしのこころにあるのは ただひとつの恋だけ かつて愛された 想い それがあるから 夢も明日もいらない 小さな籠のなか暮らすの ……… 愛に裂けた傷なら 時の針が痕なく縫おう 青褪めた裸の踊り子たちは 情熱を舞いつづける だけどわたしのこころに 咲くのは散ることない黒薔薇 誰かを愛した 記憶 それがあるから 恐れも寂しさもなく 穏やかな微笑でいるの ……… いつもわたしのこころにあるのは ただ一度の恋だけ 褪せる事のない 秘密を抱いたままで 一生 誰にも語らず 静かなる微笑で生きる やがて老いていくほど少女のように |
青嵐血風録疾風の如く 胸に噛み付く 須臾の想い熱く わが心には蒼き狼 無疵のまま血を流す 迷い惑い彷徨って 意味を成さぬ咆吼の 山に空に谺越え 何処に届く絶唱 路に倒れて呼ぶ名などない 散らばる誇り掻き抱く時 溝の泥水映える若月 優しき春を何故見せる 誰かの孤独と ひととき交われば 救いの手は影だけ伸ばす 僕らが視たいのはその先でも ここは遙かな真紅の戦場 流浪の民の 堕ち行く先 悪の華は暗く わが魂の青き嵐よ 止む事無く降り続け 焦り喘ぎ這いずって 断ち切らんと煩悩の 行きつ戻りつ獣路 いつ果てるや葛藤 生まれながらに知っていたのか 愛という名のぬくもり哀し 暗に求めた垂乳根の母 貴女が与えし日々の中 近づき遠ざかり 抱くのは幻か この腕には諸刃の剣 誰かと刺し違え確かめ合う この世に生まれ落ちたということ 俘囚の身なれ 牙を向けても 見えぬ敵はいずこ わが心には蒼き狼 眠らぬ夜を幾つ過ぎ 切り裂かれし晴天と 紫黒の地の渾沌と 奇跡のような夕映えを 纏う我は血みどろ 疾風の如く 胸に噛み付く 須臾の想い深く わが心には蒼き狼 涙無く傷は沁みて 流浪の民の 堕ち行く先 悪の華は暗く わが魂の青き嵐よ 止む事無く降り続け 迷い惑い彷徨って 意味を成さぬ咆吼の 山に空に谺越え いつか届く絶唱 嵐逝き夕映え 纏う我は血みどろ | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 疾風の如く 胸に噛み付く 須臾の想い熱く わが心には蒼き狼 無疵のまま血を流す 迷い惑い彷徨って 意味を成さぬ咆吼の 山に空に谺越え 何処に届く絶唱 路に倒れて呼ぶ名などない 散らばる誇り掻き抱く時 溝の泥水映える若月 優しき春を何故見せる 誰かの孤独と ひととき交われば 救いの手は影だけ伸ばす 僕らが視たいのはその先でも ここは遙かな真紅の戦場 流浪の民の 堕ち行く先 悪の華は暗く わが魂の青き嵐よ 止む事無く降り続け 焦り喘ぎ這いずって 断ち切らんと煩悩の 行きつ戻りつ獣路 いつ果てるや葛藤 生まれながらに知っていたのか 愛という名のぬくもり哀し 暗に求めた垂乳根の母 貴女が与えし日々の中 近づき遠ざかり 抱くのは幻か この腕には諸刃の剣 誰かと刺し違え確かめ合う この世に生まれ落ちたということ 俘囚の身なれ 牙を向けても 見えぬ敵はいずこ わが心には蒼き狼 眠らぬ夜を幾つ過ぎ 切り裂かれし晴天と 紫黒の地の渾沌と 奇跡のような夕映えを 纏う我は血みどろ 疾風の如く 胸に噛み付く 須臾の想い深く わが心には蒼き狼 涙無く傷は沁みて 流浪の民の 堕ち行く先 悪の華は暗く わが魂の青き嵐よ 止む事無く降り続け 迷い惑い彷徨って 意味を成さぬ咆吼の 山に空に谺越え いつか届く絶唱 嵐逝き夕映え 纏う我は血みどろ |
SENGOKU GIRL行ケド戻レドサア通リヤンセ 巡リ巡ツテモ蟻地獄 白衣ノ曝ニ滲ンダ血ノ地図 タドツテアナタノ弱味ニ付ケ込ミタイ ウロコノ鎧ヲ百片剥ガシテ 緑青ノ花デ散華シテ参ロウ 恋ニ忠義ヲ誓イ 裏切リニハ切腹 昇リツメテ下剋上 ワタシハモウ断絶 悲劇メイテ姫君乱心 逃ゲ込ム廊下ニ影曳ク血天井 ココナラ同ジ悪夢ガ滴ルワ 愛トハ戦デ勝ツテモ負ケテモ フタリハ独リト独リデシカナイノ 恋ノ制裁受ケテ 苦シミニハ介錯 寝テモ覚メテモ乱世 アナタハモウ失脚 紅蓮ハナツ黒天守閣 イツペン死ンデクダサル 愛トハ戦デ 生キテモ死ンデモ ドンナニ刺シテモ コンナニ突イテモ 虫ノ息デモマダ責メタリナイデシヨ 恋ノ合ワセ銅鏡ガ 映シダスハ神獣 持チツ持タレツ浄土 アナタトナラ心中 晴レテ冥土ヘ夫婦道中 モイツペン死ンデクダサル 逝ケド戻レドマダ通リヤンセ 巡リ巡ツテモ蟻地獄 | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 行ケド戻レドサア通リヤンセ 巡リ巡ツテモ蟻地獄 白衣ノ曝ニ滲ンダ血ノ地図 タドツテアナタノ弱味ニ付ケ込ミタイ ウロコノ鎧ヲ百片剥ガシテ 緑青ノ花デ散華シテ参ロウ 恋ニ忠義ヲ誓イ 裏切リニハ切腹 昇リツメテ下剋上 ワタシハモウ断絶 悲劇メイテ姫君乱心 逃ゲ込ム廊下ニ影曳ク血天井 ココナラ同ジ悪夢ガ滴ルワ 愛トハ戦デ勝ツテモ負ケテモ フタリハ独リト独リデシカナイノ 恋ノ制裁受ケテ 苦シミニハ介錯 寝テモ覚メテモ乱世 アナタハモウ失脚 紅蓮ハナツ黒天守閣 イツペン死ンデクダサル 愛トハ戦デ 生キテモ死ンデモ ドンナニ刺シテモ コンナニ突イテモ 虫ノ息デモマダ責メタリナイデシヨ 恋ノ合ワセ銅鏡ガ 映シダスハ神獣 持チツ持タレツ浄土 アナタトナラ心中 晴レテ冥土ヘ夫婦道中 モイツペン死ンデクダサル 逝ケド戻レドマダ通リヤンセ 巡リ巡ツテモ蟻地獄 |
戦争と平和Love will give wish to all the people 夢から目醒めて 泣き出す幼子をあやしつけるように What should we do for the world この星を揺らす せつない叫び声をそっと鎮められたら たとえ天の怒りに触れて ひかりの園を追われたとしても けしてあなたと離れはしない 瓦礫の森の白い月を見上げて はるか遠い時 黄金の記憶を呼び戻すの Love will give wish to all the people あなた抱きしめた腕には哀しみも抱きしめられるわ What should we do for the world この星を覆うつらい歴史の先を人は歩みつづける 荒れた地にも一茎の花が 太陽に向かい咲きほこるように この世に満ちる美しきもの めぐる緑と広がる蒼穹の下で あなたを愛し 故郷を想って私は生きる Love will give wish to all the people 涙が笑顔に変わるとき世界は塗り替えられるわ What should we do for the world この星を包む海より深い愛を人は満たしつづける 炎散る廃虚逃げ惑う人 飢えた子供の罪なきその眸に おとぎばなしの青い鳥の影が映る日まで Love will give wish to all the people 無力なこの手を差し伸べれば いつか誰かを救えるの? What should we do for the world この星を揺らすせつない叫び声をいつか鎮めるために Love will give wish to all the people あなた抱きしめた腕なら 哀しみに戦い勝てるわ What should we do for the world この星を覆うつらい歴史の先を人は歩みつづける Love will give wish to all the people 涙が笑顔に変わるとき世界は塗り替えられるわ What should we do for the world この星を照らす空より高い愛を人は掲げつづける | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | Love will give wish to all the people 夢から目醒めて 泣き出す幼子をあやしつけるように What should we do for the world この星を揺らす せつない叫び声をそっと鎮められたら たとえ天の怒りに触れて ひかりの園を追われたとしても けしてあなたと離れはしない 瓦礫の森の白い月を見上げて はるか遠い時 黄金の記憶を呼び戻すの Love will give wish to all the people あなた抱きしめた腕には哀しみも抱きしめられるわ What should we do for the world この星を覆うつらい歴史の先を人は歩みつづける 荒れた地にも一茎の花が 太陽に向かい咲きほこるように この世に満ちる美しきもの めぐる緑と広がる蒼穹の下で あなたを愛し 故郷を想って私は生きる Love will give wish to all the people 涙が笑顔に変わるとき世界は塗り替えられるわ What should we do for the world この星を包む海より深い愛を人は満たしつづける 炎散る廃虚逃げ惑う人 飢えた子供の罪なきその眸に おとぎばなしの青い鳥の影が映る日まで Love will give wish to all the people 無力なこの手を差し伸べれば いつか誰かを救えるの? What should we do for the world この星を揺らすせつない叫び声をいつか鎮めるために Love will give wish to all the people あなた抱きしめた腕なら 哀しみに戦い勝てるわ What should we do for the world この星を覆うつらい歴史の先を人は歩みつづける Love will give wish to all the people 涙が笑顔に変わるとき世界は塗り替えられるわ What should we do for the world この星を照らす空より高い愛を人は掲げつづける |
戦慄の子供たち光る眼で闇を読む 恐るべき子供達 生まれてきた時からずっと 愛とは凶器で 真っ赤に濡れた胸を掴んで 傷口に埋めた 腐敗の中から成せる世界には 華やぐ絶望 生かすも殺すもわたしたちの業 犬のように笑い 豚のように泣いて 喚きつづけたあとには さあどうする 守られあやされ毀れて 息づくこの身は抜け殻 ひび割れ煌めく心の 引き金に指を掛け 守られあやされ壊して すべてわかったふりをして 撃つのは甲斐なき幻(ゆめ)ばかり 足の生えた亡霊の群れ 遊戯の死を踏めど 生きるために焦がれて探す ゲートは 地の底に どんな始まりも終わりの為では 非ざる凶暴 わたしを救うのはわたしたちだけ 敵のように愛し 友のように憎み 偽りながら出会ったわけじゃない 番って求めてさぐれば みんな沈んでく気がする 上澄みに浮かぶ心は 汚れてはないと知る 番って求め 弄って 涙にならない痛みを さあ口移しで分け合おう 眠る眼で闇を抱く 哀しみの子供達 守られあやされ毀れて 息づくこの身は抜け殻 ひび割れ煌めく心の 引き金に指を掛け 縛られ囲われ飼われて喰まれて 抗う切なる自由よ 呪って夢みて疎んで祈って 運命よ! 生きたいと願う まだ残れるわたしの命 | ALI PROJECT | Arika Takarano | Mikiya Katakura | | 光る眼で闇を読む 恐るべき子供達 生まれてきた時からずっと 愛とは凶器で 真っ赤に濡れた胸を掴んで 傷口に埋めた 腐敗の中から成せる世界には 華やぐ絶望 生かすも殺すもわたしたちの業 犬のように笑い 豚のように泣いて 喚きつづけたあとには さあどうする 守られあやされ毀れて 息づくこの身は抜け殻 ひび割れ煌めく心の 引き金に指を掛け 守られあやされ壊して すべてわかったふりをして 撃つのは甲斐なき幻(ゆめ)ばかり 足の生えた亡霊の群れ 遊戯の死を踏めど 生きるために焦がれて探す ゲートは 地の底に どんな始まりも終わりの為では 非ざる凶暴 わたしを救うのはわたしたちだけ 敵のように愛し 友のように憎み 偽りながら出会ったわけじゃない 番って求めてさぐれば みんな沈んでく気がする 上澄みに浮かぶ心は 汚れてはないと知る 番って求め 弄って 涙にならない痛みを さあ口移しで分け合おう 眠る眼で闇を抱く 哀しみの子供達 守られあやされ毀れて 息づくこの身は抜け殻 ひび割れ煌めく心の 引き金に指を掛け 縛られ囲われ飼われて喰まれて 抗う切なる自由よ 呪って夢みて疎んで祈って 運命よ! 生きたいと願う まだ残れるわたしの命 |
雪華懺悔心中一片一文灰散る如く 薄霞 時は降り積もる 毀れる躰はああ何処で 朽ちゆくのでしょう 蠢く私の不浄の指は 毒の絲吐いて女郎蜘蛛 縛られた過去の亡霊と 人肌を縊る 綺麗事ほどお笑い種の 表を越えて渡りませ 本当は 悪いお人で あらしゃりますか 愚か恋しや 痴人の愛の 果て無き情け縺れ 堕ちては外道 縋れど地獄 のぼる気も失せ蜘蛛の糸 如夜叉燃しませ 戀の恨道 引き返せぬのならば 覚悟の腹はいざ 抜く鞘ひらひら段平翳して 刺青の薫り墨染めの桜 漆の闇へと隠しつつ はるかに 愛する痛みなら 膿み尽くしたでしょう 見上げる宵には裸木の骨 生きれど女は月髑髏 白珠の下腹満ちるたび 生まれ出づる死よ 朝日を知らぬ赤子のように 血肉包まれ眠りませ 本当に 可哀いお人で あらしゃりますね いのち愛しや 賽の河原の 石積み遊び憫れ 通るは百鬼 罅ぜる鬼灯 転ぶ間もなく針の山 女夜叉抱きませ 懺悔野ざらし 二度と帰らせまいと 占う吉凶は 剥ぐ爪はらはら花弁数えて 怖いお人で あらしゃりますか いのち惜しかろ 飲み乾す咽に 爛れる情の苦し 秘すれば仏 焼かれて般若 崩れゆくほど麗しや 女夜叉抱きませ 夢の通い路 二度と戻れぬように 踏み出した足首 舞う雪はらはら六花に埋もれて 愚か恋しや 痴人の愛の 果て無き情け縺れ 堕ちては外道 縋れど地獄 のぼる気も失せ蜘蛛の糸 如夜叉燃しませ 戀の恨道 引き返せぬのならば 覚悟の腹はいざ 抜く鞘ひらひら段平翳して | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 一片一文灰散る如く 薄霞 時は降り積もる 毀れる躰はああ何処で 朽ちゆくのでしょう 蠢く私の不浄の指は 毒の絲吐いて女郎蜘蛛 縛られた過去の亡霊と 人肌を縊る 綺麗事ほどお笑い種の 表を越えて渡りませ 本当は 悪いお人で あらしゃりますか 愚か恋しや 痴人の愛の 果て無き情け縺れ 堕ちては外道 縋れど地獄 のぼる気も失せ蜘蛛の糸 如夜叉燃しませ 戀の恨道 引き返せぬのならば 覚悟の腹はいざ 抜く鞘ひらひら段平翳して 刺青の薫り墨染めの桜 漆の闇へと隠しつつ はるかに 愛する痛みなら 膿み尽くしたでしょう 見上げる宵には裸木の骨 生きれど女は月髑髏 白珠の下腹満ちるたび 生まれ出づる死よ 朝日を知らぬ赤子のように 血肉包まれ眠りませ 本当に 可哀いお人で あらしゃりますね いのち愛しや 賽の河原の 石積み遊び憫れ 通るは百鬼 罅ぜる鬼灯 転ぶ間もなく針の山 女夜叉抱きませ 懺悔野ざらし 二度と帰らせまいと 占う吉凶は 剥ぐ爪はらはら花弁数えて 怖いお人で あらしゃりますか いのち惜しかろ 飲み乾す咽に 爛れる情の苦し 秘すれば仏 焼かれて般若 崩れゆくほど麗しや 女夜叉抱きませ 夢の通い路 二度と戻れぬように 踏み出した足首 舞う雪はらはら六花に埋もれて 愚か恋しや 痴人の愛の 果て無き情け縺れ 堕ちては外道 縋れど地獄 のぼる気も失せ蜘蛛の糸 如夜叉燃しませ 戀の恨道 引き返せぬのならば 覚悟の腹はいざ 抜く鞘ひらひら段平翳して |
絶叫哲学絶叫 喉ヲアケテ モット喚キタマエ 絶唱 歌ウヨリカ ズットイイ声ダワ 擬音操ル 詩人ノ君ト 絶頂 音ヲ立テテ グット響キ合ウノ 絶望 奏デルヨニ キット純粋ダワ キレイナ指ハ ピアノデ殉死 何カ意味アル生キ方シタラ 意味無イノカシラ ハニー 浮世ハ徒然 ワタシダダイスト 夢モ刺激モ気軽ニ買エル 小サナ富デ デモワタシハ喘ギタイノ 戒厳令敷イタ国ノ 抑圧サレテク芸術家ミタイニ 絶叫 拳アゲテ モット壊シタマエ 絶笑 微笑ムヨリ ズットイイ顔ダワ 亀裂ダラケノ 偽善ノマスク ドンナ男(ヒト)ニモ好カレル事ガ 理想ナノカシラ マミィー 最強ロマンス アノ娘ヒロイズム 愛モ正義モ気易ク売レル オイクラデモ デモワタシハ抗イタイ 反勢力消エタ街ノ 地下室ニ隠ル叛逆者ミタイニ 皆ガ讃エル才能アレバ 成レルノカシラ英雄(ヒーロー) 完全無敵ノ和平フィロソフィー 人ハ絆デツナガッテルト 信ジテルノ ソウネ誰モ叫バナイワ 何カ意味アル生キ方シタラ 意味無イノカシラ ハニー 浮世ハ徒然 フタリダダイスト 夢モ刺激モ気軽ニ買エル 小サナ富デ デモワタシハ喘ギタイノ 戒厳令敷イタ国ノ 去勢サレソウナ革命家ミタイニ | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 絶叫 喉ヲアケテ モット喚キタマエ 絶唱 歌ウヨリカ ズットイイ声ダワ 擬音操ル 詩人ノ君ト 絶頂 音ヲ立テテ グット響キ合ウノ 絶望 奏デルヨニ キット純粋ダワ キレイナ指ハ ピアノデ殉死 何カ意味アル生キ方シタラ 意味無イノカシラ ハニー 浮世ハ徒然 ワタシダダイスト 夢モ刺激モ気軽ニ買エル 小サナ富デ デモワタシハ喘ギタイノ 戒厳令敷イタ国ノ 抑圧サレテク芸術家ミタイニ 絶叫 拳アゲテ モット壊シタマエ 絶笑 微笑ムヨリ ズットイイ顔ダワ 亀裂ダラケノ 偽善ノマスク ドンナ男(ヒト)ニモ好カレル事ガ 理想ナノカシラ マミィー 最強ロマンス アノ娘ヒロイズム 愛モ正義モ気易ク売レル オイクラデモ デモワタシハ抗イタイ 反勢力消エタ街ノ 地下室ニ隠ル叛逆者ミタイニ 皆ガ讃エル才能アレバ 成レルノカシラ英雄(ヒーロー) 完全無敵ノ和平フィロソフィー 人ハ絆デツナガッテルト 信ジテルノ ソウネ誰モ叫バナイワ 何カ意味アル生キ方シタラ 意味無イノカシラ ハニー 浮世ハ徒然 フタリダダイスト 夢モ刺激モ気軽ニ買エル 小サナ富デ デモワタシハ喘ギタイノ 戒厳令敷イタ国ノ 去勢サレソウナ革命家ミタイニ |
絶國TEMPEST轟け 雲を裂いて 耀け 嘆きのテンペスト この世をただ照らすのは 雷神撃つ光の矢 闇は頽れて重なり合う 月を犯しながら 幾万の夜が過ぎ 王の裳裾はわれを抱かん 人が生まれながら 抱えた罪は十 勾玉に繋げこの首飾る われは視よう 来る未來(とき)を 水晶の眼癈(し)いても 舞い散れ 死せる星辰(ほし)よ こぼれる 嵐ケ丘に 吹きすさぶ風を超えて わが魂(こころ)を運びたまえ 轟け 空を裂いて 乱れよ 怒りのテンペスト 地上をはや嘗めるのは 鬼神が曳く焔影 滅亡の緋い陽炎立ち 胸を卍に切り 薔薇の根を植えん たれを戀うると望むのなら 棘に絡められ 手も足も磔く なおも生きんと血潮巡るごと われは眠る 来る夢に いつか君に逢わんと さざめく 銀の雨よ この身を 嵐ケ淵へ 砕かれる波の間に間 わが叫びを沈めたまえ 轟け 穹窿突き 輝け 祈りのテンペスト 地上満つる清らかに 龍神吐く流涎の 天を映して水鏡揺れ 舞い飛べ 生きる星辰よ こぼれる 嵐ケ丘に 吹きすさぶ風を超えて わが魂を運びたまえ 轟け 雲を裂いて 耀け 嘆きのテンペスト この世をいま照らすのは 雷神撃つ光の矢 闇は美しく雪崩るだろう | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 轟け 雲を裂いて 耀け 嘆きのテンペスト この世をただ照らすのは 雷神撃つ光の矢 闇は頽れて重なり合う 月を犯しながら 幾万の夜が過ぎ 王の裳裾はわれを抱かん 人が生まれながら 抱えた罪は十 勾玉に繋げこの首飾る われは視よう 来る未來(とき)を 水晶の眼癈(し)いても 舞い散れ 死せる星辰(ほし)よ こぼれる 嵐ケ丘に 吹きすさぶ風を超えて わが魂(こころ)を運びたまえ 轟け 空を裂いて 乱れよ 怒りのテンペスト 地上をはや嘗めるのは 鬼神が曳く焔影 滅亡の緋い陽炎立ち 胸を卍に切り 薔薇の根を植えん たれを戀うると望むのなら 棘に絡められ 手も足も磔く なおも生きんと血潮巡るごと われは眠る 来る夢に いつか君に逢わんと さざめく 銀の雨よ この身を 嵐ケ淵へ 砕かれる波の間に間 わが叫びを沈めたまえ 轟け 穹窿突き 輝け 祈りのテンペスト 地上満つる清らかに 龍神吐く流涎の 天を映して水鏡揺れ 舞い飛べ 生きる星辰よ こぼれる 嵐ケ丘に 吹きすさぶ風を超えて わが魂を運びたまえ 轟け 雲を裂いて 耀け 嘆きのテンペスト この世をいま照らすのは 雷神撃つ光の矢 闇は美しく雪崩るだろう |
絶途、新世界ヘボロボロの旗を掲げ ココロに錦を飾る どんなに汚れても 先へ進んで行く カタカタと骨を鳴らし 歓喜(よろこび)の歌を吠えよ 生きるか死ぬかなど くだらない問題 鎖も口輪も 外した僕たちは 尾を振る飼主(あいて)を 持たない猛犬さ ギリギリの崖を渡る 乾いた包帯靡く 道程風任せ 微笑み撫でさせて 弱さは 腐った優しさ抱きしめる 強さを授けよ 眠れる勇者の血 常に君をみつめてた赤の他人 影を落とす節穴の目を瞠き 追う生者 ボロボロの旗を掲げ ココロに錦を飾る カタカタと骨を鳴らし 歓喜の歌を吠えよ ギリギリの崖を渡る 乾いた包帯靡く 道程風任せ 終わりを超えてゆけ 積もった枯れ葉も 再び吹き上がる 土には還らぬ 尊き意思の砂礫 遠い彼方を決めるのは奴らじゃない 瓦礫の海踏みしだく裸足のまま 僕らは やがて 目覚め あおう 新世界で | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | ボロボロの旗を掲げ ココロに錦を飾る どんなに汚れても 先へ進んで行く カタカタと骨を鳴らし 歓喜(よろこび)の歌を吠えよ 生きるか死ぬかなど くだらない問題 鎖も口輪も 外した僕たちは 尾を振る飼主(あいて)を 持たない猛犬さ ギリギリの崖を渡る 乾いた包帯靡く 道程風任せ 微笑み撫でさせて 弱さは 腐った優しさ抱きしめる 強さを授けよ 眠れる勇者の血 常に君をみつめてた赤の他人 影を落とす節穴の目を瞠き 追う生者 ボロボロの旗を掲げ ココロに錦を飾る カタカタと骨を鳴らし 歓喜の歌を吠えよ ギリギリの崖を渡る 乾いた包帯靡く 道程風任せ 終わりを超えてゆけ 積もった枯れ葉も 再び吹き上がる 土には還らぬ 尊き意思の砂礫 遠い彼方を決めるのは奴らじゃない 瓦礫の海踏みしだく裸足のまま 僕らは やがて 目覚め あおう 新世界で |
薔薇架刑もしもわたしが 仄蒼き薔薇(そうび)なら 肉体(からだ)は綻ぶ花でしょう 添い寝する駒鳥たち 刺で抱きしめ 甘き蜜を引きかえに 生き血を注がせ赤く赤く 月を浴びて燦燦と 盛りの刻を立ち止まらせて 祈りのように 呪いのように 開いた花唇の奥底で唄う そうまでもして 咲き誇るのかと 問うなかれ もしもわたしが 野に咲いた薔薇なら 心は蠢くその根でしょう 土深くに亡骸を 幾つ数えて 闇に染みし濁る夜露 貧り尽くし吸い尽くして 朱い茎を昇りつめ 光の在処 探りつづける 天女のように 獣のように 堕ちていく場処は墓穴と知れど それほどまでに 愛したいのかと 問うなかれ 枝を巡り 葉を滲ませ 自らの身を架刑とせん 月に潜み煌煌と わたしは薔薇でわたしは女 呪いのように 祈りのように 秘する想いは薫りつつ爛れ そうしてなおも 生きてゆくのかと 問いながら | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | もしもわたしが 仄蒼き薔薇(そうび)なら 肉体(からだ)は綻ぶ花でしょう 添い寝する駒鳥たち 刺で抱きしめ 甘き蜜を引きかえに 生き血を注がせ赤く赤く 月を浴びて燦燦と 盛りの刻を立ち止まらせて 祈りのように 呪いのように 開いた花唇の奥底で唄う そうまでもして 咲き誇るのかと 問うなかれ もしもわたしが 野に咲いた薔薇なら 心は蠢くその根でしょう 土深くに亡骸を 幾つ数えて 闇に染みし濁る夜露 貧り尽くし吸い尽くして 朱い茎を昇りつめ 光の在処 探りつづける 天女のように 獣のように 堕ちていく場処は墓穴と知れど それほどまでに 愛したいのかと 問うなかれ 枝を巡り 葉を滲ませ 自らの身を架刑とせん 月に潜み煌煌と わたしは薔薇でわたしは女 呪いのように 祈りのように 秘する想いは薫りつつ爛れ そうしてなおも 生きてゆくのかと 問いながら |
大正撫子モダンガール黒い繭のように 結い上げた髪を 最初に切った 断髪の 君よ 床に散らばった 重たい柵み 二度と縛られず 自由を旅する 凜と香る 姫撫子 内に秘めし 熱き想い その瞳(め)が 見た夢の先 このわたしの今が在る Our name is GIRL 時代(とき)を超えて 声高に叫ぶ 気丈な女性に 憧れるけれど モダンに学ぼう 小粋な可憐さ 強さは その中 凜と生きる 姫撫子 緋色の帯 解かれた恋 その心の 切なさを もうわたしも知っている You and I are girls 懐かし友 凜と香る 姫撫子 内に秘めし 熱き想い その眼差し 見つめてた 未来にいるこのわたし Our name is GIRL 時代を超えて | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 黒い繭のように 結い上げた髪を 最初に切った 断髪の 君よ 床に散らばった 重たい柵み 二度と縛られず 自由を旅する 凜と香る 姫撫子 内に秘めし 熱き想い その瞳(め)が 見た夢の先 このわたしの今が在る Our name is GIRL 時代(とき)を超えて 声高に叫ぶ 気丈な女性に 憧れるけれど モダンに学ぼう 小粋な可憐さ 強さは その中 凜と生きる 姫撫子 緋色の帯 解かれた恋 その心の 切なさを もうわたしも知っている You and I are girls 懐かし友 凜と香る 姫撫子 内に秘めし 熱き想い その眼差し 見つめてた 未来にいるこのわたし Our name is GIRL 時代を超えて |
胎内ヒトガタ遊戯手首足首 落として 曲がる腕膝 剥がして 頸と頭を 離して 月の転がる匣の中に 敷き詰める 閉ざさぬ眼球(ひとみ) 映したのは 僕にはけして見えぬ何か いつもと変わらず妬ましく その子を少し憎みました ああ何故あなたは 僕にほんとの痛み 教えてくれなかったの 母さん 床に広がる真っ赤な海と おんなじように 涙の粒も熱いのですか 性はどっちに向かうの 雄も雌にも成りたくない 成れはしない 微笑み行き交う人たちは 僕にはけして知らぬ誰か また今日も人形を抱いて 気づけば壊しているのです 床に広がる真っ赤な海と おんなじように 涙の粒も熱いのですか 性はどっちに向かうの 雄も雌にも成りたくない 成れはしない 微笑み行き交う人たちは 僕にはけして知らぬ誰か また今日も人形を抱いて 気づけば壊しているのです ああ何故あなたは 僕にひとつの愛も 授けてくれなかったの 母さん 胸に溜まった真っ赤な膿に 息を詰まらせ あなたのなかへ 戻してください | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 手首足首 落として 曲がる腕膝 剥がして 頸と頭を 離して 月の転がる匣の中に 敷き詰める 閉ざさぬ眼球(ひとみ) 映したのは 僕にはけして見えぬ何か いつもと変わらず妬ましく その子を少し憎みました ああ何故あなたは 僕にほんとの痛み 教えてくれなかったの 母さん 床に広がる真っ赤な海と おんなじように 涙の粒も熱いのですか 性はどっちに向かうの 雄も雌にも成りたくない 成れはしない 微笑み行き交う人たちは 僕にはけして知らぬ誰か また今日も人形を抱いて 気づけば壊しているのです 床に広がる真っ赤な海と おんなじように 涙の粒も熱いのですか 性はどっちに向かうの 雄も雌にも成りたくない 成れはしない 微笑み行き交う人たちは 僕にはけして知らぬ誰か また今日も人形を抱いて 気づけば壊しているのです ああ何故あなたは 僕にひとつの愛も 授けてくれなかったの 母さん 胸に溜まった真っ赤な膿に 息を詰まらせ あなたのなかへ 戻してください |
寶島窓を燃やす 夕日の朱は胸に つつんで心臓 かがやく紅玉 航路は果てしない夢のように どこまでも続き 酔いに戻す 西へ東へ 北へ南へ 長い日々をひとり生きて 探すのはこの指に 掴めないもの 床を濡らす 月光の青は皮膚に うごめく斑猫 わずらう貴腐病 希望と絶望織りなす地図 水晶砕いた破片の先 空へ山河へ 海へ荒野へ 長い日々をひとり歩き 探すのはこの足が 踏み込めぬ場所 | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 窓を燃やす 夕日の朱は胸に つつんで心臓 かがやく紅玉 航路は果てしない夢のように どこまでも続き 酔いに戻す 西へ東へ 北へ南へ 長い日々をひとり生きて 探すのはこの指に 掴めないもの 床を濡らす 月光の青は皮膚に うごめく斑猫 わずらう貴腐病 希望と絶望織りなす地図 水晶砕いた破片の先 空へ山河へ 海へ荒野へ 長い日々をひとり歩き 探すのはこの足が 踏み込めぬ場所 |
魂ノ代憶えてるよな 忘れてるよな ココはどこ 桃いろの まん丸い 部屋のなか 満ちてきたよな 満たされたよな つながってる 鹿ノ子帯 目を覚ます お稚児さん わたしは何で 産まれるのか このまま玉で いたいけれど すてきなことが 待ってるのかな 忘れたくない 憶えていたい 苦しい も 楽しい も 哀しい も 嬉しい も わたしはまたも 産まれてゆく そしても一度 くり返すの すてきなことね それってきっと 精一杯に 声あげ泣こう | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 憶えてるよな 忘れてるよな ココはどこ 桃いろの まん丸い 部屋のなか 満ちてきたよな 満たされたよな つながってる 鹿ノ子帯 目を覚ます お稚児さん わたしは何で 産まれるのか このまま玉で いたいけれど すてきなことが 待ってるのかな 忘れたくない 憶えていたい 苦しい も 楽しい も 哀しい も 嬉しい も わたしはまたも 産まれてゆく そしても一度 くり返すの すてきなことね それってきっと 精一杯に 声あげ泣こう |
タンゴ ダダ革張りの寝椅子(カウチ) 裸の背に貼付く ただ一点を見つめ 死人のポーズ 紫の烟り纏う その眼差しは 乾いた砂のように どこまでも私を沈める 行き場のない 哀しみたちが今 重なり合い踊りだすのは 情熱のタンゴなの 燃え尽きるまで接吻を 交わしましょう 支那扇あおぐ 黄昏のバルコンで 宵闇待つ肌に 白昼夢の心を添えて 失うこと 分かっているのなら やさしい手で殺してみてよ この恋を ひと思い 鮮やかな熱い血が まだ流れるうち 行き場のない 悦びたちが今 重なり合い踊ってるのは 情熱のタンゴなの 息絶えるまで抱擁を つづけましょう 失うこと 分かってしまうから 女の手は壊していくの また愛を 人生を 甘い声で愛しい名を 囁きながら | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | Arika Takarano | 革張りの寝椅子(カウチ) 裸の背に貼付く ただ一点を見つめ 死人のポーズ 紫の烟り纏う その眼差しは 乾いた砂のように どこまでも私を沈める 行き場のない 哀しみたちが今 重なり合い踊りだすのは 情熱のタンゴなの 燃え尽きるまで接吻を 交わしましょう 支那扇あおぐ 黄昏のバルコンで 宵闇待つ肌に 白昼夢の心を添えて 失うこと 分かっているのなら やさしい手で殺してみてよ この恋を ひと思い 鮮やかな熱い血が まだ流れるうち 行き場のない 悦びたちが今 重なり合い踊ってるのは 情熱のタンゴなの 息絶えるまで抱擁を つづけましょう 失うこと 分かってしまうから 女の手は壊していくの また愛を 人生を 甘い声で愛しい名を 囁きながら |
Das Veilchen野に吹く微風に 小さなスミレその心 影を曳き揺れる 軽やかに駆ける 美しい娘の 土を撥ねる素足見つめ ああ スミレは思う 目立たぬ儚い私など 摘まれたとて あのやわらかな胸 抱きしめられるなど 叶うことのない夢だろう ああ ならば娘よ 白く滑らかなその爪先で 踏んでおくれ 静かに青い血吐き散らして 指へと口づけよう そして死なん 幸福のスミレは | ALI PROJECT | 訳詞:宝野アリカ | Mozart | | 野に吹く微風に 小さなスミレその心 影を曳き揺れる 軽やかに駆ける 美しい娘の 土を撥ねる素足見つめ ああ スミレは思う 目立たぬ儚い私など 摘まれたとて あのやわらかな胸 抱きしめられるなど 叶うことのない夢だろう ああ ならば娘よ 白く滑らかなその爪先で 踏んでおくれ 静かに青い血吐き散らして 指へと口づけよう そして死なん 幸福のスミレは |
堕天國宣戦留まる者 愚かなりし はらりひらり指に触れた 黒い翼の 一片 君がひとつの物語なら まだいくらでも書き換えられる 血のインクは乾かない 誰も知らない本当の僕ら 荒れた世界 変えるのは 追い求めたのは ちっぽけな幸福 なんかじゃない 戦え 轟く鼓動を合図に 意のまま進めば 行く先 果てない 抗え のたうち幾度と破れど 刻もう 纏った傷跡に夢を 埋もれそうな今日の記憶 繋げるために 明日へ 僕らは神の造り賜うた 失敗作のただ美しい 弱さを抱く人形か だけど心は 天も奈落も 超えて胸に たどり着く 満ち足りるのは いつか目を閉ざす時だけでいい 戦え 交わる叫びは宣誓 合わせる力は 愛より尊い 奪わん 最後の止めを刺す剣 掲げよう すべてを突き抜く切尖 そこに集い充ちる光 育まれゆく 希望を 悟らん 轟く鼓動が教える 生きるということ 命というもの 闘え のたうち幾度と破れど 信じて 未知なる己の強さを 刻もう 纏った傷跡に夢を! 護らん 最後の止めを刺す剣 奪わん 最後にこの手が持つもの 掲げよう すべてを突き抜く切尖 そして集い充ちる光 身体に浴びて はらり ひらり指はやがて 白い翼の 一片 訪なうもの 静かなりし | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 留まる者 愚かなりし はらりひらり指に触れた 黒い翼の 一片 君がひとつの物語なら まだいくらでも書き換えられる 血のインクは乾かない 誰も知らない本当の僕ら 荒れた世界 変えるのは 追い求めたのは ちっぽけな幸福 なんかじゃない 戦え 轟く鼓動を合図に 意のまま進めば 行く先 果てない 抗え のたうち幾度と破れど 刻もう 纏った傷跡に夢を 埋もれそうな今日の記憶 繋げるために 明日へ 僕らは神の造り賜うた 失敗作のただ美しい 弱さを抱く人形か だけど心は 天も奈落も 超えて胸に たどり着く 満ち足りるのは いつか目を閉ざす時だけでいい 戦え 交わる叫びは宣誓 合わせる力は 愛より尊い 奪わん 最後の止めを刺す剣 掲げよう すべてを突き抜く切尖 そこに集い充ちる光 育まれゆく 希望を 悟らん 轟く鼓動が教える 生きるということ 命というもの 闘え のたうち幾度と破れど 信じて 未知なる己の強さを 刻もう 纏った傷跡に夢を! 護らん 最後の止めを刺す剣 奪わん 最後にこの手が持つもの 掲げよう すべてを突き抜く切尖 そして集い充ちる光 身体に浴びて はらり ひらり指はやがて 白い翼の 一片 訪なうもの 静かなりし |
Daphne春まだ浅き 黄昏の 冷たく棚引く 風の底に 密かにダフネの 香り嗅ぐ 行く手に穿たれし わが奈落を 閉ざすように 塞ぐように 甘く纏いつき あなたへと 転がりゆく 心を放てと 逢いに行っても いいですか 月影籠もる闇へ この身が抱くのが 荊でも ああ恋は 傷つくことを恐れぬ 静かにダフネは 朽ちるだろう 乙女の最後の 季節のように 幸福と哀しみの 狭間 私は佇み ただあなたの 髪を撫で 眠りにつく日 待ちわびる | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 春まだ浅き 黄昏の 冷たく棚引く 風の底に 密かにダフネの 香り嗅ぐ 行く手に穿たれし わが奈落を 閉ざすように 塞ぐように 甘く纏いつき あなたへと 転がりゆく 心を放てと 逢いに行っても いいですか 月影籠もる闇へ この身が抱くのが 荊でも ああ恋は 傷つくことを恐れぬ 静かにダフネは 朽ちるだろう 乙女の最後の 季節のように 幸福と哀しみの 狭間 私は佇み ただあなたの 髪を撫で 眠りにつく日 待ちわびる |
堕落論間違いだらけの バイブルを開いたように ときどき人生は 理由もなく憂鬱になる 平穏は ビロオドの柩みたいで このままじゃ埋もれそう あせっちゃって わめいちゃって 何でも放り投げて 遊んじゃって 終わっちゃって 自分に言い聞かせる ねえこんな日も きっと大切だって らくがきだらけの バンビの日記帳に 並んだ アイノコトバ 紛いものの星みたいね しあわせに掟があるなら それに気づいちゃいけない事 はしゃいじゃって ふざけちゃって でも何かおかしくて 恋しちゃって ふられちゃって とつぜん悟ったわ いつもあたし ぜったい本気が足りない あせっちゃって わめいちゃって 部屋中散らかって 疲れちゃって 眠っちゃって ステキなあしたを 夢見るのも きっと才能だわ もう はしゃいじゃって ふざけちゃって 何かが見えてきて まあいいっかって 立ち直って なんだかね 単純なの でも新しいあたしに これで会えるの | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 間違いだらけの バイブルを開いたように ときどき人生は 理由もなく憂鬱になる 平穏は ビロオドの柩みたいで このままじゃ埋もれそう あせっちゃって わめいちゃって 何でも放り投げて 遊んじゃって 終わっちゃって 自分に言い聞かせる ねえこんな日も きっと大切だって らくがきだらけの バンビの日記帳に 並んだ アイノコトバ 紛いものの星みたいね しあわせに掟があるなら それに気づいちゃいけない事 はしゃいじゃって ふざけちゃって でも何かおかしくて 恋しちゃって ふられちゃって とつぜん悟ったわ いつもあたし ぜったい本気が足りない あせっちゃって わめいちゃって 部屋中散らかって 疲れちゃって 眠っちゃって ステキなあしたを 夢見るのも きっと才能だわ もう はしゃいじゃって ふざけちゃって 何かが見えてきて まあいいっかって 立ち直って なんだかね 単純なの でも新しいあたしに これで会えるの |
ダリの宝石店ルビーは蜥蜴の二枚舌 男を騙すにもってこい 真赤なルージュを揃えます 真珠は人魚の喘ぎ声 ベッドの船で舵を取る 貴女の足首飾るため おひとついかが?と囁くペテン師 壜詰めにした恋の涙を ダイヤに変えてご覧にいれましょう ここはダリの素敵な宝石店 彷徨う瞳はエメラルド 金銀星夜に嵌め変えて 終わりのない地図探します きっと貴女は訪れる サファイヤ通りのこの店へ ルーペで心臓覗かれて 今晩お暇?と義眼の魔術師 メッキの愛でもないよりマシなら 豪華に仕立ててリボンで括りましょう ここはダリの不思議な宝石店 最後に貴女の心も肉体も 売り捌くまで出口は開かない ここはダリの素敵な宝石店 | ALI PROJECT | Arika Takarano | Mikiya Katakura | 平野義久 | ルビーは蜥蜴の二枚舌 男を騙すにもってこい 真赤なルージュを揃えます 真珠は人魚の喘ぎ声 ベッドの船で舵を取る 貴女の足首飾るため おひとついかが?と囁くペテン師 壜詰めにした恋の涙を ダイヤに変えてご覧にいれましょう ここはダリの素敵な宝石店 彷徨う瞳はエメラルド 金銀星夜に嵌め変えて 終わりのない地図探します きっと貴女は訪れる サファイヤ通りのこの店へ ルーペで心臓覗かれて 今晩お暇?と義眼の魔術師 メッキの愛でもないよりマシなら 豪華に仕立ててリボンで括りましょう ここはダリの不思議な宝石店 最後に貴女の心も肉体も 売り捌くまで出口は開かない ここはダリの素敵な宝石店 |
誰ソ彼パピヨン回廊灯しましょう パピヨンの 夜に羽ばたく翅を 唯一の 道標に その爪先 あと一歩 進めますか どちらへ 見えない前 見ぬ後ろ 選ぶのは此処で あなた お急ぎにならず 考えあそばし 抱きしめて温めて 未も睡りつづける 幸せの繭たちを 傷ついて傷つけて 零してきた涙の 数だけ綺麗な 命が羽化する 幻(ゆめ)と現の狭間 開く扉の鍵は もうとっくにお持ちね 床のうえに 散らばった 星の欠片 花片 赤い魂 青い記憶 生なる日々は紫 沈みゆく刻も 煌めくものです 舞いあがれ その幽体(からだ) 耀く鱗粉(ひかり)浴びて 黄昏の向こう側 追いかけて 引き寄せて 次の世界を創る やさしい思い出を いくつも重ねて 積み上げては壊して なんども生まれ変わる 誰でもない誰かに 灯しましょう パピヨンの 夜に羽ばたく翅を 唯一の 道標に 夢見ませ ひたすらに 今 生きているという 唯一の 真実(まこと)を 抱きしめて 胸深く そっと息を潜めた 歓びの繭たちは 傷ついて傷つけて 捧げてきた涙の 数だけ美しい あなたに目覚める 幻と現の狭間 閉じた扉の鍵 もうわたしへお返し | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 灯しましょう パピヨンの 夜に羽ばたく翅を 唯一の 道標に その爪先 あと一歩 進めますか どちらへ 見えない前 見ぬ後ろ 選ぶのは此処で あなた お急ぎにならず 考えあそばし 抱きしめて温めて 未も睡りつづける 幸せの繭たちを 傷ついて傷つけて 零してきた涙の 数だけ綺麗な 命が羽化する 幻(ゆめ)と現の狭間 開く扉の鍵は もうとっくにお持ちね 床のうえに 散らばった 星の欠片 花片 赤い魂 青い記憶 生なる日々は紫 沈みゆく刻も 煌めくものです 舞いあがれ その幽体(からだ) 耀く鱗粉(ひかり)浴びて 黄昏の向こう側 追いかけて 引き寄せて 次の世界を創る やさしい思い出を いくつも重ねて 積み上げては壊して なんども生まれ変わる 誰でもない誰かに 灯しましょう パピヨンの 夜に羽ばたく翅を 唯一の 道標に 夢見ませ ひたすらに 今 生きているという 唯一の 真実(まこと)を 抱きしめて 胸深く そっと息を潜めた 歓びの繭たちは 傷ついて傷つけて 捧げてきた涙の 数だけ美しい あなたに目覚める 幻と現の狭間 閉じた扉の鍵 もうわたしへお返し |
眼帯兎と包帯羊のMarchen片眼の兎追い少年は 裏庭の柵越え 森に迷い込む 飛び散る木漏れ日の精たち 色とりどりの花 目が眩んでゆく 触れば怪我する 毒茸の群れが 嗤って転がる 絡まる蔦の葉 樫の根に掴まれ 足を滑らせた 空が罅割れ 墜ちる苔の上に そっと降り積もる 光る胞子 裸の胸に 少年は夢に凭れ 忘れてゆく 続くべき日を それはいけないことではなく 覗き見るは兎 赤眼の輝きで 忍び寄るは羊 三本肢で 森の底は怖い だけど魅惑に満ち 何かを失くしても 抜け出せはしない 行こうもっと奥へ遠くへ 君ももっと気に入るから ママもいないひとりじゃない 誰もぶたない君を 蜜蜂溶けた甘い芥子のお茶を飲み 駒鳥詰めた美味しいパイを食べよう 綺麗な蝶々が 貰いにやってくる 君の良い心 蹌踉ける羊追い少女が 白い靴を汚し 森に入り込む 幸せの頬翳りもせず 翼生えたように どこまでも先へ 微風つなげて やさしく迎えよう 崖の向こうがわ 帳が降りても 本当の暗い闇 感じないように | ALI PROJECT | 宝野アリカ | シューマン | | 片眼の兎追い少年は 裏庭の柵越え 森に迷い込む 飛び散る木漏れ日の精たち 色とりどりの花 目が眩んでゆく 触れば怪我する 毒茸の群れが 嗤って転がる 絡まる蔦の葉 樫の根に掴まれ 足を滑らせた 空が罅割れ 墜ちる苔の上に そっと降り積もる 光る胞子 裸の胸に 少年は夢に凭れ 忘れてゆく 続くべき日を それはいけないことではなく 覗き見るは兎 赤眼の輝きで 忍び寄るは羊 三本肢で 森の底は怖い だけど魅惑に満ち 何かを失くしても 抜け出せはしない 行こうもっと奥へ遠くへ 君ももっと気に入るから ママもいないひとりじゃない 誰もぶたない君を 蜜蜂溶けた甘い芥子のお茶を飲み 駒鳥詰めた美味しいパイを食べよう 綺麗な蝶々が 貰いにやってくる 君の良い心 蹌踉ける羊追い少女が 白い靴を汚し 森に入り込む 幸せの頬翳りもせず 翼生えたように どこまでも先へ 微風つなげて やさしく迎えよう 崖の向こうがわ 帳が降りても 本当の暗い闇 感じないように |
小さき者への贖罪の為のソナタもし君が立つ 足下が崖なら 飛び降りるべきは 私の方で 翼などもう 疾うに失くしたから 天へと昇れる術を 持たないだけで だけど羽よりも そして誰よりも いまの君をそっと抱ける 腕を持っている 苦しみを怺え 悲しみを越えて それでも頽れたなら 地上で砕けた 星のように燃える 行き場なき希望の 帰る空を 何度でも捧げよう 君が覗いた闇の 深い底を 目に映す者は 私だけでいい だからこうして 夜に歌いかける すべてを呑み込む 虚無が目覚めぬように どんな言葉なら そして祈りなら その心の奥に触れる 響きとなるだろう 愚かさを知って 愛しさを分かち 過ちに躓けど 許される明日を 願って立ち進む 穢れなき戦いの どうして君を 独りにできるだろう 生きてきた意味を 生きてゆく理由を 命の血へと流れる 遠き人々の 想いが綴るのを いつの日か読み取らん 愛よりも深く 罪よりも重く 積み重なってゆく時 もう誰も何も 君を引き裂けない 世界照らす輝きを 私たちは 静かにそばにいる | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | もし君が立つ 足下が崖なら 飛び降りるべきは 私の方で 翼などもう 疾うに失くしたから 天へと昇れる術を 持たないだけで だけど羽よりも そして誰よりも いまの君をそっと抱ける 腕を持っている 苦しみを怺え 悲しみを越えて それでも頽れたなら 地上で砕けた 星のように燃える 行き場なき希望の 帰る空を 何度でも捧げよう 君が覗いた闇の 深い底を 目に映す者は 私だけでいい だからこうして 夜に歌いかける すべてを呑み込む 虚無が目覚めぬように どんな言葉なら そして祈りなら その心の奥に触れる 響きとなるだろう 愚かさを知って 愛しさを分かち 過ちに躓けど 許される明日を 願って立ち進む 穢れなき戦いの どうして君を 独りにできるだろう 生きてきた意味を 生きてゆく理由を 命の血へと流れる 遠き人々の 想いが綴るのを いつの日か読み取らん 愛よりも深く 罪よりも重く 積み重なってゆく時 もう誰も何も 君を引き裂けない 世界照らす輝きを 私たちは 静かにそばにいる |
Cheri Cheriラビアンローズなんて まだまだ遠いけど あなたがくれるベエゼは 薔薇色なの 呪いの魔法が みるみる解けるように わたしは綺麗に 微笑(わら)えるようになる Cheri Cheri 銀のナイフ ずっとずっとお守りだった 不実の果実がなる ジャングル Cheri Cheri もうひとりに きっときっと戻さないで あなたが好き ジュテームおしえて 自由はあふれて みんな木の葉みたい ひとりじゃ行き場所さえ 決められない あなたとわたしを 籠に閉じ込めて 日がな一日絵を描く ステキナミライ Cheri Cheri 胸の小鳥 ずっとずっと鳴きっぱなし ふらちな不眠症の ラビリンス Cheri Cheri だけど強く ぎゅっとぎゅっと抱きしめられ ゼンマイねじ 壊れちゃいそう Cheri Cheri 銀のナイフ ずっとずっとお守りだった 不実の果実がなる ジャングル ほんとに欲しいものは この世にふたつだけ あなたの瞳 ジュテーム見つめて | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | ラビアンローズなんて まだまだ遠いけど あなたがくれるベエゼは 薔薇色なの 呪いの魔法が みるみる解けるように わたしは綺麗に 微笑(わら)えるようになる Cheri Cheri 銀のナイフ ずっとずっとお守りだった 不実の果実がなる ジャングル Cheri Cheri もうひとりに きっときっと戻さないで あなたが好き ジュテームおしえて 自由はあふれて みんな木の葉みたい ひとりじゃ行き場所さえ 決められない あなたとわたしを 籠に閉じ込めて 日がな一日絵を描く ステキナミライ Cheri Cheri 胸の小鳥 ずっとずっと鳴きっぱなし ふらちな不眠症の ラビリンス Cheri Cheri だけど強く ぎゅっとぎゅっと抱きしめられ ゼンマイねじ 壊れちゃいそう Cheri Cheri 銀のナイフ ずっとずっとお守りだった 不実の果実がなる ジャングル ほんとに欲しいものは この世にふたつだけ あなたの瞳 ジュテーム見つめて |
血の断章鳩の血のいろ 似合う雪の首 接吻(ベエゼ)より甘い あなたの牙の痕 少女のときから 待ち続けていた 小さな悪夢 つなぎつむぎあわせながら 棘を手折る優雅な指で わたし弔われて眠り 月の柩で目覚めた ただあなたを愛するため 人はこころを 胸の奥隠すけど 宝石匣で わたしは育てるの 永すぎる魔冬 哀しみ抱えた あなたの腕に 放たれ輝けるように 誰も願う 永遠の愛は 初めからここにしかない だから貴いと知るほど ただあなただけ崇める 愛おしい お父様 わたしを 抱いて 蕾散らす懺悔の爪に わたし抉り取られ睡り 薔薇の柩で叶わぬ ただ馨しい死を夢む 無垢なる無為なる 真紅の真白き花嫁 さよなら遠い刻 | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 鳩の血のいろ 似合う雪の首 接吻(ベエゼ)より甘い あなたの牙の痕 少女のときから 待ち続けていた 小さな悪夢 つなぎつむぎあわせながら 棘を手折る優雅な指で わたし弔われて眠り 月の柩で目覚めた ただあなたを愛するため 人はこころを 胸の奥隠すけど 宝石匣で わたしは育てるの 永すぎる魔冬 哀しみ抱えた あなたの腕に 放たれ輝けるように 誰も願う 永遠の愛は 初めからここにしかない だから貴いと知るほど ただあなただけ崇める 愛おしい お父様 わたしを 抱いて 蕾散らす懺悔の爪に わたし抉り取られ睡り 薔薇の柩で叶わぬ ただ馨しい死を夢む 無垢なる無為なる 真紅の真白き花嫁 さよなら遠い刻 |
Chu Chuある日 目覚めたときに 胸の奥で かすかな痛みとともに あなたを思う Sha La La La 窓で 光たちが 踊っているよ どんな朝より キラキラすべてが 綺麗だと 感じる あなたのことこんなに 好きだなんて 気づいたら もうじっと してられない Chu Chu Chu Chu 小鳥が 私の耳に 愛をうたうよ 服を着ながら とつぜん なみだが こぼれた 一粒だけ Sha La La La みんな 女の子は 生まれる前 可愛い天使だったこと 秘かに思い出す こんなとき Chu Chu Chu Chu あなた 頬に胸に キスを送るわ どんな夜より やさしい夢をあげたいのよ ああ今すぐ | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | ある日 目覚めたときに 胸の奥で かすかな痛みとともに あなたを思う Sha La La La 窓で 光たちが 踊っているよ どんな朝より キラキラすべてが 綺麗だと 感じる あなたのことこんなに 好きだなんて 気づいたら もうじっと してられない Chu Chu Chu Chu 小鳥が 私の耳に 愛をうたうよ 服を着ながら とつぜん なみだが こぼれた 一粒だけ Sha La La La みんな 女の子は 生まれる前 可愛い天使だったこと 秘かに思い出す こんなとき Chu Chu Chu Chu あなた 頬に胸に キスを送るわ どんな夜より やさしい夢をあげたいのよ ああ今すぐ |
鎮魂頌愛する者を 守りぬくため 僕らは命を 投げ出せるだろうか この手に握る 平和という名の 剣をかざして 戦うのだろうか 生まれくる前の我 それは今ここに 眠る英霊か 真白き鳩が 舞い降りるたび さわぐ梢の間 真昼の月 迷える小径 たどりついた地で 遠い兄のような 声を聞く ああ君 我の代わり生きよと 頭を垂れて 祈りつづける 老いし人の背に ゆらいだ陽炎 終わりなき悲しみを 包み抱くのは 誰が眼差しか 蝉時雨だけが 降り注ぐ日の まばゆい空の 青さが染みる さまよう心 呼び戻した地に 優しい姉のような 唄を聞く ああ君 死にたもうことなかれと 真白き鳩が 飛び立ってゆく 翼の先の 光に向かい 忘れることなき 涙の川の 果てない流れを 人は渡り 生きる果敢なさ 生きる尊さを 巡る時のなか 僕らは知る 迷える小径 たどりついた地で 遠い兄のような 声を聞く ああ君よ 己がため強くあれ | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 愛する者を 守りぬくため 僕らは命を 投げ出せるだろうか この手に握る 平和という名の 剣をかざして 戦うのだろうか 生まれくる前の我 それは今ここに 眠る英霊か 真白き鳩が 舞い降りるたび さわぐ梢の間 真昼の月 迷える小径 たどりついた地で 遠い兄のような 声を聞く ああ君 我の代わり生きよと 頭を垂れて 祈りつづける 老いし人の背に ゆらいだ陽炎 終わりなき悲しみを 包み抱くのは 誰が眼差しか 蝉時雨だけが 降り注ぐ日の まばゆい空の 青さが染みる さまよう心 呼び戻した地に 優しい姉のような 唄を聞く ああ君 死にたもうことなかれと 真白き鳩が 飛び立ってゆく 翼の先の 光に向かい 忘れることなき 涙の川の 果てない流れを 人は渡り 生きる果敢なさ 生きる尊さを 巡る時のなか 僕らは知る 迷える小径 たどりついた地で 遠い兄のような 声を聞く ああ君よ 己がため強くあれ |
月夜のピエレット曇りかけた 空を見上げ 夜の息の 冷たさに 手を伸ばせば あなたがいた 昨日さえも 遠くなるの あなたの夢まで 出掛けてゆきたい パラソル回して 銀色影絵の つなわたり 恋の径 あなたの窓辺にそっと腰かけて おやすみの投げキッス 明日 逢いに来てね まだふたりは 見つめるたび 恋におちる季節でも 雪のときも嵐もある ずっと 駆けてゆけるかしら 離れてるだけで 泣きたくなるから 月夜のピエレット 瑠璃色螺子巻 くりかえすセレナアデ あなたのこころに 音符の星たち きらきらと降りつもる 明日 きっと晴れよ パラソル回して 銀色影絵の つなわたり 恋の径 小さな不安はうずめてしまおう ゆらゆらと踊るように 生きていたい 月夜のピエレット 瑠璃色螺子巻 くりかえすセレナアデ あなたのこころに 音符の星たち きらきらと降りつもる 明日 きっと晴れよ | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 曇りかけた 空を見上げ 夜の息の 冷たさに 手を伸ばせば あなたがいた 昨日さえも 遠くなるの あなたの夢まで 出掛けてゆきたい パラソル回して 銀色影絵の つなわたり 恋の径 あなたの窓辺にそっと腰かけて おやすみの投げキッス 明日 逢いに来てね まだふたりは 見つめるたび 恋におちる季節でも 雪のときも嵐もある ずっと 駆けてゆけるかしら 離れてるだけで 泣きたくなるから 月夜のピエレット 瑠璃色螺子巻 くりかえすセレナアデ あなたのこころに 音符の星たち きらきらと降りつもる 明日 きっと晴れよ パラソル回して 銀色影絵の つなわたり 恋の径 小さな不安はうずめてしまおう ゆらゆらと踊るように 生きていたい 月夜のピエレット 瑠璃色螺子巻 くりかえすセレナアデ あなたのこころに 音符の星たち きらきらと降りつもる 明日 きっと晴れよ |
Tico-Tico no Fubaさあ時間よ 可愛い小鳥 鳴いてチクタクチクタクタ チコチコまだ 夢をみてる だめよデートの時間だわ あおめかし 可愛い小鳥 歌うチクタクチクタクタ チコチコほら ハァトうばう 彼が待ちぼうけしちゃうわ 粉をはたいてピンクのチーク 甘いココナッツみたいなルージュ 仕上げひと吹き バニラのコロン きっと太陽に溶けるわ 柱時計の扉があく アタシ急かしておしり叩く まだよカッコウ過ぎない 小麦色のワンピースはどこかしら もう時間よ のろま小鳥 あせるチクタクチクタクタ クタクタまた 夢をみるの ずっとデートの時間なの さあおめかし 憎い小鳥 歌うチクタクチクタクタ チクチクほら ハァトあげる 彼を待ちぼうけさせちゃう もう時間よ 嫌い小鳥 鳴いてチクタクチクタクタ ハラハラまた 遅らせたら その舌を抜いてしまうわ! さあおめかし 可愛い小鳥 歌うチクタクチクタクタ チコチコほら ハァトうばう 彼が待ちぼうけしてるわ | ALI PROJECT | 宝野アリカ | Zequinha De Aberu | Yoshihisa Hirano | さあ時間よ 可愛い小鳥 鳴いてチクタクチクタクタ チコチコまだ 夢をみてる だめよデートの時間だわ あおめかし 可愛い小鳥 歌うチクタクチクタクタ チコチコほら ハァトうばう 彼が待ちぼうけしちゃうわ 粉をはたいてピンクのチーク 甘いココナッツみたいなルージュ 仕上げひと吹き バニラのコロン きっと太陽に溶けるわ 柱時計の扉があく アタシ急かしておしり叩く まだよカッコウ過ぎない 小麦色のワンピースはどこかしら もう時間よ のろま小鳥 あせるチクタクチクタクタ クタクタまた 夢をみるの ずっとデートの時間なの さあおめかし 憎い小鳥 歌うチクタクチクタクタ チクチクほら ハァトあげる 彼を待ちぼうけさせちゃう もう時間よ 嫌い小鳥 鳴いてチクタクチクタクタ ハラハラまた 遅らせたら その舌を抜いてしまうわ! さあおめかし 可愛い小鳥 歌うチクタクチクタクタ チコチコほら ハァトうばう 彼が待ちぼうけしてるわ |
帝都乙女決死隊いざ進め 花散らし われらは 乙女戦士 立ち向かう 夕日より 紅燃ゆ この頬を見よ 先立つ不幸を お許しください 手を付く畳は 青く薫り 我を培った 大和の魂 先祖の遺影に 最後の敬礼を 誰を護る何時(いつ)を守る 人は天命に 戦い続けるのだ 悪の為でなく いざ翔ばん 白鳥よ 私は 乙女剣士 羽ばたける 翼こそ 捕らわれない 唯一の自由 女と生まれ 優しきを知り 愛を生む身なれど このまま何もせずに 老いるは死ぬより辛いのです 乳呑み子に飲ます 乳はこの血潮 戻らずも母は お前の中 祖国背負い立つ 強い子に育て 螢になり星になり 見守らん すべて捨てるわけではない 巡りゆく命 明日に在る平和が 無駄にならぬよう いざ進め 帝都行く 私は乙女兵士 舞い落ちる 雪よりも まだ真白く 輝く胸 ああ君に会い 頂いた日々 美しき思い出 それでもこれが定め 留まることはできないのです いざ進め 花散らし われらは 乙女戦士 立ち向かう 夕日より 紅燃ゆ この頬見よ いざ翔ばん 白鳥よ 私は 乙女剣士 羽ばたける 翼こそ 捕らわれない 唯一の自由 女に生まれ 喜びを知り 愛を産む身なれば このまま微笑のまま 赴くことができるのです | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | いざ進め 花散らし われらは 乙女戦士 立ち向かう 夕日より 紅燃ゆ この頬を見よ 先立つ不幸を お許しください 手を付く畳は 青く薫り 我を培った 大和の魂 先祖の遺影に 最後の敬礼を 誰を護る何時(いつ)を守る 人は天命に 戦い続けるのだ 悪の為でなく いざ翔ばん 白鳥よ 私は 乙女剣士 羽ばたける 翼こそ 捕らわれない 唯一の自由 女と生まれ 優しきを知り 愛を生む身なれど このまま何もせずに 老いるは死ぬより辛いのです 乳呑み子に飲ます 乳はこの血潮 戻らずも母は お前の中 祖国背負い立つ 強い子に育て 螢になり星になり 見守らん すべて捨てるわけではない 巡りゆく命 明日に在る平和が 無駄にならぬよう いざ進め 帝都行く 私は乙女兵士 舞い落ちる 雪よりも まだ真白く 輝く胸 ああ君に会い 頂いた日々 美しき思い出 それでもこれが定め 留まることはできないのです いざ進め 花散らし われらは 乙女戦士 立ち向かう 夕日より 紅燃ゆ この頬見よ いざ翔ばん 白鳥よ 私は 乙女剣士 羽ばたける 翼こそ 捕らわれない 唯一の自由 女に生まれ 喜びを知り 愛を産む身なれば このまま微笑のまま 赴くことができるのです |
地球で天映す 水面 輝く緑 巡る風 雨の恵み 受けて 大地を 踏みしめる 世界の何処にいる 僕も君も 肌の下 流れている 静かな川は あたたかい 永い時をつなぎ 繰り返した先の 誰もがそこに立つ 生きよう 生きとし生ける人間 ともに 出会うことなく行き過ぎても 同じ星 喜びも涙もある 愛を持たない場所はない だけど僕にあって 君にないのは 自由 遠いその国では 生きて 生まれてきた君よ ともに 触れ合うことは出来なくとも 生きよう 生きとし生ける人間 ともに 出会うことなく行き過ぎても 同じ星 | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 天映す 水面 輝く緑 巡る風 雨の恵み 受けて 大地を 踏みしめる 世界の何処にいる 僕も君も 肌の下 流れている 静かな川は あたたかい 永い時をつなぎ 繰り返した先の 誰もがそこに立つ 生きよう 生きとし生ける人間 ともに 出会うことなく行き過ぎても 同じ星 喜びも涙もある 愛を持たない場所はない だけど僕にあって 君にないのは 自由 遠いその国では 生きて 生まれてきた君よ ともに 触れ合うことは出来なくとも 生きよう 生きとし生ける人間 ともに 出会うことなく行き過ぎても 同じ星 |
天気晴朗ナレドモ波高シ本日 晴朗 藍色の 大空は 海に落ち 揺れる やがて波高し 行け 行け 出陣 声援を 送る 人生の 海原で けして独りでは ないとわかるよう 奮え 奮え 君へと 前途は 眩しい 舵を取れ 風に乗れ この心 発艦 巡り巡る 時代に ひとりひとり生まれて 出逢い別れ 運命は おのが 選び取るもの 走り抜ける 波間は 月も日にも 輝く どこまでも進め 後退ることなく 遠き人は立つ 息吹持ち 傍らに 引き継ぐ この血へ 薫陶授けて 奮え 奮え 自分へ 前途は 険しい 暗い雲 黒い影 蹴散らせよ 突撃 戦争(いくさ)知らぬ ぼくらも 生きることは 戦い 持てる 智恵と勇気は 助けられる 幸運 守るものは 気高い 平和という 生きもの 飼い慣らすなかれ 尊びつづけよ 高く舞え 神風を 背に受け 吶喊 戦争知らぬ ぼくらは 生きることが 闘い 持てる 智恵と勇気に 導びかれよ 勝運 たとえ 倒れ伏しても 天を仰ぎ 目覚めん そこには見護る 光が差すだろう 次の代に 伝えよう 変わらぬ 大和魂強しと 見ぬ同胞(とも)たちへ | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 本日 晴朗 藍色の 大空は 海に落ち 揺れる やがて波高し 行け 行け 出陣 声援を 送る 人生の 海原で けして独りでは ないとわかるよう 奮え 奮え 君へと 前途は 眩しい 舵を取れ 風に乗れ この心 発艦 巡り巡る 時代に ひとりひとり生まれて 出逢い別れ 運命は おのが 選び取るもの 走り抜ける 波間は 月も日にも 輝く どこまでも進め 後退ることなく 遠き人は立つ 息吹持ち 傍らに 引き継ぐ この血へ 薫陶授けて 奮え 奮え 自分へ 前途は 険しい 暗い雲 黒い影 蹴散らせよ 突撃 戦争(いくさ)知らぬ ぼくらも 生きることは 戦い 持てる 智恵と勇気は 助けられる 幸運 守るものは 気高い 平和という 生きもの 飼い慣らすなかれ 尊びつづけよ 高く舞え 神風を 背に受け 吶喊 戦争知らぬ ぼくらは 生きることが 闘い 持てる 智恵と勇気に 導びかれよ 勝運 たとえ 倒れ伏しても 天を仰ぎ 目覚めん そこには見護る 光が差すだろう 次の代に 伝えよう 変わらぬ 大和魂強しと 見ぬ同胞(とも)たちへ |
天譴と超克空を裂き走る閃光の矢は 天の放った慰みとなろう 瞬く瞼に 真実(ほんとう)の光景を 映さぬまま 交わされ流れる 哀れみと涙に 何が宿る 傷付いていない足 大地を駆けてゆく 差し伸べるための腕 まだ誰かへと届く このみにくい世に生まれたことを いつか残れる誇りとするため 己は己であり 群れの中でも 迷うことなかれ君 流れに逆らえども 人類(ひと)が現れる遥かなる過去 死んだ星の光がいま墜ちる 海山森と風と 共に目覚めた 言葉も歌も持たぬ 原始(はじまり)の時のように 恐れなき静か 美しい世界の黎明 合唱のように 唱えられる愛の 薄ら寒さ 人は誤った 生き物ではないと 言い切れるのか 守られるための盾 それだけでは足りず 殺戮のための武器 両方抱えている このみにくい世で出逢えたことを 未来に向けた祈りとするなら 我らは我らであり 孤独の果ても 忘ることなかれ君 明日は遠くにあれど 空を裂き走る閃光の矢が 天の放った怒りとなろうと 闇を持たぬ宇宙の その片隅で めくるめく滅亡は 終わりの時ではなく すべての最初(はじまり) 美しい世界の再来 このみにくい世に生まれたことを いつか残れる誇りとするため 己は己であり 群れの中でも 迷うことなかれ君 流れに逆らえども 人類(ひと)が現れる遥かなる過去 死んだ星の光がいま墜ちる 海山森と風と 共に目覚めた 言葉も歌も持たぬ 原始(はじまり)の時のように 恐れなき静か 美しい世界の黎明 | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 空を裂き走る閃光の矢は 天の放った慰みとなろう 瞬く瞼に 真実(ほんとう)の光景を 映さぬまま 交わされ流れる 哀れみと涙に 何が宿る 傷付いていない足 大地を駆けてゆく 差し伸べるための腕 まだ誰かへと届く このみにくい世に生まれたことを いつか残れる誇りとするため 己は己であり 群れの中でも 迷うことなかれ君 流れに逆らえども 人類(ひと)が現れる遥かなる過去 死んだ星の光がいま墜ちる 海山森と風と 共に目覚めた 言葉も歌も持たぬ 原始(はじまり)の時のように 恐れなき静か 美しい世界の黎明 合唱のように 唱えられる愛の 薄ら寒さ 人は誤った 生き物ではないと 言い切れるのか 守られるための盾 それだけでは足りず 殺戮のための武器 両方抱えている このみにくい世で出逢えたことを 未来に向けた祈りとするなら 我らは我らであり 孤独の果ても 忘ることなかれ君 明日は遠くにあれど 空を裂き走る閃光の矢が 天の放った怒りとなろうと 闇を持たぬ宇宙の その片隅で めくるめく滅亡は 終わりの時ではなく すべての最初(はじまり) 美しい世界の再来 このみにくい世に生まれたことを いつか残れる誇りとするため 己は己であり 群れの中でも 迷うことなかれ君 流れに逆らえども 人類(ひと)が現れる遥かなる過去 死んだ星の光がいま墜ちる 海山森と風と 共に目覚めた 言葉も歌も持たぬ 原始(はじまり)の時のように 恐れなき静か 美しい世界の黎明 |
天使に寄す天界は今 はるかなる 湖のように 汚れなきその心を 地上へと 映し出す 目覚めよ 天使 さあ 瞳をあけ 濡れた翼は 月の光に ひらくでしょう 生きとし 生けるもの達の 祈り声は風 命の樹木を揺らして 空をふるわせる時 目覚めよ 天使 さあ 腕をのばし 小さな手のひら 抱えきれない 愛がある 謳えよ 天使 永遠なる調べを いつか翼は 誰かの夢を 抱きしめる 目覚めよ 天使 その 薔薇のえくぼで 絶え間なく流れる 涙を止めるため | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 天界は今 はるかなる 湖のように 汚れなきその心を 地上へと 映し出す 目覚めよ 天使 さあ 瞳をあけ 濡れた翼は 月の光に ひらくでしょう 生きとし 生けるもの達の 祈り声は風 命の樹木を揺らして 空をふるわせる時 目覚めよ 天使 さあ 腕をのばし 小さな手のひら 抱えきれない 愛がある 謳えよ 天使 永遠なる調べを いつか翼は 誰かの夢を 抱きしめる 目覚めよ 天使 その 薔薇のえくぼで 絶え間なく流れる 涙を止めるため |
転生離宮へ黄昏が 燃えている 炎の鳥が 翔び立つのよ 舞う火の粉 天昇り 生まれたばかりの 星となる 宇宙に抱かれ わたしは眠る 目覚めるはどこ 異郷か知らぬ世界か いつかどこかで あなたに逢える 互いの記憶 そっと結んでいて 黄金の 天秤を 掲げた女神 夜を統べる 得るものと 失くすもの どちらも等しく 大事なもの 命を抱え わたしは夢む 想いはつづく 過ぎ去りし日へ 来る日へ 誰もひとつの 物語なの 奇跡が描く 永い神話のような 宇宙に抱かれ わたしは眠る 目覚めるはどこ 異郷か知らぬ世界か いつか再び あなたに逢える 記憶の糸を ずっと繋いでいて | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 黄昏が 燃えている 炎の鳥が 翔び立つのよ 舞う火の粉 天昇り 生まれたばかりの 星となる 宇宙に抱かれ わたしは眠る 目覚めるはどこ 異郷か知らぬ世界か いつかどこかで あなたに逢える 互いの記憶 そっと結んでいて 黄金の 天秤を 掲げた女神 夜を統べる 得るものと 失くすもの どちらも等しく 大事なもの 命を抱え わたしは夢む 想いはつづく 過ぎ去りし日へ 来る日へ 誰もひとつの 物語なの 奇跡が描く 永い神話のような 宇宙に抱かれ わたしは眠る 目覚めるはどこ 異郷か知らぬ世界か いつか再び あなたに逢える 記憶の糸を ずっと繋いでいて |
天体瑠璃星万華鏡コバルト色の空へ 翼広げて 飛んでみたいと願う 太古より人類(ひと)は 竜のように強く 鳥のように優雅に どこまでも自由に 軽々と遙か高みへ だけど私が飛べるなら ひそやかな蝶がいい 花の香りに誘われて 風に舞う瑠璃楊羽 大切な蜜運び また次の花へと舞う 誰もが遠い目をして 見果てぬ夢を語るわ 折れた羽 繕うことなら できるけど 心が傷ついたら すぐ近くにある 美しいものを見つめて 藍の雲間 瞬く あの星々へ 行ってみたいと思う いつの世も人類は 望み 希望 欲望 時に闇を抱える 深い胸の中は 夜空より輝けるのに ずっと私はここに棲む どこよりも青い星 入り江の町の片隅で 瑠璃ひかる海原(うみ)眺め 愛しさに出会うのを ただ信じ待ちつづける 誰もが俯きながら 囁く未来のはなし 繙かれた神話の おしまいが来ても 恐れたりはしないわ この地に生まれて いまを生きてきたのだから 誰もが青い目をして 見果てぬ夢追いかける 折れた羽 繕うことなら できるから 心が凍えたとき すぐ隣にいる人の ぬくもりを抱きしめて | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | コバルト色の空へ 翼広げて 飛んでみたいと願う 太古より人類(ひと)は 竜のように強く 鳥のように優雅に どこまでも自由に 軽々と遙か高みへ だけど私が飛べるなら ひそやかな蝶がいい 花の香りに誘われて 風に舞う瑠璃楊羽 大切な蜜運び また次の花へと舞う 誰もが遠い目をして 見果てぬ夢を語るわ 折れた羽 繕うことなら できるけど 心が傷ついたら すぐ近くにある 美しいものを見つめて 藍の雲間 瞬く あの星々へ 行ってみたいと思う いつの世も人類は 望み 希望 欲望 時に闇を抱える 深い胸の中は 夜空より輝けるのに ずっと私はここに棲む どこよりも青い星 入り江の町の片隅で 瑠璃ひかる海原(うみ)眺め 愛しさに出会うのを ただ信じ待ちつづける 誰もが俯きながら 囁く未来のはなし 繙かれた神話の おしまいが来ても 恐れたりはしないわ この地に生まれて いまを生きてきたのだから 誰もが青い目をして 見果てぬ夢追いかける 折れた羽 繕うことなら できるから 心が凍えたとき すぐ隣にいる人の ぬくもりを抱きしめて |
TailorTの変身譚誰もまだ見たことない あなたへと仕立てましょう 首のネクタイ解くように 心つないでる枷を外す お好きな色こそ もっともお似合い 寸法ぴっちり 測ったあとは さあお任せを 銀のハサミが断つ 型紙のない生地 ただひとりの為のテーラー お針子たちが踏む ミシンの音ミュージカル 新人の主役を 待っている マネキンめいた裸へと 仮縫いピン留めて 息も止めて 襟やボタン お顔に映えるように ふたつとない その個性 華やぐデザインを 1ミリも違わず 仕立屋は線を引く 着心地も見た目も極上 誰もが振り返り あなたに見惚れよう ほらまるで 銀幕のスターです 絹糸は縫い閉じる これまでの人生を 熟練の指先 動く 忘れたい記憶も 消してしまいたい過去も 朱子織りの裏地に 仕舞われる 銀のハサミが断つ 魔法のような生地 その一着の為のメゾン お針子たちが踏む ミシンのオートクチュール 新しい衣装で 生まれ変われ でも服を一度脱げば 抜け殻は そのお体 「ご婦人用もございます。テーラーT店主」 | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 誰もまだ見たことない あなたへと仕立てましょう 首のネクタイ解くように 心つないでる枷を外す お好きな色こそ もっともお似合い 寸法ぴっちり 測ったあとは さあお任せを 銀のハサミが断つ 型紙のない生地 ただひとりの為のテーラー お針子たちが踏む ミシンの音ミュージカル 新人の主役を 待っている マネキンめいた裸へと 仮縫いピン留めて 息も止めて 襟やボタン お顔に映えるように ふたつとない その個性 華やぐデザインを 1ミリも違わず 仕立屋は線を引く 着心地も見た目も極上 誰もが振り返り あなたに見惚れよう ほらまるで 銀幕のスターです 絹糸は縫い閉じる これまでの人生を 熟練の指先 動く 忘れたい記憶も 消してしまいたい過去も 朱子織りの裏地に 仕舞われる 銀のハサミが断つ 魔法のような生地 その一着の為のメゾン お針子たちが踏む ミシンのオートクチュール 新しい衣装で 生まれ変われ でも服を一度脱げば 抜け殻は そのお体 「ご婦人用もございます。テーラーT店主」 |
ディレッタントの秘かな愉しみ天井の屋根裏に 小さな穴があるの 夜ごと軋む跫音 その眼が覗くとき わたしの部屋は陳列台 身体のパーツが バラバラに微睡む そう 触れてみて 視線だけで 誰の愛より 甘く肌を焦がす熱病 埃まみれの髪を 撫でてあげたいけど けしてあなたはここに やっては来られない 赤い蜥蜴が滑った背に 暗いときめきを乗せて 壁を昇る さあ 降りてきて 魂だけ 夢の奥へと もっと深く 私を知って 欲しいものは その眼にある 碧くて遠い 水の底のような哀しみ さあ 降りてきて 魂だけ 夢の果てまで 一緒に墜ちて いきましょう | ALI PROJECT | Arika Takarano | Mikiya Katakura | | 天井の屋根裏に 小さな穴があるの 夜ごと軋む跫音 その眼が覗くとき わたしの部屋は陳列台 身体のパーツが バラバラに微睡む そう 触れてみて 視線だけで 誰の愛より 甘く肌を焦がす熱病 埃まみれの髪を 撫でてあげたいけど けしてあなたはここに やっては来られない 赤い蜥蜴が滑った背に 暗いときめきを乗せて 壁を昇る さあ 降りてきて 魂だけ 夢の奥へと もっと深く 私を知って 欲しいものは その眼にある 碧くて遠い 水の底のような哀しみ さあ 降りてきて 魂だけ 夢の果てまで 一緒に墜ちて いきましょう |
deep forestある日 あなたは森へ行く 誰も棲まない その奥へ きれいな泉 湧き上がり そっと あなたは口づける fu fu‥‥ 晴れることない 霧が溶け 枝は 光を抱きしめる 白や黄いろの 蝶が舞い 花は開いて 実を結ぶ いまわたしは 生きていると感じる 目を閉じても あなたが見えているから 何よりも強く ある日 あなたは森を出る 足跡ひとつ 残さぬよう 泉はいつか 泥の中 朽ちた木の葉が 揺れるよ でもわたしは 生きていると感じる 目を閉じれば あなたに会えることを もう知っているから | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | ある日 あなたは森へ行く 誰も棲まない その奥へ きれいな泉 湧き上がり そっと あなたは口づける fu fu‥‥ 晴れることない 霧が溶け 枝は 光を抱きしめる 白や黄いろの 蝶が舞い 花は開いて 実を結ぶ いまわたしは 生きていると感じる 目を閉じても あなたが見えているから 何よりも強く ある日 あなたは森を出る 足跡ひとつ 残さぬよう 泉はいつか 泥の中 朽ちた木の葉が 揺れるよ でもわたしは 生きていると感じる 目を閉じれば あなたに会えることを もう知っているから |
東方憧憬未見聞録理想の国はどこにある 日の出づる場処その果てに 静かに遙かに夢出づる みんな探している 涙ひとつ落ちることない国 うるおう大地 そよぐは金の稲 極楽鳥の歌を聴いて 香焚き染めた絹震わせながら 梨花の髪に風は舞って いち日が過ぎゆく あしたも同じ 七つの海を行けど けして追いつかない 逃げる蜃気楼 すべてが輝ける黄金の 都に棲むは優し人々 誰もが欲しがった幸福は ぜんぶその島に 生まれていったから 競うように船は行く われ先にと みんな暮らしたい 争いなど起こることない国 よりそう太陽 みのるは金の実 奔馬は駆ける山河巡り 童たちは遊ぶ御伽のなかに 谷の底まで桃源郷 永遠は過ぎよう 真綿のごとく 東の空の彼方 それはまぼろしの楽園 ZIPANGU 原野は夢を見た 金色の 栄えし港 着くは帆船 異国の息吹浴び その島は 溢れる野望を 受け取ってしまった 足早に時は急き 色褪せる 理想の国はどこもない 悲しみの涙がないと よろこびの花は開けない すべてが輝いた黄金の 眠る都の照り射す瓦礫 誰もが欲しがった幸福は ぜんぶその下に 埋もれたというから 地図もなく船は出る 今日もまた | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 理想の国はどこにある 日の出づる場処その果てに 静かに遙かに夢出づる みんな探している 涙ひとつ落ちることない国 うるおう大地 そよぐは金の稲 極楽鳥の歌を聴いて 香焚き染めた絹震わせながら 梨花の髪に風は舞って いち日が過ぎゆく あしたも同じ 七つの海を行けど けして追いつかない 逃げる蜃気楼 すべてが輝ける黄金の 都に棲むは優し人々 誰もが欲しがった幸福は ぜんぶその島に 生まれていったから 競うように船は行く われ先にと みんな暮らしたい 争いなど起こることない国 よりそう太陽 みのるは金の実 奔馬は駆ける山河巡り 童たちは遊ぶ御伽のなかに 谷の底まで桃源郷 永遠は過ぎよう 真綿のごとく 東の空の彼方 それはまぼろしの楽園 ZIPANGU 原野は夢を見た 金色の 栄えし港 着くは帆船 異国の息吹浴び その島は 溢れる野望を 受け取ってしまった 足早に時は急き 色褪せる 理想の国はどこもない 悲しみの涙がないと よろこびの花は開けない すべてが輝いた黄金の 眠る都の照り射す瓦礫 誰もが欲しがった幸福は ぜんぶその下に 埋もれたというから 地図もなく船は出る 今日もまた |
時の森のソワレ日時計に揺れる蜘蛛 青い糸たわめて たゆたいの 時間を編む わたしの足元で 切なさの 欠片 恋しさに落ちて さざめく胸 紡ぎつなぐ 時の森で ずっとあなたを探していた 迷子のわたしを見つけて 白い小径へ 導いてくれた人 月時計 埋めましょう 夜に香る百合で 美しい 時間だけ 刻みつけるために 愛しさの そばで 哀しみは そっと 眠りにつく 回り廻る日々をこえて やっとあなたにたどりついた まだふるえる この手を取り 誘ってくださる? 夢につづくソワレへ 紡ぎつなぐ時の森で たったひとりで目を閉じてた だけどいまは あなたの腕 流れゆく空 星の灯を散らす 回り廻る日々をこえて やっとあなたにたどりついた まだふるえる この手を取り 踊ってくださる? 永遠につづくワルツを | ALI PROJECT | ARIKA TAKARANO | MIKIYA KATAKURA | | 日時計に揺れる蜘蛛 青い糸たわめて たゆたいの 時間を編む わたしの足元で 切なさの 欠片 恋しさに落ちて さざめく胸 紡ぎつなぐ 時の森で ずっとあなたを探していた 迷子のわたしを見つけて 白い小径へ 導いてくれた人 月時計 埋めましょう 夜に香る百合で 美しい 時間だけ 刻みつけるために 愛しさの そばで 哀しみは そっと 眠りにつく 回り廻る日々をこえて やっとあなたにたどりついた まだふるえる この手を取り 誘ってくださる? 夢につづくソワレへ 紡ぎつなぐ時の森で たったひとりで目を閉じてた だけどいまは あなたの腕 流れゆく空 星の灯を散らす 回り廻る日々をこえて やっとあなたにたどりついた まだふるえる この手を取り 踊ってくださる? 永遠につづくワルツを |
閉ざされた画室(アトリエ)世界の果てから 見たなら ここが 世界の果てね 曇った 天窓 年老いた画家が 暮らす 室(へや)よ 世界中に あふれる 色という色を 見てきた あなたが 描いた 少女像(わたし)は 画布(キャンバス)のうえで 蒼く 沈み わたしより先に 大人になってく 暖炉を 灯した 夕暮れ 天へと むかうのは 炎 わたしは かじかむ あなたの乾いた 指を つつむ くずおれた灰に おちるのも炎 その胸に 深まる海で 泳ぎを止めた 哀しみの 魚たちの行方 わたしにきかせて ああ 欲しいと思う わたしの眸は 未来を見つめても 輝けないのに あなたは色褪せた 写真の青年の 眸のまま しずかに絵筆は 遠い日を写す その胸の 奥の窓辺で かつて唄った 喜びの 小鳥たちのなかの 最後にわたしを ああ 置いてください | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 世界の果てから 見たなら ここが 世界の果てね 曇った 天窓 年老いた画家が 暮らす 室(へや)よ 世界中に あふれる 色という色を 見てきた あなたが 描いた 少女像(わたし)は 画布(キャンバス)のうえで 蒼く 沈み わたしより先に 大人になってく 暖炉を 灯した 夕暮れ 天へと むかうのは 炎 わたしは かじかむ あなたの乾いた 指を つつむ くずおれた灰に おちるのも炎 その胸に 深まる海で 泳ぎを止めた 哀しみの 魚たちの行方 わたしにきかせて ああ 欲しいと思う わたしの眸は 未来を見つめても 輝けないのに あなたは色褪せた 写真の青年の 眸のまま しずかに絵筆は 遠い日を写す その胸の 奥の窓辺で かつて唄った 喜びの 小鳥たちのなかの 最後にわたしを ああ 置いてください |
Troubadour奏で歌わん 甲冑の下 鼓動は恋の獄 この世に浮かぶ嘘や汚れを 織りなす言葉に埋め ただ美しい日々だけを 語りつづけ 捧げたいのです 青剣輝る切っ先へ 腕から注がれる力こそ 血潮を巡りながら 生まれくる歌 声をあげて響かせん この身体 紅に染まろうと 黄金の宮殿に あなたがいる限り 馨しい吐息の花よ 風に舞ってわが名を呼ぶ 進み戦え 愛する為に わたしは月下の騎士 永遠の一夜を手にできるなら 幾千の太陽も殺す 祈り歌わん 兜を脱いで 束ねた髪を解く 鬱金色の土濡らす夜露 今日も涙に代わり この狂おしい胸だけが 真実を 湛えているのです 古城映る潮に 羽撃ける白鳥の緋の喉よ 広がる波紋のように 詩はさざめく 北へ西へ馬は駆け この肉体眠る場処持たずとも 蹄の音は空に 昇って星を抱く 墜ちるのは天上の奈落か 目蓋を閉じ あなたを想う 夢を流離う 茨の征野 わたしはトルバドゥール 紡がれてゆく記憶の先で またひとり生まれ変わっても 奏で歌わん 甲冑の下 鼓動は恋の獄 幾世も満ちる悪や裏切り 織りなす言葉に埋め いま美しいこの時代を いつまでも伝えてゆけるなら 進み戦え 愛する為に わたしは薔薇の戦士 散りゆく最期はどうかあなたの 指へとこの血のひとひらを 祈り歌わん 兜を脱いで 束ねた髪を解く 鬱金色の土濡らす夜露 今日も涙に代わり この狂おしい胸だけが 真実を 讃えているのです | ALI PROJECT | ARIKA TAKARANO | MIKIYA KATAKURA | | 奏で歌わん 甲冑の下 鼓動は恋の獄 この世に浮かぶ嘘や汚れを 織りなす言葉に埋め ただ美しい日々だけを 語りつづけ 捧げたいのです 青剣輝る切っ先へ 腕から注がれる力こそ 血潮を巡りながら 生まれくる歌 声をあげて響かせん この身体 紅に染まろうと 黄金の宮殿に あなたがいる限り 馨しい吐息の花よ 風に舞ってわが名を呼ぶ 進み戦え 愛する為に わたしは月下の騎士 永遠の一夜を手にできるなら 幾千の太陽も殺す 祈り歌わん 兜を脱いで 束ねた髪を解く 鬱金色の土濡らす夜露 今日も涙に代わり この狂おしい胸だけが 真実を 湛えているのです 古城映る潮に 羽撃ける白鳥の緋の喉よ 広がる波紋のように 詩はさざめく 北へ西へ馬は駆け この肉体眠る場処持たずとも 蹄の音は空に 昇って星を抱く 墜ちるのは天上の奈落か 目蓋を閉じ あなたを想う 夢を流離う 茨の征野 わたしはトルバドゥール 紡がれてゆく記憶の先で またひとり生まれ変わっても 奏で歌わん 甲冑の下 鼓動は恋の獄 幾世も満ちる悪や裏切り 織りなす言葉に埋め いま美しいこの時代を いつまでも伝えてゆけるなら 進み戦え 愛する為に わたしは薔薇の戦士 散りゆく最期はどうかあなたの 指へとこの血のひとひらを 祈り歌わん 兜を脱いで 束ねた髪を解く 鬱金色の土濡らす夜露 今日も涙に代わり この狂おしい胸だけが 真実を 讃えているのです |