大東京牧場上空 白い雲 羊の群れたち 東京 白いシャツ 羊の群れたち ラララララ 何もかも ラララララ 無視する 雑踏 文庫本を右手にぶら下げて 雑踏 新宿通り 良く晴れた月曜日 ラララララ 何もかも ラララララ 無視する 大東京牧場で羊の群れは草を食む 有象無象の夏祭り 善良市民の面の皮 今日 接点ゼロ ノ風景 毛穴ニ詰マル 苦イ電波 今日 接点ゼロ ノ人類 号令一下 ノ盆踊り ラララララ 踊り出す ラララララ 踊り出す お池の岬に佇めば 水面に映る私の姿 多少毛色は違えども やっぱり私も羊だった ラララララ そうだったんだ ラララララ そうだったんだ 大東京牧場で羊の群れは草を食む 有象無象の夏祭り 善良市民の面の皮 | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | イースタンユース | 上空 白い雲 羊の群れたち 東京 白いシャツ 羊の群れたち ラララララ 何もかも ラララララ 無視する 雑踏 文庫本を右手にぶら下げて 雑踏 新宿通り 良く晴れた月曜日 ラララララ 何もかも ラララララ 無視する 大東京牧場で羊の群れは草を食む 有象無象の夏祭り 善良市民の面の皮 今日 接点ゼロ ノ風景 毛穴ニ詰マル 苦イ電波 今日 接点ゼロ ノ人類 号令一下 ノ盆踊り ラララララ 踊り出す ラララララ 踊り出す お池の岬に佇めば 水面に映る私の姿 多少毛色は違えども やっぱり私も羊だった ラララララ そうだったんだ ラララララ そうだったんだ 大東京牧場で羊の群れは草を食む 有象無象の夏祭り 善良市民の面の皮 |
脱走兵の歌逃げて逃げて逃げまくれ 地平の果てまで逃げ回れ 海越え山越え砂漠越え この世の果てまで逃げ回れ 勲章なんていらねえよ お仕着せなんて着るもんか ヤレ、号令一つで右、左 ホレ、群集心理で左、右 スタコラサッサと走り出す 自由はいつでも聳え立つ壁の 向こう側にある 明日が来なくても走り出す 動物みたいに飼い馴らされて 死にたくないから イチ抜けて逃げるぜ 何処までも逃げるぜ 命を誰かに預けて 人生を何かに委ねて 安い満足で買い叩かれて 何と言われても逃げるぜ 泣きたいくらい晴れ渡る空が 呼んでいるから スタコラサッサと走り出す 自由はいつでも聳え立つ壁の 向こう側にある 明日が来なくても走り出す 動物みたいに飼い馴らされて 死にたくないから イチ抜けて逃げるぜ 何処までも逃げるぜ | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 逃げて逃げて逃げまくれ 地平の果てまで逃げ回れ 海越え山越え砂漠越え この世の果てまで逃げ回れ 勲章なんていらねえよ お仕着せなんて着るもんか ヤレ、号令一つで右、左 ホレ、群集心理で左、右 スタコラサッサと走り出す 自由はいつでも聳え立つ壁の 向こう側にある 明日が来なくても走り出す 動物みたいに飼い馴らされて 死にたくないから イチ抜けて逃げるぜ 何処までも逃げるぜ 命を誰かに預けて 人生を何かに委ねて 安い満足で買い叩かれて 何と言われても逃げるぜ 泣きたいくらい晴れ渡る空が 呼んでいるから スタコラサッサと走り出す 自由はいつでも聳え立つ壁の 向こう側にある 明日が来なくても走り出す 動物みたいに飼い馴らされて 死にたくないから イチ抜けて逃げるぜ 何処までも逃げるぜ |
男子畢生危機一髪数多の溜め息が 季節を飲み込むので 私は思わず目を伏せる ―小さな影法師― 何処へ行く 足早に急ぎ行く 名も知れぬ人 走って、走って、走り去る! 月光と太陽を駆け抜ける! 真昼の眩しさが 景色を燃やすので 私は思わず口籠る ―さざめく屋根瓦― 現れて消えて行く 夏の雲 冬の朝焼け 走って、走って、走り去る! 月光と太陽を駆け抜ける! | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 数多の溜め息が 季節を飲み込むので 私は思わず目を伏せる ―小さな影法師― 何処へ行く 足早に急ぎ行く 名も知れぬ人 走って、走って、走り去る! 月光と太陽を駆け抜ける! 真昼の眩しさが 景色を燃やすので 私は思わず口籠る ―さざめく屋根瓦― 現れて消えて行く 夏の雲 冬の朝焼け 走って、走って、走り去る! 月光と太陽を駆け抜ける! |
小さな友人きこえない ふりをして なにをみているの? くうきのなか おしゃべりも つかれたか つちくれで みたされし おもい ほら、また なみだがお でも、すぐ ばかわらい 彼は心の中の影法師 泣いたり笑ったり忙しい奴さ どうだ 少しは気分がすぐれたか? むずかしい かおをして どうしたんだ? よさむのまど とおく めをこらしては おもしろい しらせをまっている あら、また きえちゃったよ でも、まだ いけそうだぞ 彼は心の中の影法師 何時でも何処でも足踏みしている 今尚、何かに焦れている 寄り添い歩み行こうぞ この世の果てまでも 彼は心の中の影法師 時折、迷えば眼鏡もくもる だが目に燃え立つ火を忘れるな | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | きこえない ふりをして なにをみているの? くうきのなか おしゃべりも つかれたか つちくれで みたされし おもい ほら、また なみだがお でも、すぐ ばかわらい 彼は心の中の影法師 泣いたり笑ったり忙しい奴さ どうだ 少しは気分がすぐれたか? むずかしい かおをして どうしたんだ? よさむのまど とおく めをこらしては おもしろい しらせをまっている あら、また きえちゃったよ でも、まだ いけそうだぞ 彼は心の中の影法師 何時でも何処でも足踏みしている 今尚、何かに焦れている 寄り添い歩み行こうぞ この世の果てまでも 彼は心の中の影法師 時折、迷えば眼鏡もくもる だが目に燃え立つ火を忘れるな |
地下室の喧騒あなたは本物なのか? これ等は現実なのか? その声は聞こえる 姿も見えるのに その壁は成層圏に達する様だ その溝は地核にさえも達する様だ そうなんだ! 俺とアンタは出会ってない! 幻とビールと煙草の煙 地下室の喧騒は 水洗便所の水に流れて消える 微笑を凌駕する嘲笑の世界で その距離は月への道より遠い様だ 寂寥は砂漠に落ちた一夜の様だ どうなんだ? 俺とアンタは出会うだろうか? 幻とビールと煙草の煙 そんな日の朝は常に悲しいもんだ そんな日の朝は何故か晴れている | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | あなたは本物なのか? これ等は現実なのか? その声は聞こえる 姿も見えるのに その壁は成層圏に達する様だ その溝は地核にさえも達する様だ そうなんだ! 俺とアンタは出会ってない! 幻とビールと煙草の煙 地下室の喧騒は 水洗便所の水に流れて消える 微笑を凌駕する嘲笑の世界で その距離は月への道より遠い様だ 寂寥は砂漠に落ちた一夜の様だ どうなんだ? 俺とアンタは出会うだろうか? 幻とビールと煙草の煙 そんな日の朝は常に悲しいもんだ そんな日の朝は何故か晴れている |
地球の裏から風が吹く六車線の朝に 霞む空に 窓に映る顔に 地球の裏から風が吹く また今日が手渡される 夜の暗闇なら 背中に背負ったままさ 赤くなった眼で探してる 謎を解く光る鍵 街を横切る 旅路は続く 靴音響く 旅路は続く 擦れ違いざまに少しだけ 交わされ合う鼓動 地球の裏まで投げかけろ 声にならない歌を | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 六車線の朝に 霞む空に 窓に映る顔に 地球の裏から風が吹く また今日が手渡される 夜の暗闇なら 背中に背負ったままさ 赤くなった眼で探してる 謎を解く光る鍵 街を横切る 旅路は続く 靴音響く 旅路は続く 擦れ違いざまに少しだけ 交わされ合う鼓動 地球の裏まで投げかけろ 声にならない歌を |
地図のない旅背負っているその荷物が何であれ 持っているその力が何であれ やるしかねえ いつだって やるしかねえんだ 行くしかねえ いつだって 行くしかねえんだ 遠く稲妻走る 嵐が来る 猛スピードで雲が流れる 約束は何一つ為されていない 確証は何一つ得られていない やるしかねえ いつだって やるしかねえんだ 行くしかねえ いつだって 行くしかねえんだ いつか心に灯した小さな炎で 迷い道を照らしながら歩くんだ 一歩目は躓く足 二歩目には挫く足 雨に打たれて 風に吹かれて 一歩目は躓く足 二歩目には挫く足 三歩目を諦めるな 足踏み鳴らせ 地図のない旅 傷だらけの旅 地図のない旅 果てしない旅 傷だらけの旅 | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 背負っているその荷物が何であれ 持っているその力が何であれ やるしかねえ いつだって やるしかねえんだ 行くしかねえ いつだって 行くしかねえんだ 遠く稲妻走る 嵐が来る 猛スピードで雲が流れる 約束は何一つ為されていない 確証は何一つ得られていない やるしかねえ いつだって やるしかねえんだ 行くしかねえ いつだって 行くしかねえんだ いつか心に灯した小さな炎で 迷い道を照らしながら歩くんだ 一歩目は躓く足 二歩目には挫く足 雨に打たれて 風に吹かれて 一歩目は躓く足 二歩目には挫く足 三歩目を諦めるな 足踏み鳴らせ 地図のない旅 傷だらけの旅 地図のない旅 果てしない旅 傷だらけの旅 |
直情バカ一代そんな事はどうでもいい事だ 肝心なのはそういう事じゃない筈だ 不確かなものを 不確かな足で 追いかけ回す 嘆きを吐き捨て眼を上げりゃ 血が滲むような月が出た そうか、そうだった なかなか良い感じ 気合いが走る 体勢を立て直してやり返せ 叫べ 今日を生きている その声で 白旗を降ろして染め直せ 我等 今日を生きている その色に 敗北を認めず反古にして 鼓動がゴトリと高く鳴る ジタバタするな 深呼吸ひとつ 間合いを保て 体勢を立て直してやり返せ 叫べ 今日を生きている その声で 白旗を降ろして染め直せ 我等 今日を生きている その色に そんな事はどうでもいい事だ 肝心なのはそういう事じゃない筈だ 不確かな足で 不確かな道を 転げて急ぐ 体勢を立て直してやり返せ 叫べ 今日を生きている その声で 白旗を降ろして染め直せ 我等 今日を生きている その色に | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | そんな事はどうでもいい事だ 肝心なのはそういう事じゃない筈だ 不確かなものを 不確かな足で 追いかけ回す 嘆きを吐き捨て眼を上げりゃ 血が滲むような月が出た そうか、そうだった なかなか良い感じ 気合いが走る 体勢を立て直してやり返せ 叫べ 今日を生きている その声で 白旗を降ろして染め直せ 我等 今日を生きている その色に 敗北を認めず反古にして 鼓動がゴトリと高く鳴る ジタバタするな 深呼吸ひとつ 間合いを保て 体勢を立て直してやり返せ 叫べ 今日を生きている その声で 白旗を降ろして染め直せ 我等 今日を生きている その色に そんな事はどうでもいい事だ 肝心なのはそういう事じゃない筈だ 不確かな足で 不確かな道を 転げて急ぐ 体勢を立て直してやり返せ 叫べ 今日を生きている その声で 白旗を降ろして染め直せ 我等 今日を生きている その色に |
泥濘に住む男消したくて 消えなくて 消えたくて 消せなくて 朝が濁り 溜め息濁り 又後悔と戯れて過ぎ去る 『戻れない』 『否、戻らない』 『道がない』 否、道を知らずに明日へと旅立つ 吹き付けろ 打ち付けろ 打ち付けて 打ち抜いて 黄泉の国へ我を誘え 修羅の闇を彷徨える世界へ 『歩けない』 『まだ止まれない』 『ホラ、笑う顔』 否、笑う顔さえ光を遮る 泥水に身を横たえて 待っている 君が来るのを 『いずれ又会おう、 ぬかるむ街角で。』 | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 消したくて 消えなくて 消えたくて 消せなくて 朝が濁り 溜め息濁り 又後悔と戯れて過ぎ去る 『戻れない』 『否、戻らない』 『道がない』 否、道を知らずに明日へと旅立つ 吹き付けろ 打ち付けろ 打ち付けて 打ち抜いて 黄泉の国へ我を誘え 修羅の闇を彷徨える世界へ 『歩けない』 『まだ止まれない』 『ホラ、笑う顔』 否、笑う顔さえ光を遮る 泥水に身を横たえて 待っている 君が来るのを 『いずれ又会おう、 ぬかるむ街角で。』 |
デクノボーひとり旅ゆく石コロだって誰かの為に? まさかそんなつもりじゃないだろうが 転がって、在る 吹く風だって何かの為に? 止めろ! そんな事が一体何の足しになる? 歩幅の分だけ遠ざかる 遠ざかる程、彼所を頻りに恋しがり 自ら望んで背を向けて 背を向けるからこそ 背後の世界が気にかかる 1・2・3・4 旅の途中 5・6・7・8 立ち止まる 峠の道から見下ろせば 拒んで追われた街灯り 空から何かが落ちてきて 急いでそいつを追いかけて 見知らぬ場所までやって来た 突然悲しくなってきて 涙がどんどん湧いて出て そいつが枯れたら笑うだけ 1・2・3・4 旅の途中 5・6・7・8 まだ行ける 夕立 土砂降り 破れ傘 上がれば彼方に虹が出る 石コロが転がって 吹く風が転がって | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 石コロだって誰かの為に? まさかそんなつもりじゃないだろうが 転がって、在る 吹く風だって何かの為に? 止めろ! そんな事が一体何の足しになる? 歩幅の分だけ遠ざかる 遠ざかる程、彼所を頻りに恋しがり 自ら望んで背を向けて 背を向けるからこそ 背後の世界が気にかかる 1・2・3・4 旅の途中 5・6・7・8 立ち止まる 峠の道から見下ろせば 拒んで追われた街灯り 空から何かが落ちてきて 急いでそいつを追いかけて 見知らぬ場所までやって来た 突然悲しくなってきて 涙がどんどん湧いて出て そいつが枯れたら笑うだけ 1・2・3・4 旅の途中 5・6・7・8 まだ行ける 夕立 土砂降り 破れ傘 上がれば彼方に虹が出る 石コロが転がって 吹く風が転がって |
東京点滅を繰り返してそれは 遠くまで連なっている 笑っているように見えて 泣いているようにも見えるのは 輝く都市の栄光 戯れて退屈になって澱んだ光は 鳩の背中に乗って飛んでいった 午後の気取った憂鬱 借りて来たような台詞 開いて暴いて捨てて 路面に落として踏んで それを素手で拾って喰らう それの泥を払って喰らう そこで喉を鳴らして笑う 汗を流して笑う 東京 花と夢 走って止まって 止まって走って 廻って終わって 終わっても走れ 追いかけながら追われている 陽炎に歪む影達は 水をかけ合ってズブ濡れて 主張はもつれた知恵の輪 創造と消費と再生 今日も謎は謎のまま 反復するエナジー 廻る巨大な回転木馬 吊り革にぶら下がって彼は 未だ産まれていない もののような顔をして 市街地の方に運ばれて行く 花は落ちきって緑色 ベランダに布団は干されたまま 時は止まっている 止まったままで動き出す 東京 熱と風 どうにでもなれ どうにでもなる 何とでも言え 何にでもなれる 東京 花と夢 走って止まって 止まって走って 廻って終わって 終わっても走れ | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | 点滅を繰り返してそれは 遠くまで連なっている 笑っているように見えて 泣いているようにも見えるのは 輝く都市の栄光 戯れて退屈になって澱んだ光は 鳩の背中に乗って飛んでいった 午後の気取った憂鬱 借りて来たような台詞 開いて暴いて捨てて 路面に落として踏んで それを素手で拾って喰らう それの泥を払って喰らう そこで喉を鳴らして笑う 汗を流して笑う 東京 花と夢 走って止まって 止まって走って 廻って終わって 終わっても走れ 追いかけながら追われている 陽炎に歪む影達は 水をかけ合ってズブ濡れて 主張はもつれた知恵の輪 創造と消費と再生 今日も謎は謎のまま 反復するエナジー 廻る巨大な回転木馬 吊り革にぶら下がって彼は 未だ産まれていない もののような顔をして 市街地の方に運ばれて行く 花は落ちきって緑色 ベランダに布団は干されたまま 時は止まっている 止まったままで動き出す 東京 熱と風 どうにでもなれ どうにでもなる 何とでも言え 何にでもなれる 東京 花と夢 走って止まって 止まって走って 廻って終わって 終わっても走れ |
東京west進んでいるんだろうか? 戻っているんだろうか? 頭の上には通勤電車 足の下には汚れたアスファルト 同じ街 同じルート 同じ靴 同じ店からは いつもの匂いがする 花弁は枯葉のように見えるし 真夏は真冬のようにも見えるんだ 進んでるように見える景色は 戻ってるようにも見える景色 さ 東京west 西の外れ 歩く速度は昨日と同じさ 東京west さらば青春 go away 東京west 日暮れ前 赤く染まった巨大なロウソク 東京west 記憶と現実 行ってくれ それが何だったのか 君は誰だったのか 一歩毎に崩れて 一歩毎にこぼれて これが何であるのか 俺は誰であるのか 一歩毎に損なって 一歩毎に追いかけて 笑ってるように見える顔は 泣いてるようにも見える顔 さ 東京west 西の外れ 歩く速度は昨日と同じさ 東京west さらば青春 go away | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | 進んでいるんだろうか? 戻っているんだろうか? 頭の上には通勤電車 足の下には汚れたアスファルト 同じ街 同じルート 同じ靴 同じ店からは いつもの匂いがする 花弁は枯葉のように見えるし 真夏は真冬のようにも見えるんだ 進んでるように見える景色は 戻ってるようにも見える景色 さ 東京west 西の外れ 歩く速度は昨日と同じさ 東京west さらば青春 go away 東京west 日暮れ前 赤く染まった巨大なロウソク 東京west 記憶と現実 行ってくれ それが何だったのか 君は誰だったのか 一歩毎に崩れて 一歩毎にこぼれて これが何であるのか 俺は誰であるのか 一歩毎に損なって 一歩毎に追いかけて 笑ってるように見える顔は 泣いてるようにも見える顔 さ 東京west 西の外れ 歩く速度は昨日と同じさ 東京west さらば青春 go away |
東京快晴摂氏零度上空一面に広がる真っ白な彫刻が 緩やかなスピードで悠然と去って行く 地上には俺の足音 地上には俺の鼻唄 笑えったって難しいが 苦笑いで見送るぜ また会おう あばよ さよなら 当て所無いのが似てるな、俺達 そうだな そうやって瞬間が過ぎて行く 目まぐるしいスピードは心臓のビートなんだろう 摂氏零度に色が弾ける 上り電車が街を引き裂く 澄み渡る冬の風に 右往左往の影と影 また会おう あばよ さよなら 彷徨う様が似てるな、俺達 青と白 赤と黄色 緑色 ねずみ色 ありふれた色でいいんだ 感じたいんだ 心の底の底まで | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 上空一面に広がる真っ白な彫刻が 緩やかなスピードで悠然と去って行く 地上には俺の足音 地上には俺の鼻唄 笑えったって難しいが 苦笑いで見送るぜ また会おう あばよ さよなら 当て所無いのが似てるな、俺達 そうだな そうやって瞬間が過ぎて行く 目まぐるしいスピードは心臓のビートなんだろう 摂氏零度に色が弾ける 上り電車が街を引き裂く 澄み渡る冬の風に 右往左往の影と影 また会おう あばよ さよなら 彷徨う様が似てるな、俺達 青と白 赤と黄色 緑色 ねずみ色 ありふれた色でいいんだ 感じたいんだ 心の底の底まで |
時計台の鐘時計台の鐘が鳴っている俺のどん底には 喜びも悲しみも孤独もなんにもねえのさ 交差点に立たされて 証明を迫られる 灰のような雪が降ってくる 本当は雪なんて降っていなかった ただ吐息だけが降っていた 時計台の鐘なんて鳴っていなかった ただ鼓動だけが鳴っていた ただ鼓動だけを聴いていた 感傷必要ねえ 俺の感情回路を 夜の環状八号線が掻き消してゆく 感動は路肩の塵 明日は見えない 過去は朧げで触れられない ただ今だけが横たわっている 地平線に 去って行く今日を見送って 背中で夜明けを待っている 訪れる何かを待っている 本当は雪なんて降っていなかった 吐息だけが降っていた 時計台の鐘なんて鳴っていなかった 鼓動だけが鳴っていた 鼓動だけを聴いていた それだけを信じていた | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | 時計台の鐘が鳴っている俺のどん底には 喜びも悲しみも孤独もなんにもねえのさ 交差点に立たされて 証明を迫られる 灰のような雪が降ってくる 本当は雪なんて降っていなかった ただ吐息だけが降っていた 時計台の鐘なんて鳴っていなかった ただ鼓動だけが鳴っていた ただ鼓動だけを聴いていた 感傷必要ねえ 俺の感情回路を 夜の環状八号線が掻き消してゆく 感動は路肩の塵 明日は見えない 過去は朧げで触れられない ただ今だけが横たわっている 地平線に 去って行く今日を見送って 背中で夜明けを待っている 訪れる何かを待っている 本当は雪なんて降っていなかった 吐息だけが降っていた 時計台の鐘なんて鳴っていなかった 鼓動だけが鳴っていた 鼓動だけを聴いていた それだけを信じていた |
徒手空拳此処から始まる物語 歩く姿も軽やかに ところが俄に雨と雲 白む吐息と冬の街 『雪になりゃあ良いなぁ』と呟いて 歩幅さえ変わらない ココロニ、 ココロニ、 何ガアル? ココロニ、 ココロニ、 何モナイ。 『明日晴れるだろうか』 まだまだ終わらぬ物語 立ち枯れて尚、日々は続く 何時しか心も色褪せて 日毎夜毎、燻る想い 気が付けば昔日を抱きかかえて 哀れ気な薄笑い ソノ手ニ、 ソノ手ニ、 何ガアル? ソノ手ニ、 ソノ手ニ、 何カアル。 明日が呼んでいる 幾度も、幾度も、幾度も、 繰り返し繰り返す 明日が呼んでいる | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 此処から始まる物語 歩く姿も軽やかに ところが俄に雨と雲 白む吐息と冬の街 『雪になりゃあ良いなぁ』と呟いて 歩幅さえ変わらない ココロニ、 ココロニ、 何ガアル? ココロニ、 ココロニ、 何モナイ。 『明日晴れるだろうか』 まだまだ終わらぬ物語 立ち枯れて尚、日々は続く 何時しか心も色褪せて 日毎夜毎、燻る想い 気が付けば昔日を抱きかかえて 哀れ気な薄笑い ソノ手ニ、 ソノ手ニ、 何ガアル? ソノ手ニ、 ソノ手ニ、 何カアル。 明日が呼んでいる 幾度も、幾度も、幾度も、 繰り返し繰り返す 明日が呼んでいる |
扉目の中には君は居る 横顔は笑っている 誰なんだろう、まだ見ぬ君 目の中に幽かに在る 『時計を止めてくれ。あと少し寝かせてくれ。』 目覚めては何を知る 微笑みで何を拒む 道行けど何も無く 眼差しは社会を拒む 『時計を止めてくれ。あと少し寝かせてくれ。』 目の前に誰かが居る その顔は笑っていない 誰なんだろう、佇む君 目の前に確かに在る 『震えを止めてくれ。今、永遠の力をくれ。』 | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 目の中には君は居る 横顔は笑っている 誰なんだろう、まだ見ぬ君 目の中に幽かに在る 『時計を止めてくれ。あと少し寝かせてくれ。』 目覚めては何を知る 微笑みで何を拒む 道行けど何も無く 眼差しは社会を拒む 『時計を止めてくれ。あと少し寝かせてくれ。』 目の前に誰かが居る その顔は笑っていない 誰なんだろう、佇む君 目の前に確かに在る 『震えを止めてくれ。今、永遠の力をくれ。』 |
ドアを開ける俺憂い深く暗く ドアを開ける俺だ 何処へだって行けると信じてる 背中を真昼の風が押す 「やれ、頑是ねえ子だ。駄々捏ねてよ。」 街は入り日の雨上がり また静かに燃え立つ富士の山 なんて豪華な夕焼けなんだろう だってそうだろ?なあ、そうだろう? 時を重ねて人は 訳知り顔に変わり 喜んで鎖に繋がれて それでも夜明けを待っている 「やれ、しょうがねえ子だ。ベソかいてよ。」 街は午前の帰り道 また怒りと息吹きの陽が昇る なんて豪華な朝焼けなんだろう だってそうだろ?なあ、そうだろう? 躍動 怠惰 陽が沈む 安寧 狂気 陽が昇る | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 憂い深く暗く ドアを開ける俺だ 何処へだって行けると信じてる 背中を真昼の風が押す 「やれ、頑是ねえ子だ。駄々捏ねてよ。」 街は入り日の雨上がり また静かに燃え立つ富士の山 なんて豪華な夕焼けなんだろう だってそうだろ?なあ、そうだろう? 時を重ねて人は 訳知り顔に変わり 喜んで鎖に繋がれて それでも夜明けを待っている 「やれ、しょうがねえ子だ。ベソかいてよ。」 街は午前の帰り道 また怒りと息吹きの陽が昇る なんて豪華な朝焼けなんだろう だってそうだろ?なあ、そうだろう? 躍動 怠惰 陽が沈む 安寧 狂気 陽が昇る |
何処吹く風あれは多分遠いんだろうな ツイタリ、キエタリ 誘われてノロノロ歩いて 濁って悲しむ 『アカイソラ、キレイダネ。 ナカナイデ、カエロウネ。』 誰の名を呼んでいた? 誰と誰が死んでいった? 時々なら感じる光 ツイタリ、キエタリ 燃え終わればポロリと落ちて 何度も悲しむ 『オツキサマ、キレイダネ。 ウタウタッテ、カエロウネ。』 誰と誰が知っていた? 誰と誰を知っていた? オモカゲ、ミズタマリ、ミナミカゼ。 オモイデ、ハシリサリ、ドコフクカゼ。 | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | あれは多分遠いんだろうな ツイタリ、キエタリ 誘われてノロノロ歩いて 濁って悲しむ 『アカイソラ、キレイダネ。 ナカナイデ、カエロウネ。』 誰の名を呼んでいた? 誰と誰が死んでいった? 時々なら感じる光 ツイタリ、キエタリ 燃え終わればポロリと落ちて 何度も悲しむ 『オツキサマ、キレイダネ。 ウタウタッテ、カエロウネ。』 誰と誰が知っていた? 誰と誰を知っていた? オモカゲ、ミズタマリ、ミナミカゼ。 オモイデ、ハシリサリ、ドコフクカゼ。 |
ドッコイ生キテル街ノ中手にしたものはガラクタばかりであったが それ等は今もポケットの中で燃えている 越して来た日々は無価値なものであったか? 今朝も街は広がり続けている 辿り着く宛のないままこの人生は 風が吹く度にヒラヒラと震えるばかり 見果てぬ夢 途切れ途切れ 破れかぶれ 泣きながら笑って 笑いながら泣いて 彼方此方から聞こえてくるのは 押し殺したような溜息ばかりじゃないか 上辺をなぞって必死に燥いで消える 空騒ぎばかりじゃないか 雪と花弁と灰が降り積もって 風と交差点と背中が過ぎて行った 解ったようで解らなかった答えを 空に投げ返して 追いかけて走って 雲の切れ間から落ちて来たのは どうにでもなって構わない明日じゃないか 昨日を捨てて拾った今日じゃないのか? 心臓で刻む真昼の街 蹴飛ばし歩く午後の木漏れ日 | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | 手にしたものはガラクタばかりであったが それ等は今もポケットの中で燃えている 越して来た日々は無価値なものであったか? 今朝も街は広がり続けている 辿り着く宛のないままこの人生は 風が吹く度にヒラヒラと震えるばかり 見果てぬ夢 途切れ途切れ 破れかぶれ 泣きながら笑って 笑いながら泣いて 彼方此方から聞こえてくるのは 押し殺したような溜息ばかりじゃないか 上辺をなぞって必死に燥いで消える 空騒ぎばかりじゃないか 雪と花弁と灰が降り積もって 風と交差点と背中が過ぎて行った 解ったようで解らなかった答えを 空に投げ返して 追いかけて走って 雲の切れ間から落ちて来たのは どうにでもなって構わない明日じゃないか 昨日を捨てて拾った今日じゃないのか? 心臓で刻む真昼の街 蹴飛ばし歩く午後の木漏れ日 |
DON QUIJOTE馬鹿な男が立っている 雨上がりに 唇噛んで太陽が去るのを待っている 連なるテールライトが 河のように赤く流れる国道で 独り突っ立って風の中 憧れて 人の世に焦がれて 窓枠のもどかしさを 飛び越えてやって来た 魂は燃えている 夕焼けに負けない程 無様に転げ落ちたって どこまでも信じている 見えざる影に刃を振り翳しては 敗れる事が唯一の生きている証 馬鹿な男が立っている 大事そうに胸に抱えているものは 二束三文のシケた詩 二束三文の真実 現れて 忽然と消えて行く 暁の儚さを 携えてやって来た 魂は燃えている 雷鳴を蹴散らす程 励ましなんて用は無い 目隠しで立ち向かうさ そうさ 「明日はきっと晴れる。俺には判る。」 | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | イースタンユース | 馬鹿な男が立っている 雨上がりに 唇噛んで太陽が去るのを待っている 連なるテールライトが 河のように赤く流れる国道で 独り突っ立って風の中 憧れて 人の世に焦がれて 窓枠のもどかしさを 飛び越えてやって来た 魂は燃えている 夕焼けに負けない程 無様に転げ落ちたって どこまでも信じている 見えざる影に刃を振り翳しては 敗れる事が唯一の生きている証 馬鹿な男が立っている 大事そうに胸に抱えているものは 二束三文のシケた詩 二束三文の真実 現れて 忽然と消えて行く 暁の儚さを 携えてやって来た 魂は燃えている 雷鳴を蹴散らす程 励ましなんて用は無い 目隠しで立ち向かうさ そうさ 「明日はきっと晴れる。俺には判る。」 |
曇天と面影曇天の心に私の今日は 押し黙る 淡々と流れて 影踏み遊び 鳥の声 何と儚げな 何と朧げな 面影だろうか 何と透き通った 何と淋しげな 囁きだろうか しんしんと降り積む 感傷が降り積む NHKのラジオを小さな音で聴きながら 沈黙が心に染み広がって 夜が降る 何と儚げな 何と朧げな 面影だろうか 何と透き通った 何と淋しげな 囁きだろうか しどけない長雨に 待ち侘びて来る便り 幻だって良いんだ そのまんまが良いんだ 「ほら、もう朝だぞ。もう起きな。」 「ほら、もう今日だぞ。泣き止みな。」 | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 曇天の心に私の今日は 押し黙る 淡々と流れて 影踏み遊び 鳥の声 何と儚げな 何と朧げな 面影だろうか 何と透き通った 何と淋しげな 囁きだろうか しんしんと降り積む 感傷が降り積む NHKのラジオを小さな音で聴きながら 沈黙が心に染み広がって 夜が降る 何と儚げな 何と朧げな 面影だろうか 何と透き通った 何と淋しげな 囁きだろうか しどけない長雨に 待ち侘びて来る便り 幻だって良いんだ そのまんまが良いんだ 「ほら、もう朝だぞ。もう起きな。」 「ほら、もう今日だぞ。泣き止みな。」 |
長い登り坂土煙を上げて明け暮れが 軋む音を立ててこの日々が 長い登り坂 立ち止まり仰ぎ見る空 泣いちまえ 泣いちまえ 月明かり 思い出せぬ歌 遠い街 なんでもねえ なんでもねえ 星が降る ゆっくり ゆっくり 坂を登る 夜明けには再び兆すだろう 暗く澱む闇に架かる虹が 静かに現れるだろう | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 土煙を上げて明け暮れが 軋む音を立ててこの日々が 長い登り坂 立ち止まり仰ぎ見る空 泣いちまえ 泣いちまえ 月明かり 思い出せぬ歌 遠い街 なんでもねえ なんでもねえ 星が降る ゆっくり ゆっくり 坂を登る 夜明けには再び兆すだろう 暗く澱む闇に架かる虹が 静かに現れるだろう |
夏の光背中を丸めて奴は駅前で 週末の街の風景に溶けている 手に入らぬものなら多くある 甘い夢は逃げてゆく 興醒め顔が見送っている 花のように 着飾った男や女が過ぎてゆく 今、あまりにそれ等は遠過ぎて 麻痺した心に風だけが 生きている事実を告げている 歌うように、微笑むように 静かに凍りついてゆく夏の光 イントロが鳴りだしそうな雲行きだ 夕刻に嗚咽のような鐘の音だ ふと、泣き顔と笑い顔は入り交じる いつもの見慣れた街角が 知らない何処かに見えてくる 終わりの始まりのような 黄ばんだ雲が光っている 手厚い祝福のように 悪魔の囁きのように | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | 背中を丸めて奴は駅前で 週末の街の風景に溶けている 手に入らぬものなら多くある 甘い夢は逃げてゆく 興醒め顔が見送っている 花のように 着飾った男や女が過ぎてゆく 今、あまりにそれ等は遠過ぎて 麻痺した心に風だけが 生きている事実を告げている 歌うように、微笑むように 静かに凍りついてゆく夏の光 イントロが鳴りだしそうな雲行きだ 夕刻に嗚咽のような鐘の音だ ふと、泣き顔と笑い顔は入り交じる いつもの見慣れた街角が 知らない何処かに見えてくる 終わりの始まりのような 黄ばんだ雲が光っている 手厚い祝福のように 悪魔の囁きのように |
夏の日の午後神様 あなたは何でも知っていて 心悪しき人を打ち負かすんだろう でも真夏の太陽は罪を溶かして 見えないが確かに背中にそれを焼き付ける 蝉時雨と午後の光 まだ生きて果てぬ この身なら 罪も悪も我と共に在りて 俄雨と濡れた舗道 傘持たず走る街の角 追い付けない 追えば逃げる影に 明日を呼べば雲垂れ籠めて 甘い夢を見れば雷光る 濁り河流れ、水面に揺れる 拙い歌はゆっくりと沈みゆく 日暮れる街 風凪ぐ道 灯も遠く 誘えども 『振り返るな』 どこかで低い声 月の明かり 縺れる足 酔い痴れて帰る帰り道 感じている永遠に続く闇を | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 神様 あなたは何でも知っていて 心悪しき人を打ち負かすんだろう でも真夏の太陽は罪を溶かして 見えないが確かに背中にそれを焼き付ける 蝉時雨と午後の光 まだ生きて果てぬ この身なら 罪も悪も我と共に在りて 俄雨と濡れた舗道 傘持たず走る街の角 追い付けない 追えば逃げる影に 明日を呼べば雲垂れ籠めて 甘い夢を見れば雷光る 濁り河流れ、水面に揺れる 拙い歌はゆっくりと沈みゆく 日暮れる街 風凪ぐ道 灯も遠く 誘えども 『振り返るな』 どこかで低い声 月の明かり 縺れる足 酔い痴れて帰る帰り道 感じている永遠に続く闇を |
鉛の塊穏やかだ 何も無い 友達は皆死んだ 昼下がり 微睡んで 横たわる鉛の塊 言わないで その先を 取り戻す術など無い 『大丈夫、この儘で何処までも行ける』 飛び立って消えて行く島達の姿を 取り残された様な心持て見送る 君が居て 夜が明けて 日が暮れて 私が居る 掌に汗を掻き 毎日を漂う人に 見せないで その先を 何処へ行く宛など無い 『大丈夫、この儘で何処までも行ける』 飛び立って消えて行く鳥達の姿を 取り残された様な心持て見送る 呼ぶ声がする 誰かが待っている そんな夢を見た 訊かないで その訳を 語り果て灰になる 消えないで灯 胸に咲け | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 穏やかだ 何も無い 友達は皆死んだ 昼下がり 微睡んで 横たわる鉛の塊 言わないで その先を 取り戻す術など無い 『大丈夫、この儘で何処までも行ける』 飛び立って消えて行く島達の姿を 取り残された様な心持て見送る 君が居て 夜が明けて 日が暮れて 私が居る 掌に汗を掻き 毎日を漂う人に 見せないで その先を 何処へ行く宛など無い 『大丈夫、この儘で何処までも行ける』 飛び立って消えて行く鳥達の姿を 取り残された様な心持て見送る 呼ぶ声がする 誰かが待っている そんな夢を見た 訊かないで その訳を 語り果て灰になる 消えないで灯 胸に咲け |
俄か雨を待つ雲に別れの散る朝 青梅街道の朝焼け 幽かに風は吹いている 後ろ姿はもう無い 瞬きをする間に消えて行く 仄淡き想いの儚さよ 降り出す俄か雨が面影を洗い流す 花に別れの散る朝 『サヨナラダケガ人生』と 無理な笑顔で吐き捨てて 明日に命を繋ぐのだ 瞬きをする間に消えて行く 仄淡き想いの儚さよ 降り出す俄か雨が面影を洗い流す そして何時もの通り路地を行く そして何時もの通り日々を行く 降り出す俄か雨が面影を洗い流す | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 雲に別れの散る朝 青梅街道の朝焼け 幽かに風は吹いている 後ろ姿はもう無い 瞬きをする間に消えて行く 仄淡き想いの儚さよ 降り出す俄か雨が面影を洗い流す 花に別れの散る朝 『サヨナラダケガ人生』と 無理な笑顔で吐き捨てて 明日に命を繋ぐのだ 瞬きをする間に消えて行く 仄淡き想いの儚さよ 降り出す俄か雨が面影を洗い流す そして何時もの通り路地を行く そして何時もの通り日々を行く 降り出す俄か雨が面影を洗い流す |
野良犬、走る立っているだけで精一杯でも 努めて何でもないような眼差しで 雨が降ったら 野良犬、濡れて走る 言葉など持たないが 悲しみなら溢れる程ある 雲間から差し込む陽の光 隔てられ慈悲無き陽の光の中 走り疲れて止まる時 破れて夢の終わる時 彼の空を引き裂いて バリバリと引き裂いて 新しい今日が顔を出す 必ずそれは動き出す 有無無く風は吹き付けて 留まる事は許されず 野良犬は走り出す 野良犬は走り出す 怯えて闇を映し出す 潤んだ二つの眼から 嬉しい涙、流れるか? 悲しい涙、流れるか? 野良犬、走る 足元が震えているのは 恐怖の故か 静かに滾り駆け巡る 赤き血潮の故か 雲間から差し込む陽の光 隔てられ慈悲無き陽の光 与えられ負わされ急き立てられ 生かされ立たされて陽の光の中 走り疲れて止まる時 破れて夢の終わる時 彼の空を引き裂いて バリバリと引き裂いて 新しい今日が顔を出す 必ずそれは動き出す 有無無く風は吹き付けて 留まる事は許されず 野良犬は走り出す 野良犬は走り出す 怯えて闇を映し出す 潤んだ二つの眼から 嬉しい涙、流れるか? 悲しい涙、流れるか? 野良犬、走る | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 立っているだけで精一杯でも 努めて何でもないような眼差しで 雨が降ったら 野良犬、濡れて走る 言葉など持たないが 悲しみなら溢れる程ある 雲間から差し込む陽の光 隔てられ慈悲無き陽の光の中 走り疲れて止まる時 破れて夢の終わる時 彼の空を引き裂いて バリバリと引き裂いて 新しい今日が顔を出す 必ずそれは動き出す 有無無く風は吹き付けて 留まる事は許されず 野良犬は走り出す 野良犬は走り出す 怯えて闇を映し出す 潤んだ二つの眼から 嬉しい涙、流れるか? 悲しい涙、流れるか? 野良犬、走る 足元が震えているのは 恐怖の故か 静かに滾り駆け巡る 赤き血潮の故か 雲間から差し込む陽の光 隔てられ慈悲無き陽の光 与えられ負わされ急き立てられ 生かされ立たされて陽の光の中 走り疲れて止まる時 破れて夢の終わる時 彼の空を引き裂いて バリバリと引き裂いて 新しい今日が顔を出す 必ずそれは動き出す 有無無く風は吹き付けて 留まる事は許されず 野良犬は走り出す 野良犬は走り出す 怯えて闇を映し出す 潤んだ二つの眼から 嬉しい涙、流れるか? 悲しい涙、流れるか? 野良犬、走る |
敗者復活の歌避けて通れぬ道さ どの道も 見ろよ 朝日がそれを告げている 此処が世界の果ての果て 暗く寂しい故郷さ 感傷に絡まって見失う 現実に踏み出して取り戻せ 燃える太陽 背に受けて 歩き出せ 風の彼方に何がある それの彼方に何がある 妄想に捕まって動けない 執着を断ち切って歩き出せ 燃える太陽 背に受けて 廻る世界を 背に受けて 歩き出せ | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | イースタンユース | 避けて通れぬ道さ どの道も 見ろよ 朝日がそれを告げている 此処が世界の果ての果て 暗く寂しい故郷さ 感傷に絡まって見失う 現実に踏み出して取り戻せ 燃える太陽 背に受けて 歩き出せ 風の彼方に何がある それの彼方に何がある 妄想に捕まって動けない 執着を断ち切って歩き出せ 燃える太陽 背に受けて 廻る世界を 背に受けて 歩き出せ |
這いつくばったり空を飛んだり椅子に座っている チャンスは此所にはない 鳴き交わす烏が 今朝はやけに騒いでいる 家を出て歩き出す 地図が何処にもない 行き交う自動車の 速度が襟を揺らしてゆく そして 逆光に浮かぶ万物の影 雑踏に沈む種々の影 魂のネジを一つ、二つ、もっと多く、 どこかへ落っことしてきた 俺の不正確な振り子時計 泣くな青き心 泣くな苦き心 届かざるを嘆くな その遠さを悲しむな 泣くな暗き心 泣くな弱き心 その一歩を恐れるな その一言を恥じるな 入り組む細い道 雲は浮かんでない 逆さまにぶら下がるようにも見える俺達 | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | | 椅子に座っている チャンスは此所にはない 鳴き交わす烏が 今朝はやけに騒いでいる 家を出て歩き出す 地図が何処にもない 行き交う自動車の 速度が襟を揺らしてゆく そして 逆光に浮かぶ万物の影 雑踏に沈む種々の影 魂のネジを一つ、二つ、もっと多く、 どこかへ落っことしてきた 俺の不正確な振り子時計 泣くな青き心 泣くな苦き心 届かざるを嘆くな その遠さを悲しむな 泣くな暗き心 泣くな弱き心 その一歩を恐れるな その一言を恥じるな 入り組む細い道 雲は浮かんでない 逆さまにぶら下がるようにも見える俺達 |
破戒無慙八月手を叩いて俺はそれを呼んで 捕まえて闇夜に放り出す 泣いたって駄目だよ 逃げられねえよ もんどり打ってるデクノボウの八月 行かないでくれ!消えないでくれ! 波が押し寄せて波が去ってゆく 星は瞬く 葉は茂る 涙ぐんでる馬鹿野郎の八月 夢を片手、闇を片手に振り回す 真夏の交差点 俺は血だ 俺は花だ 俺は存在だ 無尽蔵の発熱体だ 踏み出して 転がって そう! ホラ! 手の鳴る方へ! 焼けて我等に照り返す 狂ったようなエナジー 猛り立つエナジー 世界を俺を焼き払う 狂ったようなエナジー 猛り立つエナジー 夢を片手、闇を片手に振り回す 白昼の交差点 俺は血だ 俺は花だ 俺は存在だ 破戒無慙八月 | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 手を叩いて俺はそれを呼んで 捕まえて闇夜に放り出す 泣いたって駄目だよ 逃げられねえよ もんどり打ってるデクノボウの八月 行かないでくれ!消えないでくれ! 波が押し寄せて波が去ってゆく 星は瞬く 葉は茂る 涙ぐんでる馬鹿野郎の八月 夢を片手、闇を片手に振り回す 真夏の交差点 俺は血だ 俺は花だ 俺は存在だ 無尽蔵の発熱体だ 踏み出して 転がって そう! ホラ! 手の鳴る方へ! 焼けて我等に照り返す 狂ったようなエナジー 猛り立つエナジー 世界を俺を焼き払う 狂ったようなエナジー 猛り立つエナジー 夢を片手、闇を片手に振り回す 白昼の交差点 俺は血だ 俺は花だ 俺は存在だ 破戒無慙八月 |
白昼の行方不明者纏わりついて来る蝿のように 何処までも寄り添って来る 安っぽい絶望が 安っぽい涙が 薄暗い何かが また一人、誰かを 何処かへ連れて行く サヨナラが今、 小さな声が 坂道を転げて行く 正直に生きれば生きる程 向かい風ばかりが強くなる 「踏み越えて楽になれ」と オーロラビジョンが喚き散らしている 薄暗い何かが また一人、誰かを 何処かへ連れて行く 行かないでくれ、 小さな声で 背中に投げかける 真昼の街で 息を殺して、耐えて、生きて、 繰り返すだけ 声を上げて、笑って、泣いて、 いたいだけ、さ 薄暗い何かが また一人、誰かを 何処かへ連れて行く サヨナラが今、 小さな声が 坂道を転げて行く 真昼の街で | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 纏わりついて来る蝿のように 何処までも寄り添って来る 安っぽい絶望が 安っぽい涙が 薄暗い何かが また一人、誰かを 何処かへ連れて行く サヨナラが今、 小さな声が 坂道を転げて行く 正直に生きれば生きる程 向かい風ばかりが強くなる 「踏み越えて楽になれ」と オーロラビジョンが喚き散らしている 薄暗い何かが また一人、誰かを 何処かへ連れて行く 行かないでくれ、 小さな声で 背中に投げかける 真昼の街で 息を殺して、耐えて、生きて、 繰り返すだけ 声を上げて、笑って、泣いて、 いたいだけ、さ 薄暗い何かが また一人、誰かを 何処かへ連れて行く サヨナラが今、 小さな声が 坂道を転げて行く 真昼の街で |
葉桜並木心を眠らせ 人々の中へ 花は終わった様だ 葉桜並木 遥か地平に立ちのぼる 焼却場の煙 鍵穴はいつか 合わなくなっていた 雨はあがった様だ 埃の匂い 寝惚け眼に陽光は ぶれる視界を示す そぞろ歩きの疲れ 足の裏との対話 せめて一時、通い合う そっと笑顔を交わし合う 水の底に深く、光る鍵が見える だけど、それは、いまだ、水の底。 | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | 心を眠らせ 人々の中へ 花は終わった様だ 葉桜並木 遥か地平に立ちのぼる 焼却場の煙 鍵穴はいつか 合わなくなっていた 雨はあがった様だ 埃の匂い 寝惚け眼に陽光は ぶれる視界を示す そぞろ歩きの疲れ 足の裏との対話 せめて一時、通い合う そっと笑顔を交わし合う 水の底に深く、光る鍵が見える だけど、それは、いまだ、水の底。 |
走る自画像まるで踊り出すような足取りで 長い坂道駆け降りる 俺を呼ぶのは誰なんだろう? 雪の匂いと白樺並木 靴音と連れ立って 逃げる逃げ水追い掛ける 俺を呼ぶのは俺なんだろう 倦めど絶えざる彼の呼び声 正体は危うく 燃焼は儚い 誰だってそうなんだって 人込みに逃げ込むのか 残像に火を付けろ 体温で駆け抜けろ 孤独のそのままで 人間のそのままで 夜の雨音寂しさに 胸の灯消えかけても 皮膚に眼に焼き付いた 蒼き決意を忘れるな 実体は小さく 諦念は根深い 誰だってそうなんだって 両耳を差し出すのか 残像に火を付けろ 体温で駆け抜けろ 孤独のそのままで 人間のそのままで | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | まるで踊り出すような足取りで 長い坂道駆け降りる 俺を呼ぶのは誰なんだろう? 雪の匂いと白樺並木 靴音と連れ立って 逃げる逃げ水追い掛ける 俺を呼ぶのは俺なんだろう 倦めど絶えざる彼の呼び声 正体は危うく 燃焼は儚い 誰だってそうなんだって 人込みに逃げ込むのか 残像に火を付けろ 体温で駆け抜けろ 孤独のそのままで 人間のそのままで 夜の雨音寂しさに 胸の灯消えかけても 皮膚に眼に焼き付いた 蒼き決意を忘れるな 実体は小さく 諦念は根深い 誰だってそうなんだって 両耳を差し出すのか 残像に火を付けろ 体温で駆け抜けろ 孤独のそのままで 人間のそのままで |
裸足で行かざるを得ない遍く照らし出す光へ 渋々歩み行く毎日へ 嬉しかれ悲しかれ道すがら 声高く歌はある 誰にでも 朝を告げるベルの鳴る頃は 夢は海の底に沈み行く 孤立無援の花、咲くばかり 明日の在りや無しや、知るものか そぼ降る雨に濡れ帰り道 『過ぎ去りし夢だよ』と気取るなよ その命、燃ゆるなら何時の日も 声高く歌はある 誰にでも 五時の鐘の音が鳴る頃は 夕闇に心を解き放つ 孤立無援の花、咲くばかり 明日の在りや無しや、知るものか そして何時の間にか消えていて 氷細工の様に脆過ぎた | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | 遍く照らし出す光へ 渋々歩み行く毎日へ 嬉しかれ悲しかれ道すがら 声高く歌はある 誰にでも 朝を告げるベルの鳴る頃は 夢は海の底に沈み行く 孤立無援の花、咲くばかり 明日の在りや無しや、知るものか そぼ降る雨に濡れ帰り道 『過ぎ去りし夢だよ』と気取るなよ その命、燃ゆるなら何時の日も 声高く歌はある 誰にでも 五時の鐘の音が鳴る頃は 夕闇に心を解き放つ 孤立無援の花、咲くばかり 明日の在りや無しや、知るものか そして何時の間にか消えていて 氷細工の様に脆過ぎた |
ばかやろう節不法投棄されて 夕陽を反射している 軽トラックみたいに 暮れ残って俺は 小さな橋の上で 風景を拒否する 首を傾げたり 足をブラブラさせたり 目を瞑ったり 俺は確かめる 俺だけのやり方で 世界の全てを 悲しい事などあるものか そうして何時でも生きて来た そうさ 闘う相手はいつだって 心の底から湧いて来て 崖っぷちに俺を追い詰める 「生きてる価値など何も無い 存在自体がクダラナイ 死ネ!死ネ!」 と俺を追い詰める 拗ねて甘えても 助けを叫んでも 誰も振り向かない 誰も振り向かない 死んだふりしても 生きているふりしても 事実は変わらない 事実は変わらない 孤独がどうして珍しい そうして此所まで生きて来た そうさ 闘う相手は何時だって ドブ河の底から湧いて来て 路地裏で俺を待ち伏せる 打ち据えられては、ばかやろう 引き倒されても、ばかやろう 孤立無援で、ばかやろう 満身創痍で、ばかやろう 此所までそうして生きて来た 此所からそうして生きて行く 不法投棄されて 夕陽を反射している 軽トラックみたいに 暮れ残って俺は 小さな橋の上で 風景を拒否する | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 不法投棄されて 夕陽を反射している 軽トラックみたいに 暮れ残って俺は 小さな橋の上で 風景を拒否する 首を傾げたり 足をブラブラさせたり 目を瞑ったり 俺は確かめる 俺だけのやり方で 世界の全てを 悲しい事などあるものか そうして何時でも生きて来た そうさ 闘う相手はいつだって 心の底から湧いて来て 崖っぷちに俺を追い詰める 「生きてる価値など何も無い 存在自体がクダラナイ 死ネ!死ネ!」 と俺を追い詰める 拗ねて甘えても 助けを叫んでも 誰も振り向かない 誰も振り向かない 死んだふりしても 生きているふりしても 事実は変わらない 事実は変わらない 孤独がどうして珍しい そうして此所まで生きて来た そうさ 闘う相手は何時だって ドブ河の底から湧いて来て 路地裏で俺を待ち伏せる 打ち据えられては、ばかやろう 引き倒されても、ばかやろう 孤立無援で、ばかやろう 満身創痍で、ばかやろう 此所までそうして生きて来た 此所からそうして生きて行く 不法投棄されて 夕陽を反射している 軽トラックみたいに 暮れ残って俺は 小さな橋の上で 風景を拒否する |
ひとり道、風の道「なあ、みんなそうなのか?」 街の中 「君はどうなんだ?」 分かれ道 君の後ろ姿、消えてゆく 空に渡り鳥も消えてゆく いつだってそうなんだ 足元に いつだってそうだった 長い影 お前だけがいつも付いてくる 風に砂埃が舞い上がる 「今暫く、待ってくれ 今ちょっと笑えないから」 空ばかり見上げて歩いて来た 影だけが後ろを付いてくる 何も言わないから、それが、いい 空と影ばかりで、それが、いい 友情とビジネスは紙一重 情熱と虚無は紙一重、さ 「またここらでお別れだ またいつか、何処かで会おう」 両足を揃えて息を吐く 一歩目を踏み出して風を知る 空ばかり見上げて歩いてゆく 影だけが後ろを付いてくる 何も言わないから、それが、いい 空と影ばかりで、それが、いい | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | 「なあ、みんなそうなのか?」 街の中 「君はどうなんだ?」 分かれ道 君の後ろ姿、消えてゆく 空に渡り鳥も消えてゆく いつだってそうなんだ 足元に いつだってそうだった 長い影 お前だけがいつも付いてくる 風に砂埃が舞い上がる 「今暫く、待ってくれ 今ちょっと笑えないから」 空ばかり見上げて歩いて来た 影だけが後ろを付いてくる 何も言わないから、それが、いい 空と影ばかりで、それが、いい 友情とビジネスは紙一重 情熱と虚無は紙一重、さ 「またここらでお別れだ またいつか、何処かで会おう」 両足を揃えて息を吐く 一歩目を踏み出して風を知る 空ばかり見上げて歩いてゆく 影だけが後ろを付いてくる 何も言わないから、それが、いい 空と影ばかりで、それが、いい |
ひなげしが咲いている合鍵を持ってる 扉は見つからない 探し倦ねて汗ばんでいる 朝の陽を浴びながら ひなげしが咲いている 突っ立って全ての問いに答えながら そこで 今を生きている 独りぼっちで 雷鳴が近付いて また空が泣き出した 屋根が歌えば 街の色が滲む そこで 夜を待っている 傘に隠れて 腕時計の針が規則的に回る やって来る 去ってゆく 突っ立って待っている 待っているふりをして 立っているだけ 突っ立っているだけ 合鍵は錆びてる 鍵穴は見つからない ひなげしが咲いている 時計の針が回る そこで 今を生きている 今を生きている 明日を待っている 突っ立っている | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 合鍵を持ってる 扉は見つからない 探し倦ねて汗ばんでいる 朝の陽を浴びながら ひなげしが咲いている 突っ立って全ての問いに答えながら そこで 今を生きている 独りぼっちで 雷鳴が近付いて また空が泣き出した 屋根が歌えば 街の色が滲む そこで 夜を待っている 傘に隠れて 腕時計の針が規則的に回る やって来る 去ってゆく 突っ立って待っている 待っているふりをして 立っているだけ 突っ立っているだけ 合鍵は錆びてる 鍵穴は見つからない ひなげしが咲いている 時計の針が回る そこで 今を生きている 今を生きている 明日を待っている 突っ立っている |
非力なる者人生は運命塗れ 午後三時、敗北塗れ ふざけるな、生きてんだ 一から十まで抗って 締めと納得だらけ 縄張りと暗黙だらけ 死んだって構うもんか 一から十まで抗って おお、太陽 火の玉のように 怒りと悲しみを燃やせ! それ等は朝に、昼に、夜に、 音無く、形無く、破裂するのだ 「出しゃばるな、身の程知らず 弁えろ、世の中知らず」 誰なんだ?指図すんな! 一から十まで抗って 躓いて明日をも知れず 負け切って行方知れず 認めるな!引っ込めるな! 一から十まで抗って おお、月光 真冬の吹雪のように 孤独と寂しさを磨け! それ等は朝に、昼に、夜に、 音無く、形無く、破裂するのだ 人生は運命塗れ 顔半分、泥塗れ ふざけるな!ふざけるな! 一から十まで抗って 抗って、抗い負けて それでも尚、抗い続け 人生は俺のものだ 一から十まで抗って おお、哀れ 無知で無能なる者 おお、哀れ 無垢で非力なる者 それ等は朝に、昼に、夜に、 音無く、形無く、破裂するのだ | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | 人生は運命塗れ 午後三時、敗北塗れ ふざけるな、生きてんだ 一から十まで抗って 締めと納得だらけ 縄張りと暗黙だらけ 死んだって構うもんか 一から十まで抗って おお、太陽 火の玉のように 怒りと悲しみを燃やせ! それ等は朝に、昼に、夜に、 音無く、形無く、破裂するのだ 「出しゃばるな、身の程知らず 弁えろ、世の中知らず」 誰なんだ?指図すんな! 一から十まで抗って 躓いて明日をも知れず 負け切って行方知れず 認めるな!引っ込めるな! 一から十まで抗って おお、月光 真冬の吹雪のように 孤独と寂しさを磨け! それ等は朝に、昼に、夜に、 音無く、形無く、破裂するのだ 人生は運命塗れ 顔半分、泥塗れ ふざけるな!ふざけるな! 一から十まで抗って 抗って、抗い負けて それでも尚、抗い続け 人生は俺のものだ 一から十まで抗って おお、哀れ 無知で無能なる者 おお、哀れ 無垢で非力なる者 それ等は朝に、昼に、夜に、 音無く、形無く、破裂するのだ |
沸点36℃後手にバタンとドアを閉めて もう後には退けないなんて 分かり切った事さ 生まれたくて生まれたんじゃないと 拗ねて世界に唾を吐いて 楽になったか? 相変わらずさ 風が人々を 連れ去るのを見てる 気付かないふりで 長く変わらない信号を待っている トンネルを抜け切ったと 思ったらそこは真夜中だった 一切合切、終わりか? 終わりでも何でも構わない 沸点は掌に 沸点は首筋に 沸点は足の裏 それだけがある 沸点は青い空 沸点は白い雲 沸点はビルの影 汗に塗れている 消えるから良いんだ 口笛も、面影も、 だから今日もここに立って 嘘と真実の風の中で 悪あがきを続ける だから今日もここに立って 肩に降り積もる月明りで 孤独を研いでいる 漸く夜が明けたと 思ったら辺りは砂漠だった ここらで旅路も終わりか? 道なんてどうでも構わない 沸点は掌に 沸点は首筋に 沸点は足の裏 それだけがある 沸点は青い空 沸点は白い雲 沸点はビルの影 汗に塗れている | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 後手にバタンとドアを閉めて もう後には退けないなんて 分かり切った事さ 生まれたくて生まれたんじゃないと 拗ねて世界に唾を吐いて 楽になったか? 相変わらずさ 風が人々を 連れ去るのを見てる 気付かないふりで 長く変わらない信号を待っている トンネルを抜け切ったと 思ったらそこは真夜中だった 一切合切、終わりか? 終わりでも何でも構わない 沸点は掌に 沸点は首筋に 沸点は足の裏 それだけがある 沸点は青い空 沸点は白い雲 沸点はビルの影 汗に塗れている 消えるから良いんだ 口笛も、面影も、 だから今日もここに立って 嘘と真実の風の中で 悪あがきを続ける だから今日もここに立って 肩に降り積もる月明りで 孤独を研いでいる 漸く夜が明けたと 思ったら辺りは砂漠だった ここらで旅路も終わりか? 道なんてどうでも構わない 沸点は掌に 沸点は首筋に 沸点は足の裏 それだけがある 沸点は青い空 沸点は白い雲 沸点はビルの影 汗に塗れている |
ポケットから手を出せないでいるぶら下がった凧の残骸が 冬になって侘びしく揺れている ポケットから俺は手を出せないでいる 突っ立っている魂 雲が美しい 息が白めば落陽が突き刺さる 息が白めば色彩が突き刺さる この世は諸行無常か 永遠の変わらない誓いか ポケットから俺は手を出せないでいる 押し黙る魂 雪を待っている 薄紫の感傷が降り積もる 薄紫の現実が降り積もる 留まらぬその光と闇は 揶揄うように現れて嘘のように消えてゆく 薄紫の感傷が降り積もる 薄紫の現実が降り積もる ポケットから俺は手を出せないでいる 硝子窓に影が映る ポケットから俺は手を出せないでいる 歩みは止めない | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | ぶら下がった凧の残骸が 冬になって侘びしく揺れている ポケットから俺は手を出せないでいる 突っ立っている魂 雲が美しい 息が白めば落陽が突き刺さる 息が白めば色彩が突き刺さる この世は諸行無常か 永遠の変わらない誓いか ポケットから俺は手を出せないでいる 押し黙る魂 雪を待っている 薄紫の感傷が降り積もる 薄紫の現実が降り積もる 留まらぬその光と闇は 揶揄うように現れて嘘のように消えてゆく 薄紫の感傷が降り積もる 薄紫の現実が降り積もる ポケットから俺は手を出せないでいる 硝子窓に影が映る ポケットから俺は手を出せないでいる 歩みは止めない |
未ダ未ダヨ鳥ガ飛ブ 街路樹ノ枝 子供等ノ走ル声 窓ニ焼キ付ク 長イ影 何気ナク頬ニ笑ミ 番茶を飲んでは裁きを待っている 鼻唄混じり 洗濯しながら運命を待ている 小躍リ踊ル 家ヲ出ル 何処ヘ行コウカ 人イキレ 街ニ夜 飲メバ飲マレテ空回リ 夜ノ底 街ノ底 大酒飲んでは裁きを待っている ヨロメキ歩く 酩酊しながら運命を待っている 心ニ雨ガ降ル 『背中ヲ激シク叩カレテ 勢イ余ッテ飛ビ出シテ 右モ左モワカラナイ。 東西南北サマヨッテ 行クモ千里 戻ルモ千里 泣イタッテナンニナル。』 枯れ草を蹴り上げて 何もかも飛び越える 泥まみれで舞い狂う 東西南北さまよって 行くも千里 戻るも千里 未ダ未ダヨ 未ダ未ダヨ ホラ、夜ガ明ケル 夜ガ明ケル アンナニ遠クマデ夜ハ明ケル | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | 鳥ガ飛ブ 街路樹ノ枝 子供等ノ走ル声 窓ニ焼キ付ク 長イ影 何気ナク頬ニ笑ミ 番茶を飲んでは裁きを待っている 鼻唄混じり 洗濯しながら運命を待ている 小躍リ踊ル 家ヲ出ル 何処ヘ行コウカ 人イキレ 街ニ夜 飲メバ飲マレテ空回リ 夜ノ底 街ノ底 大酒飲んでは裁きを待っている ヨロメキ歩く 酩酊しながら運命を待っている 心ニ雨ガ降ル 『背中ヲ激シク叩カレテ 勢イ余ッテ飛ビ出シテ 右モ左モワカラナイ。 東西南北サマヨッテ 行クモ千里 戻ルモ千里 泣イタッテナンニナル。』 枯れ草を蹴り上げて 何もかも飛び越える 泥まみれで舞い狂う 東西南北さまよって 行くも千里 戻るも千里 未ダ未ダヨ 未ダ未ダヨ ホラ、夜ガ明ケル 夜ガ明ケル アンナニ遠クマデ夜ハ明ケル |
街はふるさと「何がどうなっているんだろう?」 見えぬ眼で睨むれば 「何がどうだって言うんだろう?」 縺れながらも走るだけ 悲しいなら泣けよ 泣けば世界は土砂降りの雨だろう 泣き飽きて 泣き飽きて夕焼けがくすぐったい くすぐったくて 笑い転げて涙出た 涙拭いたら、もう行くぜ 冷めて張り付いた横顔のままで 彷徨えば 足許、今日もフラフラ 歌は今日も涙と風の その声だ 人間万事グラグラ 地平の果て 決して届かぬ虹が 架かっている まるで陽炎のように 水に映る空が それを見ている俺の 眼鏡に映る 人並み縫うように 風は吹く | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | イースタンユース | 「何がどうなっているんだろう?」 見えぬ眼で睨むれば 「何がどうだって言うんだろう?」 縺れながらも走るだけ 悲しいなら泣けよ 泣けば世界は土砂降りの雨だろう 泣き飽きて 泣き飽きて夕焼けがくすぐったい くすぐったくて 笑い転げて涙出た 涙拭いたら、もう行くぜ 冷めて張り付いた横顔のままで 彷徨えば 足許、今日もフラフラ 歌は今日も涙と風の その声だ 人間万事グラグラ 地平の果て 決して届かぬ虹が 架かっている まるで陽炎のように 水に映る空が それを見ている俺の 眼鏡に映る 人並み縫うように 風は吹く |
まともな世界目的も無しに生きていちゃ駄目かよ 行く先も無しに歩いてちゃ駄目かよ ここからは今日も夕焼けが見えるよ それよりもっとスゲェ事があるのかよ まともな世界があるという 誰と誰と誰がそこから来た? クソ喰らえだ!クソ喰らえだ!クソ喰らえだ! 震える空はひび割れて落ちるよ 折り重なって思い出に化けるよ 見飽きた感傷が壁に張り付いている 来る日も来る日もずっと張り付いている 正しい世界があるという どこの誰のどれがそれなのか? あいつなのか? お前なのか? 見せてくれ!見せてくれ!見せてくれ! クソ喰らえだ!クソ喰らえだ!クソ喰らえだ! | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 目的も無しに生きていちゃ駄目かよ 行く先も無しに歩いてちゃ駄目かよ ここからは今日も夕焼けが見えるよ それよりもっとスゲェ事があるのかよ まともな世界があるという 誰と誰と誰がそこから来た? クソ喰らえだ!クソ喰らえだ!クソ喰らえだ! 震える空はひび割れて落ちるよ 折り重なって思い出に化けるよ 見飽きた感傷が壁に張り付いている 来る日も来る日もずっと張り付いている 正しい世界があるという どこの誰のどれがそれなのか? あいつなのか? お前なのか? 見せてくれ!見せてくれ!見せてくれ! クソ喰らえだ!クソ喰らえだ!クソ喰らえだ! |
窓辺窓辺に立つ私の想いは 遥かの空の何処まで届くか 窓辺に立つ私達の涙は 遥かの夕陽の呼び声を映すか 此処では花弁が舞っている 時折、鳥達が鳴いている 窓辺に立つ私達の明日は 遥かの山並の向こうから訪うか ビル風に砂ぼこり舞っている 時折、電線が鳴っている 窓辺に私達立っている 此処から遠い空見ている | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | イースタンユース | 窓辺に立つ私の想いは 遥かの空の何処まで届くか 窓辺に立つ私達の涙は 遥かの夕陽の呼び声を映すか 此処では花弁が舞っている 時折、鳥達が鳴いている 窓辺に立つ私達の明日は 遥かの山並の向こうから訪うか ビル風に砂ぼこり舞っている 時折、電線が鳴っている 窓辺に私達立っている 此処から遠い空見ている |
道端何処までも何処までも 道は唯唯、其処にある 何気無く口ずさむ あの歌は昨日の夢か 立ち止まりては振り返る 影とそぞろに歩むれば 子供等の声もする街の角 誰ぞやの声もする 諫める声のある 道の端で苦笑い 道の端で我に返る 何時までも何時までも 今日も唯唯、其処にある 巡り来る悲しみの 行く果ては眠りの底か 見知らぬ街に立ち在りぬ 己が力の頼り無さ 子供等の声もする街の角 誰ぞやの声もする 諌める声のある 道の端で苦笑い 道の端で我に返る | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 何処までも何処までも 道は唯唯、其処にある 何気無く口ずさむ あの歌は昨日の夢か 立ち止まりては振り返る 影とそぞろに歩むれば 子供等の声もする街の角 誰ぞやの声もする 諫める声のある 道の端で苦笑い 道の端で我に返る 何時までも何時までも 今日も唯唯、其処にある 巡り来る悲しみの 行く果ては眠りの底か 見知らぬ街に立ち在りぬ 己が力の頼り無さ 子供等の声もする街の角 誰ぞやの声もする 諌める声のある 道の端で苦笑い 道の端で我に返る |
目眩の街歩き飽きた道をノロノロと 行き先なんかは決めてない 忘れかけてた横顔が ふと浮かんで消えた なにをどうしてきたのやら 今となっては遠すぎて 八月のスモッグの空の下 また振り出しに戻る 2012年 目眩の街 頭の上の環八雲 皮膚を伝って流れる汗 焼き付けられて震える影 愚かなヤツだと疎まれて 違いねえやと苦笑い 歩けば逃げ水は逃げてゆく また追いかけて歩く 歩けば 日が暮れる 街並に 灯が点る 立ち止まり 歩き出す 立ち止まり 歩き出す 2012年 目眩の街 | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 歩き飽きた道をノロノロと 行き先なんかは決めてない 忘れかけてた横顔が ふと浮かんで消えた なにをどうしてきたのやら 今となっては遠すぎて 八月のスモッグの空の下 また振り出しに戻る 2012年 目眩の街 頭の上の環八雲 皮膚を伝って流れる汗 焼き付けられて震える影 愚かなヤツだと疎まれて 違いねえやと苦笑い 歩けば逃げ水は逃げてゆく また追いかけて歩く 歩けば 日が暮れる 街並に 灯が点る 立ち止まり 歩き出す 立ち止まり 歩き出す 2012年 目眩の街 |
安手の仮面と間抜けた男立ち上がって 意地になって 振り解いて行く 懈い人生 懈い安寧を その気になって 飛び上がって 飛べぬ毎日 降り積もってカビが生えていく 午前零時 言い訳 逃げ道探し 何処へ行く? 安手の仮面を被ったままで 霧になって消えて行った面影達 後尾灯の暗い光 恥ずかしくて 情けなくて うつむく度 保身の鎧を継ぎ足して来た 塗り込んで 誤魔化した 空の色 涙ぐんで夜を待っている 「駄目なんだ 嫌なんだ」長い影 つまらん仮面は被ったままで 街灯の白い光が歪む 何処にある? 誰かが言ってた「本当の姿」 ―草葉ノ影カラ虫ノ声― 午前零時 奴等に別れを告げろ 午前零時 間抜けた素顔のそのままで | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | イースタンユース | 立ち上がって 意地になって 振り解いて行く 懈い人生 懈い安寧を その気になって 飛び上がって 飛べぬ毎日 降り積もってカビが生えていく 午前零時 言い訳 逃げ道探し 何処へ行く? 安手の仮面を被ったままで 霧になって消えて行った面影達 後尾灯の暗い光 恥ずかしくて 情けなくて うつむく度 保身の鎧を継ぎ足して来た 塗り込んで 誤魔化した 空の色 涙ぐんで夜を待っている 「駄目なんだ 嫌なんだ」長い影 つまらん仮面は被ったままで 街灯の白い光が歪む 何処にある? 誰かが言ってた「本当の姿」 ―草葉ノ影カラ虫ノ声― 午前零時 奴等に別れを告げろ 午前零時 間抜けた素顔のそのままで |
夜明けの歌夜が明ける 見えるだろ? 東の空 白むのが 朝が来る 判るだろ? 涙眼に陽が映る 俺にも その部屋の窓にも 朝が来る 涙よ止まれよ今直ぐ もう朝だから 夜が明ける 悲しみを笑い飛ばして 夜が明ける 朝が来る 甘い夢叩き壊して 朝が来る 逃げても逃げても逃げても 朝が来る 涙よ止まれよ今直ぐ もう朝だから | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | 夜が明ける 見えるだろ? 東の空 白むのが 朝が来る 判るだろ? 涙眼に陽が映る 俺にも その部屋の窓にも 朝が来る 涙よ止まれよ今直ぐ もう朝だから 夜が明ける 悲しみを笑い飛ばして 夜が明ける 朝が来る 甘い夢叩き壊して 朝が来る 逃げても逃げても逃げても 朝が来る 涙よ止まれよ今直ぐ もう朝だから |
夜更けと蝋燭の灯蝋燭の小さな灯が揺れる度 消えては現れて 今迄が揺れている 窓の外は雨 後悔が濡れている 今は遠過ぎて その姿さえ曖昧だ 音無く夜は更けて 想いは一秒刻みだ 音無く夜は更けて 潤んだ赤茶けた風景だ 見知らぬ街の角 風だけが親しい 騒ぎ立つ木立が私の今を告げる 虹を追い掛ける その嘘を知りながら 窓の外は雨 光と闇が曖昧だ 音無く夜は更けて 想いは弛んだ弦のようだ 音無く夜は更けて 漂う愛おしい一秒だ | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | イースタンユース | 蝋燭の小さな灯が揺れる度 消えては現れて 今迄が揺れている 窓の外は雨 後悔が濡れている 今は遠過ぎて その姿さえ曖昧だ 音無く夜は更けて 想いは一秒刻みだ 音無く夜は更けて 潤んだ赤茶けた風景だ 見知らぬ街の角 風だけが親しい 騒ぎ立つ木立が私の今を告げる 虹を追い掛ける その嘘を知りながら 窓の外は雨 光と闇が曖昧だ 音無く夜は更けて 想いは弛んだ弦のようだ 音無く夜は更けて 漂う愛おしい一秒だ |
夜がまた来る坂の道を長く下る時 街灯りは遠く広がる この夜に二度目など無いから 想いの全てを込めて 口笛を 夜がまた来る 空が落ちて来る ゆっくりと色は褪せてゆく もう一度、静かに呼吸を 整えて 夜がまた来る 空が落ちて来る 頬を打てば凍てつく 吸い込んでは胸に沁む 冬の空気を引き連れて 夜の気配を身にまとい 歩く 夜がまた来る 空が落ちて来る | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 坂の道を長く下る時 街灯りは遠く広がる この夜に二度目など無いから 想いの全てを込めて 口笛を 夜がまた来る 空が落ちて来る ゆっくりと色は褪せてゆく もう一度、静かに呼吸を 整えて 夜がまた来る 空が落ちて来る 頬を打てば凍てつく 吸い込んでは胸に沁む 冬の空気を引き連れて 夜の気配を身にまとい 歩く 夜がまた来る 空が落ちて来る |
夜の追憶さらば春の日よ また会おう 何時の日か さらば過ぎし日の 青白い三日月よ あの日も あの時も 月影に縫い付けて置いてきた 淋しさよ 追憶を噛み締める 夜が連れてくる寂寞を弄び 今は噎せ返る夏の夜を感じている カーテンが揺れる度 過去達も揺れている あの日の あの時の 君の目が揺れている さらば春の日よ また会おう 何時の日か さらば過ぎし日の 青白い三日月よ 「帰らざる思い出よ 待ってくれ。 待ってくれ。」 振り返り呼ぶけれど 何もない 何もない… | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | eastern youth | さらば春の日よ また会おう 何時の日か さらば過ぎし日の 青白い三日月よ あの日も あの時も 月影に縫い付けて置いてきた 淋しさよ 追憶を噛み締める 夜が連れてくる寂寞を弄び 今は噎せ返る夏の夜を感じている カーテンが揺れる度 過去達も揺れている あの日の あの時の 君の目が揺れている さらば春の日よ また会おう 何時の日か さらば過ぎし日の 青白い三日月よ 「帰らざる思い出よ 待ってくれ。 待ってくれ。」 振り返り呼ぶけれど 何もない 何もない… |
寄る辺ない旅面映ゆい記憶の窓に 映る顔、どんな顔? 涙顔、声無き声を憶えている 夢の間に見た日々に サヨナラダ! 遠く遠くと来る程に 『カエロウ、カエロウ』と声がする。 旅空に、ぼやけて過ぎる 並木道 街灯り 笑顔持て擦り抜けて行く 虚しさよ 日々の間に間に見た夢に サヨナラダ! 遠く遠くと来る程に 『カエロウ、カエロウ』と声がする。 旅路ニ季節ハ燃エ落チテ 虚ロナ心ニハ雪ト風ダケ 遠く遠くと来る程に 『カエロウ、カエロウ』と声がする。 | eastern youth | 吉野寿 | 吉野寿 | | 面映ゆい記憶の窓に 映る顔、どんな顔? 涙顔、声無き声を憶えている 夢の間に見た日々に サヨナラダ! 遠く遠くと来る程に 『カエロウ、カエロウ』と声がする。 旅空に、ぼやけて過ぎる 並木道 街灯り 笑顔持て擦り抜けて行く 虚しさよ 日々の間に間に見た夢に サヨナラダ! 遠く遠くと来る程に 『カエロウ、カエロウ』と声がする。 旅路ニ季節ハ燃エ落チテ 虚ロナ心ニハ雪ト風ダケ 遠く遠くと来る程に 『カエロウ、カエロウ』と声がする。 |
呼んでいるのは誰なんだ?僕を呼んでいるのは誰なんだ? 君を呼んでいるのは誰なんだ? 明日に待っているのは? そこで待っているのは? 真っ暗闇で何も見えなかった 喉が乾いて何も言えなかった 眠れぬ夜は窓辺に 君の名前をそっと呼んで 聴こえるだろ? 聴こえるはずさ 見ろよ 空は広がっている どこまでも空は広がっている あの街まで空は広がっている その窓まで空は広がっている 果てしなく空は広がって 悲しみを乗せた雲が 流れてゆく 流れてゆく そうさ どこまでも空は広がっている あの街まで空は広がっている その窓まで空は広がっている あの街まで 窓まで | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 僕を呼んでいるのは誰なんだ? 君を呼んでいるのは誰なんだ? 明日に待っているのは? そこで待っているのは? 真っ暗闇で何も見えなかった 喉が乾いて何も言えなかった 眠れぬ夜は窓辺に 君の名前をそっと呼んで 聴こえるだろ? 聴こえるはずさ 見ろよ 空は広がっている どこまでも空は広がっている あの街まで空は広がっている その窓まで空は広がっている 果てしなく空は広がって 悲しみを乗せた雲が 流れてゆく 流れてゆく そうさ どこまでも空は広がっている あの街まで空は広がっている その窓まで空は広がっている あの街まで 窓まで |
驢馬の素描描かれた自画像は酷く歪んでいた 描き損じばかり足の踏み場もない部屋 窓に映る姿が痩せた驢馬のようで 俯いてカーテンを静かに閉めてから 居眠り 目を覚まして、それから、 夕焼けを追いかけてゆく 朝焼けを携えてゆく 昼でもなく夜でもない お終いと始まりの繋がりを 破り捨てた自画像が 別の顔を作り出してゆく 夕焼けを追いかけてゆく 朝焼けを携えてゆく 昼でもなく夜でもない お終いと始まりの繋がりを 破り捨てた自画像が 別の顔を作り出して 破り捨てた昨日が 新しい素描を描いてゆく | eastern youth | 吉野寿 | eastern youth | eastern youth | 描かれた自画像は酷く歪んでいた 描き損じばかり足の踏み場もない部屋 窓に映る姿が痩せた驢馬のようで 俯いてカーテンを静かに閉めてから 居眠り 目を覚まして、それから、 夕焼けを追いかけてゆく 朝焼けを携えてゆく 昼でもなく夜でもない お終いと始まりの繋がりを 破り捨てた自画像が 別の顔を作り出してゆく 夕焼けを追いかけてゆく 朝焼けを携えてゆく 昼でもなく夜でもない お終いと始まりの繋がりを 破り捨てた自画像が 別の顔を作り出して 破り捨てた昨日が 新しい素描を描いてゆく |