潜水もう おやすみ ここはどうみても公平な世界 手近な価値をはかるまえに 天秤を疑ってみてごらん 一度でも昼に夢をみたら おめでとう どんな色をしているの? どんな味がするんだ? 人がいつか飛び込む 海の底はさあ 誰も知らないことは 一番近くにあるよ 誰も知らないことは もう おやすみ 皿の上 織りなす凡庸な舞台 余った役は残っていないのさ そこは帰るべき家ではない 演じる場所を今も探しているんだね どんな色をしているの? どんな味がするんだ? 人がいつか飛び込む 海の底はさあ 誰も知らないことは 一番近くにあるよ 誰も知らないことは 優しい人をさがすのはやめたよ 飛び込む海はきみのもの どんな色をしているの? どんな味がするんだ? きみがいつか飛び込む 海の底はさあ どんな色をしているの? どんな味がするんだ? きみがいつか飛び込む 海の底はさあ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | もう おやすみ ここはどうみても公平な世界 手近な価値をはかるまえに 天秤を疑ってみてごらん 一度でも昼に夢をみたら おめでとう どんな色をしているの? どんな味がするんだ? 人がいつか飛び込む 海の底はさあ 誰も知らないことは 一番近くにあるよ 誰も知らないことは もう おやすみ 皿の上 織りなす凡庸な舞台 余った役は残っていないのさ そこは帰るべき家ではない 演じる場所を今も探しているんだね どんな色をしているの? どんな味がするんだ? 人がいつか飛び込む 海の底はさあ 誰も知らないことは 一番近くにあるよ 誰も知らないことは 優しい人をさがすのはやめたよ 飛び込む海はきみのもの どんな色をしているの? どんな味がするんだ? きみがいつか飛び込む 海の底はさあ どんな色をしているの? どんな味がするんだ? きみがいつか飛び込む 海の底はさあ |
装置海をみていた 平均台、片足で 移動遊園地 静けさに振り返ると 凝視めるサイクロプス、燃えるサイロ 最後の際も耽るサイコ ぼくを抱き締め、潰して 再度サイコロを振って生き返すサイクルは そう、この世界を正常にするだろう 転送する像 ピーという発信音の後で 捧げるアイロニー屠る回路 またも隘路にはまる迷子 悪気もないので無垢な態度 傷を見過ごすサーチライト 身体の外に幽霊をつくろう 無人探査機に忍びこんで 捧げるアイロニー屠る回路 またも隘路にはまる迷子 悪気もないので無垢な態度 傷を見過ごすサーチライト 凝視めるサイクロプス、燃えるサイロ 最後の際も耽るサイコ ぼくを抱き締め、潰して 再度サイコロを振って生き返すサイクルは そう、この世界を清浄にするだろう | People In The Box | 波多野裕文 | 波多野裕文、山口大吾、福井健太 | | 海をみていた 平均台、片足で 移動遊園地 静けさに振り返ると 凝視めるサイクロプス、燃えるサイロ 最後の際も耽るサイコ ぼくを抱き締め、潰して 再度サイコロを振って生き返すサイクルは そう、この世界を正常にするだろう 転送する像 ピーという発信音の後で 捧げるアイロニー屠る回路 またも隘路にはまる迷子 悪気もないので無垢な態度 傷を見過ごすサーチライト 身体の外に幽霊をつくろう 無人探査機に忍びこんで 捧げるアイロニー屠る回路 またも隘路にはまる迷子 悪気もないので無垢な態度 傷を見過ごすサーチライト 凝視めるサイクロプス、燃えるサイロ 最後の際も耽るサイコ ぼくを抱き締め、潰して 再度サイコロを振って生き返すサイクルは そう、この世界を清浄にするだろう |
空は機械仕掛け大きな音が聴こえた 灼けるように暑い日で 湯気のように漂う人たち 口笛 吹き荒れている 空は機械じかけ 事のはじまりを告げる 遠くでいななく銃声 半導体は死んでいるけれど テレビは生きているのさ のぞき込んでごらん 優しい軍隊が制圧していく ぼくのからだを 決して悪い気分はしない 逆らう理由を奪うあの言葉 うるさい人々 孤独を脅かす 唱えて 好きな言葉を 唱えて 好きな言葉を 唱えて 好きな言葉を 空は機械じかけ さしだされた手を振りほどくたびに こころの奥でごめんねと小さくつぶやく そんな瞬間もやがて 薄れていくだろう それを果たして強さといえるかな 「絶対そうだ」っていってくれたら 今すぐにでもぼくは駆けだすよ きみを根拠に生きていくから ぼくは強くなれるかな 何が起こったって平気? ぼくは強くなれたかな 何が起こったって平気? ぼくは強くなれたかな | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | 大きな音が聴こえた 灼けるように暑い日で 湯気のように漂う人たち 口笛 吹き荒れている 空は機械じかけ 事のはじまりを告げる 遠くでいななく銃声 半導体は死んでいるけれど テレビは生きているのさ のぞき込んでごらん 優しい軍隊が制圧していく ぼくのからだを 決して悪い気分はしない 逆らう理由を奪うあの言葉 うるさい人々 孤独を脅かす 唱えて 好きな言葉を 唱えて 好きな言葉を 唱えて 好きな言葉を 空は機械じかけ さしだされた手を振りほどくたびに こころの奥でごめんねと小さくつぶやく そんな瞬間もやがて 薄れていくだろう それを果たして強さといえるかな 「絶対そうだ」っていってくれたら 今すぐにでもぼくは駆けだすよ きみを根拠に生きていくから ぼくは強くなれるかな 何が起こったって平気? ぼくは強くなれたかな 何が起こったって平気? ぼくは強くなれたかな |
脱皮後きみが持つピカピカの腐らないやつを ちょうだい ぜんぶちょうだい 透明な樹液に集まる うつろな目した昆虫たち あしたはどこへ行こう 孤立無援のまま それだけできみは腰抜けではない 君が乗る戦闘機のなか 花 敷き詰めて 贈るよ はじめから抜け殻だったら もっと世界が好きになれたかな あしたはどこへ行こう 孤立無援のまま それだけできみは腰抜けではない | People In The Box | Hatano | People In The Box | | きみが持つピカピカの腐らないやつを ちょうだい ぜんぶちょうだい 透明な樹液に集まる うつろな目した昆虫たち あしたはどこへ行こう 孤立無援のまま それだけできみは腰抜けではない 君が乗る戦闘機のなか 花 敷き詰めて 贈るよ はじめから抜け殻だったら もっと世界が好きになれたかな あしたはどこへ行こう 孤立無援のまま それだけできみは腰抜けではない |
ダンス、ダンス、ダンスぼくは大勢のなか ただのひとり 機械が上陸した青い海で 同じ広告が何度も流れる 網膜に強く焼き付いたLED はねつけられたら きみのプライド著しく傷つけられた 愛がすべてというなら 汚れひとつ許せないね 土足厳禁の庭で息をとめるのかい? 哲学者の友達はきびしかった 遂にぼくを許してくれなかったけど 嘘だけは絶対つかなかった “ついていい嘘なんてあるわけがない” 死んでしまってからも ぼくはそれを誇りにおもうよ どんな美しいひとも じぶんの嘘に気づいていない 超然としていたって あたまはからっぽさ 風が止んだら 人が倒れる 観客のいないドミノ遊び 悲鳴が止んだら 鳥が笑った 息吹きかえす いくつもの産声 森を突き抜けて立つ狼煙のようだ 割れる喝采のなか さあ はなしをしよう 想像上の神の庭で だれもうまく踊れないよ 超然としていたって あたまはからっぽさ ダンス!ダンス!ダンス! きみの孤独が 世界を救うかもしれない 荒れはてた庭で ひとり なかよく踊りましょう | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | ぼくは大勢のなか ただのひとり 機械が上陸した青い海で 同じ広告が何度も流れる 網膜に強く焼き付いたLED はねつけられたら きみのプライド著しく傷つけられた 愛がすべてというなら 汚れひとつ許せないね 土足厳禁の庭で息をとめるのかい? 哲学者の友達はきびしかった 遂にぼくを許してくれなかったけど 嘘だけは絶対つかなかった “ついていい嘘なんてあるわけがない” 死んでしまってからも ぼくはそれを誇りにおもうよ どんな美しいひとも じぶんの嘘に気づいていない 超然としていたって あたまはからっぽさ 風が止んだら 人が倒れる 観客のいないドミノ遊び 悲鳴が止んだら 鳥が笑った 息吹きかえす いくつもの産声 森を突き抜けて立つ狼煙のようだ 割れる喝采のなか さあ はなしをしよう 想像上の神の庭で だれもうまく踊れないよ 超然としていたって あたまはからっぽさ ダンス!ダンス!ダンス! きみの孤独が 世界を救うかもしれない 荒れはてた庭で ひとり なかよく踊りましょう |
沈黙凍結させてしまおう 銀行口座を 凍結させてしまおう クレジットカードを 凍結させてしまおう 経済を ああ氷河期だ 踏みしめて歩け 哀しみを 脈拍 胎動を 凍結させてしまおう 最初と最後を 凍結させてしまおう ただひとつの 凍結させてしまおう 幻想を はじまりが終わっただけだよ さあ 旅に出かけよう はりつめた氷の上には 楽しいことが待っているよ 夢を視ることに目醒めるのさ 凍結させてしまおう 存在理由を 凍結させてしまおう 情報全部を 凍結させてしまおう ハイウェイを はじまりが終わっただけだよ さあ 旅に出かけよう はりつめた氷の上には 楽しいことが待っているよ 踊りだしたら 踏み抜いてしまうかもしれない いいよ、おちていく君は 夢を視ることに目醒めるのさ ひとり残された 君の瞳には 氷の結晶が浮かんでいる 広がる白い大地を見よ 人を追い越して 足跡は大きな結晶を描いている そうさ、世界は美しいのさ | People In The Box | 波多野裕文 | People In The Box | | 凍結させてしまおう 銀行口座を 凍結させてしまおう クレジットカードを 凍結させてしまおう 経済を ああ氷河期だ 踏みしめて歩け 哀しみを 脈拍 胎動を 凍結させてしまおう 最初と最後を 凍結させてしまおう ただひとつの 凍結させてしまおう 幻想を はじまりが終わっただけだよ さあ 旅に出かけよう はりつめた氷の上には 楽しいことが待っているよ 夢を視ることに目醒めるのさ 凍結させてしまおう 存在理由を 凍結させてしまおう 情報全部を 凍結させてしまおう ハイウェイを はじまりが終わっただけだよ さあ 旅に出かけよう はりつめた氷の上には 楽しいことが待っているよ 踊りだしたら 踏み抜いてしまうかもしれない いいよ、おちていく君は 夢を視ることに目醒めるのさ ひとり残された 君の瞳には 氷の結晶が浮かんでいる 広がる白い大地を見よ 人を追い越して 足跡は大きな結晶を描いている そうさ、世界は美しいのさ |
月きみが息を吸うときにぼくが吐くよ ふたりは一対の呼吸 だから夜に見る夢は違うけれど 朝には 未来に 溶けるのさ それはいつだって扉から出入りはしない ノックもせずに窓からやってくるのさ 今日も誰かを蝕む悲しみを ひとは食べておとなになる おお ぼくの話す言葉は同じだけど こころがわからなくなったよ 通じ合わない言葉に意味は無いね やめよう ドライフラワーに水をあげるのは おお 甘いお菓子でみんな逆上せあがってしまったんだ あの口調にはなにかおかしいところがあった たとえ優しさに返答は無くても 胸をはれよ 雲のない夜にきみは駆け出していく 苦しみから解き放たれて 月が欠けていく もうすぐ姿をなくす でもみえるよ 寝息にあわせ揺れる それはいつだって扉から出入りはしない ノックもせずに窓からやってくるのさ 今日も誰かを蝕む悲しみを きみはのみこんだ のみこんだ のみこんだ おおきなくちをあけて おおきなくちをあけて おおきなくちをあけて のみこんだ おお | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | きみが息を吸うときにぼくが吐くよ ふたりは一対の呼吸 だから夜に見る夢は違うけれど 朝には 未来に 溶けるのさ それはいつだって扉から出入りはしない ノックもせずに窓からやってくるのさ 今日も誰かを蝕む悲しみを ひとは食べておとなになる おお ぼくの話す言葉は同じだけど こころがわからなくなったよ 通じ合わない言葉に意味は無いね やめよう ドライフラワーに水をあげるのは おお 甘いお菓子でみんな逆上せあがってしまったんだ あの口調にはなにかおかしいところがあった たとえ優しさに返答は無くても 胸をはれよ 雲のない夜にきみは駆け出していく 苦しみから解き放たれて 月が欠けていく もうすぐ姿をなくす でもみえるよ 寝息にあわせ揺れる それはいつだって扉から出入りはしない ノックもせずに窓からやってくるのさ 今日も誰かを蝕む悲しみを きみはのみこんだ のみこんだ のみこんだ おおきなくちをあけて おおきなくちをあけて おおきなくちをあけて のみこんだ おお |
手紙聴こえるかい? 葉っぱを光がつらぬくよ 聴こえるかい? 地中深く伸びる根の音 樹々の隙間を 草がもらす泡がのぼる 聴こえるかい? 虫の背中 焦がす陽の音 聴こえるかい? ドアからとびだす子供たち 竦むきみを 駅のホーム 風が連れ去る 晴れた日に それはそれは昔のお話 きみはいつしか変わってしまった ひとは居場所を離れていく 音楽が手を離れていくように 手紙が降ってくるよ はらり はらり 空から 手紙は降り積もるよ きみは気づいていないけど 聴こえるかい 人波で倒れこむきみを 聴こえるかい あれは演技だと誰かがいった 膝をついた 横断歩道 風が連れ去る 晴れた日に それはそれは同じお話 きみはちっとも変われなかった ひとが居場所を守っている 音楽が手のなかで光るように 手紙が降ってくるよ はらり はらり 空から 手紙は降り積もるよ きみは気づいていないけど | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 聴こえるかい? 葉っぱを光がつらぬくよ 聴こえるかい? 地中深く伸びる根の音 樹々の隙間を 草がもらす泡がのぼる 聴こえるかい? 虫の背中 焦がす陽の音 聴こえるかい? ドアからとびだす子供たち 竦むきみを 駅のホーム 風が連れ去る 晴れた日に それはそれは昔のお話 きみはいつしか変わってしまった ひとは居場所を離れていく 音楽が手を離れていくように 手紙が降ってくるよ はらり はらり 空から 手紙は降り積もるよ きみは気づいていないけど 聴こえるかい 人波で倒れこむきみを 聴こえるかい あれは演技だと誰かがいった 膝をついた 横断歩道 風が連れ去る 晴れた日に それはそれは同じお話 きみはちっとも変われなかった ひとが居場所を守っている 音楽が手のなかで光るように 手紙が降ってくるよ はらり はらり 空から 手紙は降り積もるよ きみは気づいていないけど |
天国のアクシデントそれはラジオの合図だった 花が降り 空を飾る 森の深くにサイレンを聴く 子守唄のように 耳をそばだてて聴きたい声を焦がれても 今日は予想もつかないニュースがきみに訪れる 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント もう二度とこんな日は くるはずはないだろう 人々が口々にいった 花を手向けるよ 未開封の知らせへと 胸が痛むのは ぼくは今日も笑うから 免れた災いをきみが数に入れてくれたらいいのに ぼくにとっては初めての叫んだほどの美しさ 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | それはラジオの合図だった 花が降り 空を飾る 森の深くにサイレンを聴く 子守唄のように 耳をそばだてて聴きたい声を焦がれても 今日は予想もつかないニュースがきみに訪れる 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント もう二度とこんな日は くるはずはないだろう 人々が口々にいった 花を手向けるよ 未開封の知らせへと 胸が痛むのは ぼくは今日も笑うから 免れた災いをきみが数に入れてくれたらいいのに ぼくにとっては初めての叫んだほどの美しさ 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント |
天使の胃袋ドーベルマン ドーベルマン 廊下抜け 床を蹴って 手の鳴るほうへ駆けるニュース 今夜 誰が踊らされるのさ ボイラー室 ボイラー室 追手は遂には追い抜いて 走る暗闇を伸びるレール 君が服を脱ぐ 輝く眼で 何も欲しくないけど物足りない ってさ、君は僕みたいだね ファンファーレ ファンファーレ 胃袋はもういっぱい 粘膜の夢に溶けていたい だけど空席の王座へ飛ぶシュプレヒコール 僕らの欲望が吹き飛ばすパレード 何も欲しくないけど物足りない ってさ、君は僕みたいだね 電池が切れてしまった僕ら だから次の世界で息をするよ 息をするよ ふたりはいつでも泣かない子供 君は僕みたいだね 大丈夫 ってさ 傷をつけてあげるよ 君の傷口は動く 動く 体をねじって逃げる 逃げる ふたりで震えて 笑う 笑う もうすぐトンネルを抜けるよ 光り溢れ | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | ドーベルマン ドーベルマン 廊下抜け 床を蹴って 手の鳴るほうへ駆けるニュース 今夜 誰が踊らされるのさ ボイラー室 ボイラー室 追手は遂には追い抜いて 走る暗闇を伸びるレール 君が服を脱ぐ 輝く眼で 何も欲しくないけど物足りない ってさ、君は僕みたいだね ファンファーレ ファンファーレ 胃袋はもういっぱい 粘膜の夢に溶けていたい だけど空席の王座へ飛ぶシュプレヒコール 僕らの欲望が吹き飛ばすパレード 何も欲しくないけど物足りない ってさ、君は僕みたいだね 電池が切れてしまった僕ら だから次の世界で息をするよ 息をするよ ふたりはいつでも泣かない子供 君は僕みたいだね 大丈夫 ってさ 傷をつけてあげるよ 君の傷口は動く 動く 体をねじって逃げる 逃げる ふたりで震えて 笑う 笑う もうすぐトンネルを抜けるよ 光り溢れ |
デヴィルズ&モンキーズジェームスディーンにマリリンモンロー 政治家も吸血鬼も 鳥を帯びた木のそばを ありふれた都市に変える 警察、ジャンキー、アナーキスト 野次馬も哲学者も テレビのように七色の光の大通りへ なにもかも忘れさせて 踊る ヒッピーヒッピーシェイク パレードにぼくも連れ出して ねえベイビー 悪魔が去るまで パンと見世物、ワインとタバコ ビジネスに長けた子供 探偵、ヤンキー、ジャーナリスト 放たれた野犬たちも 電磁波が四方飛び交うどよめく大通りへ なにもかも忘れさせて 踊る ヒッピーヒッピーシェイク パレードにぼくも連れ出して ねえベイビー 悪魔が去るまで ジェームスディーンにマリリンモンロー -FOR SALE 政治家も吸血鬼も -FOR SALE 警察、ジャンキー、アナーキスト -FOR SALE 野次馬も哲学者も -FOR SALE パンと見世物、ワインとタバコ -FOR SALE ビジネスに長けた子供 -FOR SALE 探偵、ヤンキー、ジャーナリスト -FOR SALE 僕らを目醒めさす眩しい朝 -NOT FOR SALE なにもかも忘れさせて 踊る ヒッピーヒッピーシェイク パレードにぼくも連れ出して ねえベイビー 記憶に逆らって踊る 絵具が溶け合ったように あくまがさるまで ごらんよ 空き物件の屋上からの一面の炎 ほらごらん、歴史は栄えあるハロウィン 終わりなきトリックオアトリート さよなら、ハロウィン ほらごらん、歴史は耽美なハリウッド 終わりなきサンセットストリップ さよなら、ハロウィン | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | ジェームスディーンにマリリンモンロー 政治家も吸血鬼も 鳥を帯びた木のそばを ありふれた都市に変える 警察、ジャンキー、アナーキスト 野次馬も哲学者も テレビのように七色の光の大通りへ なにもかも忘れさせて 踊る ヒッピーヒッピーシェイク パレードにぼくも連れ出して ねえベイビー 悪魔が去るまで パンと見世物、ワインとタバコ ビジネスに長けた子供 探偵、ヤンキー、ジャーナリスト 放たれた野犬たちも 電磁波が四方飛び交うどよめく大通りへ なにもかも忘れさせて 踊る ヒッピーヒッピーシェイク パレードにぼくも連れ出して ねえベイビー 悪魔が去るまで ジェームスディーンにマリリンモンロー -FOR SALE 政治家も吸血鬼も -FOR SALE 警察、ジャンキー、アナーキスト -FOR SALE 野次馬も哲学者も -FOR SALE パンと見世物、ワインとタバコ -FOR SALE ビジネスに長けた子供 -FOR SALE 探偵、ヤンキー、ジャーナリスト -FOR SALE 僕らを目醒めさす眩しい朝 -NOT FOR SALE なにもかも忘れさせて 踊る ヒッピーヒッピーシェイク パレードにぼくも連れ出して ねえベイビー 記憶に逆らって踊る 絵具が溶け合ったように あくまがさるまで ごらんよ 空き物件の屋上からの一面の炎 ほらごらん、歴史は栄えあるハロウィン 終わりなきトリックオアトリート さよなら、ハロウィン ほらごらん、歴史は耽美なハリウッド 終わりなきサンセットストリップ さよなら、ハロウィン |
塔(エンパイアステートメント)ビラを撒いた エンパイアステートビルの屋上から 観光を装って 地下鉄のぼれば五番街 見上げた 都市を賑やかす大晦日 歩いた 眩しい身体を横たえた 浴槽で 眠れるゲストに告ぐ夜の 警報 ハレルヤ! ニューヨーク午前0時 ベトナムは正午過ぎ ニューヨーク午前0時 ヴァレッタ朝の6時 ビラを撒いた 輝く夜の地上に 浮かぶ髑髏たち アーティストが踏み潰した みんな傷ついた羊飼い演じた 著名人たちがもみ消した王国 ハレルヤ! ニューヨーク午前0時 ベトナムは正午過ぎ ハレルヤ! ニューヨーク午前0時 ヴァレッタ朝の6時 ハレルヤ! 新宿午前0時 ニューヨーク朝10 時 ハレルヤ! 新宿午前0時 ニューヨーク朝10 時 血で血を洗う 血で地を洗う | People In The Box | Hatano | People In The Box | | ビラを撒いた エンパイアステートビルの屋上から 観光を装って 地下鉄のぼれば五番街 見上げた 都市を賑やかす大晦日 歩いた 眩しい身体を横たえた 浴槽で 眠れるゲストに告ぐ夜の 警報 ハレルヤ! ニューヨーク午前0時 ベトナムは正午過ぎ ニューヨーク午前0時 ヴァレッタ朝の6時 ビラを撒いた 輝く夜の地上に 浮かぶ髑髏たち アーティストが踏み潰した みんな傷ついた羊飼い演じた 著名人たちがもみ消した王国 ハレルヤ! ニューヨーク午前0時 ベトナムは正午過ぎ ハレルヤ! ニューヨーク午前0時 ヴァレッタ朝の6時 ハレルヤ! 新宿午前0時 ニューヨーク朝10 時 ハレルヤ! 新宿午前0時 ニューヨーク朝10 時 血で血を洗う 血で地を洗う |
東京その秘密を 僕は見たよ だから行くんだ 胸を張って もうすぐ優しいドアに手が かかる 軽蔑した 朝の太陽を その口の軽さを でも新しい一日は 今までと違うふうになるだろう だって僕は君の大きな 美しい嘘へ 恋に堕ちた 堕ちた 堕ちた | People In The Box | Hatano | People In The Box | | その秘密を 僕は見たよ だから行くんだ 胸を張って もうすぐ優しいドアに手が かかる 軽蔑した 朝の太陽を その口の軽さを でも新しい一日は 今までと違うふうになるだろう だって僕は君の大きな 美しい嘘へ 恋に堕ちた 堕ちた 堕ちた |
投擲デスレースだ 丘のまんなかで 白いコンバースと 青いたてがみで 目の前の 何もない草原 先発はまだ帰らない それでも とびだせば すぐに夢中になるさ 身体 投げだすだけ 凍る草原へ 客席も カメラ 放送席 失格までも ない コースもない 選手の眼 映る万国旗 飛ぶヘリコプター 乾いた風 迷いなくとびだせば 不安は消えるものさ 記録叩き出すだけ 凍る草原へと ハイライトはCMの後で スポンサーは周知のとおり 神さま 銀行家の庭で様子うかがっている ゲーム結果はCMの後で スポンサーは周知のとおり 神さま いつも一等賞 死者は一等賞 花をくわえさせられ話せない 隠されたことが隠されている 人間を知り抜いた よくできたルールだ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | デスレースだ 丘のまんなかで 白いコンバースと 青いたてがみで 目の前の 何もない草原 先発はまだ帰らない それでも とびだせば すぐに夢中になるさ 身体 投げだすだけ 凍る草原へ 客席も カメラ 放送席 失格までも ない コースもない 選手の眼 映る万国旗 飛ぶヘリコプター 乾いた風 迷いなくとびだせば 不安は消えるものさ 記録叩き出すだけ 凍る草原へと ハイライトはCMの後で スポンサーは周知のとおり 神さま 銀行家の庭で様子うかがっている ゲーム結果はCMの後で スポンサーは周知のとおり 神さま いつも一等賞 死者は一等賞 花をくわえさせられ話せない 隠されたことが隠されている 人間を知り抜いた よくできたルールだ |
時計回りの人々ある日 きみは動くのをやめた 発明家のほんの思いつきのように 地球は走る しっぽに見とれて 24時間 気にも留めはしないよ 電話がやかましく騒ぎだす 郵便受けが吐き出す手紙 ひとがいうには 「すぐに治るよ きみのこころは 仲間の待つ仕事に戻れよ 今日のところは」 もしかしたら そうかもね みんないうなら そうかもね 街は実物大の模型で ふえるエキストラ 泣いて怒って笑う 台本どおり 忙しい 医者がいうには 「すぐに治るよ きみのこころは 少し休みなさい」 科学者がきめるピースサイン そこでひとは産まれた 照明焚いて カメラまわせ 用意、スタート! もしかしたら そうかもね みんないうなら 政治家も警察も 調子悪いな 言葉つまらせ 専門家曰く、 「こんな天気はみたことがない」 なにか不思議だ きみは壊れていないのに でも 医者がいうには 「すぐに治るよ きみのこころは」 もしかしたら そうかもね みんないうなら そうかもね もしかしたら | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | ある日 きみは動くのをやめた 発明家のほんの思いつきのように 地球は走る しっぽに見とれて 24時間 気にも留めはしないよ 電話がやかましく騒ぎだす 郵便受けが吐き出す手紙 ひとがいうには 「すぐに治るよ きみのこころは 仲間の待つ仕事に戻れよ 今日のところは」 もしかしたら そうかもね みんないうなら そうかもね 街は実物大の模型で ふえるエキストラ 泣いて怒って笑う 台本どおり 忙しい 医者がいうには 「すぐに治るよ きみのこころは 少し休みなさい」 科学者がきめるピースサイン そこでひとは産まれた 照明焚いて カメラまわせ 用意、スタート! もしかしたら そうかもね みんないうなら 政治家も警察も 調子悪いな 言葉つまらせ 専門家曰く、 「こんな天気はみたことがない」 なにか不思議だ きみは壊れていないのに でも 医者がいうには 「すぐに治るよ きみのこころは」 もしかしたら そうかもね みんないうなら そうかもね もしかしたら |
動物になりたい目にもとまらない速さで処理されていく風景を 銀行のソファで眺める 西陽射す午後3時 スキャンした馬の走りで駆けていく 雪の道を 受け取った封筒 空へ広げた大きな口が僕を呼ぶ ああ嫌になるよ 言葉をすててしまいたい どきどきしているだけの食いしんぼうな生き物 動物になりたい 壊れない電話はこの世にはないのなら せめて壊れない家具が欲しい ほかに叶うことがあればそれくらいかな ああ嫌になるよ 言葉をすててしまいたい どきどきしているだけの食いしんぼうな生き物 動物になりたい 日々 ささやかな工夫を凝らして 過ごして 胸の痛みはそのままに 柔らかな舌が共有するけど 誰にでも起こる事故でしかないだろうから 言葉をすててしまいたい どきどきしているだけの食いしんぼうな生き物 動物になりたい 木々が枯れた冬でもふかふかしているだけ かつてはあの子も人間だった ほおばるビスケット 足りないアルファベット 親切さにはかなわないアルファベット ほおばるビスケット 足りないアルファベット 親切さにはかなわないアルファベット | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 目にもとまらない速さで処理されていく風景を 銀行のソファで眺める 西陽射す午後3時 スキャンした馬の走りで駆けていく 雪の道を 受け取った封筒 空へ広げた大きな口が僕を呼ぶ ああ嫌になるよ 言葉をすててしまいたい どきどきしているだけの食いしんぼうな生き物 動物になりたい 壊れない電話はこの世にはないのなら せめて壊れない家具が欲しい ほかに叶うことがあればそれくらいかな ああ嫌になるよ 言葉をすててしまいたい どきどきしているだけの食いしんぼうな生き物 動物になりたい 日々 ささやかな工夫を凝らして 過ごして 胸の痛みはそのままに 柔らかな舌が共有するけど 誰にでも起こる事故でしかないだろうから 言葉をすててしまいたい どきどきしているだけの食いしんぼうな生き物 動物になりたい 木々が枯れた冬でもふかふかしているだけ かつてはあの子も人間だった ほおばるビスケット 足りないアルファベット 親切さにはかなわないアルファベット ほおばるビスケット 足りないアルファベット 親切さにはかなわないアルファベット |
どこでもないところかつて家の庭で繰り広げられたパーティーで 様々なものをひとは燃やして帰った それは灰になって 今 降り注いで ほら 君は真っ白な髪を振った みんなどこかへ消えてしまえばいいのにな 願った瞬間にひとり残らず消えた 寝室の扉は閉めて 僕は地上で息を無くした潜水士さ 僕のからだ打ち捨てられた 君の唇 うずく うずく 波はかえさず寄せ続ける 迷路に悩め 出口はないけど 憶えているよ いちばん楽しいことと悲しいことがあった部屋を もうどこへも行かない 君は 寝室の扉は閉めて 僕は地上で息を無くした潜水士さ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | かつて家の庭で繰り広げられたパーティーで 様々なものをひとは燃やして帰った それは灰になって 今 降り注いで ほら 君は真っ白な髪を振った みんなどこかへ消えてしまえばいいのにな 願った瞬間にひとり残らず消えた 寝室の扉は閉めて 僕は地上で息を無くした潜水士さ 僕のからだ打ち捨てられた 君の唇 うずく うずく 波はかえさず寄せ続ける 迷路に悩め 出口はないけど 憶えているよ いちばん楽しいことと悲しいことがあった部屋を もうどこへも行かない 君は 寝室の扉は閉めて 僕は地上で息を無くした潜水士さ |
土曜日 / 待合室朝、蒸気のような雨が吹きつけて 通りは輝きだした 目の褪せたサイコロを振って 思い出の街を行く 光の駅のホームで 僕は始発を待った 寝て起きると そこに君がいたらいいな 足音は溶けていく 色の消えた空に もし明日が来るのなら とても悲しいな もう、やめようよ って袖を引いてくれて ありがとう でも あと一錠だけ でも あと一錠だけ そびえ立つ陽炎 顔の無い人々 君のパパが建てた高いビル すべての窓がふたりをのぞき込んで いっせーのーせっ で歌い始めた 君はカメラを逆さに構え自分に向けた 何が見える? 誰かと目が合って離れない 口を開けて 君の宇宙を見せて ほらね 言葉のない秘密は とてもやかましい 世界中に電話 鳴る 僕は、君は、出ない 音もなく 雨が降る 僕はいない 君はいない | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | 朝、蒸気のような雨が吹きつけて 通りは輝きだした 目の褪せたサイコロを振って 思い出の街を行く 光の駅のホームで 僕は始発を待った 寝て起きると そこに君がいたらいいな 足音は溶けていく 色の消えた空に もし明日が来るのなら とても悲しいな もう、やめようよ って袖を引いてくれて ありがとう でも あと一錠だけ でも あと一錠だけ そびえ立つ陽炎 顔の無い人々 君のパパが建てた高いビル すべての窓がふたりをのぞき込んで いっせーのーせっ で歌い始めた 君はカメラを逆さに構え自分に向けた 何が見える? 誰かと目が合って離れない 口を開けて 君の宇宙を見せて ほらね 言葉のない秘密は とてもやかましい 世界中に電話 鳴る 僕は、君は、出ない 音もなく 雨が降る 僕はいない 君はいない |
泥の中の生活Good Morning, My Frog Queen. その温かい泥のなかから見上げるもの なにか激しい衝撃を待ってる 今なら光は警棒のように掴めそうだ Good Afternoon, My Frog Queen. 一日中手紙の返事を待ち続ける 隣の国の空は真っ赤に染まった 「なにもかもうまくいくわ」って歌を歌った Good Evening, My Frog Queen. スポーツ好きの数学者と居酒屋で会った 今夜は勉強しようか 1+1+1+1+1… Good Night. | People In The Box | Hatano | People In The Box | | Good Morning, My Frog Queen. その温かい泥のなかから見上げるもの なにか激しい衝撃を待ってる 今なら光は警棒のように掴めそうだ Good Afternoon, My Frog Queen. 一日中手紙の返事を待ち続ける 隣の国の空は真っ赤に染まった 「なにもかもうまくいくわ」って歌を歌った Good Evening, My Frog Queen. スポーツ好きの数学者と居酒屋で会った 今夜は勉強しようか 1+1+1+1+1… Good Night. |
泥棒ディスプレイのまわりに花を供える 塩素の匂いで虫もこない いるようでいないようなものでもあてにするんだな? いいんだな? 顔を見せない それも正義だ 石器時代から決まってる 内容のあるようでないようなものでもいいんだというんだな? アマゾン行きのボートがでるぞ とっくに乗組員オーバー 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスはなかよし 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスの記念写真 おててをつないで一緒に渡ればいいんだというんだな? プランに加入しないとおいてくぞ 書類にサインしないとおいてくぞ 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 加害者の世界の中心で発足する被害者の会 被害者の世界の中心で発足する加害者の会 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスはなかよし 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスの記念写真 | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | ディスプレイのまわりに花を供える 塩素の匂いで虫もこない いるようでいないようなものでもあてにするんだな? いいんだな? 顔を見せない それも正義だ 石器時代から決まってる 内容のあるようでないようなものでもいいんだというんだな? アマゾン行きのボートがでるぞ とっくに乗組員オーバー 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスはなかよし 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスの記念写真 おててをつないで一緒に渡ればいいんだというんだな? プランに加入しないとおいてくぞ 書類にサインしないとおいてくぞ 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 加害者の世界の中心で発足する被害者の会 被害者の世界の中心で発足する加害者の会 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスはなかよし 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスの記念写真 |
2121いろんなひとがいたな 小さなひとや大きいひとも 声しかしないひとも 『みなさん、きこえますか?』 呼びかけると振り向く 遠く手を振る作曲家たち 白い国旗をかざし 『いつでも善い人たちだった』 二十二世紀の音楽はね 二十二世紀の音楽はね いつまでも終わらない 静かで巨大な 無の視る夢のようだ 薄い氷に放つ炎 発動した本能 不真面目だもの欲望は 『たとえ戦時下であっても』 自由に性器を交換あれ 二十二世紀の音楽はね いつまでも終わらない 静かで巨大な 無の視る夢のようだ タバコを一本くれないか?火も借りていい? 歴史を手放そうとしたとき きみはどうして何もできなかったのだろう 『きみは選ばれたひとりだったかもしれない』 初めて例外を、ひとつだけ注いでみたとしたら 走り出してたかな? 壁の向こうへ いつまでも終わらない 静かで巨大な 無の視る夢のようだ 聴こえすぎた声にお別れしよう もう充分だよ きみは選ばれたひとりだったかもしれない もうすぐ充電がきれそうだ いつか連絡するよ 充電がきれそうだ いつか連絡するよ | People In The Box | 波多野裕文 | 波多野裕文、山口大吾、福井健太 | | いろんなひとがいたな 小さなひとや大きいひとも 声しかしないひとも 『みなさん、きこえますか?』 呼びかけると振り向く 遠く手を振る作曲家たち 白い国旗をかざし 『いつでも善い人たちだった』 二十二世紀の音楽はね 二十二世紀の音楽はね いつまでも終わらない 静かで巨大な 無の視る夢のようだ 薄い氷に放つ炎 発動した本能 不真面目だもの欲望は 『たとえ戦時下であっても』 自由に性器を交換あれ 二十二世紀の音楽はね いつまでも終わらない 静かで巨大な 無の視る夢のようだ タバコを一本くれないか?火も借りていい? 歴史を手放そうとしたとき きみはどうして何もできなかったのだろう 『きみは選ばれたひとりだったかもしれない』 初めて例外を、ひとつだけ注いでみたとしたら 走り出してたかな? 壁の向こうへ いつまでも終わらない 静かで巨大な 無の視る夢のようだ 聴こえすぎた声にお別れしよう もう充分だよ きみは選ばれたひとりだったかもしれない もうすぐ充電がきれそうだ いつか連絡するよ 充電がきれそうだ いつか連絡するよ |
日曜日 / 浴室「水滴のようだよ もういまにも落ちようとしてる」 「君がいる闇へ手を伸ばして かきまわしたい」 「交じりあえたね でもこれ以上は 現れては消える」 「僕は待ちきれるかな」 「もういいかい?」 「まだだよ、まだだよ」 「僕はずるをして もう一回生きてしまって」 「許せないよ 二度とは」 「またやってしまったんだ」 「震えをとめて」 「サンクトペテルブルグで 浴室で」 「この狭いバスタブが世界を蹂躙する」 「もういいかい?」 「まだだよ、まだだよ」 「君は嘘をついて もう一回死んでしまって」 「わからないよ 二度とは」 「もう一回触れたかった」 「現れては消える」 「もういいかい?」 「まだだよ、まだだよ」 「僕はずるをして もう一回生きてしまって」 「許せないよ だから、 わたしのいのちを、君にあげる パンケーキみたいに切り分けて、あげる」 | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | 「水滴のようだよ もういまにも落ちようとしてる」 「君がいる闇へ手を伸ばして かきまわしたい」 「交じりあえたね でもこれ以上は 現れては消える」 「僕は待ちきれるかな」 「もういいかい?」 「まだだよ、まだだよ」 「僕はずるをして もう一回生きてしまって」 「許せないよ 二度とは」 「またやってしまったんだ」 「震えをとめて」 「サンクトペテルブルグで 浴室で」 「この狭いバスタブが世界を蹂躙する」 「もういいかい?」 「まだだよ、まだだよ」 「君は嘘をついて もう一回死んでしまって」 「わからないよ 二度とは」 「もう一回触れたかった」 「現れては消える」 「もういいかい?」 「まだだよ、まだだよ」 「僕はずるをして もう一回生きてしまって」 「許せないよ だから、 わたしのいのちを、君にあげる パンケーキみたいに切り分けて、あげる」 |
始まりの国架空の国境を跨ごうとしている まばたき忘れ 呼吸忘れ また振り出しに戻った 扉から細く漏れる光 偶然が重なり続ける街 煉瓦のように積まれる 思想を溶かしてみたい 天才だらけの庭 僕はもう生きてはいないかもしれない 眩さに驚き目を開いたまま 若い哲学者の口を ガムテープでぐるぐる巻きに 開いたページ破ってしまえ それは未来からの手紙 君はもう生きてはいないかもしれない 住み慣れた街の亡霊に取り憑かれて 行こうかな 戻ろうかな いっそ踊ろうかな 僕ら自由さ 抜け出して この永い熱病からもう 誰もいなくなって 気配だけがざわついている | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 架空の国境を跨ごうとしている まばたき忘れ 呼吸忘れ また振り出しに戻った 扉から細く漏れる光 偶然が重なり続ける街 煉瓦のように積まれる 思想を溶かしてみたい 天才だらけの庭 僕はもう生きてはいないかもしれない 眩さに驚き目を開いたまま 若い哲学者の口を ガムテープでぐるぐる巻きに 開いたページ破ってしまえ それは未来からの手紙 君はもう生きてはいないかもしれない 住み慣れた街の亡霊に取り憑かれて 行こうかな 戻ろうかな いっそ踊ろうかな 僕ら自由さ 抜け出して この永い熱病からもう 誰もいなくなって 気配だけがざわついている |
八月透きとおる朝 からだ宙を舞う 晴れやかな体勢で 流れ出す太陽を青空がのぞきこむ 海岸線 這いつくばるきみを 上からみんなが笑っていた 痛みさえ感じるひまもなかっただろうね はじめからきみは そのつもりで そうさ きみの世界で選べるのは ただひとつだけのボタンさ 機械のように「その階には止まりません」と ぼくは何度もくりかえすけど きみには冗談にしかきこえない 誰かが死にかけているとき きみは生きる喜びにある 人の渦に削られたあげくに なくなってしまいたい 朝 走る車をぎりぎりでひらりとかわす 突然 誰かにあって話をしてみたくなった 傷ついても そとは冷たいけれど なかは暖かい ちょうど からだみたいだ きみの夢は 毎夜 歳をとっていくのさ きみを残して 踊りだしたら視界が揺れる 織り成す世界は壮大なジョーク ぼくには冗談にしかきこえない 愛も正しさも一切君には関係ない きみは息をしている | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | 透きとおる朝 からだ宙を舞う 晴れやかな体勢で 流れ出す太陽を青空がのぞきこむ 海岸線 這いつくばるきみを 上からみんなが笑っていた 痛みさえ感じるひまもなかっただろうね はじめからきみは そのつもりで そうさ きみの世界で選べるのは ただひとつだけのボタンさ 機械のように「その階には止まりません」と ぼくは何度もくりかえすけど きみには冗談にしかきこえない 誰かが死にかけているとき きみは生きる喜びにある 人の渦に削られたあげくに なくなってしまいたい 朝 走る車をぎりぎりでひらりとかわす 突然 誰かにあって話をしてみたくなった 傷ついても そとは冷たいけれど なかは暖かい ちょうど からだみたいだ きみの夢は 毎夜 歳をとっていくのさ きみを残して 踊りだしたら視界が揺れる 織り成す世界は壮大なジョーク ぼくには冗談にしかきこえない 愛も正しさも一切君には関係ない きみは息をしている |
初日の出朝日か夕日かもわからないやつが 綺麗だなんて言ってないで 太陽が落ちているんじゃないよ 我らが進んでいるのだ 朝日か夕日かもわからないやつが さびしいなんて言ってないで 気分が落ちているんじゃないよ 進んでいくしかないのだ 不思議だ 捨てたり拾ったり 始めては終わらせてく 初日の出 無意識に血を巡らせては 意識して気を巡らせている 朝日か夕日かもわからないやつが 今年も昇る 今年も昇る | People In The Box | 橋本絵莉子 | 橋本絵莉子 | People In The Box | 朝日か夕日かもわからないやつが 綺麗だなんて言ってないで 太陽が落ちているんじゃないよ 我らが進んでいるのだ 朝日か夕日かもわからないやつが さびしいなんて言ってないで 気分が落ちているんじゃないよ 進んでいくしかないのだ 不思議だ 捨てたり拾ったり 始めては終わらせてく 初日の出 無意識に血を巡らせては 意識して気を巡らせている 朝日か夕日かもわからないやつが 今年も昇る 今年も昇る |
花ここは失われた未来を映す網膜 時間に運ばれた砂にまみれたキッチン 一億年前に墜ちた柔いヘリコプター たった一滴の水で 今日が動くよ 色彩よみがえれ プールに散らばり浮かぶ 子供たち 赤、白、黄色 靴のなか びしょぬれさ 真っ青な風 渦を巻く 乱れたノート なぐる文字 呼び鈴は誰も出ない 手のひらに入道雲 風景はそこでおわり 灯りがついたのさ 空っぽの面会室に チェスボードはまるで古代の遺跡みたい 勝負の途中消えた声はどこへいった? たった一滴の水で 景色が変わるよ ざわめきよみがえれ プールに散らばり浮かぶ 子供たち 赤、白、黄色 靴のなか びしょぬれさ 真っ青な風 渦を巻く 乱れたノート なぐる文字 呼び鈴は誰も出ない 手のひらに入道雲 風景はそこでおわり 青年がつばを吐き 老人が腰を曲げ 女は占いに夢中 黄昏は金色に 風鈴がひとつ鳴る 涙のなかからならみえる 未来を失う未来も 来ることを忘れないでね | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | ここは失われた未来を映す網膜 時間に運ばれた砂にまみれたキッチン 一億年前に墜ちた柔いヘリコプター たった一滴の水で 今日が動くよ 色彩よみがえれ プールに散らばり浮かぶ 子供たち 赤、白、黄色 靴のなか びしょぬれさ 真っ青な風 渦を巻く 乱れたノート なぐる文字 呼び鈴は誰も出ない 手のひらに入道雲 風景はそこでおわり 灯りがついたのさ 空っぽの面会室に チェスボードはまるで古代の遺跡みたい 勝負の途中消えた声はどこへいった? たった一滴の水で 景色が変わるよ ざわめきよみがえれ プールに散らばり浮かぶ 子供たち 赤、白、黄色 靴のなか びしょぬれさ 真っ青な風 渦を巻く 乱れたノート なぐる文字 呼び鈴は誰も出ない 手のひらに入道雲 風景はそこでおわり 青年がつばを吐き 老人が腰を曲げ 女は占いに夢中 黄昏は金色に 風鈴がひとつ鳴る 涙のなかからならみえる 未来を失う未来も 来ることを忘れないでね |
バースデイ吸い込む空気の秘密を 君は探っている 犬のように 誰もが忘れてしまった小さな呪文を僕は聴いた 赤ん坊の数学者 徹底的に神が嫌い 疑っていいよ 疑っていいよ あのネズミのおばけみたいに 「1、2、3、4、5、6、7」 オーケストラ、騒げ 今日は君のバースデイ 独立記念日も一緒に バイオリン、コントラバス、チェロ、ティンパニ、ホルン 血が流れた 鳴るよ トランペット 外でみんなが怒っている 傘をさす妄信者 奴らの目はただの鏡 そらしていいよ そらしていいよ ぜんぶ夢さ おばけみたいに 「1、2、3、4、5、6、7」 オーケストラ、騒げ 今日は君のバースデイ 独立記念日も一緒に バイオリン、コントラバス、チェロ、ティンパニ、ホルン 血が流れた 鳴るよ トランペット 「1、2、3、4、5、6、7」 オーケストラ、騒げ 今日は君のバースデイ 独立記念日も一緒に バイオリン、コントラバス、チェロ、ティンパニ、ホルン 血が流れた 鳴るよ トランペット | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 吸い込む空気の秘密を 君は探っている 犬のように 誰もが忘れてしまった小さな呪文を僕は聴いた 赤ん坊の数学者 徹底的に神が嫌い 疑っていいよ 疑っていいよ あのネズミのおばけみたいに 「1、2、3、4、5、6、7」 オーケストラ、騒げ 今日は君のバースデイ 独立記念日も一緒に バイオリン、コントラバス、チェロ、ティンパニ、ホルン 血が流れた 鳴るよ トランペット 外でみんなが怒っている 傘をさす妄信者 奴らの目はただの鏡 そらしていいよ そらしていいよ ぜんぶ夢さ おばけみたいに 「1、2、3、4、5、6、7」 オーケストラ、騒げ 今日は君のバースデイ 独立記念日も一緒に バイオリン、コントラバス、チェロ、ティンパニ、ホルン 血が流れた 鳴るよ トランペット 「1、2、3、4、5、6、7」 オーケストラ、騒げ 今日は君のバースデイ 独立記念日も一緒に バイオリン、コントラバス、チェロ、ティンパニ、ホルン 血が流れた 鳴るよ トランペット |
風景を一瞬で変える方法門の隙間から 漏れ出す光はゴールド 到着に沸く広場 都市へようこそ、Mr.ライオン 強化ガラスの都市へ 塔の窓から飛び出す光は獰猛 騒然とする広場 都市へようこそ、Mr.ライオン 待ちわびていた来世 日々肥大していく獣、繁栄の最中 入り乱れてる群れのなか用意しな しれっと 回転ドア高速回転中 100回転、1000回転 リヴォルヴァ、ゆっくり回転中、即命中 あなたは手を汚さない やっぱり頭がいい どうりで胸を痛めない、やましい?ノー。 これは風景を一瞬で変える方法 日々肥大していく獣、繁栄の彼方 意味の無いものは要らないならもうすぐさ、リセット 郵便は再三 転送中、何通目? 回転ドア高速回転中 100回転、1000回転 リヴォルヴァ、ゆっくり回転中、即命中 あなたは手を汚さない やっぱり頭がいい どうりで胸を痛めない、やましい?ノー。 空はゆっくり回転中 わたしはしあわせ | People In The Box | 波多野裕文 | 波多野裕文、山口大吾、福井健太 | | 門の隙間から 漏れ出す光はゴールド 到着に沸く広場 都市へようこそ、Mr.ライオン 強化ガラスの都市へ 塔の窓から飛び出す光は獰猛 騒然とする広場 都市へようこそ、Mr.ライオン 待ちわびていた来世 日々肥大していく獣、繁栄の最中 入り乱れてる群れのなか用意しな しれっと 回転ドア高速回転中 100回転、1000回転 リヴォルヴァ、ゆっくり回転中、即命中 あなたは手を汚さない やっぱり頭がいい どうりで胸を痛めない、やましい?ノー。 これは風景を一瞬で変える方法 日々肥大していく獣、繁栄の彼方 意味の無いものは要らないならもうすぐさ、リセット 郵便は再三 転送中、何通目? 回転ドア高速回転中 100回転、1000回転 リヴォルヴァ、ゆっくり回転中、即命中 あなたは手を汚さない やっぱり頭がいい どうりで胸を痛めない、やましい?ノー。 空はゆっくり回転中 わたしはしあわせ |
船夜は黒い 夜は深い 放送はこれでおしまい 住宅街 眠る気配で 子供が泡立つのさ 朽ちた灯台から船は出る 浮かぶ 浮かぶ 浮かぶ 消える 夜は黒い 夜は深い つまさきを浸し遊ぶ 土深く秘めた熱で 子供は気化していく 霧立ちこめる沖へ船は出る 浮かぶ 浮かぶ 浮かぶ 消える 石炭の臭いで犬が乾いた 霧の向こうでラッパが鳴り響くのさ 夜は黒い 夜は深い 放送はこれでおしまい 住宅街 眠る気配で 子供が泡立つのさ 朽ちた灯台から船は出る | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 夜は黒い 夜は深い 放送はこれでおしまい 住宅街 眠る気配で 子供が泡立つのさ 朽ちた灯台から船は出る 浮かぶ 浮かぶ 浮かぶ 消える 夜は黒い 夜は深い つまさきを浸し遊ぶ 土深く秘めた熱で 子供は気化していく 霧立ちこめる沖へ船は出る 浮かぶ 浮かぶ 浮かぶ 消える 石炭の臭いで犬が乾いた 霧の向こうでラッパが鳴り響くのさ 夜は黒い 夜は深い 放送はこれでおしまい 住宅街 眠る気配で 子供が泡立つのさ 朽ちた灯台から船は出る |
物質的胎児まぶたおろして むをたべてみよう こころをなくして なくのはしないで 影をきりおとせ やわらかいメスで ふかさのない穴へと ほつれだした いとをたぐる くちのなかを舌がころがる あじわって あじわって たくらみをとかすように 蓮のはな ひらいた きかい からまる 聖なるあくびで ようふくとおどる からだはいらない 秘密の遺伝子 あんぜんなみどりむし 無重力 そのかんまんなアクロバット もつれだした いとをさぐる たちのぼるよ 色もかたちも まじわって まじわって たいくつをしのぐように いるか すべりこんだ 動物たちだまりこんだ みずの底で いしがけずれる 冷蔵庫のなかでひかる なにもみてはいない まなざし まじわって まじわって たいくつをしのぐように いるか すべりこんだ あじわって あじわって たくらみをとかすように 蓮のはなひらいた いつわって いつわって のどのおく はびこる根を なみだがしたたった うたがって うたがって あしもとのひえたかわを なにかがしたたった | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | まぶたおろして むをたべてみよう こころをなくして なくのはしないで 影をきりおとせ やわらかいメスで ふかさのない穴へと ほつれだした いとをたぐる くちのなかを舌がころがる あじわって あじわって たくらみをとかすように 蓮のはな ひらいた きかい からまる 聖なるあくびで ようふくとおどる からだはいらない 秘密の遺伝子 あんぜんなみどりむし 無重力 そのかんまんなアクロバット もつれだした いとをさぐる たちのぼるよ 色もかたちも まじわって まじわって たいくつをしのぐように いるか すべりこんだ 動物たちだまりこんだ みずの底で いしがけずれる 冷蔵庫のなかでひかる なにもみてはいない まなざし まじわって まじわって たいくつをしのぐように いるか すべりこんだ あじわって あじわって たくらみをとかすように 蓮のはなひらいた いつわって いつわって のどのおく はびこる根を なみだがしたたった うたがって うたがって あしもとのひえたかわを なにかがしたたった |
ベルリン−レッドライト/グリーンライト ひと振りのインクで 夜は産まれる 飛び散るアルファベット カーテンと窓 深夜の追いかけっこ −レッドライト/グリーンライト 濡れた高速道路 無人の車 注ぎ込まれる 午前2時の友達 遠く離れた裸の秘密警察 明日には僕はここにいない −レッドライト/グリーンライト アンテナの代わりで逆さに傘を差す −レッドライト/グリーンライト ニヒリスト待っている 目の前を過ぎるアルファベット 撃つ −レッドライト/グリーンライト 濡れた高速道路 無人の車 注ぎ込まれる 午前4時の友達 遠く離れた裸の秘密警察 明日には僕はここにいない −レッドライト/グリーンライト アンテナの代わりで逆さに傘を差す 傘を差す 傘を差す 傘を差す ミニチュアの憂鬱に乗り込んで これが初めての単独飛行 このどこかできみに会えるかな 少しユーモアに欠けた引力の呪いから 人工衛星をすべて解き放ってみるよ リン、リン、リン はじめまして 未来からの僕の親友 雨のカーテンのなか 山火事が燃えている | People In The Box | Hatano | People In The Box | | −レッドライト/グリーンライト ひと振りのインクで 夜は産まれる 飛び散るアルファベット カーテンと窓 深夜の追いかけっこ −レッドライト/グリーンライト 濡れた高速道路 無人の車 注ぎ込まれる 午前2時の友達 遠く離れた裸の秘密警察 明日には僕はここにいない −レッドライト/グリーンライト アンテナの代わりで逆さに傘を差す −レッドライト/グリーンライト ニヒリスト待っている 目の前を過ぎるアルファベット 撃つ −レッドライト/グリーンライト 濡れた高速道路 無人の車 注ぎ込まれる 午前4時の友達 遠く離れた裸の秘密警察 明日には僕はここにいない −レッドライト/グリーンライト アンテナの代わりで逆さに傘を差す 傘を差す 傘を差す 傘を差す ミニチュアの憂鬱に乗り込んで これが初めての単独飛行 このどこかできみに会えるかな 少しユーモアに欠けた引力の呪いから 人工衛星をすべて解き放ってみるよ リン、リン、リン はじめまして 未来からの僕の親友 雨のカーテンのなか 山火事が燃えている |
ペーパートリップ風が部屋に吹き荒れる まるで嵐 声を巻き上げ 目には見えないその強盗は 夜の庭に降りた はやく君を見つけなくては 渡り廊下行き交う亡霊 街に飛び散る光と闇 誰もいなくなってしまったら 君の肌に針を立てて 体のなか旅をするのさ 山を越え都市を抜け 虫歯の奥に潜む言葉 晴れた朝にモールス信号 僕ら鳥になったシーツの上 街に飛び散る光と闇 インクまみれの夢を見ようよ 空はなんて深い落とし穴だ 終わりのはじまりを見たいな 全部溶けてしまえばいいのに 1丁目から27丁目まで 街に飛び散る光と闇 インクまみれの夢を見ようよ 空はなんて深い落とし穴だ 終わりのはじまりを見たいな | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 風が部屋に吹き荒れる まるで嵐 声を巻き上げ 目には見えないその強盗は 夜の庭に降りた はやく君を見つけなくては 渡り廊下行き交う亡霊 街に飛び散る光と闇 誰もいなくなってしまったら 君の肌に針を立てて 体のなか旅をするのさ 山を越え都市を抜け 虫歯の奥に潜む言葉 晴れた朝にモールス信号 僕ら鳥になったシーツの上 街に飛び散る光と闇 インクまみれの夢を見ようよ 空はなんて深い落とし穴だ 終わりのはじまりを見たいな 全部溶けてしまえばいいのに 1丁目から27丁目まで 街に飛び散る光と闇 インクまみれの夢を見ようよ 空はなんて深い落とし穴だ 終わりのはじまりを見たいな |
翻訳機ぼくはきみの翻訳機になって 世界を飛びまわってみたい 高い空を斧でまっぷたつに 箱のなか震える心臓 カーテン揺れる 踊る光 ぼくはきみの気高さを掲げ 恥じ入る彼らを見てみたい どこにだって友達はいるよ 誰もぼくらを知らないけど あのひとごみのなかから きみのうまれた街を繋ぐ 歌を誰が歌うのさ 静けさが息を荒げる 電話の向こうで 世界中によくある話は 剥製のように呼吸がない かつてきみは愛した機械で 命を吹き込もうとしたけれど 誰も耳を貸しはしない あのひとごみのなかから きみの育った街を繋ぐ 歌を誰が歌うのさ それはもうすでにそこにあるよ きみはどこへ行ったの 言葉だけ残して きみはどこへ消えたの 風だけおこして きみはどこへ行ったの あのひとごみのなかから きみはうまれた街を失う 歌を誰が歌うのさ 静けさが息を荒げる あのひとごみのなかから きみのうまれた街を繋ぐ 歌をぼくが歌うのさ 双眼鏡をのぞいたなら きみはそこにいる ぼくが飛ばす飛行機のなか 横たわるきみの席はファーストクラス 燃料は楽しかったこと 悲しかったことのせめぎ合い 悲しみには終わりがないね 終わりがないのは悲しいからね ぼくはきみの翻訳機になって 世界を飛びまわってみたい 悲しいね 悲しいね 悲しいね ときどき 楽しいね | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | ぼくはきみの翻訳機になって 世界を飛びまわってみたい 高い空を斧でまっぷたつに 箱のなか震える心臓 カーテン揺れる 踊る光 ぼくはきみの気高さを掲げ 恥じ入る彼らを見てみたい どこにだって友達はいるよ 誰もぼくらを知らないけど あのひとごみのなかから きみのうまれた街を繋ぐ 歌を誰が歌うのさ 静けさが息を荒げる 電話の向こうで 世界中によくある話は 剥製のように呼吸がない かつてきみは愛した機械で 命を吹き込もうとしたけれど 誰も耳を貸しはしない あのひとごみのなかから きみの育った街を繋ぐ 歌を誰が歌うのさ それはもうすでにそこにあるよ きみはどこへ行ったの 言葉だけ残して きみはどこへ消えたの 風だけおこして きみはどこへ行ったの あのひとごみのなかから きみはうまれた街を失う 歌を誰が歌うのさ 静けさが息を荒げる あのひとごみのなかから きみのうまれた街を繋ぐ 歌をぼくが歌うのさ 双眼鏡をのぞいたなら きみはそこにいる ぼくが飛ばす飛行機のなか 横たわるきみの席はファーストクラス 燃料は楽しかったこと 悲しかったことのせめぎ合い 悲しみには終わりがないね 終わりがないのは悲しいからね ぼくはきみの翻訳機になって 世界を飛びまわってみたい 悲しいね 悲しいね 悲しいね ときどき 楽しいね |
ぼくは正気完璧な一日に追いついてしまったら 太陽に焦がされてとりみだしてしまうかな 目蓋を降ろすと消えゆくものたち それから ようやく息づくものたち 真昼でも暗い森のなか散策するたびに もう二度とは取り戻せないぼくに会うのさ ばいばいかわいかったうない ある日、急に音楽が鳴り止んでしまっても 人がみんないなくなってしまった 今となっては みつけて、 こわして、 なくして、 さがして、 あまえて、 だまって、 悼んでいたので 安い狂気に甘んじていかれたふりするたびに きみは深い暗い森へと踏みわけいっていく こわくない深い暗い森のなか ばいばいかわいかったうない | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 完璧な一日に追いついてしまったら 太陽に焦がされてとりみだしてしまうかな 目蓋を降ろすと消えゆくものたち それから ようやく息づくものたち 真昼でも暗い森のなか散策するたびに もう二度とは取り戻せないぼくに会うのさ ばいばいかわいかったうない ある日、急に音楽が鳴り止んでしまっても 人がみんないなくなってしまった 今となっては みつけて、 こわして、 なくして、 さがして、 あまえて、 だまって、 悼んでいたので 安い狂気に甘んじていかれたふりするたびに きみは深い暗い森へと踏みわけいっていく こわくない深い暗い森のなか ばいばいかわいかったうない |
町Aここは天国ではない まして楽園でもない でもだからといって地獄ですらない 夜が去った後には 夜がやって来るだけ その緩衝地帯、休憩所ってとこかな ここは天国ではない ただのわが町 巨大なショッピングモール、レストラン、図書館、うどん屋、書店 パン屋、団地、花屋に、ラーメン屋、神社、寺院、中古車センター 陽の射す部屋 差しあたっては奇跡には用はない アイムハッピー、ゴー、ラッキー 羽根を焦がす太陽 町を匿う毛布 人は弱い生き物 死者は強い生き物 秤はこわれて子供時代に戻ったみたいだ 田畑に、家電量販店、郵便局、有料道路 病院に、町役場、プレハブ、コンビニ、学校、ホームセンター 陽の射す部屋から 巨大なショッピングモール、レストラン、図書館、うどん屋、書店 パン屋、団地、花屋に、ラーメン屋、神社、寺院、中古車センター 陽の射す部屋 田畑に、家電量販店、郵便局、有料道路 病院に、町役場、プレハブ、コンビニ、学校、ホームセンター 陽の射す部屋 差しあたっては奇跡には用はない アイムハッピー、ゴー、ラッキー どうかぼくを放っておいてちょうだい どうかひとりにしておいてちょうだい 静かに迫る夜に備えて 昼寝にするつもり そうさ、愚かなふりをするほど ぼくは愚かではないのさ 愚かなふりをするほどには | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | ここは天国ではない まして楽園でもない でもだからといって地獄ですらない 夜が去った後には 夜がやって来るだけ その緩衝地帯、休憩所ってとこかな ここは天国ではない ただのわが町 巨大なショッピングモール、レストラン、図書館、うどん屋、書店 パン屋、団地、花屋に、ラーメン屋、神社、寺院、中古車センター 陽の射す部屋 差しあたっては奇跡には用はない アイムハッピー、ゴー、ラッキー 羽根を焦がす太陽 町を匿う毛布 人は弱い生き物 死者は強い生き物 秤はこわれて子供時代に戻ったみたいだ 田畑に、家電量販店、郵便局、有料道路 病院に、町役場、プレハブ、コンビニ、学校、ホームセンター 陽の射す部屋から 巨大なショッピングモール、レストラン、図書館、うどん屋、書店 パン屋、団地、花屋に、ラーメン屋、神社、寺院、中古車センター 陽の射す部屋 田畑に、家電量販店、郵便局、有料道路 病院に、町役場、プレハブ、コンビニ、学校、ホームセンター 陽の射す部屋 差しあたっては奇跡には用はない アイムハッピー、ゴー、ラッキー どうかぼくを放っておいてちょうだい どうかひとりにしておいてちょうだい 静かに迫る夜に備えて 昼寝にするつもり そうさ、愚かなふりをするほど ぼくは愚かではないのさ 愚かなふりをするほどには |
まなざし眼差しを見凝めかえすと 笑いが溢れるのは どうして 一度閉じた傷がまた開いてしまったばかりでも これがぼくの生きた資本主義 ようこそ世界へ 傷つく人 無垢なふりする人 嘘をつく人 神に仕える派遣社員たち 彼らのことを知るべき 憤っているうちはきみも同じだね 眼差しを遮っても 驚きさえしないのは なぜ 一度枯れた花がまた咲いたばかりだというのに 寒空ならぶクジ売り場 貧しいものへ 見ざる言わざる人は着飾る 凍る指はもう立ち去っていった人の数も 数えられないくらい痛い 眼差しを見凝めかえすと 笑いが溢れるのは どうして 一度閉じた傷がまた開いてしまったとしても、 いつかきみは人間になって目論むのさ 嘘を嘘で迎撃し、ひっくり返すことを それはまだ先の話 とりあえずは とっておきを台なしにした世界を きみが耐えられますように 耐えられますように 眼差しを遮っても 驚きさえしないのは なぜ 一度枯れた花がまた咲いたばかりだというのに 眼差しを見凝めかえすと 笑いが溢れるのは どうして 一度閉じた傷がまた開いてしまったとしても、 いつかきみは人間になって目論むのさ 嘘を嘘で迎撃し、ひっくり返すことを それはまだ先の話 とりあえずは とっておきを台なしにした世界を きみが耐えられますように 耐えられますように これがぼくの生きた資本主義 もうじきぼくは黙るべき これがぼくの生きた資本主義 ずっとみているよ | People In The Box | 波多野裕文 | 波多野裕文、山口大吾、福井健太 | | 眼差しを見凝めかえすと 笑いが溢れるのは どうして 一度閉じた傷がまた開いてしまったばかりでも これがぼくの生きた資本主義 ようこそ世界へ 傷つく人 無垢なふりする人 嘘をつく人 神に仕える派遣社員たち 彼らのことを知るべき 憤っているうちはきみも同じだね 眼差しを遮っても 驚きさえしないのは なぜ 一度枯れた花がまた咲いたばかりだというのに 寒空ならぶクジ売り場 貧しいものへ 見ざる言わざる人は着飾る 凍る指はもう立ち去っていった人の数も 数えられないくらい痛い 眼差しを見凝めかえすと 笑いが溢れるのは どうして 一度閉じた傷がまた開いてしまったとしても、 いつかきみは人間になって目論むのさ 嘘を嘘で迎撃し、ひっくり返すことを それはまだ先の話 とりあえずは とっておきを台なしにした世界を きみが耐えられますように 耐えられますように 眼差しを遮っても 驚きさえしないのは なぜ 一度枯れた花がまた咲いたばかりだというのに 眼差しを見凝めかえすと 笑いが溢れるのは どうして 一度閉じた傷がまた開いてしまったとしても、 いつかきみは人間になって目論むのさ 嘘を嘘で迎撃し、ひっくり返すことを それはまだ先の話 とりあえずは とっておきを台なしにした世界を きみが耐えられますように 耐えられますように これがぼくの生きた資本主義 もうじきぼくは黙るべき これがぼくの生きた資本主義 ずっとみているよ |
真夜中今日の放送は終了したと そっけない画面のテロップ 遠くのクラクション サイレンの音 彼女の夜はやかましい 見えない虫が一匹 聞こえない声で質問攻めさ 彼女の夜はやかましい 理由を述べよと 執拗に 鳴り止まない囁きに 眠れそうにないなら 一晩じゅう一緒に起きていても いいよ 深夜のタクシー 気怠く流れる 国道 死神 鎌を振る ヘルツ博士のよどんだ眼に 真夜中のトロフィー 誰かがギターを弾いている もう うんざりだ 彼女の夜はやかましい 理由を述べよと 執拗に 鳴り止まない囁きに 追いつめられ壊れそうなら 一晩じゅう夜を傷つけても いいよ いいよ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 今日の放送は終了したと そっけない画面のテロップ 遠くのクラクション サイレンの音 彼女の夜はやかましい 見えない虫が一匹 聞こえない声で質問攻めさ 彼女の夜はやかましい 理由を述べよと 執拗に 鳴り止まない囁きに 眠れそうにないなら 一晩じゅう一緒に起きていても いいよ 深夜のタクシー 気怠く流れる 国道 死神 鎌を振る ヘルツ博士のよどんだ眼に 真夜中のトロフィー 誰かがギターを弾いている もう うんざりだ 彼女の夜はやかましい 理由を述べよと 執拗に 鳴り止まない囁きに 追いつめられ壊れそうなら 一晩じゅう夜を傷つけても いいよ いいよ |
マルタ水圧に押されて割れた窓 星のようだ 石ころ 口にほおばって 「また間違った」って言った後にやったんだ 電飾で縛って吊るし上げて 3、2、1、目を開けて 海が干上がるまでは内緒にしておくよ 時計は止まったまま 朽ちた木馬 漂っている 火山のそば 通り抜けて 「また間違った」って言った後にやったんだ 電飾で縛って吊るし上げて 3、2、1、目を開けて 「また始まった!」って一斉に歓喜したい 鮮やかなバルーンを撃ち落として 罪は果たされた 海が干上がるまでは内緒にしておくよ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 水圧に押されて割れた窓 星のようだ 石ころ 口にほおばって 「また間違った」って言った後にやったんだ 電飾で縛って吊るし上げて 3、2、1、目を開けて 海が干上がるまでは内緒にしておくよ 時計は止まったまま 朽ちた木馬 漂っている 火山のそば 通り抜けて 「また間違った」って言った後にやったんだ 電飾で縛って吊るし上げて 3、2、1、目を開けて 「また始まった!」って一斉に歓喜したい 鮮やかなバルーンを撃ち落として 罪は果たされた 海が干上がるまでは内緒にしておくよ |
見えない警察のための行列は続いた 青空を背負って 晴れた日僕らは滅茶苦茶なことをする 大きく渦巻く自転車置き場の海 口笛吹こうジェリービーン 大通りへ 相変わらずの点滅が刺さる 近所の薬局で洗剤買って それから僕はどうしたっけ 出口は君が盗んで口に隠した 僕に見つからないように 落下するアンテナ 休日の傍観者 市場に漂う消毒液の香り 破壊が始まる3秒前の笑顔 口笛吹こうジェリービーン 踊ろうね 相変わらずの点滅が刺さる 近所の薬局で洗剤買って それから僕はどうしたっけ 出口は君が盗んで口に隠した 僕に見つからないように ある朝 目醒めて 僕は重力をなくした 少し浮かぶ 君がホテルの窓から見上げて笑う もう世界は逃しはしない 探し物みつからない 踊ろうね それから僕はどうしたっけ 出口は君が盗んで口に隠した 僕に見つからないように 大丈夫さ 大丈夫さ 大丈夫さ 逃げられない | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | 行列は続いた 青空を背負って 晴れた日僕らは滅茶苦茶なことをする 大きく渦巻く自転車置き場の海 口笛吹こうジェリービーン 大通りへ 相変わらずの点滅が刺さる 近所の薬局で洗剤買って それから僕はどうしたっけ 出口は君が盗んで口に隠した 僕に見つからないように 落下するアンテナ 休日の傍観者 市場に漂う消毒液の香り 破壊が始まる3秒前の笑顔 口笛吹こうジェリービーン 踊ろうね 相変わらずの点滅が刺さる 近所の薬局で洗剤買って それから僕はどうしたっけ 出口は君が盗んで口に隠した 僕に見つからないように ある朝 目醒めて 僕は重力をなくした 少し浮かぶ 君がホテルの窓から見上げて笑う もう世界は逃しはしない 探し物みつからない 踊ろうね それから僕はどうしたっけ 出口は君が盗んで口に隠した 僕に見つからないように 大丈夫さ 大丈夫さ 大丈夫さ 逃げられない |
ミネルヴァ配送業者埋め尽くすハイウェイ 廃棄された湿った瓦礫 縫って住む部族 機械的複製が抑制している欲望は 脳波を描き換える なだらかに 集合体は空洞内の高炉へ降臨中 溶鉱炉へ降臨 こうなることを待っていたんだ 締め上げるワイヤー 肉体を溶かしてしまうまで 差し出した両腕 おれはさながら剥製のヴィーナス 焼き切れるワイヤー 壊すため壊すだけだ 理由は Do you remember? Where are you, Minerva? 逆流する遺伝子 拭き取れ 幸福な淘汰 統合された未来の家系図 かけがえのあるたったひとつへ 有象無象はボーダーを越え入れ替わっていく 集合体は空想しながらお取り込み中 ああ とうに氷のように凍り凝固中 締め上げるワイヤー 肉体を溶かしてしまうまで 差し出した両腕 おれはさながら剥製のヴィーナス 焼き切れるワイヤー 壊すため壊すだけだ 理由は Do you remember? Where are you, Minerva? かけがえのあるたったひとつに なりたい? かけがえのあるおおきなひとつに なりたい? | People In The Box | 波多野裕文 | 波多野裕文、山口大吾、福井健太 | | 配送業者埋め尽くすハイウェイ 廃棄された湿った瓦礫 縫って住む部族 機械的複製が抑制している欲望は 脳波を描き換える なだらかに 集合体は空洞内の高炉へ降臨中 溶鉱炉へ降臨 こうなることを待っていたんだ 締め上げるワイヤー 肉体を溶かしてしまうまで 差し出した両腕 おれはさながら剥製のヴィーナス 焼き切れるワイヤー 壊すため壊すだけだ 理由は Do you remember? Where are you, Minerva? 逆流する遺伝子 拭き取れ 幸福な淘汰 統合された未来の家系図 かけがえのあるたったひとつへ 有象無象はボーダーを越え入れ替わっていく 集合体は空想しながらお取り込み中 ああ とうに氷のように凍り凝固中 締め上げるワイヤー 肉体を溶かしてしまうまで 差し出した両腕 おれはさながら剥製のヴィーナス 焼き切れるワイヤー 壊すため壊すだけだ 理由は Do you remember? Where are you, Minerva? かけがえのあるたったひとつに なりたい? かけがえのあるおおきなひとつに なりたい? |
みんな春を売ったゆうべ からだを売ってみたんだ こころを切り離すために フラスコのなかで一生を 過ごせたらいいな アルコールランプの照らす 混じり気なしの血液で それで自由になれたかな 天秤にかけてわかるかな 絶対にからだから逃げられないと 知ったきみは おかしくなってしまった おかしくなってしまった おかしくなってしまった さよならさ いつかきみも おとなになるよ 聞きわけのない おとなになるよ 未来はまるで泥のように横たわる まみれて泣いてるきみを横目に 人々は行く それで自由になれたかな 天秤にかけてわかるかな 最後にこころからにげてしまって さよならした まともなひとたちはみな まともなひとたちはみな まともなひとたちはみな 戦争へ行ってしまった 戦争へ行ってしまった 戦争へ行ってしまった さよならさ いつか君も おとなになるよ 聞きわけのない おとなになるよ | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | ゆうべ からだを売ってみたんだ こころを切り離すために フラスコのなかで一生を 過ごせたらいいな アルコールランプの照らす 混じり気なしの血液で それで自由になれたかな 天秤にかけてわかるかな 絶対にからだから逃げられないと 知ったきみは おかしくなってしまった おかしくなってしまった おかしくなってしまった さよならさ いつかきみも おとなになるよ 聞きわけのない おとなになるよ 未来はまるで泥のように横たわる まみれて泣いてるきみを横目に 人々は行く それで自由になれたかな 天秤にかけてわかるかな 最後にこころからにげてしまって さよならした まともなひとたちはみな まともなひとたちはみな まともなひとたちはみな 戦争へ行ってしまった 戦争へ行ってしまった 戦争へ行ってしまった さよならさ いつか君も おとなになるよ 聞きわけのない おとなになるよ |
報いの一日夜を粉々に壊したら 空が真っ青に腫れた どこへいった楽しいひと どこへいった優しかったあのひと 騒ぎのあとで たちはだかる壁 清潔で広大な 思い描く野生 隔てた向こうで 鍵の束 ためしてる音 ひとつずつ ジャラリジャラリ 春が孵化し夏になっても 扉が開く気配はない 報じられる沈黙はないさ 二日酔いの世界 吐けば楽になるの すぐに 吐けば楽になるさ でも 吐いた後に残るものは 翌日にきみは仕事を探した ぼくは永遠の休暇に入った 高い壁に絵を描いてる 実物大の都市の絵を あの過ごした白いアパートも 扉が開く気配はない 僕らすでに知っているかも たぶんすでにわかっているよ 晴れた日には一瞬だけ 空が息を呑み 凪ぐ なにがなんでも散歩へ行こう ちょいとそこまで ぶらり | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 夜を粉々に壊したら 空が真っ青に腫れた どこへいった楽しいひと どこへいった優しかったあのひと 騒ぎのあとで たちはだかる壁 清潔で広大な 思い描く野生 隔てた向こうで 鍵の束 ためしてる音 ひとつずつ ジャラリジャラリ 春が孵化し夏になっても 扉が開く気配はない 報じられる沈黙はないさ 二日酔いの世界 吐けば楽になるの すぐに 吐けば楽になるさ でも 吐いた後に残るものは 翌日にきみは仕事を探した ぼくは永遠の休暇に入った 高い壁に絵を描いてる 実物大の都市の絵を あの過ごした白いアパートも 扉が開く気配はない 僕らすでに知っているかも たぶんすでにわかっているよ 晴れた日には一瞬だけ 空が息を呑み 凪ぐ なにがなんでも散歩へ行こう ちょいとそこまで ぶらり |
無限会社ひっくり返してぶちまける箱いっぱいのキャンディー リスク、見返りも顧みず遊ぶサルヴァドール・ダリ ガラス窓越しぬりたくるカラフルな雨 インフォメーション 高層ビル走る馬 アドレナリン脈打つネオン わたが飛び出てびっくり つまり照準ぴったり わたが飛び出てびっくり つまり照準ぴったり イリュージョン ダンスはワンツースリー ミスユーモア、乱数はトンツーでお告げ タランチュラ ダクトへ ダクトへ ようこそ間違いの国へ 蓋が外れてばっかり 中身まる見えがっかり 蓋が外れてばっかり 中身まる見えがっかり イリュージョン ダンスはワンツースリー ミスユーモア、乱数はトンツーでお告げ ようこそ間違いの国へ 虹も絵画も新聞も 紛いもの 機械のタランチュラ ダクトへ ダクトへ 産業スパイ 向かうはファクトリー イリュージョン 実体のない積み木遊び イリュージョン 欲望の積み木遊び ようこそ間違いの国へ 虹も絵画も新聞も 紛いもの 虹も絵画も新聞も 紛いもの | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | ひっくり返してぶちまける箱いっぱいのキャンディー リスク、見返りも顧みず遊ぶサルヴァドール・ダリ ガラス窓越しぬりたくるカラフルな雨 インフォメーション 高層ビル走る馬 アドレナリン脈打つネオン わたが飛び出てびっくり つまり照準ぴったり わたが飛び出てびっくり つまり照準ぴったり イリュージョン ダンスはワンツースリー ミスユーモア、乱数はトンツーでお告げ タランチュラ ダクトへ ダクトへ ようこそ間違いの国へ 蓋が外れてばっかり 中身まる見えがっかり 蓋が外れてばっかり 中身まる見えがっかり イリュージョン ダンスはワンツースリー ミスユーモア、乱数はトンツーでお告げ ようこそ間違いの国へ 虹も絵画も新聞も 紛いもの 機械のタランチュラ ダクトへ ダクトへ 産業スパイ 向かうはファクトリー イリュージョン 実体のない積み木遊び イリュージョン 欲望の積み木遊び ようこそ間違いの国へ 虹も絵画も新聞も 紛いもの 虹も絵画も新聞も 紛いもの |
もう大丈夫知っているよ 知っているよ きみはいま大丈夫じゃない じぶんでいうから なおさら なおさら 知っているよ 知っているよ きみはいま大丈夫じゃない 笑顔でいるから なおさら なおさら もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ 知っているよ 知っているよ きみはいま大丈夫じゃない じぶんでいうから なおさら なおさら もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ こころと顔は離ればなれ 思い出はきみを変えていくよ 束の間の連続にしたって 痛いの痛いの飛んでいかない まとわりつく かわるがわる ぞっとする空虚 身にまとって 楽しくもなく笑うきみは 氷のように美しい もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ なにがあのひとにおこったんだと みんなが首を傾げている なにひとつおこっていないよ ただ生きているだけ 電話くれてありがとう 心配なんかしてくれて すべて見透かし笑うきみは 氷のように美しい もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 知っているよ 知っているよ きみはいま大丈夫じゃない じぶんでいうから なおさら なおさら 知っているよ 知っているよ きみはいま大丈夫じゃない 笑顔でいるから なおさら なおさら もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ 知っているよ 知っているよ きみはいま大丈夫じゃない じぶんでいうから なおさら なおさら もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ こころと顔は離ればなれ 思い出はきみを変えていくよ 束の間の連続にしたって 痛いの痛いの飛んでいかない まとわりつく かわるがわる ぞっとする空虚 身にまとって 楽しくもなく笑うきみは 氷のように美しい もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ なにがあのひとにおこったんだと みんなが首を傾げている なにひとつおこっていないよ ただ生きているだけ 電話くれてありがとう 心配なんかしてくれて すべて見透かし笑うきみは 氷のように美しい もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ |
木曜日 / 寝室寝苦しくて目覚めたら豚が僕に馬乗り まったく神様のしつけがなってないな 夜のテント飛び出すとまっぷたつのミラーボール 中身 僕は知っていた これ誰かの夢だ! 日付のないカレンダー うごめく前頭葉 波打ち際 上陸する歌手 メガホン越しにオペラを歌いだした 堅く目を瞑ったら開かずのプラネタリウム 星を喰って 豚に喰われ 一日が終わる これ誰かの夢だ! | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | 寝苦しくて目覚めたら豚が僕に馬乗り まったく神様のしつけがなってないな 夜のテント飛び出すとまっぷたつのミラーボール 中身 僕は知っていた これ誰かの夢だ! 日付のないカレンダー うごめく前頭葉 波打ち際 上陸する歌手 メガホン越しにオペラを歌いだした 堅く目を瞑ったら開かずのプラネタリウム 星を喰って 豚に喰われ 一日が終わる これ誰かの夢だ! |
夜戦きみはまだ起きてる 空に目凝らして 壁のように分厚い雲 浮き足立ってしまって 窓をとびだして 雨樋をつたって 裸足でいく 足首に絡まる濡れた草の匂い 風が止んだら いっせいに揺れるブランコ 水滴に映る季節の走馬灯 忘れたこと 思いだせないこと まだここにいること 山の斜面 勢いづいた子供達を 風が追い越したら 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと墜ちていく 昨夜未明 壁のように分厚い雲に覆われた夜空を 無数の光が横切っていった あるものはそれを隕石だといったが 町の周囲にも山にも海にも落下物はおろか その痕跡すらみあたらなかった 画面のなか 神が手にした松明 暗視スコープ 緑色に揺らめいている 画面のなか 神が手にした松明 暗視スコープ 緑色に揺らめいている 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと もうまにあわないかもしれない 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと墜ちていく | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | きみはまだ起きてる 空に目凝らして 壁のように分厚い雲 浮き足立ってしまって 窓をとびだして 雨樋をつたって 裸足でいく 足首に絡まる濡れた草の匂い 風が止んだら いっせいに揺れるブランコ 水滴に映る季節の走馬灯 忘れたこと 思いだせないこと まだここにいること 山の斜面 勢いづいた子供達を 風が追い越したら 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと墜ちていく 昨夜未明 壁のように分厚い雲に覆われた夜空を 無数の光が横切っていった あるものはそれを隕石だといったが 町の周囲にも山にも海にも落下物はおろか その痕跡すらみあたらなかった 画面のなか 神が手にした松明 暗視スコープ 緑色に揺らめいている 画面のなか 神が手にした松明 暗視スコープ 緑色に揺らめいている 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと もうまにあわないかもしれない 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと墜ちていく |
野蛮へ親愛なる知的な人々 野蛮へと逆行していく 眠れ 今夜までは よい夢をね、四足歩行の 眠れ 今夜までは 静かに門が開くまで 勇敢なる我が戦士たちよ 戦いに備えて眠りたまえ 高い壁の向こうの街 きみが初めて向かう街 高い壁の向こうの街 映画のなかにでてきた街 眠れ 今夜までは よい夢をね、四足歩行の 眠れ 今夜までは 静かに門が開くまで | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | 親愛なる知的な人々 野蛮へと逆行していく 眠れ 今夜までは よい夢をね、四足歩行の 眠れ 今夜までは 静かに門が開くまで 勇敢なる我が戦士たちよ 戦いに備えて眠りたまえ 高い壁の向こうの街 きみが初めて向かう街 高い壁の向こうの街 映画のなかにでてきた街 眠れ 今夜までは よい夢をね、四足歩行の 眠れ 今夜までは 静かに門が開くまで |
ヨーロッパ君は両手を床につけた 居間の吹き抜けの10:00AM 革命に揺れるシチューの鍋 こんにちは 僕のいびつなひと 砂の上 浮かんでいるのは 白い背中 やがて世界が君のスカートに のみこまれる日を待っているのさ 君は両手を床につけた 暴動に荒れるチョコレート中毒 こんにちは 僕のいびつなひと 砂の上 浮かんでいるのは 白い背中 やがて世界が君のスカートに のみこまれる日を待っているのさ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 君は両手を床につけた 居間の吹き抜けの10:00AM 革命に揺れるシチューの鍋 こんにちは 僕のいびつなひと 砂の上 浮かんでいるのは 白い背中 やがて世界が君のスカートに のみこまれる日を待っているのさ 君は両手を床につけた 暴動に荒れるチョコレート中毒 こんにちは 僕のいびつなひと 砂の上 浮かんでいるのは 白い背中 やがて世界が君のスカートに のみこまれる日を待っているのさ |
リマ食卓は無政府状態 騎士のカードが華を添える 記念撮影はセルフタイマー レンズは銃口みたい ハイ、チーズ! メリークリスマス 緊張しいなサンタクロース 写真の僕らは仮面をつけたまま パパは強いけど 欲望に勝てない たぶん明日も ギロチンが広場を分つ 子供の兵隊 行く 毎晩 元通りになったママの王国へ メリークリスマス 緊張しいなサンタクロース 写真の僕らは仮面をつけたまま パパは強いけど 欲望に勝てない たぶん明日も 仮面の子供は走る 聖なる山に分け入って 捕まえられるかな メリークリスマス 剥製のサンタクロース 写真のなかに人影はひとつもない メリークリスマス | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 食卓は無政府状態 騎士のカードが華を添える 記念撮影はセルフタイマー レンズは銃口みたい ハイ、チーズ! メリークリスマス 緊張しいなサンタクロース 写真の僕らは仮面をつけたまま パパは強いけど 欲望に勝てない たぶん明日も ギロチンが広場を分つ 子供の兵隊 行く 毎晩 元通りになったママの王国へ メリークリスマス 緊張しいなサンタクロース 写真の僕らは仮面をつけたまま パパは強いけど 欲望に勝てない たぶん明日も 仮面の子供は走る 聖なる山に分け入って 捕まえられるかな メリークリスマス 剥製のサンタクロース 写真のなかに人影はひとつもない メリークリスマス |
冷血と作法埋め立て地を亀裂が走る 都市が歪む 放射能 黄砂 メーデー 放射網 黄砂 メーデー 改札は喘息を患っている 咳き込んでいる xとyとxとyとx xとyとxとyとx 君のことを耳にしたよ 元気でやってるみたいだね だけど みんなの知っている君じゃなかった 頭の外れた馬が叫ぶ 蹄 打ち下ろし 広場に集る警察 広場に集る警察 君のことを耳にしたよ 元気でやってるみたいだね だけど みんなの知っている君じゃなかった 記憶はコピー機のなかに まるで砂埃みたいだよ もう ここには既に 体はない 翼だけが空を飛ぶ 亀裂が走る 亀裂が走る 放射能 黄砂 メーデー 君のことを耳にしたよ 元気でやってるみたいだね だけど みんなの知っている君じゃなかった 記憶はコピー機のなかに まるで砂埃みたいだよ もう ここには既に 体はない 翼だけが空を飛ぶ 血迷って 血迷って 遂には生まれ変われたのかな 今の君はきれいだった | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | 埋め立て地を亀裂が走る 都市が歪む 放射能 黄砂 メーデー 放射網 黄砂 メーデー 改札は喘息を患っている 咳き込んでいる xとyとxとyとx xとyとxとyとx 君のことを耳にしたよ 元気でやってるみたいだね だけど みんなの知っている君じゃなかった 頭の外れた馬が叫ぶ 蹄 打ち下ろし 広場に集る警察 広場に集る警察 君のことを耳にしたよ 元気でやってるみたいだね だけど みんなの知っている君じゃなかった 記憶はコピー機のなかに まるで砂埃みたいだよ もう ここには既に 体はない 翼だけが空を飛ぶ 亀裂が走る 亀裂が走る 放射能 黄砂 メーデー 君のことを耳にしたよ 元気でやってるみたいだね だけど みんなの知っている君じゃなかった 記憶はコピー機のなかに まるで砂埃みたいだよ もう ここには既に 体はない 翼だけが空を飛ぶ 血迷って 血迷って 遂には生まれ変われたのかな 今の君はきれいだった |
レテビーチむかし、むかし、君の名前が今と違っていた頃 太陽は夜の傷を消毒してくれる親戚みたい でも君は変わった メスをいれて傷を広げる 柔らかい君のおなかに ルビー色の夜がそこから溢れだす ここは楽園さ 頭上を超えて飛び込むスイマー達 水の無いプールへと そうさ、もう苦しいのはやめた! わあ、わあ、わあ、わあ、わあ 甘い悪夢を見たいよ とびきりの長いやつを ひとつだけ 楽し過ぎて眠れない 広げた傷に潜り込む 僕は悪夢を書き換える ゼリー状の空気吸い込んで 浮かぶ楽園さ 頭上を超えて飛び込むスイマー達 水の無いプールへと そうさ、もう苦しいのはやめた! わあ、わあ、わあ、わあ、わあ 甘い悪夢を見たいよ とびきりの長いやつを ひとつだけ 楽し過ぎて眠れない 甘い悪夢を見たいよ とびきりの長いのを ひとつだけ 楽し過ぎて わあ、わあ、わあ、わあ、わあ 真夜中、僕らの味覚は最高潮に達している 異端の思し召し下る 聖者の仮装で 赤いアーチの出口塞いだら わあ、わあ、わあ、わあ、わあ 甘い悪夢を見たいよ とびきりの長いやつをひとつだけ 楽し過ぎて わあ、わあ、わあ、わあ、わあ 甘い悪夢を見たいよ とびきりの長いのを ひとつだけ 楽し過ぎて眠れない | People In The Box | Hatano | People In The Box | | むかし、むかし、君の名前が今と違っていた頃 太陽は夜の傷を消毒してくれる親戚みたい でも君は変わった メスをいれて傷を広げる 柔らかい君のおなかに ルビー色の夜がそこから溢れだす ここは楽園さ 頭上を超えて飛び込むスイマー達 水の無いプールへと そうさ、もう苦しいのはやめた! わあ、わあ、わあ、わあ、わあ 甘い悪夢を見たいよ とびきりの長いやつを ひとつだけ 楽し過ぎて眠れない 広げた傷に潜り込む 僕は悪夢を書き換える ゼリー状の空気吸い込んで 浮かぶ楽園さ 頭上を超えて飛び込むスイマー達 水の無いプールへと そうさ、もう苦しいのはやめた! わあ、わあ、わあ、わあ、わあ 甘い悪夢を見たいよ とびきりの長いやつを ひとつだけ 楽し過ぎて眠れない 甘い悪夢を見たいよ とびきりの長いのを ひとつだけ 楽し過ぎて わあ、わあ、わあ、わあ、わあ 真夜中、僕らの味覚は最高潮に達している 異端の思し召し下る 聖者の仮装で 赤いアーチの出口塞いだら わあ、わあ、わあ、わあ、わあ 甘い悪夢を見たいよ とびきりの長いやつをひとつだけ 楽し過ぎて わあ、わあ、わあ、わあ、わあ 甘い悪夢を見たいよ とびきりの長いのを ひとつだけ 楽し過ぎて眠れない |
レントゲン朝焼けがいつも投げかけるエックスレイ 僕は一瞬だけいないはずの存在になる さあ虐殺のスタートだ 部屋を跳び出して行け 君が着飾った 晴れた屋上で 影が揺れていた 巨大な弧を描いて スカートの隙間から 飛行機が飛び立った ここから見下ろす鳥の群れ プールはただ脈打ち、ひるがえる 耳栓を外したら 大きな音の秒針にステップを 白昼夢が続きますように 白昼夢が続きますように すれ違うベビーカーでまた会おうぜ 花粉を吐き出す植物のようだ 人の叫び声 僕は黙り込む あの懐かしいスモッグだ ここは希望の国 ここはとても広い霊安室 白く目映い海のようだ 終わりかな?はじまりだよ こうして僕ら生れ変わるんだ 白昼夢が続きますように 白昼夢が続きますように すれ違うベビーカーでまた会おうぜ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 朝焼けがいつも投げかけるエックスレイ 僕は一瞬だけいないはずの存在になる さあ虐殺のスタートだ 部屋を跳び出して行け 君が着飾った 晴れた屋上で 影が揺れていた 巨大な弧を描いて スカートの隙間から 飛行機が飛び立った ここから見下ろす鳥の群れ プールはただ脈打ち、ひるがえる 耳栓を外したら 大きな音の秒針にステップを 白昼夢が続きますように 白昼夢が続きますように すれ違うベビーカーでまた会おうぜ 花粉を吐き出す植物のようだ 人の叫び声 僕は黙り込む あの懐かしいスモッグだ ここは希望の国 ここはとても広い霊安室 白く目映い海のようだ 終わりかな?はじまりだよ こうして僕ら生れ変わるんだ 白昼夢が続きますように 白昼夢が続きますように すれ違うベビーカーでまた会おうぜ |
6月の空を照らす雲の上 猫 唸りを上げていた 粘土の空 うごめいた 誰も耳を貸そうとはしないよ ラジオをつけ家を出る 新宿は大きな布に覆われて 緊急事態 僕ら逃げられない 雨が降っていた ネジが緩んだようなんだ 君は待っていた 僕は驚いた 密かに 神々しく、柔らかく、まんまるな死が もたらされるならば もうひとつだけ頭が欲しくなったんだ はじまりも終わりも同じ事だ 雨が降っていた ネジが緩んだようなんだ 君は待っていた 僕は吐きそうだ 光を空へ あのマンホールの向こうへ ねじれた傘のなかのメリーゴーランド 雨が降っていた ネジが緩んだようなんだ 君は待っていた 僕は吐きそうだ 光を空ヘ ネジが緩んだようなんだ 僕の背後に誰がいるか教えて? そっと | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 雲の上 猫 唸りを上げていた 粘土の空 うごめいた 誰も耳を貸そうとはしないよ ラジオをつけ家を出る 新宿は大きな布に覆われて 緊急事態 僕ら逃げられない 雨が降っていた ネジが緩んだようなんだ 君は待っていた 僕は驚いた 密かに 神々しく、柔らかく、まんまるな死が もたらされるならば もうひとつだけ頭が欲しくなったんだ はじまりも終わりも同じ事だ 雨が降っていた ネジが緩んだようなんだ 君は待っていた 僕は吐きそうだ 光を空へ あのマンホールの向こうへ ねじれた傘のなかのメリーゴーランド 雨が降っていた ネジが緩んだようなんだ 君は待っていた 僕は吐きそうだ 光を空ヘ ネジが緩んだようなんだ 僕の背後に誰がいるか教えて? そっと |
忘れる音楽やがて溶け出す輪郭 ゆっくりまわる太陽 目を閉ざして耳を塞げば 身を揺らし踊る心臓 思慮深く軋むかかと 気管支を滑る音が 聴こえるはず レイディオ、どんな日々をみつけるだろう 街よ、ぼくはきみをみすてるだろう 明日がくれば 何かが起こるって誰かが記したって 怖くはないのは痛みがないから 文字は消えていくんだって 書くより先に 身を揺らし踊る心臓 思慮深く軋むかかと 気管支を滑る音が 聴こえるはず レイディオ、どんな日々をみつけるだろう 街よ、ぼくはきみをみすてるだろう 明日がくれば レイディオ、どんな日々をみつけるだろう 街よ、ぼくはきみをみすてるだろう レイディオ、ぼくは意味を踏みつけるだろう 街よ、ぼくはきみをみすてるだろう 明日がくれば | People In The Box | 波多野裕文 | 波多野裕文、山口大吾、福井健太 | | やがて溶け出す輪郭 ゆっくりまわる太陽 目を閉ざして耳を塞げば 身を揺らし踊る心臓 思慮深く軋むかかと 気管支を滑る音が 聴こえるはず レイディオ、どんな日々をみつけるだろう 街よ、ぼくはきみをみすてるだろう 明日がくれば 何かが起こるって誰かが記したって 怖くはないのは痛みがないから 文字は消えていくんだって 書くより先に 身を揺らし踊る心臓 思慮深く軋むかかと 気管支を滑る音が 聴こえるはず レイディオ、どんな日々をみつけるだろう 街よ、ぼくはきみをみすてるだろう 明日がくれば レイディオ、どんな日々をみつけるだろう 街よ、ぼくはきみをみすてるだろう レイディオ、ぼくは意味を踏みつけるだろう 街よ、ぼくはきみをみすてるだろう 明日がくれば |