爪痕まどろむ闇の中黒い影が柔肌にツメを立てる 快楽酔いしれて先をせがむ無知なるモノたち 歯止めのない 甘い衝動 無意味さが余計掻き立ててる 夜の明かりすべてくわえこんだ帳を さぁ着飾り踊れ 壊れそうな心に触れたつたないツメが 喉元を這ってはのぼりつめる 守るべき世界と 守りたい純潔 刹那の痛み抱いてまたしがらみに堕ちていく 漆黒の闇の中赤い蜜が滴れては痕を残す たまらず漏れる吐息が合図 牙剥く支配者 くすぐるように なぞる動揺 無情さをはらむ爪先から 夜の叫びすべて包み込んだ静寂よ舞台で踊れ とろけそうな言葉に隠された媚薬が 耳元を噛んでは果てて尽きる 語るべき未来と 語りたい現在(いま) この時めき胸に抱いて永い眠りに落ちていく 弾けそうな裸身に触れた小さな舌が 或の日負った傷癒していく 壊れそうな心を掴むつたないツメが 喉元を這ってはのぼりつめる 守るべき世界と 守りたい純潔 刹那の痛み抱いてまたしがらみに堕ちていく | hibiku | 中野愛子 | 藤田淳平 | 藤田淳平 | まどろむ闇の中黒い影が柔肌にツメを立てる 快楽酔いしれて先をせがむ無知なるモノたち 歯止めのない 甘い衝動 無意味さが余計掻き立ててる 夜の明かりすべてくわえこんだ帳を さぁ着飾り踊れ 壊れそうな心に触れたつたないツメが 喉元を這ってはのぼりつめる 守るべき世界と 守りたい純潔 刹那の痛み抱いてまたしがらみに堕ちていく 漆黒の闇の中赤い蜜が滴れては痕を残す たまらず漏れる吐息が合図 牙剥く支配者 くすぐるように なぞる動揺 無情さをはらむ爪先から 夜の叫びすべて包み込んだ静寂よ舞台で踊れ とろけそうな言葉に隠された媚薬が 耳元を噛んでは果てて尽きる 語るべき未来と 語りたい現在(いま) この時めき胸に抱いて永い眠りに落ちていく 弾けそうな裸身に触れた小さな舌が 或の日負った傷癒していく 壊れそうな心を掴むつたないツメが 喉元を這ってはのぼりつめる 守るべき世界と 守りたい純潔 刹那の痛み抱いてまたしがらみに堕ちていく |
冷たい月の下でなければ響かない雨風さらされ 朽ちかけてるベンチに座ったまま 乗り過ごすだけで 熱をもった車輪を見ていた この両手から今にも放り出される心情は 池の中に小さな音だけ残した後 どこまでも沈む小石のようだ 冷たい月に吠える犬には 無謀だと教えていても 薮の真ん中を好んで歩く 足跡がついてない方へ 寒空にかすれた声響いた 横顔照らせず 消えかけてる蛍光灯のように 蒸気した線路にどっちつかずの明日がこぼれた 羽根を汚して低空飛行で探す真実は デタラメな優しさに見分けがつかないまま 飛ぶ力だけを失っていく 冷たい月の下でなければ響かない声があるから 枯れた落ち葉を拾う右手はこの先に光を掴むと 約束をこの夜空に叫んだ 静寂が今 メタリックな車輪の隙間から体に染み込んでく 誰にも微笑えないと錆びついてしまう訳などないよ 冷たい月の下でなければ響かない声があるから 枯れた落ち葉を拾う右手は この先に光を掴むと 約束をこの夜空に叫んだ | hibiku | 石川智晶 | 河野陽吾 | 河野陽吾 | 雨風さらされ 朽ちかけてるベンチに座ったまま 乗り過ごすだけで 熱をもった車輪を見ていた この両手から今にも放り出される心情は 池の中に小さな音だけ残した後 どこまでも沈む小石のようだ 冷たい月に吠える犬には 無謀だと教えていても 薮の真ん中を好んで歩く 足跡がついてない方へ 寒空にかすれた声響いた 横顔照らせず 消えかけてる蛍光灯のように 蒸気した線路にどっちつかずの明日がこぼれた 羽根を汚して低空飛行で探す真実は デタラメな優しさに見分けがつかないまま 飛ぶ力だけを失っていく 冷たい月の下でなければ響かない声があるから 枯れた落ち葉を拾う右手はこの先に光を掴むと 約束をこの夜空に叫んだ 静寂が今 メタリックな車輪の隙間から体に染み込んでく 誰にも微笑えないと錆びついてしまう訳などないよ 冷たい月の下でなければ響かない声があるから 枯れた落ち葉を拾う右手は この先に光を掴むと 約束をこの夜空に叫んだ |