Lyu:Lyu作曲の歌詞一覧リスト  21曲中 1-21曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ディストーテッド・アガペーCIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyuもしもまた生まれ変われたならば 次はどんな人に生まれたらいいかな 明るいだとか友達が多いだとか もう何だっていいよな 今の自分じゃないなら 自殺志願者も人殺しも偽善者も 教師も聖職者も小さな女の子も 自分自身の心を守るだけで 精一杯 目一杯 それだけでもう時間切れ  出鱈目な空想で今日も傷付いたんでしょう たぶん言われるの嫌だろうけどさ 少しくらい分かるよ そうやって 自分だけずっと責め続けて 逃げ出したくて 抜け出したくて 変わりたくて また躓いて  もう死にたくたって構わないから そこに座っていなよ 見つけに行くよ 誰も代わりになれやしないよ 許さなくていいから 少しくらい笑いなよ ねえ  時が来たら 役に立てるように ノート引っ張り出して お話を書いたよ 沢山書き殴って見返して気が付いて 寒気がした これは全部 自分のことじゃないか  「いつまでも いつまでも幸せに暮らしました」 そこで終わるなよ その先だよ 知らなきゃいけないのは 受け取った 幸福を 壊さない方法を 見つけ出したくて 掴みたくて 守りたくて また壊されて  もう誰のこともさ 信じなくていいから そこで寝ていなよ 探しに行くよ 君の代わりに 笑ってはやれないよ 何もないのは 僕だって同じなんだよ  何かを渡したいのだけど 何も渡せるものが無くて 仕方ないからこの身体を 細かく刻んで歌にしたよ 君がもしも望んでるなら どれでも好きなの拾ってよ 君の大嫌いなこの世界を いつまでもここで歌うから ここにいるから  もう死にたくたって構わないから そこに座っていなよ 何度でも見つけに来るから 誰も代わりに許してはやれないよ 君を許せるのは そう 君しかいない  だからどうにかして生き延びてよ ずっと閉じたままでも構わないよ それを笑う奴がいたってさ どうせ君を殺せやしないから 自暴自棄だっていいよ やたらと人に怯えないでよ 僕を許さなくていいから 少しくらい笑ってよ ねえ
invisibleCIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyu美しく生きようとして 太陽に憧れて 笑った顔が醜くて 鏡見る度吐き出して 鮮やかな季節が過ぎて 痛みだけが残っていて 散った花弁拾うだけの それだけの為に生きていて  誰にも見えないように 間違ってバレないように ずっと繰り返し 塗り潰しては切り刻んだ自分の 死んでいった欠片を 断末魔の悲鳴を ねえ 今ここで吐き出してさ  この世界は視えぬものばかりで 怖いから自分自身も傷付けて それでもまだ生きて行こうとした あなたのその悲しみを聞かせてよ  冬の朝 透き通る息 純粋にただなりたくて それができなきゃ僕らは いる意味なんてもう無いのにな  手足が伸びてくように 言葉を覚えるように 気がついたらもう纏わり付いていた黒い心を そういうもんだよとか言って 受け入れてしまうその前に さあ 身体はまだ動くだろ  許せないことも過去も未来も いつか全て灰になってしまうから その小さな感情も何もかも 残さず拾ってゆくよ 手を伸ばすよ  切り付けられた傷が増える度 誰も気付かない場所でただ泣いて それでもまだ誰かを許すなら 自分で立ち上がって さあ行かなくちゃ  この世界は視えぬものばかりで それもいつか灰になってしまうけど その目から流れ出した感情は 透明な光の中で 奇麗だった
メシアGOLD LYLICCIVILIANGOLD LYLICCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyu多分あなたが居なくたって 世界が止まることは無いし 恐らく僕が居なくたって あの子は今日も笑っている 僕等は産まれてからずっと 人から忘れられない為に 笑って笑って笑って笑う 笑い疲れて吐き気がする  忘れ去られてしまう事が 死ぬことよりも恐ろしいよ 狂犬みたいに吠えてなきゃ 相手にされないと思ったんだ 死後数十年経った後 価値が認められた絵みたいに 役にも立たないこんな日々も 死ねば奇麗に映るかな  もう息してたって 生きてたって 迷惑にしかならない気がして 色々諦めたんだ 優しさを貰う事も  できるだけ長く 首を絞めて 息を止めて 息を止める 死ねやしないけど 死ねやしないから これじゃ許されないよなぁ  今更取り繕ったって それで「信じなさい」と言われたって 昨日の君は酷かったよ 殺してやるってあんな顔で 僕等は産まれてからずっと 事実をひた隠しする為に 笑って笑って笑って笑う 笑い疲れて陰で泣いて そして「死にてぇな」って呟いて 案の定2、3人に避けられて 今や全世界に蔓延る 独裁スイッチが押されない日は無い 安易な関係手に入れて 一生やっていけると思ってた ああ大丈夫 あんたには言ってない だから気にしないでねさようなら  誰かが一人笑う度に 別の誰かが絶望してるんだ 「そんなもんだ」なんて言ってさ また見殺しにするのかい  壁にあの人の 写真貼って 何度も刺して 何度も刺して 死にやしないけど 死にやしないけど それで許せたら良かったのに  記憶の中の子供に問う 「ちゃんと仲良くできてましたか」 良く似た顔の子供は笑って 「それはあなたがよく知ってるでしょ」 そりゃそうなんだよな 確かにさ でも分かんなくなっちゃったんだよ なあ どうしてそんなにさ 楽しそうに笑えるんだい まだ間に合うかな 取り戻せるかな  できるだけ長く 首を絞めて 息を止めて 息を止める 死ねやしないけど 死ねやしないから 代わりに涙が出てきたよ 明日は笑って 無理矢理笑って 何とか笑って 必死で笑って 生きていくから 死にやしないから それで許してくれませんか それで許してくれませんか  多分あなたが居なくたって 世界が止まることは無いし 恐らく僕が居なくたって あの子は今日も笑っている でもあなたが今日笑ったこと 他でもないあなたが笑ったこと それで僕の世界は 救われたんだよ 本当さ
SeedsCIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyu「ああ 感情なんてもう消えてしまえ このまま こんなに痛いなら」そう祈ったところで すぐにまた見つかって雨は未だ降り止まずに  どんな手段で 投げて捨てても ずっと後ろを付いてくるんだよ あなたはきっと優しいから ねぇ 許せないんでしょ  生まれた朝 息を吸って 同時に芽生えた小さな種 目を開いて 光を見て 誰もが祝福の詩を聴いた 頭を上げ 立ち上がって 初めて世界と自分を知って 真っ白だった瞳の中 未来は何色だったんだっけ あの日は  ああ 哀しみの重さで 足は重く震えて 視界が霞んで 両手が動くうちに 手繰り寄せた君の手 少し冷たい気がした  人形になってさ 幽霊になってさ 何もかも感じなくなったら あなたの手の冷たさにも多分 気付かないんだろう  手足が伸び 言葉を知り 同時に芽生えた黒い塊 触り合って 伝えあって 解り合えないと今更知って 感情すら 刃にして 血を流すように傷付けあって 真っ赤になった身体のまま それでも伸ばした手はずっと そのままで  ああ 感情なんてもう 消えてしまえ このまま こんなに痛いなら でもこの痛みこそが あなたを感じられる ただ一つしかない方法  生まれた時 出会った時 信じた時 裏切られた時 いつだって そこにあるよ 今もあなたのすぐ隣に  手足が伸び 勇気を知り 小さな種は大きくなった 触り合って 伝えあって 解り合えないと今更知って それでもほら 伝えなくちゃ 血を流すほどに傷付けあって 真っ赤になった身体のまま それでも伸ばした手はずっと 引かないよ
先生CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyu繋がって 間違って 手違いで どういうわけだかこの世に 生まれた私は 血眼になって探しています 正しくて 尊くて 美しい 誰もが見放さない私の価値を 存在の意味を 血眼になって探しています  それなりに好きだったこの顔も 嫌いにさせたのはあんただろ 幸福になれと その為に人に勝ちなさいと 街は今 冷戦状態 そして 何が正しいのかも分からぬまんま 凍えた海で溺れ死んでゆく  どうせ私が悪いだけなのでしょう  先生 あなたはいつか言ったじゃないか 「君はいい子」と言ったじゃないか いつから何を間違って こんな人間になったんですか 殺意のこもった手を握って 吐き気を堪えて蹲る ただ 疲れたんだ 人でいるのが  普通を望んで裏切られて 普通以下だって何度も知って 誰もが出来ることさえも 出来ない私は何なんですか 地平線の向こうから朝日が 答えは出たかと顔を出したよ あなたに祈ればいいかい ねぇ  繋がって 間違って 手違いで どういうわけだかこの世に 生まれた私は 自分を肯定する為に今日も 正しくて 尊くて 美しい 振るっても許される暴力を また 無自覚に振りかざして  どうせ私も 醜いその他大勢  敗者の屍の上に さらに敗者が重なって そうして出来たこの街の 一番隅っこの 独りきり暗い部屋から 窓の外を見ていたんだ もう時間だよ  先生 あなたはいつか言ったじゃないか 「君はいい子」と言ったじゃないか いつから何を間違って こんな人間になったんですか あなたが望んだような人に なれない私を叱るでしょうか 疲れたんだ 人でいるのが 産まれた事には意味があると 要らない人など一人も無いと 誰もがそれを疑って 今も血を吐いて足引き摺って 地平線の向こうから朝日が もう諦めろと顔を出したよ あなたに祈ればいいかい ねぇ
ランララCIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyuあらいやだ ねえそこの誰かさん ちょっと聞いておくんな 今朝方三軒先のお花屋でね 全員首吊って死んだってんだ ああ で? それが何 俺にゃ関係ないし興味も無い だからさ ね 期待しないで 自分の事だけでいっぱいいっぱいさ  あらいやだ ねえそこの誰かさん 無視すんなよほらさ 今朝方名前も知らぬ遠い国で 娘が乱暴されたってんだ ああ もう だから何 じゃあお前がそこまで行ってくりゃいいよ なぁ もう うんざりなんだ 自分の事さえも理解していないのに  助けられやしないさ皆 っておいおい 薄情な人だ 野暮なことは言いなさんな さあさあ皆お情けを  ねぇ 誰もが生まれて来る時すでに 借りを作ってしまったのさ ほら「誰かの為に生きなさい」と皆 確かに聞こえたはずなのに  誰の口にも戸など立てられない 不幸な話で今日も飯が旨い 妙に薄っぺらい壁の向こう側で 五寸釘の音がほらカンカン響く 恨まれて 妬まれて 蔑まれ 取り澄まして笑って 腹の中 煮え滾る感情 どこに捨てりゃいいんだい  なんて清々しい気分だ 誰も居ない 後悔も 悲しさもない 消えてしまえよもう皆 全員さ そしたらもう 妬むことも 悲しむことも 喜びも
初めましてCIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyu僕が知っていた世界は 世界にとっちゃ取るに足らなくて 70億通りの朝が 今日も素知らぬ顔で始まった どうにかして守らなきゃ 許される範囲の居場所を 世の中は巨大なはずなのに 僕が居れる世界はこれだけかい  「なんで生きてんのアンタさ 世界のどこで何がどうなって」 そりゃどうも はい もう分かってます 分かってて無視したんです今まで ただでさえ日々は遣る瀬ない まして手の届かない事なんて あとどれだけ鈍感になったら そんな笑顔でいられるんですか  初めましてこんにちは それじゃどうもさようなら 二度と会わないだろうけど そんなとこで満足しよう 本当なんですかその声 何か隠していませんか どうだっていい筈なのに ふいに思い出して突き刺さる  僕が知っていた世界は あなたにはきっと取るに足らなくて 色々忠告されたけど どうも上手く集中できないよ 生き方に試験があったら たぶん僕は最初に落とされる 100点満点の笑い方を 誰か僕に教えてくれないか  初めましてこんにちは お陰様で大丈夫 すぐに忘れるだろうけど そんなとこでよしとしよう なんかとても怖いけど 気に障る事しましたか 何だっていい筈なのに 今日も寝れない 夜が深くなる  あなたのその世界でさ 何か素敵なことがあるのなら 皆が笑える方法を どうか僕に教えてくれないか  それじゃどうもさようなら 会ってないけどさようなら 一度だけでも会えたなら つまらない話をしよう 全てのものは過ぎていく 今がたちまち過去になる どうだっていい筈なのに どうでもよくない事ばかり  そして僕が生きていた世界と あなたが今日まで生きた世界で 70億通りの明日が 気が付けばもうそこまで来ていた
ドッペルゲンガーCIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyuさようなら さようなら 此処にはもう戻らない 理性があるうちに 私は自分を奪い返さなくちゃ 爛れた腹の中で 誰かを呪う度 「お前も同じだ」と 頭が破裂する  脈動を続ける体 肥大し過ぎた自意識 自分だけが悪いのだと そう言わせたのは誰だ  いつか星になったって あるいは石になったって すぐに忘れ去られると 誰もがもう気付いていて 月の砂漠の直中 犯人探しは続いてゆく さあ その目の前の足跡は誰だ  さようなら さようなら あの日はもう戻らない 虫の沸いた写真の束と 黄ばんだ風景の中  どうか教えてくれないか できれば言ってくれないか 誰も悪く無いのならば 皆等しく消えて当然だろう  産まれた 瞬間 自分が 始まる そしていつか 私は 私を 見失う  いつか星になったって あるいは石になったって すぐに忘れ去られると 気付いたって止められない 月の砂漠の直中 犯人探しは続いてゆく さあ その目の前の足跡は誰だ
彗星CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyu誰の命も無駄ではなく 全て意味があると君は言う あなたが死んだらほらきっと 誰かが悲しむと君は言う テーブル越しに向かい合って 冷めたコーヒーを飲んだ後 私はあなたに言ったっけ 「冗談だから気にしないで」 今も私は冷たい手を 上手く暖められないまま もうすぐ頭上を彗星が 尾を引いて飛ぶと聞いたのに 街の皆は誰も彼も 外に出て家は蛻の殻 誰かを嫌った代償で 自分も嫌いになっただけ  いつまでも いつまでも 同じ所 ぐるぐると回ってる  ああ 私が悪くないのならば 誰の所為にすりゃいいんですか 生きてるだけで迷惑だと 知らない 知らない 分かりたくもない 目に見えてるものは大事で 距離が離れりゃどうでもいい 彗星は尾を引いて飛んだ 燃え尽きるまで  誰も気付かぬうちにそっと 終わりが訪れたとしても 人類全てを道連れに してくれるならそれもいいな 兵器も人も物語も 国境線も愛も歌も 暗い部屋に籠ったままの 鼓動を止められはしなかった 私が産まれ落ちたこの大地は 今も新しい血が流れ 生きたいと願い明日を願った人が 吹き飛ばされ消えてゆく なのに居ても居なくても変わらない私が今も息をしている それを喜べというような奴は きっとただ馬鹿なだけなんだ  尾を引いて 飛んだ彗星に 街中が 奇麗だと笑う 頭の中 イメージが過る 重力に 負けて落ちた星 世界が壊  いつまでも いつまでも いつまでも いつまでも いつまでも いつまでも 同じ所 ぐるぐると回って 回って 終わってゆく  ねぇ あなたがいつか笑った事 そして私も笑った事 生きてるだけで奇跡だとか 知らない 知らない 何も分からない だけど最後が来た時にね もうこれで終わりという時はね きっと私は思うだろう 何度も何度も思い出すだろう
神経町A10街CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyuなんていかれた場所だ世界は 生まれ落ちて目が開いた途端 如何にして盲目になるかだけ 徹底的に叩き込まれて そして出来上がったのはホラ見て とても人とは思えない笑顔で 「殉教者たれ」とこぼし続ける トマト頭が街で轢かれて  神様がいつか戻って来るよ 弁護士をすぐ隣に連れて 誰を訴えるつもりかはもう 分かってるけど理解したくない 実弾が装填されたままで ずっと放置されていた拳銃 その気になれば撃てるんだ俺は 悲しき妄想へ  ただ ただ 口を 塞いで 全てが通り過ぎるまで ああ でも 頭の中が 不安で破裂しそう  神経町A10街は 本日も通常営業 あの子のスカートの中身と 核弾頭は等価交換 殺し殺されてアンハッピー 場違いな祭りの法被 同じ阿呆なら踊りなさいと 煽ってるのは何処の誰ですか  ああそう 一緒にしないで  裁きを受けたいのは山々で それで許されるなら万々歳 しかしどうにも止められないんだよ 息をするのも物を食べるのも 「死にたくない」って本能抜いて 食べてしまいたい欲望も抜いて 他に生きる理由は有ったっけ 有った筈なのに  もし 今 全てが終わって また 俺を やり直せたとしても 才能 結果 認められないでしょ 善良な凡人です 皆 残りの命に 全てを捧げろ 生き残る事だけ それで精一杯さ  神経町A10街は 本日も平常運転 こんな残酷な世界なら いっそ産まれなきゃ良かったと 殺し殺されてアンハッピー 場違いな祭りの法被 同じ阿呆なら踊りなさいよ そして皆居なくなって ねぇ ああだこうだ言ってないでさ 早く黙って生きて行けよ あんたの頭の中なんて 誰も知ったこっちゃないから  神経町A10街は
黒煙CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyuああそうってあの子は言った テレビに向かって 点滅する極彩色に向かって そもそも気に入らないよ 黄色い髪の男も 甲高い女も 要するに全部  疑って生きるくらいなら 孤独を飲み込んで 理解されないままで死んでやるわって  いつか産まれた 黒い感情の断片が ずっと後ろから追いかけてくるよ あのさ こんな気持ちは何て言うんだろう やっと少しは 慣れた気がしたのに 気が付くともうほら 背中に  「いつか」なんてもう来ないさ 君もそろそろ待ちくたびれたろう ほら 悲しむ振りはもう止めな 涙なんて虚しいだけ  「いつか」なんて言い続けて 救われた事なんかあるのかよ また期待外れの今日が来て 矛盾に引き裂かれて  理解されないままじゃ死んだも同然さ  いつか産まれた 黒い感情の断片が ずっと後ろから追いかけてくるよ あのさ こんな気持ちは何て言うんだろう やっと少しは 慣れた気がしたのに  時々思うよ 全部燃えてしまえばいいって 薄汚い記憶も 枯れた未来も あのさ こんな気持ちは何て言うんだろう 隠れても逃げても気付けばすぐそこに
回転CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyuなぁもう気が付いたろ 愛だと思ってたものは 自意識が無精卵と 勝手に繋がってただけで  誰もが容易い事さえ 一々躊躇う出来損ないです 通過駅 肉の壁 仄暗い妄想だけが取り柄  霧のかかる頭も 有る筈無い光も もうどうでも良いから 普通の心をくれよ  廻る 廻る 僕らの世紀は とっくにもう終わっていたんだ 取り返しがつかなくなって そんなものを渡されたって 沈む 沈む 感情の海で 縋れるものは全部縋ってきた そして誰もいなくなった時 回転はスピードを増す  他人の笑ってる顔に 殺意を覚えるくらいに 人の感情が苦痛です って言ってたら誰も居なくなって  廻る 廻る 僕らの世紀は とっくにもう終わっていたんだ 取り返しがつかなくなって そんなものを渡されたって 沈む 沈む 感情の海で 縋れるものは全部縋ってきた そして誰もいなくなった時 回転はスピードを増す
梗塞CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyu戦争と平和 暴力と愛情 此処には落ちていない 無菌室の中 四角い部屋の隅 うずくまったままで 神が落ちるのを 頭で感じてる  人の想像が 道路を埋め尽くす 鳥獣戯画の世界 皆笑ってさ 踏みつけにされてる 訳も分からぬままで そして首を吊るまで 一生続いていく  ラララ ラ 君はそうやって 笑う事しか出来なくなって ラララ ラ 僕はそうやって 笑う事しか出来なくなった  戦争も平和も 暴力も愛情も 何も望まない それだけが望みで 歪に伸びきった アンテナを切り落として 何も分からなくなるのを 幸せと呼ぶのでしょう  ラララ ラ 君はそうやって 笑う事しか出来なくなって ラララ ラ 僕はそうやって 笑う事しか出来なくなった ラララ ラ 僕の両目は 君以外はもう見えなくなって それはきっと とても幸せな たとえ隣で誰か死んでたって  手に入れた瞬間に もう興醒めしちゃってて 後は煩わしいだけ 涙が出る程  ラララ ラ 君はそうやって 笑う事しか出来なくなって ラララ ラ 僕はそうやって 笑う事しか出来なくなった  さあ言って 何が不満なの 笑う事しか出来ないくせに 泣きたいの じゃなきゃどうすんの 泣く事なんか出来ないくせに ラララ ラ
アノニマスCIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyu平凡な毎日ですら 今の僕にはとても困難です 椅子から立ち上がる気力さえ無い 某然と宙を彷徨って 「作り笑いが嫌だ」 なんて とんだ贅沢言ったもんだなぁ 作り笑いすら出来やしないよ さあ今日は誰を憎んで過ごそうか  単純なんだ本当は そう全て意外と単純さ 自己防衛とかプライドが 膨れ上がってもう手に負えないよ 「やる気無いね」って言われて反論する事も出来ないくらい すでに生活ってのの奴隷です 泣きたい程  小さいようで大きな 不安が頭に過って 勘違いだと分かって 情けない程安心して 勝手に自分で疲れて 死んだ魚のような目になって それでも朝は来る  アノニマス そんな気分を 何て言えば良いんだろ 君が言った言葉も 僕の前を通り過ぎてった  平凡な毎日ですら 今の僕にはとても困難です たまの喜びも長続きしない 直ぐに感覚が鈍ってく 「燻っているくらいならいっそ一瞬で燃え尽きたい」ってさ 大抵の奴は燃える事もなく湿気って腐って終わっていくだけ ああ そう ああ そう  誰かの姿を借りて 知った顔したのがバレて 滑稽に映ろうが 他人の真似しなきゃ不安で仕方ない どうかこの身を見つけて 僕をちゃんと定義してくれよ ほら 君に言ってんだよ  アノニマス そんな気分を 何て言えば良いんだろ 君が言った言葉も 僕の前を通り過ぎてった  アノニマス こんな気分は 誰にだって良くあると 解ってるさそのくらい だからもういいよ いいよ いいよ
文学少年の憂鬱CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyuいっその事 どこか遠くへ 一人で行ってしまおうかな 学校も 友達も バイトも 何もかも 全て投げ出して  京王線 始発駅 人の群れ 財布を落とした 女の子が泣いてる すぐに電車が滑り込んできて 席にあぶれた人は舌打ち 急に全てがどうでも良くなる 僕は冷たい人の仲間入り  誰か名前を呼んで 僕の 突然悲しくなるのは何故 世界を飛び出して 宇宙の彼方 ぐるぐる回る想像で遊ぶのさ 涙が出る前に  ボクの好きな小説家 キミも読みなよ 随分前に 自殺した人だけど 「恥の多い生涯だった」って 「嘘ばかりついて過ごしてた」って 暗い奴だなと笑ったけれど どうしても頭から離れない  誰か声を聞かせて すぐに 一人きりで電車に揺られて 線路を飛び出して 月の裏側 天まで昇れ そしてキミがいた あの日へ逆戻り  「拝啓 ボクハ アナタノヨウニ イツカドコカデ 死ンデシマウノデショウカ」  恥の多い生涯だったって 嘘ばかりついて過ごしてたって でも アナタのようにはなれないよ ボクは文学好きな ただの人 誰か名前を呼んで 僕の 突然悲しくなるのは何故 世界を飛び出して 空の上まで お願い 何もかもを振り切って 走り抜けて  行け
君から電話が来たよCIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyu馬鹿ばっかりさ どいつもこいつも阿呆面しやがって 明日もきっと良い事があるって 根拠も無く信じちゃって 期待するのももうやめた 裏切られると悲しいから 救われるかもしれないってさ どこかで願ってしまうから  もともと気に食わなかったんだ こんな世界にもう用は無い バッグの中には包丁 理由なんてどうだっていい  君から電話が来たよ 4回目で切れたけど あの笑顔が浮かんだよ 君はなんて言うかな  産まれた時は誰もが 白地図を握り締めていて みるみる自分の手垢で汚れて 本当の色を忘れていく どうしてこうなったのかは 昨日さんざん考えたろ 自分を信じられないのは 人として終わってるんだよ  通りを横切る人の群れに 吐き気を催して座り込んだ 平然と歩く人間 自分が人じゃない気がした  君から電話が来たよ 6回目で切れたけど 右手がバッグの中に 今ゆっくり入ってゆく  通りを横切る人の胸に 深々とささる冷たい銀色 暗い炎 トップニュース 想像は加速し続ける ああそうさ いつだってこんな風に 想像する事しか出来ないよ バッグに入った右手 携帯電話を掴んで  君から電話が来たよ 今ならまだ間に合うよ 涙が溢れてきたよ 君は何て言うかな あと5秒で泣き止むから まだ切らずに繋いでて この鼻声を聞いたら 心配してくれるかな 馬鹿だなって笑うかな
DestrudoCIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyuねぇ 今すぐ逃げよう でないと殺されてしまうよ 吐き気がするほど優しい世界に 明滅繰り返す画面は今日も笑顔で 金の無い男の首に縄をかけてる  なぁ 産まれた時には 誰もが神様みたいに 愛して愛され生きられるはずだった それがさあこのザマ 部屋の隅で震えて 誰一人信じない振りして他人に縋って  幸せになってさ 幸せになってさ 幸せにならなきゃ今すぐに  死んだっていいんだって 死んだほうがマシだって 死ぬ以外に無いんだって それ何年間言い続けてんの 君が 痛いのに そんなに 笑うから 僕はさ 痛みを 感じる事すら罪に感じるよ  もう 腐った頭で うわ言のように零して 幸福 幸せ それ自体が毒だって 遅いよ 無駄だよ もう血液の中に混じって 体が乾いて それ無しじゃ生きていけない  安全になってさ 安心を手にしてさ それだけでいいならもう終わり  無くなって気付いたって わざとらしく泣いたって もう戻って来ないよって それ一体誰に許されたいの もうすぐ 分かる日が 来るかな 来ないかな 僕らが 居た事 それすら朦朧としてるみたい  ねぇ 今すぐ逃げよう でないと殺されてしまうよ 吐き気がするほど優しい世界に あぁ それから僕らは 血眼になって探さなきゃ 自分が幸福だと 思い込めるだけの意味を  死んだっていいんだって 死んだほうがマシだって 死ぬ以外に無いんだって それ何年間言い続けてんの 君が 痛いのに そんなに 笑うから 僕はさ 痛みを 感じる事すら罪に感じるよ
YCIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyu憧れていた女の子を 目の前で無くした夜 顔が引きつったままだった 割と暑い夏の夜だった それからは見ての通りで ずっと他人の影に怯えて ほらよく見ろよ 人はいつだって 平気であんな事をするんだ  選択の余地が無いってのは 実はとても幸せな事かも アダム以外に人が居ないから イヴは疑いようもなかった きっともっと素敵な人が居て もっと素晴らしい人生の筈で でも見付からないから仕方が無い じゃあ見つかった時はどうすんの  臆病過ぎて 触れなかった 光に立ち眩み 座り込んで いつか いつかって震えながら その日はまだ訪れぬ  自分の名前が嫌いだって あなたがそんな事言うから 僕は一度も呼びやしなかった ねえどんな気分でしたか あなたに拒絶されるのがただ怖くて 犬のように必死で纏わる それを優しさだと思ってた 何処で何を間違えたの  昨日噂で聞いたよ いつも楽しそうな顔していた 皆から愛されるあの人の 腕が傷だらけだったと あぁもう見えるものしか信じないよ それ以外など無いも同じだ そうすりゃきっと世界は美しい なのに何でそんな事言うのさ  優しい言葉 細く長い手 やっと忘れたと思ったのに 息も絶え絶え 走り続けて それでも逃げられないの  誰のことも信じられないと あなたがそんな事言うから 僕は一度も責めやしなかった ねえ気分は楽でしたか 自分の弱さをいつの間にすり替えて  鍵をかけては閉じ籠もって それで何か守った気がしてた どこで道を誤ったの  馬鹿げた人間関係 自意識過剰 代償行為 本当の望みは何処 「あの日に戻れたら」なんて もう戻りたくもない 戻る気など無い もう二度とあんな日は  何もかもが 遠く思えて 側にあったものまで見過ごしてた 無くす事が怖かっただけ 違うだろ 傷付けられるのが怖かったの  私には何も無いからって あなたがそんな事言うから ついに一度も満たされなかった 僕は存在してましたか 今更何を言ったって遅いから もう思い出すのも止めにするよ ああ絞め殺したいほど憎くて きっと好きだった さよなら
CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyu世界は誰のものですか この命は誰の為ですか 冷たい刃を腕に当てたまま 赤子のように泣いて終わる  最低な自分を感じて 少しだけ安心した 大丈夫 また踏み出せるさ 命に意味など無い  ねえ その手を握ってしまったら もうここには戻れないよ ホラ 見なよ 太陽が昇ってゆく 僕らを無視したまま  砂嵐 垂れ流すノイズ 期待など初めから持っていない 何度も 確かめるように呟いて 笑おうとした これが抵抗さ  無くすくらいなら初めから きつく目を閉じていたのに 無駄な努力に思えるほど その声が 温かかった  ねえ 暁の下 遠くへ行った 星達を見送って ホラ 歩こう 僕らの世界はここ どこにも逃げられはしない  ねえ その手を握って例え君を 傷付けてしまっても ホラ 見なよ 太陽が昇ってゆく 僕らを無視したまま  ねえ 暁の下 遠くへ行った 星達を見送って ホラ 歩こう 全ての絶望と今 君の手を強く握って
ヒビCIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyu眠気にやられた眼で 窓の外ばかり見ていた 不安や嫉妬や恐怖を 見るのはもううんざりで どうせなら綺麗なものを なるべく綺麗なものが見たい そう思って眺めてたら 外で子猫が轢かれてた 悲しみも過去の過ちも全て奇麗に忘れるって言うなら 善も悪もくだらねぇよ 結局全部同じだろ 命は今日も簡単に 誰にも知られず消えていく 「仕方が無い」じゃ 割り切れないよ  久しぶりに会ったあの子は 前よりさらに痩せていた 少しは強くなったよと 人間にもだいぶ慣れたと 僕は相変わらずなんだ 色々から逃げてばかりで 下を向いて歩く癖が いまだにずっと治らない 人殺しや詐欺師なんかとは違うんだ 何も悪く無いと 自分自身の正当性 どうにか探してみるけど 思い当たるもの全てが なんだか言い訳に聞こえて 急に申し訳なくなって 許してくれと呟いた  干涸びて 朽ちていくだけの この身であと何が 出来るの  大丈夫って 言っておくれよ また陽が落ちてしまう前に ただ寒くて 人に縋って 一人じゃないって 都合良すぎるぜ もう言ってる事すら曖昧 それが日々  僕らが今までちゃんと生きた事をお互い確かめ合うみたいに 帰りの道を二人で どちらとも言わず歩いて あそこで昔事故があった事や秘密で飼った猫の消息 何かに抵抗するように 必死で色々思い出した 彼は野球選手を夢見てどこか遠くの街へ出たきり 彼女は16で妊娠して今は一人きりで暮らしてる 明日なんて分からないと あの子は笑ってから泣いた つられて僕も笑った 泣けないからただ笑った  干涸びて 朽ちていくだけの 思いはどこにしまえば いいんだろ  幸せだって 言っておくれよ また冬が来てしまう前に 時が経って 人も変わって なら約束も 未来も意味無いぜ もう記憶も意識も曖昧 それが日々  産まれた人 死んでゆく人 生産 消費 繰り返す命 誰もが皆 死に向かって進む それなら死ねば幸福か  大丈夫って 言っておくれよ また陽が落ちてしまう前に 楽しい事だけ 切って繋いで それしか無いって 空しすぎるでしょ  幸せだって 言っておくれよ また冬が来てしまう前に 時が経って 人も変わって なら約束も 未来も意味無いぜ もう記憶も意識も曖昧 それが日々
それは或る夜の出来事CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyuこの夜が 明ける前に やり直さなきゃ 許せなかった全ての過去を  生きている ただそれだけの事を続けてく為に 俺達は今日も息を 一瞬も止められないで 町の灯が 今ぽつぽつと灯り始めた夕暮れ 高架橋の上で急に 全てに嫌気が差して  君はさよならを告げようとしてるんだ 周りの全てに 時間と空間に復讐しようとして 宙を舞うその体 線路上 叩き付けられるまで 数秒間の自由を手にして  この夜が 明ける前に 終わらせなきゃ 吐きそうな記憶を ああだけど 足が竦んで 踏み出せないね こんな思い出など灰にしたいのに  生きている ただそれだけの事がとても厄介で 俺達は吐いた息にさえ 理由を求めてみるけど ほら考えて すぐ分かる事だから面倒臭がんないで そもそも誰の意思で ここに産まれたんだっけ?  ああ確かにさ聞いてたよ 気付かない振りをしてたけど 「ずっとこんな世界なら良かったね」って言ってた 君はもう あの時もう 分かってた 一つの正解を 変わらない物など無いんでしょう  引き裂いて また繋げて いつまで経っても 赤く腫れた心 次にまた 裂けた時には おしまいかもね 震えた手を組んで  僕ら皆本当は 分かってる筈なんだよきっと 誰から貰った命かってことくらい だけどホラ気が付くと 簡単に忘れてしまうんだよ 思い通りに生きてるって思って 思い込んで  こんな日々を 変わらない日々を 繰り返すのは もう嫌だよ虚しいよ 何でもいいよ 理由さえあれば 生きて行けるから 過去がどうであれ  だからこの夜が 明ける前に やり直さなきゃ 許せない全てを 朝が来て 全てを照らして その眩しさで 目が眩まないように
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