たま作曲の歌詞一覧リスト  31曲中 1-31曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
夕暮れ時のさびしさにたまたま知久寿焼たま夕暮れ時のさびしさに 金のらっぱを吹いてます 風のささやきかき消して 蠢く音色に酔ってます となりのお寺の墓石に 今日もまっかな夕日が沈む 夕暮れ時のさびしさには 牛乳がよく似合います  夕暮れ時のさびしさに ひとりお米を研いでます いくら研いでもにごる水に 時間の経つのも忘れます となりのお寺のお坊さんたち 息をそろえてたいこをならすよ 夕暮れ時のさびしさには リズミカルすぎる響きです  夕暮れ時のさびしさに ひとり縄とびしています スポーツマンシップにのって 遠くの海へ出かけたいな となりのお寺のお坊さんたち 風船ガムふくらまして空とんでく 夕暮れ時のさびしさには ちょっとなじまない風景です  夕暮れ時のさびしさに 金のらっぱを拭いてます 黒い上等のケースに きれいならっぱが似合います となりのお寺の鐘がなると お坊さんたち次々と不時着する 夕暮れ時のさびしさには 牛乳がよく似合います はは 牛乳で乾杯しましょ
海にうつる月たまたま滝本晃司たまジュースをのんで ほどけてしまう景色 ひまわりだけ 風がふいてゆれてる  君は大事なリボンをなくし ぼくはじょうぶなカバンがこわれ  静かな光 海にそっとそそいで その時君の声は耳にまぶしい  白い午後に時計の音が とけてきえて ゆるされている  海にうつる月をすくい君は ななめのまま ゆるやかなまま 遠くのまま 不思議と笑ったまま
そんなぼくがすきたまたま知久寿焼たまかなしい夜には 腕時計ふたつ買って 右手と左手で 待ちあわせてあそぶ ネクタイの生えた花壇の前のベンチで待ってるよ 時計をふたつもしてるんだから遅刻はなるべくしないでね  かなしい夜には 留守番電話を買って かなしいおもいでを 留守番電話にはなす ロケット花火のふりをしてそのまま空へ消えてった あの子の残したこの星でいちばんきれいなおはなしさ  かなしい夜がすきだから かなしい朝はきらい たのしい朝もきらい そんなぼくがすき  かなしい夜には 腕時計ふたつ買って 右手と左手が 待ちあわせてあそぶ  ネクタイの生えた花壇の前のベンチで待ってるのに のろまなぼくの左手はひとりお部屋であわててる  かなしい夜には 腕時計ふたつ買って かなしい夜には 留守番電話を買って かなしい夜には かなしい夜には
まちあわせたまたま石川浩司たまゲンゲンゲロゲロゲゲゲロロ バス停につかまり赤いバスを待つ 兄さんはヨシムラで ハムカツ買って食べ歩き 粉がついてる口のまわりにハムカツの 粉がついてる口のまわりにハムカツの 粉がついてる口のまわりにハムカツの  ゲンゲンゲロゲロゲゲゲロロ 神保町「顔のYシャツ」の前で夜2時15分のまちあわせ 不便だ 不便だ 不便だ 不便だ でも不便の方が便利より大分いい
オリオンビールの唄たまたま柳原幼一郎たまこんなに雨が降る夜は 裸足でおどるのさ おいらが誰かを愛しても なにかの冗談さ 幽霊たちが手をたたく 自転車工場で パタパタおどるよバレリーナ 最後のフラダンス  DON'T WORRY MAMA BABY, DON'T WORRY MA- おやすみの夜はまだ早い DON'T WORRY MAMA BABY, DON'T WORRY MA-  一人じゃやだよ 僕もつれてって  アンドロメダに僕は誘われて 夜空ではしご酒だよ オリオンビールをあびながら 僕らは渦の中  野原が僕をよぶ声が 月夜にひびいてる 翼よごらん あれがパリの灯だ 夜空とまちがえた  DON'T WORRY MAMA BABY, DON'T WORRY MA- おやすみの夜はまだ早い DON'T WORRY MAMA BABY, DON'T WORRY MA- 一人じゃやだよ 僕もつれって  アンドロメダに僕は誘われて 夜空ではしご酒だよ オリオンビールをあびながら 僕らは渦の中 僕らは渦の中 僕らは渦の中
かなしいずぼんたまたま知久寿焼たままっくろい部屋に鍵かけて ぼくはひとりでないてるよ 何にもできなくなっちゃった 何にもできなくなっちゃった かなしいずぼん  遠い昔のぼくらは子供たち 遠い昔のぼくらは子供たち  くるおしい 草むらの 物置机の上に 飾ったね ながめたね あかいりぼんにあかいすかあとの きみを 飾ったね ながめたね 飾ったね ながめたね  赤水門にさらわれて ぼくらはいなくなっちゃった まっしろい花で飾られた 四つも葉っぱをたべちゃった かなしいずぼん
学校にまにあわないたまたま石川浩司たま百万階建ての ビルディングの建設 階段だけしかない それだけの為の建物  ライト兄弟の 飛行機が何百台も 赤トンボのように 横をすりぬけてゆく  ロッキー山脈のふもとの 小さな村の人々が アリのようにす早くうごめくのが 肉眼ではっきりみえる  夢うつつの作業現場 鉄のぶつかりあう音 建築の快感 目的の遂行  ある日足場踏み外して そのままの姿勢で墜ちて行く 三年前建築した階 四十年前建築した階  でも下には網が張ってあって 僕はうまいことフィニッシュを決めるのさ 満場のお客様が いっせいに拍手 拍手  でもひとりだけ 後ろをむいている男がいるぞ こいつ前にまわってのぞきこんでやれ あ なんだ僕のお父さんじゃないか  年賀状を配っていく 家族だけの元旦 玄関にはしめ縄で ほかの人を入れなくしておく  みんなと遊んでいた うちの近くの第三公園 ひょいと頭 持ち上げると 真夜中になっている  ジャングルジムにからまってた 僕のまっ赤なまっ赤なゴムの友達も なんの挨拶もなしに 東北の家に帰って行ってしまった  倒れたラクダの 目玉だけが生きててギョロリと僕を見ている みないようにみないようにしているのだけど どうしても見てしまう  ミタナ ボクノ オモイデ キミハ キョウ カワニ ドブント オチルヨ ボクハ クサノシゲミデ キョウカショヲ サガシテル キョウカショガ ミツカラナイ ガッコウニ マニアワナイ ノートモ ドッカ イッチャッタ センセーニ オコラレル  学校にまにあわない…
おやすみいのししたまたま知久寿焼たまミシンの上にいのしし眠る夜 ビールの泡はどこまでも どこまでも流れる せっかくの柿の種 湿気ちゃったね 種ヶ島の鉄砲はこわれちゃったね おやすみいのしし  おっきな都会のまん中の高層ビルの下 自殺者の身体は朝露にぬれるよ 山のふもとの鳥居の下では 自殺者の身体中でんでんむし這うよ おやすみいのしし  テレビの箱に物干し竿ささる まっくろ焦げになった洗濯物さげて 百科事典ではマンモスあばれても ぼくらの足跡は石にもなれないね おやすみいのしし  ビールの泡の流れがよどんだら 月の砂漠では身体中痒くてたまらない ミシンかたかた いのしし目覚めたら おてんと様はもう海には沈めない おやすみいのしし
リヤカーマンたまたま石川浩司たまたまリヤカーマン やってきた リヤカーの上に上半身 すごいスピード 坂道降りる はやいー はやいー 下半身はうちでごはんの用意 下半身はうちでごはんの用意 下半身はうちでごはんの用意 下半身はうちでごはんの用意  軍手マン やってきた 軍手をしたまま数十年 両手をひろげて 町をゆく くさいー くさいー 頭をかく時ちょっとかきづらい 頭をかく時ちょっとかきづらい 頭をかく時ちょっとかきづらい 頭をかく時ちょっとかきづらい  のーしんとーマン やってきた 風が吹いてものーしんとー だいたい道に倒れてる よわいー よわいー うつぶせなので顔がわからない うつぶせなので顔がわからない うつぶせなので顔がわからない うつぶせなので顔がわからない  はやい・くさい・よわい
夜のどん帳たまたま柳原幼一郎たまたま三十二色のクレヨンで 夜空のスケッチしたけれど 空にはたくさん星がある ぼくらの知らない星ばかり たった一夜の星のため ぼくは絵筆を握るのさ ペテルシウスの暗号が 星座にかがやく今夜こそ パピルスの謎が解けたのさ 夜のどん帳が落ちてくる 三千世界の彼方から 夜のどん帳が落ちてくる  アンモナイトの夢 シーラカンスの骨 イカルスの羽が光ったよ  百万本の薔薇が咲く 月夜の花壇で眠りたい 真珠の扉が開くまで 月夜の花壇で眠りたい たった一夜の薔薇のため ぼくはこんなにやせちゃった コペルニクスの遺言が 砂漠で見つかる今夜こそ パピルスの謎が解けたのさ 夜のどん帳が落ちてくる 三千世界の彼方から 夜のどん帳が落ちてくる 満願成就の夜が来た 星売りの娘の声シャララー パピルスの謎が解けたのさ 夜のどん帳が落ちてくる
牛乳たまたま知久寿焼たまたまきのう牛乳を飲み過ぎたので 牛が見ていたはずの夢を見ておきると ぼくのお腹の上で死んだまんま眠ってる猫 きみにあげないばち あたって きみを死なせたばち あたって ぼくのお腹がなってる ごろごろごろごろ泣いてるよ  きみがおとなしく 目を閉じて丸くなっている ぼくはそのとなりでおいしそうに牛乳飲んでいる なんにもしてあげないぼくと なんにも欲しがらないきみは 生きているヒトと 死んだふりしたネコだよ  生まれてはじめて きみが火だるまになってる 火事場の馬鹿力で生きかえらないかと思う ああ ひとりになっちゃったぼくらの 夕食の時間だよ だけど いくら台所さがしても どこにもなんにも見つからない
夏の前日たまたま滝本晃司たまたま光る空 たどる瞳 そこから海にふる雪 目のみえないカメが泳ぐ ながい年月とあそんでる  気をよくした小人が 風にとんだぼくのボウシに シャレついて砂をかきちらし視線をあわせずに笑ってる  いろんな色のパラソルがまわるよ 黒い影から黒い手品師が生まれて ほら あらわれた  気がつくとボクらみんな8ミリ映写機のフィルムの中 動きがにぶくてわかりやすい 音がないのでキモチイイ  海の水がいっせいに蒸発すると そこにボクのさがしてる君がいたなんて やっぱり信じないよ  今日は夏の前日 ひどい夏の予感がする こわくて眠れない 赤い夜がつづいてる
たかえさんたまたま柳原幼一たまたま絵のない絵本ながめて笑う あのこの髪に白髪がめだつ ねむれぬぼくの天井裏で ねずみの数はふえてゆく  左にまわる時間をながめ やもりのように壁ぐらし あのこはとても退屈そうだ 白髪を数えて今夜もねむるだけ  自分のしっぽのみこむ蛇が 砂漠で乾いて砂になる ねむれぬ君の目かくしが きつくしめなおされて朝がくる  ベンチの消えた市役所前の 時計の下でうたうのを 最後にみたのは半年前さ 噴水にうかんだパンの耳 腹をすかした野良犬と ひがな一日わけて食べてた  町のあかりがなくなった夜も ラムネのビンに花をさして うかれておどるすてきなやつさ 誰もあのこにゃさわれない  絵のない絵本ながめて笑う あのこの髪に白髪がめだつ ねむれぬぼくの天井裏で ねずみの数はふえてゆく
ねむけざましのうたたまたま知久寿焼たまたま耳がやたらに嘘をつく 通りの凍る晩 ぼくは座りこんでるよ ねむけざましのうた もうすぐさはいつの事か ぐるぐるまわって雲の上 手ものばせやしないとこ  食パンみいんな食べちゃった 白い犬が死んだ夜 ぼくは風邪ひき声になり きみはないてたね 飼い主は両方の手で 犬を抱きあげたので 鼻もかめません  やがて鼻水は糸をひき 駐車場に咲きます 窓を開けてやって来た 猫の上に祈ります ぼくはきみの下着の中に ほんとのいとしさ見つけてしまって ねむれないでるよ  耳がやたらに嘘をつく 通りの凍る晩 ぼくはひとりきいてるよ ねむけざましのうた
温度計たまたま滝本晃司たまたま口ごもるニュースのあとで「ブラジルの朝です」ってしゃべりだす セキセイインコは この部屋のたった一つの機械のようです 眠らないはじまって終るのに 眠らない眠れない朝 真中のテーブルで君と二人きりで爪をかじるだけの 朝食の時間です  八月の時計みたいに部屋をきざんでゆく温度計の下で 君は裸のまま 昼みた太陽が虫のように目の前をチラチラとびまわるので 夢中でそれを手ではらう 君はとどかないことだけみちてる  真夜中 月の下で 乾いた白いシャツを君にきせて遠く浅い夢をみにいこう
くだものたまたま知久寿焼たまたま遠くせつない記憶のほとり 不思議な巨人になっちゃった ひとりの幼児がないている 幼児のおびえてるものかげは 原因不明のさびしさですよ  頭に掘られた井戸の底で 無表情の蛙がひとり まあるい小さな夜空を見つめ ああかなしい跳躍くりかえしてる それがぼくの頭痛の原因ですよ  疲れて倒れて眠るぼくの 脚が畳を通り抜け 庭のやつでの根っこからまって ほらひとり畳の上で木になっちゃった そういうあそびをしています  さかなになるよりもっと前のぼくの たわんだ背中の溝深く かなしい情緒の種がまかれて 今たわわに実った脊髄の ぼくがくだものなんですよ ぼくがくだものなんですよ
自転車たまたま柳原幼一郎たまたま森へいこうよ今夜 自転車にのって 森へいこうよ ぼくのサドルにまたがって ねぼけまなこの月に キスをみせつけて 森へいこうよ 今夜 自転車にのって  開いてはまた閉じて 閉じてはまた開く 風の窓から いつも出たり入ったり  森へいこうよ今夜 ベルをひびかせて 雨のあがった道を ララララ ランデブー 誰もみたことのない 花がみたいのさ 森へいこうよ ぼくの自転車にのって  開いてはまた閉じて 閉じてはまた開く 花をみつけたまんま ぼくは夢の中  開いてはまた閉じて 閉じてはまた開く 風の窓から いつも出たり入ったり  カジュマルの枝にぶらさがる 止まったまんまの砂時計 「ひさしぶりです」とみみずくは 百年前と同じ顔  森へいこうよ今夜 自転車にのって 森へいこうよ ぼくのサドルにまたがって きみによく似た猿が ぼくをよんでいる 森へいこうよ 今夜 自転車にのって 自転車にのって 自転車にのって
みみのびるたまたま石川浩司たまたま猫のヒザの上お昼寝すれば 庭のトンネル新幹線出るよ ブルキナファソの社長さんから電話かかるけど チョコレートの受話器は溶けちゃった  ハミガキタイカラ ハブラシオクレ ハブラシナイナラ ハミガケヌ  のびる のびる 耳のびる のびる のびる またのびる  いつまでビョーンどこまでビョーン 柔道部うさぎ跳びとぶのだ 出口と思っているのは ホタルガメの背中だよ  ヒゲヲソルカラ ヒゲソリオクレ ヒゲソリナイナラ ヒゲソレヌ  のびる のびる 耳のびる のびる のびる またのびる  音もないのにゴーゴー踊る 首がグルグルよくまわる 葬式行列続いているよ カンオケ何も入ってない  カオヲアラウカラ タオルヲオクレ タオルナイナラ カオガクロイ  のびる のびる 耳のびる のびる のびる またのびる  さよなら さよなら さよおなら
ガウディさんたまたま石川浩司たまたま耳の長い男信号待ちしている 黄色い旗をふったら黄色い戦車やってきて 町を壊しはじめたので ドイツのコインを入れて彼女に電話した  でもひどい雨が突然落ちてきて みんなカラフルな傘をさしたので 海に出かける約束は 犬がくわえていっちゃった
あくびの途中でたまたま滝本晃司たまたま体は汗をかかないのに タイルの上にはねあがる 視線は汗ばみ それっきりいきばをなくしてる  そうじのいきとどいたこの部屋は だけど化石がよくみつかる きれいな靴音は やる気だけでそれをふみちらかす  あくびの途中で振り向くと 見える巨大な火事 はるか上空をさびつかせ 死体の模型をはこぶ みなさん冗談だけ本当です
きみしかいないたまたま知久寿焼たま最終避難場所のともだちとキスをして とかげの棲む公園をあとにした きみのあたまは誰かのいたづらでもうこわれちゃってるから 図書館のガラスを割って這入る 誰もいないから きみしかいない 誰もいないから ぼくの言うこときこうね  ずぼんにしみついた さばの缶詰の匂いが大嫌いで みんなの待つ公園を爆破した 不自由な身体のきみとあそびながら 地下室で見つけた火薬の本 誰もいないから きみしかいない 誰もいないから きみがこの世でいちばん  誰もいないから きみしかいない 誰もいないから きみがこの世でいちばんぶす 誰もいないから しょうがないよ 誰もいないから ぼくらがいるのはずるいね
ぼくはヘリコプターたまたま柳原幼一郎たまぼくはヘリコプター はねを回してる ぼくはヘリコプター きみのまわりをまわる ビキニのキミの ニキビが吹き出しゃ 非常事態だわ こりゃまた たまらんわ(いや かなわんわ)  火事場の中でも 修羅場の夜も きみのまわりでプロペラまわす ぼくはヘリコプター  きみは塔の上 街をみおろして 一人暮してる 退屈な奴さ ベランダ越しにこんにちわ~ きこえてくるだろう ぼくのプルプル音が プーローペーラー  ぼくはヘリコプター 今日も三度笠 虹の輪っかをくぐり きみのどまんなか  ぼくはヘリコプター ぼくはヘリコプター ぼくはヘリコプター ぼくはヘリコプター ぼくはヘリコプター ぼくはヘリコプター ぼくはヘリコプター
たまたま石川浩司たま砂の時間にめざめ 砂のおなかへらし 砂のミルク飲む 砂のパンを食べるよ UO~ 紙の会社にゆき 紙のイスに座り 紙のジュモン唱える 紙の血判を押すよ UO~ ステンレスの電話かけ ステンレスの話をして ステンレスのニュース知る ステンレスの歯茎笑う UO~  ニワトリナカナイコケコッコー ラリルレ王のヒゲヘンダー(ヘンダ ヘンダ)  鉄の背広かかえて 鉄の耳ふさぎ 鉄の陽浴びながら 鉄の体操するよ UO~
丘の上たまたま滝本晃司たま10時すぎのぼくを たて向きの写真にとって いろんなイキモノ体中につめてパンパンに 息がふくらむ 遮断機の前の朝 目をこするたびに 少しづつずれてゆくみたいなんだ  「大きな観覧車の見える丘の上で 水槽をかかえたままの君を知っているよ」  お家の中でも レインコート着ている シャカシャカ音がする その音が一日中ぼくは好きだ 誰か本を読んで みんなが眠るまで 夜に見える雲がスピードゆるめてく深さまで  「大きな観覧車の見える丘の上で 水槽をかかえたままの君を知っているよ」
植木鉢たまたま知久寿焼たま古い植木鉢の下で ふたりでかくれてたら きみの半ずぼんのすそから 糸みみづの王様 ぼくは知ってるよ きみのあたまがすこしわるくって かにのはさみがすこしいたくって ほら血が出ちゃったよ  暗い物置き小屋の中 くもりがらすの窓と きみは植木鉢をいつも あたまの上にのせて わらってる  蜂に刺された手のひらを 短い舌でなめた きみの半ずぼんとぼくの 汚れたたをるけっと ぼくは不思議だよ きみのあたまがすこしへんだから ぼくの枕はいつもびしょびしょだよ
満月小唄たまたま柳原幼一郎たまブリキの馬が逃げてゆく おまつりの終わる夜がきた 火の輪くぐりのライオンが たてがみ燃やし街を焼く くじゃくがはねをひろげたよ 駅前広場のまん中で ころがる月をつかまえて 千のプリズムひからせる  今夜ゆこうよ 満月をつかまえに きみとゆこうよ 満月をつかまえに  セロハンのボートにゆられ 花嫁が他所にうられたよ アルミニウムの長襦袢 月光でできた消しゴムで 僕だけの夜を消さないでよ  今夜の月は何処ですか 南の国へ逃げちゃった ピストルならすおまわりさんを殺して南へ逃げちゃった  今夜ゆこうよ 満月をつかまえに きみとゆこうよ 満月をつかまえに  月の市場で売られてる あの娘の筋肉素敵だぜ セリにかければ高値をよぶぜ あの娘の筋肉素敵だぜ  今夜ゆこうよ 満月をつかまえに きみとゆこうよ 満月をつかまえに 今夜ゆこうよ 満月をつかまえに きみとゆこうよ 満月をつかまえに
星を食べるたまたま滝本晃司たまポケットの中でよくみがいた石をにぎる 流れ星のように息をととのえている ずいぶんとその目は遠くにあるんだな カラフルな影ゆれてぼくはそうとうちらかっているよ  化石のとれそうな場所で 星空がきれいで ぼくは君の首をそっとしめたくなる  目がさめるまではとても自然でいいのに 歩道橋をわたり見上げた空の月が あのいやな人の顔そっくりにしてるので ぼくは目をそらして新しいガムを噛む  化石のとれそうな場所で 星空がきれいで ぼくは君の首をそっとしめたくなる  大きくひらいた目に ぼくの背中の空の 星がたくさんうつって それはきれいだな  音のない空にうかんだ 星を食べる君 とまらないひざのふるえに くぎをさしながら
おなかパンパンたまたま石川浩司たま体温計11時ボンと打った時 家のどこかでチャワンが割れた 犬になった僕は カーテンぶらさがる  おなかパンパン トモダチイナイ ひとりのパーティー 背骨が曲がる ウヒョヒョヒョヒョ  布団にもぐってドークツ探検 わずかな光をたよりにススメ うしろは振りむくな 大魔神気がつくぞ  おなかパンパン トモダチイナイ ひとりのパーティー 背骨が曲がる ウヒョヒョヒョヒョ  靴箱の中の靴全部とりだし チグハグに組み合わせ こりゃいいわと笑う テレビにまたがり パカパカ走ってゆく  おなかパンパン トモダチイナイ ひとりのパーティー 背骨が曲がる ウヒョヒョヒョヒョ  おなかパンパン トモダチイナイ ひとりのパーティー 背骨が曲がる ウヒョヒョヒョヒョ  ウヒョヒョヒョヒョ ウヒョ ウヒョ ウヒョヒョヒョヒョ ウヒョ ウヒョ ウヒョヒョヒョヒョ
とこやはどこやたまたま柳原幼一郎たま僕はとこやでくらしたい とこやで老後を送りたい あのこに髪の毛刈りとられ 鏡の世界でねむりたい 夕ぐれが街に近づけば 赤青白のひねり縞 僕は床屋でくらしてる 鏡の世界でイキをする  とこや とこや とこやはどこや とこや とこや とこやはどこや とこや とこや とこやはどこや とこや とこや とこやはどこや  いくじなしだとののしられ めめしい奴だとさげすまれ 僕はとこやにすんでいる とこやで命を燃やしてる 盆栽のようにひっそりと なまずのようにつつましく 僕はとこやでAll Right!All Right! 鏡の世界でイキをする  とこや とこや とこやはどこや とこや とこや とこやはどこや とこや とこや とこやはどこや とこや とこや とこやはどこや  僕のとこやがどこにもない 海にもない 山にもない 北半球にもない 南半球にもない あっちにもない こっちにもない  とこや とこや とこやはどこや とこや とこや とこやはどこや とこや とこや とこやはどこや とこや とこや とこやはどこや
こわれたたまたま滝本晃司たま一番最初にお父さんがこわれた 盆栽をいじりながら 杖をグニャグニャにまげ ポキポキ折り そしてにっこり笑い だけどイライラして  次にお母さんが 自然にこわれた とても慎しくひっそりしていて そんな意外さはあったけれど そしてどこか遠い遠い所を見ている  おじいちゃんは はじめからこわれてたらしい 桃太郎の話はもう何千回も繰り返し 今日も学校から帰ると 鬼がドンチャン騒いでいる  学校では先生が同時にこわれた 音楽の先生も 体育の先生も 夢のない夢見せている 廊下をいつもブンカボウキを持って モップを持って過ぎる  恋人はいっこうに変わりがないので 退屈さはとうに意味がなくなっている もうどこかでこわれてるのか 意味不明の笑顔で今日も出会う  友人は図々しく意地悪く 音をたくさんたてて 次々にこわれた そして僕にも笑える時の幸せに包まれる 僕にも笑わせてよ  そしてその時 こわれた僕のお母さんが こわれた皆んなを大声で呼びます 「さぁ 皆さん夕食の支度が出来ました 今日も残さず たぁくさぁん召し上がれ」 そして楽しく とても幸せに食事の時間が 我が家に訪れる
れいこおばさんの空中遊泳たまたま柳原幼一郎たまれいこおばさんが空に浮いている いねむりしながら どんどんのぼってく 天の川があふれた夜に 月の光に刺激を受けて れいこおばさんが空に浮いている れいこおばさんは息を吸い込んで 風になるほどびゅんびゅん飛ばしてる 下をながめりゃどこかのおやじが秘密文書を燃やしつづけてる れいこおばさん目もくれず飛んでく  れいこおばさん れいこおばさん れいこおばさん もどっておいでよ れいこおばさん れいこおばさん れいこおばさん 今すぐ地面に え~  れいこおばさんは空を飛び続け のどのかわきを必死にこらえてる そんなに飲みたきゃ飲めばいい 屈斜路湖の水でも飲めばいい 減るものなんてどこにもないんだよ れいこおばさんどんなに離れても そこにいることぼくにはわかってる 真っ青な夜に明かりが灯れば れいこおばさんゆっくり降りてく 帰ってくると思っていたんだよ  れいこおばさん れいこおばさん れいこおばさん もどっておいでよ れいこおばさん れいこおばさん れいこおばさん 今すぐ地面に れいこおばさん れいこおばさん れいこおばさん もどっておいでよ れいこおばさん れいこおばさん れいこおばさん 今すぐ地面に え~ 今すぐえ~ 今すぐえ~ 今すぐえ~
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