亀井亨作曲の歌詞一覧リスト  113曲中 1-113曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
NINJA POP CITYGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨暗闇に飛び込んで 賢しらに研ぎ澄ます 夜に紛れ込んで 刃物になって行け  哀しみは飲み込んで 怒りは見せないで 誰にも知られないで ひたすらに這って行け  仮想現実のシティでポップな恋をしろ 忍び寄る影は誰だ  駆け抜けろ Tokyo friday 世直しの Party night お代官屋敷で豪遊 曲者じゃ出あえ出あえ  暗闇に飛び込んで 賢しらに研ぎ澄ます 夜に紛れ込んで 刃物になって行け  くノ一としけこんで寝首掻かれたって シティは今日もポップな顔 ああ  駆け抜けろ Tokyo Friday 世直しの Party night お代官屋敷で豪遊 曲者の day by day  今宵 駆け抜けろ Tokyo nightmare 夜遊びの Party night お代官屋敷を for you 曲者じゃ出あえ出あえ
Loss(Angels)GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨悲しくなんかないと 寂しくなんかないと思ってた 穴が開いただけ 自分で出来るしマンガもゲームもある なにより もうガキじゃないさ  じきにプレイギターし出した 弟を見てたら重なって 涙がこぼれた おれが守ると約束したいけど 力を貸してくれよ  また明日 夢さ きっと 眠ればいい  違う世界 違う未来 べつに見たくないんだ 起こさないでくれ 大人になるまで  悲しくなんかないと 寂しくなんかないと思ってた 穴が開いただけ  自分で出来るしマンガもゲームも要らん なにより ガキじゃあるまいし  また明日 眠いんだ いったいどうすればいい?  違う世界 違う未来 べつに欲しくないんだ また会えるならば 会えるならば 起こして
それは永遠GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨永遠だって言ってた 地平線だって見えた 今でもまだ夢を見るよ  未完成だった少年は 油性マジックで塗り潰した きみのことが好きだったけれど  その瞬間はあっという間 過ぎ去っていくのを知っていながら 何もできずにいたんだ 今さら全部わかるんだ その声やその想いが痛いほど 胸を突き刺したまま  眩しそうに睫毛伏せたきみが 波音に乗っかって ふいにそう言った 時空を越えてしまった  その瞬間はあっという間 過ぎ去っていくのを知っていながら 何もできずにいたんだ 今なら全部わかるんだ その声やその想いが痛いほど 胸に突き刺さったまま  永遠だって言ってた 水平線だって見えた 今でもまだ夢を見るよ
Ready to get started?GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨Ready to get started?  朝風呂 浴びたらほら用意しろ どの街まで飛ばして行こう? どこでもいいんだ  青空 風向きも変るぞ 追い風に決まってんだろうが Lady luckが乗ってんだ  おれが運転だ ハンドルは譲らねえ 限られた人生ぶっ飛ばして行こう どこかで野垂れ死ぬまで  まるで銀河を行くエクスプレス あの星を見たくはないかい その前にラーメンライス  降る灰 あの町を思い出して 泣くこともたまにあるんだ けどおまえらと行こう  おれがキャプテンだ 次はイスカンダルだ 残された人生ぶっ壊して行こう ほら覚悟したかい?  おれが運転だ ハンドルは譲らねえ 限られた人生ぶっ飛ばして行こう Are you ready to get started?
実はもう熟れGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨踊るきみを見たのは あの夏の日一度きり あまりにも儚くて もうめぐり逢えない気がして  ほら誰も寄せつけぬ素振りで 腕からそっとすり抜ける このままじゃきっと踊りの渦に見失う けどその日のきみは煌いて 聖なるオーラ振り撒いて 今その手がふっと ぼくの頬に触れた  二人やがて結ばれて 子どもたちも手を放れて 忘れたのか実はもう熟れ 胸騒ぎがしないか  けどあの日のきみは輝いて フロアはみんな背景で あの夜のぼくら甘い夢に溺れた ほら誰も寄せつけぬ素振りで 群れからそっと抜け出して 濡れた目で言った 「キスは命の火」と  ほら今でもきみは煌いて 腕から腕を泳いで このままでいっそ踊りの渦に巻かれて 今誰もがドン引きするくらい 何度目の恋と青春を ただきみをもう一度 遠目でお燗してみたい
Goodbye, AnnieGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨よくぞいらっしゃい東の果ての島まで この国の祭囃子で歓迎致します アキバとかオモテナシとか カルトなど興味あるでしょう ねえアニー  型通りか型破りかとどの口が云う 魔女狩りかポリコレなのか そこは論じない 大人でさえ文化人でさえ有識者でさえ 同じ目をしてる 鎖国してる  どうせロンリーコンドルのアイランド どうせガラパゴスならそいつを喰らい尽くせ Welcome, Annie Thorne  またいらっしゃいこんな島が沈没する前に 物見遊山できるあなたが頼りなのです 疫病に少子化に防衛 格差税金に忖度何チューバー  どうせロンリーコンドルのアイランド どうせガラパゴスならそいつを喰らい尽くせ そうさアブサン漬けの楽園 せいぜい奴らに媚びて 揉み手で踊れよロックンロールスター You just a Lonely Condor Goodbye, Annie Thorne
OpheliaGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨どこかで見た絵画みたいに 水に揺蕩い流されていた  空は残酷に晴れ渡っていて  壊して 誰がわかってくれると思うの 降らして 雨で濡らして 綺麗事を洗い流して  どこにいるの 何をしてるの 枝が折れて 歌を口ずさんで  奪って 何もわかっていないのあなたは どうして あなたはどうして わたしは沈んでしまうのに  こまどりが飛んで 芥子が咲いていて 晴れ渡っていて  殺して 己を殺して あなたは知らずに 壊して 誰がわかってくれると思うの 降らして 雨を降らして わたしごと沈んでしまえばいい
Ub(You bet on it)GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨誰もがそれに飛びついた おれはどうでもいい気がした 腰を掛けて腹を決め やおら立ち上がる日を待つ  次はスペードだ 賭けてもいい  世界中が敵だと感じたなら 選ばれたってことさ 呆れるほど独創的なプレイスタイルで 今ひっくり返しちまえ  新しい果実には当然 熟す時が訪れる 彼等はもう頬張る寸前 いやもう遅い 既に食べてしまったんだろう  熟れすぎたのは 是か非か  世界中が素敵だと感じたなら あと一息ってとこさ 呆れるほど革命的なアティチュードで きみを守り抜いてやる  ひっくり返すのさ 賭けてもいいぜ Baby
居眠りGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨思い知るのは人波の中 ありとあらゆる脆さ 笑う子どもと妻の顔を見ていた けれど  そこで目が覚めて醒めて 涙拭いて忘れて 伸びをして次で降りて かなしい顔 封印したら駅を出て 家まで歩こう  意地を張るのは 思い詰めるのは よくある話と思いたい 泣く子どもと居ない夫の声を 聞いた  そこで目が覚めて醒めて この手 責めてもしょうがない 営みは繰り返されて やさしい顔 用意したら買い物へ  誰がそれを誰もそれを わかっていながら見送るだけで 心撫でた風は光はいつも ずっと変わらずそこにあって  思い知るのは 思い詰めるのは よくある話じゃないのかい その全てを微笑みに変えてみた  居眠りは覚めて醒めて また前を見て歩き出す 営みは繰り返されて やさしい風 通り過ぎて行けば 歩いて家まで 微笑みは
さみだれGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨雨あがって五月雨もここまでと窓を開け 繰り返して何度も繰り返して朝を待って  ただこうやってただこうやって あなたのそばに立って 風と雨 光と影 すべてを分かち合って  遠回りして賑わう通りを避けて花を買う 気休めだって窓辺に飾ればほら 明るくなってさ  ただこうやってただこうやって あなたがここに在って 笑い合って涙流して 心は軽くなって  この日々はずっと この手を離さないと 温もりは永遠と そっと胸に刻んでいた  雨あがっていつもの通りの店で花を買う 気紛れだって窓辺に飾ればまた 明日があって  ただこうやってただこうやって あなたのそばに立って 風と雨 光と影 言葉はもう要らなくて  粥じゃなくてカリフォルニアステーキ あなたは食べたがってさ ただこうやっていたい あなたがここに在れば  この日々はずっと この手を離さないと 温もりは永遠と いつも いつまでもそう願って
リヴァイアサンGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨「いまだかつて嫌いな人問には会ったことがありません」 いつか無理がバレてしまった日にゃ 全て敵に回るのさ  憂き世リヴァイアサン 人はべヒモスか 俺に武器はない この身ひとつ  潰し合いなら上等さ 人を呪わば穴二つ 毒喰らわば皿まで もはや堂に入った御家芸 目の覚めるような轟音でいくら若僧が叫んだって 届かねえ届かねえだろ  傍観はまるで恋の味わい シャーデンフロイデ寄っておいで 善くない話題が多かった日にゃ ここが「ざまあみろ」で溢れる  誰が理解者さん? きみは被害者かい? 闘う気がしない 覚悟をくれ  泥仕合だ肚を括れ 人を呪わば穴二つ 騙されんなよ高校生 御為ごかしは御家芸 目の覚めるような轟音でいくら裟婆僧が叫んだって 孤独は消えるもんじゃねえ  潰し合いなら上等さ 人を呪わば穴二つ 火を喰らわばサラマンダー もはや堂に入った御家芸 泥仕合だろよどうせ どこ向かって走ればいい その不快なる轟音で表六玉が悶えてる 「きみに届け」と 聴こえねえ響かねえぞ
GiftedGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨若い私が見えないか 若い幾千の感受性を封じ込めて 思えば 光など届かなかったんだ そう思えば 私の声なんて聞こえないか  神様が匙投げた 華やかなふりをした世界で 去る者と縋る者と ここでそれを嗤っている者 どれもこれももういい  おまえの価値をくれないか 舞台は例のノリで虚構を演じている そこでさ おまえの出番を待っていたんだ  神様が匙投げた 明らかに薹の立った世界で 狩る者と狩られる者と ここでそれを嗤っている者 どれもこれももういい さよなら
雪解けGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨独りかい 怖がらないでいい あともう少し 冬が終わるまでは 虹を見たのかい 虹を見ていたのかい  凍えた記憶を背負い込んで これまでの誕生日を数えて  きみは知っただけ 風は知っていただけ わけを知らない 世間を見ていただけ 雪解けを  虹を見たのかい 虹を見ていたのかい わけもわからず 世界を見ていたのかい  朝を見たいだけ 未来を見ていたいだけ 嘘はたくさん きみは守りたいだけ 春の芽を 繋いだ手を
弁天GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨囮と知らずに捕えられたのか 都合のいいきみは消費者 かけがえない弁天様  型通りを植え付ける 気付かれぬままに 若さゆえ拡散されて 当たり前が左前  きみがしなをつくった YOLOはKOBIを売った  背伸びした青年が 精を出して生産してゆく 羨ましいのさ 手を伸ばした底辺が 手一杯で諦念を見た 振り切るように今日も目合い  瞳を見下ろす 目を逸らさないで ほら とうが立ったと云うけど 味わいが深まってそう ああ弁天Summer  成熟した政治が 税を課して性にしてゆく 何ハラスメントか 手を伸ばした底辺が 手一杯で諦念を見た 弔うような今日の目合い
EraGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨風を待ってさあ行こう どこへだってかまわない 忘れてたロックンロール どこかで流れてる  あの頃の情熱と 変わらないとは言えないが それはそれできっと悪くはないだろう 手伝ってくれるかい ついてきてくれるかい  過ぎ去った痛みに惑わされぬように 時の流れはずっとしなやかで残酷で 転がってくメロディ 苦い過去を奏で 何もかも連れて またもう一歩 急がないでいい  あの頃のぼくらが 知らなかった真実を 知ってどうすんの  引くに引けないさ 押しも押されもしないのさ I won't back down I'll stand my ground  散らばった光に雨が去ってくように 時の流れはずっと穏やかで壮大で 繋がってくメロディ 苦い過去を引っ括めて 何もかも連れて行こう もう一歩 いつもの感じで
すべてのありふれた光GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨通り雨が過ぎ去ったら ほんの少し散歩をしないか  心をどこに仕舞い込んで 世界は締め出されてしまった  ありふれた光はいつも 溢れるけれど溢れるだけの もうー度 きみにそれが注いだなら 届いたなら 扉を壊しても連れ出すのさ  憶えてるもんだな意外と 甘えられる時期は過ぎ去ったか  些細な事で怒ったっけ きみは泣くことさえ拒んで  幾つもの夜を越えて 朝になればそれだけでも 特別なものはどれだ 何にも無くても意味が無くても この身をくれてやろう あしたはどっちだ  悪意が裟婆を乱れ飛んでる 世界なんか塗り替えてしまえ  ありふれた未来がまた 忘れるだけの 忘れるための それは違う 何も要らない 何にも無くても 意味が無くても 特別なきみの声が 聞こえるのさ 届いたのさ きみの味方なら ここで待ってるよ
FaithfulGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨かの魂によって あの罠にかかりました どこまでもどこまでも深く  小綺麗で華々しいあなた 失礼で忌々しいあなたへ  与太話終えて 森までの道に沿って これまでとこれからを奪って  謎めいて届かないあなた 途切れて叶わない彼方へ  連れ去ってくれればいいの かなしいことは何もない ただ戸口に立ってる  小綺麗で華々しいあなた 謎めいて届かないあなたへ 失礼で忌々しいあなた 途切れて
Scarlet AGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨開けっぱなしの窓に あなたが現れて 緋く塗り替えられてゆく 行き場はもう他に無い  連れ去って suddenly 全て忘れるくらい  抱き締めれば一瞬だけ 失った本能を取り戻して 砕け散るまで ほんの少しの夢に溺れるだけ 溺れるだけ  泣き疲れたの私 裏切ったのもこの私 火傷のようなこの「A」 いつまでも残るわ  愚かなフェイダナウェイ あなたはどんなファッキン・クライド  浅すぎた眠りの末 辿り着いた滅亡の町で 数え切れぬ夜を越えてゆけると 信じさせて それだけでいい  抱き締めれば一瞬だけ 失った本能を取り戻して 砕け散るまで ほんの少しの夢に溺れるだけ 色褪せるまで  抱き締めれば一瞬
SPFGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨迂闊なぼくらは紫外線集めた かざした右手で時を止めろ  どこをどうやってきみを永遠にしよう ここで根を上げれば心折れてしまう  どうか急いで どうか終わらないで どうせ思い出になるならもう これが本当なら それが一瞬なら 目が覚めれば痛いもの  ディストピアみたいな市街地を離れて 奇跡の不時着は吉と出るか  真昼の上の朱い太陽の向こう ここで手をふれれば軽々越えてしまう  「おいでここまで」声が聞こえて 駆け出すところを想像 これが本能なら それが万能なら 今 愛の歌うたえそう  どうか急いで どうか終わらないで 思い出になってどうなるの これが本当なら それはわかっているさ 目が覚めれば痛いのも
EAST OF THE SUNGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨いつもの朝に見とれて わけもわからず始まった 駆け上ぼるあの空へ  絶望は鳴りを潜めて 欲の火種を抱えて  灼けるようなこの衝動で ここで燃え尽きるかなんて 誰のための  訪れた綻びはあまりにも突然で 何も知らなかった 神も憬れも 大人びた眼差しは 海の向こうの向こう 張り裂けるような時を越えてゆく  絶妙な風に吹かれて かけがえの無いものを残して 駆け上ぼるあの上空へ  遅すぎたささやきはあまりにも残酷で 何も知らなかった 神も憬れも 大人びた眼差しは 海の向こうの向こう  ただ静けさだけが 音の無い世界が ただ静けさが物語ってゆく
UNOMIGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨多くは持てないけど 幸い高価な物もない  今度の町の川は美しいけど きみは居ない  針の返しみたい 絡まる錘と糸 全て鵜呑みにすればいいのかい  取り憑かれた思い込みで 壊したものを押しやった  巻き戻せる まだ信じていた 御都合主義のこのリールは  跳ね疲れた魚 愚かな流れの中 せめてきみが線を引くまでの  激流に投げた 安物ルアーなどクソの役にも きみはそう云った ただきみはそう云って  多くは持てないけど あいかわらず 釣りに行こう
死番虫GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨嘘でしょう嘘でしょう嘘でしょう SOSもストレスも無効でしょう このボトルが空く頃には 密やかに姿を消すわ  この町に住む死の番人は 不可思議な音を奏でた このボトルが空く頃には その音を聞いてしまうのかしら  そう バレないように此処を出れば 今出られれば 追いつかれないように離れれば 離れられれば  嘘でしょう嘘でしょう嘘でしょう クソでしょうあなたはクソでしょう  もう疲れたのに夢を見るわ まだ見られるわ 戻れないように音が鳴るわ 奏でやがるわ  そう バレないように此処を出れば 今出られれば 追いつかれないように離れれば 離れられれば
WeightGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨胸のつかえを吐き出しても 優しさにかわらないが 街はいつの間にか やがて来るはずの季節の準備に浮足立つ  風はたしか 通りすがりにこう云っただけ  「ここに雨を降らしてよ 全てを洗い流してしまうくらい」 何もかもを濡らして 朝になれば乾いてしまうのか  人の流れと排ガスの色 鮮やかなのは傘の方 俺は何者か やがて狂うはずの時計は誰を支配する  歩き出せば もう一歩だけ動いただけ  心まで誤魔化しても 何一つ放り出すつもりはない 雨が熱を奪って 立ち停まればそのまま そのまま  「ここに雨を降らしてよ 全てを洗い流してしまうくらいの」 何もかもを冷やして 当たり前の顔をして  こんな世界を満たしている ありふれた想いを さあ讃えてよ 「まだ間に合う」と誰もが 抱えた負債はそのまま
MAWATAGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨安っぽいララバイ 二人まるでインサニティ 異国のメロディ 薄明かりに彷徨う  砂漠の城で 髪を切ったきみは 犯した罪を 悪びれずにこう云った  あなたの勝ち まだわかってないみたい 真綿で知らずに 縊られてゆくみたい  不確かなエネミー 知られてしまうまでのダンス 満天のギャラクシー 嘲笑われて踊ろう  私達つまり なるべくしてこうなった  あなたの負け 気付かないふりをして 亜熱帯の亀裂に 行方眩ませよう  あなたの価値 まだわかってないみたい 真綿で不埒に 縊られてゆくみたい
アルファビルGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨見なよ兄弟 いかに崩壊を来すのかを 近い将来 きみが恋をする頃 一体  このまま目を塞いでいれば怖くはない 生々しい世界を見ないでいいのに  見なよ兄弟 いかに膨大な遺産 果てるビルディング ここを愛しているかい  このまま目を塞いでいれば怖くはない 禍々しい世界を見ないでいいのに  このまま手を繋いでいれば怖くはない その目を開けたら朝が来るように
Esq.GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨ここまでか 見損なうな 漢ならこの身果てるまで 味わうんだ  くたばるか 刺し違えるか 役回りが仇となるまで エスクワイア  心に花を抱いて 片手に竿を 背に人生を 言葉は夢を描いて 涙はいらない いざ行かん  極東では刀あらば いざとなりゃ喰わねど高楊枝 お侍さん  ここまでか 見損なうな 馬鹿らしいぜ この身果てるまで弔いだ  似たような歌を謳って 片手に餓鬼を 唇にスピリタスを 大人の闇を抱えて 誰も文句などあるまい  心に花を抱いて まるで目呟く物語を 飽くまで夢を描いて ただじゃ涙は見せないはずさ
サクリファイスGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨かえすがえすもあきれるのは 私は一切興味がない 願う事と真逆の事 余計なものばかりを食べた  でも生贄なら ええもうサクリファイスならば 相応しいならば  愛された記憶の中 犠牲は報われるか否か  でも生贄になれば ママ赦して サクリファイスならば 相応しいならば  ただ風が鳴るように ただ雨が泣くように ただ明日を待つようにただ  未だここにあるように 今が過ぎてゆくように 今はまだ燃えるような 燃えるような存在が
無心の歌GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨きみが苛立っていたのを 吐き出してないものを 預かっているのは他の誰でもない  凍えるように膝を抱えて 外の世界を爪で引っ掻いていた 遠くの未来に押し潰されてしまう あまりにも あまりにもかけがえのない  きみが指差していたもの 間違っちゃいないのかも 誰が信じてあげなきゃいけなかったんだ?  木漏れ日が今きみを照らしていた 溢れるように鼓動が聞こえていた ただの未来がこれほど愛おしいのか 教えておくれ おれは今何を云おう  教えておくれ  どんな面をしてせめて裏切らないと 云わせておくれ それだけは途切れぬよう
1977GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨愛してたと云った 愛してたと云ったのは聞こえた なのにふっと流されてった  これが最後のシーンだって思えないが ほら最後のメロディーが鳴ってる これが最後のセリフなんて思えないが 刻まれるのはこんなもので  慣れてきたものの 日差しはいつかの風を運んで すぐに夏を連れてきそうだ  ここで最後のメロディーが流れたら この醒めたふりも水の泡 ここで再会するような大団円はない けど他に展開はないのかい  愛してたと云ったとこで 響くRidin' in my car 映画みたいだなんて笑って  これが最後のシーンだって思えないが ほら最後のメロディーが鳴ってる これが最後のセリフなんて思えないが 憶えてるのはこんなもので
なしくずしの愛GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨尖らせ尖らせ 怒りをむきだしを 頬張らせる頬張らせる リアルをフリーダムを  夜の果ての旅の始まりだ 終わらない終われない この世の喜びの片隅で おまえも孤独の歌を聴けばいい  昇らせるいや泳がせる 言いなりのプチブルを ここまでほら漏れ出したぜ いやでも飲み込めよ  なしくずしの愛の行き先は お医者でも草津の湯でも 浮かされた二人にお願いだ おお、神よ! 糞溜めで溺れるがいい  夜の果ての旅もおしまいだ おまえの目の前の なしくずしの愛の果ての果てさ もう誰も孤独の音は聴こえない
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
うわばみGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨まるでパイソン 飲み込まれるとからみ放題 つらい  だけど先輩 いつもの覇気がない が 上がるメートル えらい  ああなりたいと憧れていた いまでも面影はマノンレスコー  ああだけど先に立たぬは 後悔の向こう側 あの頃咲き誇ったのは 若さゆえの花 さあ誰かもらってあげろよ  喋り放題 They call me“Rattle snake” その異名もいまはいずこ 脱皮したのかな 寂しそうだ  大酒飲んで忘れてしまえよ 愛されてる証拠さ  まるでパイソン 或いはラトルスネーク 暴れ放題 だから先輩 宴も酣さ おあいそ  ああだけど先に立たぬは 後悔の向こう側 あの人振り逃げのように さっさと片付いたの ああだけどいつか勝てるさ そう最後の本塁打 さよなら また来シーズン
片側一車線の夢GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨俺は路上で でなけりゃ異郷で で最後は人知れずくたばるってはずだった  誰が望んで 時代を運んで 気が付きゃ夜の隙間に嵌って出られないぞ  車線の上時計を放り投げて どこへでも  行かないか 忘れるよりも抱えたまま 楽じゃないが 失った夢の続きがあるのだろう ろくでなしの旅を  俺は都会で少しは学んで 孤独とガレージとこの車を見つけ出した  サイドミラーに飛ばされてゆく “ザ・ガール”はもう  出直そう かつてのようにはうまくゆくとも限らないが 目指した場所はどこにもないことも 知ってはいたけれど  行かないか かつてのようには若くないのがおっかないが 失った夢の続きを見るのだろう ろくでなしの夢を
虎を放つGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨ここまで来たのなら覚悟はいいかい ここを乗り越えることはできそうかい 心の奥で何を殺したのさ  埃だらけ遠い部屋 きみと暮らした長い長い時間  星は涙に成り空を濡らした 涙は虎に成り放たれた ああ  誇り高き姿で 誰もわかってくれないだけ ぼくは泣きだしてしまうのさ きみの描いた深い 深い世界 その 深いわけ
MISOGIGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨高々掲げた たかが戯れ言が 糞みたいなロックンロール 叫びたい衝動のサウンド 踊りたい檀那のお耳を拝借  鐘を打ち鳴らせ 愛の教えと禊説法 禊説法 オンザロード 阿漕結構 馬に念仏よりありがたいぜ  袈裟懸けのマイギター 額にはサード・アイ 罰当りなロックンロール 溢れ出す両手の業 布施に頼らずとも極上のセッション  煩悩を数えて 侘寂添えて禊説法 釈迦に説法 インジエア メクラ滅法 だけに体調維持欠かせないぜ  鐘を打ち鳴らせ 浮世 肴にして 魂 掻き鳴らせ ひとつになるのさ 禊説法 禊説法 オンザロード 禊説法 阿漕結構 インジエア お釈迦に説法 禊説法 フォーザピープル メクラ滅法 まだまだテイクイットイージー さあここから
ONIGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨さあ目を醒まして さあ聞かせてくれ 影を纏ったあわれな取り替え子  風を宿して 雨に躍って 闇を喰らって腹を満たしていた  このざまに二言は無い 貴様らに異存は無い ただ這いつくばって息を殺して 次を狙ってんだ  誰にもわからない 何も聞こえないさ 誰にもわからない 鬼の子だったってよ  羽を手にして呵々と笑って 我に返って因果応報とは  このざまに二言は無い 貴様らに異存は無い どうせ夢を見たって 夢を散らして荼毘に付すまでは  そう見る前に跳んだら 二度と戻れない 仇になるつもりなんだ すべて失っても  さあ目を醒まして さあ行かせてくれ 這いつくばって息を殺して 次を狙ってんだ  そう見る前に跳んだら 二度と戻れない 仇になるつもりだった 鳥になりたくても  誰にもわからない 何も聞こえないさ 誰にもわからない 鬼の子だったってよ
SATORIGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨やがてぼくらは越えてゆくだろう 冬の吐息も夏の陽炎も  悲しい記憶の蓋が開いたら この手必要かい この手  ふれても ふれても 遠く離れていた 何度も ほら何度でも 涙こぼれ落ちた  眩しい色彩も石のような空も 見つめあうことさえも越えてゆくだろう  凍えていた夜明けを 今もう一度この手で  ふれたら ふれたら 何か変わるならば 何度も ほら何度でも 明日を願うならば
ANATAGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨花は散ってゆく 季節は去ってゆく 立ち止まっていた私一人が  街は私を包んではくれない 行き交う人は皆満たされていて 目を閉じて呪うわ  目を開ければ あなた あなたが笑っていたのに あの日のまま止まったあなたの姿も やがて消えるのでしょう  想い出がいっぱい ごろりごろりと 交わした約束と去年の二人が 灰皿で燃えるわ  描いたのは あなた 幸せとかそんなのじゃない あの日のまま止まったこの部屋の中で また朝を迎えて  目を閉じれば あなた 面影も夢も やがて消えるのでしょう
YOROIGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨さらっとそう云ったろ 目一杯いやなふうに この景色の中ただひとつ 不可解な要素だとかなんとか  俺はアルマジロ 丸くなって眠る 存在と無と時間とが かくも細部まで宿り給う  祀り上げろ 担ぎ上げろ アルマジロを アルマジロを 花も恥じらうアルマジロを  マトラカになる前に アル・メギドを目指して 来たるべき最後の決戦に 備えて甲羅に隠れよう  善と悪とをわきまえてても アルマジロ アルマゲドン あるまじきカルナバル 世も末  善と悪とのどちらか一方 弱りだしたら祀り上げろ  アルマジロを アルマジロを あるまじきアルマジロを カルナバル
RAKUENGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨子供達の願いはどこか遠くの歌になった 人々は天に怯え壁を積み上げて  叶ったのは 叶ったのはどの夢 決まっていたカタストロフのような 探していた 探していた答えも 見失うのはここがエデンだから  刻まれる轍の上 人々は身を寄せ合った 向こうの方で燃えていた炎を遠ざけて  終わったのは 終わったのはどの夢 燻っていたカタストロフのような ただひとつの たったひとつの世界を 信じていた ここがエデンと  きみは丘に立って 空に手を拡げて 星さえも掴んで 何も知らぬままで  叶ったのは 叶ったのはどの夢 決まっていたカタストロフのような 探していた 探していた光を 見失うのはここがエデンだから
ミランダ(Miranda warning)GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨ミランダ おまえはスター 慣れないのは身の丈に釣り合わぬ名前だった  聞いた覚えはないなんて言えなくなった 取れないのはこの眉間にめり込んだ楔だった  次の街ではきっと弁護士を見つけるさ 目の前をおまえがそうやって周り続けていた カルマの環 逃げ切るのさ  ミランダ おまえはスター 選んだ道は茨なのか 夜空見上げ探した二十七のうちのひとつを  次の街ではきっと看護婦さえ俺を匿うんだ 読み上げられる日が来るまで おまえの軌道追って逃げ切るのさ カルマの環
Neo BurlesqueGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨へし折られた鼻だってほらごらんのとおり 立ち直りの方法があるものさ  口に出していいならば逆に何も云わない この世代のせいにしたってこと  あとはきみの愛で 得意の愛で結構さ 迷わないで踊ってみて  理屈よりも夢を与えられる 芳しきその衣装 預かっとこう  へし折られた鼻だってほらごらんのとおり 立ち直りの方法があるものさ  あとはきみの愛で 得意の愛で最高さ ここにおいで 立ってるから
真昼の子供たちGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨でかい当たりを掴んでしまった 世界を変えてしまうかもしれない 毎日があっという間に終わった 油断すると大人になっちまう  どこで覚えてきたのか忘れた 意外ときみが笑うかもしれない 無い知恵しぼった挙句に言った 雨なんて降るはずがない  あれからずっと戻れなくなった 今頃ふと聞こえるのさ  あれからずっと途切れていたっけ このままそっと忘れるか  世界を変えてしまうかもしれない 今のきみは笑うかもしれない
411GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨足を床に打ちつけても 俺は眠らずにいられた  アムリタをくれ エクストラ・トールで 最先端の先でいつか目を突きそうだ  ベルゼブブを呼び出せれば 金はいくらでも払ってやる きみからの電話に出れば 一瞬で明日なき世界だった I gotta keep the 411 I've got the 411  足を床に打ちつけても 俺は眠らずにいられた  アムリタをくれ エクストラ・トールで 最先端の先でまた一人死んじゃいそう  サブリナから最後のメール ついに成功したみたいだ 下界からの電話に出れば 一瞬で手厳しい現実だった I gotta keep the 411 I gotta keep on rolling down
風の歌GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨長田進・GRAPEVINE瞳の黒の色で ずっと未来を見届けるんだと教わった  散らばってく それぞれに理屈を抱えて ただ元の場所にさよならを言うんだ  悲しいほど道を描いてゆく ほんの少しの夢を見て満たされてるんだ そんな幻想などとっくに風の歌  そして出会いが訪れて いくらかここを愛し始めた 戸惑いながら  紛れ込む街の中で名前を忘れた ほら転がってる石ころのような  かなしみを明日に変えてゆく いつだってそばにきみを見て時を刻むんだ とんだ幻想だと どこの誰が言った  どこまでも先を描いてゆく いつだって少しの夢を見て揺れていたいんだ そう思うんだよ どっかで風の歌を  風に吹かれ たったひとつの
Darlin' from hellGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨目が覚めれば英雄だったなんて嘯(うそぶ)いた あなたはきっと地獄からやってきたんだろう なぜ  人々の住む世界はなんて美しいと 口一杯にそんな皮肉だらけ 髪に手が触れた  だから舞い上がってよダーリン 光の中 天使みたいな詩(うた) おわかれだったわダーリン だけどきっといつかまた会えそうな 気がしてた  思い出の半分くらいは曖昧にでっち上げる その後(のち)あなたを塔に幽閉して この身を臥(ふ)せるわ  どこに舞い降りたのダーリン 喝采のような虚空を突き刺す詩 初めて会った日だって忘れてしまう 夏の日の太陽は冷めてくの  目が覚めれば英雄だったなんて嘯いて あなたはきっと神話の中へ  さよならhelldarlin' 光の中 天使みたいな詩 初めて会った日なんて忘れてしまう 夏の日の太陽 おわかれだったわダーリン さあダーリン どこへでも行ってよ
NOSGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨デフレの影響で損 デプレッションのせいで損 月末の糊口の存続はきつくなる一方  ケツの方で上がるスモーク 前の方ではパープルヘイズ 別の営利 模索しながらスタート そして1/4マイル  性能の差 性能に差がある 性能の差はどうしたって埋まらん  排気量の差 愛してるよサッドガール ハイリターンはないから バーンアウトしちまったら食わしてくれよ  デフレの影響で損 まるでマニックデプレッション 月末の糊口をどうしよう  性能の差 性能に差がある 性能の差はどうしたって埋まらない  排気量の差 愛してるよホットロッドガール ハイリターンはないけど バーンアウト! NOS! やがて1/4マイル
フラクタルGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨まぶたの裏側に月日がこびりついた 産まれた光が歩きだす時 手を取り合って 明日を塗り潰すフラクタル  動いた時間はそっと土に還そうか 繋いだ手にはきっと伝えられるだろう いつかの朝へと  絵に描いたみたいに川が町を分けてく はね返る光がまた 歩き出す度 目に焼きつくのも  明日を塗り潰すだけの 塗り潰す為の 塗り潰すだけの  動いた時間はそっと土に還そうか 動いた心はきっと伝えられるだろう 明日も明後日も 大いなる流れはいつか海に還るなら 繋いだ想いはそっと伝えられるだろう いつかの朝へと
疾走GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨長田進・GRAPEVINE光より先を見てしまえば 叫び声追い越して見失うのさ  知りたいか 一切は後方へ飛んでいく 目を塞いだフリークライマー 天辺など見えちゃいないんだ  きみの手はあまりにも小さすぎて 世界を正しく使えないでいた  聞きたいかスーサイド 一瞬の後悔は 取返しがついたんだ 急いで部屋を出ろ  まだ未来は空っぽのままで 新しい予感に泣きそうだぜ くだらないのはおまえの方だろ わからないのかい疾走の理由が  まだ未来は空っぽのままで 新しい世界に負けそうだぜ くだらないのはおれの方だろ わからないのかい絶叫の理由が
hiatusGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨長田進・GRAPEVINEあの音がきこえていて あの音はきこえないで あの音に邪魔をされて あの音は身を潜めて  闇の中横になれば 現れた星に触れた その濡れた手触りなら 使えないあの音を思い出せる  アの音がきこえていて アの音はきこえないで アの音に邪魔をされて 蒼い愛は連続してゆく
フラニーと同意GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨あだ名ならフラニーってのどうかな  醜い世界にきみは謳う  もののイロハにうるさ煩いとか 他人の車に蹴りくれるとか 長所だった  今なら救い出せる 俺なら救い出せるよ 誰も皆そう言って手を挙げては 引揚げたよ  色白のフラニー 発信した けどとどのつまり 間に合ってない  わがままに創造して わがままに崩壊していく 誰もが見守って 倒れる頃見放されたよ  Just do it ほら同意を得た 本当のエゴ見せてやるんだ  わがままに想像して わがままに後退していく そのドアはそう案外ぶ厚いから  今なら救い出せる 俺なら救い出せるさ 誰も皆そう言って 聴きたいのは同じうた
女たちGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨彼女行った「恨んじゃいない」って それってもしかして  彼女言ったんだ「あながち嘘じゃない」 あながちってなんだね  Some girls を愛せ Some girls を愛してよ  彼女言った「嫌いになりたくない」 それってディスカバリー  彼女言ったっけ 「べつにそんなつもりで生きてるわけじゃない」  Some girls を愛して Some girls をああしてこうして  彼女最近じゃ 得てしてそういうもので 口きいてくれない  女って実は 女たちは知ってたんだ  恐るべき女達はいつの世も 恐るべき女たちを愛せ Some girls Some girls
TwoGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨One 忘れてしまわぬように指を折る Two 数えてもどうにもなるものではない  返されてもいまさら使えないから 並べたら そうなんだかぶり返しそうな  いとおしいいとおしい糸を手繰り寄せ たったこれだけ これだけのこと  One 忘れてしまわぬように指を折る Two 何度も数えてもふたつしかない  いとおしいいとおしいはずのこの行為は たったこれだけ これがすべての  いとおしいいとおしい糸を手繰り寄せ たったこれだけ これだけのこと  たった たった
GlareGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨散らばっていた光は 瞬きでは消えなかった 継ぎ足された明日は 眩しさなど通り過ぎて  青になって手をかざして見上げたら もう行くのかい  たかが満ち足りた世界で 胸がいっぱいになって 見たろ光を 走り出したくなって正解だ  遮っていた暑さは 夜空に開けた穴を拡げた  ただ笑ってそっと寄り添って そう 誰もがわかり合う前提として  ここが実態の無い世界なら 街は立体になって 空に届けば 弓の月は弧を描いて 散ったんだ  そう照らして いつも照らしているだけの 光になってさ  たかが満ち足りた世界で 胸がいっぱいになって ほらもう行かなきゃ 走り出したって 待っててあげるさ
WantsGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨長田進・GRAPEVINE敢えなく目が醒めて 流れ出す現実の方こそ虚しい嘘だと  はみ出すことなく続く始末 鏡の前に立つ そんな遠くない未来  実はもう次の準備をしないと 朝は窓から滑り込む 何を見ても思い出す 思い出すんだ  変わらない風はいつも 通りすがりにこう言っただけ 「終われない旅に必要なもの」 覚えとこう  まず支度 丈夫なバッグをひとつ 着替えと煙草 あんな興奮はもうない  昼間の賑やかさの後遺症 人は行列に紛れ込む 過去を帳消しにしてくれれば くれればと  昨日まで手には一杯 取り憑かれた逆説だらけ 言うなれば きみを失うのがこわいだけ  変わらないならもう一度 “ほんの少し”をもう一度だけ  変えられない風はいつも 通りすがりにこう言っただけ 「終われない旅に必要なもの」  どこへ行こう
COREGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨長田進・GRAPEVINEここは七色 ここは七色になる ほらもう生まれよう ほら後がつかえてるんだ  狂ってしまいそうだ 狂ってしまいそうだってよ  ここはどの色 ここはどの色になる これは洗えない 朦朧すれど洗えないね  叶ってしまいそうだ 笑ってしまいそう 止まってしまいそうだ キマって 決まってたんだろう  ずっと待ってたのさ こうなるのを 一瞬の永遠を 熱くなった 熱くなったCOREはどうなるの 洗われる 目が醒めそうなんだ  na na na… おれは七色になる ほら後がつかえてるぜ いい子の夢は夜ひらく
ジュブナイルGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨始まりを知った 新しい風をきった 本気でそう思えた  振り返る口実と空回る両脚を ぶら下げて行くんだ  焦れた日々に僕らは離ればなれ どこかで会えるととぼけていた  悲しい事を言った ある意味の誠実さ その手のポーズはもういいさ  弄りあう本質と直に触る傷口と どっちが笑えんだ  抱えたままで僕らはどこを見てんだろう 遠くを見てても気付かなかった  いつか見た様な手付かずの永遠は 短く刈り取られた記憶と共に 消えてった  抱えたままの僕らはどこへ向かうだろう そう自分勝手にこじつけた世界に立つ 馬鹿げた僕らはそうずっと離ればなれ もう一度会えると信じながら
エレウテリアGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨長田進・GRAPEVINE話さ 飽く迄も仮の話だ 過ごした日々を エレウテリアと呼んだ  ほら忘れてた事 思い出す  決して枯れない花をそのまま そっと記憶の庭に埋めた いつまでもこうして眺めていたい エレウテリア エレウテリア 許せ  出涸らした弄ばれた後の残滓だ 詩人が唯「どうにもならん」と洩らした  けど もう一度きみを抱きたい  美しいままのその花もいつか 少しずつ乾いてゆくことになる いつまでもこうして眺めているさ 嬉しいやら哀しいやら  決して枯れない花をそのまま そっと記憶の庭に埋めた いつまでもこうして眺めていたい エレウテリア エレウテリア 赦せ
FORGE MASTERGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨生まれながら苦労は知らない 不幸なほど何も思わない  君は恋をして 普通にあれをして 「今」を積み上げた とさ  あとの世界が決まれば 埋まればこの通りさ 風の行方がわかれば わかれば ここに居ないのに  選べないから諦めた 始めからこんなフォルムだった  日々を誤って 意味を追い遣って 希望を放り投げた まだ  きみの痛みがわからない わからない わかりたかない 果てが見たいなら来いよ 遠いよ ここに居たくねえ  選べないから諦めた 始めからこんなフォルムだった  日々を誤って 意味を追い遣って 希望を放り投げた  あとの世界が決まれば 埋まれば予想通りさ 風の行方がわかれば わかれば そこを目指そう
棘に毒GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨棘が刺さった 毒がまわった どっかで変わってきたんだ 底に溜まった想いも とっくに乾いてしまった  そのうえ 融けない冬は 二人を結ぶ体温さえ 奪っていった  今でも きみの事をうたうリフレインはずっと 溢れるけれど 熱はないんだ 汚れて冷えきってんだ  肩に触った風でわかった だからどうしたって言うんだ きっと心ってそんなもの 時間がさらっていくんだ  それでも 人込みの中 歩道橋の上 よみがえるものがこれって  だからもう 頭の中満たすリフレインをいっそ 消してしまえば楽になるんだ 優しさなんて 必要なくなったんだ  棘が刺さった 毒がまわった  きっと心ってそんなもの だからどうしたと言うんだ  棘が刺さった 毒がまわった 熱が上がった  今でも きみの事をうたうリフレインはずっと 溢れるけれど届かないんだ 汚れてるんだ 熱はないんだ このままではもう もういいって言いそうだ
インダストリアルGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨騙してたよずっと 生業みたいなものさ だらしのない雨が降れば 後ろめたさも消えた  取り繕うんだ 無駄に話を繋げて でもさ 本当はきみに興味などない きみもそうだろ  安全な明日と インダストリアルな恋のひとつでも いずれ「イヤ」って言い出す時を待つ それもいい 嘘でもいい 差し当たって 目の前はまだ  ディスクを入れ 聴き取れない音でコラプスを どうしたらそう 優しくなれるのかなんて 笑って言いそうだね  完成を待ってるんだ ストーリーのないこの行為の向こう 安全な明日を乱す事は許されないね ルールなんだ  完全じゃなくちゃ インダストリアルと呼べやしないぜ そうだろう ねえ  おつかれさん 目の前のまま  騙してたよずっと
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ママGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨ママ 俺は今 神様と肩並べた 本当なんだ  まだ 子供の頃の事を思い出せる  遠いよ 空の上 走馬灯まわらないや 氷の肌の上 罰を与えようね  ママ あなたの腕の中で抱かれてたのは どうしても思い出せず  おいで ここまで オーロラ もう遅いや 織り成す光と影 まわるよ 赦しを乞うように  空の上 遠いよ
I must be highGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨デカダンスをぶち上げながら放蕩 芸術とただの感傷のボーダーライン 一生に一度のレースを  案の定 サッカーが好きって言う彼も 性格上 一人じゃ居られない彼女も 行間に必殺のフレーズを  世界中の安全なんか願ってるみたいな  顔をした 顔をした 基準がカオスだ  俄然盛り上がりだした 腕振り上げた そんでギリギリ出した その答えは I must be high  照らそう 汚れなき心を 煽動しよう ぼくらの向かうべき場所へ 生涯に一発のブルーズを  リサイクルと憧憬ばっか踊る夏の日の輪 地球上の明日を夢見る様な  顔をしてる 顔をしてる 基準がカオスだ  俄然盛り上がりだした 声振り上げた そんでやりきりました 須くは I must be high
スレドニ・ヴァシュターGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨誰の歌だろう 何が腐ってるんだろう 昼寝の様な夢を ただもう垂れ流しっぱだろう  未来だの 願いだの 今にもああいうふうになりそう 出会いもふれあいも ママには そういうふうに言いなさい  抱き締めたらもう 息もしていないだろう 君のトバモリーでも あれから押し黙りっぱだろう  眩暈が消えないんだよ 今にもああいう目に会いそう 今こそ 額衝こう 意外とそういうのに限って 立派に成人してから 言えや  君の理解者も 闇の被害者も アナバプテストかもよ  それにしても おまえ なぜ はねるのだ 神の御前ぞ 我がスレドニヴァシュター  未来だの 願いだの 今にもああいうふうになりそう 出会いもふれあいも ママには そういうふうに言いなさい  眩暈が消えないんだよ 今にもああいう目に会いそう 今こそ 額衝こう 意外とそういうのに限って  立派に成人してから 言えよ 言えば 言えば
ランチェロ'58GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨太陽は真上 さあもう滑走路へ そんな真っ白な夢見た  感情の投影 細胞の遠吠え いつか俺にも羽をくれないか  探していたものでさえ 今 容易く忘れてしまえそう  砂漠の物件 フォードランチェロは 意外と簡単に見つかりそうでも  最低条件 最上の楽園で 天使がきっと俺を待ってんだ  届きそうな気になれたんだ 今 悲しそうなフリをしただけ 体の中の予感も ただ 照らし続ける太陽のそばへ  きみのもとへ 砂埃はずっと君を遠ざける  探していたものでさえ 今 メキシコの空もテレビで 悲しさも嘘も詐瞞も ただ 照らし続ける太陽のそばへ
指先GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨長田進・GRAPEVINEただ重なった事が 目の前を塗り潰しやがる  何も持っていないわけではない 這って逃げるのもありか  きみの手を握った 指先で  何度も奏でて 色褪せて 悲しい程 繰り返そう 何も変わらなくたっていい このままでいられる様 ここに突っ立てるよ  くだらない言訳は 人通りの中に埋もれた  腹を割って話すべき事や 迷っている事のすべて 無理矢理 噛み殺して それでさえ  どうして誰もが急ぎ足で その次を欲しがるんだろう ここに居てはいけないかな 許されない事だろうか  矛盾をわかっている  指先を伝わって 今さら感じていた  何度も忘れて 思い出して 卑しい程繰り返そう 何も変わらなくたっていい このままでいられる様  誰がそれを笑えるだろう 笑われてもかまわない  きみの声がぬくもりが それだけが消えない様  ここに突っ立っていよう
大脳機能日GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨長田進・GRAPEVINE「どう? やってる?」 「居直ってんの?」 「どうなってる?」 「またサボっちゃってんの?」  今忙しい  「怒鳴ってるヒマあんでしょ?」 「ドナテルロ?ルネサンスだっけ?」  忌々しいね  走らせるのは 焦らせるのは誰 稼がせるのは 他でもないあなただけ  走らせるなよ 焦らせんな まあまあ ねえ 寝てませんよ まだ cerebration day  走らせるのは 焦らせるのは誰だ 稼がせるのは 他でもないあなただけ
エピゴーネンGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨長田進・GRAPEVINEどっかでそう思ってたんだ いつも これからもね あんまり平凡じゃなかったのは まあ今も同じだけど  物語にすれば安くなりそうだ 人と比べてみて卑屈になるだけ  どこまで歩いてくの その身体で そこまでもそのまた先も エピゴーネンで埋まってる  だったら想像してごらんよ きっと他人事じゃない さよならした夢には 割といいとこもあるんだが  死ぬ程じゃない日々の 口程にない未来 人と関わるのが煩わしい訳  どこまで歩いてても割に合わない 気がつけばもう振り返れやしない 2,000光年で  されど人生だとか言っても ここが肝心だ 君を愛してるんだって そしたら  言いたい事はずっと 二つ位しかないんだ 言葉にしてみると 風に消えるだけ  どこまで歩いていこう この身体で どこまでもそのまた先も エピゴーネンで埋まってる 澱んでる 嘘くせぇ
ポリゴンのクライストGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE我はこわれ甕 言うなればペンテジレーア 我はミヒャエルコールハース 控え目に言えば 我々はきっと選ばれた遺伝子 ワレワレ…yeah  まあまあ後遺症の患者さん 誰も居ない宇宙で逆ギレした Amen ポリゴンのジーザスクライスト 作用した 作用したってんだろ  ガリバーになれば視界は拡がってった 地図の上で踏んづける場所を確認した ファンファーレはずっと鳴り止まぬシュプレヒコール ワレワレ…イエー  まあまあ法の番人 御巡りさん 骨折り損で脚が棒になった Amen 恋をした青二才 幸せだ 幸せだってんだろ  つまりだ いつまでこうやって隔離するつもりなんだ 私は、だ もう正常だ もう健康だ 誘惑すんなよ看護婦さん  まあまあ後遺症の患者さん 誰も居ない宇宙で輪になった Amen 恋をした青二才 フィアンセが幸せぶってんだろ  ワンマンショーの様な孤立感 数が異常でいつも針食った Amen ポリゴンのジーザスクライスト 作用した 作用したってんだろ
GRAVEYARDGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨長田進・GRAPEVINE時代の声だ 耳をやられた 聴こえないのはそのせいだ  誓いを立てた指を咬まれた 手懐けたつもりが ムカつく  四つ角の悪魔に会う ここがモダングレイヴヤード  たかがそれだけを誇る為 何を捨て 胃から込上げる塊の味を知れ そして 馬鹿みたいな顔ばっか  自分探しはまだ飽きないのかい 見つかるのはきっと樹海のコミュニティ  有財無財餓鬼達と踊れ 伝えるべき事は無え  たかがこれだけを誇る為 何をしてる?  胃から込上げる塊 今更手遅れ 無駄に垂流す言葉はもう腐ってる 揺らいだ世界で独り立ってる  たかがそれだけの為に何もかも捨て  見たいのかい 聴こえるかい 馬鹿みたいな顔ばっか
それを魔法と呼ぶのならGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE誰が笑っていて 誰かは泣いていて 建てて壊して 例えばどこかで曲がって また戻って  それが魔法というものなら どれだけ信じれるだろう それで時間が止まるんなら それだけが人を動かすのなら それでもまだそう言うのなら  カレンダー塗り潰して ベランダで吸った二本目 頭で解って 心で解らなくなって そう そこを解っても  それが魔法というものなら 死ぬまで解けないかも 君の事を思うのなら 誰も理解してくれなくなったとしても ぼくは今のままでいい  すでに盛大に幕が引かれたとして やさしくはないんだ 難しくもないが いつもはどうやってこなしてたんだっけ  それが魔法というものなら どこまで信じれるだろう 君の事を思うのなら それだけが世界を動かしてんなら ぼくは今のままでいい それを魔法と呼ぶのなら
REWGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINEやたら地味な精錬を かたや派手な経験を たかが歌のワンフレーズを繰り返しては  他人の汗に軽蔑を 可惜当たり前な顔を 又は他人の顔色を伺うような  疲れるでしょうと したり顔で笑うか おれは最低か  華々しい画面も 白々しい裏切りも ただ眩しいあの夏の映画も 叶わない願いも しかつめらしい悲しみも やり直し どこまで戻せばいいんだ  語り種の人生を 事無かれの永遠を 雑踏の中の雑草を誇らかしては  掴まえましょうと 偏に前向きなフリか それは才能か  慌しい報道も わざとらしい外連味も うら淋しい真冬の名盤も 空回りの懸念も 誰かの言う戯れも やり直し リアリティを感じないせいだ  華々しい次画面も 白々しい裏切りも ただ眩しいあの夏の映画も 大なり小なり 叶わない願いも しかつめらしくまわる世界も やり直し どこまで戻せばいいんだろう REWIND
VIRUSGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE永遠を頬ばった 永遠を頬ばった 永遠を頬ばったので  排泄を行った 排泄を行った アイデンティティなど壊疽  煩わしいよ スポーツニュースは  挨拶を葬った アメダスを封印した カードローンを延滞したので  ダンジョンを攻略した アイドルを打擲した 原宿にウイルスを流した  ああ忙しいよ 眠る間もない  頭の奥で赤い光が 微かについた気がしたのは  永遠を頬ばった 排泄を行った
13/0.9GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨長田進・GRAPEVINE死なない自信はあるのかと問われて たしか保険上乗せしたはずだと御茶を濁す  その悪しき依存性 まるで恋にも似た 決して醒めないその赤で  この胸に火を点けろ 声高に否を告げろ 今 空に優しく溶けてゆく狼煙 暗闇に火を点けろ すぐ灰になるけど 今 壊れる少し手前の狂炎  実はどこかに陰があるのかもと案じてる いつかは恒常性も失われてくのか  この次に気をつけろ 声高に生を告げろ 今 咽に焼けつく刺激が狂おしい そのために精をつけろ また生まれかわるけど 今 追われてどこへ行く 13  肺を染める色なんて想像しない 決して醒めないほど愛してる
その未来GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨長田進・GRAPEVINEたった今その声が聴こえたような気がしただけ たった今どこまでも行けるような そんな気がしただけ  忘れられない想いがこの胸に刻まれてくだけ たった一秒一秒が それだけが真実だっただけ  憧れが 惑いが あっさり全部ひとつに繋がった 抉じ開けて その未来も過去もそのまま 見ろ  だって正しいと思えた事など 一度だってないだけ だって誰もが言うみたいな言葉に乗り切れないだけ  やっぱりだ 痛みがバッサリ疵を残しやがった 始めるぜ 昨日も今日も明日もこのまま 走れ 行けよ  聴け 声無き声 風の音 雨の唄 聴こえないのはいつも自分の鼓動だけ  憧れが 出会いが 確かに全部ひとつに繋がった 抉じ開けて クソ重い想い抱いたまま  見ろよバカタレが やっぱり疵は消えやしないんだ 始まりさ その未来も過去もそのまま そう 見ろ
スイマーGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINEまた 汗流れた また 夏が走り去ってく様で  騙されたみたいだ そう言や あまり降らなかった雨  あの頃 ぼくらは間違えてて 定まらない姿勢で 大いなる意識の上 水求めて  また 例の夢見た 甘ったれた肌を刺している様で  やたら喉渇いた そう言えば ずっと君を待っていたんだ  体の中を流れてる 真新しい未来を涙で隠させぬ様 もっと泳げ  世界は何も告げない 唯一のマスターピースは どうにか完成した  体の中を流れてる 真新しい未来を涙で隠させぬ様 息を止めてけ これから ぼくらは繰り返してく 定まらない姿勢で何かに立ち向かう様 一層泳げ
Everyman, everywhereGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE例えばぼくらは 戻れない所まで行く 今にも割れそうな 通わない心さえ抱えて  いつかこの想いを 涸らしたくない衝動を その勝手なイメージを 間違えちゃいないと言うんだ  例えばぼくらは あどけないふりをしていたいだけ  いつか叶う様に と どの面下げて言うんだろう その大事な想いも やがて忘れてしまうんだそうだ  いつも通りの道を そう いつもと同じ風 違うな 今ならわかるだろ  いつかこの想いを 涸らしたくない衝動を その勝手なイメージを やがて忘れてしまうのに いつか  Everyman, everywhere Everyone, anyone Everyman, everywhere Everyone, anyone いつか この想いを…
BREAKTHROUGHGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨金戸覚・GRAPEVINE・高野勲ハダカのおれはたかがこんなもんだって 誰にも言えやしねえな ひたすら そう 駆けずり回って あなたにいつも近づきたくって  足りねえぞ あの上には何があるんだ 笑えんぞ 笑えるのは今だけ Jim Morrison? この痛みはキリがないんだ ただの理想で越えてゆけ  アイデアのスウィートソウルが嘘みたいに鳴ってて おれは横目で見ていた 時間はスロウ死ぬ程あって あなたにいつも近づけなくって  ヤラれるぞ 右左を見りゃわかるさ 枯れねえと 枯れてから言う奴ばっか バロメーター この怒りはハッタリじゃないんだ 腹の底で燃えてるぜ  足りねえぞ あの上には何があるんだ? 危ねえぞ 笑えるのはおまえだけ Jim Morrison? この痛みは計り知れねえんだ ただの理想で越えていけ 
公園までGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨金戸覚・GRAPEVINE・高野勲「今年もあと少しだよ」と 他に何か言いたかったが  「写真とかも増えすぎたよ」と 君のせいか 僕のせいかな  その手を満たすのも 偽りないものを  ここにあるすべてにただラブソングを くちずさむよ 余計な言葉より余計なラブソングを 馬鹿らしいかい いろいろあって淡くなってく いつもみたいにそう  「この前の店美味くなかったね」と 他になんか言うべきだったか  その目に映る事 決して綺麗じゃないが だから言うなればブルースを  ここにあるすべてにただラブソングを くちずさむよ 大袈裟な事は歌わないと そう決めていたいんだよ この子の未来にただラブソングを くちずさむよ ヒトが羨むような普通のラブソングを 馬鹿らしかい  幾つになって思い出す時 笑えるようにと  余計な言葉よりも 公園までの数分の 余計なブルーズ
アンチ・ハレルヤGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨金戸覚・GRAPEVINE・高野勲今年の夏もなぜかアホ面して 全力で飲んで飲まれていた  憧れてたハワイ旅行の計画は 時間的、経済的に断念した  どれがタテマエでどれがホンネなのか おれの理想よ down down  ハレルヤベイビーなんで 君はここに立って顔作ってんの? 足りないのはきっと忘れかけたあの日の 熱いやつさ  都会に生きていると時間の感覚が 著しくひどく曖昧になってきた  若いのだけが売りだった頃と比べて ウンチクがインチキくさくなってきた  何が楽しみで誰が本命なのか おれが聞きたいよ unknown  ハレルヤベイビー今度 飲み明かそうよマジでどう思ってんの? 全てに感謝してるみたいに ツルッとした顔してるぜ  おれの未来は? ローズタウン? ダークブラウン?  ハレルヤベイビーなんで 君はここに立って顔作ってんの? ハレルヤベイビー 今度飲み明かそうよマジで  足りないのはきっと忘れかけた あの日の…なんだっけ?
SEAGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨金戸覚・GRAPEVINE・高野勲果てはないと あてはないと 笑ってるの? 泣いているの? わかってる  ガラスの海の世界へ ガラスに仕切られた世界へ 誰にも触れられず 誰にも触れさせず 見棄てられた 見棄てられた  吐いてしまいそう 殺してしまいそう 笑ってるの? 笑えばいいよ  ガラスの海の世界へ ガラスに仕切られた世界へ 微かに波を立てて 僅かに餌を食べて そして撥ねた 水が撥ねた  さして寒くも 暑くも無く きつく目蓋を 閉ざしてる  ガラスの海の世界へ ガラスに仕切られた世界へ 誰にも触れられず 誰にも触れさせず  忘れられたはず の 何か 浮かべていた 
シスターGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨金戸覚・GRAPEVINE・高野勲ノイローゼになったよロクサーヌ 気に入った おまえのせいだなんてクソくらえ  おまえのキスを待ったよロクサーヌ キレイだ まあどれも同じようなガラクタ  あのスキニーピッグも とうとう時効になっちゃった 無力を刻むだけ  灰色に燃やされてく景色が リアルさ 真白に飛ばされてく意識で 空っぽの恋がしたいよ シスター  彼の世の使いに会ったよロクサーヌ 皮肉だ まだ見ぬ不幸を背負ったキャラクター  あのスキニーピッグも とうとう太りだしたんだ お約束どおりに  お気楽に侵されてく意識が リアルさ ああお前に何を言えばいいのか 胸クソ悪いほど愛してるさ  世界の終わりが来たって 光を失ったって つまりはヒトの涙  灰色に燃やされてく景色が リアルさ ああお前に何を言えばいいのか 空っぽの脳ミソで愛してると  お気楽に侵されてく意識が リアルさ 真白に飛ばされてく意識が開くこの世界 踊ろうシスター 
豚の皿GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨金戸覚・GRAPEVINE・高野勲不安な朝 歩く人の列 浮かれた独裁者の 狂える瞼  胃が捩れるのさえ 手にとるように冴え 救いの詩でさえ消える間近  群がりだす群がりだす 豚の皿を満たす 腹を満たす 選び抜かれたストラディヴァリウス 偉大な号令  欲しがり合う何もかも喰らう 掲げ合うスター 消し去り得るこの血の下 主導者にエール  火は消えるのか 浮かぶモニュメント いつか見た世界史の 一頁となる  不安な朝 歩く人の列 疲れた独裁者は 家に火をつける  群がりだす群がりだす 豚の皿を満たす 腹を満たす 選び抜かれたストラディヴァリウス 偉大な号令  欲しがり合う何もかも喰らう 掲げ合うスター 消し去り得るこの血の下 主導者にエール  欲しがり合う骨だけのフラッグ 称え合うストライプ 滴るほどこの血の下 支配者にエールを
ミスフライハイGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨金戸覚・GRAPEVINE・高野勲傷なんて癒せるはずはないでしょう 誰よりも頑張ってる気がしてるのよ  gettingaway  右手で刻むわ 勇気の証を 上腕二頭筋の左アンダースロー  gettingaway これだから gottagetaway 現実はイヤ  ミスフライハイ more and more high more and more  なぜみんなあたしを傷つけるのよ でもそんな自分が愛おしいのよ  gettingaway これだから gottagetaway 現実はイヤ  ミスフライハイ more and more high more and more  gettingaway gottagetaway 忘れなさい  ミスフライハイ more and more high more and more  躁 ハイ燃えてるの high昼も夜も flyhigh more and more ああ また飛んでるの
Good bye my worldGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨金戸覚・GRAPEVINE・高野勲今しあわせ? 問いかけた くだらなさ 行止まりさ 今朝もナメた真似をした それもまた  いつも通り 三つ読んで 忘れられた 道路の上 いっそ何か想えば 楽になれた  認めてしまえよ ここでセイグッバイだろ 聞こえていないよ ここで say good bye my world  雨のハイウェイ 目の前の同じ明日 やってられねぇ いやにワイパー 誘うねむけ 事故りそう  いつも通り ベッドの上 忘れてきた 三つ読んで そっと雨にうたうか 星になるか  いつも通り 三つ読んで かき消された 道路の上 いっそ何か想えば 星になれた  認めてしまえよ ここでセイグッバイだろ 聞こえていないよ ここで say good bye my world  雨のハイウェイ 目の前の同じ明日 今朝もナメた真似をした それもまた  今しあわせ? 問いかけた  くだらない
Suffer the childGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨金戸覚・GRAPEVINE・高野勲Suffer the child knock my door Suffer the child in my brain  踊る阿呆に見る阿呆 転んだ方に罪が問われる いやそりゃけっこう  Suffer the child knock my door Suffer the child in my brain  エラそうに振舞われ いろんな他人に乗り越えられる  そりゃもう貴公に及びません しかしながらまだ投げちゃいませんぜ  いざソウルをば吠えるライオン ウマそうな女葬るスキル 言わんやborn under a bad sign ただcrazy for your love 踊る阿呆  Suffer the child knock my door Suffer the child in my brain  踊る阿呆 tell me about them 歪んだソウルはいつものおまえ  いざソウルをば吠えるライオン ウマそうな女葬るスキル 言わんやborn under a bad sign ただcrazy for your love  いざソウルをば吠えるライオン ウマそうな女振り返らねえ 言わんやソウル エヴリバディ ただcrazy for your love 踊る阿呆
ぼくらならGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨高野勲からの心なら ただの体なら 馬鹿なぼくらなら 何処へでも行けるだろう  思い上がりや淡い期待 ときに涙 白い吐息はタバコなのかと とぼけてみた  決して この道の歩き方を 知らないわけじゃない 上着が要る事も ただ この冬の過ごし方を 二人だけ見えやしないのなら この手を繋いでいこう  窓の外の空 ただのからの空は 肩を寄せ合うなら 何色に見えるだろう  車の音や 風の匂い どうせ忘れんだ 指輪の跡を見ながら 指折って数えた  決して この街の歩き方を 知りたいわけじゃない 流行りのやり方も まだ この冬を過ごす事を 二人だけわかってないのなら せめて 離れないように  からの心なら ただの体なら ヤワなぼくらなら 何処へでも行けるだろう  この道の歩き方を 知らないわけじゃない 上着が要る事も ただ この冬の過ごし方を 二人だけ見えやしないのなら この手を繋いでいこう
何を話せばGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨大人になった人は当然 傘を胸に仕舞うそうだ また降りだした事を確かめながら  肌に合ったその場所で 君は綺麗にもなれそうだ 邪魔になった物を捨てればね  ねぇ何を話せばいいのかも知ってるけど ねぇ何故か知らぬ間にこんな雨になったのさ  束になって伸掛った幼い手に余る様な 無駄な季節は 唯 通り過ぎて行く  大人になった君は当然 傘を胸に仕舞いそうだ また降りだした事を確かめて  ねぇ何を思えばいいのか分かってるけど ねぇわざと知らぬふりしてちゃいけないのかな  雲は僕等の真上にひとつだけ 二人は何を見てるんでしょう?  願えばかなうのも無くなってゆくのも ねぇ何も変らないそう思えないのにさ  ねぇ何を話せばいいのかも知ってるけど もう雨はあがらない?そうは言えないのかな 
会いにいくGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨歩き回って 探してて 見つけたものは いつもの空だ  形があって それでいて 確かなものは 幾つもなかった  ひとりで 何を想うだろう 言葉にして ひとつづつ忘れて 急いで会いに行きたいなら 綺麗事は言ってられないよ  暮らしがあって 仕事をして 知ったふうな事 今日は言えなかった  歩き回って 探していたが 見つけたものは いつもの空だったんだ  ひとりで精一杯だろ ウンザリして ぐっと噛締めて 急いで会いに行きたいだろ 見てごらんよ 目の前を  あたりまえの日だって ここに在る意味で  ひとりで 何を誓うんだろう 目を開けて いつもどおりなだけ 急いで会いに行きたいなら 見てごらんよ そっと 目の前を…
マダカレークッテナイデショーGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨やかましいぐらいに目盛上げるんだ かぶりつきじゃなきゃ聞こえやしねえ 今朝食ったものでさえ思い出せやしねえぞ  脂肪の塊 取るカラクリだ ピエールとジャンはイカレたアフロだ だからこうやってファンキーな短編を残すのだ  ベラミから始まるモーレツな苦悩  バカな娘だった なかなかだった 朝方だった I'm funky モーパッサン It's funky モーパッサン 能書はもうたくさん  カレーなぞ食った憶えなぞねえぞ アルミ鍋がいけないらしいぞ 女の一生はファンキーさで決まるぞ  冷汗が乾けばもう一度踊ろう  頭の中わからなかった 荒屋だった アイムファンキー膨満感 イッツファンキー凶悪犯 問題はクロワッサン  もみあげのビストロ  脂肪の塊 取るカラクリだ ピエールとジャンはイカレたアフロアフロアフロ… …アフロディーテスチャイルド  ベラミから始まるモーレツな苦悩  バカな娘だった なかなかだった 朝方だった I'm funky モーパッサン It's funky モーパッサン 能書はもうたくさん  頭の中わからなかった 荒屋だった アイムファンキー膨満感 イッツファンキー凶悪犯 問題はクロワッサン  もみあげでListen!!
Sundown and hightideGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨まるでカスタードを指でなすりつけた 体のグラデーションを眼に焼きつけた  通わない心の隙間埋める会話 物々しいためいきの意味は  髪の短いのが好きになってしまった 顔が見えぬよう君に目隠しした  禍々しい世界を遠ざけるように裏返す 弛みない弛緩を繰返して  Sundown I'm waiting for your Libido 七色になってよ さあ 思い切って 花びらになってよ  さよならなんて言葉 横切っていった 回路 赤いシグナルが明滅していた  迷わない道標があるとすれば そういう 生々しい姿態の方がいいんだ  hitide 君を傷つけたい カナリアになってよ さあ 思い切って そう  Sundown I'm waiting for your Libido 七色になってよ さあ 思い切って マルキドが待ってる hitide 君を傷つけたい カナリアになってよ さあ 思い切って 花びらになってよ  Sundown and hightide
それでもGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨瞼の裏の鮮やかな色 あなたが着てた 黄色のワンピース ふと空見ました 季節がかわる  笑いました 涙も流れました それでも また立止まりそうになって あなたの事を想う 少しだけ 微笑みくれませんか 死ぬまで 抱いていたいのです 川辺の街の工場の煙 たばこ屋の壁が 派手でしたね 時計壊れてしまった  なぜ強がる 歩きました 迷いも殺しました それでも また足下見失って あなたの事を想う 少しだけ 泣かせてくれませんか 息が止まって しまいそうです 買ったきり積んだままにしてた 難しげな本が 今わかった気がしても 明日仕事休みにしなくちゃ 海にでもいきましょう  瞼の裏の鮮やかな色 ふと空見ました 季節がかわる
アナザーワールドGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨見ていたよ 知っていたよ 泣いていたのは 幾つかは置いてきたろ 悲しい顔だ  誰かが土足で入り込む 誰かがまた踏み荒らしてる そんな気がしてたっけ  世界から日常から抜け出せるかい 世迷い言も裏返せば容易いのかもな  生まれた時から歩けるのは この道だけだったのか だけど  空に届きそうで また手を伸ばして やめて 明日もう一度 いつかはきっと あの向こうへと 精一杯息をして いつの間にか ぼくらには見えやしない  ああもう いつか消えてしまいそうで また手を伸ばして やめて 言ったろいつも 見てたろいつも  あの向こうへと 精一杯の声で 体で 明日もう一度 いつかはきっと  あの向こうへと 精一杯息をして いつの間にかぼくらには もうぼくらには 見えやしない
R&RニアラズGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・高野勲・根岸孝旨年甲斐もない? 若いじゃない 若いこそが転がる石だ ウイスキーじゃない? いつからだ ウイスキーじゃなきゃ ノーノーR&Rじゃない  変だ どこからどこまでだ マッドラブ… アンドダンス…? 確かにそういえば踊る気ない  逃がれ逃がれ逃がれて まだどうやらできません このままヤケになるのか 己に嫌気がさすのも悪くない  逃げろ逃げろブーたれて いまや恋などできません 追われてるわけじゃないけど なぜかこういうのを誰もうたわない  上手いじゃない 若くない? 若くなきゃ 泥んこ水だ レスポールかな レスポールじゃない レスポールじゃなきゃ ノーノーR&Rじゃない  変だ 上から下までだ でもまあいいんだ 不確かな行為なら嫌いじゃない  燃える燃える燃えてるけど ヘタじゃないのにイケません あの娘がヤケにすごいので ヤケにニヤけたおぼえはあるけど  まわるまわる目がまわるぜ まだどうやら抜けません 水差すわけじゃないけど なぜかこういうのを誰もうたわない  そうだ 変だ 何から何までだ マッドラブ… アンドダンス…? 確かにそういえば踊る気ない  逃がれ逃がれ逃がれて これ以上など言えません このままヤケになるのか 己に嫌気がさすのも悪くない  まわるまわる目がまわるぜ まだどうやら抜けません  水差すわけじゃないけど 一人そう 言わば誰もうたわない
ナツノヒカリGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・高野勲・根岸孝旨坂道で 仲なおりしたのは夏だったっけ ひとつだけ教えて いつか言いかけた言葉は夢?  どこまでも続く気がしてた蒼い道は 頭の中で夏の光に飛ばされてしまった  こんなに経ったね だからまだ 君を抱きしめてなかった だからさ ねえ 君が好きと言えなかった ほらあの日だって  薄目開けてる季節に少しハイになりながら 汗だくのシャツで いつまでも遊ぶつもりだっけ それはずるいよね  だからなぜ 君の髪に触れなかった あのままで 他に何もいらなかった 今あの日差しで  向日葵なんかちぎれてしまったんだ 坂道だった 君はなんて言ってた?  だからまだ 君を抱きしめてなかった だからなぜ 君の髪に触れなかった あのままで 他に何もいらなかった だからさ ねえ 君が好きと言えなかった ほらあの日だって  どこまでも続く気がして それはずるいよね 
B.D.S.GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・根岸孝旨はずみでそこに入るギア 音ひかえめにさばく はみ出る 見失うセンターライン ささやかに後悔する  絵に描いてあるような 目に入る蜃気楼 手に入るのはもう そこまでだ  目の前がどうにかなる 誰の前で踊りたがる? そうやって?へえー 迷える脳は問いかける 今ブレーキダウンはどうなんだ? 見ろよ疾走中  「旅です」とか大袈裟に言え 生まれかわれるかもよ さわりで本当はドライブスルー どこにも向かわねえ  背に腹は変えられぬ 根っからの逃避行 手に入りそうだったっけ? おわかれだ  目の前を鳥が舞う 軽めの方が体にいい みたいだ アクセル踏めばどうにかなる おれ曰く 「ブレーキダウンはかんべんな」  目の前を鳥が舞う 誰の前で踊りたがる? 笑わせるぜ 迷える脳は問いかける 「今ブレーキダウンはどうなんだ?」って 目の前がどうにかなる ハイウェイの上 盛り上がる おれ独りで 迷える脳は手に余る 今ブレーキダウンはノーなんだ 見ろよ疾走中 
lambGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・根岸孝旨永遠の鮮度 稀有なるセンス 絵具で塗潰してみた あのファインダー越しに見えたボードレール 神の視線 かの叙情性 愛の付箋 掠れたきれぎれの詩 焼捨てるか 食べてしまえれば  絶間なく流れる夢現のように身を投じて 壁に掛かる絵に何を溢したの? 嘘で拭取れやしない  叫んでみたのは 若さの証明 他にない 歪んでいったのは いつかの少年に違いない  影を追って種を落とし 漸うにして集めた僅かばかりが 掌で崩落ちてみせた  さよなら 麗しき思い出の数を数えてみた 壁に掛かる絵がくれた優しさを 今は噛潰してしまいそうなくらい  確かに手はあった 故に手を尽くしてみたつもりだったんだ 仔羊の肉を喰らって赤いワインを 飲散らかしてるはずだったんだ いっそ聞こえなくしておくれよ あの鐘の音を 決して  叫んでみたのは 若さの証明 他にない 歪んでいったのは いつかの少年 叫んでいたのは 確かな声 耳を刺す 
So.GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・根岸孝旨「あたしを愛してくれる? あたしの歌伝わってる?愛を歌ったんだ」 ちょっと黙ってくれ 斜から見るほど滑稽 あなたには向いてないんじゃない? けどのしあがる やりやがる のしあガール火を点ける  さっきは悪かったぜ 才能に気付けなくって ハモリが上手いんだ?  みんな合わしてくれ ここから見るこの光景 アメリカとヨーロッパの違いがわかったんだ Let me down こりゃ失礼  So what? 私に聞かれたって 神じゃないんだ どっかの奴とやればいいんだ 私に言われたって 君が当たればわかるこった いつかの娘も同じだった  「あたし変わってるって よく言われるんだ これって褒め言葉よね?」  ある意味褒めてんだ 稀に見る愚の骨頂 態度に出せやしないもんね ほらKnock me down 面白え  そう断末魔ならもつと 派手じゃなくっちゃ こっそりいなくなるのだった 私に言われたって ヤマが当たれば儲かるのだった いつかの娘も同じだった  So what? 私に聞かれたって 神じゃないんだ どっかの奴と寝ればいいんだ 私に言われたって ヤマが当たれば儲かるのだよ もっと派手じゃなくっちゃ意味がないんだ どっかの奴を釣ればいいんだ 私に言われたつて 君が当たればそれでOK いつかの娘も浮かばれんだ
風待ちGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・根岸孝旨季節はずれの雨が好きな あなたに悪いけど 晴れた日の空の下で わりとうまくやれてる  たまに会う友達は 昔の話ばかり あの頃見てたもの あれもこれも遠すぎて  みんな知らぬ間に時を過ごしたのかなあ 思い描いたとおり? ちょっと違う 今 夏の香りがしました 涙が出なかったのはそれのせいかなあ  待合わせの人の隙間歩き慣れたけど あなたなら心の隙間見抜きそうな気がした  目指すもののカタチは少しづつ変わってく まわりが思うほど じつはそんな器用じゃない  あれ?いつの間にこんなに疲れたのかなあ まだいけるつもり ちょっとはつらい また花は咲き 枯れました たまにはあなたの顔 見れないもんかなあ  街の色に染まって ときに何も思い出せなくて 今ここに何が足りないのか わかってない わかっちゃいない  髪を少し短くした  みんな知らぬ間に時を過ごしてるのかなあ 思い描いたとおり? だったかなあ また夏の感じがしました 明日も晴れだったなら会いに行こうかなあ 会いに行こうかなあ 風のせいかなあ
きみが嫌いGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・根岸孝旨君が嫌いなのさ 君もおれが嫌い それは奇遇だ もしかしておれたちは 気が合うのかも知れんね  誰が決めたのか 神が与えたのか 雨のニオイが理屈にからまって 余計不愉快だろうね  結ばれる運命?クソくらえだ 明日を恨んで禁じられた たそがれるoneday 本当は不安で 傷を舐め合うんだぜ  見てやろうぜ 見て欲しいのなら いずれわかるのさ 見破ろうぜ 危険信号だな 雨に打たれた二人が マジで信じてるメロデイー  君の苦悩だとか 世代の主張だとか 誰が好んで空き地を争って また元のふりだしへ  結ばれる運命?クソくらえだ 如実ただ不安でがんじがらめ いつバレるハンディ 割れるサウンドで 傷口開いてさ  見てやろうぜ 見て欲しいのなら いずれわかるのさ 火傷して 眉間にしわ刻む なのにまだ見栄を頑張るさ パターンクレイジー  見破ろうぜ 所詮シーソーだな かなりいかれた野郎が マジで信じてるメロディー  君が嫌いなのさ 気が合うのかもな 
discordGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・根岸孝旨胸を張って言える事はない 腕伸ばして届くはずもないうえ  まして 人の出会いは困難でもどかしくて 壊れてみたいが 優しく さあ 優しくね  裏切れ世界を手に入る程度の明日を売れ 裏切れ未来を 信じないもんね この道の上 それが正解なんです  夢を買って当たるはずもなく 朝のバス停 今日も乗過ごすだろうね  いっそ 全て壊す爆音のディスコードで 奏でてみたいが おかしくない? 恥ずかしくない?  裏切れる愛を手に入る程度の誰かで 火が消える前の喪失感は もうあなたにあげる  裏切れ世界を手に入る程度の明日を売れ しらふじゃいかんよ 優越感をくれ 甘いスウィーツをくれ  振切れ世界を目の前の迷路にケツを振れ 裏切れるだろ? いってしまえよ あの未知のウェイ それが正解なんです
ふれていたいGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・根岸孝旨お世辞のひとつも言えれば申し分ない 捨身の無敵の気分さ ハロー ごめんね 愛の力借りて レノンの真似をして言う アイノウ いつかはバレちゃう本当の事  ふれてイエーいよう! 全ては大成功! 君が笑った 明日は晴れ エヴリデイのブルース 消えていかねえぞ 恋ならでは 超えてゆけ そして…終わらねえ!  不定期の奇跡が起きれば儲けもんだ 受け売りの言葉も決まれば 見ろ! 止まんねえ  愛の力足りない レノンがパーでぼくはグー アイノウ なるようになれだ いつもの事  届けるよ! いいの? この目にはずっと 君が映ってる 見つめたままで言えるよ やがて夢へと 何が待ってんだ? 何迷ってんだ?  ふれてイエーいよう 全てを抱いてゴー 君が笑った 明日は晴れ エヴリデイのグルーヴ やがて夢へゴー! 恋ならでは 燃えてゆけ そして 終わらんねえ! 
ポートレートGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・根岸孝旨あの目の前を通る長い道で あの海が見えるんです あの短い永い季節が 昨日のように想えるんです  皆短いスカートはいて この道を通うんです いつからか絵を描くのやめて しばし見とれてるんですけど…  雨だ この営みってのは 誰に会いたいか にわかに晴れあがって 見ればわかる  色を付けずに暮らしてる 使わなかった絵具はずっと 心のどっか いつかわかる事も知らず あっけなく 混ざりあうのさ ほら 微妙になっていく この絵が出来あがれば  気の短いのがいけないよと いろんな人に言われるんです いつもはまわりがうるさいので 帰路につこうが悩んでるんすけど  だめだ 奇しくも“人並み”ってやつは いつかは必要だからと いやもう必要はないと 誰が言える  窓を開けずに過ごしても そばにあった思い出はもう どこにもなくて いつかわかる事も知らず あっけなく まわりだすのさ ほら 遠くなっていく 記憶の片隅で  君に会えたらって いや もう一度会いたいって言えば 明るく  色を付けずに暮らしてく 君を描く絵具はずっと ここにあった いつかわかる事も知らず あっけなく 混ざりあうものさ ほら 微妙になっていくのは この絵が出来あがれば  見せてあげない もう見せられない
hereGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・根岸孝旨柔らかな手を放されて泣く夢 生まれたこの気持はどこに埋めよう  追われて辿着く場所を探してる 怖いけどそれは曖にも出せない  君や家族も 傍にいる彼等も この街も あの夏も すべてはこの腕に抱かれていて  突抜ける身体を 胸はずませ 移りゆくだけの日を あなただって 見失う道を 歩きだせる 誰かに話せ 思いがけない事  壊れても手を差延べるわけもなく 問われてみたところで応えられない  はずみや軽さで 人は悲しまされる 投げ出すも 指さすも 「やがて夜は明ける」とあしらうだけ  薄れゆく空の色 息はずませ 見えぬ坂道を 遠くなって 消えゆく言葉を もう吐き出せ 声が聞こえたら 思いがけない場所へ  君や家族を 傍にいる彼等を あの夏を そういう街を 愛せる事に 今更気付いて  突抜ける身体を 胸躍らせ 移りゆく時間の水脈 あなただけ 見失わぬよう 手 離すなって 声が聞こえたなら 思いがけない人へ
想うということGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・根岸孝旨君が何かを想ってぶつかるなら 明日には ええ 明日には 消えそうです  君に足りないものがもしあるなら 他人には そう 他人には見えない  話してよ 話してない事を 失くしてないその素顔で  その目に映るまで  Just come around come around 繰返されても 選び得る両の手 そのドアを開けていいんだよ Just turn around turn around 振返ればいつも 誰かが笑いかけていて  君が誰かを想って生きてるなら 明日には ええ 明日には 晴れそうです  真昼間の上 灼けつく駅の中で 凍てつく街の中で 現在の向こうへ放り込め  手を伸ばして  Just come around come around 繰返されても やがて得る感じ方で そのドアを開けてみたいよ Just turn around turn around 振返ればいつも 誰かが笑いかけていて  君が何かを想って痛むなら いつになく優しく振舞えそうです  明日には ええ 明日には会えそう
南行きGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・根岸孝旨朝はいつもアメリカン お砂糖は使ってるふう 気になっていた胃の調子庇いつつ  憧れるはアメリカ まだブレーキはかからぬ ガソリンの値段変わらんから大丈夫  「まわりの他人は皆やってんの」 言いきかせましょう 本当はすごいの持ってんぞ こういうの  だまされるのは世の中 試されるはあなた方 どう聴こえてんの? まぁそんなもんでしょ  南へ行くためには 英語だって覚えなきゃ 今日も好印象で 右側走って行こう 免許は持て  生き方までアメリカ 傍迷惑は知れず 知り合ってまだ間もない このモジョムード  「みだりに安売りしなくても」 誰かれそう言う 報われる愛を待ってんの  脱がされるのも慣れなきゃ お金もちょっとは貯めなきゃ そう思ってんだが まぁ どうでもいっか  南へ行きたいのさ 涙も少しだけこぼれるさ  理想はもうちょっと上 嫌がられて結構 もう後に引けん
ReverbGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・根岸孝旨魅かれていく身体 抑えられない  押されてる背中 前さえ見えない 足元が何故か 苛立つのさ  君を呼ぶだけで 埋まるわけない 夢はここまでで 嘘になるとでも言うのか  迷わせて 迷わせて 我を忘れるほど甘く 辿着けぬようにはやく  消えないだけ 醒めないだけ 痛みを断切る恋じゃなく 君を失うよりはいっそ 目を閉ざして  剥がれていく壁が 支えられない 本当の事などもう 知りたくもない  頬撫でるくらいなら ここを刺してくれ 見つめりゃそれだけで 理解りあえるとでも言うのだろう  限られて 限られて 光を集めるようにはかなく 昨日にすがるように脆く  通わせて かよわせて 二人を結べるようにはやく 君を抱きしめたのはいつ?  君は目をあけて 何処を見てるの? 全てはこのまま 嘘になるのかも  迷わせて 迷わせて 我を忘れるように甘く 辿着けぬほど深く  見えないだけ 認めないだけ 痛みを断切る恋じゃなく 君を失うよりはいっそ 目を閉ざして  目を閉ざして 
SUNGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・根岸貴幸ガラスの向こう見ていた 風は通り過ぎて行ったか 「次は遠くへ行こうよ」って 鳥達が囁く  出会った頃 思いだした 君はわらってばかりだな 目を閉じるだけで そう 大きな夢見れたっけ  my sun, my little sun 見えるかい? 渇いた 渇ききった瞳で your son,your little son 目をそらしたって It's coming back, getting to come back to me  空の青は変わらず 僕等を包込んでたんだ 胸いぱいに吸込めたら 振返りもしなかった  my sun, my little sun 理解かるかい? 砕いた 噛砕いた言葉で your son,your little son 振払ったって It's coming back, getting to come back to me  遠いはずの明日の為に 残り僅かなお楽しみに 生まれ落ちた子供達の為に あなたはいつも同じ顔で見るがいい  my sun, my little sun 見えるかい? 渇いた 渇ききった瞳で your son,your little son 目をそらしたって It's coming back, getting to come back to me  my sun, 聴いてるかい? my little sun your son,your little son 手を伸ばしたって my little sun ただ照らし続けてただけ
光についてGOLD LYLICGRAPEVINEGOLD LYLICGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・根岸孝旨少しはこの場所に慣れた 余計なものまで手に入れた イメージの違いに気付かなかった  人の流れ眺めながら 時計をこの目で確かめるが 季節は変わり始めていた いつのまにか  そうきっと 急ぎ疲れたんだ ほんの少し 情熱を 抱えたままで立ってたのさ  何もかも全て受止められるなら 誰を見ていられた? 涙に流れて使えなかった言葉を 空に浮かべていた いつも いつも 心はただここにあった  仮定だらけの話題になれば 答えを出すのを諦めるが 溜息の向こうで誰かがいつも 手を振っていた  もう一度 君に会えても 本当は もう二度と届かない様な気がしてた  光に満たされてゆくこの世界の中 何をしていられた? 誰もがうかれて理解りあったつもりなら それだけでいられた いつか いつか 忘れてゆく人になるさ  そうきっと 昨日に疲れたんだ ほんの少し 情熱を 抱えたままで 待ってるのか  何もかも全て受け止められるなら 何を見ていられた? 誰もがうかれて理解りあったつもりなら それだけでいられた いつも いつも  光にさらされてゆくこの世界の中 君を見ていられた 涙が流れて聞こえなかったとしても 空に浮かべていこう いつも いつも 僕らはまだここにあるさ
スロウGRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE・根岸孝旨眠りは妨げられ 頬にかかる息を知って 時間を止めてた やわらかに折れた腕絡めてみた  遠く離れてくようで 無理に語りかけてみて 答えを待ってた 聞こえていた唄 重ねてみたりして  素晴らしき迷路に舞うメッセージ 見とれては消えた  めぐりあうたびに溺れて 見失うたびに胸焦がしてた 願いは波に揺られて まだ見えない明日へ 何も変わらない朝へ  流れおちるはやさで 追いつけない訳を知って 深く染まっていく あざやかに見えた で 何を失くした?  虚しく愛を ったって バカにしていられた  探りあうたびに汚れて 「誰かのために」と言聞かせてた 迷いは波に委ねて 何を犠牲にしても 心が傷つかぬように  素晴らしき迷路に舞うメッセージ もつれては消えた  めぐりあうたびに溺れて 見失うたびに胸焦がしてた この身は波に委ねて 何を犠牲にしても 探りあうたびに汚れて 「誰かのために」と言聞かせてた まだ見えない 追いつけない明日へ
白日GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE育ってきた場所を離れた 契りあってた日々はもう過ぎ去った  夢は夢のまま  うだる様な道の真中で 君に似合ってた色を思出した  捨てられない言葉が唯邪魔になるだけ 願ってはみた―――  “さよなら”の暑さが また僕等を焦がした こころが真白にした 君がいない空 舞上っては消えるから  探してた頭の中で 見た風景は 朧気な季節さ  捨てられない言葉が また空回りだした 届きそうな気がした  夢はまだ夢の様 懐かしがってはいないか? 逃す手はないさ―  このままじゃ いつか遠く 離れて行きそうさ こころが真白じゃない 君が見えてたんだ 我儘な暑さは ほらまた僕等を焦がしてる こころを真白にしたら 君がいる空へ 舞上ったら見えるから
涙と身体GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE雨にあわせ通りすがる夢を見た 睫毛伏せる君は目の前に居ない  触れた事は無かった いずれ触れるのも解ってた 崩れるのは目に見えてたけれど―  薄めるだけ薄めて 飲込めぬくらい 掠れる声じゃ届けられそうにもない  くれたモノは何だった? 幾つの夜明け過ごしてきた? 溢れる程聞出せやしないけれど― 見つめててもいいの?  何を忘れる涙 さよなら言わせたりして 誰に預ける身体 只それを認めるまで  いつも匂いだけ蘇らせては 見つめるこの手 プライドさえ残らない  触れたくなど無かった いつか触れるのも解ってた 溢れるのはキミだけじゃないけれど―  見つめてて欲しいの?  何を忘れる涙 さよならを真似たりして 誰に預ける身体 話す事には嘘が無い?  何を忘れる涙 さよなら言わせたりして それが水当の身体? 抱く程に焦がれるだけ
君を待つ間GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨GRAPEVINE会いたくないまま季節は変わり 毎度の会話も軒を連ねた  Ah 寄集まってきた子供の差出した 御自慢の脚に頬染めた  やわらかな光に騙されながら行こうじゃない 泣きそうな顔もきっとバレてしまうのに君を待ってた だから たまに会ってさ 喋ってたいじゃない いつまでだって待ってるから  細部の愛撫も怠らぬ様に 大事な道具を壊さない様に  Ah 経験不足だった恥ずべき僕達は 禁断の味わいに溺れた  本当はもっとこんなふうに話してみたりしたいんだよ 後悔も適当に咲乱れるなんてわがままだった かもね “いきおい”はなしでさ 抱合いたいよ こんなになって待ってるのに  Ah 考えてた事 待呆けた事 永遠の様に感じていたい  やわらかな光に騙されながら行こうじゃない 泣きそうな顔もきっとバレてしまうのに君を待ってた だから やっぱり会ってさ キスくらいはしたいじゃない いつまでだって待ってるから 待ってるから 待ってるから… 
手のひらの上GRAPEVINEGRAPEVINE田中和将亀井亨つまりはいつもの様に過ぎるという事 或は音をたてて崩れそう  思い出したくもない事思い出になってた 言葉じゃ簡単なんだけど ほら  ただ好きなだけじゃこの手 離れるだけ 手のひらの上 残る 儚いもの 溢さぬ様  伝わらない物の道理を伝えようと か弱い老体に鞭打ってみたりして  何所で暮らしたって 変わらないと思ってた 心閉ざしたまま見る空  ただ好きなだけがその手 繁げてるだけ 恵みの雨 待つのが 何故 こんなに疲れるのだろう?  とうとう檸檬一個分だけ思いを受け取って 心開いてさ 今はほら  ただ好きなだけがこの手 繋げてるだけ 時間が過ぎてしまえば儚いもの  もう手のひらの上 消えてなくなって 忘れられたはずなのに ふと何度も蘇るのは?  気がついたら 春だったとは
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