山崎剛昭作曲の歌詞一覧リスト  54曲中 1-54曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
夢一筋島津悦子島津悦子下地亜記子山崎剛昭南郷達也夢のためなら 我慢もできる 夢のためなら 耐えてもいける 人と生まれて きたからは 飛ばなきゃならない 空がある 燃えて行(ゆ)け行(ゆ)け 燃えて行け行け 夢一筋に  夢があるから また起き上がる 夢があるから くじけはしない 転ぶそのつど でっかくなる 根性試練の 雪だるま 賭けてぶつかれ 賭けてぶつかれ 夢一筋に  夢はかならず この手で掴む 夢はかならず 叶えてみせる 茨道だと わかっていても 行(ゆ)かなきゃならない 明日がある 退くな止まるな 退くな止まるな 夢一筋に
水熊の母島津悦子島津悦子佐野文香山崎剛昭南郷達也何を言うやら 旅鴉 息子気取りの 嘘っぱち 小銭目当てじゃ ないならば やくざ姿で やくざ姿でなぜ来たか  確かに私にゃ 江州阪田(ごうしゅうさかた)に残してきた 「忠太郎」という息子がいましたよ。 なんでお前さんがそのことを知っているのかわからないが、 その子は五つの時に死んだはずだ。 お前さん、水熊の金を狙ってのゆすりたかりなら、とっとと帰っておくれ!  もしやほんとに 忠太郎 訪ね訪ねた 旅道中 胸に抱きしめ よく来たと 言ってやりたい 言ってやりたい母ごころ  ひとり残してきた幼い息子のことを、忘れたことなどありゃしない。 ああ、どうして置いてきてしまったんだろう、甘え盛りのあの子はきっと、 おっかさん、おっかさんと毎日泣いて暮らしたに違いない、 すまない、すまない忠太郎…。 だけど私にゃ「お登世」という可愛い一人娘がいる。 風来坊のような男が兄だなんて、 世間に知られるわけにはいかないんだよ…。  店(たな)と娘を守るため 口に出たのは 責め言葉 許しておくれ 忠太郎 夢に見ぬ夜は 夢に見ぬ夜はないものを  「忠太郎」
男富士鏡五郎鏡五郎下地亜記子山崎剛昭南郷達也富士のお山と 約束したぜ 俺もなるんだ 日本(にっぽん)一に 骨が折れよと 身が裂かれよと 放すもんかよ この夢は 峰の白雪 光り輝く 男富士  胸をたたけば ホコリもでるが 嘘や遊びで 女は抱かぬ 惚れたおまえを しっかり守り 明日(あす)はこの手で 春を呼ぶ 夕陽真っ赤に 命燃え立つ 男富士  雪は流れて 大河となって 人はもまれて 希望(のぞみ)を咲かす 腹で泣いても 弱音は吐かぬ いつか大きな 鷹(たか)になる 雄姿(ゆうし)凜(りん)りん 空にそびえる 男富士
八尾・風の盆鏡五郎鏡五郎久仁京介山崎剛昭南郷達也飛騨の山あい 坂の町 土手に飛びかう 夕蛍(ゆうぼたる) 逢えば帯解く 間ももどかしい 三味(しゃみ)の音(ね) 衣擦(きぬず)れ 窓の月 戻れなくても いいのかえ 八尾(やつお)遣(や)るせぬ 風の盆  おまえ忘れる 暇がない おわら恋しい 夢ばかり 命かけても うばえぬ女(ひと)よ 死ぬときゃ一緒と 云うけれど わるい女で いいのかえ 三味の棹より 身が細る  誰か不幸に 落としても 恋の成就(じょうじゅ)は 叶わない 三日三晩の 逢瀬のやつれ 胡弓(こきゅう)が泣かせる 別れぎわ 戻るしかない いいのかえ 八尾名残りの 風の盆
悲しい女鏡五郎鏡五郎淀三吉山崎剛昭南郷達也女ひとりの みれん酒 悲しい過去の 思い出よ どこにいるのよ ねえあなた こころの涙が しくしくと そんな女の そんな女の しのび泣き  女ひとりの 忘れ酒 男のあんたにゃ わかるまい そっとしずかに 身をよせて 生きる灯(あか)りを ゆらゆらと そんな女の そんな女の ひとりごと  女ひとりの なみだ酒 あの日の倖せ また浮かぶ 罪な恋だと わかっても お酒飲むたび ほろほろと そんな女の そんな女の 酔みれん
男の風雪鏡五郎鏡五郎久仁京介山崎剛昭南郷達也逆(さか)ろうな さだめ受けとめ 旅ゆけば 佐渡も弥彦も 風と雪 おけさ袈裟懸(けさが)け 三味線(しゃみ)を抱き 寒(さぶ)や寒(さぶ)やで 峠をこえた すきま風吹く 仮の宿  風を追い 風に追われて 幾歳(いくとせ)か 親の顔さえ 遥かなり 春にゃ桜が 咲き誇る 秋にゃ芒(すすき)も 招いてくれる こころ晴れる日 いつじゃやら  しんしんと 雪の降る夜 あつあつの 豆腐おどらせ 鍋を食う そんな一夜の あの女(ひと)が 終(つい)の棲(す)み処(か)に なってもいいと 髪をみだした 柏崎
長良川舟唄鏡五郎鏡五郎久仁京介山崎剛昭南郷達也流れゆく 川の水面(みなも)に 降っては消える 細雪 夏の鵜飼いの しあわせが 噂ひとつで 壊れるなんて 知らなきゃよかった 恋の裏 舟唄聞こえる 長良川  かがり火を 水に映(うつ)して ふたりが燃えた 夢一夜(ひとよ) 死ぬの生きるの 嘆(なげ)く日を 誰がわかって いたのでしょうか 愛(いと)しさ憎(にく)さの 旅の宿 夜更けて木立(こだち)の 蝉しぐれ  夏帯(なつおび)を すすり泣かせて 解(ほど)いたあなた 水鏡 女いのちの 黒髪で 男ごころを つなぎたかった 今では独(ひと)りに 戻れない 流れの舟唄 長良川
五郎の人生百年桜鏡五郎鏡五郎夢ユメ子山崎剛昭南郷達也若いあの日が 過ぎたって すべて終わりと 嘆(なげ)かない 今は人生 百年時代 ひと桜(はな) ふた桜(はな) 咲かす気あれば ぐんと湧(わ)き出る 愛がある 喜び分けあい みんなで咲かす 人生百年 百年桜  手と手つなげば 艶(つや)が出る 無駄にならない その笑顔 今は人生 百年時代 ひと桜(はな) ふた桜(はな) 咲かす気あれば ぐんと湧き出る 愛がある 元気で長生き 寄り添いながら 人生百年 百年桜  昭和 平成 生きぬいて 時代変わって また生きる 今は人生 百年時代 ひと桜(はな) ふた桜(はな) 咲かす気あれば ぐんと湧き出る 愛がある 頑張らなくても 楽しくやろう 人生百年 百年桜
みれん船鏡五郎鏡五郎久仁京介山崎剛昭南郷達也汽笛ひびけば 波の瀬を こえてゆくのか おまえはひとり 女ごころに ほだされながら 惚れたよ 泣いたよ 夢見たよ 霧のみなとの みれん船  おれにつくして くれた奴 それがどうした 訳さえいわず 男なりゃこそ 手をふるけれど 惚れたよ 泣いたよ 夢見たよ 鴎あと追う みれん船  白い灯台 波の音 胸がさわぐよ 男の未練 恋はうたかた いつまた逢える 惚れたよ 泣いたよ 夢見たよ 名残りつきない みれん船
大阪箕面しのび恋鏡五郎鏡五郎森口冨士夫山崎剛昭南郷達也小川のせせらぎ 静けさは 沈んだ心も いやされる 新緑(みどり)が芽を吹く もみじ谷 あなたに命を あずけた私 どうすりゃいゝのよ 教えてよ 滝も見つめる 大阪箕面 しのび恋  小鳥のさえずる 滝路(たきみち)を 見上げてたゝずむ 山桜 あなたの温(ぬく)もり 優しさに このまゝ抱かれて 夢ではないと どうすりゃいゝのよ せつなさを 滝もほろりと 大阪箕面 しのび恋  紅葉(もみじ)の照葉(てりは)が 朱に染まる この坂登れば 滝の音 今でもあの日の 想い出が 人目(ひとめ)をしのんで 泣かない筈(はず)が どうすりゃいゝのよ 教えてよ 滝も泣いてる 大阪箕面 しのび恋
はなびらの雪鏡五郎鏡五郎久仁京介山崎剛昭南郷達也羽織(はお)った角巻(かくまき) 寒(さむ)かろと 雪をはらって 迎えてくれた しのぶ恋路の 雪明かり 見せてあげたい このいのち 燃えてとけます はなびらの雪  雪国・駒子と おなじ名で それがいいねと 愛してくれる 逢うが別れの 初めとか ずるいおんなに なれるなら なってあなたを あゝ縛(しば)りたい  袷(あわせ)の紬(つむぎ)に 染めの帯(おび) ほどく手ぎわに みだれるこころ 雪がしんしん つもるほど 白きうすもの 紅が差す 夢の散りぎわ はなびらの雪
夫婦桜鏡五郎鏡五郎下地亜記子山崎剛昭南郷達也大寒(おおさむ)小寒(こさむ)の 冬の日も 暦(こよみ)の先には 春がある 負けたり泣いたり 転(ころ)んだり いろいろあるけど ええやないか おまえと二人で 夫婦桜を 咲かそうな  「愚痴(ぐち)も云わんと ようここまでついてきてくれたな 今は感謝 感謝や ありがとうな」  哀しい過去なら 二つ三つ 誰もが心に 抱いている 傷あと優しく いたわって 信じて生きれば ええやないか 今夜は飲もうな 夫婦桜も 春支度(はるじたく)  散る花 咲く花 枯れる花 明日は明日の 風が吹く やるだけやったら その後は 運命(さだめ)にまかせりゃ ええやないか おまえと歩こう 夫婦桜の 咲く道を
千鳥の舞鏡五郎鏡五郎仁井谷俊也山崎剛昭南郷達也瀬戸は引き潮 夕浪(ゆうなみ)しぐれ あれも夢です これも夢 せめて逢いたや もう一度 はぐれ千鳥の 啼く声に 偲(しの)ぶ都の あのひとを  思いだします 福良(ふくら)の湾(みなと) 情かわした 春弥生(やよい) 揺れる入江の 恋小舟 呼べど帰らぬ あのひとを 待って今宵も 身を焦がす  出(い)でしあの月 雲間にかくれ 洗い髪にも ひやり風 夢で逢いたや ひと目でも 雨戸震(ふる)わす 潮鳴りに 幾夜寝覚めて 袖(そで)濡らす
織田信長鏡五郎鏡五郎仁井谷俊也山崎剛昭南郷達也国は乱れし 戦国に あれが尾張の うつけ者 時が移れば 風雲児 武運味方す 桶(おけ)狭間(はざま) 噫(あ)々信長は 此処(ここ)にあり  岐阜城(しろ)を築きし 金華山 遥か遠くに みる夢は 天下統一 京の道 行く手阻(はば)むは 修羅の風 噫々信長は 此処にあり  己(おの)がこの道 神の道 天地無限を 駆け抜けた 無念謀反(むほん)の 光秀に 散るが宿命(さだめ)か 本能寺 噫々信長は 此処にあり
おまえの涙鏡五郎鏡五郎仁井谷俊也山崎剛昭南郷達也まわり道して つまずく路地で しっかりしてよと 泣いたやつ おまえの涙を 見たときに 出直す勇気が 湧いたのさ そばにいてくれ これからも なァおまえ  惚れた苦労は 苦労じゃないと お猪口にお酌を してくれる おまえの笑顔の あたたかさ 故郷のおふくろ 思いだす 過ぎたおんなさ この俺にゃ なァおまえ  他人(ひと)がうらやむ 倖せよりも 明日(あした)があるなら いいと云う おまえのやさしさ いじらしさ 男のこころを 熱くする ふたり一緒さ どこまでも なァおまえ
俺は浪花の暴れん坊鏡五郎鏡五郎仁井谷俊也山崎剛昭南郷達也水の都で 産声あげた 昔かたぎの 勇み肌 いつかなるんや 日本一に 義理にゃ強いが 情けにゃ弱い 俺は浪花のエーエエーエー 暴れん坊  路地の灯りが 手招きすれば 足が向くのさ 縄のれん 雨の道頓堀(とんぼり) 夜更けの新地 酒と女が 可愛ゆてならぬ 俺は浪花のエーエエーエー 暴れん坊  浮世しぐれに 通天閣も 傘をほしがる 夕まぐれ 死んだ気になりゃ 何でも出来(でけ)る 意地と度胸は 誰にも負けぬ 俺は浪花のエーエエーエー 暴れん坊
宇奈月の雨鏡五郎鏡五郎仁井谷俊也山崎剛昭南郷達也深山(みやま)しぐれか 川霧か 濡れて滲(にじ)んだ 湯の町あかり 来ないあなたを 今宵も待てば 情け重(かさ)ねた 想い出ばかり… 誰かしくしく泣くような 宇奈月(うなづき)の雨  耳を澄ませば 窓の外 瀬音せつない 黒部の川よ 女みれんの 湯あがり化粧(げしょう) 髪を梳(と)かせば あなたの匂い… きっと今夜は眠れない 宇奈月の雨  枕さびしい ひとり寝の 夜がなおさら 愛しくさせる いつか忘れる 運命(さだめ)の恋と 知っていながら 残り火ゆれて… 夢で逢いたい抱かれたい 宇奈月の雨
保津川下り鏡五郎鏡五郎森口冨士夫山崎剛昭南郷達也彩(いろ)づく紅葉(もみじ) 砕(くだ)けるしぶき 保津川下り 嵐山 あの日と同じ 道をたどって 思い出してる 湯あがり浴衣 この手で抱いて 離しはせぬと なんど悔(くや)んだ 男のこころ  醍醐(だいご)の桜 いにしえ偲ぶ 腕くみ登る 東山 情が通う めぐり逢いなら 一緒になりたい 今すぐにでも 夢見る明日(あした) 生きてるかぎり 誓う目と目に いとしさつのる  木屋町あたり 肩寄せ歩く お前の笑顔 久し振り 今度はきっと 何がこようと 守ってみせるよ 命のかぎり 鴨川ぞいを より添いながら 雨の夜道に 燃えてる灯(あか)り
鏡川鏡五郎鏡五郎仁井谷俊也山崎剛昭南郷達也流れる水は 逆(さか)らわず 草木は風に ただなびく 濁(にご)った川も 澄(す)む川も 同じこの世の 川ならば 信じるままに 流れたい こころを映す 鏡川  焦(あせ)らず急(せ)かず 悠々と 試練の波に 耐えてゆく 器用に生きて ゆけないが 折り目筋目は きっちりと 男のままで 流れたい いのちを映す 鏡川  時代がいくら 変わろうと かわらぬ情け 人の愛 己(おのれ)の不運 嘆くより 生きる喜(よろこ)び 倖(しあわ)せを 肚(こころ)に抱いて 流れたい あしたを映す 鏡川
あじさいの宿鏡五郎鏡五郎ロイ白川山崎剛昭南郷達也ふたり歩いた 縁坂 今は想い出 胸に抱き ひとり淋しく 登ります それでもいつか 会えそうな 咲いて淋しい あじさいの宿  花の命は 短くて 日陰そだちの 私でも 愛しい人の そばにいて きれいに咲いて 散りたいの 咲いて淋しい あじさいの宿  宿の鏡に うつるのは 二人の絆 すりぬけた 遠い昔の ことばかり 夢でもいいの もう一度 咲いて淋しい あじさいの宿
修善寺の宿鏡五郎鏡五郎仁井谷俊也山崎剛昭南郷達也伊豆は湯の里 湯けむりに 人眼をしのんだ 恋の道 あなたに一夜(ひとよ) 身をまかせ 千夜泣いても いいのです 情けください… 修善寺の宿  あれは竹林(ちくりん) 笹の音 湯あがり浴衣で 酌をする 窓から覗(み)てる 眉月が 罪なおんなの 胸を刺す 離したくない… 修善寺の宿  墨絵ぼかしの 山の端(は)に 夜明けが白々 しのび寄る 愛しい男性(ひと)の 移り香を ひとり湯舟で 流す朝 夢は束の間… 修善寺の宿
あばれ天竜鏡五郎鏡五郎仁井谷俊也山崎剛昭南郷達也あばれ天竜 飛沫に濡れて 旅に行(ゆ)くのも 男のさだめ 泣くな深山(みやま)の 紅(べに)つつじ 伊那の七谷(ななたに) 俺(おい)らの故郷(こきょう) なんで捨てよか 恋の花  秋葉火祭り 近づく頃は 風の寒さが こころに沁みる おやじ達者か おふくろは 知らぬ他国の 片割れ月に 今日も詫びてる 親不孝  川は流れて 遠州灘に 行方知れない 俺(おい)らの旅路 明日(あす)は木曽路か 信濃路か 茜色した 西空みれば 落葉しぐれが 肩に降る
津軽夫婦節鏡五郎鏡五郎鈴木信子山崎剛昭南郷達也苦労くの字も おまえといれば ぴんと伸びるさ 一(いち)の字に お岩木山まで 届けとばかり 叩く三味の音(ね) 雪に舞う 今日の舞台は 五所川原 あいやあいやの 夫婦節  外は地吹雪 ストーブ列車 暫し待つ間の 温(ぬく)め酒 凍える手と手に 息吹きかけて 肩を寄せ合い 流れ旅 夫婦舞台は 雪の中 よされよされの 口説節  絃(いと)は切れても 絆(きずな)は切れぬ 三味が結んだ ふたりなら はまなす真赤に 咲くその日まで いのち重ねて 春を待つ 明日の舞台は 鯵ヶ沢 津軽じょんから 夫婦節
津軽海峡鮪船鏡五郎鏡五郎鈴木信子山崎剛昭伊戸のりお一世一代 鮪(まぐろ)に賭けた 男いのちの 一本釣りだ 獲るか獲れぬで 天地の違い 揺れる小船は 戦船(いくさぶね) 津軽海峡 大間の漁場  俺は十五で おやじの船に 夢を追いかけ 二十と五年 海猫(ごめ)が騒げば 鮪(まぐろ)が来ると 烏賊(いか)を仕掛けて この勝負 津軽海峡 故郷港(ふるさとみなと)  獲(と)れた鮪(まぐろ)の 背鰭(せびれ)を切って 神に供えて 両手を合わす 湯割焼酎 祝いの酒だ 笑顔嬉しい 恋女房 津軽海峡 男の漁場
惚れて道づれ鏡五郎鏡五郎仁井谷俊也山崎剛昭池多孝春おまえと歩いた 人生は 晴れの日ばかりじゃ なかったな 苦労つづきの 山坂だけど おまえのやさしさ その笑顔 あれば明日(あした)に 歩いてゆける 惚れて道づれ おまえと生きる  夢みる男の その背中 後押しできれば いいと云う いつも心じゃ 感謝をしても 口にはだせない 意地っぱり たまにゃ飲もうか いたわり酒を 惚れて道づれ おまえと生きる  あなたに出逢えて よかったと 恥じらう目許の 愛(いと)おしさ 冬の木枯し 冷たいけれど 情けのぬくもり 寄せあえば きっと来るのさ ふたりの春は 惚れて道づれ おまえと生きる
玄海あばれ太鼓鏡五郎鏡五郎仁井谷俊也山崎剛昭南郷達也寄せる荒波 玄海灘に ドドンと響くぜ 太鼓のように やるぞ やるとも やらなけりゃ この世に生まれた 甲斐がない 男 男いのちの ソレキタ ドッコイ 暴れ打ち  酒と喧嘩は 負けないけれど 「情(なさけ)」の一字にゃ 涙がホロリ 昔かたぎの 荒くれで も一つおまけに まつり馬鹿 撥(バチ)が 撥が自慢の ソレキタ ドッコイ 勇み肌  空に浮かんだ 十六夜(いざよい)月が 今夜はあいつの 笑顔に見える 惚れて結んだ 縁(えにし)なら 幸せやりたい 百合の花 男 男度胸の ソレキタ ドッコイ 暴れ打ち
これから小唄鏡五郎鏡五郎仁井谷俊也山崎剛昭南郷達也花の昭和に 産声(うぶごえ)あげて 一生懸命 生きてきた 若い者には 負けたりしない 夢を咲かそう 何度でも 心うきうき まだまだ元気 これから小唄で シャシャントネ シャシャントネ  人の出逢いは 不思議なもので 知らない同士が 結ばれた 永い苦労を いで湯の宿で 洗い流すも また楽し 心うきうき まだまだ元気 これから小唄で シャシャントネ シャシャントネ  嫁も伜(せがれ)も 我が家の宝 可愛い孫なら 尚さらに 出来ることなら 仲睦(なかむつ)まじく 家族寄り添い 暮らしたい 心うきうき まだまだ元気 これから小唄で シャシャントネ シャシャントネ  鶴は千年 亀万年よ 命の尊さ 有難さ 笑う門(かど)には 幸せ来たる 情(なさけ)かよえば 福が舞う 心うきうき まだまだ元気 これから小唄で シャシャントネ シャシャントネ
浅野内匠頭鏡五郎鏡五郎木下龍太郎山崎剛昭池多孝春叶うものなら もうひと太刀を 斬って捨てたや 吉良殿を 勅使饗応の 大役捨てて 松の廊下を 血で染める 積る恨みの 意趣返(いしゅがえ)し  「重ねて申す 梶川殿 乱心ではござらぬ。 吉良殿への積もり重なる遺恨でござる。 浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)も五万石の城主 打ち損じたからには神妙にいたす。 その手放して 衣服の乱れを直す暇(いとま)をお与え下され 梶川殿」  殿と呼ばれた 昨日はいずこ 今日は奈落の 座敷牢 なんであの時 出来ない我慢 捨てて初めて 知らされた 五万余石の 重たさを  「ああ 余はあまりにも愚かであった。 許せよ 赤穂の皆の者…」  風さそう花よりもなお我はまた 春の名残りを如何にとやせん  七日桜と 世間は言うが わずか一夜(いちや)の 若桜 死出の旅路の 白装束に 代えて覚悟の 目の裏に 浮かぶ赤穂の 天守閣
お前を離さない鏡五郎鏡五郎仁井谷俊也山崎剛昭南郷達也明日(あす)にはぐれた 男の涙 泣いて叱って くれた奴 誰も他人の この街で 惚れたおんなは お前がひとり 離さない… 離さない… 強く抱きしめ お前を離さない  苦労なんかは 慣れっこですと おれの眸(め)をみて 微笑(わら)う奴 愚痴も弱音も こぼさずに 尽くすおんなは お前がひとり 離さない… 離さない… 何があっても お前を離さない  夢があるから 倖せですと そばで酌して くれる奴 永い人生 肩寄せて 生きるおんなは お前がひとり 離さない… 離さない… 強く抱きしめ お前を離さない
男ごころGOLD LYLIC鏡五郎GOLD LYLIC鏡五郎仁井谷俊也山崎剛昭南郷達也おまえの笑顔を 見ているだけで こんなに安らぐ 男のこころ 逢えてよかった やさしい女(ひと)に 俺の…俺の…宝だよ ついて来てくれ 惚れた女はおまえだけ  誰でもひとりじゃ 生きてはゆけぬ 隣に寄り添う 誰かが欲しい 逢えてよかった 可愛い女(ひと)に 肩を…肩を…抱きしめりゃ 頬(ほほ)が羞(は)じらう 甘え上手ないい女  おまえのお酌で ほんのり酔えば 倖せしみじみ 感じる俺さ 逢えてよかった 一途な女(ひと)に きっと…きっと…離さない そばにいてくれ 惚れた女はおまえだけ
片恋しぐれ鏡五郎鏡五郎久仁京介山崎剛昭くじけちゃ駄目だと やさしく抱いた あの日のあなたが わたしの命 見てはいけない 男のこころ きりがないほど 燃やしておいて うしろ姿の 片恋しぐれ  悲しい過去より 小さなあした 夢みてつくした あゝ馬鹿でした 惚れてしまえば おんなは一途 今度こそはと 信じたわたし 情け知らずか 片恋しぐれ  泣かせてみじめに させるもあなた 喜びしあわせ くれるもあなた たった一年 おもいで橋が 渡りきれない 戻れもしない 濡れて待ちます 片恋しぐれ
北へ流れて鏡五郎鏡五郎久仁京介山崎剛昭南郷達也北へ流れて この酒場 風がつめたい 男の旅路 夢をわすれた 恋もわすれた せめて心に やさしさだけは 失くすものかと 独り言  群れにはぐれた 渡り鳥 おれと似たよな さすらい暮らし 落ちてはじめて 泣いてはじめて 生きるこの世の つらさを知って 傷のふかさを 噛みしめる  戻るあてない その道を 燃える夕日が まぶしく染める 生きる男の つよさ よわさを 胸に抱えて 冷酒あびりゃ 北の港の 春遠い
ひとり松江で真木柚布子真木柚布子大里由知山崎剛昭南郷達也一夜泊まりの この旅は 人目を避ける 宍道湖あたり 好きよ好きです 添えないけれど あなたとふたり 情けの宿で 何故かしみじみ 泣かされる あゝ女ごころの やるせなさ  ここは京店 椿谷 湖のほとりで よせあう肩が 花を散らして あなたに縋る 儚い夢を 重ねたままで みれん切なく ほつれ毛が あゝうなじにからんで 乱れます  松江大橋 わかれ橋 ひとりで淋しく 渡って行くの 恋のかけ引き からくりならば あなたなしでは もう明日はない こんな思いに なればこそ あゝ胸に抱きしめ 生きてゆく
土佐の男鏡五郎鏡五郎鈴木信子山崎剛昭南郷達也月のヨサコイ 桂浜(かつらはま) 坂本龍馬が 睨(にら)んどる 浜の砂粒 握りしめ 投げれば波間に 明日(あした)が見える 俺も負けて なるもんか しっかりせいよと 叫ぶよ波が  風よ吹け吹け 嵐来い 足摺岬は 動かんぞ 赤い椿の 花を抱き 真白い燈台 胸張る空へ 俺も負けて なるもんか 男のこの夢 結んでみせる  しぶき荒波 どんと来(こ)い 男は度胸で 受けとめる 土佐のいごっそ 荒削(あらけず)り 情けに泣いても 根性にゃ泣かぬ 俺も負けて なるもんか 黒潮乗り越え 男をみがく
契り酒鏡五郎鏡五郎水木れいじ山崎剛昭南郷達也花のいのちを この手に預け 憂き世嵐に 耐える奴(やつ) それが惚れたと いうことですと 尽くすおまえの 肩抱きよせて… 雨の屋台で 契(ちぎ)り酒  すがりつきなよ 泣きたい時は 何の遠慮が いるものか どこに取得(とりえ)の ないこの俺と 越えた苦労の 山坂いくつ… 思いださせる 契(ちぎ)り酒  おまえひとりで 散らせるものか 俺と来るんだ 花道を 言ってふり向きゃ 眸(め)をうるませて ほゝに紅さす 可愛い女… 春を呼ぶよな 契(ちぎ)り酒
しぐれ傘鏡五郎鏡五郎もず唱平山崎剛昭佐伯亮今夜で終りの恋ですか 運命(さだめ)に泣いてる しぐれ傘 秋の深さにひきづられ 切るに切れない 縁(えにし)の深さ 抱いて下さい もう一度  夜汽車の汽笛に叱られて 我が身を責めてる しぐれ傘 逢瀬重ねた隠れ宿 知っているのか 別れのつらさ 拗(す)ねて泣いてる 遠灯り  育てちゃいけない愛ゆえに 人目を憚(はばか)る しぐれ傘 どうせ添えぬと知りながら 誰が逢わせた あなたと私 罪な二人の 夜が更ける
越前しぐれ鏡五郎鏡五郎仁井谷俊也山崎剛昭南郷達也漁火ゆれる 若狭(わかさ)の宿で 別れ惜しんだ ほつれ髪 こころ泣かせる... 越前しぐれ 生命(いのち)いちずに 愛しても 帰れるあなたの 胸さえないの...  世間の風に 吹かれて揺れて おんな哀しい 波の花 未練せつない... 越前しぐれ 肌のぬくもり やさしさを 私は今でも 覚えているの...  岬に咲いた 水仙さえも 冬の寒さに 耐えている 夢を濡らすな... 越前しぐれ 叶うものなら この想い あなたとも一度 結ばれたいの...
御陣乗太鼓鏡五郎鏡五郎鈴木信子山崎剛昭南郷達也波が牙むく 能登の海 山を背負った 名舟町 夢の厳しさ 辛さに耐えて しっかり生きろと 御陣乗太鼓 情け一打ち 涙で二打ち いのちの響きだ 故郷の華だ  漁はおまえと 二人舟 冬は出稼ぎ 浪花路へ どこへ行っても 心の奥に 聞えて来るのさ 御陣乗太鼓 夢で一打ち 心で二打ち 守ってゆきたい 響きの絆  稽古稽古で 実を結ぶ 俺は夜叉面 六人衆 強さ哀しさ 冷たさ弱さ 生きざま刻んだ 御陣乗太鼓 意地で一打ち 根性で二打ち 荒浜篝火 あかあか燃える
嵯峨野路岡ゆう子岡ゆう子木下龍太郎山崎剛昭前田俊明愛していりゃこそ 憎まれ口の つらい芝居で 旅支度 ひとり身を引き 京まで来たが 未練につまずく 大覚寺 傘に泣くよな 嵯峨野路しぐれ  あのまま一緒に 暮していたら いまにお荷物 あなたには 嘘を通した 女の胸を 判ってください 清涼寺 袖を濡らして 嵯峨野路しぐれ  想い出ばかりを 追ってたならば きっと遅れる 立ち直り 橋のたもとに 涙を置いて 渡って行きたい 渡月橋(とげつきょう) いつか止みそな 嵯峨野路しぐれ
見返りの宿岡ゆう子岡ゆう子結城安生山崎剛昭ふたりぼっちに なったねと 風がつぶやく 見返りの宿 早いものです 三十年 ああ 流れる雲よ 人生坂道 転んで起きて 泣いて笑って 越えてきた  遠いあの日を 偲びあう 湯の香やさしい 見返りの宿 人の運命の いくまがり ああ 流れる川よ 今じゃ笑って 話せるけれど しんどかったね あの頃は  つらい苦労を 分け合って 心ひとつの 見返りの宿 だましだまされ 信じあい ああ 流れる歳月よ あなたおまえと 呼び合いながら せめて飲もうよ 夫婦酒 
佐賀のひと岡ゆう子岡ゆう子松本英祐山崎剛昭たそがれせまる 嬉野の宿 窓に切ない 灯りがともる 倖せだったわ 一夜の夢は 愛しながらも 湯けむりに あ… はかなく消えた 佐賀のひと  唐津くんちの あの笛の音が なぜかわびしく 心をゆする 淋しい日暮れの 別れの駅で 指をからめた ぬくもりが あ… 今でも残る 佐賀のひと  夜の深さに 想い出だけば 遠いあの日の 面影うかぶ いとしさつらさの あふれる胸に きょうも夜霧が むせび泣く あ… 今頃どこに 佐賀のひと
しのび酒真木柚布子真木柚布子下地亜記子山崎剛昭一度結んだ 絆の糸は 離れていたって ほどけない あなたひとすじ 待つ身には 夜風がつらい 噂がつらい 恋しさこらえ ひとり飲む ほろり泣かせる しのび酒  いつか一緒に 暮らせる夢が 心の支えよ 命です あなたいつ来る いつ帰る 涙が揺れる 思い出揺れる 信じていても せつなくて ほろり泣かせる しのび酒  末は夫婦と 誓ったからは 誰にもこの肌 許さない あなたわかって 淋しさを ぬくもり欲しい 優しさ欲しい おちょこに浮かぶ 面影が ほろり泣かせる しのび酒
沓掛道中鏡五郎・佐野文香鏡五郎・佐野文香木下龍太郎山崎剛昭池多孝春擦れて痛むか 草鞋の紐が 旅はつらかろ 女には 世話をかけます 浮き世の縁で 足手まといの 母子(おやこ)連れ 夫婦もどきの 旅姿 お絹 沓掛 時次郎  「渡世の義理とは言え お絹さん 私(あっし)は ご亭主をこの手に掛けてしまいやした。 償い切れねぇ罪ほろぼしの真似事に  お内儀(かみ)さんと太郎吉坊は 沓掛の時次郎  この身に代えて一生面倒見させていただきやす。」  好いちゃいけない 亭主の仇 憎みながらも 恋ごころ 惚れちゃならない 罪ほろぼしが せめてこの世で 済むまでは けむり三筋の 浅間山 影も三っつの 中山道  「私が弱いばっかりに……薬代のために時次郎さんを やくざ出入りの助っ人に行かせてしまった。 二度と刀は持たないと心に決めて足を洗った方なのに。 私たち母子(おやこ)のために いいえ このお絹のために戻ってください時次郎さん…」  一度限りさ 一度は捨てた 長脇差(ドス)を抱いての 助っ人は 生きて戻って 私のために たとえ手傷を 受けるとも いつか心は 固結び お絹 沓掛 時次郎
なぁ…お前鏡五郎鏡五郎長内譲山崎剛昭前田俊明お前がいたから ここまで来れた 運命の星に 生まれて育ち 俺の宝に なった女房 苦労ばなしが つれあいと 言えば二人の 言えば二人の瞳がうるむ  やさしい心に 出逢って惚れた 貴方の肩に つかまりながら まわり道でも かまわない 貴方まかせの 幸せに ついて行きます ついて行きますどこまでも  涙を連れ添う 人生航路 お前の杖に ならせておくれ なにを今更 ねえ あんた 夢を浮かべる 夫婦酒 俺にゃすぎるぜ 俺にゃすぎるぜ なあ お前
愛…ふたたび池田輝郎池田輝郎長内錠司山崎剛昭藤木泰哀しみは旅路に すてて汽車に乗る 漁火遠くに 揺れる故郷へ 港駅別れの夜に 濡れたま毛げが忘れず 胸にせつなく 胸にせつなく 甦る あ…夜汽車は 愛をふたたび今帰る  想い出をたどれば 遠いあの頃に 淋しい年月を ひとり耐えさせた これからは離れた愛を きっと戻すさ幸せを 心せかれて 心せかれて 汽車は行く あ…汽笛よ 愛をふたたび今帰る  黄昏に岬を 紅く染めながら 入江の灯台 今も変わらない この町でお前と二人 肩を寄せ会い生きて行く 車窓にいとしい 車窓にいとしい 面影が あ…逢いたい 愛をふたたび今帰る 
ねぶた海峡池田輝郎池田輝郎長内錠司山崎剛昭山崎剛昭海の香りを 置いてた人の 影を見送る 鴎宿 お伽ばなしが 恋船追って 夢の津軽の 霧笛町 あゝ三味線の音しぐれる じょんがら港  ねぶた祭りの 武者絵の顔に 運命占う 繩のれん 未練つぎたす 女の酒が 胸のすき間に 沁みてくる あゝじょんがら伝えて 涙のつぶを  やん衆海峡 じょっぱり船を 三月ながれて 待った恋 りんご色づく お岩木様よ せめて逢わせて 幸せに あゝ漁火恋しい じょんがら岬 
海峡岬池田輝郎池田輝郎長内譲山崎剛昭雪はふるふる追分港 鉛色した 凍てつく海は 汽笛もちぎれ 沖で泣く 鴎流氷 北の町 ここは最果て 心も寒い 遅くはないさ 俺達は 北へ流れて 海峡岬  恋に命を かけたのならば 心は一つ 変らない つらい思いを させたけど 時雨海峡 粉雪涙 見せずについて 来るんだよ 北で夢待つ 海峡岬  霙海峡 越えれば蝦夷地 尺八の音哀し 泣き節は 遠く来たねと 肩を抱き 江差追分 聞こえる町で 二人に似合う 幸せを きっと捜すよ 海峡岬
恋化粧澤本千代美澤本千代美長内譲山崎剛昭小雨そぼふる 湯の町は 想い出たずねる ひとり旅 水の水の流れも あの日のままに 雪見障子の なごりの小部屋 哀しく紅ひく 恋化粧  隣り合せに 飲む人が 愛しい貴方に 見えてくる 涙涙まじりの お酒に酔えば 窓を揺さぶる 夜風のように 心も冷えます 恋化粧  おんな心の 螢火は 小さな幸せ ほしいのよ 熱い熱い想いを 貴方の胸で もえて咲きたい さだめの花は この世がかぎりの 恋化粧
人生みちづれ田嶋順子田嶋順子長内譲山崎剛昭この人だけだと 決めたのは 貴男の背中に 温くもりあったの 心を染めて 幸せ埋める 明日を信じて 女の夢を 貴男と咲きます 人生ふたり花  人生船旅 灯をともし 苦しみ悲しみ 風よけながら 寄り添う二人に 波の華さく 貴男でよかった ついて行きます 夫婦という名の 港へ着く日まで  揃いの指輪も ないけれど 笑顔が陽だまり 思い出話  二人の坂道 つまずきながら 小さな花でも 咲かせるまでは 人生みちづれ 貴男とふたり花
夫婦酒場田中たえ田中たえ長内譲山崎剛昭恋の出逢いは ざぼん町 好きな貴男に 女の夢を 心あずけて 寄り添いながら 紅もほんのり 一輪染めて 貴男ささえに 貴男ささえに 夫婦人生  つらい噂は 夏の夜に すてて来ました 花火のように 苔のむすまで 幸せひとつ きっとこの手に 女のねがい 酒に想い出 酒に想い出 酌みかわす  夫婦酒場の 恋のれん 二人の大事な 馴染も出来た 夢も末広 赤ちょうちんに 灯す苦労の 二文字揺れる 結ぶ絆は 結ぶ絆は 夫婦づな
哀恋海峡田中たえ田中たえ長内譲山崎剛昭ついて行きたい 涙で送る 霙まじりの 潮騒港  船が小さく 消えて行く 貴方わたしに 心を残し 哀恋海峡 あ… 恋に泣く  汽笛波間に ひとすじ走り 未練深まる 漁火の宿 一人枕で ねむる夜は 女ごころが せつなく燃える 哀恋海峡 あ… 夢しぐれ  出船送って 岬に立てば 愛のひと彩 遠くにかすむ 貴方もどって 叫けんでも 霧がさえぎる 哀恋海峡  波音哀しい あ… 春はいつ
腕(かいな)林田政春林田政春長内譲山崎剛昭誰が笑おと 辛抱重ね いつかは実になる 時期を待つ 埃かぶって 打かれながら 俺が選んだ この人生を 腕磨いて あ… 命のかぎり  腹で泣いても 弱気は見せぬ お前にだけは わかるだろ 照る日 曇る日 苦難の道を 夢と言う名の 未来を信じ 磨く魂 あ… 一生かけて  根性だけでは 生きては行けぬ 他人の支えが あればこそ 助けられたり 教えられたり 七つ転んで また起き上がる 俺もなりたい あ… 大黒柱
未練のブルース響浩司響浩司長内譲山崎剛昭このまま縋がれば よかったものを それが出来ない 運命がにくい 貴方愛した あの日から 恋の哀しみ 知りました 女幸せ 女幸せ 今夜もひとり 未練に泣いてる 遠賀川の女よ  昨日がなければ 泣かずにすんだ 汽車を乗りつぎ あと追う女 添えぬ貴方が 住むゆえに 渡っちゃだめよと 風が泣く 消すに消せない 消すに消せない 想い出ばかり 未練に揺れてる 遠賀川の女よ  一度は夢みた ふたりの街を あつい吐息で 浮べてみても にじむ灯かげの むこう岸 誰を恨んで 雨が降る 女心は 女心は 涙にうるむ 未練にさまよう 遠賀川の女よ
関門恋唄港一郎港一郎長内譲山崎剛昭船が出航るたび 女は泣くわ 一人の淋しさ わかってほしい 海の男は 薄なさけ 呼んでも届かぬ 無情の波止場 未練が渦まく 関門海峡  潮の匂いを 残して消えた つれない背中が 今夜も浮かぶ 深い眠りに なるはずが 女はだめなの 面影ばかり 浮かんで消えてく 関門海峡  海の向こうの さいはて岬 心の痛みの 捨て場所なのよ 誰がうたうか 恋唄は 涙を誘うわ 私の胸に 哀しく流れる 関門恋唄
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