斉藤壮馬作曲の歌詞一覧リスト 47曲中 1-47曲を表示
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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ヒラエス斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | たとえば、誰かとすれ違い なぜだか 処理落ち 世界の時が止まったり どこかでなにかを忘れてきたような 予感がふと訪れたら あるいは、木の葉が舞い散る季節や 風の音 ふとした戯言なんかに どうしようもなくね デジャヴがよぎる 毒が混ざる 美しい記憶だわ なんて身勝手な ぬるま湯に溺れて痛いな ダーザイン ゆらいで 空を切るQはA 答えを求めているよ 掌からこぼれた 幾億の祈りの残滓 二度とは開けない 土の深い底 タイムカプセルは眠らせたまま 懐かしい場所ごと 星に還したら バクテリアが食べてくれる もどかしくもあるけど 不思議とどこか 満ち足りたような気もするから さよなら、もまたね、も 言わずにこのまま 砕け散ってしまえばいいよ あのころに戻れないなら せめてこの身 焼き尽くして 整合性など 捨ておけ、だろ? 正当性など ああ 灰にきらめく過去を 日常が上書きしていく きっと もう二度とはない 名前も失くしてしまうよ もう二度とはない |
共犯者斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 揶揄ったふりで騙し通せたつもりかい? 謀った論理展開で仲良く堕ちていく 集団行動の訓練日 徒党を組んだ民衆に アジられている まやかしの権化 拾い集めても0点で マーヤー 半身を探し彷徨うならば さあ この手を取って 共犯関係になろうよ 無垢な退屈になど 戻らせないぜ ただただ妙にとんがった歪な片割れ 平等平等(へらへいとう)そんなヘイトまで足並み揃える 味わった混迷のメイズ 誰かの雰囲気をゲイズ 飽き飽きだろ? さあ この手を取って 道の外を歩こうよ 間違いだらけでも かまわないから 飛び降りてみても 空は意外に 広くもなくてさ 想定内のかんじ だからこそいいじゃない まさにうってつけの日だわ 踏み出すかどうかは あなた次第さ どうするの? さあ この手を取って 共犯関係になろうよ 無垢な退屈になど 戻らせないぜ |
Riot!斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | KYOTOU-O | 雷鳴轟く部屋 閉じこもり さあ豪華絢爛なパーティが始まるぜ 大量の酒とスナック 買い込んで マダミスをやるぜ Life goes on センスオブワンダー 失った 平凡な毎日で 享楽的に足掻いた それがぼくらの生 Riot!Riot! Riot!Riot! だいたいの物事は 生活に 回収されていく そんなもんです大概ね まあそれはそれとて 酒がない みりんのロックでどう?だめ? C'est la vie センスオブワンダーなんてさ あったってなくたって こんな日がたまに あれば充分 ていうか充分だろ! Riot!Riot! Riot!Riot! |
mm斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | たった数ミリのこと それだけで 一切合切 なにもかも狂って 呻き 苦しみに耐えている 本当は知ってたんだ ただの惰性だってさ 嘘でもいいから 誰か教えてくれ なあ なにが正解で なにが間違ってんの ぼくらの骨や 肉のすべてが もう一度軋んだってもはや 正しさなんて わかんねえよ 調子はどう?って 尋ねられても 声にならない懊悩 確かにかつて 感じたはずの 心地よさはない どっかずれちまったようだ それだけわかっていても なす術もないから ぼくを丸ごと全部 壊して治してよ 痛いとこなんて 無数にあって どこがどうって言えない たった数ミリで なにが変わるの 信じられないや 鏡の中で 知らない人が 眼を開いてぼくを見てる ならばもう 歌うよ 不確かなものを 未だにぼくは 受け止めきれていない けれど 少しだけ両の 口角がほら 上がっているだろ? |
Puppet Mood斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | がらん わからん 退廃の味 からっぽの注射器はおいしいの みんな笑ってる 知ってるよ 頭に花が咲くんだろ きっと美しい空五倍子色だろうね みんななにしてんの 路地裏 ダダのにおい 腐ったまま? 蟻の群れを惑わせる 右の石を投げつける 苦い飴を噛み砕く 最高の快感になりそうじゃん サヴァン たまらん 曖昧いとをかし 駄々っ子のシンセミア もういいよ みんなわかってる 電脳の街 あながち 間違いがちね いっそこのままなめずりあってこうぜ みんな騙してんの 動機ぐらい 好きにしな とんだ三文芝居 だれる雨を跳ねのける 燃える家具を打ち捨てる エゴの果てを突き詰める 最強の快楽にとべそうじゃん なんだ簡単 蜘蛛の糸 掴んだまま 引き摺り下ろせ うるせえ 神の酒を飲みくだす 傀儡なれど歩き出す 鞭の雨も受け入れる 尋常なショーなどくだらないや |
(Fake)Flowers斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 感染経路は未だわからない 正体不明の妄想に囚われ まがいもんのこんなやつでも なんかいちゃうね、ああ だいたいわかっている、なんてあやふや 前後不覚のぬかるみ、沈んでいる なあなあですまし、顔で訊いちゃう 存在価値はある? 花々が舞い踊る 紡ぐ調べはほら シュプレヒコール 憧れは捨て去って 揺れる陽だまりは 蜃気楼で 散々だったな 振り返れば 残念ばっかの外れくじ専門 だが今日から全部変わるぜ 存外価値はある わがままな足取りで 溶ける木漏れ日 ごらん シュプレヒコール 神さまがまばたいた 瞬間、触れた指を 覚えていて 花々が舞い踊る 紡ぐ調べはほら シュプレヒコール 憧れは捨て去って 揺れる陽だまりは 蜃気楼でいい 夢を見るよ 琥珀の繭で 夢を見よう |
ベントラー斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 誰もが単に、歳を重ねていくとしても こんなふうに、いやらしい大人になるとはね 名前や論理をどれだけ覚えたとこで 模範回答だけじゃ届かない 大事にしていたあの宝箱はとっくに ゴミの山になっている いつか信じたあの呪文も 来るはずだった終末も 気づけば通りすぎていった笑い話で 石ころを蹴って歩いた 祈りを込め空を見上げた あの気持ちはなんだったっけ あるいは単に、誰もが気づいてはいたけど 優しいあまり、見てみぬふりをしてくれていて もしかしたらすべて 何もかもが陰謀? あれもこれも借り物でいいや ずるくて狭いぼくの宝箱はとっくに ガラクタで埋まっている あの日鳴ったオリジナルコード 午前4時の世界の温度 肺を満たす空気のにおい 鉱石の色 どこで落としたんだろうな 自ら手放したような 本当に持ってたんだっけ? いつか信じたあの呪文も 来るはずだった終末も 気づけば通りすぎていった笑い話で 石ころを蹴って歩いた 祈るように空を見上げていた この気持ちはなんだったっけ ベントラー、 ベントラー、 スペースピープル |
雨の庭斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 雨の庭 記憶は綻んで 腐っていく沈丁花 出口のない迷路 わずかばかりでいい この指に触れていて 盲いた今なお あなたを探してる 雨がやんだら あなたはもう 別のどこかへと いってしまう だから今は あと少しだけは まなざしをとめないで ゆらゆらめぐる 螺旋のような 絡まりあう 幾重もの縁は 離れたとても また撚りあわさる 泡沫の逢瀬を あなたといた あの時間は たとえ刹那でも かなしかった 交わされない さよならはいらない 泣かないで、ね? 雨がやんだら あなたはもう 別のどこかへと いってしまう だから今は あと少しだけは まなざしをとめないで まだいかないで |
ハンマーガール斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | たとえばページを めくったその先には 続きがあるみたいな 予定調和 そんな日々だわ わたしだけのものには ならないこのほしなら くだいてしまうだけよ 遊星の上 ハンマー持って 大胆不敵に笑うきみは こんな世界を壊しに来たのかい? 安寧脳じゃ物足んないや 堂々巡りの因果を断て すべてを敵に回したとしても どこかで誰かないている 宇宙の片隅からの波動 どこかで誰かないている 子供の呼び声のようなハロー わたしだけのものには ならないこのほしなら くだけちるほどあいそう 遊星の上 ハンマー持って にやりと笑うきみならさ こんな世界を壊せるはずだろ? そんなんもうね まるで魔王 創造どおりの銀河を断て 全部まるごと抱きしめてみせるよ |
Sway斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | ある満月の夜 きみはほら 自転車に乗って 街を出ていく まだ火照った肌は 冷やさせない どうしようもない ことばかりさ どうしようもない ペダルを漕ぐだけさ sway… 風になっていく 飛び乗っていく 夜空の下に見た きみの知らない 最果ての地 焦らないで さあ 息を吸って 先は長い 止まらない 逸る鼓動 のぼるのさ 月への階段を sway… 風になっていく 飛び乗っていく 風になっていく 飛び込んでいく 光速も置き去りで きみは駆けていく 眼前の永遠さえも いらないみたいに |
SPACE TRIP斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 宇宙船になって旅に出る とびきり遠いとこへ 銀河の涯てとかね 世界の終わりとかね どんな幽霊が待ってるかな ただよって トリップしていく まるで水のように 透明なかたち さわって いかれた妄想も 月を穿つように 楽しまなきゃつまらないだろ? 聖邪を丸めて飲む ごくりごくり もうひとつの眼で ハイドアンドシーク さあ どっちの次元も ずらしてみて 誰だって トリップしている ユーモアの翼で デブリも掻きわけ 泳ぐ かそけきほむらなら それこそロマンじゃない? わくわくがもう 止まらないだろ やあ そちらはどう 夢見の成果を祈って Calling...... チャンネルはどう 隠と陽にあったよ ヒントはそう 未知との遭遇は 指先が触れて かわっていく いかれた妄想さ なら 月を穿つように 楽しまなきゃつまらないだろ? |
エニグマ・ゲーム斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 清水哲平 | この檸檬が 爆弾だったとしたらどう? きっときみは とんだ冗談だって笑うでしょ 繰り返される 堂々巡りの果てに 掴まえても するり 霧のように離れていく 謎がまた謎を呼び 深層は はぐらかされている 嘘つきの天使がほら 舌を出す めくるめく逃避行 どんなパズルも解き明かせるはず 迷宮の奥底へと 誘われている エニグマ・ゲーム ドアが開く きみの左の胸のあたり そっから今 ひそり 霧が囁いている 隠された因果律 透過する 砂糖をひと舐めして 放たれるシグナルは動 走りだせ めくるめく逃避行 雨と檸檬と哲学のにおい ぬかるみに犯されていく 欺いて やばいわ 呼吸が乱れて ちょいと 休戦といかないかい? いいや 鬼さんこちら 手の鳴る方へとおいでよ 円環の遊戯 謎解きはまだまだ終わんない めくるめく逃避行 ちゃんとパズルは難しくしてね 追い追われ 焦がれてゆく さかさまで あべこべの逃避行 ドッペルゲンガーと追いかけっこしてる 迷宮の奥底へと 誘われている エニグマ・ゲーム |
風花斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | きみが遺した呪いが 雪になって 澄んだ冬の空に遊ぶ 風花に囚われて 悪い顔で嘘をつくの 浅はかだね ずるい 身も蓋もないことを 無邪気に騙る くだらないと思いながらも 息をするように道化を演じている 愚昧だなと嘲笑うほどに 欠けて減っていく おろかだわ きみが遺した呪いが 雪になって 澄んだ冬の空に遊ぶ あとどれくらい 間違えたら 地に足をつけられるかな 風花に囚われて ずっと私 きみのことを 見下していたんだな ずっと 今更そんな 気づいたところで おろかだわ きみが遺した光が 眩しすぎて よく見えないよ 私の色は こんな濁って 渦になって どこにも辿りつけないままで 風花に囚われて |
蠅の王斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | K | さぞ心地いいだろ その密室は (油断しとけ せいぜい) ずっとしたり顔で居座っている (誰の場所でもない) 何がきっかけで 手遅れになったんだ? なあ あの日のおれにどうか 選択の余地をくれ 最上の快楽が待ってるのさ きっと すべて貪り尽くすような 血の味ならもう 慣れているから こいよ 痛い方が気持ちいいぜ 削り取られていく 痺れた脳 (捨てられるだけだろ) 終わりが見えている 剥がれてしまう (もう嫌になったのさ) 冴えたきっさきで 肉を切り裂いたら おまえは砕け散る さあ ドリルが廻り出した 最上の快楽が待ってるのさ きっと すべて貪り尽くすような 血の味ならもう 飽き飽きしている それで? 次はどんな痛みなんだい? すべてを喰らっちまえ すべてその胃袋へ 蝿の王 最上の快楽が待ってるのさ きっと すべて貪り尽くすような 血の味すらソース 救われたなら おれは 少しだけ泣いてやる |
mirrors斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 野村陽一郎 | 揺らいでいる 不確かな憎悪 ハレーション ふいに見えたよう 残響に手を伸ばし 黒白に染まりゆく まばたきをするたびに 凍えていく 哀しみを 哀しんでもいいよ 夢から醒めてもなお 哀しみを愛してる 怖いね さかさまの牢 ふたりで 結ばれた像はサッカード まやかしてよ 偽者のぼくを このまま騙していて まなざせよ ねえ ひとりワルツを踊る ねえもう一回ね ね、もう一回ね 全部終わりにするからさ 白昼夢に囚われ ねえどんなんだっけ ね、どうだったっけ 鏡越し 笑うきみは誰? 哀しんでよ 哀しんでもいいよ 夢なら醒めないでよ どこまでも お願い いつかこんな気持ちさえも 忘れ 失くすさだめなら それはそれでひとつの救いさ 影の音 深いそこへ 堕ちて |
楽園斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 窓を開けた 風はさやか くちなしのにおい 夢が告げた 心地のよい この場所から 今日 旅に出るの 遠くまで ここは最後の楽園だよ 始まりと終わりのガーデン 凍てついたままの枝は やがて祝福を受けて孵る 朝焼けに祈りを込めて 歩き出したら 次はどこへゆこうか 水は流れ やがて海へ めぐってゆくね けれど同じ川の中へ 二度は入れない そう だからこそさ いくんだよ そこは最初の楽園だよ 始まりと終わりのガーデン 物語の切れ端を 震える欠片たちを集めたら かすかに光を乗せて 宙に泳がせるよ いまここから すべてがうまれる そうだよ 楽園は 繋がりあい増えゆくもの どんなとこにいても そこが楽園と気づけばいいよな 旅路は どうやら まだ続いていくらしい さあ 次はどこへゆこうか |
Lonely Darling江口拓也 | 江口拓也 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | Ah 酔っぱりぴ ひとりの帰り道 このまま醒めるのなんてまじきちいな もうちょっとだけでいい 東京の海 night cruising ヒッピーみたいなふり しているけどぶっちゃけさみしがり ビル風がさやぐ 缶ビールも底をついて 頼みのあいつも返事ないね こんな夜もありえるって 頭ではわかっていて ま、でもそれならそれで てかむしろそれがいいんじゃない?って 贅沢しちゃおうかな 誰もが照らされてる みんな迷子みたいだな ネオンの中でひとりきりだね もうちょっと歩くのも そんな悪くはないかな Oh 酔っぱりぴ 律儀にもキャラ立ち とか昔は考えて 恥じいな もうちょっとラフでいい 気取るでもなくtake it easy いつもならもうすこし どころかまだぜんぜん飲めるし...... ああ やばい 廻りだす 空がまだ遠かった10代も しゃにむにだった20代も どんな色に染まったって おれはおれだって 知ってる道歩くよりも 知らない未知を歩きたいから こんな夜も愛そう 誰もが照らされてる みんな迷子みたいだな ネオンが途切れ 朝のはじまり もうちょっと眠いけど 誰もが目を醒ましている みんな今日がきたんだな でもおれはまだ醒める気はないぜ もうちょっと歩くのも そんな悪くはないかな Ah 酔っぱりぴ まだ酔っぱりぴ |
ラプソディ・インフェルノ斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | ぶつかったふたつのビー玉 弾け 穴深く 吸い込まれていった 片われだけ もののあはれ ラプソディ 奏でて踊ろう 理屈まみれ こねくる性 変わらない人間のサーガ 還りたい? ママのところへ ブルーノートがあやすクレイドル あまいコラプス 大罪にほだされ 可愛いタナトス さあ 鳴らそう クラップ・ユア・ハンズ! 手を叩き 耳すませて 目を凝らせ 瞼閉じたままで 堕ちていく 笑い浮かべ 燃えさかる緑の星の上 抗ったつもりがどうだね 噛ませ 犬のように這いつくばった はじめから参加済みのゲーム いんちきプレイヤーは誰? 赫いタルカス あいまいにしたサクリファイス 地獄の業火に焼かれて 身をやつしたの さあ 鳴らそう クラップ・ユア・ハンズ! 手を叩き 耳すませて 目を凝らせ 瞼閉じたままで 堕ちていく 笑い浮かべ 燃えさかる緑の星の上 墓場はここさ 奈落巡りの百鬼夜行だ 隻手音声 やらなくっちゃ ゲヘナはここさ 同じ最期なら踊らにゃ損々 悪魔がいやらしく傅いて 口の端 歪め クラップ・ユア・ハンズ! 手を叩き 耳すませて 目を凝らせ 瞼閉じたままで 堕ちていく 笑い浮かべ 燃えさかる緑の星の上 |
ないしょばなし斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | もてあましている 何もない日々 終わって後悔? さらさらしてないね あやまっている そんなこと 解っているよ だからなんだってんだい こんなグルーヴにもちゃっかり 乗ったフリしたらがっかり されちゃうものかもね シガー切らし 時代遅れ それじゃ さかしまになったり ななめから見ればあっさり 机上のクーロン そりゃ結構ね 正常の意味を 辞書で引いたら きれいな怪物が嗤っていた 愛情の機微を 炭酸で割ったが 飲み干せない 環状に沿う 倫理と言葉はどうだい 不等価交換だね 劣情装う そんなジョークは脳を 眠らせているだけ ほらね 当たっていたやっぱり それはそれでもうさっぱり なれちゃうものかもね シガーに火をつけさせて これじゃ なめくじのはったり 損な役回りばっかり 気丈のクローン そりゃ熱望です 最初の日々を 続けていたら きれいなまま 息が苦しいって 珊瑚のひびを 誤魔化すような とうに戻んない たまにはちょっと ひとりきりで ぶらつく街も 悪くはないや あの日もこんなふうに 偶然の いたずらに 惑わされてしまったのかな 感傷の意味を 風に撒いたら きれいな紙屑が暴れだして ないしょのきみを どこにやったか 思い出せない |
(Liminal Space)Daydream斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | アーケード 電子亡霊の海 スリル 不協和な認知 式の不成立 いびる 誰もいないとこまで 飛べる気がしたの 無重力の心なら ほら ほら 快晴 団地の屋上にいるふり いびつ 存在が飽和してしまったようだ、きみ まだ濁ったままの 濾過機能はソー・ファー いじらしいほど憐憫 蜜の飴玉 頬張って 入り口は別でいいんだっけ なんでいつもこうなっちゃうかな そういえばあれはなんだっけ 逸らした瞳に残像が ア・バオ・ア・クゥー 誰もいないとこまで 飛べる気がしたの 穴が空いたばっかの がらんどうのままで 廊下の向こうには なにが待っているかな ずれた細胞はピーキー ほら ほら バグってるんだって |
幻日斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 誰そ彼の向こう側 枯れ葉にまぎれていた 透明な迷いが ゆれる かすみたなびく季節 埋め捨てられたむくろ 100年経ったならば おいで 桜が散ったら この場所で逢おうよ 縫いつけられた口が笑う 嘘みたいで なにもかも しがらみの果てに 幻を風に 解き放つのは誰のカルマ? 夢のふちで 待ってるから 朝ぼらけの世界は ミニチュアの地獄みたい 広大な迷い家 ひとり かすみたなびく季節 早いところくぐろう 呼び声がするから いくね 桜の下には なにが眠るだろう 問いかけはまた空を切る 嘘みたいで なにもかも しがらみの果てに 幻を風に 解き放つのは誰のカルマ? 夢の続き 終わらせない そこにいる? ずっといたの? 気づかなかっただけなの? 壊れないで 祈ってもなお 巻き戻せないとしたら もうこれしかないよ 霧の中に舞う 硝子のかげろう 凍える息吹 感じている もうすこしで なにもかも…… ううん きさらぎを呪い まやかしでもいい 呟きはほら 風のはるか 夢のふりで 待ってるから |
埋み火斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | それは ほんの かすかな火 ゆらめいて もう今にも かき消されてしまいそう 遠くけだものの声 角笛が鳴らされて 歩くあてなど とっくに失われ 渦に飲み込まれていく 翳り 腐り果てていく 黄泉への旅さ 灰になっていく こんなんじゃない 遠くなっていく こんなんじゃない 弔いの 葬列はフラジャイル 祈りは そう 唇の中 灰になっていく こんなんじゃない 遠くなっていく こんなんじゃない 灯火にくべた熱の種子 それが偽物だと気づいたのはね いつかの朝だったな それすら ごらん 犯されていく この狂気だけなの たとえ嘘でも赦しをくれるのは 焦がしてよ 目が醒めるたびに ああ今日も 夢ではないと哀しむだけなら もういいよねって思う 壊してよ それでも歩き続けている なんて馬鹿げたウィアード・テイルだ 埋み火 消えちゃいそう 黄泉への路は片道さ |
ざくろ斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | ぬばたまの闇が ひっそりと 蝙蝠のような ずる賢さで 這い寄ってくる これ以上 無力で 冥府の扉は いつでも 瞼の裏側 佇んでいるから いっそ このまま水仙と 汚れたい ありもしないよと わりきれないから ごめんね 吐き気がするほど 青に融かされてしまうよ ミネルヴァ 片眼の梟が笑い 帳は ぬめる夜 吐息だけ ざくろのにおいが 中を満たしたら うごめき ざらりと冷たい 蛇の舌先がずるいよ ありもしないよと わりきれないから ごめんね 吐き気がするほど 青に融かされてしまうよ |
carpool斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | まだ暗いうちにこっそり 待ち合わせて 海へ行こう ぼくら いつか遺した 悪い秘密の日記を持って サイダーみたいな空気で 満たされている 朝の中 眠たそうに前を向いた きみの眼はなにを見ていたんだい 運転席はいつだって きみだけの専用席で オープンカーに飛び乗って 海沿い だらり 走る 隣の席はいつだって ぼくだけの特等席で いつのことだっけな あのころのきみには はやすぎて 追いつけないや ガラスの瞳で ぼくを見て 迷子みたいで 数年先はいつだって 空想の話みたいで 数分あとのことだって わかっちゃいなかったんだな 冷たいだけの質量が 残酷にぼくに告げる 夢じゃないんだってさ 届かない どうして? さざなみのあいだから きみが呼んでいる うたかたの日々はさ ぼくらだけのものだよ 水平線の先なんて 知りたくもなかったよ 運命なんて捨てよう、って あのとき 言えなかったな 運転席はいつだって ぼくだけの専用席で オープンカーに飛び乗って 海沿い ひとり 走る 隣の席はいつだって きみだけに空けてあるよ すぐ追いつくから その場所で待ってて |
シュレディンガー・ガール斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 彼女はまるで蝶のよう 蠢く街のスクランブル 瞼の裏の残像 気づけはしないサブリミナル 欲望という名の 鱗粉を撒き散らし 0と1の狭間へ 消えさっていく プシュケー 空洞だけが その胸に棲みついた とり憑かれてしまった 袖振り合って 多生の縁でいいって 無数の分岐こえて きみを呼ぶから でも本当は知らない 彼女の名前も声も どんなふうに笑うのかさえも シュレディンガー・ガール 彼は幻想の虜 嘲笑う衆愚をものともせず 数えるのをやめたころ 彼女が囁きかけたような 交わるはずなかった それぞれの点と点が 触れた刹那 生まれた ウロボロスが 量子のたなごころで 彼を包み込み 生存線の先へと 異空間へ行って たぶんこっちって解って 彼女のかおりがして 手を伸ばすから でも本当はもはや 身体 解き放たれたの 光よりはやく飛ぶから シュレディンガー・ガール ユーレカ 狂ったように笑って 暗い部屋で踊って 彼はわからない ああ 本当は シャングリラ すべてが解き明かされて 眠るように 空を見上げた シュレディンガー・ガール |
Vampire Weekend斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | ESME MORI | 類稀なる称賛 受け取るまでもなくね 彼は道化のようで 週末の闇に口づけをした さまよえる影の 外套がひらり 見えざる世界の 理の外側 ヴァンパイア・ウィークエンド シャイに グラス傾けては そっと ほくそ笑むような 今日と明日のあいだから 手招くよ レゾンデートル 空いたままの穴 埋めるより妖しく舐めて ヴァンパイア・ウィークエンド 何千年生きていたって 完全性に興味なんて ないのだよ 彼は ヴァンパイア なりすまして あいまいな指づかいで 夜に溶けていく そんなに見つめないで 淫靡に触らないで 銀色の八重歯 来週もこの街で 平穏の片隅で 騙しあいされたい ヴァンパイア・ウィークエンド 招待状 送りましょう 宛名はもちろん そう |
キッチン斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | あー 今日は オムレツでも作るか まずはそうだ 洗い物しちゃわなきゃ 空の瓶が お利口さんに並んだ 捨てるなら まとめてから 旅に出る 世界を救うのは たぶんわたしじゃない ああ そうだ アボカド もう限界だわ それにコーラ 炭酸抜けきってるから まてよ そうか アレにしてしまおうか 魔女のサイダー これなら やわやわになるっ 世界を救うのは たぶんわたしじゃない 神さまのレシピを盗んで 桃源郷 オーケストラ 神秘で なんだかもう シンフォニー ああ ナツメグ 入れすぎてしまったかも! ミステイク…… あー 今日は なに食べようかな そんで あああ 今日は なに食べようとしてたっけ |
ペトリコール斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | ふらふらり 歩きながら 口ずさむ雨だれ らら ちょうどいい曇り空だ ああ、メランコリイ しらんぷり みたいです 石畳をゆく 蝸牛はきっと 流し目 この季節の中に 閉じ込められたの 灰色の雨街 レインコート 透けた ほほえみ あじさいは風待ち もすこし寄り道してこうかな かな かな 狂い咲くような 6月のフレイバー いつまでも かげろうの中 思い通りにいかない足取り 気取り屋さん よりどりみどり 鳥のように寄り添い 酔いどりーみん 大路抜けたら しゃぼん玉 雨に唄えば るる しゃらら 風に唱えた 千変万化 晴れはまだこなくていいから どうかこのまま踊らせて 灰色の雨街 レインコート 透けた ほほえみ あじさいは風待ち もすこし寄り道してこうかな かな かな |
Summerholic!斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | ぴーかんの夏晴れだ 幽霊だってはしゃいじゃいそうだよね もうこんなん今日は絶対 もうなんて言われたってさ 決めたんだ 太陽のせいにするんだ 夏の精にグッバイ クーラーがんがんの密室 サマーホリック! 明日の準備と摂生倫理と睡眠不足と なんとかかんとか言っちゃうけれど それはまあ、うん、いったん ()の中にポイしてさ 大丈夫だってばまだまだお昼で 正気もそこそこ保っているからいいよね? それじゃ乾杯! 気分上々だ ああ素晴らしい こんな生活が もっとずっと続くならいいのに 日が沈んで だんだんトワイライト しゃーない さらばホリデイ まあこんな日々だって 悪くないかもって 若干酩酊で思うのさ でも 太陽のせいにするんだ 夏の精にグッバイ クーラーがんがんの密室 サマーホリック! |
パレット斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | どんな声だったかな 屋上でゆらいだ きみは 不条理だ 飛行機雲をなぞる 還りたい、そう言って ただ 宙 見つめた 意味の外側 訳知り顔で 誰もいない 遊園地は錆びて いつか たしかに 触ったつもり ねえ、どうして きみはどうしているの あの夏の日 指 かさねて 溶けたよ パレットの中で アンノウン 光を 何度探せど きみはもう 永遠に奪われているから いない いない いない こんなにもたくさんの 色彩の檻 すべて蜃気楼 思い出せよ 焦がれただろう いったいどこに いってしまったの? あの夏の日 えいえんって ここにあるよ、って きみは笑って 滲む背理法 なにひとつも わからなくても かまわないから あの夏の日 指 かさねて 溶けたよ パレットの中で アンノウン 光を 何度探せど きみはもう それでも言うよ 大丈夫、いつかきっと 見つけだすからね また季節は巡って、やがて 感情の色 ひとひらのよう 溶かして 溶かして 溶かして 忘れないよ そのときはさ |
カナリア斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | この毒は すこしぬるいから ぼやけていく わからなくなっていく ごらん カナリア だんまりかい? 笑ったような からかっているような 水はいいな いずれさよなら ごらん カナリア 囀った つまりは あんまりだ 砂を噛んだ ちかちか 眩しいな ロボトミーが 昨日を失くした ごらん カナリア かなしいかい? うつろな 人形の眼だね きれいなもんさ 燐光の中 くすぐったいよ ああ もう息も この毒は すこしぬるいから ぼやけていく わからなくなっていく |
いさな斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | The Florist | 霧の中 きみは方舟のようで まほろばを求め 産声をあげた クオークの海を 歩くように泳ぐ こもりうた 吸い込まれていったね フラクタル どこか 似たもの同士で 刻まれた地層 化石の思い出 きみはだれ? 問いかけるように きみは そのままでいいよ ゆーあーいんぶるーむ あいしてるってことだよ ゆーあーいんぶるーむ あいしてるってことだよ たとえれば それは ながい映画のよう いつかどこかで すれ違ったのかも 花に雨 いまならわかる 意味は この中にあるよ ゆーあーいんぶるーむ あいしてるってことだよ ゆーあーいんぶるーむ あいしてるってことだよ 言葉のないうたが 共鳴しているよ 種はいま 芽吹いて ほら 呼吸をはじめた ゆーあーいんぶるーむ あいしてるってことだよ ゆーあーいんぶるーむ あいしてるってことだよ ゆーあーいんぶるーむ こわれそうになっても ゆーあーいんぶるーむ ああ いさなのように ゆーあーいんぶるーむ あいしてるってことだよ ゆーあーいんぶるーむ あいしてるってことだよ ゆーあーいんぶるーむ |
最後の花火斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 最後の花火が 冬の空に 堕ちてゆくよ それは ベテルギウスのようなエンド 悪くないね 最後の花火が 消える そしてすべてが無になっていく 季節はずれの 螢火みたいだ sssss マフラーにくるまって 窓をあけてみれば月 なんだか気分は グレープフルーツみたい こんな日だからって 謎の論理的思考で とっておき 悪ふざけ もし今日隕石が落ちたら くだらない議論で転がりあって 停電したような夜だから トランポリンで星 とってあげる 最後の花火が 冬の空に 堕ちてゆくよ それは ベテルギウスのようなエンド 悪くないね 線香花火が ほら あっけなく闇に染まっていく 汚れたバケツに 飴玉が溶けた じんわりと溶けた ゆれるキャンドル トリップしている すぐそこにあるようなブラックホール 暗い階段を スキップしていく 燃える旋律の上で飛べたら こんな夜だから しょうがないかもな 楽しんじゃおうかな 運命かもしんないよな 最後の花火が 冬の空に 堕ちてゆくよ それは ベテルギウスのようなエンド 悪くないね 最初の花火が 灯る そしてすべてがはじまっていく さよならはまだ 次にとっておくよ ほら また 光るよ |
エピローグ斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | ねえ 気づいてる? ふたりは 共にこの身朽ちかけ エンドロール後の闇を 前向きに進みはじめてる ねえ それはそうと 次会えるなら どんなかたちでだろうな 心配 ないよ きっと すこし永めに眠るだけさ 最果てまで歩いていたら きみがさみしそうに笑った しめやかに 雨が肌を濡らしたんだ 幕が下りた芝居ならば そろそろ行かなきゃね それじゃ、ばいばい かな? ねえ そろそろかなあ なにして遊ぶ? 答えずに佇んでる きみは なぜか どこか ここにいないような眼をしている ねえ 白昼夢の中 じゃれあったね 氷の上 裸足で フリッカー、体温、じっと 唇よ まだ離れないで 最果てまで歩いていたら きみがうれしそうに笑った なんでかな ふいにときが 止まったんだ 風が吹いてまたたいたら きみはもう気配だけ それじゃ、ばいばい? やだ さあ 黄昏のファンファーレだ この悲喜劇こそカーニバル 舞いあって 薄紅にけぶるかな エピローグのその先へ 光が 花になっていく 最果てまで歩いていたら 影がまぶしそうに笑った しめやかに 雨が肌を包み込んでいく 幕が下りた芝居ならば 新しいプロローグへ それじゃ、また 会おう 会おうよ | |
memento斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 正解の果てまでノンストップで飛ばしていこう その日を摘みな カープール 塔 絡みついた 緑の指 最高の終末日和だ 打ち捨てられた都市 無人の気球 空を泳いで ひび割れているアスファルト まるでそうアースガルド メメントモリ さあ 笑って いつかきっと この素晴らしい世界を 西瓜糖の子供たちにあげるんだ サクラメント これが最後のバケーション 水底へ沈んだ 夜の回廊の中で ぼくらまたひとりきり 光を探していた 仄かな幻燈の泡ね かすかな残像たちの ことばにならない歌 理からはじまって わかれてゆく病なら それもさだめだろうな いつのまにこんな感傷を 失ってしまったんだ? 打ち捨てられた惑星 幾度めかのダカーポ ごらんよ 祈っているのはエゴイスト 過去の残滓 インストール メメントモリ さあ 笑って いつかきっと この素晴らしい世界を 西瓜糖の子供たちにあげるんだ サクラメント これが最後のバケーション さあ行こうぜ どこまでも最高のハッピーエンドだね |
Paper Tigers斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | いつから時代は過ぎ去って こんな陳腐な動物のエデン なんだ そっか それならばいっそ 牙 尖らせて 今日なんてもうね 完全に悦楽日和です ヘイ 調子どうだい? シニカルに笑いとばせ サリエリみたいに器用なおれは 正解ならもう暗記しているよ ペイパータイガースみたくさ 虚勢張ってなんぼだろう イーアルサンスー 囚われてたって 一切 反芻 できるわけないって そんじゃ まあ お好きになさって 因果 閉ざされて うらぶれた そんな日は しょうがないからお昼寝しよう 紙製のこの臓腑も 両目も爪さえもなにもかも 燃え尽き灰になったって おれは 今に見てなって笑っているよ 三千世界駆けてんだ どこにだって行けるぜ 今日なんてもうね 完全に悦楽日和です ヘイ 調子どうだい? シニカルに笑いとばせ サリエリみたいに器用なおれは 正解ならもう暗記しているよ ペイパータイガースみたくさ 虚勢張ってなんぼだろう |
ワルツ斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | rionos | 彼女は 宙 見失って 翼は もう 開かないの 記憶は 影に隠されて エフェメラ せつな 消えるよ 殻を剥いだ卵 天使の訪れはない いつも失うこと 忘れるだけさ ぼくらの声 届かなくても いいよ あの壁を超えてみたいのかい? そしたらね 踊ろう 歌おう 奏でようよ いつか見たような ワルツを 蘇る、ときみは言った 糾えるさだめのような どれだけ眼をこらせど 重力の奴隷のまま そこかしこにいるよ 軛なんかいらない いつもこの青に溶けてゆくだけさ ユビキタスの腕に抱かれ ぼくら あいもくらむような光が そしたらね 踊ろう 歌おう 奏でようよ いつか見たような ワルツを はいいろのはねがおちて せかいのひまくがやぶれ かのじょはうすくわらって このかぜのひだにとけたの |
林檎斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 出羽良彰 | アップサイドダウン この場所はルール無用の辺獄 銃 射した林檎が甘い蜜を吐き出す ペテン師のペルソナ 剥いで 唇湿らせ またぞろ いかさまの過剰発注なの 先生 企んだ裏側のひび ねじこんだ二股の意味 降参は今のうち スタンダアルのルーレット ラザニア貪って 怠惰きめこむエイリアン アンダーグラウンドの穴ぐら 裂いて 酌み交わすリキュール もう1回 さかさまの線で賭けさせておくれ なんで 惑わされて フィクション がんじがらめのアヒンサー ジャンキーゆえ溺れて アディクション 断然もう止まらない 誰にも邪魔はさせない ここからは 泥土までのゲーム すかんぴんならオルヴォワール まるで見ちゃいらんないわフィルムノワール 誰かが呼ぶファム・ファタール カタルシスならもう騙るに死す 馬鹿な こんなはずないんだ なんてナンセンスな踊り 溶けてゆく輪郭 もう1杯も変わんないでしょ? まだだ 次こそは逆転 ディール 哀れな男ね い たずらなジンたち 嘲笑う なんで 読み違えた 噛んで含めてみた 残穢 逃したのは こちらの方で ばい ばい サレンダー なんで 惑わされて フィクション がんじがらめのアヒンサー ジャンキーゆえ溺れて アディクション 断然もう止まらない 誰にも邪魔はさせない ここからは ああ もう おしまいよ |
Tonight斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 夜のどん底は びろうどのようだ あてもないぼくら 迷い込んだまま スロウモーションで まわりつづけた 影のあいだから 目くばせをした どうしてかな 明日は こない気がした 酔夢行みたい、って きみが笑うから ゆっくり歩くような もどかしさで ふたり 夢見ている ベイベー、今夜は スナイパー気取って ちょっと、そっと 遊びに誘うから メイベー、たぶんね きみとぼくは きっと、もっと 仲良くなれるから 灰色だから いろどりを食む ビイドロのような シーソーのような こんな遊歩なら 悪くないかもな まるでUFOだな それもいいかもな このまま目が覚めなきゃいいのに 風船の中 まどろみあい また眠ろう 深いところまでいって 夢 みたいでしょ ベイベー、今夜は スナイパー気取って ちょっと、そっと 遊びに誘うから メイベー、たぶんね きみとぼくは きっと、もっと 仲良くなれるから ねえねえ、今夜は ウイスキー舐めあって ちょっと、そっと 銀河の向こうがわ メイベー、たぶんね きみとぼくは きっと、もっと 仲良くなれるから |
デラシネ斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 春にはまだすこし早いが 元素(エレメント) もう色づいてきたな 陽だまりの隙間 くぐった 世界がふとまばたきしていたから まどろみの中へ誘うよ とこやみ 飽いたらさ 出かけよう 仮にみんな幻だったら ひらり 祈りのようなエーテルが 降り注ぐ すべてのまなざしから 解かれて そんなふうに こんなふうに 風になって揺蕩っていたっていいんだ さやぐ大気 笑んで メランコリックね 深度 増すテレパス 裸足で歩いたっけ それは どこか遠い街 いつか触れた夢の端 ゆりかご 繭 透明に包まれて このパレットに名前はないんだよ 密やかに咲く徒花のよう きっとみんな幻だから あわい ミーム 虹 芥すら エトランゼ すべてのまなざし 今 ささめいて そんなふうに こんなふうに 風になって揺蕩っていたい うつろいでいる世界から 次にさすらえる季節(とき)までは そう おやすみ すべてのまなざし ほら 溶けあって そんなふうに こんなふうに 風になって揺蕩っていたっていいんだ |
sunday morning(catastrophe)斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 冴えたやり方 ひとつ飲み込んだ 群れをはぐれた いるかのようさ 深く潜ったら あたりはノーベンバー あとの祭りさ 気圧 低下してんだ オクトパス 綺麗なものね さなぎのかたちで流れた かつて共にいた気配が 呼ばれたのなら向かわなくちゃ あら リヴァイアサンに喰われて ハロー SAN値下げて プランクトン 仲間ね 複雑系の凪へ 悪の化身か それとも冥府か 巨大な穴だ 吸い込まれそうな 獣の口さ 重力のせいか あとはそうだな 身を任せようかね チェレンコフの海に抱かれ わたしはわたしたちになる まるで誰かのシナプスのよう たまゆら 記憶 遡ったら わたし蝶みたいになってさ 肺満たし飛んでさ サンデイ・モーニング るらら そう悪くはないかしら アザトースのまにまに 焦がれたのたしかに 見つけたわエピファニー カタストロフィ 素敵だね |
レミング、愛、オベリスク斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 清水哲平 | 最後のメシアはきみの前に現れない それでもぼくらは 希望のガソリンをくべて 不確かな未来をオベリスクに仕立て上げて しゃれこむ晩餐 それなりには幸せだろ? 最高のメディアだ 祭り上げた虚無の供物 気づいていたんだろ 目をそらして踊るだけさ ああこんな素晴らしい世界の果てに来たのならば レミングみたいに さあ どぼんどぼん 次は誰 もっとラフに生きてみたかったな いやさ、これ以上どうやって? もらってばっか人生やめな 愛憎 愛そうとか もうなんだって好きにしなよ アイノウ 訳知り顔で 最後には失うだけです さいころ振るけれど 満たされない空腹だな 送り火 いらないが もう、うんざりだよ なあ とんだくだらない デウスエクスマキナだろう ヘミングウェイみたいに ひとり乗る方舟の上 ほんと楽に逃げていたかったな でもーね 悪魔の証明ね 尖ってばっか人生やめだ はい そう 敗走とか やんなっちゃうね 哀しきかな 愛想 はいそうですか 飲み込まれて終わりそうだ、ああ ハーイ ジョーク 感情濾過 あさましき獣の性 ハイ ロウ 最後のジョーカー パライソにてお待ちくださるならば 愛憎 愛そうとか もうなんだって好きにしなよ アイノウ 訳知り顔で 最後には失うだけです |
るつぼ斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 泥濘 ほどけて まつろうものどもの宴 こっそり 眼くばせ 柔肌 隠した傘 この会に二度目はないの この会には くらがり 這いずる かつ消えかつ浮かぶものよ ひだるい客人 召し上がれ 毒の皿 さよならはしまっていいの さよならはね この会に二度目はないの この会には |
結晶世界斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 結晶みたいで綺麗ね そう言って笑った きみは けして戻らない軌道に ゆるやかに落ちて 溶けてったのかい 閉ざされた愛の欠片 見つけたふりして 本当は 指の隙間から さらって 零れ落ちてんだ 宇宙へさ いつかはあの星の土を この足で踏みしめようって 夢物語はついにもう くだらない現実と化して グッバイとかハローだとか そんなのどうだっていいよ さよならを結晶世界に 閉じ込めるよ きみはどうしてそんなふうに 月の裏側みたいに笑える? まるでドーナツの穴のよう たしかなものなんて ひとつもないんだ ないんだよ 冬の朝って綺麗ね 誰かの声をきいて それじゃあさって またね 果たされなくって 幽霊で 秘密のくちづけをしようよ ぼくらなら きっと大丈夫 終わりのない 旅に出ようよ 怖くはないさ 大丈夫 アイノウとかハウロウだとか そんなのは勝手にしなよ 最高のハッピーエンドを ぶち壊すよ きみはどうしてこんなふうに 完璧な世界に舞い降りていく? あしあと 刻みつけたって すぐに見えなくなる すべてがあいになる 降り積もる 雪のように みんな そう 灰になる ひび割れた掌じゃ すくえない すくえない 壊れゆくマテリアル 吸い込まれ 風になる 溶けてゆく たぶん ねえ ぼくらいま まざりあっている きみはどうしてそんなふうに 月の裏側みたいに笑える? まるでドーナツの穴のよう たしかなものなんて もういらない きみはどうしてそんなふうに 月の裏側みたいに笑えるんだい ドーナツの穴のよう たしかなものなんて もういらないんだ さあ いこう |
デート斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | 終電間際の高田馬場でぼくらは出会って ボーリング場の予約話で飲んで、飲まれて、そんで、テイクオフ! アセンションしたから大丈夫とか言ってこわがらせちゃうね きみは呆れながらも微笑んでいて ああ、なんか酔っちゃいそう 海まで歩いていこうよ まだ名前も知らないけれど ねえ そんなもんビールかハイボール飲んでりゃ 大抵 どうでもいいでしょ? これってデートみたいだね GPS切って 走って 笑って 黙って すきって ウェイト! ね、休憩しよ? コンビニ行って 買って 出て スキップしていこうよ 信号待ちして酒なくなって 避けられない停滞 急に静かになって そろそろ手とかつないじゃいたい、なんてね 潮風 もうすこしだね 着いたらさようならしなくちゃ メイビー わかってるよ触れはしないぞって でもさ ちょいと 踏み出してみたいぜ もうやっぱデートにしたいこの夜 正直タクシー代はちゃんと持ってるけど 冥土の道みたいね このままそっと ぎゅっと もっと あと5センチメンタル このときを閉じ込めて 永遠に仕立てあげたい 震えてるきみの肩 すぐにでも支えたいのに 右見て、左見て、後ろ見て、前を見ず ねえ なに考えてる? 視線 からまっても 心は平行線で そうやっぱこれってデートだよ 未来はね たくさんあんだ 選んだ 先がどんなものでも レイトショー観にいきませんか? それならきっと ちゅっと えっと あっそうですかここでばいばい 家で飲みなおそっかな またね |
レミニセンス斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | Saku | あの日もこんなふうに 雨粒がおれの頬を濡らしていた 棘 ひそむアイロニー 記憶閉じ込めてんだこの街 うらぶれていく 光を探した 廃墟の窓辺に佇んだ サボテンのね 毒におかされた 溶けてゆく夜はなんかもう うつくしくて ああ 面倒くせえ 逃げようぜ ってわけにも いかないね 雨には雨のかたちが あのひとおなじことかな ハウメニーライズ? そんなん忘れた 晴れるかい 硝子越しの影 指這わせるが触われもしない サイレンの音 なにかわすれてる それだけがおれを縛りつけ ねこみたいね わかってるよ がらんどう この雨で 満たしてよ ねえ 雨には雨のかたちが あのひとおなじことかな ハウメニーライズ? そう なんか今日は 透明ね 雨には雨のかたちが あのひとおなじことかな ハウメニーライズ? そうさ いつかは 雨だって 醒めたって 誰だって はれるや |
C斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | 斉藤壮馬 | rionos | (しーっ) いいよ 急がなくたって ぼくだけがきみを、 そっと、 やさしく、 くるしめるから 帰っておいで 知らない街の中で きみのうしろにつける すたすた きらびやか ネオンサイン 誰もがさかいめなどわからない 風のように鼓膜のように ゆれているだけさ ゆらゆら 名も知らぬ道化師 帰りみちが一緒ならいいね ここでは誰もみな 泥みたいにまざって 最小の混沌の中へ そしたらなにもかもがみえるよ わかるよ ぼくらは蚊帳の外 茶番はおしまいさ とこしえに抱きしめるよ ゆだねて、脱ぎ捨てていいよ いつものことさ どうしようもないものねだり 影だけの世界で どろどろに眠らせて いいよ 急がなくたって ぼくだけがきみを、 そっと、 やさしく、 いつくしむから いいよ いいよ 怖がらないで ぼくたちが最後の審判を下し すべてが やみに融けるから いいよ |
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