早川義夫作曲の歌詞一覧リスト  40曲中 1-40曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
サルビアの花加藤登紀子加藤登紀子相沢靖子早川義夫告井延隆いつもいつも思ってたサルビアの花を 君の部屋の中に投げ入れたくて そして君のベッドにサルビアの紅い花を敷きつめて ボクはキミを死ぬまで抱きしめていようと  なのになのにどうして他の人のところへ ボクの愛の方がステキなのに 泣きながらキミのあとを追いかけて 花ふぶき舞う道を 教会の鐘の音はなんてうそっぱちなのさ  扉を開けて出てきたキミは偽りの花嫁 ほほをこわばらせボクをチラッと見た 泣きながらキミのあとを追いかけて 花ふぶき舞う道をころげながら ころげながら走りつづけたのさ
シャンソン小泉今日子小泉今日子高田渡早川義夫小池徹平ねえー 待ってくれるかい? ねえー ボクの友だちよ! ねえー 待ってくれるかい?  ボクがシャンソン唄うまで ボクがシャンソン唄えるように  ねえー 待ってくれるかい? ねえー ボクの友だちよ! ねえー 待ってくれるかい?  あったかいスープにコーヒーと あったかいセーターにマフラーと あったかい会話がほしいんだよ ボクがシャンソン唄いだすまで  ねえー待っておくれ! ねえーボクの友だちよ!  ボクがシャンソン唄いだすまで もうじきなんだ
サルビアの花八神純子八神純子相沢靖子早川義夫いつもいつも思ってた サルビアの花を あなたの部屋の中に 投げ入れたくて そして君のベッドに サルビアの紅い花しきつめて 僕は君を死ぬまで 抱きしめていようと なのになのにどうして 他の人のところへ 僕の愛の方がすてきなのに  泣きながら君のあとを 追いかけて 花ふぶき舞う道を 教会の鐘の音は なんてうそっぱちなのさ  とびらを開けて出て来た君は 偽りの花嫁 ほほをこわばらせ僕を チラッと見た  泣きながら君のあとを 追いかけて 花ふぶき舞う道を ころげながら ころげながら 走りつづけたのさ
サルビアの花岩崎宏美岩崎宏美相沢靖子早川義夫いつもいつも思ってた サルビアの花を あなたの部屋の中に 投げ入れたくて そして 君のベッドに サルビアの紅い花 しきつめて 僕は君を死ぬまで 抱きしめていようと  なのになのにどうして 他の人のところへ 僕の愛の方が すてきなのに 泣きながら 君のあとを追いかけて 花ふぶき舞う道を 教会の鐘の音は なんてうそっぱちなのさ  とびらをあけて 出て来た君は 偽りの花嫁 ほほをこわばらせ 僕をチラッと見た 泣きながら 君のあとを追いかけて 花ふぶき舞う道を ころげながら ころげながら 走りつづけたいのさ
サルビアの花天地真理天地真理相沢靖子早川義夫いつもいつも思ってた サルビアの花を あなたの部屋の中に 投げ入れたくて そして君のベッドに サルビアの紅い花しきつめて 僕は君を死ぬまで抱きしめていようと  なのになのにどうして 他の人のところへ 僕の愛の方がすてきなのに 泣きながら君のあとを 追いかけて 花ふぶき舞う道を 教会の鐘の音は なんてうそっぱちなのさ  とびらを開けて出て来た君は いつわりの花嫁 ほほをこわばらせ僕を チラッと見た 泣きながら君のあとを 追いかけて 花ふぶき舞う道を ころげながらころげながら 走りつづけたいのさ
サルビアの花本田路津子本田路津子相沢靖子早川義夫高見弘いつもいつも思ってた サルビアの花をあなたの部屋の中に 投げ入れたくて そして君のベットに サルビアの紅い花しきつめて 僕は君を死ぬまで抱きしめていようと  なのになのにどうして他の人のところへ 僕の愛の方がすてきなのに 泣きながら君のあとを追いかけて 花ふぶき舞う道を 教会の鐘の音はなんてうそっぱちなのさ  とびらを開けて出てきた君は 偽りの花嫁 ほほをこわばらせ僕をチラッと見た 泣きながら君のあとを追いかけて 花ふぶき舞う道を ころげながら ころげながら 走りつづけたのさ
天使の遺言斉藤和義斉藤和義森雪之丞早川義夫死ねなくて 走っているのか 死ぬために 走っていたのか 天国から堕ちて 平らな斜面を 転がる ダイスの様に  逃げたくて すがっているのか 逃げきれず すがってみたのか 乳房の丘の サナトリウムで 心は 震えるばかり  昔天使に もらった手紙を 月の灯りで 読み返してみる 迷うことが 生きることだと 恥ずかしそうに 書いてある  あの日天使は 悪魔に抱かれて 白いお尻を くねらせたらしい 迷うことが 生きることだと 汚れた羽根を 血に染めて  泣く前に 歌えばいいのか 泣き終えてもまだ 歌うのか アバラの檻に 閉じ込められた 心が 暴れる夜は  昔天使に もらった手紙を 月の灯りで 読み返してみる 迷うことが 生きることだと 恥ずかしそうに 書いてある
マリアンヌジャックスジャックス相沢靖子早川義夫嵐の晩が好きさ 怒り狂う闇が 俺の道案内 嵐の晩が好きさ なぐりかかってくる 雨のオトコたち 俺は湖に 舟を出す 嵐は舟をめちゃくちゃにたたく まっくらな まっくらな  水の中から あらわれる 白い両手で俺を抱きしめ 嵐を誘う 水の中からわきでた生命 ずぶぬれの髪と身体を 激しく寄せて 嵐はたける 湖は怒る いなづまが走る 俺は嵐であらわれる 眼もくらむ恋に 何も見えない 嵐の晩に 激しく狂った オトコたちにかこまれて 俺はマリアンヌを抱いている
われた鏡の中からジャックスジャックス早川義夫早川義夫われた鏡の中から 俺を探し出すんだ 雑音なしの俺を 裸になった俺の俺を  枯れた土から踊り出し 俺は捨て身になるんだ 鐘をならして駆けてゆく 草のような花を摘んでゆこう  今歌うんだ 今叫ぶんだ 言葉を忘れた俺の情熱だけだ  ガラスの破片だ ふるえてくる焦りと ふるえてくる怒りだ 見えないものが見えてきた時の  今歌うんだ 今叫ぶんだ 俺なりの精一杯の情熱だけだ
裏切りの季節ジャックスジャックス早川義夫早川義夫燃える身体を寄せ合って くずれていったあの夜に 裏切りの花が咲いていた 思い出しては苦しいと 胸がこんなに痛いのも あの娘は知っちゃいない 恋の終わりさ  いつも君に捧げる歌を 歌いつづけていたのさ  信じていた僕が悪い いけないことをしたような 裏切りの花が咲いていた
ラブ・ジェネレーションジャックスジャックス早川義夫早川義夫僕らは何かをしはじめようと 生きてるふりをしたくないために 時には死んだふりをしてみせる 時には死んだふりをしてみせるのだ  しようと思えば空だって飛べる そう思える時嬉しさのあまり 泣きながら飲めない酒をかわす 泣きながら飲めない酒をかわすのだ  信じたいために親も恋人をも すべてあらゆる大きなものを疑うのだ  大人っていうのはもっと素敵なんだ 子供の中に大人は生きてるんだ  実はひとりになりたいゆえに バカみたいにたくさんの人と話すのだ 僕らの言葉の奥には愛が 僕らの言葉の奥には愛がいっぱいある ラララ……
サルビアの花もとまろもとまろ相沢靖子早川義夫いつもいつも 思ってた サルビアの花を あなたの部屋の中に 投げ入れたくて そして君のベッドに サルビアの紅い花 しきつめて 僕は君を死ぬまで 抱きしめていようと  なのになのに どうして 他の人のところへ 僕の愛の方が すてきなのに 泣きながら 君のあとを追いかけて 花ふぶき 舞う道を 教会の鐘の音はなんてうそっぱちなのさ  とびらを開けて 出てきた君は 偽りの花嫁 ほほをこわばらせ 僕をチラッと見た 泣きながら 君のあとを追いかけて 花ふぶき 舞う道を ころげながら ころげながら 走りつづけたのさ
サルビアの花大石円大石円相沢靖子早川義夫いつもいつも思ってた サルビアの花を あなたの部屋の中に 投げ入れたくて そして 君のベッドに サルビアの紅い花 しきつめて 僕は君を死ぬまで 抱きしめていようと なのになのにどうして 他の人のところへ 僕の愛の方が すてきなのに  泣きながら 君のあとを追いかけて 花ふぶき 舞う道を 教会の鐘の音(ね)は なんてうそっぱちなのさ とびらをあけて 出てきた君は 偽りの花嫁 ほほをこわばらせ 僕をチラッと見た 泣きながら 君のあとを追いかけて 花ふぶき 舞う道を ころげながら ころげながら 走りつづけたのさ
わらべ唄早川義夫早川義夫柏倉秀美早川義夫三行連続 一行転換 三目優勢 五の3に金 一行省略 字あまりよっつ 五・六の三十 五・二の十 悲劇と喜劇に 二・七の十四 あなたと私が 私と私 男と女に犬に猫 三・八 二十四 三・五の十五 悲しいことがありました 悲しいことがありそうだ 悲しいことでいっぱいだ 四行連詩に青いバラ 私の心と 六・二の十二 涙と涙と また笑い 白の向うに黒ひとつ黒の後に白みっつ ○○は 星と絵本に すみつけて 笑いはここにも あるだろう 苦しく楽しく はたまた悲し 悲し悲しや 親子鳥 明日の ねぐらはどこへやら まっ赤に燃える夕日を せなに 一人さびしく去って行く 後姿はあの人か 恋いしい気持を心に秘めて じっと見つめる つぶらな瞳 ほほにつたわる涙のことを 誰れが知ろうか 十八娘 悲しいことで いっぱいだ 救いがないから死んでやろ 三行連続 二・七の十四
もてないおとこたちのうた早川義夫早川義夫柏倉秀美早川義夫もうすこしなんとかなると思いつつ てんをあおいで願えども なんのインガか彼女はおらず いつも男といじけたはなし おんなのバカさを口にはだせど  とてもじゃないが満たされぬ こんな男に誰がしたと たがいに罪をなすりあい ちからがないかとなげきつつ のばしたカミにクシを入れ うつろな瞳をこらしつつ たれか私を愛してと叫びつづくなり (ああこの世のはかなさよ)
無用ノ介早川義夫早川義夫柏倉秀美早川義夫明日のねぐらは誰が知ろ 追われ追われて幾千里 この世の罪を背にのせて 今日もさびしく去って行く すがる娘をふり払い 罪人なのだがまんせと 強い言葉を浴びせども 心の内には涙雨 どうかたっしゃで暮せよと 祈って静かに去って行く 娘の声を背に受けて 見せてはならぬこの涙 親の情をふりすてて 恋いしい人もあとにおき 世間の風の冷たさを くやしと思ったこともある 俺は無宿の渡りもの どこにねぐらがあるものか 人の情をしたいつつ 明日はいずこの町にやら
シャンソン早川義夫早川義夫高田渡早川義夫ねえー 待ってくれるかい? ねえー ボクの友だちよ! 待ってくれるかい?  ボクがシャンソンを唄うまで ボクにシャンソンが唄えるようになるまで  あったかいセーターがほしい あったかいマフラーがほしい あったかいスープとコーヒーがほしい あったかい会話がほしいんだよ  ボクは待つよ!君が あったかいセーターを着 マフラーをし スープを飲み コーヒーをすすり  その口唇が動きだす 君がシャンソンを唄いだすまで  ねえー待っておくれ! ねえーボクの友だちよ! ボクがシャンソンを唄いだすまで もうじきなんだよ
聖なるかな願い早川義夫早川義夫早川義夫早川義夫窓の外は太陽をもとめ あらゆる茎がまがろうとする 雨は花はそして旅は 僕をひとりつれてゆく  僕はもううしろを見ない 僕の背中はつくりものでない 僕のすべてが君にのまれようと 古い着物をぬいでゆく  君が見える君が見える ゆれうごく水の城の中に 君の君の胸に光る 聖なるかな僕の願い 
朝顔早川義夫早川義夫出来里望早川義夫私があなたをみそめた時に 空は青く澄み渡り 風はフエの音の様にひびく このままあなたと どこまでも行きたい 風にのって丘を走り 山を越えて花の園へ ラララ…… 私があなたに寄せる思いは なにもかもすべて 思い出はこれでおしまい だからもっと いっしょにいたい あの鳥のようにツバサをひろげ 高く高く空を昇ろう カモメが飛んでる海を抜けて そこには空も海もない ふたりがとけ込む 白い光の中へ 消え去る体をみつめながら
知らないでしょう早川義夫早川義夫出来里望早川義夫知らないでしょう あなたの帰らない 私の悲しい昔のことなぞ 足でたばこをふかしながら けむりまででたのですから 死んでいるのにいつまで私を みつめているのですか  もうそんなに見つめることはない 私は空を飛んでいるのですから あなたのもとにはもどりませんよ 私はきままなものですから
枕歌早川義夫早川義夫出来里望早川義夫夜露は尾花と寝たという 母親は死んだ 父親は髪をなであげ 私は胸をひろげた  尾花は夜露と寝ぬという 父親は死んだ 部屋には霧が立ちこめ 私のコートは女に
しだれ柳早川義夫早川義夫出来里望早川義夫つれない貴方 もうお別れ 弟を抱いた 柳のとこへ しだれ柳のもとへ 橋のたもとは露に濡れ 水はよどんで流れない 沈んでいった貴方
埋葬早川義夫早川義夫出来里望早川義夫海鳴も終った 鳥も飛ばない浜辺で 貴女の体は ムラサキのケムリ うかれる程の 貴女の笑い 過ぎ去った全てのことが 過ぎ去った全てのことが 思い出として残ります 貴女と―私は素晴らしい空の上  瞳をとじれば 日が昇り 風も吹きはせず エリを立てることもありませんでした 過ぎ去った全てのことが  静まりかえった この土地に 足アトを残した私は 飛びたくとも 飛べなくなってしまった 過ぎ去った全てのことが  暗くなった 貴女のいないこの浜に それでもともかく 帰って来ました 私の体は砂に埋もれてゆく 過ぎ去った全てのことが 過ぎ去った全てのことが 思い出として残ります 貴女と――私は素晴らしい空の上
NHKに捧げる歌早川義夫早川義夫柏倉秀美早川義夫あゝ この広き国 日の本に 名高かきものは 富士の山 加えて 名高かき えぬ・えち・けい 多くの者に絵を送り 月々 戸口に あらわれて とりたて歩くは 絵の代金  誰が言ったか 押し売りと されど払わにゃなるまひと 渋々 さしだす その代金  おはなはんなら ありがたし りょうま来たれば ありがたし たびじあるのも ありがたし  色つき絵には高く取り 白黒絵には安く取る されど もぐりの客めらは 金を払わず絵をながめ お上はばいとを使いつつ 悪者をさぐり続けるなりけれ。
サルビアの花早川義夫早川義夫相沢靖子早川義夫いつもいつも 思ってた サルビアの花を あなたの部屋の中に 投げ入れたくて そして君のベットに サルビアの紅い花 しきつめて 僕は君を死ぬまで 抱きしめていようと  なのになのに どうして他の人のところへ 僕の愛の方が すてきなのに 泣きながら 君のあとを追いかけて 花ふぶき 舞う道を 教会の鐘の音はなんてうそっぱちなのさ  とびらを開けて 出てきた君は 偽りの花嫁 ほほをこわばらせ 僕をチラッと見た 泣きながら 君のあとを追いかけて 花ふぶき 舞う道を ころげながら ころげながら 走りつづけたのさ
サルビアの花井上陽水井上陽水相沢靖子早川義夫星勝いつもいつも思ってた サルビアの花をあなたの部屋の中に 投げ入れたくて そして君のベットに サルビアの紅い花をしきつめて 僕は君を死ぬまで抱きしめていようと  なのになのにどうして他の人のところへ 僕の愛の方がすてきなのに 泣きながら君のあとを追いかけて 花ふぶき舞う道を 教会の鐘の音はなんてうそっぱちなのさ  とびらを開けて出てきた君は 偽りの花嫁 ほほをこわばらせ僕をチラッと見た 泣きながら君のあとを追いかけて 花ふぶき舞う道を ころげながらころげながら 走りつづけたのさ
僕の骨早川義夫早川義夫早川義夫早川義夫僕が死んだら 葬式はせず 骨も灰にして 捨てて欲しい 僕の魂は 死と共に燃えつき 生まれる前の 0になるんだ  もし、僕のことを 偲んでくれる人がいたら その人の心の中に 空の彼方から 心配ないよと 微笑むだけ  生きて行くのが ぶきっちょなのは 生きようとしていた 証拠なんだ 僕の骨は 白くて硬い 一番熱い火で 焼いて欲しい  もし、僕のことを 思ってくれる人がいたら その人の心の中に 空の彼方から わかっているよと 微笑むから
父さんへの手紙早川義夫早川義夫早川義夫早川義夫昔 父さんが母さんとデイトした時 氷屋の前で父さんが言ったセリフ 私は外で待っていますから あなただけ食べて来なさい  そんなおかしな父さんが 僕は困るけど好きだよ 同じ血が流れている  ねえ父さん、お元気ですか あれから僕は歌を歌ってます 自分の中の手に負えぬ部分や 行き場のない悲しみや思いを  何一つわかってないけど 美しいものをつかみたくて 父さんにも聴いてもらいたくて  ねえ父さん、箱根奥湯本にいい温泉があるんだ ねえ父さん、月を見ながら一緒に温まろうよ  相も変わらず僕は偏屈なので 人と同じ気持ちになれない 父さんの墓参りにも行かず ぼんやりと空を眺めてます  暗い土の中に父さんが 眠っているわけはない それぞれの心の中さ  ねえ父さん、あらゆる儀式はわざとらしく無駄で滑稽なものだよね ねえ父さん、どうしたら僕は素直になれるのでしょうか  ねえ父さん、もっと打ち解けてしみじみと語り笑い合いたかった ねえ父さん、また母さんと一緒に花火を見ようね
猫のミータン早川義夫早川義夫早川義夫早川義夫隣の家の猫のミータンは イリオモテヤマネコのような凛々しい顔 時々遊びに来ているうちに 僕はすっかり気に入ってしまった  だってミータンいい子なんだもん お行儀がよくて文句も云わない お口からピンクの舌を出して 気がつけば一日中寝てばかり  愛という言葉も知らないのに やさしい気持ちになれるのがいいね 信じあうことなんて必要ないね そばにいるだけで幸せさ ミータン  ミータンはどうしてミータンなの どうすればミータンになれるの 丸まったり背伸びをしたりして いつもどんな夢追いかけてるの  寝顔やしぐさを見ているだけで やさしい気持ちになれるのがいいね 恩を着せあうなんておかしなことだよね そばにいるだけで幸せさ ミータン
天使の遺言早川義夫早川義夫森雪之丞早川義夫死ねなくて 走っているのか 死ぬために 走っていたのか 天国(そら)から堕ちて 平らな斜面(さか)を 転がる ダイスの様に  逃げたくて すがっているのか 逃げ切れず すがってみたのか 乳房の丘の サナトリウムで 心は 震えるばかり  昔天使に もらった手紙を 月の灯りで 読み返してみる 迷うことが 生きることだと 恥ずかしそうに 書いてある  あの日天使は 悪魔に抱かれて 白いお尻を くねらせたらしい 迷うことが 生きることだと 汚れた羽根を 血に染めて  泣く前に 歌えばいいのか 泣き終えても まだ歌うのか アバラの檻に 閉じ込められた 心が 暴れる夜は  昔天使に もらった手紙を 月の灯りで 読み返してみる 迷うことが 生きることだと 恥ずかしそうに 書いてある
君の亭主早川義夫早川義夫高田渡早川義夫ボクは君の亭主になりたいのさ!  部屋の中程に座わり込み アレヤ、コレヤとさしずをし 新聞を読み、大口をたたき 疲れた君にヘタな詩を読ませ そして、明け方近くまで起きている  朝になると味噌汁をこさえ 君をおくりだす ボクはじっと後姿を追いつづける そして、ボク自身につきあたり もろく、くずれる  部屋の中程に座わり込み 君の帰りをまっている
音楽早川義夫早川義夫早川義夫早川義夫声を出さなくとも 歌は歌える 音のないところに 音は降りてくる ぽっかり浮かんだ丸い月 あなたの笑顔 存在そのものが 音楽を奏でる  歌を歌うのが 歌だとは限らない 感動する心が 音楽なんだ 勇気をもらう一言 汚れを落とす涙 日常で歌うことが 何よりもステキ  言葉は自分の心を映し出すもの 何を語っても叫んでも鏡に映るだけ 本当に素晴らしいものは解説を拒絶する 音楽がめざしているのは音楽ではない  僕は何をするために 生まれて来たのだろう 何度も落ち込みながらも 僕は僕になってゆく 夜空に放つ大きな花 身体に響く音楽 何の野心もなく 終りに向かって歩く
悲しい性欲早川義夫早川義夫早川義夫早川義夫僕は純情 君はO嬢 悲しい性欲 一度だけの約束で あなたに逢えたら ただそれだけのために ただそれだけのために 何のまじりっけもなく 何のまじりっけもなく  僕は純情 君はO嬢 悲しい性欲 優しさと いやらしさを ひとつに重ねて 心さすりあって 心さすりあって ぴったりすきまなく ぴったり寄り添えたら  幼い時からしてきたこと いつもひとりでしてきたこと 楽しくもあり 切なくもあり 醜くもあり 美しくもあり さみしい時 狂いそうな時 明日もきっと元気になれるさ 空しくても 空しくても 生きる力が湧いてくる  僕は純情 君はO嬢 悲しい性欲 本当は あなたを 抱きしめたいのに 見ず知らずの人や 名も知らぬ人の中に バカみたいなことだけど いまでも愛を求めてる
躁と鬱の間で早川義夫早川義夫早川義夫早川義夫いつか僕の生命が 消えかかる時に 僕は何を思って 死んで行くのだろう 「ありがとう」なんて言えたなら いい感じで終われるけど 「バカみたい」と顔をしかめて つぶやくような気がする 一つのことばかり気になってしまい 突然すべてを壊したくなる 躁と鬱の間を行ったり来たり 後悔と嫌悪の連続  人に逢うのが怖くて 閉じこもったまま 思うように歌が 出来ないんだ 心が元気になれたなら どこまでも歩いてゆけるさ ステキなあの子に逢えるなら やさしい気持ちになれる ざわざわ心が落ち着かなくなって 突然不安が襲いかかってくる 躁と鬱の間を行ったり来たり 僕は相変わらずさ
遠い海へ旅に出た私の恋人ジャックスジャックス相沢靖子早川義夫朝陽のあたる丘の上で 私は指をそっとかざしてみるの  エメラルド色の蒸気がわいて 私の指に海が続くの  私はラブとつぶやき 眼を閉じて口づけを待つの  ひろがってゆく海の中に あなたの瞳が笑ってみえる  私はラブとつぶやき 眼を閉じて口づけを待つの  海は甘く漂うだけで あなたの口びるととどかない
からっぽの世界ジャックスジャックス早川義夫早川義夫僕 おしになっちゃった なんにも話すこと出来ない僕 寒くなんかないよ 君は空をとんでるんだもの 僕 死にたくなんかない ちっともぬれてないもの 静かだな 海の底静かだな 何もない  僕 涙かれちゃった 頭の中が からっぽだよ僕 甘えてるのかな なんだかうそをついてるみたいだ 僕 死んじゃったのかな 誰が殺してくれたんだろうね 静かだな 海の底静かだな 何もない
ひまわりの花早川義夫早川義夫早川義夫早川義夫ひまわりの花 君は手に持って 涙を浮かべて 僕にくれた 僕も君のこと 好きになっていた もう一度会いたいと 思っていたよ  君の住む街まで 車を走らせ 誰もいない 真夜中の駅で 夜が明けるまで 僕らは抱き合い やわらかな口づけを そっと交わした  ドキドキ 胸が鳴って この気持ち 夢のようだね  ドキドキ 胸が鳴って この気持ち 忘れないよ
この世で一番キレイなもの早川義夫早川義夫早川義夫早川義夫弱い心が 指先に伝わって 痛々しいほど ふるえている みんなの前で 裸になって 縮こまっている みじめな僕  なぜに僕は 歌を歌うのだろう 誰に何を 伝えたいのだろう もっと強く 生まれたかった しかたがないね これが僕だもの  この世で一番 キレイなものは あなたにとって 必要なもの 僕らを包む 壮大な宇宙 ひとしずくの泪 求めあう命  キレイなものは どこかに あるのではなくて あなたの中に 眠ってるものなんだ いい人はいいね 素直でいいね キレイと思う 心がキレイなのさ
サルビアの花あがた森魚あがた森魚相沢靖子早川義夫いつもいつも思ってた サルビアの花を あなたの部屋の中に 投げ入れたくて そして君のベッドに サルビアの赤い花を敷きつめて ぼくは君を死ぬまで 抱きしめていようと なのになのにどうして 他の人の所に ぼくの愛の方がすてきなのに  泣きながら君の後を 追いかけて 花吹雪舞う道を 教会の鐘の音は何んて うそっぱちなのさ  扉が開いて出て来た君は いつわりの花束 ほゝをこわばらせ 僕をちらっとみた  泣きながら君のあとを追いかけて 花吹雪まう道を ころげながら ころげながら走りつづけたのさ (いつもいつも思ってた サルビアの花を) そして君のベッドに サルビアの赤い花を敷きつめて 僕は君を死ぬまで 抱しめていようと
サルビアの花岩渕リリ岩渕リリ相沢靖子早川義夫いつもいつも思ってた サルビアの花を あなたの部屋の中に 投げ入れたくて そして 君のベッドに サルビアの紅い花を しきつめて 僕は君を死ぬまで 抱きしめていようと なのになのにどうして 他の人のところへ 僕の愛の方が すてきなのに  泣きながら 君のあとを追いかけて 花ふぶき舞う道を 教会の鐘の音は なんてうそっぱちなのさ とびらをあけて 出て来た君は 偽りの花嫁 ほほをこわばらせ 僕をチラっと見た 泣きながら 君のあとを追いかけて 花ふぶき舞う道を ころげながら ころげながら 走りつづけたのさ
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