松本大作曲の歌詞一覧リスト  26曲中 1-26曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ニューワールド・ガイダンスLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大気がつけば また知らない路地裏 夢から目醒めたみたいにわかった きらめき 追いかけた先 迷ったここが新世界  目が回るように移ろう街 どこかの正義に翳るノスタルジー ざわめき また居場所がない ここじゃないと思いたいひとり  目を閉じても開けても 真っ暗な一筋の光 生きていたいと聞こえた 信号が変わった  全部捨て去って リボンをつけ 今 火を放つよ 手の鳴る方へ そこで笑っていれるなら もう どうせいつか終わる世界の上で 生きてみるから 光を求め彷徨う お許しを  気がつけば また知らない路地裏 覚えちゃいないが まだ動く足 勝ち得たのか 逃げてきたのか 夢が醒めた後の世界  昨日の幸福ばかり見る人 期待に疲れて立ち止まる人 迷いも虚しさも口にする度 自分で確かめる事になる  救われたいわけじゃない けど誰も肩を叩かない 選ばれなかった僕だ 信号がまた変わった それがどうだ  抱きしめ合って 愛を見せびらかし回るよ 灰になるまで まるで狂って見えるようなダンス どうか救いのない世界の上で 求めゆくまま 悪魔に捧ぐ魂に祈りを  眠れない日が続く 重たくなる 眠れない日が続く 霞んでゆく 探し続けている まだ見えている それだけで僕は歩ける 生きてゆける  全部捨て去って リボンをつけ 今 火を放つよ 手の鳴る方へ そこで笑っていれるなら もう 抱きしめ合って 愛を見せびらかし回るよ 灰になるまで まるで狂って見えるようなダンス どうか救いのない世界の上で 求めゆくまま 悪魔に捧ぐ魂に祈りを  眠れない日が続く  夢から目醒めてゆく
Water LilyLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大孤独は君がくれたものだよ 冷めた手からそう聴こえた気がした その熱に触れているのに なぜか嬉しくて笑ってしまう  その目は僕を見つめていた 差し込む光のようだった  それは魔法みたいに消えた 胸につかえた言葉の形 君が僕に触れた時から まるで違う色を放っていた  息を呑むほど眩しくて 怯えるほどに愛しかった  だからね 孤独は君がくれたものだよ 僕もまた 君にあげる  心が息を止める度に 見つめた両目を聴く度に 熱の継ぎ目にキスするように 君を想う度 近付いていける  寂しさはきっと愛しいもの 繰り返しながら埋めていくよ 滲むその目に映った僕を 君の中に見付けたんだ  その心の全てを見ても 僕らがひとつになることはない それでも今 傍にいたいよ いつか離れる日など遠ざけて  心が息を止める度に 見つめた両目を聴く度に 熱の継ぎ目にキスするように 君を想う度 近付いていける  寂しさはきっと愛しいもの 繰り返しながら埋めていくよ 滲むその目に映った僕を 君の中に見付けたんだ
亡霊と影LAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大最後に見たのは影のない光 揺らぐ視界と白けた声  そして 切り離した尾の様に 四半世紀の夢が醒めた 光の中に消えた 僕は誰だっけ  失っていく物ばかり見ていた その影はもう喋らない どこまで行こうと 果てなど見えない 何もない 僕もいない さよなら 美しい日々  擬態している 器用貧乏が武器 物語の主役は掠れた声 足りない物がないように 嘘がバレないように 円を描くように 僕は誰だっけ  忘れていく物ばかり憶えた どこに向かおうとしていたっけ あの夢にずっと守られてたんだな 疑い 傷付き 悔やんだ 美しい日々  どうか 不安な夜も 生きる意味がありますように  どうか 忘れゆく日も 生きる意味がありますように  どうか 弱い僕にも 生きる意味がありますように  もう二度と戻らない昨日に 何を望んでいたんだっけ 僕はやっと夢から醒めたよ さよなら  失っていく物ばかり見ていた その影はもう喋らない どこまで行こうと果てなど見えない 何もない 僕もいない さよなら 美しい日々
New ClothesLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大俺は恥ずべき裸の王様 理想を求めすぎて壊れた 目の前で猿が手を叩いている ように見える  心の内に指を差されて 期待の眼差しに焼かれて まさに処刑台に見えた 今日もそこに足を掛ける  さぁ どんな姿で歌おうか 決して消えない過去の上に立って 今 歪なほどに正しい未来 嗄れたって 消えない誓いを翳して  輝く光が羨ましくて その光になろうと継当て 覆い隠すように着飾る日々 目を伏せる  理想に心が眩んだまま 夜な夜なその闇に飲まれた この肌が照らされてしまう前に引鉄を引きたい  俺は恥ずべき裸の王様 そして新しく袖を通す 他の誰でもない俺が 選ぶ 歪な正しさに  さぁ どんな姿で歌おうか 決して消えない過去の上に立って 今 歪なほどに正しい未来 嗄れたって 消えない誓いを翳して  今が正しい未来 さぁ どんな姿で歌おうか
DreamsLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大あの日 僕は夢を見ていた 物語を描いていた その地図のまま歩いて 行き着くと信じていた  追い掛ければ いつの間に嵐 地図にない激しい痛み ただ それさえ楽しくて どれもが眩しく映った  叶わない夢だと知って 僕らは嵐に飛び込んでいく 今も輝いて 心を呼ぶ光の方へ  不確かなままいこうぜ ボロボロでも諦めはしないだろう きっと 僕ら 夢を 何度でも振り翳して笑う 嵐の中で  あの日 僕は夢を見ていた 愚かなほど綺麗な 色褪せないまま ずっと 輝いている夢  伸ばした手が届かぬように 渇ききった眼のように 暗闇の星のように 胸の奥でさざめいた  果てのない茨の道を 飲み込まれそうな不安の渦を 傷付くほどに 望んでしまう臆病な手  例えば 雨上がりのような 眩しい夜明けのような話を きっと 今も 僕は 愚かにも信じてしまうから  それが夢だと知って 僕らは嵐に飛び込んでいく 今も輝いて 心を呼ぶ光の方へ  不確かなままいこうぜ 眩しい夜明けを迎えにいこう さあ きっと 僕ら 夢を 何度でも振り翳して笑う 嵐の中で
花と詩人LAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大空白だらけの部屋を埋めるように 君は笑った 差し込む光も まるでドレスのように綺麗に纏って  僕は眺めているだけで 何も言えずにいた それが積まれて 穴だらけになった日々を見ていた  言葉にするには まだ程遠くて 想いばかりを募らせていく 行き着く先はいつも同じ 愛してるなんて 歯痒い言葉だけ  飲み干してしまえど 胃の中で消える愛を笑った そればかり求めて口にしていても 痩せこけていくだけ  時に胸が痛くて だけど触れていたくて その度 離れてしまう未来に怯えて いつもそばにいたくて 君のためになんて 言えないのに 探して  愛は水のよう 君は花のよう いずれ枯れるとしても 時計の針を 戻しはしないよ 君のいない日々は もう僕じゃないから  言葉にするには まだ程遠くて 想いばかりを募らせていく 行き着く先はいつも同じ 愛してるなんて 歯痒い言葉だけ  一言では語りたくなくて また足掻いては 積み上げていく 狂おしいほどいつも同じ 愛してるなんて 呆れる言葉だけ  空白だらけの僕を埋めるように 君は笑った 足りない言葉の その余白すらも埋めて笑った
innocenceLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大LAMP IN TERRENその椅子にいつから座っていたんだろう 配られる定めを飲み下していた 鈍色に煌めく疑心に問い掛ける 僕は誰だっけな  記憶が嵩む程に汚れた靴 目を覚ます度に落ちる砂時計 手に入れた数だけ失うという決まりきっていた事 とても認められないだろう  気づけば戻れない日々は始まって 選べなかった椅子が居場所になっていた 終わり方はどうだ 頷けるだろうか 答えのない問いを繰り返し続ける  僕が僕じゃない誰かを生きる権利も 終わりを振り払う資格もなかった 息が続く間は自由でいさせて 揺るぎない心が捉えた日々の上から  歩く距離に比例して 遠ざかる冒頭 誰かの思惑通りに定めの上 虹色に煌めく意志を追い掛ける 決まりきっていたってさ 選ぶしかなかっただろう  どれだけの物を抱え込んでいたって 果てに辿り着く頃に取り上げられる 何の為の人生 意味など無いにしても 投げ出すにもちょっと腰が引けるよ  何を選んでも弾かれる日々の先で この目に映っている色はどうだった 疑いようもない程 頭では解っている 絶え間ない定めの中から捉えた色  終わりの次に何も無いなら 戻らない日々はどこへ還るのだろう いずれ訪れる終わりは ただ何も残さず終わるのかな  この日々が定めから放される事はない それでも この意志は消えたりしない 最果てまで ずっと脈を打ち続ける 答えのない日々が正しくある為に  僕がここで生きる意味 意志 答え 未来 呼吸を繋いでいく僕だけにあった 誰に聴こえなくとも掲げて 示すさ 揺るぎない心が迎える明日の上から
キャラバンLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大LAMP IN TERREN夢を積んだ唄を鞄に押し込んで 広すぎる世界で 踵を鳴らしていた なんとなく それがどこか誇らしくて 鳴らし続けたら それが僕になった  険しい道の上も なぜか楽しくなる メロディーに背を押されながら 今を追い越しながら 魔法の様な唄を唄って 目映い今日を色付けていく あの消えない光に向かっていくよ 魔法がほどけない内に  踏み鳴らし続けた踵は磨り減って 新しい靴が それを思い出にした いつか この唄は何足潰すのだろう 唄い続けていられるのかな  勇者であろうとして サマにはならずとも 胸の内ではいつも勇ましい ある意味騙されながら 願いを大きな声で唄って 不安な今日も照らしていく ほら 恥ずかしい程に声にしてよ ほら 見えない あの魔法が掛かるように  消えないまま浮かんだ光は まだ手を叩いて呼んでいる 追い掛けたって きっと向こうだって離れていく 追い付けなくたって ずっと踏み鳴らす音  魔法の様な唄を唄って 目映い今日を色付けていく まだ醒めない夢が僕を騙している 願いを叶える魔法を掛けるよ  今日も願いを大きな声で 他でもない僕が唄おう さぁ 消えない光に向かっていくよ 眩しいこの世界で鳴らす音
とある木洩れ陽よりLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大LAMP IN TERREN並木道に映る足音 とてもよく晴れていた日に いつも通りはしゃぐ声の中 風に揺らされていた  変わらずここで景色を担って 誰かの記憶になる ブランコ揺らす あの足がどこまでも伸びていてほしい  明くる日も陽だまりを笑って 雨に降られて洗われる そんな日々を織りなす君が どんな日も笑っていられたなら  寂しい背中 悲しい足取り どんな日だったかは知らない それだって ほら 物語に欠かせない 大事な彩り  どれもが君の心次第で変わっていく 景色や言葉、温もり、色 君だけのもの  並木道 遠退く足音 夕陽が大きく手を振る 眠りたくなくても夜に溶けていく また明日になる  眩しい陽射しに項垂れる時は 優しい木陰でありたい そんな僕も織りなす景色で記憶を重ねる君が  明くる日も陽だまりを笑って 雨に躓くこともあるだろう 君が織りなす日々が どんな日も素晴らしくあるように  並木道に映る足音 いつの日も嫌わないでいて できるだけ僕は綺麗な葉を咲かせて その物語へ 変わらず眺めるだろう  繰り返す日々の魔法を
メイLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大貴方がくれた証明 胸の内側にある 世界と別れるまで ずっと消えない灯がある  ひとりを分かち合って ひとり同士で話せた 名前を呼び合う声 あぁ 孤独じゃなかったよ  風と踊って 雨と流れて ただ手に入れて 失くしてきただけ それだけ  透明な言葉を辿って 繋いだ日々の中に見る 何を失っていても 消えない 声が 貴方が ただひとつ 命の証  失くした 手にしていたから それはずっと変わらない 忘れてしまったとしても その事実が増えるだけ  揺れる灯火 この胸の奥でただ 変わらない声を叫んでいる ただひとりを  過ぎてった日々が 知らない間に重なる 重い記憶が軽くなろうと忘れる 失くしちゃいない 失くしたことを手にするから 死ぬまで消えないから  声は言葉を頼って 繋いだ貴方の傍へ 今も重なる日々が 目映いほどの声になった  何も失っていないよ 貴方が明かしてくれた この声が届いた その日から 手に入れていた ただひとつの証
林檎の理LAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大いつから 決まってそうだった 重力は僕を手放さない 林檎が成って落ちてから 誰もが知っていた事  どこにも行けないと少年 誰とも傷付け合わないよう 分厚いコートを身に纏って 喧騒に飛び込んでいった  心が ここから 消えない様に 僕らは この星から 離れられないかな  あるがまま いられないなんて もういっそ やめちまおうかな 僕はずっと 君じゃないから どうやったって 知れやしないよ こんな星の上に落ちた こんな星が離さない僕は その星の様に 誰かを離さないでいれるか  誰でもいいのさと少年 誰とも分かり合えないから 林檎は熟れて落ちるけど 月には少しも近付かないんだ  どこかで見付けた 言葉によれば 全ては 引き合って 寄せ合っているらしい  僕のまま いられないのなら もう全部意味などないだろう 信じたいのに信じれないのは 僕じゃなくて君のせいだろう こんな星の上に落ちて こんな思いを抱えているのは あの言葉通り 寄り添いたいと思っているから? ただ自分を 受け入れられたらなぁ  僕らが ここから 消えない内に 僕らは 全てを 認められるのかな  あるがまま いられないなんて もうきっと 決まっていた事 そうして今も 変わりながらも 僕はずっと僕のままだ こんな星の上に落ちた こんな星が離さない僕も その星の様に 誰かを離せないでいるんだ  僕が今 離せない物が いつだって僕の答えだろう それはいつも 変わりながらも どうやったって僕になるだろう そんな星の上に落ちた 君を見付け出せた星の上で まだ見ぬ答えも ちゃんと見付け出してみせるから
GrievemanLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大描いた未来と対峙する日が 来てしまう 項垂た日々が こんな筈は無いと 首を傾げた  手を伸ばす先は いつも届かない場所 選ばれた僕は 命を辿るだけさ  信じ直しては 疑ってしまう 繰り返してもまだ信じていないと 息ができない  必ず 辿り着けるだろう 僕ならきっと 嘆いていないで 笑われるなら 笑ってやろう 信じていればきっと 望みは叶うさきっと そんな日を ただ待っていた 待っているだけかい  狭いばかりの 部屋の隅で 震えていた こんなザマ 誰にも見せられない  同じ夜を何度も 越えて気が付いた 待ち尽くした こんな日々が 定めとなった  どうやら 明日も暗いらしい 僕等はいつも 選ばれる事を 選んできた 待っていただけ 信じていれば なんて 信じるだけではきっと 何も手にする事などできないと 解っていただろう  未来は解らない 明日を照らす勇敢な灯を持って 紡いでゆく この日々が定めとなるなら  必ず 辿り着けるだろう 僕等はきっと 嘆いていないで 笑って ほら 変わってゆこう 信じていればきっと 向かって行けるならずっと どんな日も僕は越えて行ける  越えて行けるだろう
reverieLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大それから僕は 何をしていたっけ 変な夢 見ていた 誰が見ていた? その夢はたしか どこか 部屋の中 誰も 何もない 誰かが見ていた  その部屋はたしか 真っ暗な部屋 まばたきの度 大きくなった 鍵はなかった 扉すらなかった 閉じ込められて迷子になった  僕は誰なの 問いかけても その声がこの耳に聞こえるだけ 寒くないのに 凍えていた どこからか記憶は途絶えていて  目が覚めれば 夢だ と気付く 何度も見た夢だ 続きならわかる ただ暗がりに 何か降ってきて その何かに追い回されるんだ  俺は なにか悪かったんだっけな 何が そんな夢見せるのかな 俺は 俺は 誰なんだっけな 俺は 俺は 見失っていた 覚めぬ夢の中 今でも  僕は誰なの 問いかけても その声がこの耳に聞こえるだけ 最後どうなったか わからないまま 何度も繰り返す 夢の中  どれが僕なの 見付けようにも 何もかも 嘘かもしれないってのに 暗がりの中 震えていた 夢なら もういいよ 目を覚まして  それから僕は 何をしていたっけ そうだ 夢見ていた 僕が見ていた その夢はただ どこか部屋の中 誰も 何もない この心みたいだ
王様のひとり芝居LAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大ちょっと ずる賢くて構わない 強く振る舞う王様がいた ハリボテの剣を構えて ひとりで 逸話を紡いでいたとさ  街に降りては 背伸びをして 誰も信じない話をした これじゃだめだと気付いていた 嘘を認めるしか道はなかった  だけど それでは片せない  あぁ 僕にはわからないよ ひとりじゃなんにも意味がなかった どうせ誰もがわかっている 僕すら騙せていないということを  もう重ねた嘘が重苦しい 守り通すための嘘が重なる ハリボテの城を構えた 誰も攻めて来たりはしないのになぁ  わかってるよ そもそも ひとりでいるなら 比べようもないこと 僕ですらないということ 君には映らないってさ  あぁ 今でも背負ってるよ 少しも軽くはならない嘘を どうすれば 今 認められる? ひとりの城から笑い合える?  どんなに変わらない過去だとしても それほど変わらない僕だとしても あぁ 今にも未来は来る できれば笑っていたい 本当の僕で 君と話したい もう嘘吐かない
into the darkLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大あの日からもう 見失っていた 影もいずれは 夜が飲み込んでしまうよ  影がなければ 僕も居ないか 暗闇の中 自由もなくしてしまっていた  光も差さない空間で 心は静かに枯れてった 塞がれた扉の向こうで 誰かが 今も嗤っている  期待なんてすればするほど 裏切られてしまうから 僕はもう扉の内側で ただ 呼吸を潜めて ひとり かくれんぼ  あれから朝は 何度もやってきた 似た顔の中 面白味もない日の中  ドアを叩く音が聴こえる 触れないようにしていたのに  逃げるように 耳を塞いでも 内側で 聴こえてしまうんだ どこまで 逃げたって同じだろうか 全てを棄て去ることもできないなら  あの日からずっと 見失っていた 扉の向こう 嗤っていたのは  解っていた どれほど足掻けど 隠し通せはしないまま 心は 強くなれずに脆いまま 独りじゃない事 認められないんだ  僕はもう 見付かってしまいそう  僕はもう
イツカの日記LAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大眺めていた 遠い未来 繋いでいた手を いつまで 忘れぬように 覚えていられるだろう  空になった 穴があいた 心の奥底 埋めることに 我を忘れて 忘れてしまったよ  もう 昨日のこと どうだっていいよ 君は離れてしまった そう 昨日のこと 戻れたらなぁ そんなことばっかり浮かんでしまう  あぁ 忘れないようにさ 僕は 今日を書き残すよ また 君が浮かんでは その顔はぼやけていて  眺めていた 遠い未来 繋いでいた手を いつまで 忘れぬように 忘れてしまえるだろう  もう 昨日のこと 仕方ないこと 今日も捨てられないままで そう 昨日のこと 戻れたらなぁ 今に立ち止まりそうで  あぁ 忘れてしまえるなら 今日もなかったことにして 僕を初めからやり直そう そんなこと できないのは あぁ わかってるから  もう 昨日のこと 遠退く昨日 何度も積み重ねてきた そう いつかのこと 覚えているよ いつも 埋まることはないけれど  あぁ 浮かんでは沈む日々 そんな今日も書き残すよ また 君と出会えた時には 今日のこと 話せるよ  ああ 忘れないようにさ 僕は 今日を書き残すよ もう 君には会えないとしても 今日のこと 話せるように  今日のこと 話せるようにさ
multiverseLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大地図は自分が記した 軌跡以外は何にも 役立たずだった 何もなかった  砂漠みたいな日常で 水を求めて彷徨う 僕はどこへ向かっているんだろう  仮に 世界がひとつでは なかったとして これほど苦しい日々はないとして まるで違う自分は 何を選ぶだろう そこでも歌ってるんだろうか このメロディーを  地図に未来はなかった だから今日も参っていた 立ち止まったって 夜は明けるんだ  昨日までの選択が 少し違っていたなら まだ少しは楽だったのかな  何を選んで 僕らは ここに立っていて 全て選んで 僕らは ここに居るんだろう 迷ったり 悩んだり 忙しないのに 途方もなく立ち竦んでいる  例えば 勇敢な自分が居て 期待通りになったって ちょっと違う難題が立ちはだかっているもの 臆病者はいつだって 期待外れな自分を選ぶかな 全て正しい そう言いたいけど  きっと 僕には計れないこと 僕なりの苦しみと生きてゆくから 迷ったり 悩んだり 忙しないから 最中に紛れた「喜び」に気付けない  勇敢な自分が居て 期待外れな自分も居て 紛れもなく自分なんだ どこでも迷っているもの 臆病者は今日だって 期待外れでも選んでんだろ 全て正しい その為のメロディーを 歌っているから
ワンダーランドLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大どれほどの距離があるなんて 解らないのに飛ばした船 君の心まで飛ぼう ここに綴った言葉を届ける  知らない世界は恐ろしいけど 少し先はもう解らないから  何もかも変わってしまう前に 今 未来を知らない声で 届けたい唄を渡すよ それが世界を変えてしまうように  言葉足らずだった いつか 気付けば随分遠くまで来た 変わらなくていい事も 忘れたかった事も遠くなってしまった  立ち止まれば見えない未来 踏み込まずとも背を押されるから  君もきっと変わってしまう だって同じ様に廻っているから なくさないようにしていたって 君が未来とちゃんと出会ってしまうから  君の心まで飛ばす船 限りある時間で届くのかな 移り変わる景色の中で 目の前はいつだって わからないよ  何もかも変わってしまう 僕が僕を忘れてしまうまで 歌いたい唄を鳴らすよ 今が未来を変えてしまうように  いつも未来へ 僕の未来へ
ボイドLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大空の向こうには 何が広がって どんな風に僕らが 見えているんだろう  いつからか本気で 伸ばしていた手は どこにも届かないで 風だけを掬った  あなたが笑えば 灯りは灯って そのぐらい簡単な僕の世界が  誰かの手のひらで踊っていたとして その手を返すと どこへ落ちるんだろう  きっと あなたまで泳ぎ切るなんて また 夢みたいな話 僕はただ 見上げていたんだ 手を伸ばしていた  僕らは上手に 飛び跳ねてみても 鳥の様に 高く飛べないと解っていた  ならば 海を泳ぐように 自由にと 頭を使っても 踏み出せはしないまま  きっと あなたまで泳ぎ切るなんて ただ 夢みたいな話 僕はまたも 見上げてしまうよ 果てなどない空を  与えられた物だけでは 足りないなんて 繰り返している空に溢した 何にもなれずに  空は笑って 晴れ渡っている とてもじゃないが 笑えないよ 本当はずっと 心はずっと 俯いていた  思い出した  あなたに照らされてしまった ここに落ちてきてしまった  僕は  泳ぎ切れない距離でいいんだ このまま 眺めているよ  きっと 僕が何を手にしても それでも 見上げてしまうんだ 空の機嫌が 移り変わるように 僕の世界を 繋いでいくように
L-RLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大この唄を君へと歌うのは そこに君が居たから その声を僕へと願うのは 不安で仕方がないから  声の届く距離なら 唄は必ず聴こえるだろう その全てが必然だとしたら 声はここで消えるだろう  この手が眼に映った時 この身が独りで立てた時 その全ては必然じゃないんだ この全てが僕だと言い張るんだ  この声を君へと叫ぶのは 存在を解って欲しいから その声を僕へと叫ぶのは あなたを教えて欲しいから  毛布で隠した涙は花を咲かせる事もできない その涙を痛いと思うなら 君の声で伝えてくれよ  その身が悲鳴をあげた時 その身は君に教えてるんだ 誰かと分かち合っていいんだ その全ては弱さじゃないから  片方はああ思い 片方はこう思い 思いのぶつかり合いは想いを壊してしまうだろう 互いが大切なんだって そう思えるなら 叫んでやれ かけがえねぇんだって  この唄が君に届いた時 精一杯の声が届いた時 その全ては必然じゃないんだ この瞬間はちゃんと解っていて  この手が眼に映った時 この身が独りで立てた時 その全てが必然じゃないから この全てが僕だと言えるんだ
send meLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大どんな空想を 描いても この現実を 塗り潰せやしない  どうせ 幻想で生きるなら どこまでも 夢の中でいたい  どんなに 声を 枯らしても 君は きっと 気付いちゃくれない  立ち尽くして また 苦しくなった 時間だけ そっと 消してしまいたい  眩んだ目を また 閉じて 世界も消してみた 瞼の裏で 微かに 光った  僕が 僕を 騙していても 本当の事を 話していても 本当の僕を 解っちゃ貰えないから 騙したって 君と 笑っていたい  send me  僕が 僕を 嫌わないように いつだって 嘘を 本当にした  いつの間にか 誰も 居なくなって どれが本当だったか 悩んでいた  疲れた体 息絶えて 重力もなくなった 心の奥が 軋んで 空っぽになった  目を閉じて 願った  くだらないと全部を捨てても 悲しいからって叫んで 願ってみても 本当の僕だけは 捨てきれないさ 騙してきたものが 騙せなくなった  君が 本当の僕を 知ったとしても それが 偽ってんだなって 気付かれても 本当の僕なんか どこにも居ない ただ 笑えるなら もうそれだけでいい  僕が 僕を騙していても 本当の事を 話していても 本当の僕を 解っちゃ貰えなくても ただ 笑えるなら もうそれだけでいい  send me
クライベイベLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大大事な物は ひとつだけ それを大事に持っていた 馬鹿にされた分だけ 馬鹿に仕返してやった  本当に大事な物だったら 簡単に見せるべきじゃない そうやって 皆を 遠ざけて 暗い場所に隠れた  だけど ずっと ずっと 泣いていた 届かないのに 泣いていた 遠ざけたのに 泣いていた 震えた声で  これさえありゃいいんだ なんて 嘘みたいで怖くなる あんなに大事にしていたのに 嘘みたいに捨てていた どんな天秤に掛ければ ちゃんと答えになるんだろう 暗い場所に隠した 宝物を無くした  「大事な物は ひとつだけ」手放せずに持っていた 馬鹿にされた分だけ 媚を売って回った  本当に大事な物だったら 遠い過去に忘れた 今じゃあの宝物は 必要ないと勇んでいた  だけど ずっと ずっと 泣いていた 置いてきたから 探していた 見付けられずに 泣いていた 何が大事だろう  これだけでもいいんだ なんて 嘘をついても 仕方がない どれだけ恥を掻いたって 宝物が忘れられない 暗い場所を 探した 心の底に 飛び込んだ 見付けられずに溺れた 自分の底で 溺れた  これさえありゃいいんだ なんて 嘘みたいで 怖くなる これだけ大事にしているから それでいいと 頷いて  幾つもあっていいさ だって どれも大事にしてるでしょう 「これだけ」でもいいんだ どんな物だっていいんだ  それを どんな天秤に掛けても ちゃんと答えになるだろう それでいいと 思えるなら 宝物になるだろう
リメンバーLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大幼い頃 尋ねた ひとつの事 眠ったままの あの人はどこ 気遣った あなたは「星になったんだ」と言った  輪になって 話した 教わった事 居なくなっても 星になるという 無邪気に信じた そんな日の事  今でも 素直に 信じていたいのに  どうやら 今は 灰になって 見る影もない 記憶になって 忘れたくないよ どうすればいい  時計を戻して どうにかなるのなら どうしようもないよ 理想の中だけ いつも そう  白い息で 尋ねた いくつかの事 今となっては 役に立たない事 何にでも興味 持てたあの頃に言いたい  雪は 当然に 冷たいでしょう 四季は 当然に 巡ってるでしょう 不思議に 思う事なんかないのに  何故 あんなに 喜んでいたの 聞かせて欲しい  どうか あの日の 心 酷く 悲しく 思えた心 思い出したいよ 忘れないように  寒い日に吐いた 白い息さえ 今は吐けないほど 冷たい人になった模様  忘れる事は 忘れられる事と 同じような気がして 怖くなっていた 忘れる事は 忘れるんじゃない この身に刻まれている そう願っている いつか開く 思い出の箱  どうか あの日の心 遠く ちっぽけになった心 忘れてしまうけど このまま行くよ  いつか 現実と さよならして 星になった頃に 話せるように 忘れないように しまっていよう  聞いてもらうよ
緑閃光LAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大僕の背中を押したのは 確かに僕だった 何度も見た輝きは この目で見てたから  あの丘に咲く花はきっと知っているだろう その時だけに咲く 景色も色も何度も 見てただろう  喜怒哀楽は大抵 眠れば忘れる事を知っている 何度も湧いた感情は この心からだから  同じ場所に居続ける事もできない僕は また夜へ滲む 夕暮れ空とさよなら  どこかに落とした気持ち 夕暮れが連れ去ってしまったかな きっとさ ドラマの様にしたいだけのなんて事ない気持ち  この目が醒めてしまえば もう昨日は遠くなってしまっていた どうせ戻れやしない 帰ろう 帰ろう 夕暮れの後で迷子にならぬように  でもさ ほら やはり悩む 迷う理由もない帰り道で ここに居る意味が 誰も居ないと解らなくなりそう あの丘に咲く花だけが知っている事と 同じだろう 僕だけが見る風景も  いつだってそうさ  どうせ もう 見える物はいつも そう 偶然でしかないだろう だから もう 足掻く事もないよ 帰ろう 帰ろう 夜になる前に  どこかに落とした気持ち 夕暮れが連れ去ったとしても いつか同じ様に 何度も 何度でも見つけてみせるよ  見付けられないとしても 紡いでいくしかないだろう 見付けられたとしても 満たされるわけじゃないだろう
ゴールド・ルーズLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大無価値だった物が 無くなるってさ しばらくして莫大な価値がついた 持っていても 仕方がないのに 何が欲しがる理由になるの  無価値だった君が 居なくなるってさ いなくなって彼は讃えられた 始めから そう言えなかったのかい ああ 追い詰めたのも僕ら  容易く 手のひら返されたって 容易く 受け入れられる訳ないよ 僕が消えれば 僕に価値が付くなら 今すぐ 飛び降りてやるから  誰かくれよ 100万円  誰にとって誰が 価値になるんだい 僕の値は 僕じゃ決められないんだ だからできるだけ目立たないように 傷を付けられないように 自分を守っていた ここにいる理由はないと思っていた  腹を探って 跳ねて回って 価値を持ったほうが 勝ちなんだったら 僕は負けてしまうかな 僕は負けてしまうかな  本気で100万円 貰えたとしても 飛べる訳がない 飛べる訳ないよ 無価値だとしても しがみ付いてしまう  いやいや  価値は ずっと 握っていたでしょう  どんなに上手に隠れていたって 容易く 手に入れられる訳ないよ 僕が消えれば 僕に価値が付くなら 最初から 僕に 価値なんてない 飛び降りたって 勝ちはない 誰もくれない 100万円  しがみ付くしかない 世界で
balloonLAMP IN TERRENLAMP IN TERREN松本大松本大温もりは ずっとそばにあった 狭い景色 ずっと外から見ていた  あぁ また 迷うんだろうか どこまで行っても 果てがない景色  迷わない 悩まない 立ち止まる事もないくらい 歩いた 走った それでも 正しさがない どこから どこまで 宇宙は広がっているのでしょう 誰も正せない 探せない 僕の居場所はない気がします  温もりは ずっとそばにあった 広い目なら 気付けたのかな  鏡の中 僕は笑っていましたか 誰もちゃんと 自分の顔は知らないのでしょう  ここまで ずっと 呼吸をしてきた こんな風に 捻じ曲がってきた 空っぽの 風船 みたいに 街を 見下して 浮いていたんだった  それ故 気付けなかった 温もりは ずっとそばにあった 誰も 飛べやしないけど 今は どこまで 歩いてゆけるような  ここまで 来た道 くらいは振り返ってみても大丈夫 歩いた 走った 独りで生きていると思っていた 間違った 唯一 それだけはちゃんと言えると思う どこから どこまで 宇宙なのか解らなくても
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