玉置周啓作曲の歌詞一覧リスト  59曲中 1-59曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
同釜MONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓いつか夢見た火星に行けたとて パスタ屋でカトラリーの 音を出さない練習するのね  いつも父から立てひざを 叱られていたけれどあなたこそ 咀嚼音が気になってはいたのね  まだあなたは腹に落ちない 噛まねば飲まれん 馬鹿手を  人は同じ釜の飯を食う  母のコロッケ嫌々に食う 子にすれば芋より肉 食べ方注意せよと言う父親の 咀嚼音こそ気になりながらも食う 大事はいつも作法また向く明後日のほう そんな頬を叩き落とす飯もあった  「質素」と海苔で書かれた弁当も 席替えも陸の孤島 ひとりこそ一人前とこそこそ食う 拒んだはずの賑わいを BGMにしていたこと さすがにイヤホン越しに嫌でも気づく  カラスがつつくゴミ袋を眺めて 「取り繕うのやめて」 すぐ浮かぶ美辞麗句 港区価格のランチたまには背伸びして 食うにせよ松屋で食うにせよ 同じ屋根の下では一族  鳥貴族いけば誰も安く釜にありつく ための節約は誰よりも心が割りを食う 昼に子を抱く空き地で夜大人が米を炊く おかずにはならないが報連相の種も蒔く  花が咲く  桜と紅葉を捌く 入るナイフ参るほどグロテスク 全く刺激的なのはFPSかレシピですか いつか血肉化するのは情報も同じ  こんがりトーストに塗るジャムにも流れる血 苺一会チョイスしたあなたが私のお家 醤油ペロペロした夜に向かいにいた友達 まだ名前を言えた頃の祖母がくれた臍餅  祖父が最期まで手をつけずに終わった鶏肉 嫌いな理由も知らず覆水盆に返らず しかしこぼれた記憶を啜ってでも肥え抜く 数に比例するなら度を越えた酒もいただく  そしていつかシェフが俺たちの腹わたを捌く お仲間はお腹周りで繋がると勘付く チェーン店が破竹の勢いで広がると聞く 松屋あの世店でやっと会えた君と飯を食う
野菜もどうぞMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓美味しい野菜どうぞ 勘で買ってきてカットして炒めれば 分かるだろ 主食だよ  美味しい野菜どうぞ もう飽きて強火してから煎らつけば 分かるだろ 風味だよ  美味しい野菜どうぞ 面倒なら生のままで口に入れちまいな 分かるだろ 山だよ  野菜は美味しいから食う 本は面白いから読む 眠たいから今は寝る 偉いなどの言葉スルー  美味しい野菜どうぞ 人が肉たらしく思えてきたら 分かるだろ  空腹の場合には ここはひとつ野菜もどうぞ
もうけもんMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓毎晩毎晩泣いてどうした せっかくさっき飲んだミルクが勿体無いわ でも毎回毎回泣きやんでは ピカッと光った目を見るだけでもう  あんたって もうけもんだね 笑えてきた もうけもんだね  大きくなれ誰々よりどうこうとか気にせん 海千山千食いな食いな行け行け丼丼 寝つかないだけで心は悶々  寝つきゃ急にメロメロになんね 落ちたもんをペロペロご勘弁 お尻ぺんぺんもう寝なベイベー あんたが生まれてもうけもん  ハイハイちゃんとやってよ あんたもそろそろお手のもん ピーマンちゃんと摂ってよ 結局いいのはビタミンCよ  ニキビは潰さんといてよ お泊まりするなら言ってよ そんなん転校したっていいよ なんかあったら言ってよ  母ちゃんあんた泣かせないよ 父ちゃんあんた泣かせないよ 本当あんたってもう  あんたって もうけもんだね 笑えてきた もうけもんだね  私も含む もうけもんだね
イニョンMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓町を見下ろしながら 歩くのは面白いね ただ傘がないけど  あんたにはまたどっかで会うわ  待ちぼうけの末濡れた 袖に触れさせてよ 出会いは雨後の筍  あんたにはまたどっかで会うわ  甘い相槌うつほど ころげて笑けるほど 輪郭がぼんやり  やたら馬があったこと 去るしかなかったこと 輪郭がぼんやりと  初めてじゃないみたい お決まりの台詞が飛び出す そのくせ予め決まっていた かのように別れ道  甘い相槌うつほど ころげて笑けるほど 輪郭がぼんやり 溶け出していったけど  言わずに言えること 聞かずに聞けること 輪郭がなくなっても  あんたにはまたどっかで会うわ
お察し身MONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓温まったポンシュと身勝手な赤ら顔 酔っ払って呑舟としけ込めば乗車拒否 あくびは深呼吸  こちらへおいで 無礼が礼儀の思考の放棄農地へ こちらへおいで 立ち入りは禁止のはずのエリア  合わせ吞む清濁 汗だくのままかっこむとぶっ飛ぶ 手前味噌の軽ん汁も 論じる時間を尊べば引っ込む  お察し身をいただこう  で呑んで呑んで呑んで 呑んで呑んでろんでろん  温まったポンシュと身勝手な赤ら顔 酔っ払って呑気を気取ってみても剣呑 あくびは深呼吸  こちらへおいで 無礼が礼儀の思考の放棄農地へ こちらへおいで 立ち入りは禁止のはずのエリア  合わせ吞む清濁 汗だくのままかっこむとぶっ飛ぶ 手前味噌の軽ん汁も 論じる時間を尊べば引っ込む  お察し身でいきましょう  いったん我慢我慢我慢 我慢の曼荼羅  温まったポンシュと身勝手な赤ら顔 ビッグニュース呑吐こい酒乱の正負と嘔吐 あくびは深呼吸
あたりまえMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓難解なものを選びながら 簡単なことで躓きながら  あたりまえだった  交差点みっつの灯りが 眩しすぎて白く見えた  自分の有り様もあなたの抱き方も いずれまたそれの問い合わせも できるかもしれない  あたりまえに いつでも話聞かせて あたりまえに わたしを出迎えて  耐えがたい悲しみはあたりまえ ほとばしる喜びもあたりまえ 意味不明の気まずさもあたりまえ よみがえる可笑しさもあたりまえ  あらゆる獲物は分け合いましょうか
88MONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓洗濯物が揺れている おひさま吸い込む布団がひとつ 叩くほどに音が出る 舞い上がる埃が光って光って光って見える  飛びたいあの空の奥を見たい それ踏み込めペダル 名も知らないお玉杓子見つけては どしどし追いかけ回す  トーストちょっと残してる ここ数日どうしてか心がふたつ 隣り合わせの白黒がつかないまま あなたに触れる  背中を押した1の指 道を示した2の指 どこで覚えた3の指 縁を結んだ4の指  約束をしよう  やりたいことは何でもやってやろう それ踏み込めペダル 間違うのが怖いけど止まらない どしどし踏み込むペダル  洗濯物が揺れている おひさま吸い込む布団がみっつ 叩くほどに音が出る 舞い上がる埃が光って光って光って見える  飛びたいあの空の奥を見たい それ踏み込めペダル 耳貸しなでかい拍手聞こえたかい どしどし追いかけ回そう
うれいらずたのぼーMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓多摩川には ビルも建たない 燃え上がる町を縫うように ひんやりと涼しい  川を渡れば何も聞こえぬ 金句のような便所落書き 黄昏に溶けながら ひっそりと鳴っている  うれいらずたのぼー
忘れるMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓ペンキのはげた壁紙をめくるのが 楽しくて涙も引っ込む  着陸間際の航空機を探す 双眼鏡で 胸が高鳴る  ありのまま全てを受け入れられたら まともな答えは必要ないのに  忘れる  屋上に消えたバレーボールを見捨てる 見つかる前に あの時はごめん  攻略間際のゲーム機を投げ出す あなたに会える それだけで十分  ありのまま全てが浮かんで消えたら 複雑な記憶は必要ないのに  忘れる  水面の上を走る電車で 街を出て行くあの子は誰 からかい気味に肩を叩いて 駆け抜けていくあの鬼は誰だ  あのいつか溺れた浅瀬さえも 今は腰の高さで揺れている しかしながらあの瞬間のニュアンス 覚えてる  もともとどんなだ 今でいうどんなだ  ありのままいたいなと つくづく思うけど ありのままがそもそも 何だか分からない  ありのまま全てを懐かしがるうちに 宝物みたいな思い出ひとつずつ  忘れる
アングルMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓MONO NO AWAREアングルが変われば 思ったより猫背だなって気づくかしら 願ってたよりいいところにいるかしら  夕日はほんとは沈まないのよ 地球の裏側に消えていくだけ  それならそれでも別にいいけど この目に映った夕日が沈むのには 変わりないわ  アングルが変われば 思ったより猫背だなって気づくかしら 願ってたよりいいところにいるかしら  あの日に伝えたことは嘘よ ああ言うしかなかったの  大人になるほど他の誰かの 命を過ごした気持ちになるけれど 知らないわ  来年の夏の浜辺を もう思い出しているの? 幼稚園の帰りの曲がり角に いつかまた立つの?  そこから見た陽の行方なんて誰も 知らないわ  アングルが変われば 思ったより猫背だなって気づくかしら 願ってたよりいいところにいるかしら  アングルが変われば よりもっと複雑なことに気づくけれど アングルが変われど 自分が選んだ目線はひとつだけのままよ
風の向きが変わってMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓MONO NO AWAREまだ遠い先でいいから 追い風に吹かれてみたいわ またそう言う君を背負って 坂道上ってく小ちゃな自転車  向かい風がちょっとクーラー みたいだなって思った瞬間 自転車のスピードが ほんのちょっと上がる  風の向きが変わって前髪が逆立った いつまでも甘ったれたままじゃ駄目か カザミドリどこを向いたとて 吹きつける向かい風 全て吹き去ってそれから気づいた  それか遠すぎるのなら いつまでもこうしてあなたといたいわ じゃあもう漕がなくてもいいかな 坂道下ってく小ちゃな自転車  若いやつの流行りや ベテランのライフハックなんか 不感だわ俯瞰だわ ガードレール曲がる  風の向きが変わって前髪が逆立った いつまでも甘ったれたままじゃ駄目か カザミドリどこを向いたとて 吹きつける向かい風 全て吹き去ってそれから気づいた  blowin' in the wind 独りでに軽やかに逃げてくばかり  漕ぐも漕がぬも自由さ だだっ広い道にぽつんと自転車  風の向きが変わって目の色まで変わった いつまでも甘ったれたままじゃダメか カザミドリ一回は飛んでみろ 追い風になるまで 全て吹き去ってようやく気づくまで
カスタネット木村カエラ木村カエラkaela玉置周啓カスタネット叩き出すと 人は愛を見る カスタネットしまい出すと 人は罪を見る  カスタネット叩き出すと 人は愛を知る カスタネットしまい出すと 人は罪を知る  手のひらに包まれた赤いハートで  一日中踊っていようよ 最高だった日を 星屑のリズム叩いて踊ろう 僕らは共鳴しあっている 同じ空の下 楽しく生きれたらいいのです  カスタネット叩き出すと 人は愛を見る カスタネットしまい出すと 人は罪を見る  手のひらで受け止めた青い涙で  一晩中踊っていようよ 最低だった日 なぜか 泣きたいわけじゃないのに まくら濡らして夢の中 同じ夜空の下 行こう 追い抜けこころ  たんたん たんたたたん たたたたたんたん たんたんたん たんたん たんたたたん たたたたたんたん たんたんたん 人生 短短短 楽しまなくちゃ 損損損 毎日 坦々と 過ごしてたら 悶々と たんたん たんたたたん たたたたたんたん たんたんたん たんたん たんたんたん  ポケットの中の夢 引き出しの思い出 随分遠くまで来たのです  一年中踊っていようよ 同じ空の下 星屑のリズム叩いて踊ろう 僕らの最高だった日や最低だった日は 必死に生きてる証拠です
味見MONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓塩胡椒それから調味料 お好みで香草など少々  の少々は少々難しすぎるわ 正解はどこ? 毎回困る加減  個性を伸ばそう 分断はやめよう ありのまま生きよう 団結しよう 稼ごうよ 休もうよ  いや難しすぎるわ 正解はどこ? 簡単にいかないのです  甘酸っぱい出会いかな じんわり旨い未来かな 食わず嫌いじゃない 苦い時代はいただけない また塩っぱい話題ばっか頬張ると血圧上がる それもいいか  低糖 高カロリー 小休憩 大丈夫  おぬしは食わねどいつも用事 チェーン店の回転みたい  味見を忘れずに  美味しいものを食べてみない 温かいものを食べてみない 美味しいものを食べてみない 温かいものを食べようよ  肩を落とす前に頬っぺたを  甘酸っぱい出会いかな じんわり旨い未来かな 食わず嫌いじゃない 苦い時代はいただけない また塩っぱい話題ばっか頬張ると血圧上がる それもいいか  あんま冷たい現実味ばっか飲み下すとお腹も下る それもいいか
異邦人MONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓レントゲンには映らない ところに心があるらしいけど バンドエイドを飲み込んで くだしたお腹を治そうとしてたみたい  花は土の中で考えて 開くころ言葉になっている  鳥は走れる生物を 羨ましがって飛んでいる  私は異邦人  ペンや剣では敵わない ところに向かう途中で気づいた まっしろな紙もまっくろな星も 冷めないお湯も醒めない夜も どこに行っても見つからない  風はどんなに吹いたとて 話せないことを分かっている  月が放った光は 今ごろ歌へと変わっている  私は異邦人  空に憧れても翼ひとつ生えないまま 背丈ばかりが伸びてゆくのは あなたのその足が 土との別れを拒んだから  誰かが勝手に名付けた ものに囲まれて暮らしている  あなたがさっき口にした 言葉の行方を探している  みんな異邦人だった
幽霊船MONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓遥かに昔の未開の土地には 魅惑の日差しが光り輝いて  あの島に辿り着けば  数えきれぬ船乗りが 港町を後にしては 同じ町と知らず胸躍らせた  遥かに未来のその海原には いろどりみどりの船が瞬いて  あの海に融け込めば またも船乗りが あちこちに身を投げては 骨になる運命  幽霊船から飛び降りて 泳ぐ気力もなくなった世界じゃ 夢見てるみたいだ  ステップがバラバラなままだが グッとくるグルーヴ  新たなる大陸が 見つからないなら 作ればいいじゃないの 骨になる運命  幽霊船から飛び降りて 泳ぐ気力もなくなった世界で 夢見てるみたいだ  幽霊船から飛び降りて
水が湧いたMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓水が湧いた!  それが聞こえたら 老若男女が集まって 祝いあう合図 方角関係なくなって  ヤッピー それから街はお祭り状態  縦乗りはあなた 横乗りはわたし 乗り方違えど 乗るのは同じ  ヤッピー  喉はカラカラ意識は朦朧 街はお祭り状態  極楽の兆し 先駆けの暮らし  ヤッピー 命からがら意識は朦朧 未だお祭り状態  極楽の兆し 先駆けの暮らし
ダダMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓あいつらの言うとおりだ 何でもかんでも言うことばかりを聞いてちゃ どうにもならない あそこに行ったら二人で抱きしめあおう  おいらの言うとおりにしな どのみちその手を離さなければ 素直になれない どこかに行ってもあなたと抱きしめあうよ  ねえ 話を聞いておくれ まだ終わらないようだ 意味もないのに  灰皿の中のリングは 何でもかんでも言うこと為すこと全てが 「愛してやまない」だけじゃ あなたの指には通せないだろう  ねえ 話を聞いておくれ まだ終わらないようだ  ジダンダ  あいつらの言う通りだ 何でもかんでも言うこと為すこと全てが 「素直になれない」だけじゃ あなたを抱きしめられぬままだろう  ねえ 話を聞いておくれ まだ終わらないようだ  あなたとふたりで歩いた場所からまた行こう
孤独になってみたいMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓いとおしい人々も にくらしい人々も まとわり足並み重なり気づけば 踊り始めている  夜さえ眩しくて まぶたを閉じてみても お優しい言葉に高鳴り気づけば 愉快なリズム口ずさむ  夢の街角で 知らぬ安宿で 孤独になってみたい  背中を押してほしくて 線路のほう見下ろしても 見計ったように唸った電話を取ったが最後 白線の中に戻される  埋もれた遺跡で 銀河の隅っこで 孤独になってみたい  ふと思い出すバッドメモリー サッと差し出す愛のセオリー  痛み足りないわ  愛しのあなたへ 今はやめとくれ 孤独になってみたい
5GMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓砂漠にひとり取り残された そうせざるを得ずに歩いた そこに煌々と輝いた 美しいそれを見つけた  高まる援助への期待 そのためのテクノロジー しかし助けを呼ぶにも ここは電話もない  わたし新しいものばかりの この世界は広すぎて 楽しいことも哀しいことも 忘れてしまいそうで  実はこの砂漠の下には 世界規模の電話コードが  早まるこの星の自転 さすがに酔いが回るわ あの日のことはごめんと 告げる時間もない  わたし新しいものばかりの この世界は広すぎて 愛しいものも憎らしいものも 忘れてしまいそうで
まほろばMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓古びたベンチが置かれた敷地には 花束を抱えてめいめいに集まる 優しい人々ばかり  不治の病を抱えたひと同士が お医者様の振りして懸命にいたわる 優しい人々ばかり  ロマンティックな 生活はやってはこないけども ロマンティックに 考えられそうだ  「方舟はまだ?」 すでに僕らは乗っている  ロマンティック 長旅だったよねと言いたいけども ロマンティック 海原はどこまでも  ロマンティック あなたが生まれてきてくれたこと ロマンティック わたしが生きてくこと
LOVE LOVEMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓街中に監視カメラを隠したい 君が泣いたらすぐにでも行けるように たとえこの例えをもってしても 伝わり切ることなんてないのに  なぜ君はすべて理由を知りたがるの そんなもの分かるはずがないのに 愛にいちいち理由は必要ないだろう ところで僕のどこが好きなの?  恋に恋しているうちは まだまだ こどもなんだよと 得意気に言う人の前で 君とキスをしたい  君とまばたきのタイミングが 死ぬまでずっと一緒だったらいいのに それなら「君から目を離さない」 って約束も嘘にはならないのに  白馬の王子様を探してた君を 笑う僕も眠り姫を探してた メルヘンを嫌いな現実主義者が 描いた理想を壊してくけど  愛を愛してるつもりなら ほんとうの意味の愛じゃないのよと やけにのたまうその人の口を 誰かキスでふさいでくれ  君のコンタクトレンズになって 汚れっちまった世界も美しく見せてあげたい 君のお気に入りの靴になって 素敵な景色の街へと連れてってあげたい  君がお腹すいたって言えばシェフを目指して 頭痛いなんて言った日には医者を目指して あの星が欲しいなら宇宙飛行士になって ゆくゆくは宇宙空間の支配者になって 君が眠れない夜は流れ星を落としたい  LOVE LOVE  青臭い言の葉に込められた愛のすべて うら若い想いに秘んだ恋のすべて  恋に恋せよ 恋に恋せよ 消しては描き直すような理想の 愛を愛せよ 愛を愛せよ 二人で描き上げた愛を
そこにあったからMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓私の好きなもの 風にそよぐ森の木々たち 誰にも奪われない 初めからそこにあったから  私の好きなもの おひさまを照り返す海 誰にも邪魔されない 初めからもうそこにあったから  風が吹くように 雨が降るように わたしは生まれて 雲が浮くように 波が立つように あなたと出会っただけ  私のいるところ あなたが今までいたところ 間に引かれた線を飛び越えて 鳥たちは飛んでいる  風が吹くように 雨が降るように 涙がこぼれて 雲が浮くように 陽が差すように あなたが現れて  いつまでもみな幸せでいて  水平線の向こうにさえ行けない 生まれる場所さえ選べない  私が選べるものは これから向かう場所だけなの  風が吹くように 雨が降るように わたしは生まれて 雲が浮くように 波が立つように あなたと出会ったら  いつまでもみな幸せでいて  誰にも邪魔されない 初めからもうここにあったから
ゾッコンMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓ああ僕は君にゾッコンだ! もう僕は君にロックオンだ!  運命なんだろう 前の恋とは違うぜ 毎回言ってる気もしなくもないけど  アプローチも一球一球入魂だ! ああでもどの球種をとってもノーコンだ!  でもあきらめちゃうほど簡単じゃないんだね ろくなことにならない気しかしないけど  とんだ才能そうなその白い肌や ぱっちりした目とその澄んだ声 何よりもその出で立ちが あなたの専売特許でしょう  ああできれば是非ともあなたと結婚だ! だがしかし出かけた言葉は引っ込んだ!  こりゃいったい何だろう 言葉選びに困るぜ なぜベストな言葉が浮かばないんだろう  当落線上ギリギリのセンスや いまだかつてない文字の使用例 何よりも目の付けどころが あなた以外らしからぬところでしょう  用もないのに2階の廊下を歩き 君が視界に入ったら それはえらいでっかいめっけもんだね!  貸したマフラーに染みついた君の香り 君が視界から消えたら ちょいとだけ巻いて嗅いでなんて  したかったけれど しなかったけれど  !  筆舌に尽くしがたいほど あらわしきれないこの感情も 滑舌に尽くしがたいけど あらわしてみたいのがこの僕です  泣いて泣いて泣いて泣き疲れても 落ち着くことないこの感情も あなたがいないと味わえない あなたがいないと味わえない  ああ僕は君にゾッコンだ! もう僕は君にロックオンだ!  ゾッコン男子は世にそうそういないぜ きっとこれは結ばれるしかないんだろう
空砲MIZMIZ玉置周啓玉置周啓昔から大事にしてたものも いつの間にか見当たらなくなるよ 今ではもう  東京はアクマのはびこる街と 大げさな装備で旅立てど 構えた銃には的が無かったのさ  脱いだら 自由にまわるよ  今ではふたりは 逃げも隠れもせずに ふたりで歩いた道を 霧がかる山間に涙を流した春を  すりガラスの向こう 塩かけたスイカの味
夏のおわりMIZMIZ玉置周啓玉置周啓夏のおわりのふたり  空に浮かんだカルピスソーダ 借りてるマンガ返せなそうだ 畳の上で夕日が沈む時間を ずっと待っていた  今からどうしよう 夜を出し抜こう あの子とUFOの出る丘まで行こう  僕らはどうだろう 朝まで生き抜こう 誰かSOSを出してる
バイクを飛ばしてMIZMIZ玉置周啓玉置周啓少し ちょっと湿気ってる 淡い色の匂いが漂っていた  僕は知っている それを知っている 苔むした水汲み井戸を思い出していた  少し ちょっと寄ってみた 川辺の家はみな舟を持っていて  乗せてもらって ぽつんと浮かんで 錆びかけトタン屋根なんかを思い出した  秋の梅雨の空  バイクを飛ばして 牛が横切って 前髪が気になって ふらっと立ち寄ったお店が良かったりした  懐かしい夜空  バイクを飛ばして 牛が横切って 前髪が気になって ふらっと立ち寄ったお店が良かったりした
新人類MONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓大きくなったら 小鳥と恋人になるよ 空を飛べる子どもが生まれたらいいな  おとつい飛ばした スイカのタネが芽吹くよ 雲の上の上まで伸びてくはずさ  子どもはずっと夢うつつ  アリの巣ほじくって こんばんはって飛び込んで 地球の裏側まできみも来る?  子どもはずっと夢うつつ  新人類が生まれては消えるけど 逃げ切ったら地球の裏側でまた会おう  夢・夢・夢うつつ
えんぴつMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓えんぴつはあまりいいデバイスではないわ シャーペンは持ちがいいからその点ラク~  机に手をつく彼女は得意気  えんぴつは先が丸くなるからイヤよ シャーペンは取り替えができるからラク~  追い詰められた僕のえんぴつ 心まで折れそうだ あの手この手で伝えてみせる えんぴつの素晴らしさ!  ペン回しで振り向かそうとしてる シロツメクサに敵うはずないのに  えんぴつの何がいいとか分からないけど えんぴつを削る瞬間がたまらない  書いては削り続けいつかは サヨナラを言わなくちゃ だけども丸くなりかけなけりゃ 出ない線が美しくて  このえんぴつであの日の景色を 絵に描けば振り向く気がしてる シャーペンにも なかよしにも プリクラ機にも敵う気がしてるのさ  ほら見てみてと振り返るけど あなたは芝生に夢中  しかたなくなって えんぴつをぐにゃぐにゃさせているのさ
時間泥棒がやってくるMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓時間泥棒はそーっとやってくる 知らぬ間にもう夜になっている 時間泥棒はそーっとやってくる 気づかぬ間にもう朝になっている  忙しすぎたり退屈すぎたり タイミングをずっと見計らってる  時代の流れに沿って生きていく 暇そうにしてる人は放っておく  無駄な時間とか不毛な議論とか 昔ほど愛せなくなっている  さよならまた僕の時間 どこへ行ってしまったかわからない あの頃はまだ無駄な時間ばかりだったのに  本当はどっかで使いたい 一日ゴロッと眠ってたいけど 本当はどっかで遊びたい 一日をリッチに使いたいけど  遊んでるときからずっと頭の中 ストーリーズの構成を考えている 今を生きようともがきながら僕は 手帳に書かれた現在を生きている  さよならまた僕の時間 どこに行ってしまったかわからない 探しにゆく時間もない 時間がない  時間泥棒はもう去ったあと 灰色の煙が立ち込めている 僕はなぜかしら焦っている 曲を切り上げなきゃと思っている
ゴミMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓君が投げ捨てたあの空き缶にも 神様が宿っているんだよ そのはき古した靴下にだって 神様が宿っているんだよ  燃えるゴミだって燃えないゴミだって 資源ゴミだって粗大ゴミだって さっきまで共に過ごしてたでしょう  お金で買ってお世話になって ボロボロになって捨てなきゃになって 最後までどうもありがとう  のびた髪の毛や爪や抜けた歯は いつ僕じゃなくなってしまったの きのうの夜食べたあの豚肉だって いつから僕に変わったんだろう  悲しいこと うれしいこと どこからか来てどこかへ行って さっきとは違う僕に変わる  爪を切って髪を切って 鼻をかんで涙をふいて さっきまでの僕にさよならしよう  僕が赤ちゃんの頃の言葉を忘れてしまったのは 大きくなって新しい言葉をたくさん覚えたから 投げた缶ジュースや靴下のこともいつか忘れてしまうから 今のうちにぜんぶにちゃんとお礼を伝えておきたいんだ  僕たちもいずれはなるんだよ 僕たちもいずれはなるんだよ
普通のひとMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓よく笑い よく泣き 友だちも数え切れないくらいいて 恋をして 破れて 学校を休んでいる人もいるのに  よく見れば教科書の裏 誰も知らない本を読みこんで 放課後は図書室で また本を読んでいる人もいるのに  優等生は褒められるけど ヤンキーは怒られるけど ずっと私は宙ぶらりん  先生が優しくしてくれる 方法は知ってるけど ありのままいることが 私の最後の砦なの  目立ちたがりは笑われるけど 恥ずかしがりは愛されるけど ずっと私は宙ぶらりん
テレビスターの悲劇MONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓かつてテレビっ子は 正座してブラウン管の前で あなたを待っていたらしい  ですが今僕は過去に浸ってみたって テレビよりパソコンがほしい どうしてもほしーのほしーの  それを聞いたパパが パソコンでパソコンを調べてる  (Internet killed the TV star) 街に広がるオンデマンド音頭  チャンネル争いなんか遠い昔のことのようだ 今は争わない代わりにリビングにいる必要もない テレビで流れてるものはヤラセや作りものばかりだ ネットで見たから確かだぞと顔も名も無い人が言う  あなたは最初で最後の たった1人のスターだったのさ  (Internet killed the TV star) 街に広がるオンデマンド音頭  情報が多すぎるね  (Internet killed the TV star) 巻き戻しも早送りも何のその 見たくないものもコメントで消去 街に広がるオンデマンド音頭  You are TV star  (Internet killed the TV star) 僕のリモコンには巻き戻しがない 親指下げる視聴者もいなきゃ 人に見せるための人生でもない
ヒトノキモチニナ~ルMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓その国の人々は 優しくなれる薬を飲みすぎている はじめからもう優しいはずだったのに  その国の流行語は ごく客観的かつ冷静に語り合うべしらしい おなかの虫をやっつけるのがマナー  人の気持ちを分かるには 自分の気持ちを分からなきゃダメだよ 耳をすませば聞こえるよ  これでサッパリだよ 君にピッタリだよ でもやっちゃダメゼッタイ 大丈夫  ほらやっぱりだよ 君にピッタリだよ て言う奴に限って あなたほどの痛みを知らない
ゲームは1日30分MONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓ゲームは1日30分 人生は多くて5000万分  世界に何の影響も及ばないと分かった上で 俺は村の雑草を抜き続けている  盆と元旦に実家帰る場合 親と会えるのはもうあと80回  俺は最近ではあちら側に住んでいる 1日1410分だけこちらに来ている  でもあの夏の終わりに思った パワプロするなら 素振りも毎日すればよかった
女子高生MONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓自転車のサドルとペダルを結ぶ足 黒髪なびかせ白肌さらして 河原に寝ころび髪からまる芝 流れるラジカセ繋いだイヤホンを抜いて  また耳に挿すまでの間聞こえる電車の音の中 吊り革つかむ袖をまくり上げた二の腕に飛んだ 墨汁洗い流してチャイム鳴るまでには戻ろうと 少し歩幅広げて廊下で揺れた  スカートの中を見たくて 風よ吹けと祈り捧げた春の日は 意地悪く凪いでいて  雨傘貸してあげたくて 放課後の下駄箱で待つ夏の日は 笑えるほど晴れてた  水まき済ませたグラウンドの匂いと ジャージの裾からはみ出る匂いが混ざり合い夜が来る わたあめの匂いの浴衣に着替えて 赤青黄緑の花火が上がっては落ちてくプールサイドに  敷かれた砂を踏んで歩く茶色のローファーの中の音 ガサガサ言うな 気づかれずに踏まれたラブレター 書いた人は顔色一つ変えないままどこかを歩いてて 人ごみに紛れてる人たちが行く  廊下ですれ違いたくて トイレに入っては出てきた秋の日は どうやら行き違いで  マフラー貸してあげたくて 放課後の下駄箱で待つ冬の日は 風邪引いて休んでた  青い春を駆け抜けたとか 君のケツはまだ青いなあとか 若さは青で塗りつぶされてしまうけど  あの日この胸に飛び込んできた 景色匂い手ざわりまで全部 青一色ではとても表せなかっただろう  大人は僕の過去を塗りつぶすよ 僕はその上から描き直すよ あの日の気持ちは忘れないよ  でも  スカートの中を初めて 見た日はあっけなかった なぜ見たいのかさえ忘れてた  スカートの中は暗くて 眩しくてよく見れなくて 色々な色のどれでもなかった
LASTMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓僕らのいた街は寝てる間もおきてだらけ スカートの丈髪の丈想いの丈まで決められる 飛び出せば見つかると噂に聞いたもので あの子を誘って駈け落ちをと少しだけ夢見てしまった  街の色はオレンジになって僕の瞳を照らしてる  ここを去ると決めてから生活すべてが新鮮で 「昔は昔で今は今」 といつか言うために生きている 唯一心残りなのはあの子のことで 「駈け落ちしてもまたそこから逃げなきゃだよ」 と言われてしまった  街の色はオレンジになって君の瞳を照らしてる  それがラストになった でもいまだに終わった気配がないまま 僕は日々を過ごしてやり過ごしています されどラストはラスト もはや確実に終わってしまった 夢は覚めてからわかる  街の色はオレンジになって僕の行方を照らしてる  それがラストになった 別の髪の丈が決まった世界でなすがまま 僕は日々を過ごしてやり過ごしています されどいく年経って それの意味が分かってきました 夢は覚めてからわかる
かむかもしかもにどもかも!GOLD LYLICMONO NO AWAREGOLD LYLICMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓生麦生米生卵 なんもないからお店に買いに行こう 赤パジャマ黄パジャマ茶パジャマ グチャグチャなまま置かれててメチャ邪魔 かえるぴょこぴょこ3ぴょこぴょこ 飼えば増えて今や15ぴょこぴょこ 祝新春ジャズシャンソンショー まず3周まわって優秀賞  隣の客はよく柿食う客だ よく食うときに聞き耳立てたらば竹やぶやけかけた  庭には2羽ニワトリがいるが 2羽には庭がにわかに広すぎるな 日々ヘビの頬のヒビの幅や ハブの頬のヒビの幅にビビって 絵の上手な坊主が 上手に屏風に坊主とジョーズの絵を描いた ラバかロバかロバかラバか分からないので ラバとロバを比べたらロバかラバかわからなかった  この釘は引き抜きにくい釘だ 引き抜きにくいが引き抜けば引き抜けるだけまだマシだ  これは噛むかもしかも2度もかも!2度もかも 噛むな噛むなと迷い困り構えてると噛むかも! これは噛むかもしかも君もかも!君もかも 噛む気もするけどいつでもカモンな構えでいよう  買った肩叩き機高かった  おやおや八百屋にお謝り もしや親はイモ屋に謝り済み? レモンもメロンもペロンと食べたが バナナの謎はいまだ謎なのだぞ おうし座しし座さそり座さまざま あれ?あれはアンドロメダ座だぞ ブタがブタをぶつとぶたれブタがぶったブタをぶったので ぶったブタとぶたれたブタがぶったおれた  早口言葉を口々に口にしな コツコツやり続ければカチコチの口も動き出すはずさ
言葉がなかったらMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓言葉がほんの一つ足りなかっただけで その後はたった一度の言葉も交わせぬまま  言葉がほんの一つ多すぎただけで この世にたったひとりの人にさよならをした  言わなくていいことと 言わなくちゃダメなこと 選んでる間に君は背を向けて  言葉がなかったら 迷わず抱きしめてたろう 手紙を読み返し 泣く手間も省けてたろう  あのとき一瞬だけ抱いた思いを 400字原稿用紙に書き上げたとしても  伝えたいことなんて何一つ書けずに それでも先生は花丸をつけてくれた  言葉にすることで醜くなることも 言葉にしなければ忘れてしまいそうで  言葉がなかったら こんなことで悩まずに すべてをぬくもりで 伝えられたのだろうか  あいつやあなたにも言ってみたかったこと いざ目の前にすると口をつぐんでしまうこと  言ったってやらなけりゃ意味がないと言う人 見返すためにもとりあえず言おうかな  言わなきゃな  言葉に直したら 嘘になってしまうとしても ギリギリのところまで 表していたいんだ
A・I・A・O・UMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓まま ぱぱ えんぴつ ぶーぶー ひまわり ずっとずっとずっと知ってること  それはなんのサイン? おそらくきいてもわからない それはなんのサイン? おそらくだれもわからない おどりがおどれなきゃわからない  今さらながらアイラブユー、マム 遅ればせながらアイラブユー、ダッド そんなことはずっと昔から わかりきってはいたけど言うよ  常識、非常識、必要以上の必要最低限のマナー モラル、ルールにがんじがらめ 間違えちゃダメだって しかし新しくなきゃって 言われて育って 今になってみれば 使えなかった言葉 使えるようになればなるほどに 口にしなくなるようにできてるらしい テレパシーとかがほしい とさえ思わなくなったのも テレパシーって言葉を知ってからだし  それはなんのサイン? おそらくきいてもわからない それはなんのサイン? おそらくだれもわからない おどりがおどれなきゃわからない  今さらながらアイラブユー、いつものおじさん 勇み足ながらアイラブユー、未来のあなた そんなことはずっといつまでも 思い続けていく気がするよ  背が伸びて声が変わって こないだより言葉も覚えたよ いくつもあった 僕にしか見えないはずのものは忘れたよ  気づいた時には繋いでた手も 繋ぐことはもうなくなったね でも生き様は見てた 今それを追ってるんだ  ありがとう
東京MONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓みんながみんな 幸せになる方法などない 無理くり手をつないでも 足並みなどそろわない  でもみんながみんな 悲しみに暮れる必要はない 無理くりしぼり出したら それはもう涙じゃない  ふとした瞬間に僕たちは ゆりかごへ帰りたくなる でもあの布オムツはもう入らないのさ  みんながみんな 暖かなエルドラドに暮らしたい 飛びだせば見つかるのに 見つけなきゃ飛びだせない  だからみんながみんな 散り散りになれば 一度0になれば それよりたらればをやめねば  道なき道さえないような ところに君は立っていた 散歩しようよ 僕と  ここは東京 君の東京 いずれ故郷の六畳と白い灯台は 君を抱けば白んで消えていく  気がしていたよ東京 君のいる街東京 いつになっても故郷の小学校や太鼓の音色は 悩ましいほど目頭に浮かんではくるけれど  ふるさとは帰る場所ではないんだよ  ここは東京 僕の東京 いつも望郷のまなざしを飛ばしながら まだ見ぬ新たな母を探している  気がしていたよ東京 歩き続けて東京 幻の街東京 君のいる街東京 そして色づく東京
機関銃を撃たせないでMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓最近この学校中で まことしやかに流れてる 噂が気になっている  でもどうやら聞いたら A組と話せば話すほど B組と話が食い違っている  待てよ、 ぐるぐるぐるぐる ぐるぐる考える 調べてみると日本中で ここぞとばかり言われてる あいつの凡ミスは  こっちの新聞を読んでる人と あっちのワイドショーを観ている人じゃ 論点が二転三転していく  待てよ、 みるみる近づく砲音 ギリギリかわしてくしかない  弾の痕だらけのグラウンド 下駄箱で作ったバリケード 機関銃を撃たせないで  ビリビリ ビリビリ 通知表もプロフ帳も不要! ビリビリ ビリビリ 片っ端から破けば快感!  美しい夕日射す屋上で 1人ずつ柵の向こう並んで ホームルームで教えてほしいこと 廊下に貼り出してほしいこと 機関銃を撃たせないで
そういう日もあるMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓今日も今日とて叱られて 最終電車に揺られて どうも腑に落ちずに やりきれずに  肩落とす日もある そういう日もある  カーテンレールにてるてる坊主を 掛けたはいいが雨の予報で いざ家を出る瞬間につかむ傘 雨か晴れか雨か晴れか?  悩んだ末、財布を忘れる そういう日もある  そういう日ばかり
DUGHNUTSMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓あなたから貰ったものを 1つ1つ数えては いらないものは無いと 考えているのはおかしいかな 忘れなきゃいけないと 言い聞かせながら 街を歩けばどこもかしこも 手がかりばかりで嫌になっちゃうよ 甘いものは嫌い と言ってたはずなのに 去り際 やけに ほろ甘い台詞を言うんだね  わかったフリをして 独り身で飛び出す あの子の心持ち 誰もわからないや  忘れられたよ  当たり前だったはずのものを 1つ1つ手離しては あの時すでに 時すでに遅しだったと気づいた 「私みたいな人なんて 星の数ほどいるよ」と君は言うけど だから見つけるの ほんと大変だったんだよ  まっすぐな人が好き と言ってたはずなのに 去り際 やけに 丸く収めたがるんだね  前向きな顔して 軽やかに切り出す あの言葉の裏が 未だにわからないや  忘れられたわけないだろ またあなたのせいさ!  穴のないドーナツを食べるときに 心がけるべきところは 穴があったことに感謝すること わかったフリをして 独り身で飛び出す  あの子の心持ち 誰もわからないや 前向きな顔して 軽やかに切り出す あの言葉の裏が 未だにわからないや  忘れられたよ、たぶん いや忘れられたわけないだろ またあなたのせいさ! いつになってもまだあなたのせいさ!
轟々雷音MONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓轟々雷音  凱旋門下鬼遊可 且雷門下鬼遊可 私願世界中旅行 私願嗅初嗅良香  過去無物見付時 未来之花嫁抱時 信難程速度強大 閃光共其音襲来  轟々雷音  河川敷人就寝可 熊人形対話恋可 私願知新規生方 私願知新物見方 初息吸涙声叫時 初棺桶内入眠時 私予想全初出会 閃光共其音襲来  本当私達願知全 一方轟音畏怖也  津々浦々羅針盤右手 世界図左手 永遠私歩行続行 興味津々人生送場合 必君身体走衝撃電波  其人生唯一幸福  何故海外不衛生 何故隣町子危険 何故火星未来住 何故装着避妊具  何故先生教過去 不教今 私予想全謎々解 閃光共其音襲来  本当私達持疑問 一方轟音畏怖也  津々浦々羅針盤右手 世界図左手 永遠私歩行続行 興味津々人生送場合 必君身体走衝撃電波  超面白漢字 滅茶楽漢字 行間想像挑戦君 理解不能文 其関申訳無  超面白言語 無茶楽言語 轟音英語意味 続行進行同行移行 一旦耳傾遠方雷音  轟音畏怖無  津々浦々嵐来漂潮臭 常呉越同舟 故私達歩行続行 興味津々人生送場合 必君身体走衝撃電波 其時鳴轟々雷音  轟々雷音
ひと夏の恋MONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓相手は黒帯のミューズ 一本決めするなら今かい  海辺では燦々とお日さまが ふりかえれば東洋の美人が ダサイ台詞でもかけて 夢の扉を開けよう  ねえ、ちょっとお待ち! あなたはくどき上手 でも上機嫌になれないのは ひと夏の恋だから  扇風機やスダレの時季だけのロマン!  心臓があらばしりしてる せめぎ合いの中ドリームを見たい 恋路の醍醐味がドキドキだけなら 出会いなんてザクザクあるのさ しゃらくさい台詞にハラハラだ 花火より君の方が…  ねえ、ちょっとお待ち! あなたはくどき上手 でも上機嫌になれないのは ひと夏の恋だから  わかってます泉 でもとめられないかも泉 キレイさっぱり忘れたいのも ひと夏の恋だから  愛や真心じゃ足りない イビキもかけぬ夜明け前 去りぎわ残る花の香りのロマン! ひとロマン!
勇敢なあの子MONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓校長先生に逆らって 逃げ出してしまった日のことも 逃走本能に従って 走り出してしまっただけなのさ  勇敢なあの子は校庭に残って 赤いシャツの裾をつかんでいた 沈んでいく夕日の陰に君は立って 野球ボール  ちょうど一昨年の夏だっけ 舟に乗ってトビウオを見たよね きっとカナヅチの君だって 身を乗り出して目をきらめかしてたのさ  勇敢なあの子は防波堤に立って 大ウツボの巣食う湾に飛び込んだ 西瓜を食べながら僕は鼻をすすって テトラポットの上  勇敢なあの子は染めた髪を切って 白いシャツの襟を正していた 本当のところは誰も知らなくって  消えたグラブ  勇敢に見えたあの子だって 怖くなって動けなかっただけなのさ とうとう我慢できなくなって 飛び込んでおしっこをしただけなのさ
かごめかごめMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓子どもがいない公園は 人がまばらでいいわね コモレビを独り占め してるようで気分がいいわ  あそこにも行ったね あの時こんな顔したね アルバムを開いちゃえば 話題が尽きなくていいものだ  2人を囲んだ思い出がめくるめく回り続けてる  夜明けの晩まで いつもお疲れさまね 置いといたのレンチンして 食器はそのまんまでいいわ  いや僕の方だって いつもいつもありがとうね でも鶴と亀がすべって また帰りが遅くなりそうだ  去年買ったオカメインコが昔の曲ばかりを歌う  あの頃はよかったね あの頃はよかったね ああ 思わず口ごもる  たぶん明日になったら たぶん明日になったら ああ おそらく口ごもる  幸せなのかどうかさえ 分からないところまで来ただけ ふさいだ手のひらをどけたら 見えた後ろの正面は誰?  あの頃はよかったよね あの頃はよかったよね ああ 笑顔が刺さる  近頃はどうだろうね 近頃はどうだろうね あとできっと伝える 伝える 伝えてみる
MONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓o―o―o-o―o―o-o-o―o― o―o―o-o―o―o-o-o―o― o―o―o-o―o―o-o-o―o― o―o―o-o―o―o-o-o―o―  タイムマシンができたらしい 民間人でも乗れるらしい タバコが売れる タバコが売れる 寿命短し燻らせ乙女  ダイオキシンがひどいらしい 絶滅も間近らしい チューブが売れる チューブが売れる Enterキー1発で済む注文 注文 注文  窓を開ければ開けるほど 涼しげな風が吹くが 開けたままにすると部屋の 暖かい空気が逃げてゆく  この部屋に引っ越してから 33年は経ってるらしい 思い出すのは 子供の頃の 車窓から見えたネオン ネオン ネオン  夜はやたらめたら 自分の姿を映すくせに 朝になれば嫌というほど 照らしてくるよ  o―o―o-o―o―o-o-o―o― o―o―o-o―o―o-o-o―o― o―o―o-o―o―o-o-o―o― o―o―o-o―o―o-o-o―o―  車窓から見えたのはネオン ネオン ネオン
センチメンタル・ジャーニーMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓愛してるよ どこかへ行ってしまっても 広すぎる世界の どこかにはいるような気がした  空を見上げて離れた君を思う 記憶違いかもしれないが 鼻の下のホクロがかわいいね  風に吹かれて飛んでく影帽子 記録などには残せない センチメンタル・ジャーニー  過去は捨てるもの 心を惑わしてるものなのだろう 本当になのだろうか?  愛してるよ 自分の首をしめたら 広がる世界 それだけを見つめてる気がした  解き放つこと あなたを ときには落ち込むこともあるだろうけど  しょうがないよ 彼はもう無重力だから  愛してるよ あなたがいて僕がいた 会いに行くよ その時はいずれ来る気がした
井戸育ちMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓凱旋門の下でも鬼ごっこは可らしい そんなんもうバカらしい って考えもバカらしい  夢見るカエルは 思い切り跳ねた すぐさま落ちた  東京育ちのあの子は 公共施設を飛び出し 放蕩の旅を始めて とうとう数年経った 届いた絵葉書には 高揚をさそう景色が もうどうしようもなくなって 泥水を飲んだ  このままこの場所で死ぬまで 今のままで生きてたい 何言ってんの、バカらしい  夢見るカエルは 壁に張り付いた もう一歩 もう一歩  夢を叶えたカエルの その目に入った 水平な広大な 無限の壁 もう一歩 もう一歩  東京育ちのあの子は 公共施設を飛び出し 放蕩の旅を始めて とうとう数年経った 届いた絵葉書には 高揚を誘う景色が もうどうしようもなくなった 駆け出すしかないや
マンマミーヤ!MONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓クックドゥードゥルドゥーと鳴く君の そのむね肉に飛び込み泣くのさ 「あなたは私の中で生きてゆく」と  カップヌードゥルドゥー 私たちの人生はお湯を入れたら最後 時間に追われる運命さ  君の自慢のお料理を見る  照れるぼんじりの憂いを帯びる丸みや サバのあばらのカーブや 夜の梅のおもかげも  いわゆる二天王、命を操るキノコや まほろばに生えるピーチには 万に一つもかなわないのさ  君の自慢のお料理を見る  頬張れば頬張るほどに広がる 咀嚼ネットワークが広がる  もういい!どうにでもなる気がする
わかってるつもりMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓悲しくて泣きそうになる 思い出が脳裏をよぎる 5年後には沈むダムも いつかゴジラがいた海も  よく聞け、君のことはもう! わかってるつもり  おかしくて笑いそうになる あの人のボヤキがよぎる 「ごめんね」なんかの使いどころ いつまで経っても解らないだろう  よく聞け、君のことはもう! わかってるつもり  ロマンはいつもそよ風のように ゆらりゆらりらと吹き抜けてしまう 砂浜には足跡だけが残る
イワンコッチャナイMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓君に嫌われたらどうしよう あの日の言葉に震える このままでは僕はもう二度と 外には出れないや  ならば繰り返す「好き」の隙にキスを 彼女のすり減らした親指にキスを それも早いうちがいい それで何も変わらないとしても どうしてもやらない訳にはいかない!  君に逃げられたらどうしよう あの匂いだけを残して 僕は見つけるまでもう二度と 家には帰れない  ならば自販機の下に落ちたるエンを 拾いあつめて富豪になるのも恋慕 ところが上手くいかない 手を伸ばすがつかめない 勝手に動く腕がまくらを殴る! 言わんこっちゃない! 君の久しぶりの連絡にドキドキ これから待ち受ける展開にゾクゾク ところが何もない 君の瞳から離れない 自販機に腕を入れる彼の背中!  言わんこっちゃない!
me to meMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓ああ、曇りガラスの終電の 悪臭漂うやつの後ろで スマートフォン片手に祭り上げ あいつは知らぬ間に罪を背負ってる  僕も背負い歩いてるのかいと いつもを目を血走らせているのさ  ああ、告白はあなたの友へ それか140字にまとめて もう言えばいいのに 会えばいいのに  目をさらに広げ皿にして 目をさらに開き皿にして  目と皿と目 息止め透明になっては溶け込んで互い睨み合った目と目  こんなところに書いても収まらないのに なぜだろう 止められない止められない止められない止められない止められない止めら 会えばいいのに  目と皿と目 ぎゅっと手と手取り合っては時計忘れ互い見つめあった目と目
To(gen)kyoMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓羽田エアポートから新・東京を結ぶ長距離トンネルを スーパーコンピュータなんて乗っかったベンツをふかして通過してく いざ青梅通り前におどり出れば もうネオ人類で溢れてて モモがなる街路樹を見渡せばランランラン  町は保育園から老犬までみんな一つのコロニーで 病院は小さいが皆 ある程度元気で 灯油売りが歩いている 平屋根の上にはどの家にも青い芝生が敷かれてて きみと寝ころぶ兄さん嫁さん猫ちゃん爺ちゃん学ランがランランラン  ここには大統領などいない 0時すぎに街灯はつかない 帰り際すれ違う人とランランラン こしらえすぎたトマトスープをランランラン  すると川べりに彼は座っていた 街の明かりをただぼうっと見つめていた
ブーゲンビリアMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓いつからか 二人は水を飲み干して グラスを洗いもせずに 部屋に飛びこみうつぶせ いつまでも 人はいつまでも 開く花を待ちながら 芝生の上にあおむけ  そこに懐かしの君からメッセージ 生まれた町を添付したメッセージ 句点打つ位置がおかしなメッセージが届くのさ  「麗しのブーゲンビリア あれは華じゃ。ないらしいわ」 遠くに離れて思うのさ 二流一流は関係ないや 幸せな子でいてほしいな  そこにどこからか鳴るファンファーレ 空を見上げれば九分咲きランウェイ 愛爛々と花が咲っていた  バンバンバン 懐かしの町で ブーゲンビリア こういう日も悪くないね 花びらじゃない花火が上がっていた
明日晴れたらMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓明日晴れたら どこに行こうか バスケットにバゲットさして 美味しいチーズにワインを持って 草原に行こうかな  雨が降ったら 何をしようか カベに映画うつして バーニャカウダにきゅうり浸して ベランダで涼もうかな  そしてどうにか 君とどうにか いずれポートランド 夏はマイアイランド 苗場 viva viva viva ジプシー音楽 そのまま二人は消えていく  昔話はいつにしようか 草原じゃシックリこない 雨もピッタリじゃない あそこで待ってるよ  だけどどうなの 君はどうなの 僕はランデブー 君は泣いてる いつかまた never never never ジプシー音楽 そのまま二人は消えていく
夢の中でMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓止まらぬ雨足 たまらず逃げ帰る道 君と夢の中でも交わってる  ありきたりなハリボテだらけが 立ち並ぶ場所で 君は夢の中みたいに笑ってる  大事なものはポケットの中  歯の浮くようなセリフ 吐く気力も無くなってく だけど夢の中では味わってる  大事なものはポケットの中
駈け落ちMONO NO AWAREMONO NO AWARE玉置周啓玉置周啓だんだん遠のく 曖昧な駅舎もエキストラも 残念ながら僕はもう忘れている 掠れていく  したいことなんか何もないよ ないよな ないかな 実際ないことないよ 風呂敷にお荷物を詰めたら 新しい季節がくるかな  だんだん遠のく 曖昧な駅舎もエピローグも 安寧ならば僕はもう外れていく バックれておく  一瞬パッと浮かんだ思いも 思いもよらずともカットしちゃうんだよ 愛を風呂敷に君ともども入れれば 美しい季節がくるなら  だんだん遠のく 曖昧な駅舎も悪くはないよな  ここにいてはダメだ 駈け落ちしよう そう言ったろう 約束が違う
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