筋肉少女帯・斉藤清二作曲の歌詞一覧リスト  2曲中 1-2曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
いくぢなし(ナゴムver. サイズ)筋肉少女帯筋肉少女帯大槻ケンヂ筋肉少女帯・斉藤清二筋肉少女帯昔 昔のお話しです  フェティシストの義兄はいくぢなし フェティシストの義兄はいくぢなし それでも僕の姉さんと恋に落ちました フェティシストの姉は可愛くて フェティシストの姉は可愛くて それでも根性なし男と恋に落ちました  僕の姉さんは美しかったが若くして死んだ 姉は美しかったがフェティシストだった 空模様の機嫌の悪い日には夕暮れまで近所をうろつきまわった 葬式の夜 姉さんの恋人と称する男がやってきた 僕に言った 「ケンジ君 これからは僕を義兄さんだと思ってくれ」と その夜 義兄さんは僕の手を握ってこう言った 「君の姉さんとは理解しあっていたよ」 やがて彼は感極まったのかポロポロと涙を流しはじめた 僕の手を握りながら涙を流しはじめた 手は妙にあったかくて僕はちょっといやだなぁと思っていた  フェティシストの義兄はいくぢなし フェティシストの義兄はいくぢなし それでも僕の姉さんと恋に落ちました フェティシストの姉は可愛くて フェティシストの姉は可愛くて それでも根性なし男と恋に落ちました  その夜から義兄は時々僕に会いに来るようになった 二人で近くの小学校へ行って鉄棒でグルグル回った グルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグル もう二人で十万回は回った 回りながら義兄さんは 「ケンジ君 君の姉さんのことはいい想い出だよね」と言った 義兄さん!いくぢなしの義兄さん! 僕は君と姉さんを 脳髄は人間の中の迷宮であるという視点からあえて許そう だから義兄さん 十万人のアジテーターが馬鹿にしても 君たちはフェティシストであり続けてほしい 義兄さん聞いているのか 義兄さん聞いているのかっ!  しかしその後 義兄はしがないアンテナ売りで一生を終えた このいくぢなしが …そして私は義兄の年齢をはるかに超えた 「この根性なしが」
いくじなし筋肉少女帯筋肉少女帯大槻ケンヂ筋肉少女帯・斉藤清二フェティシストの兄はいくじなし フェティシストの兄はいくじなし それでも僕の姉さんと恋におちました フェティシストの姉はかわいくて フェティシストの姉はかわいくて それでも根性なし男と恋におちました  僕の姉さんは美しかったが若くして死んだ 姉は美しかったが、いかれていた フェティシストだった 空模様の気嫌の悪い日には 夕暮れまで近所をうろつきまわった  葬式の夜 姉さんの恋人と称する男がやって来て 僕に言った「ケンジ君 これからは僕を兄さんだと思ってくれ」 その夜、兄さんは僕の手を握ってこう言った 「君の姉さんとは理解し合っていたよ」 やがて彼は感極まったのかポロポロと涙を流し始めた 僕の手を握りながら、涙を流し始めた その手は妙に暖かく僕はちょっといやだなァと思っていた  それからしばらくして兄さんは僕の家に遊びに来るようになった 遊びに来るというのは言い訳で僕に金をせびりに来るのであった 「ケンジ君 ちょっと都合してくれないか、 悪い友人にひっかかってしまってねぇ」などと言いつつ その日も僕の手から金を受けとり 兄さんはテレた笑いを浮かべていたが、 ふいに真顔になって僕に言った「ケンジ君二人で旅に出よう どこか遠い旅に出よう 見たこともない国の風に吹かれたら 姉さんの事なんかすぐに忘れられるだろう のんびり暮そう あまり金にはならないかも知れないけれど まっとうに生きるということはそーいうことなんだなァ」 結局二人でアンテナを売りながら旅を始めた テレビもないような村でもうれしそうに買ってくれて 「ありがたい」とまで言ってくれた 僕も何だか気分がよかった アンテナは飛ぶように売れて 僕たちはお金持ちになった それはいい気分だった 一日中ニコニコして暮らした そんなある日 僕は生き倒れの女の人を見た その人は心なしか姉さんに似ていて 気にはなったが 助けずに通りすぎてしまった 次の日 結局その人は死んだと聞いた その話をすると兄さんは僕を怒鳴りつけた 「ケンジ君!ケンジ君!僕はそんな男に教育した覚えはない 姉さんだってあの世で悲しんでいるはずだ ケンジ君!このいくじなしが!いくじなしが!この根性なしが!」  僕と兄さんは鉄棒が好きだった 小学校の校庭開放にいって 二人で鉄棒でグルグルと回った グルグル回っていると いやな事や姉さんの事なんかは 不思議と忘れてしまえるのだった 回りながら兄さんは僕に言った「ケンジ君なんだか気持ちがよいねぇ」 「なんだかとっても気持ちがいいですねぇ」グルグルグルグル……… グルグル回りながら兄さんはこう言った 「ケンジ君!ケンジ君!今思うと君の そして僕の姉さんの事は とてもいい思い出だったよねぇ」  兄さん!兄さん!いくじなしの兄さん! 僕は君と姉さんを脳髄は人間の中の迷宮であるという 観点からあえて許そう だから兄さん どんなにたくさんの人がバカにしても 君たちはフェティシストであり続けてほしい 兄さん 聞いているのか? 兄さん 聞いているのか?  しかし その後兄はしがないアンテナ売りで一生を終えた このいくじなしが…………
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