てふてふPlastic Tree | Plastic Tree | 長谷川正 | 長谷川正 | Plastic Tree | 夢を繰り返す 深い闇に蝶 諦めるように消え去った君の影 遠く悪戯に 笑う針の月 抜け出す呪文も思い出せなくなる 静けさには 待ち構えた涙 壊れかけた 甘い時間に 欠片を散りばめて くるりくるり 螺旋を描いては 迷い続ける羽音追いかけながら きりりきりり 振り子が軋むような 悲しみをただ憎んだ 黒い種を蒔く どんな花が咲く 知らないふりして嘘をつく僕の声 どうか蝕んで 心を奪って いつか覚めるまで透明な根を張って 無くす事も 戻せもしないなら 絡みついた シーツの底に このまま閉じ込めて くらりくらり 視界が歪むのは 見えないものばかりを追いかけるから はらりはらり 乱れてく水面に 花びらが一つ落ちた くるりくるり 螺旋を描いては 迷い続ける羽音追いかけながら きりりきりり 振り子が軋むような 悲しみをただ憎んだ くらりくらり 視界が歪むのは 見えないものばかりを追いかけるから はらりはらり 乱れてく水面に 花びらが一つ落ちた くるりくるり 螺旋を描いては 迷い続ける羽音追いかけながら きりりきりり 振り子が軋むような 悲しみをただ憎んだ 悲しみをただ―――――。 |
真っ赤な糸 feat. 鏡音レンマチゲリータ | マチゲリータ | 有村竜太郎 | 長谷川正 | | 硝子の空に台風が来てるってさ すごい風だろ それだけでほら、笑う理由になる二人だよ 光まみれでもう見えなくなった 目を閉じたらこぼれてくコレは何? さよなら ああ あなたが好きで絡めた想い 真っ赤な糸 ほどけて ああ 魔法が解けた 僕は独りで歩いていけるかな? 硝子の空は割れた 止まっていた世界 動きはじめた 僕ら以外は全部、吹き飛べってはしゃぐんだ 話したい事がたくさんあった 生まれ変わるなら君になりたいな さよなら ああ 会えなくなるね 結んだ想い 真っ赤な糸 ゆびきり ああ やさしい嘘に騙されながらいれたらいい うわごと ああ 名前を呼んだ 呪文みたいに繰り返した 忘れない ああ あなたの声も いろんな顔も 紡いだ心も さよなら ああ あなたが好きで絡めた想い 真っ赤な糸 ほどけて ああ 魔法が解けた 僕は独りで歩いていく さよなら ああ 会えなくなるね 結んだ想い 真っ赤な糸 ゆびきり ああ 優しい嘘に騙されながらいれたらいい さよなら ああ さよなら ああ |
くちづけPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | 雨音を聞いていた 鍵盤を叩くような 気づいたら 記憶まで滲みだした そんな夜 呼吸する心臓が ざざ鳴りに 重なれば ふたりしかいない国 傘の中で たどり着いてた 見上げても 掴めない 切れてしまう 蜘蛛の糸 問いもない答えなら いっそ 求めないままで 裂けて笑う 傷跡に 触れてみたら 面影 明日さえも手放せば 日々は泡―――――。 瞼を伏せて 花が咲く くちづけは夢 美しい嘘をつく 君と僕 さよならは 胸の内 やまなくて雨 ざわめきも あざむきも 隠す 不確かな永遠で まほろばに結末を 手にいれて 失って 躯 こゝろ きっと忘れる 愛を知った 曖昧なんだ 逢い違って 相果てちゃうの IO エラー 哀憐ばっか 愛情なんて 哀情なんです (哀韻踏んで 哀願しては 哀咽する 哀婉な様) 刻む無情 涙声 微熱 冷めぬばかりだ いつか 失くなってくなら 全部消して―――――。 瞼を伏せて 花が咲く くちづけは夢 美しい嘘をつく 君と僕 鮮やかな透明で 流れ込む雨 受け止めて 受け止めて 瞼を閉じて 花開く くらやみで夢 何処までも 何処へでも 一晩中 さよならは 胸の奥 やまないで雨 ざわめきも あざむきも隠して 隠して |
静脈Plastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | なまぬるい夢 静かに騒ぐ記憶 青く 青く 君が流れて 滲んでいけば いつのまにか微睡み こゝろ、行方不明――――。 くしゃみをして気づいた 冬はまだ長引くみたい 白い息を吐き出せば胸のモヤモヤも消えたらなぁ 心変わりは 空の色まで変えてしまうから 感傷さえもいよよ 虫の息 チグハグな口笛で 知らない愛を受信していく 戯れ言も洗礼めいて響いたなら 目眩の渦で瞳孔反射 悲しみと光の中でなにを思う? なまぬるい夢 静かに騒ぐ記憶 青く 青く 君が流れて 廻ってくのは 鮮やかでも幻 触れてみたら 覚めるだけ 冷めるだけ 醒めるだけ いつも――――。 来る明日を望むから 燃え残りの想い棄てた 燃えないゴミが集まれば海にキラキラと夢の島 切り刻んでた運命線の五線譜で 僕らはただの音符になる いつか躯も過去も未来も 宇宙ごと全部なくなりそうだから なまぬるい夢 静かに騒ぐ記憶 青く 青く 君が流れて 廻ってるのは 手放してく幻 届かない 胸の奥のほう 慣れてく嘘で 色とりどりに記録 あれもこれも君に混ざって 濁ってくから いつかどれも瞞し 辿れなくて 覚めるだけ 冷めるだけ 醒めるだけ いつも――――。 |
spookyPlastic Tree | Plastic Tree | 長谷川正 | 長谷川正 | | 嘘を纏ったら 迷う帰り道 君の足音で 星を見失う クリア出来たなら スキルは上昇 目隠し鬼さんこちらへ ほら、 心はいつでもゆらゆら ほら、 ここまでおいでよ、おいでよ 深い理由もなく 静寂は不愉快 火花を散らした 無垢なるチェーンソー 棄てるものなら 両手で自嘲して 鵺の真似をして口笛 ほら、 心はいつでもゆらゆら ほら、 ここまでおいでよ、おいでよ ねぇ、 眩暈でいくつもきらきら どんな、 嘘でもつけるよ、つけるよ |
みらいいろPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | 果てなき世界ならば この胸には証しを 同じ涙濡れたら 僕ら笑いあおう 解き放ってった現実で 刻む鼓動にフレーズを 共鳴してく心に 音をたてて咲く 名前のない花 おそろいの居場所 僕ら見つける 夢みるように目覚めて 未来までって伸ばした手 つかむ はなす くりかえし探して 思いついてく色で 暗闇だってぬり変えながら きおく きずな きぼうと重ねたら みらいいろ ずっと僕らは描いてく 凹凸の鉄の街 寂しさにつまずいて 痛くないふりをして デタラメに笑う そんなロンリネスな論理なんて 全否定で一歩踏み出すよ 透明めいた心に 憧れて揺れる 壊れそうな花 ツギハギの願い 僕ら捧げて 涙がいつか渇くほど 速く回ってメリーゴーラウンド 遊ぼう 遊ぼう 光まみれになる 思い巡ってく色に 愁しみだって消えていくから きせつ きせき きれいに写してく みらいいろ 望んだのはどんなイメージ? 明日に呼ばれてく 砂時計のルール ひとつ ひとつ 零れていく 忘れてしまうこと 失してしまうもの いくつ いくつ あるの? 夢みるように目覚めて 未来までって伸ばした手 つかむ はなす くりかえし探して 涙がいつか渇くほど 速く回ってメリーゴーラウンド 遊ぼう 遊ぼう 光まみれになる 思いついてく色で 暗闇だってぬり変えながら きおく きずな きぼうと重ねたら みらいいろ ずっと僕らは描いてく きらめきを確かめて描いてく |
Paper planePlastic Tree | Plastic Tree | 長谷川正 | 長谷川正 | Plastic Tree | 巡る空に慣れるように 寂しさから指を解いた 形もない心寄せた 願い事目を逸らしながら ネジを捲けば 止めたままの 針が動くよ 滲み出した 午後の陽射し かすかに響いてカノン 思い出せるものは全て 許される光になるから もしそれを未来って呼べば 君も僕も明日にだって着けそう 空の向こう 白い嘘は遠い場所で 雨を降らす雲になった 胸を抉ったり包み込んだり 果てもない日々流れながら 囁くのは 低く飛んだ 紙飛行機で 終わりを見る その時まで 音速に近づいてく いつか君と解り合える そんな幻に焦がれたら 何一つ残らなくても 僕の側で花は揺れる 思い出せるものは全て 許される光になるから もしそれを未来って呼べば 君も僕も明日にだって着けそう 空の向こう 飾りつけない言葉一つで また誰かが泣いたり笑ったり そんな景色を信じられたら まどろみを抜けてみよう ネジを捲けば 止めたままの 針が動くよ 滲み出した 午後の陽射し かすかに響いてカノン いつか君と解り合える そんな幻に焦がれたら 何一つ残らなくても 僕の側で花は揺れる 思い出せるものは全て 許される光になるから もしそれを未来って呼べば 君も僕も明日にだって着けそう 空の向こう |
RustyPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | close your life そうやって植えつけるんだね きっと ずっと 苦しまされる close your life 見えてくる「病院」の中 暗くしよう 明かりを消して 嘘の中まで ひどく居心地いい 目眩のような 君の言葉が好き close your life フロアでは動物的な 嫌な 音が 響き始めた 錆びたパイプを ずっと流れてゆく 退屈な午後 僕は追いかけるよ we have something don't hart yourself また零れてく… 長い廊下で…今… くもりだしそう 僕の目の前から 迷い込む僕 何も見えなくなる we have something don't hart yourself また零れてく… 長い廊下で…今… I know how it is 暗い病室 僕 サナギになりそう |
バンビPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | いまだに幻想進行系 知恵の輪ずっと外れないや 願望全部を空想ノートに描いたら ゼンマイ仕掛けの感情で涙の準備ができました 現実逃避のエンディングばっか作るよ 淡い甘い記憶で僕は 案外、悲しいだけじゃないかもね それはとてもまぶしい日々で いつまでも覚めなければいいのにな 東京地下鉄(メトロ)で深海を漂流している最中です 放心しちゃえば存在意義さえ希薄だ 人魚との恋も水の泡 孤独に揺らげば水中花 『永遠なんて』と印象的に笑ったっけ 淡い甘い記憶で僕は 案外、悲しいだけじゃないかもね それはとてもまぶしい日々で いつまでも覚めなければいいのにな なんでも欲しがっては 足りないものだらけだ 遠回りしてばっかで まだ探せないんだけど 大事なこともあってさ 信じてみてもいっかな やるべき意味を それらの価値を 僕としてく 淡い甘い記憶で僕は 案外、悲しいだけじゃないかもね それはとてもまぶしい日々で いつまでも嬉しい いつもいちばん言いたいことは 胸がつまり上手く言えないよ どんなこともしてあげれたら いつかはさ 見つけれたらいいのにね |
サナトリウムPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | 目を閉じて、いろんな君、瞳の奥におさめました。 微熱みたく気づかないままで、恋は虫の息です。 こゝろ閉じて、いろんな僕、胸の中に溶かしました。 禁じられた遊びで燃やせば 孤独ってきれいな色。 回れ、止まらないレコード。針の先踊るは記憶。 うれしいくるしい、似てる呪文だ。辿れない時間へ、あと何センチ? 絡めた指をほどいていく、 ちいさくサヨナラ唱えるように。 はぐれた君の名を告げても、 戻らない世界の決まり。 風立ちぬ、甘い屑が数えきれず散らかりそう。 かき集めてパズルを作れば、恋も素敵なこと。 たくさんの光の中で、いくつも会えていたっけ。 合言葉だけなくさないで。巡り逢うところへ、あと何光年? 目眩で、夢の花開けば、 ゆっくりサヨナラ唱えるようで。 ざわめき。胸を囲まれたら、 何処にも行けないままで。 花束の花がひとつずつ、 枯れてくのを眺めているような。 触れないことにただ気づいて、 待ちこがれた涙が出た。 神様に嘘をついて、引き換えにさ、何もらったの? 指の隙間滑り落ちたのは、いつの日のことでしょう。 絡めた指をほどいていく、 ちいさくサヨナラ唱えた、声。 はぐれた君の名を呼んでも、 帰れない世界の決まり。 目醒めて、夢の花散らばれ。 愁しみも静かに、サナトリウム ------------ 。 ざわめき。 胸を埋めつくして、 此処から動けないままで。 何処にも行けないのは「こゝろ」 其処にいた君が笑うの。 サナトリウムで、サナトリウムで。 サナトリウムで。 |
パイドパイパーPlastic Tree | Plastic Tree | 長谷川正 | 長谷川正 | Plastic Tree | 紫の夜の果て 響きだす銀の笛 今すぐに望むなら その目を覚ましてあげる 夢ばかり見ていても また思い出してしまう 場違いな悲しみや 逃げ出した光だとか 空っぽになってる時間に 戻れない心が 迷ってたループに気付いて ほら、泣き出した 蒼い月の雫が 溶けた闇夜に唄う 踊るグレーの影 浮かべたマイナーキー 鍵を開けた窓には まるで見た事も無い 誘うように舞った 透明な花びら その手を伸ばしたら 引き寄せてしまうけど さよなら零れ出す まばたきが邪魔をする ほろぼせない罪だって 残るのは甘い匂い 僕はただ楽しげな 君の声を知りたかった 曇ってしまってる予感を 映し出す心に 触ったらルールに背いて ほら、痛み出す 蒼い月の雫が 溶けた闇夜に唄う 踊るグレーの影 浮かべたマイナーキー 鍵を開けた窓には まるで見た事も無い 誘うように舞った 透明な花びら その手を伸ばしたら 引き寄せてしまうけど さよなら零れ出す まばたきが邪魔をする 蒼い月の雫が 溶けた闇夜に唄う 踊るグレーの影 浮かべたマイナーキー 鍵を開けた窓には まるで見た事も無い 誘うように舞った 透明な花びら その手を伸ばしたら 引き寄せてしまうけど さよなら零れ出す まばたきが邪魔をする 霧のようなエコー 君に降り注ぐ雨 素足で歩いたら 忘れるだけの僕ら |
うつせみPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | 僕らはね、忘れていくから覚えていてね。黒猫よ。 くちづけでおぼろげな愛を証明してくふたりなの。 目をそらし見れば雨灯り。おそろいの夢は色違い。 しらしらと流るるは涙。この心、清くなれるなら。 絡まるたび、うわごと綴ってままごと。 狂おしさでふたり、静かなケモノで―――――――。 捻れていた心の花が開く。 ほら、綺麗で声も息も途切れそう。 暗闇。手をのばせど指先の向こう、うつせみ。 君は誰を見ているの? 針槐。禁じられた遊び。 ふたりだけの秘密がほしい。 雨音は鍵盤を叩く。追いかけて歌う涙声。 知りたいのは、問いも答えもなき事。 別々の鼓動がいま、重なって―――――――。 覗いてみて、心の花が咲く。 ほら、契って。世界が裏切るその前に。 掴めない手が捉えられないのは、あの面影。 君は何を見ていたの? ロンリネス。 目隠しが邪魔でどうしても触れない。 テンダネス。 爪痕たどれば意識が遠のいて、まほろば―――――――。 捻れていた心の花が開く。 ほら、綺麗で声も息も途切れそう。 暗闇。手をのばせど指先の向こう、うつせみ。 君に僕は映らない。 止まない雨―――――――。 全ては水の泡。 嗚呼、うつせみ。 恋は消えていくばかり。 いくばかり。 |
メルトPlastic Tree | Plastic Tree | 長谷川正 | 長谷川正 | Plastic Tree | 目隠しの君に 風を薫らせて ゆるいスピードで 春がさらってく 黙り込む僕は 息を止めたまま 釘付けにされた 揺れる影法師 つぎはぎだらけの 思い出がちぎれ 銀色の道で 過去に帰ってく ため息を一つ 深くついたなら 絞り出す言葉 「これは誰の夢?」 見上げたら色の無い空 胸が溶け出してく水蒸気 もし君が奪われたなら それで 夢も 終わり 甘くて奇麗で 虚ろで退屈 去りゆく季節に お別れの花を 僕は何一つ 君を救えずに 絞り出す言葉 「これは誰の夢?」 見上げたら色の無い空 胸が溶け出してく水蒸気 もし君が奪われたなら それで 夢も 終わり 見上げたら色の無い空 胸が溶け出してく水蒸気 もし君が奪われたなら それで 夢も 終わり 見上げたら色の無い空 胸が溶けて溶けてゆくから ただ涙ひと雫さえ 流せなくて 終わり ネガな感傷に 色彩は不要 絞り出す言葉 「これは誰の夢?」 |
QPlastic Tree | Plastic Tree | 長谷川正 | 長谷川正 | Plastic Tree | 古ぼけた窓辺に揺れてた 名も無い日々の残した記憶 干涸びた憂いは無視した 忘れるよりも遠ざけるように 淡い期待募ってく形も見えない明日まで 続いてくレールに見とれたのはなぜ? 痛いくらい空っぽの高鳴る心が答えなら 青い迷いだって無駄じゃないかな?きっと ねえ、思いは伝わらなくてさ それでも誰か求める矛盾 ねえ、確かなものなど無くてさ 諦めばかり目に映るけど 淡い期待募ってく形も見えない明日まで 未来さえスルーして辿り着けるかな? 痛いくらい空っぽの高鳴る心が答えなら 浅い願いだって無駄じゃないかな?きっと 淡い期待募ってく形も見えない明日まで 続いてくレールに見とれたのはなぜ? 痛いくらい空っぽの高鳴る心が答えなら 青い迷いだって無駄じゃないかな?きっと |
バルーンPlastic Tree | Plastic Tree | 長谷川正 | 長谷川正 | Plastic Tree | 想いを残す明け方の月 どこか似た僕は籠の中 ねじまき鳥の遊覧飛行 追いかけるように飛べたらな 夢なら何故か幾つも見れる 何処にでも君に会いに行く コバルト色の水彩絵の具 溶け出した涙溺れそう 季節は心さえも作り替えてしまったけど 片隅にたった一つ恋しさだけが残ってた 忘れる事も無く想い出も無く 今の全てでいられたなら きっとそこには答えがあるの? 途切れ途切れに問いかけてた 頼りないのは心の扉 開けるたび軋む蝶番 遠くの街に灯った明かり 他に行く場所も見当たらない 綺麗な言葉だけを飾り付けた日々は終わって 悲しみはいつの間にか隣り合わせに座ってた 忘れる事も無く想い出も無く 今の全てでいられたなら きっとそこには答えがあるの? 途切れ途切れに問いかけてた 僕が一つ 君が一つ 握りしめた願いがもし 同じ景色 望んでたら もっと遠くまで行けたのに 季節は心さえも作り替えてしまったけど 片隅にたった一つ恋しさだけが残ってた 叶うなら君の側で朽ちて行けたら良かったけど 嘘になるなら 嘘になるなら 光は消えてしまうから 忘れる事も無く想い出も無く 今の全てでいられたなら きっとそこには答えがあるの? 途切れ途切れに問いかけてた 僕の手のひら放す願いを 雲の上まで浮かべた空 君も何処かで見てたらいいな 細い三日月浮かんだ空 |
サイケデリズムPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | 胸撃つ、鳴き声でドリー 悲しきページまで食べた 口ずさむラヴソングは息切れ オモチャのふりしたメリー 逆さま 裸足のリズム 揺らして 頭のなかをいっぱい 咲いて サイケデリックな夢 スポットライトで目がくらんだら、螺旋 毎夜 マイナス傾向な夢 タイトロープを落下して、終わり 胸裂く、泣き顔のマリー 楽屋で毒まで食べた 敢えなくカーテンコール 幕切れ 踊れない、独りきりキャリー 百合水 飲み干しピリオド 卑猥な熱から冷めていって 咲いて サイケデリックな夢 スポットライトで目がくらんだら、螺旋 毎夜 マイナス傾向な夢 タイトロープを落下して、終わり 咲いて サイケデリックな夢 スポットライトで目がくらめば、天井 毎夜 マイナス傾向な夢 タイトロープを落下、落下、落下―――――。 咲いて サイケデリックな夢 スポットライトで目がくらんだら、螺旋 毎夜 マイナス傾向な夢 タイトロープを落下して、終わり |
水彩Plastic Tree | Plastic Tree | 長谷川正 | 長谷川正 | Plastic Tree | 語呂だけ合わせてこころの隙間を埋めたいな 思考のループで羊はとっくに沈黙 淋しいだなんて錯覚何だか起こしそう 君なら絶対笑うよ 時計の針エコーかかり 響いた音遠ざかった 祈るように泳いだ視線 夜明けと君は遠くて 細い線描く未来 君の持つパレットで 彩ってくれたなら もう何も欲しくない 細い線絡む未来 僕をまだ離さずに 繋いでる蜘蛛の糸 キラキラと月夜に輝いて 明日の午後にはマーブル色したバスに乗り 遠くの街まで映画を観に行くつもりさ 泣きたくなったり何度も笑いをこらえたり 君なら絶対好きだよ 軋む振り子止まりそうに 揺れてる影見失った 祈るように泳いだ視線 夜明けと君は遠くて 細い線描く未来 君の持つパレットで 彩ってくれたなら もう何も欲しくない 次に待つ世界でも 君にまた出会えたら 辿ってく蜘蛛の糸 キラキラと月夜に輝いて 細い線描く未来 君の持つパレットで 彩ってくれたなら もう何も欲しくない 細い線絡む未来 僕をまだ離さずに 繋いでる蜘蛛の糸 キラキラと月夜に輝いて |
本日は晴天なりPlastic Tree | Plastic Tree | ナカヤマアキラ | 長谷川正 | Plastic Tree | ここで見てる そこで見てる物語巡っている 今とは言わないけれど いつか描く事だけ出来るように 欠けたピック 適当に持って無造作に歪んでいく 爪が割れていくのがリアル 午後にでも出かけてみようか 切り刻むように 切り刻むように少しずつ色褪せて 思い出す度 思い出す度美しく彩るよ freedom freedom egotist ラット踏み付けディレイ噛ます 繰り返す恐怖のエコー 孤独と言うか? そう言う君の不条理と何が違うんだ? 切り刻むように 切り刻むように少しずつ色褪せて 思い出す度 思い出す度美しく彩るよ freedom freedom egotist わかってるのに わかってるのに少しずつ色褪せて 思い出す程 思い出す程美しい嘘になる こんな思い出 そんな想いで色褪せずいてほしい freedom freedom egotist ここで見てた そこで見てた物語とぎれてる 今日は塞ぎ込んで またすぐに少しずつ描いてみよう |
白い足跡Plastic Tree | Plastic Tree | 長谷川正 | 長谷川正 | Plastic Tree | 窓辺にはため息でガラスを曇らせた君 ひんやりと時間だけ部屋に流れて すまし顔冬の夜白くやさしい雪は降る 悲しみは美しくこころに積もった 騒いだ胸の意味さえ忘れてゆくから 淋しく笑う横顔ぼんやり見つめた 月も無い夜だけど光りは消えたりしないね 深い森迷い込む足元照らすよ すまし顔冬の夜白くやさしい雪は降る 知り過ぎた僕達を許してくように 振り向いても足跡はもう見えないから 帰り道が分らないこのまま消えそうで ポケットに滑りこむ君の手は温かくて 何一つ変わらずにいて欲しい気がした 騒いだ胸の意味さえ忘れてゆくから 淋しく笑う横顔見つめた 振り向いても足跡はもう見えないから 戻れなくなる僕らはこのまま消えそうで |
眠れる森Plastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | 明石昌夫・Plastic Tree | 眠れる森―――――。 夜をめくり、向かった。 胸の鼓動は変拍子を刻む。 優しい顔、君は笑うばかりで。 それはペルソナ。剥がれたら歪む。 暗闇、どこまでも君の事想うよ。 瞼の裏側で逃げていくのは何故。 何度でも追いかけて、迷って眠れる森。 こんなにもざわめいて心の枝が騒ぐ。 もう誰も触れない夢がほら、ひらいたら 僕の夜の中をうろついてる影は君だろ? 「忘れないで。」って僕はただ唄って、 「忘れたいの。」って君はただ踊る。 眠れる森―――――。 黒い霧、隠した。 二人はずっと目覚めないまま。 きれいな傷跡を僕にだけ見せてよ。 君の心の中、棲んでいるモノは何? 何度でも呼んでいて、探した眠れる森。 あんなにもゆらめいて笑って君が騒ぐ。 もう二度と戻れない夢がほら、ひらいたら 僕の夜の中をうろついてる影は君だろ? 何度でも追いかけて、迷って眠れる森。 こんなにもざわめいて心の枝が騒ぐ。 もう誰も触れない夢がほら、ひらいたら 僕の夜の中をうろついてる影。 何度でも呼んでいて、探した眠れる森。 あんなにもゆらめいて笑って君が騒ぐ。 もうきっと帰れない夢の幕ひらいたら 僕の夜の中をうろついてる影は君なんだ。 君なんだ。 君なんだ。 君なんだ。 君なんだ。 |
エレジーPlastic Tree | Plastic Tree | 長谷川正 | 長谷川正 | 明石昌夫・Plastic Tree | 泣き顔忘れたら ゆるんだ螺子ひとつ ジリジリ麻痺すれば 傷つく価値も無い 耳元なじるように 群れなす蝉時雨 迷わす緑色 増えるだけで エレジー 季節はただ甘くて 無言にたどり着いて バカバカしいくらいに 夢なら絶えもせず 誰かが呼び止めた 黄昏振り返った 見つめた赤信号 撃ち落として エレジー ―――狂った輪郭線 それが僕だ 気づいてしまったよ なぞった輪郭線 でも今更 取り返せないんでしょ? しくじって 吹く風に お別れの ベルが鳴るんだ 泣き顔忘れたら ゆるんだ螺子ひとつ ジリジリ麻痺すれば 傷つく価値も無くて 焦点をなくした レンズ越しに映った 逆光見とれてた 感光して エレジー ―――狂った輪郭線 それが僕だ 気づいてしまったよ なぞった輪郭線 でも今更 取り返せないんでしょ? しくじって 吹く風に お別れの ベルが鳴るんだ ベルが鳴るんだ |
eggPlastic Tree | Plastic Tree | ナカヤマアキラ | 長谷川正 | 明石昌夫・Plastic Tree | I am 聖職者 right now 傍観者 under 先導者 hello 犠牲者 しゃくりすぎのEQ 喋り過ぎポリープ 使い減りトリック 痛々しくて もう あなたの言葉なのか? 思い込まされて ただマナー マナー唱える それ程迷惑かな? あなたの理想だから? 思い込まされて ただマナー マナー 唱えるだけなら I am 統率者 right now 独裁者 under 首謀者 hello 共犯者 のぼせ過ぎフリーズ 歪んだリアライズ ひどく華奢なヒューズ 哀れというか もう あなたの言葉なのか? 思い込まされて ただマナー マナー唱える それ程迷惑かな? あなたの理想だから? 思い込まされて ただマナー マナー 唱えるだけなら あなたの言葉なのか? 思い込まされて ただマナー マナー唱える それ程迷惑かな? あなたの理想だから? 思い込まされて ただマナー マナー 唱えるだけなら迷惑だな 色眼鏡異端者は 選ばれし者気どる マナー マナー唱えて ただエクスタシー感じて L/R振れるまで 笑顔で答えたがる マナー マナー 唱えるだけなら |
hate red, dip it(loudest sound edition)Plastic Tree | Plastic Tree | 長谷川正 | 長谷川正 | | 汚すのは誰? 声を殺して 伸びすぎた爪 噛んで吐き出す こぼれたインク 溺れる祈り 不吉な月の 罠は底なし もっと深く追って そっと手を掴んで 凍えた胸 溶かして きっと笑ったって ずっと空っぽで ここにいるよ 見つけて ハロー、ハロー、ハロー。 嘘つきは誰? 軋む暗号 動く唇 毒には毒を もっと深く追って そっと手を掴んで 凍えた胸 溶かして きっと笑ったって ずっと空っぽで ここにいるよ 見つけて ハロー、ハロー、ハロー。 もっと深く追って そっと手を掴んで 凍えた胸 溶かして きっと笑ったって ずっと空っぽで ここにいるよ 見つけて もっと深く追って 今の僕は何色? きっと笑ったって 滲む僕を見つけて ハロー、ハロー、ハロー。 |
真っ赤な糸Plastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | 明石昌夫 | 硝子の空に台風が来てるってさ すごい風だろ それだけでほら、笑う理由になる二人だよ 光まみれでもう見えなくなった 目を閉じたらこぼれてくコレは何? さよなら ああ あなたが好きで絡めた想い 真っ赤な糸 ほどけて ああ 魔法が解けた 僕は独りで歩いていけるかな? 硝子の空は割れた 止まっていた世界 動きはじめた 僕ら以外は全部、吹き飛べってはしゃぐんだ 話したい事がたくさんあった 生まれ変わるなら君になりたいな さよなら ああ 会えなくなるね 結んだ想い 真っ赤な糸 ゆびきり ああ やさしい嘘に騙されながらいれたらいい うわごと ああ 名前を呼んだ 呪文みたいに繰り返した 忘れない ああ あなたの声も いろんな顔も 紡いだ心も さよなら ああ あなたが好きで絡めた想い 真っ赤な糸 ほどけて ああ 魔法が解けた 僕は独りで歩いていく さよなら ああ 会えなくなるね 結んだ想い 真っ赤な糸 ゆびきり ああ やさしい嘘に騙されながらいれたらいい さよなら ああ さよなら ああ |
藍より青くPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | 明石昌夫 | クローバーを摘んでくように、ラストデイズ―――。 もう少しで繋いだ手を離す 思い出は持てるだけ持っていこうよ 頼りない世界には必要 消えないように 消さないように 何もかも塗り変えていく 藍より青く 君と僕の心 心 心 涙の変わりになれるモノを探す 探す 探す 流れてって 空は黄昏に変わる 変わる 変わる 心は目には見えないねって笑う 笑う 笑う バラ線をくぐり抜けて ロストデイズ―――。 天使には出来ないことしよう ここにあることが全てならいいな 少しだけ優しくなれそうだよ 覚めないように 気づかないように 何度だって塗り重ねてく 藍より青く 君と僕の心 心 心 涙の変わりになれるモノを探す 探す 探す 流れてって 空は黄昏に変わる 変わる 変わる 心は目には見えないねって笑う 笑う 笑う わかんなくなって わかりあえなくて 暗がり壊れながら走るよ 消えないように 消さないように 何もかも塗りつぶしていく 藍より青く 君と僕の心 心 心 涙の変わりになれるモノを探す 探す 探す 口づけしながら見た世界が回る 回る 回る うずまく空に堕ちていって溶ける 溶ける 溶ける 藍より青く君と僕は泣いて 泣いて 泣いて 涙が乾けば意味もなく笑う 笑う 笑う 藍より青く染まって 藍より青く染まって |
ヘイト・レッド、ディップ・イットPlastic Tree | Plastic Tree | 長谷川正 | 長谷川正 | Plastic Tree・増渕東 | 汚すのは誰? 声を殺して 伸びすぎた爪 噛んで吐き出す こぼれたインク 溺れる祈り 不吉な月の 罠は底なし もっと深く追って そっと手を掴んで 凍えた胸 溶かして きっと笑ったって ずっと空っぽで ここにいるよ 見つけて ハロー、ハロー、ハロー 嘘つきは誰? 軋む暗号 動く唇 毒には毒を もっと深く追って そっと手を掴んで 凍えた胸 溶かして きっと笑ったって ずっと空っぽで ここにいるよ 見つけて ハロー、ハロー、ハロー もっと深く追って そっと手を掴んで 凍えた胸 溶かして きっと笑ったって ずっと空っぽで ここにいるよ 見つけて もっと深く追って 今の僕は何色? きっと笑ったって 滲む僕を見つけて ハロー、ハロー、ハロー |
内臓マイクPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree・増渕東 | ゆらぐ視界 刻んだのは散らかるプリズム 透明に突き刺さって 心に穴開いた 感傷はレンタルで 気に入れば延滞で 耳のなか齧ってくんだ にぎやかな孤独 ぶれる視界 回ったのは散らばるカレイド 殺伐と笑い声 バラ線をくぐって 感傷は燃えるゴミ きれいに灰になった 不感症のくせに 「愛して。」ってもがいて 恋愛 色事 戯事 残骸 置き去り つよがり 好き嫌い ロジック 残酷 切り足す運命線 内臓マイクの絶叫で 絡んだテープのSOS 泣いて笑って狂っても たぶん気まぐれ 悲しみ回路は劣化して パニくりそうだよSOS 感情解析不能でただ、歪んで―――――。 現実 こわがり いたがり 幻覚 つながり 歯ぎしり 憂鬱 ウィルス 野放し 併発 高熱 不整脈 スモッグ 曇り空 天使 失速 落下して墜落 問いかけ 沈黙 応答ナシ 鉄クズ ビルの墓標 内臓マイクの絶叫で 絡んだテープのSOS 泣いて笑って狂っても たぶん気まぐれ 悲しみ回路は劣化して パニくりそうだよSOS 感情解析不能でただ、歪んで―――――。 内臓マイクの爆音で ちぎれるテープのSOS がなってわめいて叫んでは またすがって 悲しみ回路の暴走で 蒸涙反応SOS 感情解体不能でただ、歪んで―――――。 |
センチメントマシーンPlastic Tree | Plastic Tree | 長谷川正 | 長谷川正 | Plastic Tree | 透明な人になれたなら 刷り込まれたりしないかな 窓の外には赤い空 かき鳴らすのは黒いギター 口笛 チグハグに泳ぐ クロール 水の無いプール 放っといてもいいよ きっとただの微熱 無理して強がり 手の付けられない センチメントマシーン 軋んでバラ色の夢を見る 純粋な人になれたなら 深い眠りにつけるかな 色んなものが欠けすぎて 立ちつくすのがやっとさ 瞬き 気まぐれに塞ぐ スピード 追いつけないレンズ まるで幽体離脱 置き去りの退屈 想いに耽って 手の付けられない センチメントマシーン 軋んでバラ色の夢を見る 放っといてもいいよ きっとただの微熱 無理して強がり まるで幽体離脱 置き去りの退屈 想いに耽って もし壊れた僕に 差し伸べられるのが 君の手だったら 祈るように唄う センチメントマシーン 軋んでバラ色の夢を見る |
ラストワルツPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree・増渕東 | 蒼いインク そんな夜だ フラフラ 月を見てて迷子だよ 闇のどこか 貴方の声 ハラハラ 泣いてるのはなんでなの? 心が星座のように 繋がれるなら 想うよ 一晩中 だから おやすみ 何度でも きれいな夢だけ 貴方に見せてあげる 踊ろうよ 契りあうように 手をとり ラストワルツ 赤いインク そんな涙 ポロポロ 零れ落ちて綺麗だね 夜を裂いて 闇をめくり ユラユラ 何処まででも連れてくよ 点滅 唄ってるよ 銀の星クズ 聴こえる 一晩中 だから おやすみ 何度でも やさしい夢だけ 貴方は見てていいよ 踊ろうよ 千切れないように 手をとり ラストワルツ 何度でも きれいな夢だけ 貴方に見せてあげる 踊ろうよ 契りあうように 手をとり ラストワルツ 何度でも 命を泳いで 貴方に巡りあうから さようなら もう行かなきゃ 手をとり ラストワルツ 手をとり ラストワルツ |
名前のない花Plastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | 鉄で出来た凹凸の街でずっと見慣れた夢も枯れそう 交差点はこもれ陽でゆらいだ 途方にくれて見失う道 サヨナラをたくさん思い出して ふいに浮かぶメロディー とても輝いて見える空を錆びたブランコこいで仰ぐ 流れてく雲はなんか叙情的 隙間の青をずっと眺めた 舞いあがって想いも投げたら 憂い消えた 風が変わって 冷たい季節の予感で グルグル回る 切ない心飛ばされて 漂いながら 君にまで届けばいいな 僕だけの花 季節はずれに咲いたらいいな 未来まで透けるような、寒い空―――――。 言葉つむいで作る希望 明日を手さぐりでまた探す 色つけずに世界を描いた 君を書く絵の具だけ残してさ 出来たらすぐ見せに行かなくちゃ 褪せる前に 風が変わって 冷たい季節の匂いで キラキラしてる 素直な心気づいたよ ただ揺れながら 君の前で笑ってたいな 名前のない花 季節はずれに咲いたらいいな 未来まで抜けるような、寒い空――――――。 風が変わって 冷たい季節の予感で グルグル回る 切ない心飛ばされて 漂いながら 君にまで届けばいいな 僕だけの花 季節はずれに咲いたらいいな ただ揺れながら 君の前で笑ってたいな 名前のない花 季節はずれに咲いたらいいな 未来まで透けるような、寒い空――――――。 |
空中ブランコPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | この手をつかんで 怖くないから 何処までもずっと君を連れてくよ ちいさな傷跡 裂けて笑うけど 君が愛しくて何も感じない 夢のテント 映る影が重なる ちゃんと僕が受けとめてあげるから ゆらゆら 揺れながら 僕らはただ求めてく 伸ばしている腕の向こうに君がいて 離れて 近づいて 僕らはただ繰り返す 繋いでいた腕を放したら闇の中、 堕ちて―――――――。 こぼれてくるのは 記憶の滴 涙目 鈍色 悲しい見せもの 耳をふさいでも響く笑い声 世界が終わるまで愛をあげるよ ふぞろいでも 翼を手に入れたら きっと僕ら上手に飛べるから ゆらゆら 揺れながら 僕らはただ喘いでて 伸ばした手の先で君がほら笑ってて 傷つけ 舐めあって 涙がまたこぼれたら 絡めていた指がほどけてゆっくりと、 堕ちて―――――――。 ゆらゆら 揺れながら 僕らはただ求めてく 伸ばしている腕の向こうに君がいて 離れて 近づいて 僕らはただ繰り返す 繋いでいた腕を放したら闇の中 ゆらゆら 揺れながら 僕らはただ喘いでて 伸ばした手の先で君がほら笑ってて 傷つけ 舐めあって 涙がまたこぼれたら 絡めていた指がほどけてゆっくりと、 堕ちて―――――――。 |
ダンスマカブラPlastic Tree | Plastic Tree | 長谷川正 | 長谷川正 | Plastic Tree | ガラクタみたいなベンチに座り込む詩人 重たい灰色背負った地獄の季節 呪いで脱げない靴履き踊るバレリーナ 「退屈しのぎに余興はおひとついかが?」 痺れた爪先が踊ったら バランスを失って瞬きのスピードで 螺旋を描いて落ちてくように 悪趣味な妄想が目を覚まし赤い舌出した 雨音・サイレン・天使はそっと羽ばたき 耳鳴り意識をべったり塗りつぶしたら 流れて来たのは歪んだ古い童唄 カゴから出れずに夜明けの晩に滑る影 痺れた爪先が縺れたら バランスを失って瞬きのスピードで 無限の坂道落ちてくように 悪趣味な妄想が目を覚まし赤い舌出した ガラクタみたいなベンチに座り込む詩人 重たい灰色背負った地獄の季節 呪いで脱げない靴履き踊るバレリーナ 「退屈しのぎに余興はおひとついかが?」 痺れた爪先が踊ったら バランスを失って瞬きのスピードで 螺旋を描いて落ちてくように 悪趣味な妄想が剥き出しになって行く 痺れた爪先が踊ったら |
針槐Plastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | ピストルが欲しい 毒薬が欲しい 心の湖 広がる輪 広がる輪 見捨てられた景色 誰か探すけど 世界中が僕でいっぱいだいっぱいだ そう ハリエンジュの棘 触れるたび刺さって 傷を舐めあえば 夜は叙情してく ハリエンジュの棘 触れるたび痛くて 舌を出しあえば 夜は叙情してく 押し殺してなきゃ ゴミみたいな感情 心の湖 ひきかえす ひきかえす あれは何て歌? 君は何て言った? 最後に知りたくて 聞きかえす 聞きかえす そう ハリエンジュの棘 触れるたび刺さって 傷を舐めあえば 夜は叙情してく ハリエンジュの棘 触れるたび痛くて 舌を出しあえば 夜は叙情してく ピストルが欲しい 毒薬が欲しい 心の湖 透きとおって 透きとおって 呼んでいるように 手を振りサヨナラ 契りあいで僕を 引き裂いて 引き裂いて そう ハリエンジュの棘 触れるたび刺さって 傷を舐めあえば 夜は叙情してく ハリエンジュの棘 触れるたび痛くて 舌を出しあえば 夜は叙情してく もう抜けないや 抜けないや 抜けないや 抜けないや |
うわのそらPlastic Tree | Plastic Tree | 長谷川正 | 長谷川正 | Plastic Tree | うわの空 辿ったのは 幸せな 午後の記憶 紫陽花の 咲く小径を 急ぐ車輪 約束は 儚すぎて 何となく 不安だった 振り返る 君がそこで 笑うまでは こぼれてく砂時計 胸の奥しまったなら 君と手を繋ぐたび 明日が霞み出した その先の事なんて 忘れて淡い夢が 続いてくような気がしてた 晴れた日は 寂しくなる 果てしなく広がる青 見上げてた 君がふいに こぼす言葉 本当は ただ優しく 抱き寄せてあげたかった うつむいたまま口笛 そっと吹いた メロディーが途切れたら 行くあても無いままで 並んでた長い影 静かに離れ出して 気がつけば少しずつ 足早になる君が 届かないほど遠く見えた うわの空 辿ったのは 幸せな 午後の記憶 翳り出す 前にはもう やめておくよ こぼれてく砂時計 胸の奥しまったなら 君と手を繋ぐたび 明日が霞み出した もし笑顔曇る日は 君が好きな唄を 口笛で吹いてみた メロディーが途切れたら 行くあても無いままで 並んでた長い影 静かに離れ出して 気がつけば少しずつ 足早になる君が 届かないほど遠く見えた |
サンデーPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | プラスティックトゥリー | なんかだるい午後に僕は陽だまりの机の上 鉛筆で書いた文字は きっといつか忘却の彼方 サンデー サンデー チクタク針は進んで サンデー サンデー 僕は何してる? 世界が終わる日が休日ならいいな とても とても おだやかな やっぱり夕方は寂しくなるのかな? そこはいつもと同じで なんかこんな日に想うこと 気まぐれで散文的 閉じこめたノートの中 ずっと解けない謎だけ残った サンデー サンデー チクタク針は進んで サンデー サンデー 君は何してる? 世界が終わる日が休日ならいいな どこか どこか でかけよう そしたら遊園地で二人だけで遊ぼう まるでいつもと同じに 世界が終わる日が休日ならいいな とても とても おだやかな やっぱり夕方は寂しくなるのかな? そこはいつもと同じで |
秘密のカーニバルPlastic Tree | Plastic Tree | 長谷川正 | 長谷川正 | NARASAKI・プラスティックトゥリー | 言い忘れてたんだ 明け方夢の中 毛皮に着替えたら 早く迎えに来てマリー ドアを蹴飛ばしてハミング 可笑しくて 僕はただケラケラ 連れて行って 秘密のカーニバル そこはきっと 月よりも遠い場所 「淋しく明けて行く 東京の空が 好きな君はきっと 天国にも行けるはず。」 冷めた紅茶は囁いた 可笑しくて 僕はただケラケラ 連れて行って 秘密のカーニバル そこはきっと 月よりも遠い場所 捜しているけれど それが何かさえ 見つからないから 早く出掛けなくちゃマリー 嘘で誤魔化すみたいな くだらない話はもう終わり 連れて行って 秘密のカーニバル そこはきっと 月よりも遠い場所 捜しものが もしも解ったなら いつか君に 教えてあげるよ 教えてあげるよ 教えてあげるよ |
ナショナルキッドPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | 亀田誠治・プラスティックトゥリー | 遥かなる上空で人工衛星が僕を見つけ笑った。笑った。 永遠に僕といて! 核シェルターでパンと水と愛をあげるよ。あげるよ。 時間たっても忘れちゃっても保存しとかなきゃ。 バカ笑いも涙声も君じゃなきゃ嫌だ! オゾン層が壊れた空。きれいだから、 2人だけで冷蔵庫に入ろう。 「コンニチワ~サヨウナラ。」 確信がつけないままメール送った。送った。 日本製少年の伝書鳩は目をまわして堕ちて、途絶えた。途絶えた。 時間たったら忘れちゃったら取りださなくちゃね。 無理してても無視している僕なんかじゃ嫌だ! 水没して沈んじゃっても別にいいんじゃない? 2人だけで冷蔵庫の中で。 時間たっても忘れちゃっても大事にしなきゃね。 どこに行っても、ここに居ても、2人じゃなきゃ嫌だ! オゾン層が壊れた空。青ざめてく。 2人だけで冷蔵庫に入ろう――――。 |
ペットショップPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | 死にたがりのハムスターがペットショップで回ってる。 ねばりつく熱帯魚の感覚。 風船乗りにでもなりたい。 いっぱいの虫の卵でこんなに頭がふくれるんだ、破裂しそう。 全部、バクテリアの世界。 本当は僕らのものじゃない。 だから何も感じないや、別に。別に。別に。 電線の上、綱わたり。合唱部は悲しい唄。 イワンのバカは落下してった。 誰もいない市営プール。非常階段にはふたり。 抱きあっても混じる事はない液体。 全部、バクテリアの世界。 本当は僕らのものじゃない。 だから何も感じないや、別に。別に。別に。 どうか僕に武器をください。 駄目なら薬でもかまわない。 間違い探しはもう、おしまい。おしまい。おしまい。 全部、バクテリアの世界。 本当は僕らのものじゃない。 だから何も感じないや、別に。 暗がり―――。 閉まったペットショップでハムスターは回り続けてる。 「カラカラ……」 千回、二千回、三千回、何千回? 死んだ。 |
懺悔は浴室でPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | 浴室の床。 流れだしてく今日の懺悔は、排水口の中。 減っていく罪はやさしい水の音。 誰かにそっと口うつししたい、 ザワザワしてる僕の中の悪魔。 真白い灯り、目眩いに似ていた。 ねぇ、 溶けて僕の心が冷たいとこへ流れていくよ。 残酷なくらい僕を洗ってく。 ねぇ、 溶けて僕の心が冷たいとこへ流れていくよ。 ねぇ、 じわりじわりと溶けて冷たいとこで澱んでいるよ。 澱んでるよ、澱んでるよ、 澱んで―――。 |
ガーベラPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | 天気予報は今日もはずれてた。 気付いてた僕はなんとなくアクビのふり。 観察している屋上で、 側に居ない君を風色で描こうとした。 きっと向こうは通り雨に変わった。 空想みたいなマーブルの雲。 「ガーベラが揺れている朝に会いに行くよ。」 日に向かう花になれるようで僕は目を閉じる。 別に嘘でもいい、そんな気でいよう。 ゆらり、風にのって―――。 名曲が似合う空模様。 眺めてる僕はパノラマの景色の上。 ピンとこないメロディー口ずさむ。 側に居ない君は風色で流れだした。 ずっと世界は止まっていたみたい。 落下しないようじっとしてた。 「ガーベラが揺れている朝に会いに行くよ。」 日に向かう花になれるようで僕は目を閉じる。 別に嘘でもいい、そんな気でいよう。 ゆらり、風にのって―――。 「コレカラ」も嘘で、「ソレカラ」も嘘で、「サヨナラ」だけ本当で。 「ガーベラが揺れている朝に会いに行くよ。」 日に向かう花になれるようで僕は目を閉じる。 真っ直ぐで真っ白な日差し、いつか射して、 壊れてく白日にきれいな夢を見ていた。 別に嘘でもいい、そんな気でいよう。 ゆらり、風にのって。 ゆらり、風にのって―――。 |
千葉市、若葉区、6時30分。Plastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | モノレール 無人駅 自転車の山 立て看板 雨上がり 傘の先 ターミナル ■■■の犬 くわえた缶 小さい歯 つくり笑い ロボトミー 着信音 喋り声 ヘッドホン ジャニス・イアン ヒラヒラ憂鬱は、チカチカして目に グサグサ刺さって ズキズキ痛いなぁ ヒラヒラ憂鬱は、チカチカして目に グサグサ刺さって ズキズキ痛いなぁ 坂の上 住宅街 川の側 歩く僕 帰り道 6時30分 目に眼帯 ものもらい |
理科室Plastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | 理科室で外を眺めてた。グラウンドは誰もいないや。 僕はただ火をつける真似。灰にする、そっと全部―――。 ゆらいで、ゆらいで、君の笑顔歪んだ。 ちゃんと、ちゃんと、見れなくなるくらい。 なんで、なんで、涙がこぼれるの? 理解はできないけど、 答えなんかいらないから空を仰ぐ。 インチキな言葉と感情はフラスコのなかで混ざった。 擦り減って、失くなってしまうよ。まるで僕、白いチョークだ。 にじんで、にじんで、キラめいて見えるんだ。 不安で、不安で、考えるのも嫌だ。 そして、そして、ボンヤリ思うのはいちばん遠いところ。 それはきっと、 多分きっと、君の心―――。 わかりあう事が愛だって聞いた。それが本当ならみんなひとりぼっち。 ずっと、ずっと。 ゆらいで、ゆらいで、君の笑顔歪んだ。 ちゃんと、ちゃんと、見れなくなるくらい。 なんで、なんで、涙がこぼれるの? 答えなんかいらない! にじんで、にじんで、キラめいて見えるんだ。 不安で、不安で、考えるのも嫌だ。 そして、そして、ボンヤリ思うのはいちばん遠いところ。 それはきっと、 多分きっと、君の心―――。 こんな僕を燃やすだけの火をください。 |
雨ニ唄エバPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | 西脇辰弥・Plastic Tree | いつもより低い空。 少し寂しくなる。 うつむいて僕は歩いてる。 雨粒が落ちてきた。 丸い跡になる。 灰色の道に残ってく。 傘の中で僕は微笑む、 見えないように隠れて。 絶え間なく降り注いで。 僕が「雨ニ唄エバ」 はしゃいでる目の前が 全部ぼやけていく。 雨の糸。涙色。 (泣いているのは誰?) 濡れている左側の肩。 手で作るフレームに 閉じ込めてみるよ、 むかし観た映画みたいな今日。 傘の中で聞いてる雨音、 ひとつひとつが優しい。 絶え間なく降り注いで。 僕が「雨ニ唄エバ」 はしゃいでる目の前が 全部ぼやけていく。 絶え間なく降り注いで。 僕が「雨ニ唄エバ」 はしゃいでる目の前が 全部ぼやけていく。 雨粒が残していく 丸い小さな花が、 道の上、いっぱいに 咲いて広がっていく。 咲いて広がっていく。 咲いて広がっていく―。 |
SinkPlastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太郎 | 長谷川正 | 成田忍・Plastic Tree | 何も知らない僕はいつか眠りつづけるから 誰も届かない夢の中で溺れて 君の側へ沈んで ねぇ 僕は夜のはじっこに居て もう 君がうまく見えないよ どこにかくれているの? 欠けた月の裏かな? またたく星の音が耳をふさぎ 世界が止まった 何も知らない僕はいつか眠りつづけるから 誰も届かない夢の中で溺れて 君の側へ沈んで ねぇ 夜の粒子状の闇が そう 静かにただ空気をそめるよ 君がこぼす言葉が胸でコトコト響く 涙みたいに僕の肺の中に水があふれた 悲しみにさえ手を伸ばして君を探すけれど 迷い子のように僕らはまた離れて 痛みだけが残って 「赤い月をずっと眺めた それだけでなんで泣くんだろう 僕は消えたくなる。」 何も知らない僕はいつか眠りつづけるから 誰も届かない夢の中で溺れて 時間にさらされ悲しみは全部流れてしまうから 笑顔も泣き顔も多分 僕らは忘れるから どこまでも君の側へ僕は沈んで 沈んで 沈んで 沈んで 「バイバイ。」 |
まひるの月Plastic Tree | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | みんなキラキラして 嘘に見えて不安だから 7月の高すぎる青い空は嫌いなんだ 雨の後に濡れた細い道で 忘れられた薄い透明なビニール傘 僕みたいに風で飛んだ ずっと繰り返す 脆弱なうたごえの 蝉の声で狂いそうだ (うるさくてたまらない!) まひるに出る 細く長い三日月の切っ先が 針のように静かにそっと僕に刺さってた 胸が痛くなりだして 息が出来なくなるから 酸素が足らない僕は 泣きながら喘いで 胸が痛くなりだして 息が出来なくなるから 酸素が足らない僕は 泣きながら喘ぎ続けていた 水槽で泳ぐ金魚 (さっきからあおむけで ういてみたり、しずんだりして、 まるでぼくのまね?) まひるに出る 細く長い三日月の切っ先が 針のように静かにそっと僕に刺さってた 胸が痛くなりだして 息ができなくなるから 酸素が足らない僕は 泣きながら喘いで むねがいたくなりだして いきができなくなるから さんそがたらないぼくは なきながらあえいで そしてめをとじた |