ニューアルバム『in the dark room』のリリースツアー最終公演の舞台は彼らのホーム、下北沢CLUB251。この日は同作の冒頭を飾る「CM」で幕を開けた。要司(Vo&Gu)の我鳴るように荒々しくも艶のある歌と往年のロックスターが憑依したかのようなギターパフォーマンスに、賢司(Ba)の力強くうねる重低音、秀作(Dr)の鮮やかで凄絶なドラミングが絡む。エロティックでグルービーな「暗室」や、初期衝動をストレートなロックに乗せた「Phantom」など、濃密なツアー日程で重厚さを増したステージにオーディエンスは拳を突き上げて応えた。