LIVE REPORT

Dragon Ash ライブレポート

Dragon Ash

『Dragon Ash Tour THE SHOW MUST GO ON』

2014年02月07日@Zepp Tokyo

撮影:久保憲司/取材:宮本英夫

2014.02.20

“THE SHOW MUST GO ON”というテーマに合わせて、ステージ上にはオペラ劇場風の緞帳とシャンデリア、オープニングの映像も古い映画風。これまで以上にショーアップを意識したライヴは、アルバム曲中心にノンストップで冒頭から全力疾走。「Trigger」は間奏でテンポを落としてドラマチックに盛り上げ、「Today’s the Day」はサビの大合唱で会場がひとつになる。「Blow Your Mind」ではDRI-Vが仮面を着けて激しく踊り、「The Live」では思い切り間奏を引き伸ばしてKenKenが凄まじいベースソロを決めた。

びっくりするほどの短髪に変身しているKjは、ギターを弾きっぱなしで歌い、“暴れろ!”と煽る。MCはほとんどなしだが、YALLA FAMILYがワイルドに荒らしまくった「Still Goin’ On」のあと、“音楽がなかったらどうやって生きてくんだっていう奴らでしょ?”とジョークを飛ばし、そしてぽつり。“俺たちとお前らには音楽があるから。音楽を楽しんで。またライヴに来てください”。熱いショーの合間にふと素顔が覗くようなこんな瞬間こそ、ライヴならではの感動ポイントだ。そこからラストまでは一直線。定番チューンはもちろんのこと、それらに勝るとも劣らぬ爆発的盛り上がりを見せた「Lily」は、もはや新たなアンセムだ。

そして、アンコールは誕生日を迎えた桜井誠(Dr)とATSUSHI(Dance)にケーキ贈呈というサプライズもあり、引き締まった本編の緊迫感とは違うはしゃいだノリになったが、これもまたライヴ。そして、ラストの曲では意味深いエモーショナル感を漂わせ、2時間のショーを締め括った。最高傑作アルバムと、最高レベルのライヴ。バンドがそこにいる限り、これからもショーは続く。
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  1. 現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。

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