THE BOOMの「風になりたい」では、曲の途中で奄美大島の八月踊(はちがつおどり)という集落のお祭りで歌う節が入る。実はこのアイデアはスティーヴ エトウの発案。“スティーヴさんが、「風になりたい」はサンバだけど、奄美大島のサンバと言ったら八月踊。それを入れたらどう?というアイデアを出してくださったんです”と以前のインタビューで城が説明してくれたが、まったく違和感なくふたつの曲が溶け込んでいった。城はオーディエンスに八月踊の振りを教えて、一緒に踊ろうと誘う。最初は少し恥ずかしさもあり、ぎこちなかった会場も、城が“みなさん、いいですね!”と、ガンガン乗せていくと、みんな楽しそうに踊り始めた。