LIVE REPORT

Fear, and Loathing in Las Vegas ライブレポート

Fear, and Loathing in Las Vegas

『“Feeling of Unity”Release Tour TOUR FINAL ONEMAN SHOW AT NIPPON BUDOKAN』

2016年01月07日@日本武道館

撮影:小野雄司/取材:荒金良介

2016.01.20

ラスベガス×日本武道館の相性は抜群だった。円形で天井の高い会場ゆえに彼らの楽曲が持つスケール感が本来あるべきかたちで鳴らされている印象を強く受けた。また、過剰な演出は最小限に、過激で華美な楽曲が最大限に映えるアプローチも良かった。主役は音楽であり、彼らの演奏なのだ。その剥き出しの音像を土台にした爆音パーティーに心を奪われっぱなし。凄まじかった! デビューから5年経たずに迎えた初の武道館公演。この日は4thアルバム『Feeling of Unity』レコ発ファイナルでもあったため、頭3曲は新作と同じ曲順でスタート。「Cast Your Shell」で幕を開けると、アリーナではモッシュが起き、スタンドではヘドバンする観客も目に入った。「Rave-up Tonight」「Let Me Hear」と鉄板曲も混ぜながら、ラウドロックとダンス音楽を融合させた爆発的ケミストリーを全ベクトルに解き放つ。その一方で、中盤の「Gratitude」~「Journey to Aim High」の流れも最高だった。どちらもロマンチックな曲調で、どちらかと言えば聴かせることに軸足を置いた曲調だ。そこでも観客は脇目も振らず楽曲の世界に没頭している。剛柔併せ持つラスベガスのスキルと表現力にも感心した。後半はゲーム音を配した「Party Boys」の未曾有のパーティーっぷりに会場は揺れに揺れた。ちなみに新作の制作過程でメンバー間に意識のズレが生じ、その危機感を踏まえて表題に“一体感”と掲げた彼ら。同時に過去最大キャパで観客との一体感を目指した彼らの挑戦は、初の武道館公演にて見事達成されたと言えるだろう。
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  1. 2

    Meaning of Existence

  2. 3

    Escape from the Loop

  3. 5

    Swing it!!

  4. 7

    Burn the Disco Floor with Your “2-step”!!

  5. 8

    Ignite Your Frail Mind

  6. 10

    Interlude

  7. 11

    Gratitude

  8. 12

    Journey to Aim High

  9. 15

    The Demon Called Careless

  10. 18

    Evolution~Entering the New World~

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