LIVE REPORT

銀杏BOYZ ライブレポート

銀杏BOYZ

『銀杏BOYZ「世界平和祈願ツアー 2016」』

2016年06月22日@Zepp DiverCity Tokyo

撮影:村井 香/取材:フジジュン

2016.07.02

2008年に開催されたツアーから、実に8年振りの全国ツアーとなる『世界平和祈願ツアー』をスタートさせた銀杏BOYZ。ライヴ活動をほとんど行なわず、作品制作に没頭していた時期を経て、13年に9年振りとなるアルバムを完成させると、峯田和伸(Vo&Gu)以外のメンバーが脱退。リリースツアーの実現も叶うことなく、これまで焦らされ続けただけに、僕は「若者たち」で客席にダイブし、ギターを掻き鳴らす峯田を見ながら、“銀杏BOYZがここにいる”と涙していた。“20年間作り溜めてきた曲をやります”と宣言し、弾き語りとバンドセットを織り交ぜながら新旧の名曲たちを披露したこの日。銀杏BOYZの最新曲となる「生きたい」は15分強の大作を全身全霊と魂の叫びで届け、GOING STEADY時代の楽曲のリアレンジ曲「大人全滅」は僕同様、ライヴを待ち望んだファンを狂喜させる。ステージをのたうち回る狂気性とやさしく力強く言葉を伝える穏やかさ、そして良い音楽をストレートに届けたいという純粋さとさまざまな表情が混在するアクトは、峯田の人間性や生き様、そして現在がよく見えたし、銀杏BOYZの現在がしっかり見えてきた。サポートメンバーながら、実に息の合ったバンド演奏と観客の大合唱が強大なエネルギーを生んだ「BABY BABY」なども、過去の銀杏BOYZをなぞらえるというより、より熱くポップに進化したかたちを見せてくれていた。アルバム制作時は内側に向けていた圧倒的なエネルギーを、外側に向けて発信し始めた銀杏BOYZ。また新たな伝説を次々と生み出してくれるであろう、彼らの新章はまだ始まったばかりだ。
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  1. 現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。

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