LIVE REPORT

A Barking Dog Never Bites ライヴレポート

A Barking Dog Never Bites ライヴレポート

【A Barking Dog Never Bites ライヴレポート】 『LIBOWTY release party ONEMAN SHOW』 2017年11月4日 at 池袋Black Hole

2017年11月04日@池袋Black Hole

撮影:渡辺 翔/取材:荒金良介

2017.11.08

とことん焚き付け、とことん踊らせる。ラウド/ミクスチャー界の狂犬A Barking Dog Never Bitesの最新ミニアルバム『LIBOWTY』レコ発初日はワンマン。彼らは派手な電子音などを排除し、あくまで人力で勝負する肉体派サウンドが特徴。その意味で90年代のスピリットを継承した男臭さを持ったまま、脳天と肉体を揺さぶる多彩な攻撃力に長けている。この日はそれを過不足なく見せつけるかたちとなった。

Ryo(Vo)、Wataru(Vo)、Sow(Gu)、Talow(Ba)、Kizuki(Dr)のメンバー5人が揃うと、最新作から「ReBowty」「クラックティーンエイジャー」の2連打で幕開け。スクリーム担当のRyo、クリーン担当のWataruのツインヴォーカルを武器に、ヘヴィでダイナミックなサウンドを叩き付けていく。序盤からサークルモッシュが勃発し、早くもフロアーは沸騰状態だ。中盤も矢のように楽曲を畳み掛け、ハンドクラップ、ツーステップ、ヘドバンなど観客に多様な遊び方を提示。

後半は「My Name is.」も放ち、躍動感とパーティー感を直結させた華やかなグルーブ感も冴えていた。本編はメンバーも“あっと言う間”とこぼすほどの駆け抜けっぷり。アンコールに応え、“全部ここに置いていくから、踊り狂え!”と煽ると、「Diamond」「Black out」を披露。フロアーをもみくちゃにするカオティックな光景を作り上げ、全16曲を見事に走破。ラウドにキャッチーにダンサブルに振り切った破壊力のある音像は、今後のツアーでさらに磨き抜かれることだろう。

撮影:渡辺 翔/取材:荒金良介

A Barking Dog Never Bites

ア・バーキングドッグネバーバイツ:2010年結成。打ち込みや同期を一切使わず、5人の個性が凝縮された、どこまでも生々しく不純物の一切ないライヴサウンドにこだわる。脳裏を刺激する予測不能なアンサンブルの中で縦横無尽に飛び交うスクリーモとメロディー、そして身体の稼働域を越えた圧巻のパフォーマンスは、全国各地のライヴハウスを凶暴なダンスフロアーに変えてしまう。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 1

    1.ReBowty

  2. 2

    2.クラックティーンエイジャー

  3. 3

    3.BeBelieve

  4. 4

    4.Voice

  5. 5

    5.Last Train

  6. 6

    6.Endrphin

  7. 7

    7.Hello Mr.Geek

  8. 8

    8.Blue Bird

  9. 9

    9.My Name is.

  10. 10

    10.Doubt

  11. 11

    11.Forget in a Moment

  12. 12

    12.Bring It On

  13. 13

    13.Swamp Bury the Man

  14. 14

    14.New Age

  15. 15

    <ENCORE>

  16. 16

    1.Diamond

  17. 17

    2.Black out