LIVE REPORT

『京都大作戦2011~今年も楽しむ覚悟でいらっ祭!~』 ライブレポート

『京都大作戦2011~今年も楽しむ覚悟でいらっ祭!~』

【7月9日】[源氏ノ舞台]ROTTENGRAFFTY、THE BACK HORN、フラワーカンパニーズ、ACIDMAN、難波章浩-AKIHIRO NAMBA-、MINMI、サンボマスター、10-FEET [牛若ノ舞台]THE TRUST BLAST、Vibedred、若旦那、韻シスト、I-RabBits、MAN WITH A MISSION、F.I.B 【7月10日】[源氏ノ舞台]STOMPIN' BIRD、POLYSICS、dustbox、RHYMESTER、Dragon Ash、PUSHIM with

2011年07月09日@京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ

取材:濱村愛香

2011.07.20

今年で4回目の開催となる10-FEET主催の『京都大作戦』。開催前日に梅雨明けとあって、両日ともにピーカンのフェス日和! 気温の上昇とともにオーディエンスの熱も上がり続けた。強い日差しが照りつける午前11時半、メインステージである源氏ノ舞台では、開幕が告げられ、2011年のフェスの幕開けを待っていたキッズたちの飢えた声が響き渡った。
トップバッターは3年振りの登場ROTTENGRAFFTY。初年度のトップバッターも飾った彼らが、さらに磨きをかけた骨太サウンドで再臨。開幕に相応しい”切り札”を放つ。ひと際大きな歓声の中登場したのは、THE BACK HORN。メロディアスなギター音と山田将司(Vo)の雄叫びとともに始まった「コバルトブルー」で、一気に会場もヒートアップ。真っ昼間のライヴにもかかわらず、闇をも感じさせる独特の世界感で『京都大作戦』に新しい風を共鳴させた。“10-FEETが気を遣ってくれたのか、ホテルがバリアフリーだった”という最年長バンド(?)、フラワーカンパニーズ。名曲「深夜高速」では会場中を感動させ、「真冬の盆踊り」では会場中を踊らせ、振り幅の広いメニューでオーディエンスを引き込んだ。「world symphony」で勢いよく始まったACIDMAN。オオキノブオ(Vo&Gu)は“世界中にはいろんな作戦があると思うけど、京都大作戦は世界中のどんな作戦よりも幸福で、最高のフェスだと思います!”と話し、壮大なロックチューンで作戦の立役者となった。Hi-STANDARD時代の曲も披露した難波章浩-AKIHIRO NAMBA-。ステージに登場すると怒号のような歓声がさらに期待を煽り、それに応える難波章浩のパンクロック炸裂! 楽しさと感動が渦巻く最高の盛り上がりを見せた。2年振りの登場、MINMIは今年もめっちゃヤバい! 会場にはカラフルなタオルの花が咲き、「Are yu ready」では、TAKUMAとのコラボレーションも披露された。2年連続の出演となるサンボマスターは、彼ららしいロックなナンバーを連発し、オーディエンスと真正面からぶつかり合った。
1日目のシメは、もちろん主催の10-FEET。『京都大作戦』の醍醐味でもある、出演者とのコラボ。この日はなんとハイスタ祭り! 難波をステージに招き「NEW LIFE」「STAY GOLD」を披露。一緒に演奏する10-FEETの3人も嬉しさを隠せない満面の笑みを浮かべ、同じ表情をしたオーディエンスも全身で嬉しさを爆発させた。
2日目のトップバッターは、STOMPIN' BIRD。午前中であることを忘れさせるほど、熱いライヴパフォーマンスを披露し、「Brave Song」ではYASU(Ba&Vo)が客席に降り、オーディエンスとともに叫び、拳を突き上げた。初出演のPOLYSICSは、異彩を放つサウンドを宇治に響かせ、POLYSICSワールドへと引き込んだ。『京都大作戦』には欠かせない存在となっているdustbox。「Tears of Joy」での掛け合いは、ワンマンライヴかのような一体感を生んだ。盛り上がりすぎたせいか、SUGA(Vo&Gu)が消臭力CMのアレを歌う場面も。こちらも初出演となるRHYMESTERは、ヒップホップサウンドで客席を揺らし、新曲「サマーアンセム」で夏の始まりを感じさせた。4年連続、皆勤賞のDragon Ash。療養中のIK?Z?NE(Ba)に代わり、サポートメンバーとしてRIZEのKenKenを迎え入れ、今しか見れないスペシャルなステージを見せた。「SKY IS THE LIMIT」ではTAKUMA、「ROCK BAND」では山嵐のSATOSHI、GNz-WORDのKO-JI ZERO THREEを迎え贅沢なコラボを連発。今年待望の復活を果たしたPUSHIMは、“with HOME GROWN”として登場。9年前にリリースされ今でもまったく色あせない名曲「FOREVER」は鳥肌もの。各々が体を揺らし、PUSHIMの魂から発せられる歌声を受け止めた。初年度以来帰ってきたマキシマム ザ ホルモン。太陽が丘にこんなに人がいたのかと思うほど、パンパンに膨れ上がった源氏ノ舞台前。ギッシリ入った腹ぺこ2万人が一斉に同じリズムで頭を振る光景は、圧巻。
京都大作戦の大ラス、10-FEET。大作戦の「RIVER」としては恒例となったfeat.Kj。Kjが“I don't forget 今日の大作戦~”とお客さんとともに歌っていると、“ひと言だけ言わせて!”とTAKUMAも歌う。“建志お帰り、京都大作戦~”。先日退院したばかりのkjの復活を歌い感動の空気だったが、kjもさらにかぶせる。“TAKUMA、彼女できないよ~”と全員を笑わせた。これが京都大作戦が唯一無二だと言われる理由のひとつかもしれない。感動と笑いの連続。出演者もオーディエンスも等身大で歌い、笑い、叫ぶ。TAKUMAの“ここにいるみんなを一瞬でいいから越えさせてください”と始まった「1sec」。1秒たりとも無駄にしたくない全員の気持ちが、ここまできてもさらに会場のボルテージを上げる。「goes on」では、会場の前から後ろまで2万人が飛び跳ね、波打った。ラストは、「CHERRY BLOSSOM」。タオルが舞い上がり、ラストに相応しい美しい光景が広がった。時間の関係上、アンコールは行なえなかったが、アンコールとしてやる予定だった「リンダリンダ」をみんなでアカペラで合唱し、本当の終幕を迎えた。
全てを曝け出し、素直に思ったままぶつけ合う。それが『京都大作戦』、そして10-FEETが愛される理由だ。

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