LIVE REPORT

神聖かまってちゃん ライブレポート

神聖かまってちゃん

『神聖かまってちゃん ワンマンツアー東京公演』

2010年12月22日@恵比寿LIQUIDROOM

撮影:森リョータ/取材:フジジュン

2010.12.20

3月の衝撃デビュー以降、話題騒然。2010年音楽シーンを掻き回した神聖かまってちゃんが、恵比寿LIQUIDROOMにてワンマンツアー東京公演を敢行。インディーズ盤アルバム『みんな死ね』、メジャーデビュー盤アルバム『つまんね』が同時発売されたこの日。ツアー初日、の子(Gu&Vo)とステージ上で大喧嘩し、激昂して楽屋の壁を殴りつけ右手を骨折したmono(Key)はギプス姿で登場。異様なテンションで登場したの子が“最初はノリの良い曲でね”と曲紹介して、「ベイビーレイニーデイリー」でライヴがスタート。その後は一曲ごとにMC、つうか雑談。“ライヴで一度も成功してない曲だけど”と始まる演奏はボロボロ。カオティックな「通学Low」や感情的なヴォーカルと演奏の「死にたい季節」、「いかれたNeet」の絶叫など、グッとくる楽曲も多くあったが、家じゃねぇんだから!とツッコミたくなるようなグダグダぶりは、なかなかのもの(笑)。その場で曲順を決め、ステージ上で喧嘩して、「怒鳴るゆめ」では“みんなも歌ってくれれば、そういう感じになるんで”と合唱を呼び掛けたと思いきや、歓声を上げる観客を“うるせーっ!”と突き離す。情緒不安定じゃなかろうか?と心配にさえなるが、ライヴってものの既成概念をぶっ壊すって意味では、かなりロック...だったと思う。たぶん(笑)。「学校に行きたくない」の激しい演奏と大絶叫で本編は終了。雰囲気たっぷりな「23才の夏休み」で始まったアンコールでは、代表曲とも言える「ロックンロールは鳴りやまないっ」で盛り上げて、ライヴが終演。4月には両国国技館でのワンマンも決定した彼ら。今年も好き勝手やってくれ!
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