LIVE REPORT

MANNISH BOYS ライブレポート

MANNISH BOYS

『MANNISH BOYS Presents CRAZY FRIENDS' COMING TO TOWN』

2012年09月20日@赤坂BLITZ

撮影:KOH SASAKI/取材:土内 昇

2012.09.20

斉藤和義によるヴォーカル&ギターと中村達也(LOSALIOS)のドラムで構成されるロックユニット・MANNISH BOYSが、各地でさまざまな対バンゲストを交えて展開する全国サーキットツアーの初日。トップバッターで登場したOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDが大陸的なスケール感を持った優しくも力強いアコースティックサウンドで、まずは会場を日常から切り離す。続く、So many tearsは武骨な3ピースサウンドで、ヒリヒリとした感覚を残すものの、サイケデリックなフレーバーを漂わせ、ロック特有の妖しさやセクシーさをフロアに振りまいた。
そして、いよいよMANNISH BOYSの出番なのだが、いきなりサブライズが! なんと、お揃いのつなぎ姿で現れたふたりの髪の色が金という。その姿に歓声が沸き起こる中、ライヴはデビューアルバム『Ma! Ma! Ma! MANNISH BOYS!!!』のオープニングナンバー「MANNISH BOYSのテーマ」でスタートし、ロックなギターとスリリングなドラムをバトルさせながら、爽快でキャッチーなメロディーをしっかりと届けていく。“みんなを笑わせてやろうと思って、ふたりで金髪にしてきました”(斉藤)などと相変わらずの緩~いMCはありつつも、最強のボーイズが2ピースで放つグルーブは痛快そのもの。途中、サポートミュージシャンとして堀江博久(the HIATUS等)が加わり、堀江の奏でるキーボードやベースと絡みながら構築する強靭なバンドサウンドで観客たちを酔わせるさまも圧巻だ。パッションやフラストレーションを爆発させた、精神的にも音楽的にも自由度の高いアクトだったり、反体制もユーモアもあるナンバーの数々だったり、“ロックって楽しい!”と改めて思わされたツアー初日だった。
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    現在ツアー中のため、セットリストの公開を控えさせていただききます。

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