LIVE REPORT

ザ・クロマニヨンズ ライブレポート

ザ・クロマニヨンズ

『FIRE AGE ’08-’09』

2008年11月17日@SHIBUYA-AX

撮影:柴田恵理/取材:ジャガー

2008.11.20

“あの曲のここが良かった”や“いつもと違うアレンジがより興奮させる”...といったことを通常のライヴレポートだと書く。しかし、このライヴを観ているとあーだこーだと難しく考えることが正直嫌になった。だって楽しいんです! 観ていてワクワク、ドキドキするんです! そんな気持ちにさせてくれる唯一無二の存在であり、突き抜けた作品に仕上がった3rdアルバム『FIRE AGE』では、一貫してロックンロールのカッコ良さを教えてくれている。それをライヴでやるんだから、面白くないわけがない。 ライヴは革ジャンの男性が現れ、諸注意を述べていたかと思えば“ロケンロー魂を焼き尽くせ!”という前説(!?)に。そのかけ声を受け、会場の志気は一気に高まる。そこへお待ちかねのメンバーが登場! “ロケンロール?”と観客に問いかける甲本ヒロト(Vo)の第一声とともに凄まじい轟音が一体を支配する。そこへメロディアスなハーモニカが絡み合いながら繰り出される...そう「エイトビート」だ! いくつもの拳が天高く突き上げられ、大合唱が始まる。立て続けに4曲を熱演したところで、“今日はサイコー!”と満面の笑みで話すヒロト。この先もツアーは続いていくのだが、“今日1本勝負でいきます、どうぞいっぱい聴いてください”とうれしい発言も飛び出し、前半戦...それもまだまだ序盤にもかかわらず、テンションの上がり具合といったらなんの。それが私ひとりではなく、会場中の話だから熱気もすごい。それでいてテンション任せじゃない、楽曲の良さが逐一身体中を刺激してくるのもたまらない。勢い良く全20曲を突っ走り、あっと言う間にアンコールまでいってしまった。 それにしても、彼らの初々しさは素敵だ。いつまでも変わりなくロックンロールをいの一番に愛し、好奇心に満ちあふれている。アーティストなのだが、その前に“ロックンロール好き”があって、それは観客と何ら変わりないため、互いの距離を感じず一緒にライヴを楽しめる。Tシャツをズボンのように履いて出てくるヒロトなんて無邪気な子供だし、その自由さが素晴らしい。 ザ・クロマニヨンズの“普通”がまかり通らない一時を過ごさずに、ロックンロールは語れません!
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  1. 現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。

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