LIVE REPORT

竹内電気 ライブレポート

竹内電気

竹内電気 渋谷O-WEST

2008年10月03日@渋谷O-WEST

取材:高木智史

2008.10.20

シングル「milk tea/sexy sexy」をリリースし、そのレコ発2マンツアーとして名古屋、大阪と回ってきたツアーもこのthe courtとのライヴでファイナル。名阪と大成功に収めてきただけあって、会場のO-WESTも大勢の観客が集まっていた。 まずはthe courtの3人がステージに現れ、鴇崎智史(Vo&Gu)が“竹内電気! 「milk tea」、リリースおめでとう!”とお祝いの言葉を贈るも、ライヴでは自らのスタイルを見せつけた。彼らのライヴはいかにして歌を伝えるかということに一貫している。高音で高揚感を誘うようなエッジの効いた鴇崎のヴォーカルはもちろん、叙情的な歌詞の起伏を表すような構成豊かなサウンドなど全てが歌を大切にしているということにつながっているのだ。ジャンルではないエモーショナルなスタイルに客席もクラップや歓声で応え、バンドと観客でライヴを作り出す姿が印象的だった。 敬愛する山下達郎の楽曲とともに竹内電気が登場し、まずは斉藤伸也(Gu&Vo)が見返り美人風に振り向き、長い髪を束ねたゴムを外し、髪をサラサラとなびかせる。キラキラした笑顔を振りまき、ダンスし、“竹内電気です。よろしく!”と語った後、黄色い歓声が沸いたのには正直驚いた。ライヴが始まってからはもっと驚いた。弾けるド級のポップミュージック以上にメンバーのパフォーマンスも三々五々弾けている。アグレッシヴなステージングにはどうしても目を惹かれてしまうが、彼らの音楽はなんと言ってもロマンティック。「milk tea」は本当にシンセと歌詞に胸キュンで心地良く心が弾む。キラキラしていて、ファニーでロマンティック、加えてアグレッシヴ。いろいろな魅力が大袋に入っているような見応えのあるライヴだった。
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