LIVE REPORT

DOES ライブレポート

DOES

DOES 新宿LOFT

2008年07月03日@ 新宿LOFT

text:ジャガー

2008.07.20

名古屋を皮切りに行なわれたツアーも今日と福岡のファイナルを残すのみ...のはずだったが、ソールドアウトが続き、追加公演が設けられることになった。さらに、シングル「曇天」がオリコンウィークリーランキング初登場3位だったりと、彼らの快進撃は留まることを知らない。これから始まるライヴも、そんな彼らを生で体感したいオーディエンスであふれかえっていた。 自宅に帰ってきたかのように、ふらっとステージに現れた3人。そして、高々と挙げられた氏原ワタル(Vo&Gu)の右腕から繰り出されたのは「曇天」のイントロダクションだった。汗の匂いが充満したむせ返る空気を切り裂くギター、轟くドラム、感情をぶちまけるかのごとくかき鳴らされるベース。いきなりの攻撃的なサウンドに、胸の高鳴りを感じずにはいられなかった。3曲を歌い上げたところで“『曇天の道』へようこそ”と言った氏原の顔は笑みに満ちていて、“俺らはロックバンドだから、オリコンなんとかよりソールドアウトがうれしいね”何とも彼ららしいひと言にオーディエンスも笑顔になる。彼らが奏でるサウンドは体内を駆け巡り全神経を刺激し、安定感のあるプレイに釘付けとなった。さらに“いい人たちだね、熱くなるか”と「サマー・サンセット」などの熱量の高いナンバーを浴びせ、オーディエンスを快楽の境地へいざなうのだった。また、この日は「陽はまた昇る」と「デイ・サレンダー」という2曲の新曲も披露され、かなり内容の詰まったDOESを観ることができたように思う。 彼らの勢いは、これまでの活動があってこそのもの。それを十分に堪能できるステージを観ることができ“また足を運びたい!”と思ったのは、私だけではないはずだ。
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