俵万智作詞の歌詞一覧リスト  15曲中 1-15曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
プーさんの鼻のララバイ新井満新井満俵万智新井満吉田哲プー プー プー プー プー プー プー  舟になろう 舟になろう いや 波になろう 海になろう 腕にこの子を揺らし 揺らし 眠らし 眠らし  耳の穴 耳の穴 こしょこしょ指で 掻いてやる 猿の母さんのような ような気持ちで 気持ちで  バンザイの姿勢で 眠りいる 吾子よ そうだ バンザイ 生まれて 生まれて 生まれて バンザイ  生きるとは 生きるとは 手をのばすこと 幼子の 指がプーさんの鼻を 鼻をつかめり つかめり  プー プー プー プー プー プー プー  バンザイの姿勢で眠りいる 吾子よ そうだ バンザイ 生まれて 生まれて 生まれて バンザイ  舟になろう 舟になろう いや 波になろう 海になろう 腕にこの子を揺らし 揺らし 眠らし 眠らし  プー プー プー プー プー プー プー プー
銀ちゃんのラブレターGOLD LYLIC茂森あゆみ・速水けんたろうGOLD LYLIC茂森あゆみ・速水けんたろう俵万智福田和禾子ぎんのじょうくんから ユリちゃんにおてがみ でも ぎんちゃんは じがかけません だから はるには ふうとうに さくらのはなを いれました  ぎんのじょうくんから ユリちゃんにおてがみ でも ぎんちゃんは じがかけません だから なつには ふうとうに ひろったかいを いれました  あかいポスト しろいふうとう とりのきって  ぎんのじょうくんから ユリちゃんにおてがみ でも ぎんちゃんは じがかけません だから あきには ふうとうに あかいおちばを いれました  ぎんのじょうくんから ユリちゃんにおてがみ でも ぎんちゃんは じがかけません だから ふゆには ふうとうに ゆきをすくって いれました  あかいポスト しろいふうとう とりのきって
はるかぜ電話杉田あきひろ・つのだりょうこ杉田あきひろ・つのだりょうこ俵万智福田和禾子福田和禾子(もしもし もしもし) もしもし こちらは はるのはなです さくら たんぽぽ スイトピー はなのことばを はるのかぜが はこんでくるよ はるかぜでんわ  そらがちかくて きもちがいいの さくらは すぐに ちるけれど はなみはわたしの パーティーよ  つちがちかくて あんしんするの たんぽぽ ちいさい はなだけど わたげになれば たびもする  かぜがちかくて とびたくなるの スイトピー どんどん せがのびて はなびら ひらひら ちょうのよう  もしもし こちらは はるのはなです さくら たんぽぽ スイトピー はなのことばを はるのかぜが はこんでくるよ はるかぜでんわ
夕暮れまで南こうせつ南こうせつ俵万智南こうせつ徳武弘文「夕暮れまで」という 屋上広場 この恋はいつまで? 笑って泣いた  「いつかはかならず」の「いつか」は来ない 聞きなれた言葉に 少し疲れた  昔のぶんも 未来のぶんも 抱きあって 壊れたい 忘れるために  あの夏の 恋があるから いつかまた 人を愛せる So Lonely So Sweet さよなら あなた  秘密を持つことも 悪くないわと 強がりを言った 出会いのころ  誰かの幸せは 誰かの不幸 好きになる心は 同じなのに  昨日のぶんも 明日のぶんも 重なってキスしたい 別れるために  私には 人が愛せる こんなにも 恋しくなれる So Lonely So Sweet さよなら あなた  昔のぶんも 未来のぶんも 抱きあって 壊れたい 忘れるために  あの夏の 恋があるから いつかまた 人を愛せる So Lonely So Sweet さよなら あなた  私には 人が愛せる こんなにも 恋しくなれる So Lonely So Sweet さよなら あなた
銀ちゃんのラブレターPIZZICATO FIVEPIZZICATO FIVE俵万智福田和未子小西康陽ぎんのじょうくんから ユリちゃんにおてがみ でも ぎんちゃんは じがかけません だから はるには ふうとうに さくらのはなを いれました  ぎんのじょうくんから ユリちゃんにおてがみ でも ぎんちゃんは じがかけません だから なつには ふうとうに ひろったかいを いれました  あかいポスト しろいふうとう とりのきって  ぎんのじょうくんから ユリちゃんにおてがみ でも ぎんちゃんは じがかけません だから あきには ふうとうに あかいおちばを いれました  ぎんのじょうくんから ユリちゃんにおてがみ でも ぎんちゃんは じがかけません だから ふゆには ふうとうに ゆきをすくって いれました  あかいポスト しろいふうとう とりのきって
サラダ記念日渡辺典子渡辺典子俵万智三枝成章三枝成章・溝口肇「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 砂浜を歩きながらの口づけを午後五時半の富士が見ている 「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ また電話しろよと言って受話器置く君に今すぐ電話をしたい 気がつけば君の好める花模様ばかり手にしている試着室 この部屋で君と暮していた女(ひと)の髪の長さを知りたい夕べ 明日まで一緒にいたい心だけホームに置いて乗る終電車 愛人でいいのとうたう歌手がいて言ってくれるじゃないのと思う 今あなた仕事のことを考えていたのね「え? ああ」なんて答える 「俺は別にいいよ」って何がいいんだかわからないままうなずいてる 「平凡な女でいろよ」激辛のスナック菓子を食べながら聞く 「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの ハンバーガーショップの席を立ち上がるように男を捨ててしまおう 愛してる愛してない花びらの数だけ愛があればいいのに 男というボトルをキープすることの期限が切れて今日は快晴
モーニングコール渡辺典子渡辺典子俵万智三枝成章三枝成章・溝口肇ダウンタウンボーイの歌を聴きながらミルク飲む朝 君に会いたいし いつもより一分早く駅に着く 一分君のこと考える 君の香の残るジャケットそっと着てジェームス・ディーンのポーズしてみる 新しき恋はあらぬか求めてもおらぬ夕べにつぶやいてみる モーニングコールのあとのフランスパン一段とばしに昇れ階段
夏の船渡辺典子渡辺典子俵万智三枝成章三枝成章・溝口肇ゆっくりと大地めざめてゆくように動きはじめている夏の船 デッキにはそれぞれの風それぞれの話しかけられたくない時間 今日までに私がついた嘘なんてどうでもいいよというような海 大陸を西へ西へと行く列車 海を見たがる目を閉じている ひまわりの黄色をいくつかちりばめてシルクロードへ続くこの道 楊貴妃の住まいを見れば吾のために池掘る男一人は欲しい 幼な子の吐息のようなさざ波を浮かべておりぬ真夏の黄河
いつもアメリカン渡辺典子渡辺典子俵万智三枝成章三枝成章・溝口肇注文はいつも二つのアメリカン 相思相殺かもしれないね もうそこにサヨナラという語があって一問一答式の夕暮れ 愛された記憶はどこか透明でいつでも一人いつだって一人 「スペインに行こうよ」風の坂道を駆けながら言う行こうと思う
待ち人ごっこ渡辺典子渡辺典子俵万智三枝成章三枝成章・溝口肇コーヒーのかくまで香る食卓に愛だけがある人生なんて 泣いている我に驚く我もいて恋は静かに終ろうとする いい男(ヤツ)と結婚しろよと言っといて我を娶らぬヤツの口づけ 見送りてのちにふと見る歯みがきのチューブのへこみ今朝新しき 冷えてゆく心最後に少しだけ熱くなったか別れの場面(シーン) 約束のない一日を過ごすため一人で遊ぶ「待ち人ごっこ」 わけもなく旅立つ人を追いきれずかわりばえせぬ我の日常 吾を捨ててゆく人が吾の写真など真面目に撮っている夕まぐれ いい男(ヤツ)と結婚しろよと言っといて我を娶らぬヤツの口づけ ガーベラの首を両手で持ちあげておまえ一番好きなのは誰
八月の朝渡辺典子渡辺典子俵万智山木康世三枝成章・溝口肇この曲と決めて海岸沿いの道とばす君なり「ホテルカリフォルニア」 空の青海のあおさのその間(あわい)サーフボードの君を見つめる オレンジの空の真下の九十九里モノクロームの君に寄り添う 左手で吾の指ひとつひとつずつさぐる仕草は愛かもしれず 沈黙ののちの言葉を選びおる君のためらいを楽しんでおり 寄せ返す波のしぐさの優しさにいつ言われてもいいさようなら 一年は短いけれど一日は長いと思っている誕生日 生ビール買い求めいる君の手をふと見るそしてつくづくと見る 「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ 「また電話しろよ」「待ってろ」いつもいつも命令形で愛を言う君 君を待つ土曜日なりき待つという時間を食べて女は生きる 「じゃあな」という言葉いつもと変らぬに何か違っている水曜日 同じもの見つめていしに吾と君の何かが終ってゆく昼下り この時間君の不在を告げるベルどこで飲んでる誰と酔ってる 吾をさらいエンジンかけた八月の朝をあなたは覚えているか
風になる渡辺典子渡辺典子俵万智溝口肇三枝成章・溝口肇時速80 君の背中で風になるつながっている腕だけが今 やみくもに我を愛する人もいて似てもにつかぬ我を愛する 手紙には愛あふれたりその愛は消印の日のそのときの愛 きみのため空白なりし手帳にも予定を入れぬ鉛筆書きで ただ君の部屋に音をたてたくてダイヤル回す木曜の午後 鳴り続くベルよ不在も手がかりの一つと思えばいとおしみ聴く 何してる? ねぇ今何を思ってる? 問いだけがある恋は亡骸 あなたにはあなたの土曜があるものね 見て見ぬふりの我の土曜日 書き終えて切手を貼ればたちまちに返事を待って時流れだす 鳴り続くベルよ不在も手がかりの一つと思えばいとおしみ聴く 真青なる太陽昇れ秋という季節に君を失う予感
元気でね渡辺典子渡辺典子俵万智山木康世三枝成章・溝口肇金曜の六時に君と会うために始まっている月曜の朝 思いきり愛されたくて駆けてゆく六月、サンダル、あじさいの花 「平凡な女でいろよ」激辛のスナック菓子を食べながら聞く 愛告げてしまいたけれどもう少し安全地帯を離れておかん ハンカチを忘れてしまった一日のような二人のコーヒータイム 駅員の「お疲れサマ」という言葉微妙に届く心の疲れ 「元気でね」マクドナルドの片隅に最後の手紙を書きあげており この坂を越えれば海へ続く道 黄色の信号するりと抜ける
たそがれ横丁渡辺典子渡辺典子俵万智溝口肇三枝成章・溝口肇夕焼けてゆく速度にてコロッケが肉屋の奥で揚がり始める 五百円札のうす青色の中キャベツが笑う<たそがれ横丁>
路地裏の猫渡辺典子渡辺典子俵万智溝口肇三枝成章・溝口肇朝刊のようにあなたは現われてはじまりという言葉かがやく やさしいね陽のむらさきに透けて咲く去年の秋を知らぬコスモス 「おやすみ」をあなたに言ってもう今日は鳴らなくていい電話と思う 明日会う約束をしてこんなにも静かに落ちる眠りのみどり 駅までのいつもの道のまがり角そよりとポストに近づく一人 今我を待たせてしまっている君の胸の痛みを思って待とう 隅田川に冬のはじめの風吹いて緊張している土手の草々 白猫と目が合っている路地の裏 時の割れ目と思う下町
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