柿澤秀吉作詞の歌詞一覧リスト  64曲中 1-64曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ホバー秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉言葉が宙に舞ったまま 大人になってしまったよ 話せば話しただけ 遠くに行ってしまったよ  あれもこれも伝えたいけど いつもあっちこっちへ  走り出せ 夕日の向こうへ 赤くなっていく体で 悩みぬけ 明日の向こうへ その姿が美しいよ って誰かに言われたい  自分が宙に舞ったまま 大人になってしまったよ ここに僕は居なくなって みんな忘れてしまったようだなぁ  あれもこれも届かない いつもあっちこっちどっち行った  走り出せ 夕日の向こうへ 赤くなっていく体で 悩みぬけ 明日の向こうへ その姿が美しいよ 誰でもそうさ 悩みながら行くんだ それでいいんだよ って誰かに言われたいだけ
風に吹かれて秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉何の為だろう こんな言い訳だらけのアルコールは そこから生まれるものなんて 文字通り掃いて捨てるものだけ  夜が回る 酔いが回る 答えのない愚痴をこぼしたいのもわかる その数だけ何か落としていくのはわかる? 誰もいない明け方のホームで 中途半端な空を見上げて 鋭い風が今 吹き抜けた  追いかけてもかけても逃げて行く 掴みかけてもかけてもすり抜けてく 答え乗せた風に今日も踊らされる 惨めだろうと何だろうと 笑ったもん勝ちさ  どうだっていいけど 薄まっていく意識の中は心地良いかい そこから生まれるものなんて 無意味な後悔とひどい頭痛くらいさ  誰に頼まれたわけでもなく 自分で望んだとこでもなく 羽もなく浮かんだままどこへ行く その先にはきっとまるで何もなく 待ちくたびれた始発はまだ ひとり線路を眺めてたら 心配と期待の目線でもう潰されそうだ  追いかけてもかけても逃げて行く 掴みかけてもかけてもすり抜けてく 揺れる灯が消えそうで手を翳す 無様だろうと何だろうと 笑ったもん勝ちさ  神か仏かはたまたその辺の誰かの 手の上で踊らされるなら 格好わるくて一向に結構 本気で踊ってやる  追いかけてもかけても逃げて行く 掴みかけてもかけてもすり抜けてく 答え乗せた風に今日も踊らされる 惨めだろうと何だろうと 笑って  人混みでも 風は吹き抜けて この足で歩く道は いつだってずっとひとつだけ 無様だろうと何だろうと 笑ったもん勝ちさ
明日はない秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉僕たちに明日はない 明後日も明々後日も あるのはそう 今日 今この瞬間だけ  破り捨てた伝えたいこと 明日というゴミ箱に投げて はずして落ちてそのままにして 誰にも拾われなかった  毎日はそんな風にして 燃えカスのように散っては 風の中に消えてった  僕たちに明日はない 明後日も明々後日も あるのはそう 今日 今この瞬間だけ 喜びも悲しみも ひとつずつしっかりと 感じられるのは今だけ  待ち望んでたぼやけた未来 確かなものは置き去って 放っておいたら腐ってしまった その先にどんな未来が待つんだろう  毎日はそんな風にして 大事なものを忘れては いらないものばかりで  僕たちに明日はない 明後日も明々後日も 憧れてもどうあがいても 今があるだけ 塵のような瞬間を ひとつずつ積み重ねて ぼやけた未来を確かな今にして  おはよう おやすみ はじめまして さよなら ただいま おかえり ありがとう ごめんね  僕たちに明日はない 代わりに今日がある 確かなことは そう 今この瞬間だけ あなたにつたえよう 気持ちをしっかりと 感じられるうちに さぁ  僕たちに明日はない 明後日も明々後日も あるのはそう 今日 今この瞬間だけ
叫び秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉僕らは強くなれなかった 負けてばかりだった 優しい歌が今日もうるさいな 出来れば強くなりたかった でも誰にも届かなかったんだ それでも叫ぶ僕は ああ  追い風の中を駆けてく姿をずっと 眺めていた 人混みの中を掻き分け走ったけれど 見失った  誰もが見つめる視線の後ろで 僕はここなんだ!と叫んでるみたい  僕らは強くなれなかった 負けてばかりだった 悲しい歌が今日もしつこいな 出来れば強くなりたかった でも誰にも届かなかったんだ それでも叫ぶ僕を笑えばいい  探しているうち自分の居場所さえほら 見失った  誰もが見つめる光の隣から どれだけ喚いても蚊の鳴くような声に  僕らは強くなれなかった 負けてばかりだった 明るい歌が今日も嘘くさいな 出来れば強くなりたかった でも誰にも届かなかったんだ それでも叫ぶ僕を笑えばいい 今も叫び続ける僕は ああ
潮騒秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉小さな頃に教わった未来 波の立たない平和を 規制範囲内 門限が全て 先生はいつも語っていた 潮風が頬を撫でていく  小さな頃に教わった世界 本音はあるようでなくて 傷つけもせずつけられもせず 涙は幻と化して 潮風が心を抜けていく 知れずに時と共に錆びていく  もう一度なんて言ったって 戻すことは出来なくて あの時はなんて言ったっけ 思い出せないふりした 必死に笑ってみたって 静かな波の音が 心の奥の方で 騒ぎ出す  大人になっても守った社会 みんな同じような顔して 規則範囲内 自由って何? 教わったままの僕で生きてきたのに  潮風が心を抜けてく 本当の笑顔がわからない  もう一度なんて言ったって 戻せるわけなんてなくて 本気で笑って泣いて そんなことでよかったのに 息もできないままで 静かな波の音が 心の奥の方で 小さな箱の中で 騒ぎ出す
明けない夜秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉悔しくても悲しくても戻せない日々をゆけ 今はただ明けない夜に この身を委ねて  酔ったふりの体を引きずって 投げつけたベッドでうずくまる 眠りの手前で立ち止まって 解けない糸をほどいてる いつからかずっと同じ映画を 繰り返し見てる感覚で 感動や熱狂といったそれは 1、2回目で飽きてる  聴こえてくる また聴こえてくる 止まない雨は今もここで降り続けている  悔しくても悲しくても戻せない日々をゆけ 零れそうな涙をこらえて笑ってみた 虚しくても淋しくても流れる時間をゆけ 今はただ止まない雨の 音色に委ねて  悪い夢の途中 何度も目が覚めて 一気に飲み干したコップに 新しく水を注ぎ込むたび こぼしてしまう僕でした うまくいかないこと繰り返す やりきれない日々を繰り返す その先に何を求めてゆく 不器用な言い訳  悔しくても悲しくても戻せない日々をゆけ 誰もいない灯りもないこの夜の中で 虚しくても淋しくても流れる時間をゆけ 今はただ明けない夜に この身を委ねて  永遠はきっとありました 終わることのない悲しみと  聴こえてくる また聴こえてくる 明けない夜は静か過ぎてうるさいくらいだ  悔しくても悔しくても 悔しくても悲しくても戻せない日々をゆけ 無理やりでも作った笑顔で顔を上げて 虚しくても淋しくても似合わない朝をゆけ 今はただ明けない夜に この身を委ねて  永遠はきっとありました 終わることのない夜と共に
ヌル秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉嘘と真実とその間を行ったり来たり 気づけばいつからかどれがどれかわかんなくなってて 僕らの間では正論はいつも間違いだったの 熱はもう機械のよう電源を切ったみたい  流れるように何か消えてったような 見渡す限りここにはもう誰も  切なくて悲しくて求めあっていく僕らは 抱きあって寄せ合うと顔は見えないんだね それでも目を閉じてこの手で包み込むけど 背中は温められなくて  理想と現実とその間を行ったり来たり 気づけばいつからかどれがどれかわかんなくなってて 目の前の君さえ濃霧の中隠れたようで 奇妙な数列で頭痛がするみたい  導くように歩き回ってたような 見渡す限りここにはもう何もなかった  当てもない果てもない誰もない答えもない 終わらない計算式をずっと  切なくて悲しくて求めあっていく僕らは 抱きあって寄せ合うと顔は見えないんだね それでも触れ合って確かめあってみるけど ここには何もないと知って  切なくて悲しくて求めあっていく僕らは 傷ついて寄せ合って分かり合った気になって いつだって欲しがって近づいてはすれ違って なのにまた探してしまうんだろう ここには何もないと知っても
ナイフ秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉ナイフを持って人ごみで ひとりぽっち夢を見る みんなが僕を睨むから 見上げてしまった 青く澄んだ空をさぁ 切り裂いて  わけもわからずに書き続けた 二十数年の物語が 音もなく崩れてゆく時の あんな感覚におびえてる  バイトは先週クビになって 彼女はもうきっと帰らなくて 狭かった6畳のこの部屋が 寂しさと一緒に広がった  読み返したって退屈な話 ひきちぎるページも空白で  ナイフを持って人ごみで ひとりぽっち夢を見る みんなが僕を睨むから 見上げてしまったんだ ナイフを持って陽を浴びて 映し出した空は青 雲が流れ風がそよいで ナイフよ光れ 無様なこの世界をさぁ  綺麗な空 笑う声 いらいらすんだ すべて切り裂いて 痛々しくて恥ずかしいなんて 今は何も感じないから  ナイフを持って眺めてた そこに映ったひどい顔 苦しみより悲しみだった 涙も出ないほど  ナイフを持って人ごみで ひとりぽっち夢を見る 誰も僕を見てなくって 見上げてしまったんだ ナイフを背に隠し持って 僕らはみんな夢を見て 雲が流れ風がそよいで ナイフよ光れ 無様なこの僕をさぁ 切り裂いて
はなればなれのそのあとで秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉はなればなれのその後で あなたの声が聴こえてくる 二度と会えない僕たちにも 同じ朝が来る  曇った硝子の向こうで あなたが何か伝えている 言葉だけ切り取っても 表情はいつも見えない  せめてその手のぬくもりを 感じることができたらと 叩く手に感じるのは 硝子の冷たさだけでした  はなればなれのその後で あなたの顔を浮かべてみる 失くさなければ気づけない 心に雨は降る  あなたを思う気持ちを ちゃんと伝える術を知らず 丸めては捨てた言葉が 頭のなかで散らかったまま  日々の隙間を流れてく 川の速さを眺めてたら 目が回って気が触れて 倒れて見えた空は青  はなればなれになる前に 曇りガラスの向こう側に 使い古しの言葉でも 届けなきゃ  はなればなれのその後で あなたの声が届いてくる 背中合わせの僕たちにも 同じ朝が来る
ロックンロール秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉ああ 孤独を背負いながら ずっと歩き続けてどれくらい ああ 僕らはいつだって きっと愛し合う日を待っている  雨が降る道の途中で 少し息をついていかないか  うるさい音楽を鳴らそう その背の荷物はロッカーの中へ ここでは孤独を預けて 空になった手を繋ぐだけさ いつも  ああ 孤独と戦って ずっと負けを続けてきたんだろう いつも いつも いつも  傘もない坂の途中で 君をいつまでも待っていたんだ  うるさい音楽を鳴らそう 痛みや苛立ちと共鳴して ここではため息を預けて 空になった手を繋ぐだけさ  ああ 僕らはいつだって きっと愛し合う日を待っていた いつも
メリーゴーランド秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉すり抜けてゆく風の中 埃にまみれてた思い出が ほんの少しだけ顔を出した 今日はなんとなくそんな夜で  いつも通りをこなしてた なんてことのないような帰り道に ふと懐かしいあの場所に 行ってみたくなって遠回り この辺にたしか自転車置いた 舗装されて随分変わったな あの娘と忍びこんだ校舎裏の ブランコはまだ風に揺れてた  ぐるぐる回るメリーゴーランド 僕を乗せて回り続けた どこへ向かうかわからぬまま 速度を上げてほら  メリーゴーランド メリーゴーランド 強く握った君の手も いつか離れて メリーゴーランド メリーゴーランド ここがどこかわからずに 回り続けていた  ブランコに少し腰掛けて 似たような空気を感じてみる あの頃の自分の高鳴りを 思い出して涙が溢れた  ぐるぐる回るメリーゴーランド 僕を乗せて回り続けた 景色も見えぬほど速くて ただしがみついてきた  メリーゴーランド メリーゴーランド 遠く手を振るあの人が思い出せなくて メリーゴーランド メリーゴーランド 見上げてもこの夜空にはもう何も感じなかった  ぐるぐる回り続けてる 幸せのいつも隣には 心に空いた隙間があって そこを何度も同じ風がすり抜けていった 景色は変わり続けるのに とり残されたままのような 進んでいるはずなのに 立ち止まったままのような こんな頭の中もまた ぐるぐる回り続けてる  メリーゴーランド メリーゴーランド 離した手のぬくもりがまだ消えてくれなくて メリーゴーランド メリーゴーランド その輝きを知らずに回り続けてる  メリーゴーランド メリーゴーランド ぐるぐる巡る季節の中 ひとりで回るメリーゴーランド メリーゴーランド メリーゴーランド ぐるぐる巡る季節の中 いつまでも回るメリーゴーランド
まっくらやみの中で秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉君が笑った それだけでよかったな 守ろうとして いつも壊してしまった あぁなんで ここにある言葉を ちゃんと伝えられないんだろう  君が笑った 泣いてるように笑ってた ごまかすように 星空を見上げていた あぁなんで わかりあえないのだろう いつも  まっくらやみの中で 迷いながら探している 伸ばした手でほら また傷つけてしまう 空回った言葉に 隠れているこの気持ちを 輝く星よどうか 照らしてくれ  君が笑った やさしく微笑んでた 耳を澄ましても 本当の声は聞こえなかった あぁなんで 涙が零れるんだろう こんな  まっくらやみの中で いつも僕らすれ違って 掴めやしない心を 今も知りたくて 思えば思うほどに 遠回りのこの気持ちを 輝く星よどうか 照らして  この闇を照らして 見えたなら掴んで 本当に笑って 笑って  まっくらやみの中で 迷いながら探している 伸ばした手でほら また傷つけてしまうけど まっくらやみの中を それでも知りたい心を 輝く星よどうか このくらやみの僕らを 照らしてくれ  君が笑った それだけでよかったな
夏のあと秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉目眩がしそうな空の下 日の光に弱くて目を閉じた いつか忘れてしまった未来と 同い年の僕がここにいた  報われない日々の中 汗と不安を必死に拭って いつか話した夢の続きと 似ても似つかない僕がここにいた  懐かしい少年がこっちを指差して バカにしたように笑った  あの日 夏の日 揺れる光を見た 輝いたその先を今は思い出せなくて 少年が笑えど 夢のあとを行く  うまく描いたはずの地図が 迷路のように絡まり合って ゴールはどこに書いたっけ そもそも描いてもいない  懐かしい少年がこっちを指差して こんなはずじゃないと泣いてた  あの日 夏の日 揺れる光を見た 輝いたその先を僕はまだ 今も今も汚れた靴のままで 少年が笑う日まで 夢のあとを行くから
雨音フィルム秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉通せんぼで立ち止まった 午後の手前 雨が降る 君はちょっと笑ったような 震えたような 泣き声で 傘さして揺れる道に びしょぬれの言葉だけ 並べては 水溜りに溶けて 消えていった  まだ僕はさよならは言えないなぁ だから君もさよならは言わないで  この雨音も 枯れた木の街路樹も この道も 隠れた猫も みんな 相合傘も 君の手のぬくもりも その髪も その声も 忘れないよ  通せんぼして 行かないで 僕の時計は止まってるのに 少し待って 僕が今 時間を止める魔法かけるから  優しい雨はちょっと悲しい音で降る 優しい雨はちょっと悲しい音で降る だからまださよならはいわないで  この雨音も 枯れた木の街路樹も この道も 隠れた猫も みんな 優しい雨も その背中も この痛みも 今日のことは 忘れないよ
ひらり秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉絶対に叶わない願い事 僕はずっと願っているよ どうやったって叶わない願い事 バカな僕はまだひたすら願ってるよ 気づいてるんだ そんなことくらい  花びらが流れていく景色と そんな匂いと 君の匂いと 少しずつ変わっていく桜の下で僕ら 少しづつ近づいたよ  いつだって君を見てるよ 君を見てるよ 叶わない願い事だけど こんな僕が こんな僕でも 信じたいもの やっと見つけられたのに  繋ぐ手のぬくもりで伝わる その鼓動もその迷いも 泣いてるような桜と君だけがきっと この季節を淡く彩って  ねぇ 嘘でもいいよ 嘘でもいいから そばにいてほしいと願うよ そしてちょっと ちょっとずつでも 本当に近くなってくれたらいいなぁ 僕はそれを強く いつだって願っているから 願っているのは叶わない願い事さ だけど 君の涙もあの日の桜も 胸の中ずっとずっとずっと  僕ら桜のようにひらりと 君の涙もひらりと 心の奥でゆっくりと 願い続けてる ひらり ひらり ひらり ひらりと
放課後秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉夕暮れの匂いがしてきてさ 陽が目の前まで落ちてきて ほら 少しづつ伸びてく影だけは 僕と君 手を繋いでるようだ  ただ手を繋ぐことくらい 簡単に出来るよ 本当さ でも ポケットから少しも出ないのは 寒いからって事にしとこう  なんでだろうな ただ僕は弱い  いつだって臆病な僕のホントは 何か掴めそうな物にも怯えてきた 今日もまた  夕陽が落ちて夜が来て ベンチに座って星を見た そう こんなとき素直に言えたらな きっと君も聞いてくれるだろう  なんでだろうな ただ声が出ない  たった一言だけのどにつかえて 苦しくなって僕は今にも泣き出しそうだ 泣きそうだ  あの星のように光を持てたとしたら 暗闇の中に隠れても 逃げても 君に見つかるのになぁ  なんでだろうな 君に僕は隠れてるふりしてる  いつだって臆病な僕のホントさ 何も言えず肩を落として深い溜め息 はぁ  また後悔抱えて君に手を振る 背中越しつぶやく僕の気持ち
淡い夜秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉誰もいない夜 静かな風を見てた まるで世界中でひとりきり そんな気持ちになって  淋しくなんかないよいつでも 君がいなくても いつからだっただろうか こんなに嘘がうまくなった  ずっと素直になれなくて 自分だけの声も見失って 声にならない声を叫んだよ この気持ちのずっとずっと奥のほうで  言葉に出来ない想いがあるから 僕はこうして歌っているんだよ いつしか届くと信じてるから この淋しさの果てに  大切なものほど隠して 忘れようとするんだ その理由を見つけてしまうのが今も怖いけど  ずっと答えにこだわって いつも少しだけ逃げていた 膝を抱えうずくまったまま そんな事を思う部屋の片隅で  言葉を超えて繋がる感情 少しずつ少しずつ伝えていくんだよ うつむく心もこの唄に乗せ この気持ちを支えて  転んで出来た傷も 疲れて弱った心も 痛くて立ち止まったあの時も 足下は今も震えるけど 一歩ずつ歩いてゆくから  これから先に道が見えなくて 形や答えを失くしたとしても  言葉に出来ない想いをこれからも 僕はこうして歌っていくんだよ いつしか届くと信じてるから この淋しさを超えて この道のない先を
レモンの飴秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉やがて雨に変わる曇り空 僕みたいな顔して無理して笑おうとしてる  うらら 冬の終わりレモン味の飴をなめて 甘く切なく君に会いたくなる  ほら なくせない気持ち まだここにあるよ 見つけてほしくて 見つけてほしくなくて またわからなくなって  いつのまにかこの飴みたいな雪だ 僕は雨みたいな涙を降らして 口すればすっぱくて 心の奥のほう 溶けない願いは 君と同じ味がよかったのになぁ  細い君の声は 色んな音飲み込んで消える あの時その声が聞こえなかったんだ  震えてかじかんだ手も掴めないままで 何も信じなくて だけど信じて欲しくて またわからなくなって  僕らみたいな空模様 ひねくれものさ 君はまだ知らないで こんな気持ちは 胸の奥がすっぱいや 聞こえないふりして 噛み砕いた願いは 今の僕なら言えたのかな 言えないかな 君は困るかな 言えやしないだろうな  誰もいない場所で 誰も知らない気持ちを叫んでみたいな  ほんとのほんとは君に溶けていたいんだ 甘くて切ないこの飴みたいに  この雪のように 甘くて切なくて 忘れたいのに忘れたいのに 思い出してしまうのは この飴のせい?この雪のせい?あなたのせい? 僕のせい?
かなわないゆめ秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉君の夢は叶わないよ もうそんな夢は叶わないよ きっとどれだけ願っても叶わないもの さあ それなら君はどうする?  夕日がそこらへんに落ちて にじむ世界の中心で 何も叫べないまま 折れかけの羽をむしった  バカにされて 笑いものになって 嫌になるくらいなら  君の夢は叶わないよ もうそんな夢は叶わないよ きっとどれだけ願っても叶わないもの さあ それなら君はどうする?  星がばらばらに散って どれがどれだかわかんなくなって 僕のはどれ 君のはどれ もうなんでもよくなっちゃうよ  その背中から流れる血の色は その傷の痛みはどんなもんだ どっかいってしまえ!なんてもう  叶わないものと知って 叶わないこととして 終わらせてしまうなら  君の夢は叶わないよ もうそんな夢は叶わないよ きっとどれだけ願っても叶わないもの さぁ それなら君は  羽はまだその背に 夢はまだその胸に どれだけ願っても叶わないもの さぁ それなら君は どうする?
机上の唄秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉平和を願っていた唄うたいは 今日も声を枯らして歌う 争いはいつの日か消え去るって 本気で思って歌っていた  だけどその声はいつだって群衆に 飛ばされて届くことはなかった そんな唄を  君が歌ったって君が叫んだって この世界は何も変わらないよ 何を伝えようと何を聴かせようと 争いは終わらないけれど だけど歌って 僕に歌って そこに答えはなくても その机上の唄を  平等を信じていた唄うたいは 今日もみんなの笑いもの そして誰からも相手にされなくなって消えた そんな唄を  君が歌ったって君が叫んだって 僕らはひとつにはなれないよ 何を伝えようと何を聴かせようと 悲しみは終わらないけれど だけど笑って そして歌って その声がもっと聴きたいよ ただそれだけでいい  想像して 机上の空論だとしたって 笑って泣いて ひとりだけでも  君が歌ったって君が叫んだって この世界は何も変わらないよ 何を伝えようと何を聴かせようと 争いは終わらない その声を そのメロディを その言葉を この心に響かせて さあ歌って 僕に歌って そこに答えはなくても その机上の唄が僕を動かした そんなことが今日もどこかで?
パラレル秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉流れる雲の行方に沿って どこへゆけるかけてみようぜ  昔描いた理想の未来は ここじゃないから逃げてみようぜ  あの日あの時 間違いばっかで  誰か教えて 耳鳴りの奥で そっと僕に呼びかけるのは 天使か悪魔か  流れる雲の行方に乗っかって やり直せなかったあの日に帰るよ  誰か教えて 耳鳴りの奥で そっと僕に呼びかけるのは 天使か悪魔どっちなんだ!  「捨てて逃げなきゃ」 「逃げても同じさ」 「やり直さなきゃ」 「やり直せないよ」 あの日あの時 どの瞬間も 正解と間違いのジレンマの中で  誰か教えて 耳鳴りの奥で 今も僕に呼びかけてる 「天使と悪魔なんていない 正解も間違いもないさ」  で、君は誰?
かけら秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉つまらないことばっか言っては バカみたいにはしゃいで笑ってた 軽く親友と呼び合ってた あいつらは今なにしてるんだろう  愛してるなんて言ってみたり ぎこちなく求めて抱き合ったり 軽く永遠を願いあった あの子は今どこでなにしてんの  砕けちったかけらにほら 呼びかけたらどんな顔するだろう  なくさないようにいつも しっかり握ってたもの 気づけば指の隙間をすり抜けてく 手探りで探し続けた 大切なものと今日もまた かけらひとつこぼれて  どうしてもと欲しがったおもちゃも 飽きてしまえば押入れの中 軽く一生のお願いを何度して 消えていった愉快な仲間たち  振り返れば僕の周りにはいつでもこんなに 大切なものが本当はたくさん転がっていて 何もないふりして一体何にカッコつけたの ねぇかけらたちはどんな顔してる?  ずっとひとりぼっちのふりして 平気な顔で笑ってた 本当は怖くて本当は震えて 誰にも届かない場所に僕を置いて 知らん顔をしたんだ  なくさないようにいつも しっかり握ってたのに いいわけばかり浮かべてもういいんだよ こんな僕になるために そんな君になるために 何を落として何を忘れた? またかけらひとつこぼれて
月に遠吠え秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉届かない想いをいつだって 願いながら伝えたいんだって あの夜空はつかめなくて 鳴く 泣く それが僕だ  君の顔が知りたいんだって 君の声が聴きたいんだって ぼんやり浮かぶ姿に 鳴く 声は聴こえるかな  されど負け犬は遠吠える月の向こうへ 君への想いをずっと大声で歌ってるんだ 今日も負け犬は枯れた涙を飲んで 会いたい 会いたいって歌う  君の目はどこを見ていたっけ その先を僕も探したっけ だけど何も見えなくって 鳴く 泣く それが僕だ  今日のことを話したいなぁ 昨日のことを笑いたいなぁ 明日のことを伝えたいなぁ ねぇ 僕はここにいるのに  されど負け犬は遠吠える月の向こうへ 君への思いをずっと大声で歌ってるんだ 今日も負け犬は枯れた涙を飲んで 会いたい 会いたい 月に浮かぶ君を今日も遠くに見上げて 会いたい会いたいって歌う
にせものです秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉どうしよう きらわれたくないから こうしよう 優しさを演じてみよう どうしても いい人にはなれなくて こうして 都合のいい人になってしまった  恐くって自信がなくて またにせものが言う  ずっと嘘ついてきたんだ 本音をどっかに落として 誰を騙すつもりで 自分を騙してた 今日も嘘をついてほら ちょっとずつきれいに造ってきた 僕は僕のにせものです  そうして 笑って過ごすくせがついて こうして つくり笑った自分がいたについた  どっかいけって 消えちまえって またにせものが言う  ずっと嘘ついてきたんだ この仮面の下で叫んだ 誰も気づかなくて 独り言みたいだった また嘘をついてほら 一歩ずつ遠ざかってゆくんだ 僕は僕のにせものです  どうせわかりあえないよ どうせ傷つけ合うだけだよ そして残ったのは僕じゃなく形の似たにせもの  ずっと嘘ついてきたんだ ずっと嘘ついてきたんだ 自分をかわいがってかわいがってかわいそうな人  ずっと嘘ついてきたんだ 本音をどっかに落として 誰を騙すつもりで 自分を騙してきたんだ 今日も嘘をついてほら ちょっとずつきれいに造ってきた 僕は僕のにせものです
星の唄秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉うつくしすぎて見上げた空に 本当は見たくなかった星の唄  広い夜空が広がるあの丘で集まって シャワーのように流れる光を眺めようぜ きれいだねって愛を語る人 願う人 バカにする人 みんな見上げてる  遠く光る夢はうまく届かなくて ほら 夜空をかけて消えた  流れる星と夢の数だけ 涙とともに燃えてゆく うつくしすぎて見上げた空に 本当は見たくなかった星の唄  一番大きな星が流れる時には悲しみを たくさんの粒が行き交う時には憎しみを 思い返して涙を流す人 両手を合わせて祈り捧ぐ人 みんなきれいだった  この丘で夢を見る人たちは今宵も 痛みと夜ごと踊る  らららら 願い祈り 唄が聴こえる らららら 誰も彼も 同じ痛みを  流れる星と揺れる幻 叶わぬ願いの葬る先 うつくしすぎて見上げた空に 本当は見たくなかった星の唄  らららら 願い祈り 唄が聴こえる らららら 誰も彼も 同じ痛みを
テトテの魔法秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉テトテ あれは旅の途中で なんだか力尽きそうなとき テトテ そんな君の魔法で 僕らはまた歩き出した  伝う手と手の魔法で 不思議なほどに 脈打つ鼓動を重ねあわせて 手の鳴る方へ  テトテ 今も旅の途中で なんだか諦めてしまいそうなとき テトテ そんな君の呪文で 歩き出せる気がした  唱える手と手の呪文で 不思議なほどに 悲しみも目と目であわせて 手の鳴る方へ  僕の手と君の手で 繰り出すテトテの魔法
花よ秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉まっすぐなあなたはいつも がんばりすぎて迷ってしまう さびしげな背中の影は 大きく開くつぼみのよう  ただありのままにここにあるままに 歩いてゆけるほど強くあれたなら  花よ花よ 名もなき花よ 悲しいことや悔しいことで こぼれた涙が土を濡らすだろう その蕾よやがて 鮮やかに色づいて 咲き誇る花になれ  正直なあなたは今日も その優しさで傷ついてしまう 晴れた笑顔の奥の方 そっと涙を隠していた  ただゆるやかに 流れゆくままに 受けいれてゆけるほど強くあれたなら  花よ花よ 気高き花よ 凛と構えたその姿にも 雨や風に負けたあの日が 打ちのめされてまた その弱さを知った時 きれいな色をつけるでしょう  風に乗せはぐれてく想い  涙に濡れつづけて咲く あの花の蕾のように  花よ花よ 名もなき花よ 悲しいことも悔しいことも やがて訪れる春の愁いに ちいさな芽となって ささやかな光の下 あなたがいつか絵に書いたような 咲き誇る花になれ
スーパーノヴァベイビーレイズJAPANベイビーレイズJAPAN柿澤秀吉柿澤秀吉秀吉この風のように日々は流れて 今も流れてるんです 思いきり息を止めてみても流れてくんです この海のように寄せては返して そんな日々を過ごしているんです 言いたいことを明日に捨ててきた 僕でした  夕映えの空 雲が走って すぐに消えてしまうことを知るよ  ほら ここで僕の声を 過ぎゆく夏に歌ってゆくよ 流れ流され いつかはぐれて その時が来る前に ひとつでも今伝えなくちゃ  あの雲のように居場所を探して 今も浮かんでるんです 僕の気持ちと違う方にほら飛ばされてゆくのです あれもちがうこれもちがうそれもちがう とみんなが言うんです ややこしいことも飛ばしてほしいと願いました  夏の匂いも 溶ける夕日も やがて変わってゆくことを知るよ  ほら ここで僕の声を 暮れる夕日に叫んでみるよ 風に飛ばされ いつかはぐれて その時が来る前に ひとつでも伝えるんだ さぁ  かぎりないものを信じるよりも かぎりあるものを守ってゆけたら  ほら ここで僕の声を こころのままに歌ってみるよ ありきたりでも古くてもいい いつかははぐれてゆく だからその前にひとつでも 今伝えなくちゃ
三日月と砂漠の花秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉秀吉今、夜になって ぼんやり顔を出して こっちで話そうって言いそうな 傾いた三日月  ごめん そっちまで僕は行けないんだ どう見たって遠いだろ わかってくれるかい  もうほんとのことを言ったら傷つくのが怖くて 寄りかかり方が下手な僕は 君も傷つけちゃいそうで  その目の奥に揺らいでた 僕の姿はどこに 言葉もなく叫んでる ここにいるよここにいるよってさ  人ごみの中に立って 目をつむってごらんよ 誰かの肩にぶつかるまで どこに行けるかな  ほら、君は今 砂漠に咲いた花みたいで どんなに綺麗に咲いたって 誰も気づかないね  またほんとのことを言ったら自分に自信がもてなくて うまく咲くことができなかったら そんなことを思ってんだ  その胸の奥にしまってた 声にならない声を できるのなら伝えたいな そこにいるよそこにいるよ あぁ  ここにいるよここにいるよ 何もできないけど そこにいるよそこにいるよ きっと届かないけど  この目の奥に揺らいでる 君の姿はどうだい ぎこちなくてもいいかな 寄りかかってもいいかな  目の奥に揺らいでる 僕と君の姿を 三日月と砂漠の花が 笑っているよ 笑っているよ きっと  ここにいるよ
あなたとわたし秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉秀吉あなたのそのなにげない一言が わたしの尖ったこころを 優しくなでてゆくのです  あなたがたまにふざけて見せたその笑顔が わたしの強くはりつめた 不安を包んでくれるのです  答えのない日々の中 あなたとわたしがこんなところで 出会ってしまったそのわけを  幸せと呼ぶにはほど遠く 小さなことだと笑います 大したものなんてないけれど ひとつずつを集めて  笑ったり泣いたり怒ったり 嬉しかったり悲しかったり わたしはわたしは それを幸せと呼びたい  むすんでひらいて傷ついてもまたむすんで 少しずつでもわかりたいのです 勘違いだとしても あなたとなら  傷ついて深く悩んでた日 つまづいて泣いた日を思います それすら愛しく思えたのは あなたと出会ってから  こんな幸せと呼ぶには遠いような もう二度とない今日を愛しく思えたら わたしはわたしは それを幸せと呼びたい あなたとわたしは それを幸せと呼ぶのです  あなたとわたしで
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
雨ふり秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉秀吉あの空が泣いていたのは あなたに触れるためでしょう 伝えたい気持ちを言えないまま さらさらと降りつづくのです  あの花が泣いていたのは あなたに出会うためでしょう 重なる心を想いながら ひらひらと枯れてくのです  あめあめふれふれ 出会いと別れに すれちがってこぼれ落ちてく あめあめ  あの道が泣いていたのは あなたと笑うためでしょう 時がたてば思い返すように ひっそりと乾いてくのです  あの夢が泣いていたのは あなたに気づいてほしかったのでしょう 傷つき傷つき忘れながら きらきらとぼやけてくのです  あめあめふれふれ 時間の流れに 古ぼけて破り捨ててく あめあめ  あの星が泣いていたのは あの海が泣いていたのは  あめあめふれふれ 世界の果ての果てまで 汚れたその雫で洗ってね あめあめあめふれふれ あめあめふれ 心と心の間に ふれふれ
いつもひとりだった秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉秀吉いつもひとりだった 僕たちはひとりだったんだ 家族や友達のとなりで いつもひとりだった  きっと言葉なんていらないって笑ってたんだ その手をつないでは離すたび 僕はひとりを思うんだ  教室の窓からあの日見てた夕焼けは 今もはっきり覚えてるよ 忘れてしまったのかい  一緒に笑うときや 話すとき 涙するとき 歌うとき 食べるとき 眠るとき わかりあえたような ひとりじゃないような そんな気がしたとたんいつもすれ違うんだ  いつか見に行った映画君も僕も泣いたけど どこで泣いたか忘れたよ おんなじところだったりして  あの時言葉なんていらないって笑ってたのは おたがいひとりきりに気づいたから もっと近づきたいと思ったんだろう  いつもひとりだった ひとりだったから 一緒に笑うときや一緒に涙できる瞬間を これが喜びだと知ることができたのかな  いつもひとりだった 僕たちはみーんなひとりきりだったんだね
花かざぐるま秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉まわれまわれ 願いながら眺めてたけど 気まぐれだな 今日の風はひねくれてるよ  町の中 空の中に 溶け込んで回りだす 君の中 僕の中に そっと咲くんだろう  さまざまな色で 明るかったり暗かったり それでも回るとね 不思議とあざやかだね  ひらひらと風に揺れて季節と回ってる 立ち止まらないように僕はふっとふきかけるよ まわれまわれ  とまれとまれ 動いてると止めたくなって 気まぐれなのは 僕自身と気づいているけど  心の中でも 笑ってみたり泣いてみたり どれが本当なんだろな どれも本当なんだろうね  ぐらぐらと心揺れて季節にしがみつく あの花の風車のように回ってるだけだよ  もっとひらひらとまわれ ぐらぐらとまわれ あざやかにまわれまわれ  町の中 空の中に 溶け込んで回ってゆく 君と僕の変な色も まわるまわる あざやかだね  ひらひらと風に揺れて季節と回ってる 立ち止まらないように僕はまだ願っているんだよ ぐらぐらと心揺れて笑ったり泣いたり あの花の風車のようにあざやかに回るなら ふっとふきかけるよ まわれまわれ
新しい靴秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉同じ靴を買った僕らは 仲良く歩き出したんだ けど歩幅は違くって 気づいたらはぐれてた もうだめかな おれ一人じゃなにもはじめられないよ  失なってまた傷ついて ため息と弱音をはいて 痛がったままでいれば誰かが助けてくれるかな  新しい靴をはいて 何度でも何度でもほら 歩き出せるくせに いつも 傷つく度に怯えて もうだめだ もうやめだなんて いつになれば消えるんだろう  ひとりになった道の途中で うつむいたまま突っ立っていた 汚れた靴に何度も 愚痴や後悔を吐き出して 言いたくもなかった言葉でもっと汚れてしまった  恥ずかしくて隠していた かっこわるくて隠していた きれい事を卑屈っていたのは 間違う事がこわかったから  間違った道の上 間違った選択に 間違いの審判を下したのは誰だっけ  新しい服を着て どこへでもどんな風にでも やり直せることも知ってるよ 汚れるたびに落ち込んで もうだめだ もうやめだなんて 本当に思ってるの?  今はまだ間違った道でも 正解に変わる日を待って 新しい靴 新しい服 新しい僕のとこへ かかとを潰したままだった 汚れた靴を僕はまた履きなおして
僕の名前秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉僕はとても普通の人でした 君はとても新しい人でした 僕は君のように新しい人に 君は僕のように普通の人になりたいと思ってた  あの人の服装をまねてみたり その人のくせをまねてみたり いろんな方法で近づいてみるんだ 結局はただのニセモノで 僕は誰にもなれなかった  僕の名前を呼んでみてよ それこそが僕だと教えてよ 何も手にできなかった僕の 名前を呼んで  ほしいものがたくさんありすぎて 僕は何も持ってないみたいなんだ そんなことはないよって頭ではわかってみるけど 結局はおもってしまうんだ 僕がほしいのはこれじゃないよ  このありのまま全部愛せれば どうでもいいやと割り切れれば 気がつけばそんなことさえほしがっていたんだね  君の持ってたゲームも 君の持ってたカードも 君の持ってたギターも 君の持ってたCD も 君の特技も 君の優しさも 君の才能なんかに あこがれて ほしがって また何かを落とすんだ  僕は自分のことも知らないのに 誰かのことを知った気になって 今日もまたほしがってる あれこれないものねだってる  もっと僕の名前を叫んでよ 本当の僕を教えてよ 誰でもないただの僕でしかなかった その名前を  何も手にできなかった僕の名前を呼んで
くだらない話秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉むかつくんだよが口癖みたいに 近所の居酒屋で飲みながら友人は 上司や後輩の文句を つぎつぎ話してる  めんどくせえなが口癖みたいに 自慢の愛車を運転しながら先輩は 女の子とのいざこざを ひたすら話している  くだらない話もバカな僕らは笑えるから むかついたりめんどくさかったりも ここで笑うためかもね  つまんねえなと口癖みたいに リモコン握ってチャンネル回したお父さん あー見てたのにとお母さん そっから始まる口げんか  明日は何の日だっけとお母さん 問いかけるお父さん しらねえよと恥ずかしそうに 隠されたプレゼント  やりきれない日々に中に隠れていて気づかないもの 喜びや嬉しさは目立たない だからよーく探さなきゃ  疲れちゃったよとうつむきながら 僕の大切な人 話しながら辛くなって 涙を流してる 僕は何もできずにいる  ため息が口癖みたいになって 無力すぎる自分がいやになる 明日こそはと意気込むと きまって雨が降るんだ  くだらない毎日をバカな僕らでも行けるかな つらくなったり泣きたくなったときも 僕らは笑えるんかな  くだらない話を やりきれない日々の中に バカになって頭ん中からっぽになったら 僕らは行ける くだらない毎日を行く
あお秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉夏木立茂る青と 僕ら揺らめいた草いきれ 日々を忘れ 夏を忘れ 終わりを忘れて ただただはしゃいだっけ  待ち合わせはいつもの場所で 軽い約束で成り立った 草の匂い 汗の匂い 太陽の匂いが 僕らをつないでいたんだ  忘れたふりして遊んだんだ 夢中でなにかを探すようにして 不安や迷いを必死で隠して 僕らは笑いあった  伝えたかったことなら きっとあの場所にあるから いつの日か心から笑いあって 会いに行けるかな  昼下がりの蜃気楼と 夕暮れ時の排気ガスは 晴れのような 雨のような 曇りのような あの頃の僕らそのものさ  疲れたふりして考えてた いつか僕らも離れてゆくんだ 近い未来に目をふさぐように 大声ではしゃいだんだ  からっぽだった僕らには ポケットにも うすい財布にも 広げてみたこの手の中にも 何もなかったよね  待ち合わせたあの場所に置いてきたものを探すけど 見つからなくて 僕らは大人になるんだね  伝えたかったことなら きっとあの場所にあるから いつの日か心から正直に話せたらいいな  離れてゆくそれぞれが この胸の奥にあるものを かかえながらこぼれないように こぼれないように歩いてゆく  いつの日か また笑いあおうぜ
その声で秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉ねえ その声でわざとらしく僕は振り返る なんでそんなことするの 放課後は知ってるよ  ねえ 笑ってないで答えてよ 私の教科書どこに隠したの さあね みつけてごらんよ 何でそんなそっけないんだ  君の声がただ聞きたかった こんなやり方しかできなくて それでも聞きたかったんだ いつもごめんね  ねえ いつもと違う声 なんとなくだけど振り返る あの子の事どう思ってるの 焦る自分を隠すため  あんな奴なんか嫌いだって こんな言葉しか思いつかなくて 聞いてるとは思ってなくて いつもごめんね  なんでなんだろう 態度はいっつもうらはらで どうしてだろう 僕の返事はいつだってあべこべです  ほんとうの事が言えなかった いつも一言だけが言えなくて 自分でもわからなかったんだ  あぁ その声でその響きで つまんない授業や帰り道も 何もかもが輝いたんだ さよならさよなら  もっとその君の声を聞かせてほしかったな
夜の唄秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉こんな苦しいほど痛むんなら この胸はもういらない こんなにつらいと思うくらいなら この頭はもういらない  そんな言葉を聞くくらいなら この耳ももういらない そんな毎日を見るくらいなら この目はもういらないよ  今夜はいつもよりいつもより 眠れないんだね ただいつもよりいつもより 疲れただけと誰に言えばいい  そばにいるよ 君のそばに スピーカーをすこしの間お借りして この声が音が言葉がメロディが 聞こえたのならもうそばにいるよ  夢の中にこの唄を持っていって おじゃまでなければ少し歌わせて  いつもよりいつもより 考えてしまうんだね もうこんな日はこんな日は いらないいらないと思う前に  そばにいるよ 君のそばに 静かな夜の時間をお借りして この鼓動が想いが震えが空気が 伝わったのなら もう  そばにいるよ 君のそばに スピーカーをもうちょっとだけお借りして 僕の孤独が君の孤独と かさなったならもうそれは孤独じゃないよな 僕は君のそばにいるよ  そばにいるよ
信じなきゃ秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉こんなとこで何をしてるんだろ 強くなる木枯らしと流れた 透き通るほどにからっぽな僕は  諦めなければ叶うなんて 都合のいい言葉にしか響かなくなって 何も出来ずになくなってくのがただ 恐いだけ  それでも信じなきゃ 信じなきゃ 弱い自分に言い聞かしてよ もうこんな僕で こんな頼りない心で 本当に 本当に  かけあしでかけていった時間は 僕をとっくにおいこして 憧れにまだ憧れながら ずっと眺めている  本当は何が大事で 本当は何をするべきで 本当は何を守って 本当は何に捨てればいい その本当はどこにあって その本当ってのは何なんだろう  わかってるくせに わかってるくせに まだ  諦めなければ叶うなんて いつか都合のいい言葉にしか 都合のいい言葉にしか いつか響かなくなんのかな  それでも信じなきゃ 信じなきゃ もっと繰り返して 言い聞かせなくちゃ もうこんな声で こんなちっぽけな心で  本当に 本当に
さざなみ秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉僕は波に沿って目を泳がせてる 君は空のほうへ何を見ていたんだろう  ただ時間だけが波風に揺れて流れてた  手のひらを繋いだら 何か変わると思ってた 踏み出せない気持ちが 寄せては返すように  砂に描いたのはあの頃の僕ら 砂に描いたのはこれからの僕らだよ  そっと撫でる様に寄せる波にのまれてった  滲む日が音もなく 闇と僕らを置いてゆく はじけてく波粒 あやふやな未来  きっと僕らが掴めなかったものなんて 海に映って空に溶ければ 消えていってしまうものなのに  手のひらを繋いだら 何か変わると思ってた 言葉もなく過ぎる時間は 小さくしぶきをあげて  変われないまま滲む僕らと いつまでもそこで揺れていた
かっこつけの唄秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉そんな事を繰り返して まだここにいる 僕は何を待っているんだろう  かっこつける事なんかしたくないってかっこつけた かっこわるいことを本当はしたくなかったから 思い出したいことなんて中々思い出せないのは 思い出したくないことばっか 浮かんでくるから  ただそのままの自分自身を ただちっぽけでみじめなもんだって 認められたのなら  何度だって後悔して 何度だって恥をかいて そんな事を繰り返して まだここにいる 僕は何を待つの  なんもかも壊したくなって 壊そうとしたら怖くなって また何にもできなくて 言い訳を考えてた  もう本当は分かってた ただくだらなくて弱いのは自分だってさ 笑えたなら  何度だって踏み外して 何度だって諦めたんだ こんな事ばっかりで今日も目をつむるよ そうして また夜が来る  ちっぽけでみじめなもんさ いつかは認められるんかな くだらなくて弱いものだと いつかは笑って言えるんだろうか  何度だって後悔して 何度だって恥をかいんだ 色んな事を隠したくて いつもごまかしてきたんだ  間違いも妬みも 苛立ちも悔しさも こんないらない感情 繰り返し ここにいるんだよ  それでもまだ僕は何を待っているんだろう
歩こう秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉疲れを隠しながら 交差点で 風も強くなって 目に染みて立ち止まってふと思ったんだ 今どこにいるんだろう  季節は流れるから 僕も一緒に流れて来ただけだよな そういや夢見た場所はどこだっけ あの時の夢はなんだっけ その前に信号は青になったよ  歩こう歩こう なんとなく過ぎる季節を 歩こう歩こうって呟いていた  ガタガタ音を立てて揺られながら思い出してたよ ふきだしに浮かんできたのは 恥ずかしくて言えないようなことばっかりさ  あの頃の僕たちは ありえない夢 いくつも並べて 何かを変えてやるって言い切って 変えてきたものは何だったんだろう ぐらぐらと揺れてる  僕らは歩こう 歩こう あっさりと終わる一日を 歩こう 歩こうって このまま目を閉じて  眠ったら その夢の続きが見れるかな もっと深くもっと深くまで連れてってよ  なんとなく季節は行くのだろう 僕たちの目の前をひゅるりとすり抜けていく 色んな喜びも悲しみも思い出も今この瞬間も 驚くほどになんとなく  歩いて歩いて この先には何があるの もう歩いたって それでも  ゆっくりと歩こう 歩こう なんとなく過ぎる季節を 歩こう 歩こうって口ずさみながら 口ずさみながら
蜃気楼の形秀吉秀吉柿澤秀吉秀吉いつから僕はそんな風に変わってしまったの 本気で笑うことも少なくなって いつから僕はそんな風に変わってしまったの 心ふるえて泣くことなんてちっとも無くなったんだ  いつから僕はそんな風に変わってしまったんだろう 何でも笑ってごまかすくせがちらつく ちらつくよ  つまんないしくだらないんだ 僕はいつも考える つまんないしくだらないのは 誰のせいなんだ?  完璧な優しさを持っていて どんな人からも愛されていて 思い通りの世界になっていて ねぇ蜃気楼 僕はそんなものに憧れてしまったんだ  いつから僕はそんな風に変わってしまったの その優しさも疑ってしまうんだ いつから僕はどんな事を忘れてしまったんだろうね 大事なものといらないものがごちゃついてわからないよ  つまんないしくだらないんだ 僕はいつも問いかける つまんないしくだらないのは 誰のせいなのかわかるかい?  悲しみの度に強くなってさ 弱さなんか何もなくなってさ 思い通りの世界になってさ ねぇ蜃気楼 僕はそんなものに憧れてしまったんだね  完璧な優しさなんてテレビの話 完璧な愛なんて教科書の話 悲しみを知るたびに弱くなって いろんな物を落として落として  完璧な優しさを持っていて どんな人からも愛されていて 思い通りの世界になっていて ねぇ蜃気楼 僕はそんなものに  感情はうねるままで 表情は滲むままで 心臓は揺れるまま ねぇ蜃気楼  僕はそんなものに憧れてしまったんだ
リプル秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉小さくて弱い僕らはただ うそぶくことで繋いでる そんな日々と 何度も答えあわせをしながら 間違って間違ってくんだね  また僕は昨日より しっかりと嘘ついて ホントは違うんだって 自分に言い聞かせるんだ  石ころを蹴飛ばしたって 何も晴れたりはしないよ 水溜りに落ちて広がった 波打つ夕暮れは  小さくて弱い僕らに似て 揺らめきながら もがきながら探してる  いつも僕らはぐらぐらなまま 元の形を忘れて そう僕らはふらふらなまま 描いてた自分を忘れてくの  こんな僕が映る水溜り 落としたかけら 僕ら 揺れて 揺れて  こんなにも頼りない僕らで 不確かな今を繋いでく ずっと探して いつも探して  もがいてくんだね 間違ってくんだね
ひとりひとつぶ秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉足りない言葉からどれだけの事が伝わるだろう いつだって僕ら 空回りながら行けるのかな  夕凪がはじけてく 欠片一粒握りしめた 泣いているの笑っているの いつまで僕らは一粒なの  少しずつ夜は更けて 音もなくなって揺られてた 消えかけたその欠片を 繋げるものを探してる  足りない言葉からどれだけの事が伝わるだろう いつだって僕ら 空回りながら行けるのかな  夕凪がはじけてく ひとつずつひとりずつ 信じあうことは出来なくても 出会えることはできるかな  夜明け前朝を待つ 僕たちが歌いだすのは ひとりぼっちとひとりぼっちを 繋げるための  足りない言葉からどれだけの事が伝わるだろう いつだって僕ら 空回りながら行けるのかな  とどかない つながらない わかりあえない つたわらない いつだって僕ら 空回りながら行けるのかな
昼と水平線と今日秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉そばにきて手を繋ごう どんなことがわかるかな いま何を考え思っているの 答えは出そうもないけど  目を閉じて聞こえるかな 君の心の歌声が ほら耳を澄ましてどんな音かな 答えはどこへ  もっと笑ったり泣いたりできれば もう少し伝わるかな 悩んだり怒ったりでもいいから その心を開いてほしいんだ  今日もまたすれ違って やりきれないことの繰り返しで あぁ 明日もまた わかりあえずに過ぎてゆくの  夜と朝 空と海 昨日と明日 僕たちはひとつにはなれないものさ 見せ付けあって知ってゆくよ  もっと作ったり壊したりしながら 少しずつ見つけあえるかな 奪ったり取られたりで この心は形を成してく  笑ったり泣いたりできたなら 悩んだり怒ったりでもいいかな 僕の心も開いてみるから ありのままでさ  余計なことも全部教えてほしんだ 教えてほしいんだ  昼と水平線と今日 僕らのあいだは何だろう
はじめまして秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉はじめまして 今ここで出会えた僕たちは 傷つくため 傷つけるために どうして出会うのだろう  はじめまして 今ここで出会えた喜びを いつの日か 忘れ去って なにもなくなるのかな  もし意味もないような この唄で 君が笑ったら どんなにからっぽだってくだらなくたって 歌いつづけるだろう  はじめまして 今ここで出会えた私たちには これから先 何があるの 何が出来るのだろう  もし意味もないような そんな唄で 君が踊るのなら どんなに情けなくて格好悪くたって 歌いつづけるから  もし意味もないような こんな唄で 君が笑ってくれたら いつの日かはじめまして この喜びを 忘れる日が来ても  歌いつづけるんだよ 歌いつづけるんだよ
夕の魔法秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉夕映える不思議な色で この町を塗りつぶしてく 君を乗せて自転車こぐよ 一時間ちょっと魔法の世界  誰も知らない道を教えてあげるよ  僕らは夕の風の中 笑いあってた 心をぎゅっと締めつける この思いも教えたいんだ  さらさらと木枯らし揺れる 小さな森を抜けてく もう少し あと少しだよ 魔法が解ける その前に  君に見せたかった物が すぐそこまで ほら  水面に返る木漏れ日が集まる場所 ここならきっと探してた言葉が見つかるかな  こんな風に僕はまだ言葉を探してる 君は気づかずに見てた 不思議な町 もうすぐ消えていくよ  その前に教えなくちゃ 僕の気持ちを 早く見つけなくちゃ 僕の言葉を
こだますることだま秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉言葉はいつも遠回りしてゆく そんな向こうまで行かなくていいのに 言葉はいつも空回りしてゆく ごちゃごちゃになって解けないよ  言葉はすぐ泡みたいに消える まるで何にもなかったみたいに  そんな形もないものなのに  この声は今 どこで揺らめく まっすぐに届かなくて何度も 迷いながら 疑いながら それでもまだ  言葉は今日も遠回りして消えた 言葉は今日も空回りして消えた  どうしてそれでもまだ僕は  この声は今 どこで消えてく 儚くて風に吹き消されて 不安や迷いを重ね続けて 何かにまた負けたなら  また失ったならどうすればいいんだろう そんな繰り返し  この声はまだ頼りなく響く 暗闇の中 夜明けは遠く  この声は今 どこで揺らめく まっすぐに届かなくて何度も 迷いながら 疑いながら それでもまだ 待っている  こだますることだま 何かが変わってく 夜明けを待っている
無題秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉どれくらいの時間が過ぎて いつからここにいるんだっけ  ギターを抱えているのに 何も弾けずに唄えずに  自分や誰かの為に そんなことを考えていた  でもどれもこれも嘘っぽくて 何も弾けずに唄えずに  どんなコードや どんなメロディーで 唄えばいいのかな  どんな音や どんな言葉で 唄えばいいんだろう  唄えばいいんだろう
夜風秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉蝉の鳴き声も聞こえぬほど 無我夢中で走りぬけた堤防の道 通学路とは反対のほうで 通りなれてない道なんだけど  徐々に落ちていく日と 空の色には気づいていたから とにかくペダルをこいだ  過ぎ去った夜風に花びら 打ちあがる音 背にして 疲れを忘れ速度を上げた 夏空に咲いた花びら キミと二人で見上げて やたらとくだらない話でもして そんなことを思い出してた  流れてく体と景色が 同じ色に混ざっていった  キミも見上げてるかなぁ この夜空に咲き誇る満開の花  過ぎ去った夜風に花びら 打ちあがる音 背にして いつかキミと見たあの場所に 今年もまた咲いた花びら 僕は一人で見上げるよ  涙ぬぐいながら走っていくよ 夏草とキミの香りが夜風に揺れるあの場所に
コンサート秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉いつもそうだ変わり映えなかった 僕はいつも昨日と同じで その次を また何か探すけど 変わりはしないのなら その音でうたってよ  もっと僕の心をつかんでよ いっそ今日ごと壊して 昨日のため息も吹っ消してよ 全部忘れさせて もっと強く鳴らしておくれよ ぐしゃぐしゃになるまで 君だけのその音で  いつもそうなんだ 変わり映えなんてなかったんだ こんな考えだって粒になって吸い込まれてく  いつもこんな僕をさらってよ ずっと遠い世界へ 明日の涙なんて知らないよそばにいてくれるなら 待っているよ その音にまた笑ってしまうんだ僕は  きっとまた会いに来るから その音を鳴らしていて いつも
虫の音秀吉秀吉柿澤秀吉秀吉いつものように突っ立って 考えていたんだ 排気ガスにちょっと酔っ払った夕間暮れ なびく汗の匂いも 通り抜けてしまったよ 入道雲はそこにはいなかったんだ  空回ったまま遠くまで 叫んでみたいけど あの煙突が吐いてた ため息に混じってく  ぼくらはただはしゃいでたんだ 夏に揺らぐ虫の声 思い出して そんなには変わっちゃいない この風景と僕と弱虫  気がついたら昔の僕もそこに突っ立って 泣いていたんだろう きっとこの場所で 古くなった電柱も 淀みきったどぶ川も どこへ消えてしまった どこへ消えてしまったんだろ  ぼくらはただ はしゃいでたんだ 消えないように はしゃいでたっけ  日々の中で泳ぎながら 必死んなって繋いでゆく こんな今が消えないように 消えないようにって 僕らはそれでも忘れてここにいるよ ちょっと酔っぱらった夕間暮れ 揺らいだ弱虫の声
くもり秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉窓から差し込んだのは 昨日僕が流した涙かな 流るる曇り空に 何があるのと 呟いてみる  窓から揺らめいてたのは おとといの僕が 笑ってたフィルムみたい ゆるりと頬杖をつき 何もないよって 聞こえたんだ  泣いてみたり 笑ってみたりしながら 僕らはどこまでゆけるのかな 時計の針はこんな僕らには 優しくなんかしない しないよ  窓から流れてきたのは ずいぶん前になくしたかけら 落としても気づかないくらいに 急ぎ足で来たのはどうしてなんだろう それすらも思い出せないよ 今日の天気は曇り空で 泣いても笑っても何でもないよ 今日の僕も曇り空で 泣いても笑っても何にもならないな こんな日は  泣いてみたり 笑ってみたり こんな歩き方しかできない僕らはさ 雨が降っても晴れが降っても いつでも 何も変わらずひとりで 泣いてみたり 笑ってみたり 雨が降っても 晴れが降っても
あさなぎ秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉揺れる空とかじかんだ手 僕はついに鳥になる 自転車こいで そんなような さっき見た夢を浮かべてる お気に入りの橋の下は 昨日の雨でうるさかった まだ眠る町を駆け抜けた  たどり着いたら 誰もいなくて にわとりなんかが はしゃぐ頃 そそくさと さぁピンホール覗いて  緩やかに歌い出す 町を包んでく光 暗闇を少しずつ塗り替えて やわらかく響いてくよ この大げさな気持ちを なくしたりしないように 聞こえる音も 昨日の夢も 映し出せたらいいな  いつになっても この町の匂いとか 思い出が そっと浮かんでくるようなさ  夢の中では飛び立てたんだ 思うままに歌ってたんだ なのに僕はとなりの君にすら 何も言えなかったっけ  緩やかに歌いながら 僕も流れてゆくよ 一日のはじまりを告げてゆく この瞬間を止めてみたい きっといつかの僕らが 笑って話せるような 大げさなこの胸の高鳴りと 切ない香りを吸い込んで ゆっくりシャッターを切ろうよ
道草の唄秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉ゆらゆら ゆれてる 錆びたブランコで 退屈な景色と ゆれている 移ろいながら そこにいる影も 僕のこんな気持ちとゆれている 夕焼けはぼやけながら どこへいこうとしてるの 僕はまだどこへも行きたくないから ここにいるよ  乾いた空気は 頬を凍らせて 冷たい手のひら ため息であたためる 広がる夕闇 明日へと向かう世界 ここにいるよ 僕はここに‥  忙しい日々こなしてる 帰り道はどこだろう まだ一緒に話がしたいから もう少し僕とここにいてよ 夕焼けは霞んでいく また明日ねって笑ってる 人の気もしらず笑っていたのさ はやく行ってしまえよ 夜が来ればまたひとり 仕方なく帰るよ ほんとにまた明日も会えるのかい 僕はここにいるよ  ゆらゆらゆれてる ブランコ残して 退屈な景色に また明日
きたない世界秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉どこまでも汚れた唄やわけのわからないロックンロールが 胸の奥でふるえてる  何のためかな いまとっさに隠したのは 何のためかな 下手でも嘘をつくのは  何のためかな いま必死で誤魔化したのは 何のためだろう いま無理をして笑ったのは  そんなことまた考えてるんだ 誰もいない公園でふわりとゆれた  どこまでも汚れた唄やわけのわからないロックンロールを ヘッドフォンは唄うよ やかましい音を鳴らしてさ ひとりきりの帰り道 うつむいた僕に語りかけてきた “僕もひとりなのさ”  なんでなのかな 言いたいこと言えないのは なんでなのかな 言いたくもないことでやり過ごすのは  君もそうなの? うつむいていたの? ぼくにも君みたいに唄えるかな こんなきたない姿で  どこまでも汚れた唄やわけのわからないロックンロールを もっと強く鳴らそうよ 僕の声と合わせてさ ひとりきりだった帰り道 うなずいたぼくは唄ってみたんだ “さぁ一緒に帰ろう”
がらんどう秀吉秀吉柿澤秀吉秀吉いつか机の中にしまったこと ただ嫌われたくなくて隠した このままで引き出さないように笑うよ  どうにか造り上げたナカマの輪っか カッコつけて蹴り飛ばした机から 隠してた弱い僕がこぼれたんだ  あの頃全てだったことが今見りゃこれっぽっちなのに あんなに小さかったことに今の僕が潰されそう 潰されそう  そう何とか忘れたつもりで来たんだ 騒いで笑って転げてぶつけた 窓に映る君はだれだったっけ それはいつか机の中にしまったこと ただ嫌われたくなかっただけ グランドをまわり続けてる  あの頃全てだったことなんて いつかは忘れっちまうように あの頃置きっぱなしたことはきっとまだ机の中  閉じ込めたこんな僕の声を ほんとは聴いてほしかったんだよ  この声を こんな声を そんな声を そん中には何もないよ
水彩の町秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉また 雨に揺れてにじんだ町をひとりぼっちで 歩いてる ほら 僕の顔もにじんだ いつもひとりぼっちで 歩いてる  こんな溢れかえってるぼくら  まだ止まない雨の中水たまりをよけて歩いてる きっとこんなぼくに怯えながらいつもひとりぼっちで歩いてる おどる雨粒が鳴らす孤独なメロディー  ひとりぼっちで口ずさんでる ねぇ僕はどんな顔してるんだろ 涙のあともにじむよ 僕らの色溶けるかな  そんなくだらないこと浮かべている 傘で彩られた町の中で  止まない雨などないよほんとは知ってるんだ でもこの雨は止まないきっと止まない  おどる雨粒がつぶやいた もっと触れたいんだよいつもきみの心に まだ  星もなくて傘もなくて 雨は降るよ ひとつになろうとして ぼくらもひとり降り続けてゆくんだろうって歌ってる  また雨に揺れてにじんだ町をひとりぼっちで歩いてる ずっとこんな町を歩いてく僕てくてく
ピノキオ秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉僕はどっちかっていえば嘘が嫌いな方で 裏切りは恐い 自分がされて嫌なことはしないようにって教わったけど  僕はどっちかって言えばすぐ忘れちゃう方で また困らせてる そして僕はついに 嘘が得意になって どれがホントか忘れちゃったんだ  ずっと前から気づいてたこと いつのまにか伸びきった鼻 なぜか君は笑ったんだ なぜか僕も笑った  素直に笑える君のそばで 素直に笑う僕ははじめての僕だ ハロー、ハロー! 今までどこに隠れてたんだ? ホントの笑顔 君につられて出会えたよ  ずっと前から忘れてたこと ちょっとだけど思い出したよ また君が笑って そして僕も笑って そんな唄をうたったらまた誰かが笑えるのかなぁ  ありがとう、 ありがとう。 これじゃ足りないから こんなダサい唄だけど 何度だって何度だって何度だって何度だって うるさいくらい君にうたうよ  ありがとうを歌にしたよ こんな歌で届くのかな
白い電車秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉電車の窓からのぞいた空に 吸い込まれてく雲と流れてく そんな感じ  君の駅までの切符を持ったまま 待ってる人もいないけど なんとなく揺られる  あぁ どうして ナイテル 鳥は鳴いてるよ  雨の匂いが少し香って そういえば昨日大降りだったな 君は来なかった  あぁ どうして 泣いてる 僕は  君に会いたくて駆け込み乗車 それ以外は考えずに 席に座ってから 空を眺めてから気づいた そんなに強くないって泣いていたんだ  窓の外から 君の声がするよ 僕を呼んでいるよ ガタガタ呼んでいるよ  揺らして 僕を遠くまで  君の駅までの切符を持って 君の駅を通り過ぎて 寝過ごしたふりで落ち着いたあとに やりきれない気持ちとかではりさけそうだ  白い電車はガタガタ揺れる
へそ飛行機秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉いつかまた会えると笑って そんなちゃちな言葉で救われた きっとこの町まで飛ばして いつだって僕がせーのを言うから  どのくらいあの雲の方まで 近づけるかって考えてた ぼくらはどこまでも 思いついたのは最新型の 見たこともないような形して 今日こそ僕らを飛ばして それでも君のそのなんてことのないやつも空へ向かう  あの雲の先まで向かって 僕が見えなくなるようなところへ そんな馬鹿みたいな思いを乗せて 僕のせーので行こう  そんなことを思い出し笑い バスが来ることなんて忘れてる さよならはすぐ  飛ばして いつも届かなかった 飛ばないんだね いつもそこまでだった 色んな思いとその重りを乗せていたから こんなんただのただの紙切れだったんだ ほんとは  それでもぼくらまた明日だってその次の日だって  飛ばして  君を乗せたバスが走って 僕が見えなくなるよなとこまで いつもそこまでだったのに なんて考えてた  いつかまた会えると笑った 馬鹿な僕らなら信じれるから この町で待ってるよ 君のなんてことのないやつを ぼくのせーので飛ばして
レムタイム秀吉秀吉柿澤秀吉柿澤秀吉ここは夢の手前 いわゆる坂の途中かな あくせく働いて 今日もまた  ここへ来て泣くんだよ 今日の日を濡らすのさ 歓びも悲しみもこの場所で おやすみなさい  いつも忘れに来るよ 一日の終わりの始まりだよ 歌い疲れたならどうぞほら  ここは夢の手前 いわゆる坂の途中かも 何もせんでも過ぎてく 今日もまた  ここへ来て泣くんだろう 少しもさ帰りたくはないさ 失くしてた怒りとか楽しさも全部 おやすみなさい  おやすみなさい もう眠ろうよ そして夢を見るの ほらおやすみなさい  どれくらいなんだよ 夢までの距離と時間を 教えてよ教えてよってずっと聞いてるのに 羊は黙ってる ここは夢の手前 いわゆる世界の終わりみたいなもんかな 何もしなくたって  過ぎてく今日も 息を止めても 過ぎてく今日も 息を止めたって  おやすみなさい
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