anisonin作詞の歌詞一覧リスト 8曲中 1-8曲を表示
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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potted plantsAnisonin | Anisonin | anisonin | 加藤俊一 | その花には、毒があるよ ふれた途端、知ってしまうよ 私たちのお店の前に いぢらしく咲う、個性として その花には、毒があるよ この街の土に暮らしが育つ 貴方はそれをそっと 陶器に仕舞って、嗅いでみせた その顔がね、大好きなの 皮膚の性質も、眉のふくらみも だけどそれは、毒を持つよ、貴方に向かう 貴方を護る、毒を持つよ だからそれは、毒を持つよ、苦味はなく 貴方を護る、私の毒 その花には、毒があるよ 微睡みにも似た眠りの魔法 私たちは私たちを ずっと超えず、ここに居たいね ちゃんと見てて、許しを得た、私の罪 護るために、許しを得た こっち向いて、許しを得た、貴方だけに 貴方に向く、日向に咲く 貴方ほどの、優しさなど 持ち切れない、扱えない だけどそれは、毒を持つよ、貴方に向かう 貴方を護る、毒を持つよ だからそれは、毒を持つよ、痛みもない 私の抱く、私の毒 | |
そこはかとなき欧亜Anisonin | Anisonin | anisonin | 加藤俊一 | 列車は夏を貫くみたいに 私を欧亜へと連れてゆく 骨董品が浮かんでる洋卓 氷を水で洗うような戀愛 耳の奥で鳴りやまぬ幻聴 手風琴の古い調べの果て 貞節な態度で復習ってね いつか遭えるでしょうか 己惚に似た若い美人草を 嬰児の静かに睡るうちに 病室の隅に活けてみたり 顔を頬杖で支えてみたり 画舫が導いてくれたのは 地獄より深い手紙の結末 此処に向かう黄色い腕よ 自然を求めてくれまいか 生活と芸術との結婚より 潔く清いものを知らない 女は男の生活を愛さない 男は女の芸術を信じない | |
黄金時代にタイムスリップAnisonin | Anisonin | anisonin | anisonin | 私は男じゃない 忌んだその侭の姿 理智の淵を足掻いて 働らいた でも、私は男じゃない 私は男じゃない 煩雑化を誂える 腹の中を砕いて 見せようか よって、私は男じゃない そっとおいで 這っておいで まだやれる やりなおせる 聞き分けの良いフリで 見過ごして 誰にも射抜かれず いまを抜け出すの、可能? 固定観念の海をのんで いっそ死んで向かおうか 私は女でもない 順序立ては要らないし 守られるのも頼られるのも 疎いんだよ そうさ、私は女じゃない 此処に来て 此処に居て 魂で話そうよ 期待だけ したいだけ その穴へ 存在の無い思想に 何故振り回されるのか 回帰と改心 繰り返した いつかなんて来ないのに 肉体が? 精神が? 人口が? 光景が? 誰と誰 結びつけば 生まれるの? 活字になった貴方だから 私は此処に居る 黄金時代に生みおちれば 理解できたの? 全部抱きしめる 私の凡てを 貴方の言葉と息をしよう 生きる為に その為に | |
ゆふたひAnisonin | Anisonin | anisonin | 加藤俊一 | 沈黙が 聞こえている 透明が 顕れている 損なわれてゆく君は 不在を迎えてしまった 空き箱みたいだ 失われてゆく君を見ていた 容れ物としての 空白だった 君の煩悩 僕の本能 犯したのです 繋いだのです 沈黙に 耳を澄ます 透明に 目を凝らす 損なわれつづけたあとに 残されるべきなのは 僕の方だった 失われつづけたあとに知った 不在だったのは 僕の方だった 君の願望 僕の欲望 産まれたのです 名づけたのです 君の煩悩 僕の本能 夢の中 果たしたのです | |
燃えないAnisonin | Anisonin | anisonin | 加藤俊一 | 苔生した潤い 垂れ込める空 山あいの落ちたところ 私は村をみてる 欲望は愚かで 永続は危険だ 子供らが住まうところ 私は村をつくる 知識が泉を育むが残るばかりの美は無力です 建築や美術や文芸の保存は実に窮屈で 知識が泉を育むが残るばかりの美は無力で 建築や美術や文芸の保存は実に窮屈です 図書室がいつか燃えた時 祖母の死を思い出しました 私も静かに老いてゆく 未来をみる 雑踏が深くて 家族は埋もれてる そもそも私は如何にして ここに居るのでしょう 道ができてゆくよ ビルも建ってゆくよ 人は概念を飛び越えて気付けないで 喪失も共に得る 一番綺麗な花束は 寄りつく虫を知っている 焼べた手のひらが訴える 私はきっとまだ、燃えない 報せを受けない老人が 諦めた若者の先に居る これを光景と呼ぶのなら 私は光をまだ、知らない 苔生した潤い 垂れ込める空 山あいの落ちたところ 私は村をみてる 欲望は愚かで 永続は危険だ 子供らが住まうところ 私は村をつくる 知識が泉を育むが残るばかりの美は無力です 建築や美術や文芸の保存は実に窮屈で 知識が泉を育むが残るばかりの美は無力で 建築や美術や文芸の保存は実に窮屈です | |
金閣寺Anisonin | Anisonin | anisonin | 加藤俊一 | 私をそういう眼で見なかった人は居ない。 透明な心は今日も、無感動にただ首肯く。 夜という背景に私を寝かしつけて。 何もかも美しくないと思ったんだ。 呪いを解くのは更に危険な呪いなのでしょう。 ほんのついぞ私は、意識を手放してみる。 幸福という概念を私の胸に植えて。 薬で洗った臓器を解剖いて見せて。 この場を救う唯一のものが、 言葉ではないということを、どうか証明して。 この場を救う唯一のものが、 論理ではないということを、どうか表明して。 撃て 不要な物から順に。 煙草の花を、噎せ返るほど嗅げ。 中毒の向こう側で会いましょう。 さあ、口を開いて。 次の言い訳を聞かせて。 | |
深緑・ベランダ・学生街Anisonin | Anisonin | anisonin | 加藤俊一 | 窓際に日を浴びて、ミントが茂りました。 何か冷たい飲み物を拵えて、お待ちしています。 昼下がり 蝉の声 脳の中の雑念が ソーダ水に洗われて 爽やかな風を迎える 君の生活が靡いて 風化されてできた部屋は 眩しい慈しみに満ちている そのベッドに髪を浮かべて BGMに映画を 何度も観たやつにしよう 甘い匂いが呼び寄せた 知らない虫を名命けよう そっとインクを垂らして 滲んで意味が生まれてゆく それは体を 張り巡る血管を思わせた ラムの刺激が強くて ミントが負けちゃったみたい 芳しさを爪に塗って 今夜だけは剥がさないように そっと鞄にしまった 君の部屋の文庫本 その代わり読みかけの文章を埋め込んだ あの頃からちっとも 変われず此処に居るね 君の生活が靡いて 風化されてできた部屋は 眩しい慈しみに満ちている そのベッドに髪を浮かべて 君の生活に酔いしれ 淘汰されて消えた理想は 眩しい慈しみに欠けていて その程度に愛を靡かせ | |
鳴動Anisonin | Anisonin | anisonin | 加藤俊一 | 約束はそっと破って ポケットにしまったわ 吹き返した呼吸は良好 横たえた命に健気な眠りを 大した事は出来ないけれど 嫋やかな自由も効かないけれど そっと絶えてゆくのに適した 気温とつよい緑の匂い わたしね、ちゃんとおもえるの 祈りと幻は点と点でした おもたい空が時間をかけて わたしにおちてくるというの 裸が隠す内緒もあるのよ どんな光景にもわたしだけのルビを そうやって紛らわす遊びをしましょう 渇いた唇には徹底的なキスを ひとつの括りに入れるわ ずっとこの時を心してた 仮令それが病的な迄に 陰湿な境地をおもわせたとて 誰しもその侭が美しい 貪るようにもとめた救いは、文学 海の底を素足がつかむと 空という概念が水面と化すのね いつの日か訪れる最果てに向かって 一生を賭けて、わたしを殺している 狙うは開発されゆく余地 肌身離さずに携えていたいのさ 困しみ抜いたわ 後は宇宙の全てを脱ぎ尽くせばいいの 裸が隠す内緒もあるのよ どんな光景にも私だけのルビを そうやって紛らわす遊びをしましょう 渇いた唇には徹底的なキスを 頭の中で脳が吐いた嘘は 浸された細胞をひとつずつ蝕むわ 地球に施したわたしの切り込みを見てね どんなやり口にも圧倒的にキスを しよう | |
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