男みち

丸いものでも 四角でとおす
それが世間というものさ
悔しい涙をかみしめて
背中であおるはしご酒
提灯さびしい 男みち

惚れているのに 惚れたといえぬ
そんな不器用なやつもいる
せめて女の幸福を
おまえにあげたい浮世坂
つよさやさしさ 男みち

晴れてふたりで 盃かわす
そんな時代がきっと来る
泣いてたまるか人生は
山川谷のつづらおり
冬に春待つ 男みち
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