夜のページ

蔦に絡まってオヤスミ
床に転がってオヤスミ
言うとおりにしないでこのザマ
なんてもどかしい
私たちの歌

実際に目を瞑ってオヤスミ
実体をかき消しちゃう程に
言うとおりにしないでこのザマ
なんておろそかな
私たちの歌

この歌

ヲ ウタウ

対岸で
そこで喜んで
僕の移動距離を測る

爪に砂残して
片足で立って
こぼれるあの星の
影を踏まぬように

交代で
波がからかって
翌朝の袖を招く

例えるものなどない
意味を持たせはしない
それは誰かのもの
語られることはない

浄化して
どうにかして
同罪なのに
商売になって

道は広い
道は広い
道は広い
今、あなたのように歩くよ
もうロクに前も見ずに
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