北のなごり駅

見つめた瞳に 涙がこぼれ
おもわずおまえを 抱き寄せた
みぞれが重い 北のなごり駅
しあわせだったよ つかの間だけど
細いうなじが ふるえてる
あ~ 別れても…
忘れはしないさ 生きてる限りは

おまえの笑顔に 救われながら
なんにも言えずに いる俺さ
線路も凍る  北のなごり駅
つめたいその手を 両手でぬくめ
雪の舞う町 白い町
あ~ 泣かないで…
夢でも逢いたい こころの女(ひと)だよ

ひと冬過ぎた 北のなごり駅
ふたりの想い出 あたためながら
昔おまえが 好きだった
あ~ あの歌を…
なんども聴くだろ 夜更けにひとりで
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