慕情

流れる時の儚さに
くちびる噛みしめて
あなたに逢える奇跡だけ
待ちわびています

星降る窓辺で
涙をつづれ織るの

面影が揺らいで
闇にまぎれても
あなたへの想いだけが
夜を越えてゆく

わがまますぎたあの頃の
思い出を抱きしめる
運命という言葉だけ
いまは信じたい

優しい誰かに
未来(あす)をゆだねてみても

ささやかなことさえ
忘れられないの
愛が帰りたい場所は
あなただけだから

悲しみに揺らいで
倒れそうなときも
あなたへの想いだけが
夜を越えてゆく
×