19歳最後の唄

全部受け売りだって 逃げるのはもう止めた 君が好きだった
一年半という時間は 思ったよりも早かった 君はどうだろう

あの頃の夢は少しずつだけど動き始めている
隣で見たいと君が 言ってた夢だ

君が今居る場所は 晴れているんでしょうか
そうだとしたら僕は 嬉しい 嬉しい
僕は傘を無くしたけれど 明日にはどうやら止むらしい
だから君は君の道を 行け 行け

近頃は海を挟んで 不穏な空気が流れる
友達と半年前に電話で予想した事
弟の就職先が決まった事は嬉しい
だけど怪我して帰ってきたら嫌だなぁ 嫌だなぁ

実家で飼ってる四匹の猫 後どれくらい生きられるのかな
僕らはあとどれくらい 笑ってられる

みんなが今居る場所は 晴れているんでしょうか
そうだとしたら僕は 嬉しい 嬉しい
傘を無くしていたとしても 土砂降りだったとしても
明日にはどうやら止むらしい 止むらしいんだ

言葉に出来ないことばかり 失いたくないものばかり
泣きたくなるほどに 愛しい人ばかりだ

僕が今居る場所が 土砂降りだったとしても
君が笑ってくれるなら 嬉しい 嬉しい
傘を盗られたとしても 絶望したとしても
明日にはどうやらこの雨も止むらしいよ

海の向こうでは何が起きているんでしょうか
この世に浮かんでる何を 知って何も知らないで

好きになったり嫌いになったり 繰り返して
それなりの出会いと別れを飲み干した気になって
泣きそうになるほど日々は目の前を通り過ぎてく
愛しい人を胸に僕は行くよ

もうすぐ成人式だ 久しぶりにみんなに会える
これが最後じゃなかったらいいな
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