ぼくが死んでしまっても

もしも ぼくが あした 誰か 知らない やつに
大した 理由もなく 酷く 傷つけられても
おとうさん おかあさん おねえちゃん
おじいちゃん おばあちゃん ガールフレンド
決して 報復 なんて おそろしいこと 考えないでよ
ぼくは 多分 憎んじゃいないから きっと 誰も 恨んじゃいないから
そんなこと したってさ 何も 生まれないから
そして みんなの おそろしい顔 を 見るのは 嫌だから
狂うように 生きてよ ぼくの分も 生きてよ
何もかも 背負って 頼むから 生きてよ
ぼくのこと 忘れて たまに ふと 思い出して
もしも ぼくが あした 死んでしまっても

もしも きみが あした 誰か 知らない やつに
大した 理由もなく ただ 傷つけられたなら
おとうさん おかあさん ごめんなさい
ガールフレンド 本当に ごめんなさい
ぼくは とても おそろしい顔 して 家を 飛び出すだろう
どうしても 許せない どうしても 耐えれない
どうしても 許せない どうしても 耐えれない
かみさまが 許しても このぼくは 許さない
もしも きみが あした 死んでしまったら

人間 憎むこと 許されない
幸福 願わなければ ならない
誰であろうとも
そんなこと 頭では わかっているの
でも 悲しみに 耐えれない
そう ぼくは 弱い 男だ

たとえ 抱えきれないほどの 悲しみが きみを 襲っても
決して それを 誰かへの 憎しみには 変えないでよ
たとえ 抑えきれないほどの 悲しみが きみを 襲ったら
それを そのまま 誰かへの 愛に 変えてほしい

狂うように 愛して ぼくの分も 愛して
家族 みんな 愛して 狂うように 愛して
ぼくのこと 忘れて きみは ちゃんと 恋して
もしも ぼくが あした 死んでしまっても
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