緋色の刻

歪む世界を吹き抜けてゆく風の中
熱い想いが不意にこみあげてきたの

闘う理由に正義なんてあるわけもないけど
守るための罪を選び走り出す

さよならなんて言わせないわ
そんなの駄目 許さない

空高く跳び上がる 血塗られた闇を裂いて
振り上げたこの腕で 灼熱の炎 放つ
零れ落ちてゆく感情の名は知らない
...ねえもうすぐ 逢いに行くよ 待っていて

揺れる大地が緋色に染まり嘆く時
紅い涙は戸惑いの鼓動を濡らす

何故にあらそうの?答えなんて聞きたくもないけど
信じている気持ちだけは譲れない

焼け付く痛み覚えてなお
加速してる 不思議ね

今すぐに飛んでゆく 不条理な闇を斬って
振り上げた剣から 噴き上がり煌めく星
愛はいつだって儚さをはらむけれど
…ねえ明日も 手をつなごう 待っていて

今すぐに抱きしめて 不条理な闇を消し去る

空高く跳び上がる 血塗られた闇を裂いて
振り上げたこの腕で 灼熱の炎 放つ
そして立ち上がり 微笑みを浮かべてみる
…ねえもうすぐ 逢いに行くよ 待っていて

大丈夫だから
さよなら言わない
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