光への叫び

あんなに好きだった
あのひとが死んだ!
どんな時も 心の支え
だったあなたが……

日蔭で生きるのが
俺は好きだよって
ひっそりと影のまゝで
生き抜いた人

人にはそれぞれに
定めがあるけれど
倖せを手にしないで
消えて行くなんて!

ほんの少しだけ
光の中へ
影を捨て 入り込んで
行ったからですか?

恋のめぐり逢いを
初めて手につかみ
子供みたいに 嬉しそうだった
なぜ、なぜですか?……

日蔭と 光とが
俺たちの人生

汗と血と涙の中、生きて行くのさ

俺たちにだって 光のその中で
生きることが 許されても
いい筈なんだ!

教えて、なぜなのか
光、支えつづけ……
それなのに 流れ散って
帰らない、あなた

わからない (なぜ!)
わからない (なぜ!)
燃えて、燃やして
わからない (なぜ!)
わからない (なぜ!)
燃えつきてもいい!

なぜ (なぜ!) なぜ (なぜ!)
なぜ (なぜ!) なぜ (なぜ!)
……
あゝ あゝ……(叫び、叫び――)
×