世界の果て

校庭の下からバス停までの
短い坂道だった
夕闇が二人を隠した時に
初めて近付いた頬の

白い冷たさに哀しくなる
恋の痛みも喜びも全て受け止めて

僕等は遠くまで行けると思う
きっと世界は思ってたよりも
遥か広くまで僕等の為に
その明るさで続いてるから

ガラスの向こうに広がっていた
緑の芝生の上
そんなに眩しい日溜まりの中
君が招くから

いつか扉開く勇気が出せたら
ひとりぼっちのこの場所を捨てて
旅立とう

二人で遠くまで行けると思う
君と出会って初めて思った
世界の果てはきっと僕等の為に
広く明るく輝いている
今も遠く
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