もう好きになってはいけない

ふいにあなたに 逢いたくて
胸が 震えていた
それが誰かを 裏切ること
知らないふりは できない
返信の履歴だけ 消してゆく冷たい夜
大切な気持ちを 抑えてた
抱きしめようと すればするほど
ふたりには残酷な 幸せがある
引き裂かれても 狂いそうでも
あなたを好きになっては いけない

他人(ひと)はどこかで 嗤(わら)うでしょう
ただの 幻だと
思いがけない めぐり逢いに
ときめいたのも 忘れて
嘘ばかりつきながら いつのまに枯らした花
過ぎてゆく時間を 責めてきた
抱きしめようと すればするほど
それぞれを苦しめる 真実がある
心が深く ひとつでいても
あなたを好きになっては いけない

飛び込めば あたたかく 受け止めてくれるだろう
ほんとうの気持ちは わかるのに
抱きしめようと すればするほど
ふたりには残酷な 幸せがある
引き裂かれても 狂いそうでも
あなたを好きになっては いけない
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