音楽のような風

去り行く夏の日差し
パラソルでよけながら

ひとりぼっちのカフェで
お茶を飲むのが好きよ

あの夏ふたりここで
決めた悲しいさよなら

音楽のような風に吹かれていたら
あなたが今背中越しに
呼びとめた気がして

音楽のような風のいたずらなのね
かたちもなく溶けた氷
グラスで揺れただけ

プラチナの首飾り
テーブルにはずしたら

「すててくれよ」とあなた
困った顔をしたわ

罪なき恋と呼べる
ティーン・エイジまぶしい思い出

音楽のようなくちづけをくれた後
力もなくひとみ そらす
せつないプロフィール

音楽のような風の吹く 街角で
私達の恋の季節
アルバムを閉じたの

私達の恋の季節
アルバムを閉じたの
×