君とみた海

暑い八月の海で
風に体つつまれて
眩(まぶ)しい水平線を眺めてる君

君の乾いた素肌に
涙こぼれている
重ね過ぎた悲しみ
少しずつ砂ににじませてくように

海よ 海よ 海よ
素直な気持ち気づかせてくれる
君とみた夏の日の思い出は
いつまでも輝いてる

広い故郷(ふるさと)の海で
波に心あずけながら
静かな優しい歌を口ずさむ君

人は微笑む数だけ
悩み苦しむけど
忘れかけた何かを
ここでならきっと見つけられるはずさ

海よ 海よ 海よ
限りない夢いだかせてくれる
果てのない青空に続くように
どこまでも広がってゆく

海よ 海よ 海よ
大切なもの気づかせてくれる
君とみた夏の日の思い出は
いつまでもいつまでも輝いてる
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