Film

僕はベッドの中でうずくまってる
眠れなくなったのはあの日から
とりあえずため息をついてみるけど
薄明かりさす部屋に消えるだけ

いつだっていつだって胸の奥で
何回も何回も巡るストーリー
空回りするあの日の Film

あれはたぶん午前0時
とてもよく似たファッション
彼女の後姿にもそっくり
見たこともない奴の車に乗り込み
夜の街の中消えてったんだ

君はベッドの中で本を読んでる
口数が減ったのはあの日から
一つだけため息をこぼしたけれど
何も言わずにページめくるだけ

止めたって止めたって胸の奥で
だんだんとだんだんと膨らむストーリー
空回りするあの日の Film

それはたぶんあのメッセージ
とてもよく出来たフィクション
彼女の話してたことはハッタリ
待ち続けてた奴の気持ちも知らずに
甘く腕の中眠ってたんだ

「アナタ以外には何もいらない
ずっとずっと側にいて…」

あれはたぶん午前0時
とてもよく似たファッション
彼女の後姿にもそっくり
見たこともない奴の車に乗り込み
夜の街の中消えてったんだ
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