ark

無情な暗闇へ 浮かんだ
孤独な星を呪う
誰にも言えなかった 助けて
いつか命を蝕んで

確かに 君の声が 聞こえる

引き摺る足取りは
無力な自分のせい

ただ助けたい 痩せてゆく心を
ただ認めたい 君がいる意味を

瞼の露をはらって 震える肩を抱いて
僕は君を楽園へ運ぶ舟になろう
涙を借りて水面は こんなにきれいなんだ
だからどうか 飛び立つことを恐れないで

この先を 望むのなら 連れて行くよ

憧れは掴めなくて 追うほどに遠くへ
頼りない僕の声は 届くかな

ただ救いたい それは僕のために
ただ守りたい 君である意味を

溢れる愛を教えて 奈落の壁を蹴って
僕は君に安息を告げる鳥になろう
知らないだけで世界は 本当は優しいんだ
だからどうか 自分のために生きていて

めぐりあい やがて君が 忘れたとしても
この舟を 君のそばに 置いていくよ
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