夢よひらけ

背水の陣 心にしいて
東京駅のホームに立つ
迎えが来なきゃ 動けなかった
田舎者の私です
残り少ない人生を
明日に賭けて 子と共に
やり直せない冒険をした
やり直せない冒険をした

足を下ろした 住み込み先
情味豊かな 浅草でした
東も西も 解らぬまま
強がっていた私です
仲見世通り 目を見張り
歌で聞いてた 隅田川
夢よひらけと 川面見つめる
夢よひらけと 川面見つめる

誰もが思う 年をとったら
きれいな空気と 嘘のない
田舎に帰り 静かに暮らそう
逆コースをたどる私です
あれから5年 人並みの
暮らしのできる 幸せを
人それぞれの生き方がある
人それぞれの生き方がある
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