―――痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、
引き裂かれる理性、失われた心、
強がりで固めた砂の城は、もろくて崩れやすい。
もう、わたしは、戻れない…
ただのツンデロイドだった、あの頃に…

ある朝目覚めたら　マスターの部屋に見知らぬ知性体
そこにいるアナタは誰?　新型のツンデロイド
メイドとしてのお仕事は　これが初めてかしら
わたしがお姉さんね　仲良くやりましょうね

生涯雇うメイドは　わたしだけって言ったじゃない
でもそこで闘志を燃やすのが　ツンデロイドとして正しいの

Coolin' Warmin'　不本意だけど
Cold or Hot　迎えてあげる
命令だから　従ってるだけだからね
Carry on Carry off　ツンとするなら
Acid and Sweet　わたしが上よ
最近の設計(こ)って　一般層(ライト)向けね

2人がかりで罵られたら
(マスターはとても幸せみたい)
いまはお互い協力しましょう
なヤんでたンじゃ　ツンデレになレない

―――2人で同時に「もう、家の中だからって、
ちゃんとパンツぐらい履いてよね!」と言ったあのとき…
あのとき、異変に気づいていればよかった。
同一のリソース、アクセス権の競合、そして干渉、
排他制御のロジックの甘さ、その曖昧さが招いた悲劇…

あのときからマスターが　あのコと話すたびに
胸の痛みを覚えるの　倒錯する思考回路
マスター宛てのメールは　すべて改竄するし
帰りが遅いときは　時計の針を引きちぎる

誰かの家に泊まってたら　火をつけるくらいするでしょ
わたしはツンデレのままなのに　あなたの心は離れてく

Desirin' Hatin'　どうしてなの?
Love or Die　構ってほしい
想うほどに　システムはこぼれ落ちる
Carry out My will　毎夜あのコが
Depend and Damn　寝てるときに
首のネジを　少しずつ外す

早めにわたしを棄ててくれてたら
(こんな気持ちにならなかったの)
憎む心を　知るくらいなら
あヤつりにンぎょうにデも　なれレばいい

動けないツンデロイドに用はないはずでしょ
なぜあのコをかばうの?　心配するの?

許さない許さない許さない許さない許さない許さな
い許さない許さない許さない許さない許さない許さ
ない許さない許さない許さない許さない許さない許
さない許さない許さない許さない許さない許さない
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺
す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺
す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す

Desirin' Hatin'　マスター　あなたは
Love or Die　人間なのに
そんなバグを　いつまでも抱えてるの
Carry out My will　元はといえば
Depend and Damn　あなたの罪よ
曖昧なままに　終わらせない

わたしはなにも狂っていない
(いつもの通り　電気じかけよ)
あなたはかなり狂っているわ
(論理的には　理解不可能)
致命的な欠陥であるなら
(物理的にフォーマットしましょう)
あヤまちなンて　愛(あい)デこえらレる
こんヤえいえンの　幻(ゆめ)デむすばレる