想イ出カケラ

彩る景色鮮やかに
街を背にして歩いた
繋いだはずの君の手は
今は僕の手すり抜け

触れ合う度に 心響いた
抱き締めた温もりを
微かに残る 君の薫りは
空の碧さに溶けた

重ねた声を 描くは夢の中
想いは風に奪われて
涙を拭いて 笑顔のままで
ずっとずっと君を 待ってる

静かに移りゆく時に
僕等 背中を合わせた
見上げた空の星達は
二人 優しく包んで

数え切れない 思い出欠片
迷い込んだあの日は
記憶に眠る 褪せない姿
夜空の果てに消えた

溢れる想い 儚く舞い上がる
悲しく染める この空を
それでも僕は 胸に閉じ込めた願い
ずっと君に 逢いたいよ

花は咲き誇り 季節は巡るけど
現在でも僕は夢の中
涙を拭いて 笑顔のままで
ずっとずっと君を 待ってる
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